今回は、Facebook グループを活用してあなたのコンテンツを売りやすくする方法をお話します。具体的には、グループ内でできる5つの戦術を紹介します。この戦術をうまく活用すれば、あなたのグループは次の段階へと引き上げられるでしょう。
さて、僕たちにとってのコンテンツは会員制サイトであり、サブスクリプションです。これら商品を販売するためにFacebook グループを立ち上げたといっても過言ではありません。指針を持ってFacebook グループを運用するのと、持たずに運用するのでは結果に大きな違いが出ます。
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Facebookグループを運営していく上で必要な5つの戦術
グループの運営には、考えることややるべきことがたくさんあります。そこに時間を取られすぎると、今度はなかなか結果に反映されません。そこで紹介する戦術を駆使するのです。では1つずつ解説していきましょう。
戦術#1:グループのカバー写真を段階に合わせて変更する
まず最初に、グループのカバー写真を変えるところから始めましょう。多くの方にグループの存在を知ってもらうために、より発見してもらえるようにしなくてはなりません。その一つがカバー写真の変更です。ここではあなたの商品を宣伝する段階に入ったとき、表紙の写真をプロモーションに関する具体的なものに変更することとなります。聞いたことあるかどうかわかりませんが、ローンチモードに切り替えるんです。
見てください、これはStu McLarenのFacebookページです。カバー写真に4月22日と刻まれています。これ、4月22日に年に1回のローンチがあることを匂わせています。
こちらは Stu McLarenのFacebook グループです。ちょうど今、彼らはローンチモードに入っていて、お客さんにビデオシリーズのメールを送信している最中です。僕も彼のメルマガの読者なので、彼からたくさんのメールが届いています。
彼にとってのローンチモードとは具体的に、PLCシーケンスの新しいビデオを発表することです。PLCはPre Launch Contentsの頭文字を取ったもので、複数のビデオを毎日順番に見せていきます。例えばあなたのコンテンツを販売するタイミングに合わせて、「3日後に販売を開始!」とか、「残り2日後を乞うご期待!」とか。そして前日には、「残り1日!ついに待望のコンテンツが解禁」と期日を意識してもらいます。
もちろん販売開始後も「カートはオープンしていますが、72時間以内に終了します」ということもできます。締め切りを意識してもらうことは、すぐに買わなきゃいけないという意識を増幅してくれるんですね。
これは非常に重要なことで、カバー写真を一度だけ変えるのではなく、プロモーションの各段階に合わせてカバー写真を変えていくということですね。これが第一の戦術です。
戦術#2:ピン留めで重要な投稿を一番上に固定する
2つ目の戦術は、投稿をピン留めすることです。あなたが販売しているものについての投稿をピン留めすることで、一番目立つ位置に指定の投稿を留めておくことができます。
見込み客がグループに入ってきたとき、すでにグループへ属している人たちは何を得ているのか。そしてこのグループは、見込み客にとってどんな価値あるものを提供してくれるのかを知ることができます。
そうすればコンテンツを販売しようと思ったタイミングで、彼らは詐欺にあったような感覚を覚えません。無料でいいコンテンツを提供してもらえると思ったのに、お金を取るのかと反発する人もいるんですよね。しかし事前にわかっていれば、彼らが損をしているようにも感じません。最初からわかってグループへ属したなら、そういう小さいことは気にしませんよね。
さてStu McLarenのFacebook には何がピン留めされているでしょうか?右上に固定されている投稿は、ユーザーレビューです。今、彼らはTribeという世界で最も売れているオンラインコースをローンチしようとしています。Facebook の中にいる人を温める最高の方法を使って彼らはローンチの準備をしています。実際に成果を出した人と話すことが1番の教育コンテンツになることは誰もが知っていることです。
あなたはFacebook のピン留めで何を伝えますか?
あなたがコンテンツを販売するタイミングじゃなくても、後で彼らに何らかのコンテンツを提供するつもりでいることを投稿しましょう。そして彼らを騙さないようにすることをおすすめします。では、このような投稿で何か言う例はあるでしょうか?
例として、このグループは達成したい目的のために設計されている、ということを明確に記しておきましょう。このグループはビジネスで成功者になるために設計されているとか、どうすれば家庭や仕事を両立して、自分の望む生活を手に入れられるとか。
その上でこのグループは、今後すべて自分が立ち上げる予定のコンテンツを含んでいるものです、と伝えるんです。そうすれば、今はまだコースの準備ができていないというのがわかりますよね。だけどそれができるまで待ちきれない、だからこのグループの目的だけは伝えておくと、経緯もしっかり説明しておきましょう。
そしてコンテンツの販売時期に差し掛かるまでは互いに質問を繰り返し、交流を深めておくといいですね。基本的にはFacebookの投稿を駆使して、自分の目的を紹介していくんです。だからピン留めした投稿で、グループの目的を率直に伝えるのは効果的なんです。後々、あなたが販売を開始した時に信頼してもらえるようになるんですよ。これが2つ目の戦術です。
戦術#3:Facebookのライブ機能をフル活用する
3つ目はFacebookのライブ機能の活用です。Facebook Liveは素晴らしいです。特にローンチの際、たくさんの人に同時に親近感を持ってもらえます。あなたが誰かと話しているのを聞いたり、うっかり子供が入ってくるのを見たり。つまり飾らないあなたの、本当の姿をお客さんは見ることができるんです。
世界では成功者を騙る(おごる)多くの偽物がたくさんいますけど、Facebookは非常に現実世界との親和性が高いんです。
つまりお客さんが本物の成功者とつながることができます。だから海外で成功しているプレーヤーが投稿する動画の半分以上は、Facebook Liveでやっています。ではプロモーションの時にFacebook Liveを使うときは、何をすると思いますか?
Facebook Liveを活用するのは、あなたが自分のコースを立ち上げるために何をしたのか?という背景情報として活用できるかもしれません。そして時間を持て余している人たちへ向けて、「今15分の空きが出来ました、質問があれば何でも話しましょう」とリアルタイムで交流を深められます。
TRIBEというオンラインコースを作り出したStu McLaren(ストゥ・マクラーレン)がやったライブで一番好きなのは、洗車場の話です。彼は「信じられるか?後ろに洗車場があるんだ!洗車場の話をしよう」と、あまりにも身近な話から盛り上げていったんです。僕にとってその話は最高でした。でもそういう身近な話はあなたと彼らを親近感で結びつけて、コンテンツを販売する準備ができたときに活きるんですよね。
そういえば、ホリエモンも世界中のどこにいても現地のホテルからカメラを回していますね。スタジオに入って作り込まれた動画を見せるのではなく、北海道のゴルフ場からiPhoneを使って撮影をする。NewsPicksのスタジオで撮影したものと同じくらい、あるいはそれ以上、出先からiPhoneで撮影したものが再生回数を稼いでいます。一定数のホリエモンファンは、親近感のあるビデオを求めているのかもしれません。
Facebook ライブの話に戻りましょう。
Facebook ライブはリアルタイムに人と人をつなげられるのも魅力的です。例えばコンテンツの販売開始ビデオを公開するときに、今公開したばかりのビデオについてFacebook Liveをすることができるんですよね。
ローンチビデオの公開をFacebookで発表して、その後にFacebook Liveをするんですね。またその後にFacebook Liveをして、その動画を振り返るという感じです。あなたがPLCでカバーした成功を収めたばかりの誰かを登場させて、Facebook Liveを行うこともできます。
重要なのは、物事に対する興奮と期待感を生み出すことです。Facebook Liveはそのための素晴らしい方法なんです。話題性を高めて相手があなたにコメントやレスをつけている時は、それも重要なつながりの一つだということを覚えておいてください。つながりが多ければ多いほど、後で購入してくれる可能性が高くなりますから。
これはFacebookのライブのように、人の名前を挙げたり、興味を持ってもらったり、そういうことをしているというのは良い点ですよね。これが3番目の戦術、Facebookのライブです。
戦術#4:グループの活性化に必要なハートビートチェック
4つ目はハートビートチェックです。Amy Porterfield のチームでハートビートチェックと呼んでいるものですね。まず彼女が何かを売ると発表する直前に投稿するのですが、これを自分のグループにも投稿します。グループの活性化というか、目を覚ましてもらうのが目的なんです。
どうしてもグループには怠け者がいて、彼らは自己満足に物事を捉えます。他のことに追われて、時間の決まりにあまり積極的ではありません。そして彼らの人間関係には浮き沈みがある、という特徴もあります。
Amy Porterfield がコンテンツを販売開始する直前には、みんなの心臓の鼓動をチェックするように期待感を煽ります。そして「ここでは良い関係を維持したいから、反応がない人の書き込みを削除します。だからもしあなたが本物なら問題ありません。私たちはあなたを愛していますが、あなたがスパムボットや興味がないのにグループをフォローしている人ではなく、本物であることを知らせてください。そしてコメントやなんらかの反応をこのスレッドに残してください。」と投稿します。
そうするとこのスレッドには1000、2000、3000とどんどんコメントが来るんですね。「私を消さないで」と。でも実はみんなのフィードにポップアップで表示されています。それに返信してその質問に答えて、動画を2、3本投稿するとあなたのグループがその人のスレッドのFacebookの通知システムに戻ってくるということなんです。
どのようなグループにも何の関心も示さずに、ただのそこにいるだけの人たちが存在します。このような人たちは大してグループの動向に気を払わないため、その場を離れてしまうのです。
そして意思を持って取り組んでいる人はグループから外されたくないから、しっかり参加したいと思うようになるんですよね。でも実際には、ローンチした後に90日以上参加していない人を削除しなければならないんですよ。全員を削除するのではなく、数百人くらいの人を削除します。それがハートビートチェックですね。
ハートビート、つまり心臓の鼓動ですね。定期的に僕たちも見込み客の心拍を確認する必要があります。なんのアクティビティもない人たちに何かを売るのは無意味ですから。
戦術#5:お互いにタグでつなげてニュースランクを上昇させる
5つ目は、共通する情報からお互いにタグを付け合う戦術です。共通する情報で一番効果があるのは、住んでいる地域を尋ねることです。どの地域にいるのか聞いて、フィードに接続したらお互いにタグ付けをするんですね。
グループ内でのタグ付けが多ければ多いほど、そのグループはニュースランクのフィードで上昇します。なのでどこにいるのかを訪ねるか、あなたの地域に住んでいる人を探してみてください。
どういうことかというと、2つのポイントがあります。まずその1、その人たちはみんな地元の人とつながっているんです。人脈を作るのはいいことですよね?そしてその2は、お互いにタグをつけてコメントを交換することで、自分のグループをニュースのランクフィードに押し上げることができるということです。
これは重要な洞察の一つですね。お互いにつながるためとあなたが発起人(ほっきにん)になって、グループ内のタグ付を促進します。そしてこの投稿の意図は、人々がお互いにタグ付けをして交流することです。ただ地域だけに限らず、他のスタイルの投稿を使ってタグ付けをして交流することもできます。一番のメリットは、タグを付けて相互に交流することでデメリットがなにもないこと。すべてが増幅されるということです。
あなたのグループ全体にも表示されますしね。これであなたのグループはFacebookを開いたときに、いつでも彼らのフィードに表示されるようになりますから。
まとめ:5つの戦術を駆使すればあなたのグループはより魅力的になる
これらは全てローンチに向けて準備をしている時や、すでにローンチを経験している時に使える戦術です。では、手短にまとめてみましょう。1つ目はカバー写真を変えて、ローンチの段階に応じて何度もやることです。2つ目は、投稿をピンで留めること。このグループは特定の目的を持っている人をサポートするためのものだということを、誰でもわかるように明確にしてください。その投稿は、あなたのFacebookページのストーリーとしても使えます。
3つ目はFacebook Liveを行い、特定のローンチに向けて準備を進めながら、その交流を継続させていくことです。4つ目はハートビートチェック。これは基本的には、偽物を除外するための施策です。ただし意思を持って参加している人へハートビートチェックを行う場合は、よりグループへ属している意識が高まるでしょう。
5つ目は人と人を繋げて、ニュースランクのフィードで上昇させるための戦術です。ちなみにタグをつけるための投稿を意識してくださいね。ではここまでで何か質問やわからない点はあるでしょうか。なにかあれば、コメント欄で知らせてくださいね。ではまたお会いしましょう。