今日はオンラインコースの価値を上げるワークシートの作り方について説明します。オンラインコースは4ステップで作ります。下書きの作成、ビデオの撮影、ビデオの編集、ワークシートの作成です。そうです、今日のワークシートの作成でオンラインコースが完成します。おめでとう!
確実なコース作成の最終ステップ「ワークシートの作成」に進みましょう。これは、受講生の行動を手助けするという点でとても大切な要素になります。もしワークシートがないとしましょう。受講生はあなたの話を何時間も視聴し、その内容を覚え、行動しなければならないとすればとても大変ではないでしょうか。各レッスンごとにワークシートのような課題を用意してあげると理解も深まり、行動に移しやすいのでおすすめです。
モダリティという観点からもワークシートの作成は重要になります。
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モダリティを変えることで同じノウハウか全く新しいコンテンツとして解釈される
モダリティ。ご存知ですか?感じ方、と訳されます。学習チャンネルと言えば理解しやすいでしょうか?エジソンは長く集中できなかったので、母親のナンシーは本を読み聞かせたのは有名な逸話です。エジソンは自分で本を読めないけど、音声情報は効率よく学習できたというのがポイントです。学習チャンネルとして、ビジュアルではなくオーディオの方が優れていたというこです。
仮に情報や内容が同じでも、それが映像なのか文字なのか音声なのかで全く、受け取り方が変わるということです。
NLPのVAKモデルのも、モダリティの観点から考案されたフレームワークですね。ヴィジュアルのVは、視覚。オーディオのAは、聴覚、キネスティックのKは、身体感覚です。それぞれの得意なチャンネルに合わせてコミュニケーションをとることで、円滑なやり取りができるというアイディアです。
モダリティはもっと細かく分類できます。例えば、同じテキスト情報でもメールでもらうのか、メッセンジャーでもらうか、あるいはPDFでもらうのかによって、相手の受け取り方は異なります。モダリティが変わるからです。
そこで、ワークシートです。ワークシートも、モダリティを変える一つの戦略です。あなたがビデオで伝えた情報をワークシートで再度伝えることによって、モダリティを変えて相手に情報を与えることができます。相手によっては、全く新しい情報として受け取られることもあるし、もちろん有益な復習コンテンツとして受け取られることもあるでしょう。
ビデオを見ている時は視覚情報がメインですけど、ワークシートはタイピングなり筆記なり手を動かす作業が入るので、VAKモデルのK、キネスティックを使った学習チャンネルを利用しているとも説明できますね。
僕は以前、トニーロビンスのお金に関する教材を購入しました。$1997の教材です。メインコンテンツはビデオです。ビデオでも伝わる彼のインパクトの強さ、体のデカさ、声の太さ。
でも僕を含めて現代人は忙しい。ビデオを視聴する時間なんてありませんでした。運よく、というかトニーの教材にはいつも含まれているのですが、音声コンテンツが含まれていました。音声コンテンツであれば、苗場プリンスホテルの4号館前から出ているかぐらスキー場行きの急行バスの中でも聞けます。バスの中だけでなく、ロープウェイの順番に並んでいる時でも、ロープウェイの中でも、リフトやゴンドラの中でも音声コンテンツなら学習できます。スキー場から家に帰ってきて、リゾートマンションの大浴場で汗を流し、夜ご飯を食べてから、皿洗いをします。皿洗いをしながらでも、やはりトニーロビンスのお金に関するレクチャーをAirPods Proで聞けます。
きっと僕はA(オーディオ)の人間なのかもしれません。聴覚優位で学習するタイプ。彼の教材に音声コンテンツがなかったら、きっと僕はプログラムを継続することはできなかったはずです。
子供が寝静まった後、僕はコタツに座りトニーロビンスの教材に含まれていたワークシートを取り出し、質問に答えながら空欄を埋めていきます。この作業も、学習効果を高めてくれました。自分の頭の中にあることを言語化するのは非常に重要な作業です。こんなふうにして、僕はビデオコンテンツ以外からもたくさんのことを学習したのです。
どうでしょう、モダリティを変えることの重要性は理解していただけましたか?
Googleドキュメントでワークシートを作成する理由
ワークシートを作る際にはGoogle Documentを使いましょう。これは無料で使用できますし、リンクを知っている人だけがワークシートを表示できるような設定にもできるので、とても使い勝手がいいですよ。ワークシートを作ったら、リンクを受講生にシェアしましょう。とても簡単ですね。
PDFに書き出してから受講生に渡す方法もありますが、PDFは修正が大変です。書き出した後にタイポを発見したら、誤字脱字を直したのち再度書き出し、サーバーへのアップロード、ダウンロードURLの貼り直し作業が必要です。Googleドキュメントであれば、タイポを修正するだけ。書き出し作業もなければ、アップロードも、URLの貼り直しも不要です。
ワークシートに凝ったデザインを施したり、そのために誰かを雇ったりする必要は一切ありません。必要なのは、受講生が何を どう書けばいいのかがはっきりと分かるGoogle Documentのワークシートだけです。このレッスンのワークシートを例としてチェックしてみてください。シンプルですが、とても効果的な仕上がりになっています。もちろんGoogle Documentを使って作成しています。
ワークシートを作る際、まずは以前に作成したアウトラインを見直しましょう。そして、次の点を確認してください。「コース内において最も大切なレッスンはなにか」「受講生が各レッスンを理解するためには何をすれば良いか」「受講生がコースを進める前にどのようなことをしなければならないか」「受講生の抱える問題の中で、ステップ・バイ・ステップのノウハウにしないといけないことはなにか」
これらの質問をヒントとして、考えてみてください。ここでの目標は、あなたのコンテンツで学ぶことをできるだけ簡単にするということです。手順を複雑にする必要はありません。簡単であることを意識しましょう。
顧客の問題を解決するためにワークシートを作る
デザインはそれほど重要ではありません。受講生が問題を解決するために、前に進むために、どんな具体的なアクションをすべきでしょうか?
あなたの質問に答えること?レッスンを復習すること?目標を立てること?ブレインストーミングすること?炭水化物を控える?英文法を勉強する?街に出て女性に声をかける?
繰り返します。受講生は問題を解決するためにあなたのオンラインコースを購入しています。あなたはワークシートを使って受講生の問題解決スピードと早め、目標達成を確かなものとしてあげましょう。