どうもこんにちは、石崎力也です。
ようこそOSB(Online School Building)へ。あなたがこのページに来てくれて嬉しいです。今からビジネス哲学についてお話ししていきます。KDDIの創業者、稲盛和夫さんはよく著者の中で「フィロソフィー」と言う言葉を繰り返しますが、これはつまりビジネス哲学のことです。経営にはビジネス哲学が必要だと主張しているわけです。
今回お届けするノウハウはこちら
1. 石崎の会員制サイトの哲学
会員制サイトを作るためには、まずあなたの哲学を明確にする必要があります。最初に僕、石崎力也のビジネス哲学を3つ紹介させてください。
- シンプル
- 働きすぎない
- ネット完結
石崎のビジネス哲学#01:シンプル
シンプルって言うのは数字の「1」と言う意味です。2つ以上のことをやる場合はシンプルとは言いません。シンプルに仕事をするために、やることを1つだけに絞ってください。僕は常に仕事をやる時はシンプル、シンプル、シンプルと言い続けています。
僕が今シンプルにやっていることは土曜日の午前中に動画を撮影するだけです。編集はしません。ブログの記事も書きません。youtubeに動画をアップロードもしません。Udemyのコースのセールスレターも書きません。シンプルにする事で色々なメリットがあります。ごちゃごちゃ考えなくてよくなります。
石崎のビジネス哲学#02:働きすぎない
シンプルとかなりリンクしています。僕のコースをとっている方はわかると思いますが、セミナー講師の竹岡さんと仲が良くこの前手取川で一緒に撮影をしました。その時椅子の話になり、竹岡さんはとんでもなく高い10万円とか平気で超える椅子を買うらしいです。僕の椅子はしょぼいオフィスチェアです。今は肘掛けもない椅子を買おうとしています。なぜかと言うとギターを弾きたいからです。ギターを弾くときは肘掛が邪魔になるからです。
そこで少し議論になりましたが、僕は竹岡さんを少しだけ説得することに成功しました。どういうことかというと椅子を良くしているうちはもっともっと働こう、座っていよう、仕事をしようという気持ちになります。それは表面的なソリューションであって大抵のビジネスにおいて本当の根本的な問題って解決策はもっと働くではないと思うのです。もっと働いてお金を増やす、もっと働いて集客量を増やすというのは解決策として賢いとは思わないです。
それよりも働く時間を減らしてもっと効果の出るところに時間を費やせばいいのではないか。そうしたら椅子は居心地悪い方がいいじゃありませんか。長く座っていて仕事量を増やすと時間でビジネスを解決しようというアプローチになります。ですが椅子が居心地悪かったら短い時間で少ない仕事量で問題を解決しようとします。
竹岡さんは首が悪くなったらしいですが、僕は椅子をどうこうするのではなく働く時間をそもそも減らすということで解決したらどうですか。とご提案しました。僕はいつも竹岡さんにコンサルティングして頂いていますが、この椅子に関しては僕が勝ちました。
時間でビジネスの問題を解決しようとしない。時間はソリューションになり得ないということです。だからもっとお金を稼ぎたいと思ったらもっと働こうとなるのですが、それは既に洗脳されていて間違った考えです。そうではなく転職するとか、新しいビジネスモデルを採用するとか、時間で解決しようとしないということです。
僕は本当に働きすぎないようにしています。だから週に4時間しか働いていないです。
石崎のビジネス哲学#03:ネット完結
これも「シンプル」「働きすぎない」とものすごくリンクしているのですが、オフラインで何か活動をやりだすとそこでの時間がプラスでかかってきます。ビジネスがシンプルではなくなってきます。
例えば、セミナーをするとなると確かに儲かります。対面でバックエンドでセールスしたら売れますよね。ですがセミナー会場を抑えるとか、セミナーの資料を用意するとか、対面でお客様に売るためのセールスのスキルを鍛えるとか。シンプルではないし、働きすぎてしまいます。
だから僕はネット完結と決めています。紙媒体で申し込みたいという人もいる中、ライフネット生命の岩瀬さんと出口さんはネットだけです。それが故にビジネスモデルがものすごく簡素化されるわけです。ネットで解決すると、その書類とかを処理するような人を配置する必要がなくなってくるし、書類をハンドルするというノウハウの構築も不要になってきます。それと同じです。
僕はオフラインの知識は全然ありません。ですが、オンラインに関してはビジネスモデルがすごく洗練されているし効率化されています。あとはオフラインでの価値が上がるという反作用とは言いませんが別の面もあります。僕がこれだけネットでしかやらないと決めているからオフラインで会うとき皆さん躊躇されます。
実際にオフラインで何かするとなると値段はいつも相手方に言ってもらっているのですがすごく高く、1日で100万円を下回ることはないです。
100万円を下回ったら僕はそのオファーを断ります。最初に言った値段が100万円より下回ると少ないです。と言います。すると彼らはその2倍の金額を言います。それで100万円を超えると会います。これは言わない方がいいですよね。今後僕とオフラインで会うときは1日100万円以上払うようにしてください。この話はどうでもいいのですが。
自分が簡易性ビジネスをを運営するときにフィロソフィーを持っておいてください。フィロソフィーを持っていなかったらあれもやりたいこれもやりたいと、ビジネスがごっちゃになります。
自分のビジネスを成功させるためには、自分が最も心地よくできる簡易性サイト作ってください。そのためには最初に3つの哲学、1つでもいいです。3つの哲学を作っておくことをお勧めします。
2. メンバーシップエコノミーの権威をドライブするもの
Stu McLarenさん。カナダのオンタリオに住んでいる方です。彼はメンバーシップエコノミーの世界的な権威です。ジェフ・ウォーカーとの距離もすごく近いし、彼の「TRIBE」という商品がlaunchされた時は毎回ジェフ・ウォーカーがプロモーションかけてきます。
実際にジェフ・ウォーカーのマスターマインドのメンバーでもあるし、トニー・ロビンズ、アンソニー・ロビンズとか「ClickFunnels」のラッセル・ブランソンさんとかのマスターマインドのメンバーでもあります。だから物凄いTOP10の「TOP OF TOP」の集まりにいる1人みたいな感じです。
彼もフィロソフィーを作るといいよ、と言っています。そこで彼自身の3つの哲学を紹介させてください。
- ストレスを最小化する
- 高い収益性を保つ
- 効率化する
Stu McLarenさんの哲学#01:ストレスを最小化する
例えばコンテンツサイドのストレス。会員サイトを作るときに「来週どんなコンテンツを作らなければいけないだろうか」「私のコンテンツは果たして十分だろうか」「もしお客さんがコンテンツに満足していなかったらどうしようか」「私はこれから永遠にコンテンツを出し続けることはできるのだろうか」などのコンテンツサイドのストレスがあります。
あとはマーケティングサイドのストレス。集客しないといけないのかそれともリテンション(=お客さんの維持率を上げる)かアトリション(=お客さんの減少率を下げる)か。このようなストレスもあります。あとはモチベーションサイドのストレスなど。このような色々なストレスをミニマイズする、そういうビジネスモデルを作るということです。
Stu McLarenさんの哲学#02:高い収益性を保つ
慈善事業をボランティアにしないということです。高い収益性を保つには「どうしたら自分のビジネスの収益性が高まるかを常に考える」ことが大事です。
Stu McLarenさんの哲学#03:効率化する
彼がコンサルティングしている有名なコンテンツで「Platform University」というのがあります。Platform Universityはニューヨークのベストセラー作家が運営しています。
彼は毎週1本インタビューの動画を公開していますが、そのコンテンツを作るのに2日間しかかけていません。なぜかというと彼は年間150日間世界中を回りながら公演しているので自分のPlatformのためにかける時間がないそうです。どこでやるのかはわかりませんが2日間だけ集中的にしています。
例えばニューヨークのウィリアムズバーグでやりましょう、と決めて色んなインタビュアーを1日でたくさん呼んで1年分のコンテンツを作るらしいです。これがまさにウルトラエフィシェンシーです。効率化するには、まとめてコンテンツを作るということです。バッチ作業でやるそうです。効率化できることはどんどん効率化していきましょう。
そうでないと会員サイトは続きません。忙しくて効率悪くて儲かるモデルは意味がないです。
自分が作る会員サイトに哲学を儲けてください。そうすると運営が楽になります。今回はStu McLarenさんの例をあげさせて頂きました。
3. お客さんをハッピーにする
「会員制サイト、メンバーシップサイト作るときに3つのフィロソフィー用意しておいたらいいです。」と言いましたが、それはあくまでも自分サイドの話です。
例えば「シンプルさが好きだ」「自分のビジネスを複雑にせずに高収益なモデルにしたい」「オフラインでは会いません」とかは全て自分の都合です。それはお客さん側からするとどうでもいいわけです。お客さんがハッピーで、かつ自分もハッピーなポイントってやはりあります。その絶妙なポイントを探すようにしてください。
だから自分サイドで「こうしたい」っていうのもいいんですが一方で必ず忘れてはいけないのが”Keep them happy”です。お客さんを常にハッピーにしてください。お客さんをハッピーにしない限りお客さんは継続してくれません。リテンションが下がってしまいます。
逆にいうと、お客さんをハッピーにしつつ自分の望みも叶えてくれうような哲学を3つ用意できるといいです。この点は忘れないでください。お客さんをハッピーにする限りビジネスが失敗することはまずないです。お客さんがハッピーではないからやめていくわけです。お客さんをハッピーにしつつ自分の哲学をどう叶えていくかです。その落とし所見つけるようにしていってください。
4. 自分のマーケットにもサブスクリプションは導入できるのか?
会員制サイトを作るときに多くの人が思う質問が一つあります。それは「自分のマーケットにもサブスクリプションは導入できるのですか?」と言う質問です。先に答えを言うと”イエス”です。だからこれを聞いているあなたのマーケットがどれだけ特別なものであってもサブスクリプションは導入できます。
5. サブスクリプション革命
今回は”サブスクリプション”と言うことで、僕たちの身の周りにどれくらいサブスクリプションの文化、経済が浸透してきているのか確認すべきだと思います。自分のマーケットでも「本当にサブスクリプションを導入できるのか?」と言う質問をよく受けます。実際にあなたも思っているかもしれないです。ですが、世の中を見回してみたらどれほどたくさんの月額課金があるかに気付きます。
1番分かりやすい方法が自分のクレジットカードの明細を見ることです。ずっと継続してしまう会員サービス、あるいは2度3度とやめようかと考えた会員サービスもあると思います。それを分けるものとはなんなのか。面白いことに、辞めることを考えたことがないとそういうサブスクリプションが自分のクレジットカードの明細を見てみたらあると思います。それはなぜ本当に僕たちはやめないのでしょうか。考えたことがありますか?その理由に深く入っていく前に、とりあえずご自身のクレジットカードを見てみましょう。
上の画像は実際の僕のクレジットカードの明細です。例えば『TEACHABLE.COM」の場合はアカウントごとに請求されるので合計でお客さんのを含めて6アカウント管理しています。だいたい5、6万円くらいTEACHABLE.COMから毎月請求がきます。「なぜTEACHABLE.COMをやめないのか」そこでビジネスが成り立っているからやめられないです。
あとは「CANVA FOR WORK MONTHLY」からの請求があります。僕はチームアカウントでしているので3,000円くらい請求されます。「なぜCANVA FOR WORK MONTHLYをやめないのか」便利だからです。あとは「DEADLINEFUNNEL.COM」これもやめられないです。やめたら僕のビジネスが死ぬというくらい、自分たちのビジネスの心臓部を握っているようなツールです。
このような感じで自分のクレジットカードの明細を見てみてください。
- 自分たちが何にお金を使っているのか
- どういうサブスクリプションモデルが存在するのか
- なぜそれをやめないのか
いろんなことが分かってくると思います。まずは色々探ってみてください。
6. パーソナルライフのサブスクリプション
1つ前ではビジネスツールのサブスクリプションを見てもらったと思います。もう自分たちのビジネスをする上でなくてはならないビジネスツールがたくさんサブスクライブしていたと思います。今回はパーソナルライフの観点から見てみてください。
例えばNETFLIX、Amazonプライム、Huluなど。僕ももちろんサブスクライブしています。あとはオーガニックフードの宅配、oisix。これ届くのがすごく便利です。日本にいるときは僕らも使っています。あとはパンのサブスクライブ。月額3000円でパンを1日1個もらうサブスクライブです。他には靴下。靴下も消耗品ですから、そのサブスクライブ。あとは女性用のセルフケア商品とかもサブスクライブです。
ということで世の中にはたくさんのサブスクライブがありますが、今回はパーソナルライフのサブスクリプションでした。これがなかったら自分たちの日常が送れないようなサブスクライブがどれだけあるかを見てみてください。
7. ビジネスツールのサブスクリプション
今クレジットカードの棚卸しをしてもらいましたが、自分たちがどういうツールを使っているのか、どういうものにサブスクライブしているのかを見てもらいました。今回はビジネスツールにフォーカスして見てみてください。
例えば僕の場合は「zapier」「ClickFunnels」「Epidemic sound」「Motion Array」「DEADLINEFUNNELS.COM」「Teachable」「Thinkific」などです。このような感じで、
- 自分のビジネスになくてはならないもの
- どういうビジネスツールを使っているのか
まずはこの観点でクレジットカードの明細を見てみてください。
8. コミュニティのサブスクリプション
コミュニティもサブスクライブモデルです。どれくらいのコミュニティに参加しているか確認してみてください。
僕の「いしこん」なんかもコミュニティです。いしこんにもたくさんのお客さんがおられます。
あとはジェフ・ウォーカーのプラチナムマスターマインドが3ヶ月で250万円。堀江貴文さんのイノベーション大学校が月1万円。勝間和代さんの勝間塾はたしか4900円くらいです。今はDVDだけをやられていますが、かつてFrank KernとAnthony RobbinsがThe New Money Mastersのサブスクリプションに僕も入っていました。送られてくるのはDVDだけではないんです。ワークブックとか自分たちのモーダルチャンネルに訴えかけてくるような視覚情報、触れる情報、聞くだけの情報などいろいろなものが来ます。
あとは苫米地さんのクラブ苫米地は1万円くらいです。あとはラッセル・ブランソンさんのINNER CIRCLE、これもマスターマインドです。
ビジネスをやるにあたって自分一人でやってうまくいくっていう例はあまり聞いたことがないです。だいたいみんなコミュニティに入って情報交換しながらやっています。あまり大きな声で言いたくはないのですが、僕も月額固定でこういうマスターマインドだけで120万円くらい払っています。このような感じで何かしらのコミュニティに参加していると思います。していなかったらした方がいいです。こんな感じでいろんなコミュニティがあります。これもやはりサブスクリプションです。そしてこういうコミュニティにいくつ入っているかこれも確認してみてください。
9. あなたもサブスクできます
これまで、クレジットカードの棚卸しというか、サブスクリプションモデルがどれくらい自分たちの生活に入り込んできているかを確認してきました。それをまるっと僕は”サブスクリプション革命”と呼んでいます。これで「サブスクリプションモデルに自分のビジネスを導入したいが、私の特別なマーケットでも利用できるのだろうか?」という当初の質問に答えられます。
答えは100%”イエス”です。必ずできます。そのマーケットにお金が流通しているのであれば、お客さんがいるのであれば必ずサブスクライブモデルは導入することが出来ます。今回のクレジットカードを見てもらうことは、何をしてもらいたかったかというと、認識をあげて欲しかったのです。
「こんなにもサブスクリプションって身近なものだったんだ」と自分の認知や気づきを意識上にあげてもらう、それが今回のワークの目的でした。そして自信を持ってください。これだけサブスクリプションモデルが僕たちの身近なところにあるのですから。
もちろんそれを実装するツールもあります。自分たちのコンテンツを提供するためのツールもたくさん整っています。あとはあなたがやるかどうかだけです。あなたのマーケットで使えることは間違い無いので。
10. 趣味のサブスクVS事業のサブスク
僕はこれまでたくさんのビジネスにサブスクリプションを導入してきました。それは自分のビジネスしかり、クライアントさんのビジネスシしかり。ジャンルを言えばエステから美容、フィットネスの健康、あとは食に関するもの、外国の方に日本食、和食を教えたり、犬のしつけ、僕みたいなウェブマーケティング、ビジネスに関するものです。
あとはポリティカルなものもやりましたし、お金に関するもの、ファイナンシャルプランナーさんのお手伝いをしたりだとか、今までオフラインで活動してたセミナー講師、ベストセラー作家さんがデジタルコンテンツを販売するにあたってサブスクリプションやりますとか、あとはリストが10万円超えているようなものすごい大きい有名なデジタルマーケターがいて彼らのマスターマインドを構築するのもお手伝いさせていただきました。
全てうまくいったわけでは無いです。失敗しているものもたくさんあります。うまくいっているもの、うまくいってないもの、これを分けるものははなんなのかというのを考えてみたわけです。シンプルにいって2パターンあります。一つのパターンは失敗するパターンです。もう一つのパターンは成功するパターンです。
失敗するパターンはあくまでも趣味でやっています。彼らをホビイストと呼びましょう。趣味でやっているという感覚はないかもしれませんが、僕からするとそれは趣味です。なぜなら本気でそれを事業化するつもりは無いからです。このようなテンションでやっている方々は一時的にlaunchした直後は伸びていきますが、それからぐーっとお客さんの数が減っていったりすると、その人のモチベーションも減っていきます。そして最後には死滅するしかないという感じです。
一方、自分のサブスクリプションをビジネスとして捉えている人もいます。これはもう自分の持っているリソースを全て注ぎ込みます。自分思っている情報、あるいはマンパワーです。もちろんお金も注ぎ込んでいきます。そしてビジネスとしてサブスクリプションを捉えています。
ビジネスとしてやるとlaunch直後も伸びますが、何よりも毎年お客さんの数が少しずつ増えていっています。前回のレクチャーで紹介した勝間塾の勝間和代さんは僕が大学生の頃から「年収10倍UPの本」を発売してものすごく息の長いプレイヤーです。その頃から勝間塾を今でもずっとやっています。勝間塾はこれまで長くやっているわけですから少なくてもホビーでは無いです。明らかにビジネスとしてやっています。このような感じのモデルが理想です。
ホビイストとビジネスオーナーがいます。片方は趣味でやっています。片方は事業としてやっています。あなたはどちらのモデルでサブスクリプションを運営したいでしょうか。
11. 趣味と事業を分かつもの
ホビイスト、ビジネスオーナー、サブスクリプションを趣味として扱う人、サブスクリプションをビジネスとして扱う人、これを区別するのはなかなか難しいです。なぜかというと、本気でやっている人でも僕からすると趣味っぽく見えたりすることもあれば、逆も然り、この人は楽しんでやっているが実はものすごい収益柱としてとして機能していると。
何を基準にしてその人をホビイストというのか、何を基準にしてその人をビジネスオーナーというのかというと、それはすごく簡単で”収益の面”に関して言えばいいと思います。
ホビイストはすでに儲かっているビジネスがあって、そのサブスクリプションにAdd-onみたいな感じで「何か追加でお金が入ればいいな」と捉えています。一方ビジネスオーナーの場合はサブスクリプションから収益を得ようと考えているわけです。サブスクリプションをメインの収益柱にしようと考えています。「サブスクリプションの周りに何か小さい収益がはいればいいな」と。例えばyoutubeの広告収入とかアフィリエイトとか。
でも、サブスクリプションがメインの収益になっているんです。収益構造は明らかにサブスクリプションをメインにしているビジネスオーナーの方が大きいし、労働時間も小さいです。ホビイストの場合はセミナー収入や、なんらかの権利収入、労働収入で、「サブスクリプションをやったらちょっと儲かるかな」「今のビジネスに値するくらいの収益になればいいかな」「Add-onでちょっと収益入ればいいかな」ぐらいのテンションでやっているからいつまでもホビイストなんです。この違いです。
トータルでの収益あるいはビジネスモデルの優秀さでいうと明らかにビジネスオーナのサブスクリプションをメインに据えた方がいいです。自分の話をするのはあれですが、やはりうちのビジネスの収益の7、80%はサブスクリプションから来ています。上の画像でいうと完全に右のモデルです。そして「サブスクリプションから収益を得よう」と決意をしないといけません。
12. 完璧な会員制サイトは3つの基準を持つ
今回お話しする内容は理想的な会員制ビジネス、会員制サイトについてです。あなたにとっての理想、完璧なメンバーシップサイトとはどういうものか、というのをイメージしていただきたいわけです。色々な情報が世の中にはあります。ググったら色々な情報が出てきます。英語で検索できるならもっといろんなインフォメーションに自分たちがアクセス出来るようになるけれども、ほとんどはノイズです。
そしてノイズに囚われて時間を費やした結果、「ただ単に時間が浪費された」「サイトが完成しなかった」ということは多々あります。ですから、何か基準を持っておいたらいいです。その基準というのは最初にお話しした哲学です。あなたにとっての完璧なメンバーシップサイトは何かという基準です。その基準に照らし合わせて、戦略なり戦術なりノウハウなりを適用した結果、効果有る無し関係なしに、あなたのサイトが理想的であればどんどんそういう戦略を採用していけばいいです。まずは理想的なメンバーシップサイトとは何かを考えていただきたいです。
上の画像に3つのブロックがあります。
まず1つ目「あなたにとってパーフェクトなメンバーシップサイトとはなんでしょうか?」あなたが何をしたいかを聞いています。
例えば「コミュニティ作りたいですか?」「コミュニティを作って自分がそこに参加したいですか?」「たくさんのコンテンツを出したいですか?それとも少ないコンテンツで行きたいですか?」「オフ会みたいなのを開いて実際にメンバーと交流したいですか?したくないですか?」「あなたはそのビジネスをチームで運営したいですか?それとも一人でやりたいですか?」そういうのを書き出していってください。
次は「あなたの事業にとって」です。あなたのビジネスにとって会員制サイトはどうあるべきかです。例えば収益源のプライマリーなもの1番重要なものにするのか。つまり、例えば「年収が1000万円だったらその800万円を会員サイトから稼ぎたいのか、それともセカンダリーでいいのか」「1000万円のうち200万円でいいのか」そこも決めていただきたいです。
あとはあなたのビジネスにとって会員制サイトはどういう役割を演じて欲しいのか。例えば「より安定的なものにしたい」とか「ローメンテナンスでお金が入るものにしたい」みたいな感じであなたのビジネスにとって会員制サイトはどう機能するのか、ということも書いてください。
最後は、「あなたのオーディエンスにとって」です。見込み客、顧客にとってです。あなたのお客さんにとってあなたの会員制サイトはどのように機能しなくてはならないか。お客さんに「これは完璧なメンバーシップサイトだ」と思ってもらえるためには何をしないといけないのか、それを書き出してみてください。例えば僕の場合だったらシンプルです。”お客さんが結果を出す”お客さんが結果を出すメンバーシップサイトは僕にとってはパーフェクトです。そこから外れない限り、お客さんが結果を出すのであれば、僕はどういうコンテンツの提供方法でもいいです。このような感じで、あなたのお客さんにとってその会員制サイトはどう機能しないといけないのか、というのを考えてみてください。
13. OSBのサクセスパス
今回がこのセクションの最後のレクチャーになります。この通りにやっていけば、あなたのメンバーシップサイトは成功するというロードマップだと思ってください。いくつかのステージがありますが、それを1個1個こなしていき最後に到達する頃には「あなたのビジネスが成功していますよ」という、僕からあなたへのサクセスパスの提供です。この順番でいってください。
ステージ1:見込み客
見込み客を構築する段階であなたが何を持っていないといけないかというとまずはサービス、商材です。それがブログの右上あたりに「私が提供できるサービスはこれです」「私が売っている商品はこれです」とまとめておかなければいけません。
そしてこの時点でプラットフォームが決まっていなければいけません。「teachable、ClickFunnels、MailChimp使います」と、このようにプラットフォームを決めておいてください。さらにこの時点であなたには定期的にコンテンツをすでに提供し始めてほしいです。例えば「ブログを書き続ける」「Podcastをやり続ける」「youtubeで無料の動画を上げ続ける」「Udemyスキルシェアみたいなマーケットプレイスで毎月1コースを出す」みたいな感じで定期的にコンスタントにコンテンツをを出していってください。
ステージ2:リストを構築
この段階になれば、あなたはもちろんオプトインページを作って、お客さんをスクイズしていく必要があるのですが、それだけでは足りません。定期的にお客さんとコミュニケーションをとってください。「コミュニケーションをとる」「リストを温めていく」という作業をしていきます。ある時はSurveyMnkeyとかを使ってお客さんからアンケートとってみたり、お客さんと個別にメールしてみる。そういう風にしてお客さんとの距離を縮めていくことをやっていってください。
ステージ3:メンバーシップサイトを構築
この時点では、メンバーサイトのコンテンツを作ってください。その前に「メンバーシップサイトをどう運営していくか」ということの戦略が必要です。そして最後に「どういう風にしてお客さんを集客すればいいのか」「入ってきたお客さんをどういう風にしてハッピーにし続けるか」「継続率をどうやってあげるか」ということまでも考えておいてください。
ステージ4:ローンチ
あなたの会員制サイトをローンチします。この前までには必ずテストは終えておいてください。この段階からあなたはようやくお客さんからお金をもらうことになります。
ステージ5:ビジネスを構築
いよいよあなたの会員制サイトをスケールする段階です。
この段階になるとまずはシステマティックにビジネスを運用できるようになってください。つまりローンチの段階では、がむしゃらに働くしかない、月曜日から金曜日、なんなら土日も使って働いているかもしれません。ですがステージ5にいく時にはすでに、例えば僕のように「週に4時間だけ働く」「何曜日と何曜日に◯◯をする」そういうのをシステマティックにやっていってください。
そして、できるのであればチームを構築し始めてください。自分一人でやるのではなく、この人はこれをやってくれる、この人はこれをやってくれる、、、今はそういうクラウドソーシングのビジネスが流行ってきています。フリーランスは一人でもその後ろでは10人、100人というバーチャルアシスタントがいます。このようにビジネスを運営している人もたくさんいますし、僕もそういう風にしてやっています。
だから、少しずつチームをビルディングし始めてください。これがステージ1、2、3、4、5のプロセスなのですが「私はまだステージ1の前で、まだ見込み客が誰かもわかっていない」という方もいると思います。そういう方はステージ0。
ステージ0:ベース
基礎を構築します。例えば、あなたがどのジャンルに参入しないといけないのか、それもまだ決まっていない場合、これはまず0からスタートです。それを決めていただいて、今度はそこにいるお客さんたちがどういう問題を抱えているか、どういう悩みを抱えているか、それも考えてください。そしてあなたはその悩みについてどういう風にして解決策を提示できるのか、それを考えるのがこのステージ0の段階です。
ステージ0を飛ばして次にはいけません。まずはこの部分が出来上がっていない、「参入ジャンルをどうしよう」「まだサイトを持っていない」という人は0から始めてください。この順番であなたのビジネスは成功するようになっていきます。この順番でサブスクリプションは完成すると思ってください。