今日は1クリックの距離にいるお客さんを捕まえる方法についてレクチャーします。いざインターネットビジネスとなると、皆さんお客さんをどう捕まえるか異様なほどに悩んでしまいます。あなたは集客について悩んだことはありますか?僕はありません。事業をスタートしてからすぐに断らなきゃいけないくらいのトラフィックが集まり、毎年、新しい会計年度になると税理士さんと「今年は売上を抑えましょうか」なんて話になります。今日、このレクチャーを見た後に、あなたは集客の悩みから完全に解放されます。なぜなら、最初に言った通り、お客さんは1クリックの距離にいるからです。まずは「寛大であれ」という話からスタートします。
毎日、知らない人からのメールが少なくとも10通はメールボックスに入っています。そのメールにはこのように書かれています。「よければ私の動画を見て、感想をいただけませんか?」「僕のこのアイディアについて、アドバイスをもらえませんか?」「私たちのコンテンツ作りに手を貸してください。」こういったメールが本当に多い。僕はできればこういった類のメールに反応する時間を削減したいと考えています。
今回お届けするノウハウはこちら
インターネットの世界にはリアルの世界では会えないヤバい人が結構いる
僕はメールに返信するのが嫌いです。今はもっぱら移民弁護士の先生と、オランダの会計士、あとはSeth Gordinからメールを読んでいるだけ。それ以外は見ないフリをする。もちろんたまにメルマガの読者からメールをもらうことあるんです。中にはいきなり長文のメールを送りつけてアドバイスを求めるような人(特に女性に多い)がいます。そこで僕はどうするか分かりますか?そう、まったくレスポンスしません。ほとんどの場合、こういった類のメールを送ってくるメールアドレスはブロックして、メールもすぐに削除します。もはや、このようなメールはスパムのようなものです。しかし、僕は意地悪でもありませんし、失礼な態度を取ろうとしているわけでもありません。ただリアリズムであろうとしているだけです。
僕は自分の会社を経営しています。これを理解してほしいのに、まったくもってその点を考慮に入れてくれない連絡が多いのです。なぜ僕は事業責任者としての義務を放棄して5時間以上も浪費し、まったく知らない人をコーチングしなければならないのでしょうか。たとえコーチングしても、その人が何かをしてくれるとは思えないのです。まともな価値観を持った人間であれば、自分のビジネスや顧客、従業員よりも、見ず知らずの人を優先するということはしません。だから、僕にビジネスについてのアドバイスを聞くのは無駄です。
例えば、以前こんなメールを唐突にもらったことがあります。どこで僕のメールアドレスを知ったのかは不明ですが、こういうメールが本当に多く届く。まず最後の署名がニックネームを使う時点でありえない。そういう人間は生理的に受け付けらなれないのです。なぜ僕に対してまで偽名を使うのでしょうか。僕はアンフェアなことが嫌いです。
石崎さま
こんにちは。
こちらのメールアドレスであっていますでしょうか?石崎さんの教材でたくさん勉強させていただいています!XXXという名前で活動しているものです。ブログも石崎さんの動画を見ながら開設させていただきました。デザインの治し方とかまだわからないので、見づらいのは仕方ないのですが…。
わたしはフリーランスで日本と海外を行ったりきたりしながら、この3年間をほぼ海外で暮らしています。なんとかそれで暮らしてはいけるようになったのですが、現状たくさん働かないといけないし、これからの生活も安定させたく、石崎さんのオートメーションのマーケティングを是非習得したいと思っています。
会社員の頃は営業をしていたので、セールスは好きです。たくさんの講座を見て、早くマーケティングの仕組みを作りたいのですが、肝心の商品開発、ファネルの全体図の流れがうまくできず、行き詰まっていました。
本当は石崎さんのようにたくさんのコンテンツメーカーになれたらいいのですが、、。
知恵を貸していただけるとうれしいです。■プロダクトローンチ
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1, 「自己紹介」海外フリーランスになったきっかけ、やってきたこと。
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3,, 「ITの発達で、海外でも普通に暮らせる」アマゾン、Googleマップ、リモートワーク、Airbnb etc..
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(ただしこの簡易版掲示板は本コースに限定10名で3ヶ月間無料サポート付)
・スカイプ個人相談 5,000円/回
・(会社向け)現地の言葉でSNS発信サービス
https://drive.google.com/file/d/XXXXXX=sharing現状このくらいで行き詰まっています。
ここからさらにアップセルなどへつなげていけて、ビジネスの展望が広げられるプランを考えたいです。もっとお金稼ぎたいですから、、。海外フリーランス講座は、自分のまわりでも、そういうのやりたいんです!というリアルの声を多く聞いて作ろうと思いました。でももっとビジネスマン向けに、広く教えられるスキルがあればいいですね。
幸いこのコースでも教えたい、インターネットを活用して海外で安く暮らしていますので、時間はたくさんあります。そろそろビザのために現地の仕事も探そうか、迷ってきてはいますが…。
是非ご教授いただければ幸いです。
長文失礼しました。よろしくお願いいたします。XXX
そもそも労働許可持っているのでしょうか?ちなみについさっき、このメールをくれた人のURLをクリックすると「このサイトにはアクセスできません」と表示されます。どうやらフリーランスを廃業したっぽいです。海外でフリーランスになる方法を教えるつもりだったぽいけど、先に自分が廃業しちゃった。ほんと、お話になりません。世の中には無能なのに、人にやり方を教えてお金を稼ごうとしている人が多すぎます。彼女も典型的なそのパターンです。
これはもう5年前に受けたメールです。いきなりこんなメールをニックネームで送ってくるって言うメンタリティが信じられません。当時、僕は若かった。彼女は100円キャンペーンを繰り返し利用してはキャンセルを繰り返していました。僕はそれを注意したんです。彼女に対して「あなたがうまくいっていないのはコミュニケーション能力がないからです」とメールを返信したのです。今ならこういうメールは全て無視するのですが。そうすると、彼女はこんなメールをくれました。
あと、なんとなく、社会にまじってちゃんと働きたいな、と石崎さんのコンサルを受けて思いました。
要は、石崎は社会に交わっておらず、インターネットの世界だけで生きている、ということを遠回しに言いたかったのです。僕が指摘した「コミュニケーション不足」の発言に腹を立てたのでしょう。僕が社会に交わっていないのは言われなてくも僕自身が一番理解している。社会から隔離されたような生き方をしているのは、わざわざ言われなくても本人が意図してやっていることです。
こうやってカメラの前に立てば膝が震えるし、クライアントとミーティングするときはいつもドキドキします。たまに大勢の前で話す機会があると、手汗ムッチャかきます。こんな僕みたいなコミュ障の人間でも、インターネットの世界では見込み客の気持ちを汲み取り、彼らの欲しいという気持ちを発火させることに成功している。逆にいうと、僕よりもお金を稼げていない人は、見込み客の気持ちを全く読めていないのです、この女性のように。そもそも無料でアドバイスを求めてきて、それに逆上するっていうメンタリティってまじでなんなん?どういう教育を受けたらそんな態度を取れるん?前職では何を学んできた?どんだけお前はTakerなんだ?と思うわけです。
インターネットビジネスを始めてから、リアルの世界では絶対会えないようなヤバい人たちにたくさん会ってきました。きっとブラウザの後ろに隠れてコミュニケーションを取れるから自我が誇大化してしまうのでしょうか。
僕が幼い頃、三国競艇場や金沢競馬場にいくと、わざわざレースを見ている僕のもとによってきて「おっちゃん、さっきのレースで10万円もスってしまった」と言うのです。どう考えても1レースに10万円を突っ込めるような格好をしていません。しまむらの服を200回くらい洗濯したようなボロボロな服を着ているのです。それなのにさっきのレースではいくらスってしもうたと言うことを僕に言いに来る。僕がガキだから深く追求しないと思ったのでしょうか。あるいは一回こっきりの出会いだから、好き放題言えると思っているのでしょうか。
「無料でアドバイスください」は「あなたのTesla Model Sをタダでください」と同じこと
ただ、彼らの気持ちがわからないわけでもありません。いや、むしろ理解できます。これは人間的な本能です。人間というのは本質的に自己中心的な生き物です。僕たちは、自分自身が何を求めているのかだけを軸に行動するようにプログラムされているのです。しかし、重要なのは、自己中心的な意見だけを中心に行動したとしても、求めているものは得られないということです。なぜなら、あなたが自分の利益のために自己中心的な行動を取ろうとするのと同様に、あなたが何かを求めている他人も同じく自己中心的な人間だからです。彼らはあなたのメールを読んだり、ビデオを視聴したりしてもこう考えるはずです。「私があなたに力を貸したことによってどんなメリットがありますか?」と。
ここまでのことをまとめましょう。僕たちの時間や経験、スキル、人間関係、知識。これらすべては僕たちが所有する物質と同じく、個人的なリソースなのです。だから、適切な見返りがない場合には、これらの資産とも呼べるものたちを手放したくないのです。だから、このリソースをたくさん持っている人に対して「時間を割いて私を助けて」というのは、1,000万円もする新型Tesla Model Sを無料で譲ってほしいとお願いすることと同じです。もし見返りなしで見ず知らずの人に何かをお願いするのであれば、これは本質的に、リソースを奪っていることと同じです。
これを言うかどうか非常に迷うのですが、人生を楽しんでいる人にとって、時間は貴重なものなのです。楽しい時間が長く続けばいいと強く願っている。人生を楽しんでいない人は時間など惜しくないと思うかもしれませんが、それは人生を楽しんでいる人には当てはまらないのです。僕が勝手に推測するに、人生を楽しんでいる人は時間の価値をよく理解しているから相手の時間も尊重すると思うのです。
無料で助言を求めるのは「あなたが持っている貴重な資産を無料で私に譲ってください」と書いたメールを送っているという自覚が必要です。このように考えると、なぜ「アドバイスをください」などのお願いで、求めるものを得ることができないのか分かるでしょう。あなたも、もう1人の誰かも本質的に自己中心的だからです。自分の個人的な利益だけを考えていては、あなたの要望が通ることはありません。だから、誰かからリソースを与えてもらうためには、まず自分から何か価値のあるものを与えなければなりません。だから僕はいつもこう言います。「利己的になる最善の方法は、寛大になることだ」と。もう少しわかりやすく説明しましょう。
このフレーズを理解するために、僕が繰り返し例に出すJumpcutのストーリーをここでもう一度紹介します。
YouTubeを使っていた頃、Kongは見ず知らずの人からメールを受け取りました。メールの送り主はJohn Carlo。Kongは彼のことはまったく知りませんでしたが、個人的に彼の話に興味を持ちました。Johnはメールの中でこんな話をしました。「こんにちは、僕はJohn Carloです。ロサンゼルスでプロデューサーをしており、〇〇や〇〇、〇〇などの大規模なプロジェクトに携わってきました。僕はあなたたちがYouTubeチャンネルを創設して以来、ずっとフォローしてきました。あなたのコンテンツがとても好きですし、できればYouTubeのビデオコンテンツ制作をお手伝いしたい。もちろん無料で、です。興味があったら連絡してくださいね。」と。
Kongはこのメールを読んですぐに返信しました。無料で働いてくれるという人からの申し出を見送る必要はありません。当時、KongとJesseが運営するSimple PickupはYouTubeのフォロワー数で言うと、ほかのインフルエンサーやYouTuberたちに大差をつけて優っていました。しかし、資金面だけで言うとなかなか余裕がないという状態でした。だから、Johnからの無償援助を断るという選択肢はなかったのです。Simple Pickupの二人は手に入れることができるすべてのリソースを活用しなければなりませんでした。
結局John Carloは、Simple Pickup初のサブスク商品:Project Goのマーケティング資料を作るのを手伝ってくれたり、ポストプロダクションの処理をサポートしてくれたりしましたが、見返りに1円すら求めることはありませんでした。そこでKongとJesseはせめてもの感謝の気持ちとして、素敵なディナーに招待しました。それが、当時の二人ができる最大限のお返しでした。それ以来、Johnとはとても良い友人となりました。しかしそれ以降もJohnは、その時の見返りをほのめかすようなことを一切言いません。
それから3年後、彼がHuluでウェブシリーズを立ち上げると言いました。そこでKongとJesseはすぐに自分たちのYouTubeチャンネルでJohnのシリーズを宣伝することに決定したのです。この時点でSimple PickupのYouTubeチャンネルには200万人以上の登録者がいるような状態でした。彼らは普段、宣伝をする際には200万円〜300万円ほどを企業案件として請求していました。しかし、Johnのためなら無料で宣伝したいと思いました。KongとJesseがここに至るまで、彼が最大限の協力をしてくれたからです。彼の成功のためならどんなことでもしてあげたい。そんな気持ちだったと後になって述べています。
先に述べたように、誰かから価値を得る最善の方法は、自分から先にたくさんの価値を与えることです。だから、利己的になる最善の方法は、他人に対して寛大になるということなのです。今、みなさんがどんなことを考えているかわかっています。「でも、もし私が多くの人にたくさんのリソースを与えて、見返りを得られなかったどうすればいいの?」と考えているでしょう。現実的に考えると、このような不安がよぎることは仕方がないことです。もちろん、あなたが誰かに価値を与えても、誰かがそれを返さないということは何度もあるでしょう。それでも、あなたは誰かに価値を与え続けるべきです。たくさんの人に何かを与え、そのうちの1人が恩返しをしてくれれば、それだけで報われるからです。
リターンの有無に関係なくギブをしまくる
これは僕がネブラスカ州立大学に留学している時の話です。秋セメスターで受講していたセキュリティのクラスです。科目名はCSIS458:Computer Security。教授の名前はAlaviさんでした。中東系アメリカ人です。ハッカーの手口を学ぶクラスでした。初日のクラスは、パスワードについてでした。Wikipediaにも載っている情報です。26の英字だけで構成された8桁のパスワードは17日あれば100%の確率で解読できると言う事実を知りびびりました。当時僕は、8桁のパスワードを濫用していたからです。ちなみにもう二桁足して10桁の文字列にすると、組み合わせ爆発が起きて仮に総当たり攻撃を仕掛けても解読するのに32年かかります。もっと言うと英字だけでなく記号と数字を組み合わせた10桁の文字列でパスワードを構成すると、総当たり攻撃をした場合、1000万年かかるそうです。
そのCSIS458は週に1回卒業生がかわりがわりやってきて自身が起こしたスタートアップについてのレクチャーをしてくれます。彼の名前はQuentin(クエンティン)です。僕の耳が悪いせいか、講義中ずっと彼の名前がクイーンに聞こえたのを覚えています。男性なのに、クイーンって名前面白いなと思っていたんです。
彼は、Twitchを作りAmazonに1000億円で売却した、Justin Khanとの出会いについて語ってくれました。先にGiveをすることで巨大なリターンをえた好例をお話ししましょう。
Quentin(クエンティン)の知り合いにJoshという起業家がいました。共通の友人を通じて知り合いになり、これまでも何度か一緒にお酒を飲みました。いつものようにQuentin(クエンティン)は彼にできるだけ多くのリソースを与えようとしました。彼の会社がSNSを使ってプロモーションを始める方法をアドバイスしたり、彼の会社が開発したMino MonstersというアプリをQuentin(クエンティン)のオウンドメディアで宣伝したり。ここまでのことをQuentin(クエンティン)は無料でやりましたが、見返りはまったく期待していませんでした。しかし数ヶ月後、彼は有名な起業家のJustin Khanが出席するヨットパーティーにQuentin(クエンティン)を招待してくれたのです。
ご存知のない方のために紹介しておくと、Justin Khanは世界初のライブストリーミングサイトJustin.tvの創業者です。ご存知のように、このサービスは最終的にTwitchに発展して、Amazonに1,000億円で売却されました。Joshは、Justinをヨットパーティーの中で紹介してくれました。パーティー自体はそれほど大規模なものではなかったため、Justinと僕Quentin(クエンティン)その場で少しだけ会話をして、連絡先を交換し、解散しました。この時の出会いがQuentin(クエンティン)の人生を変えるなんて、その時知る由(しるよし)もありませんでした。
このヨットパーティーから数年間、Justinとの関係によってさまざまなことが起こりました。Justinは、Y Combinator(ワイコンビネーター)と呼ばれる有名なスタートアップアクセラレーターに行くのを手伝ってくれ、そこでQuentin(クエンティン)は世界で最高の起業家の巨大なネットワークにアクセスすることができたのです。Y Combinatorといえば、Airbnb、Stripe、Dropbox、Redditなどを送り出した会社です。
Justinはまた、Quentin(クエンティン)を投資家に紹介してくれ、最終的に2億円の資金を得ることができました。JoshもQuentin(クエンティン)に投資してくれました。この投資によって、ほかの投資家たちもQuentin(クエンティン)のビジネスに興味を持ってくれるようになりました。
ここまでの出来事はなぜ起こったのでしょうか。それはQuentin(クエンティン)が欲張りではなく、寛大だったからです。Joshに1、2時間を費やして自分の資産を与えたことで、最終的には何億円もの見返りをもらいました。これは、本当に奇妙ですよね。Quentin(クエンティン)たちがJoshに与えた資産は、何百億円もの価値があるものではありませんでした。彼は、Quentin(クエンティン)からのSNSでのアドバイスやオウンドメディアでのプロモーションがなくても成功できていたはずです。しかし、見返りを期待せずにリソースを与えたことによって、Quentin(クエンティン)の真心を伝えることができたのです。彼はQuentin(クエンティン)の気持ちに強く共鳴してくれ、お返しに何倍もの価値を与えてくれました。何度も言いますが、利己的になる最善の方法は寛大になることなのです。先に与えること。
さて、この話を聞いた後、あなたはどんなことを考えているでしょうか。きっとQuentin(クエンティン)は運良く大きな見返りを与えてくれる人に恵まれたのではないか、そう考えているのではないでしょうか。あなたは自分自身や偉大な講師であるQuentin(クエンティン)のことを考えているかもしれません。「僕の周りには、Joshのように優れた人はいない」と落ち込んでいるかもしれません。Quentin(クエンティン)を羨ましく思うかもしれません。しかし、外側から見ると、見えない努力があるのです。
Quentin(クエンティン)はJoshとの出会いがある前から、ずっと周囲にギブし続けていました。僕はこの「先にペイする」ことの重要性をQuentin(クエンティン)から学びました。
このレッスンの最初に、僕がすべての「アドバイスがほしい」的なメールを削除してブロックしていると言いましたね。しかし、これは嘘です。僕は時間があればできるだけ起業家たちを助けるために、長々とメールを送っていました。それに、パーティーやエレベーター、待ち合わせの時間などにイケてる人に出会うと、必ず連絡先を聞いておき、「どうやったらこの人に僕の価値を与えられるだろうか」と考えます。
20万円の商品がエバーグリーンで売れる理由は「ギブ」
これまで僕が価値を与えたほとんどの人は、僕に見返りを与えてはくれませんでした。しかし、何年も何年も、価値を与え続けた結果、僕はビジネスパートナーの小川さんに出会うことができたのです。小川さんはオペレーションの天才です。小川さんがジョインした事業の、生産性はいつも3倍近く改善されます。ある時は投下するインプットの量を1/3にしてアウトプットを据え置きにする仕組みを作り、ある時は投下するインプット量を変えずにアウトプット、つまり売上を3倍にする仕組みを作り上げます。彼は文字通り、オートメーションの天才です。
僕はそれまでと同様に、小川さんにリソースを与えました。そして小川さんからの見返りは、これまでの努力や時間を上回るほどのものとなったのです。繰り返しになりますが、すぐにあなたが与えた価値が返ってくる可能性は低いです。この法則は時間が経てば経つほど、うまくいくものだからです。
「利己的になる最善の方法は寛大になること」。まずは他人に与える習慣を身につけましょう。それも、期間や相手に対する期待度、さまざまな条件などに関わらずギブすることが大事です。あなたが何かしらの見返りを期待して価値を与えても、それは相手に見抜かれてしまいますし、結果として自分を悪い状況に追い込んでしまうことになります。基本的に見返りなどないと考えておきましょう。心から善良な気持ちで相手に与えれば、見返りがなくとも失望することはないはずです。いつの日か思いもよらぬ形で、元に戻ってくるはずです。このようなスタンスでいれば、本当に素晴らしい人たちをあなたの人生に引き込み、最終的に100倍以上の努力に見合う価値を得ることができるでしょう。それがいつになるかは、そこまで大きな問題ではありません。
この考え方をあなたの人生の中で実践するには、たった1つの簡単なことをするだけで十分です。誰にも何も訊ねず、こう自問自答するのです。「どうすれば、この人に途方もない価値を与えることができるだろうか」と。まずは、あなたの顧客をターゲットにして考えてみましょう。あなたは、彼らからお金がほしいはずです。でも、どうやったらお金を払ってもらうことができるのでしょうか。少し考えてみてください。
あなたはうちのプレミアム商品を購入したことはありますか?誰が20万円のデジタルコンテンツなんかにお金を払うんだろうとあなたは考えているかもしれませんね。僕も同じように考えていました。というか今でも考えています。たかだかデジタルコンテンツごときに20万円を払う人なんているのか?と。でもいるんです。毎朝8時、iPhoneにStripeからの通知が届きます。僕は売上ごとの通知を受け取らず、毎朝のStripeからの通知で前日の売り上げを知ります。
Yesterday’s revenue と Customers created の数字が表示されます。まあ結構いかつい額が計上されているので、最近は刺激的な朝が続いています。
なぜ20万円の商品がエバーグリーンで売れていくのか?僕たちコースを購入する前に、驚くほどの額の価値を提供したことを覚えていますか?僕たちはすべてのビデオトレーニングシリーズに対して、ワークシートなどを付属しました。これらはすべて僕たちのローンチの一部であり、多くの情報を無料で提供したのです。有料でも売れるような情報を、なぜ無料で解放したのか。それは、お客様に価値を提供しない限り、お客様からお金をいただくことができないと考えたからです。特に僕たちのコンテンツは高額なので、まずはギブから始めなければなりません。だって、僕たちがどんな人物なのか、どんなコンテンツなのかを詳しく知らずに「これは良い投資だ」と判断して、お金を払ってくれることはありませんよね。
お客さんは1クリックの距離にいる
僕たちはまず、自分自身が与えられる価値を証明しなければなりません。それ以外に、お客様にお金を払ってもらう方法などないのです。だから、購入前に大量の価値を無料で提供することで、僕たちが与えられる価値を証明しています。あなたのセールスマテリアルについてはモジュール10でお話しをしましたね。そのため、セールス・ページ自体を価値あるものにするということが非常に重要です。基本的に潜在的な顧客に対して、彼らがお金を払ってくれるなら、彼らが得る価値はそれに値するということを証明することが必要なのです。
僕はよく「1クリックの距離にいる顧客」の話をします。ケビンケリーの1000 true fansですね。ケビンケリーは、あなたのユニークなビジネスを支える支援者は1クリックの距離にいることを繰り返し説きます。例えば、先日僕たちの超高額なコンサルティングに申し込んだお客さんは、僕たちのGoogle広告を見て、そこからいくつかの動画を視聴した後に、顧問契約を結ぶことに決めました。僕とそのお客さんの接点はGoogle広告の1点のみです。そこでクリックされたら成約だし、クリックされなかったら成約することはありませんでした。つまりそのお客さんと僕をつなぐ距離はたったの1クリックしかないのです。
多くの人はこの1クリックの距離を軽視しています。例えばお客さんがランディングするページを雑に作っていたり、ヘッドラインの言葉をテキトーに決めていたり、あるいはリバーススクイーズページに見せる動画があまりにも低クオリティであったり。高額な商品を購入してもらうには、長い時間をかけなければいけないという凝り固まったステレオタイプを持っているからです。まずはオプトインさせて、ステップメールを何通も読ませて、ウェビナーを見てもらい、ローチケットの商品を買わせて、そこで気に入ってもらえればハイチケットな商品は売れる、と。とんでもない誤解です。
お客さんはたった1つの動画でコンバージョンするのです。お客さんははじめて見た動画1つであなたのビジネス規模、信頼性、実力を意識的にも無意識的にも判断しています。ビデオの映像クオリティ、ノイズの有無、喋り方、編集方法、モーショングラフィックスのセンス、表情、話の論理性・・・こういった諸々の情報が一度与えられている。そう考えると、下手な動画を作るとそれがネガティブマーケティングに繋がることもしっかりとここで認識すべきです。なぜならお客さんは1クリックの距離にいるのだから。あなたの実力次第で、この1クリックの距離は自由自在に伸び縮みするのです。
僕らがこういう風にして1つ1つの動画に金と時間をかけて作り込んでいるのは、1クリックの距離感をしっかりと掴んでいるからです。このペースでこのクオリティの動画を出し続けたら、このくらいのお客さんたちにリーチして、そこから1〜2%の人たちをコンバージョンできるという、データと経験則に基づいた記録と記憶があるから、動画1つ1つを作り込んでいます。
忘れないでください。あなたのビジネスを支える熱烈なファンは1クリックの距離にいるのです。
雑居ビルの一部屋で保守管理されている国産のメルマガ配信サービスを使っているせいであなたは1クリックの距離にいるお客さん見逃しているかもしれません。オプトインした直後に送られてくる自動返信のメールが受信箱にこない。たぶんそうだろうなと思いながら迷惑メールを確認すると案の定、あった。恐ろしいことに、フィッシングメールのアイコンが表示されている。赤色の釣り針マークです。こんなんじゃあダメでしょう。誰がこんなメルマガの配信者から買うんでしょうか。1クリックの距離に制約すべきお客さんがいることを思えば、こんな風にサーバーの汚れた到達率の低い日本のメルマガ配信サービスを使うといった経営判断はなされないはずです。
お客さんは1クリックの距離にいる。僕たちが想像するよりも近い距離に、真のファンとなるポテンシャルのある人たちがいることを思うと、もっとシビアにビジネスの導線を整えるべきだと僕は考えます。少なくともうちのコンサルティングでは、そういった導線部分から「しっかりした感」を出せるように誠意を持ってクライアントをリードしています。
では対象が顧客ではなく、業界の偉人やリーダーたちだったらどうでしょうか。彼らからアドバイスをもらったり、何らかの形で協力してもらったりするためには、どんな手立てがあるか想像できますか?これには2つの方法があります。1つは自分が得意なことを見つけて、その分野で手助けをするということです。たとえば僕はセールスファネルの経験があるので、常にオンラインシフトのアドバイスをしています。何年間もかけてコンテンツをがオートメーションで売れていく方法を考えてきましたが、今では僕がつながりのある人に培ってきた知識を提供しています。
もう1つは、あなたが手助けできる場所を見つけるということです。もしあなたが特筆したスキルを持っていないのであれば、こちらの手立てが有効です。僕にはこんな経験があります。ある人から9ページのWord文書が送られてきました。それを見ると、僕たちのウェブサイト上にある誤りがたくさん指摘されていたのです。テキストのみのWord文書に分かりやすくシンプルに修正すべき箇所が記されていました。僕たちは、彼が時間をかけて僕たちを助けてくれようとしたことが分かりました。そこで僕はすぐに彼に電話をかけて、彼に対していろいろな面でコンサルティングをして、彼の悩みを解決できるようにしたのです。僕がうれしかったのは、彼が義務の範囲を超えて、真正面から価値を与えようとしてくれたということです。
相手があなたのために何をしてくれるかを考える前に、相手に何を提供できるかについて考えてみてください。慌てなくてもいいのです。時間やアイディアを相手に与えましょう。それらにどれだけ価値があるかは、相手によって変わるものなのです。もう一度言いましょう。利己的であるためには、寛大であることを忘れないでください。価値ある人々にふさわしい価値を与えましょう。期待せずにこれを続ければ、いつかは大きな見返りがあるものです。