今日はネットビジネスで売れる商品を作る方法についてレクチャーします。僕はこれまでUdemyというオンラインコース 販売のプラットフォームで14万人の受講生に商品を販売してきました。それらすべてのオンラインコースはいずれも同じフォーマットを使って作られています。あなたはこのレクチャーで学ぶ「情報コンテンツ-7つのゴールデンルール」と「オンラインコース を簡単に作る4つのステップ」のノウハウを使い、素早く魅力的な有料商品を作れるようになります。
それではネットビジネスで売れる商品の制作について高速スピードで復習をしましょう。このモジュールのまとめです。このモジュールでは、コンテンツのレイアウトやアウトライン、実際に作成していく際に必要な作業について学びました。
今回お届けするノウハウはこちら
売れる商品の大前提は「顧客の悩みを解決すること」
あなたが商品を作るそのモチベーションはなんでしょうか?それはお客さんの問題を解決することです。例えば、人と話すのが苦手だから就職はしたくない、実家のコタツでパソコン作業をするだけである程度のお金を稼げるようになりたい、と考えている人がいたとします。
もしあなたの参入ジャンルがネットビジネスだとして、そういった引きこもりのような人たちにネットでお金を稼ぐ方法を教える時、あなたの作る商品は彼らが確実に成果を出せるものでなければいけません。もし彼らの問題を解決できるようなノウハウを持っていないのであればそもそも商品を作るべきではありません。
ニキビを治せない薬は売られるべきではないのです。ニキビに悩んでいる人がいて、彼らが求めているのはニキビを消すことです。いうまでもなく商品は、ニキビを消すものでなければいけません。当然ですよね。
商品は大前提として、顧客の悩みを解決するものであるべきです。
さてあなたはネットビジネスで不労所得を獲得するためにオンラインコースという有料の商品を作ることに決めました。
オンラインコースのカリキュラムの作り方
まず最初にやるべきことはオンラインコースのカリキュラムを作ることです。目次ですね。
まず各セクションの見出しを作る必要があります。英語圏ではモジュールなんて言われたりします。Udemyではセクションという言葉が使われていますね。この時、ハードル・ベース・アウトラインを使用して、コースの概要を作るのでした。ただ無意味なセクションを並べるのではなく、お客さんが乗り越えなければいけないハードルや課題をベースに構成を考えます。
あなたをYouTuberとして成功させます!と謳った教材を作るとしましょう。さて最初のハードルはなんでしょうか?顧客が躓くポイントは?きっと多くの人はチャンネルの存在すら理解していないかもしれません。そうであれば、モジュール1はチャンネルの作り方、になりますね。
次に顧客が乗り越えるべきハードルは何か?一つ目の動画の投稿でしょうか?いやそれはもっと後です。なぜなら彼らは撮影機材すら持っていないからです。ではセクション2はカメラと照明の購入になります。同様に顧客の成長とハードルを総合的に勘案しながら続くセクションを追加していきます。これがハードルベースアウトラインの基本的な考えた方です。
さてセクションと各レクチャーのタイトルが出たら次にやることはなんでしょうか?
情報コンテンツ 7つのゴールデンルールを使って、魅力的なコンテンツを作る
次はいよいよコンテンツ制作ですが、その前に概念的な部分を理解します。最高のコンテンツを作るゴールデンルールを頭に詰め込みます。この黄金律を頭に入れた上でコンテンツを作ると非常に魅力的なものに仕上がります。
「情報コンテンツ 7つの黄金律」がありましたね。普通、いいコンテンツを作るためのベスト・プラクティスは、理解するのにおそらく数年かかるでしょう。でもこの黄金律にしたがうことで、かなりの時間を節約できるということは間違いがありませんので、僕を信じてくださいね。
軽く復習をしましょう。
ゴールデンルール1:はっきりとしたコンテンツ名にする
見た瞬間、聞いた瞬間に何の商品を販売しているかわかるようなコースタイトル、セクションタイトル、レクチャータイトルを付けましょう。そのオンラインコースを受講することでどのような結果やベネフィットを得られるかまでわかるようなタイトルだとなお良いです。
「Two-Hundred-Yard Drives: Hit the Fairway With Ease Every Single Time.(200ヤードのドライブ:毎回簡単にフェアウェイをヒットする方法)」というゴルフのベストセラーコースがあります。素晴らしいタイトルだと思いませんか?
ゴールデンルール2:すべてのコンセプトにユニークで覚えやすい名前をつける
素晴らしいネーミングはコースタイトルだけではありません。あなたが提供する全てのコンセプトにも覚えやすい名前をつけてください。
ただ単に、ワークシートと言うよりかは、石崎式!ペルソナシートという風に名前をつけた方が記憶に残りやすくなります。
ゴールデンルール3:見込み客に百科事典を与えない
僕らは情報を与えているだけではありません。購入者がより効率的にノウハウを吸収できるように、良い学習環境を整えてあげる必要があります。
ストーリーを語り、事例を引いて、例え話を繰り返すことで、受講生はより深い理解を得られます。
ゴールデンルール4:見込み客の手を握ってあげる
情報を渡すだけではいけません。あなたはステップバイステップで構成されたノウハウを提供します。段階的にレクチャーすることで、受講生は効率的に学習できます。
いまどこにいるのか、全体のうちどの部分を攻略しているのか、次にやるべきことは何か、一つ一つを丁寧に教えてあげましょう。この黄金律を手っ取り早くコンテンツに適用するために、「ステップバイステップ形式で提供する」というものがあります。
ゴールデンルール5:各レッスンにアクションステップを提供する
少なくない人たちが、お勉強するだけで満足してしまいます。でも結果を出さなければ真の意味での満足感は得られないはずです。
結果を出すためには行動しなければいけません。行動を促すためにも各セクションに1つ、できれば全てのレクチャーにアクションアイテムを用意しましょう。
ゴールデンルール6:なぜ見込み客がここにいるのかを教える
中だるみは誰にでも起こります。なぜ頑張っているのかを忘れてしまいます。受講生のモチベーションが下がりそうなときに、人生のレッスンをすることでやる気を回復してもらいます。
全体の中間だけでライフレッスンを行うのではなく、コースの最初にも終わりにも、そして各セクションが始まる時も終わる時も、定期的に受講生のやる気を引き出してあげてください。
ゴールデンルール7:レッスンの成果を早い段階で見せる
どんな大きな結果も、クローズアップして見れば細かくて小さな結果の積み重ねです。ようは、自分にもできるんだ!と思わすことに成功すれば、顧客はどんな結果でも掴み取ることができます。
まずはセクション1の早い段階で、小さなアクションを用意してください。僕たちの場合であれば100%達成できるような簡単な課題を用意します。ここでつまずいては次に行けませんからね。
これら7つの黄金律を、無料、有料問わず、あなたのコンテンツに適用してみてください。コンテンツのクオリティがぐんと上がります。
Googleアナリティクスや、YouTubeアナリティクスの検索クエリを見ても、見込み客の到達経路を確認すると実に様々なところから流入していることがわかります。たとえば、僕が5年前に作った「MailChimp 使い方」の記事を見つけて商品を購入してくれる人もいる。「石崎力也」という検索キーワードで僕の自己紹介ページにランディングする人もいる。「石崎式!ウェビナーのやり方」というYouTubeのビデオを関連動画で発見し、そのままうちのウェビナーの商品を買ってくれる人もいます。本当に様々。
だからこそ、どのコンテンツにランディングされてもいいようにこちらは準備しておく必要がある。要はすべてのコンテンツを「良い状態」に保っておくということです。良い状態、そうです、手抜きをしない優れたコンテンツを作っておくということですね。そのために、これら7つのゴールデンルールが非常に重要になります。
オンラインコースを簡単に作る4つのステップ
さて、あなたは良いコンテンツの作り方を知っている。フレームワークが頭に入っている。次は何か?プロダクションです。オペレーションです。いざ、制作でございます。
多くの人はこのプロダクションの段階で、オンラインコースを作る段階でスピードダウンします。しかも劇的に。オンラインコースの作り方に関するノウハウを仕入れた人の、実に半分の人はカメラは購入したけれども実際に撮影はしません。撮影をした残り半分の人たちも、それを公開することに躊躇し、そうですね・・・全体の8割から9割の人はアイディアをそのままお蔵入りさせるのではないでしょうか。
だからこそできる限り、コース作成はシンプルにやりたい。そこで、僕が発明したコース作成の4ステップにしたがってオンラインコースを作っていただきたいのです。
ステップ1は「下書きの作成」です。次のステップ2では「ビデオ撮影」を行います。そして、ステップ3は「ビデオ編集」で、ステップ4は「ワークシートやそのほかボーナスコンテンツの作成」となります。
ステップ#1「下書きの作成」
ステップ1ではスクリプトを作ります。ある人は箇条書きを出すでしょう。うちのお客さんでUdemyのヘルスカテゴリーにおいて、今まさに帝国を作ろうとしている方は、Keynoteに箇条書きを羅列して下書きを作っています。箇条書きの場合は、プロンプターは不要ですね。
僕は今、スクリプトを読み上げながらこのビデオを作っています。まず最初にGoogleドキュメントで文章を書き、それを推敲したのち、プロンプターに読み込み、まるでニュースキャスターが話すようにして動画を撮影しています。
ステップ#2「ビデオ撮影」
さて、下書きの作成が終わったら、次はステップ2の撮影です。照明を使って撮影をしても良いし、自然光を使って撮影しても良いです。自然光を使う場合は、窓際で逆光にならないようにカメラを回すと綺麗に撮れます。照明の良い点は、光量が一定しているので、夜間でも撮影できます。
カメラの機材は、予算内で買えるベストな物を用意してください。レンズも同様です。もしあなたがビデオ撮影を低予算ではじめたい場合は、iPhoneを使って自然光を頼りに撮影するとハイクオリティな映像が撮れます。YouTubeには、iPhone VS Canon $7500 camera と言った、比較動画がアップロードされています。光量さえ十分に取り込めるのであれば、iPhoneでも素晴らしい映像を撮影できます。
ステップ#3「ビデオ編集」
撮影が終わると、次は編集です。ステップ3ですね。特別なアプリやソフトは不要です。MacにプリインストールされているiMovieで、十分に綺麗な映像を仕上げられます。
もちろんPremiere ProやAfter Effectsを使って、凝ったアニメーションやテロップを挿入することも可能です。しかし、僕たちはYouTuberをやるわけでありません。お金を出してオンラインコースを購入してくれた人に結果を出してもらうことが第一の目的です。彼らが結果を出すためにアニメーションやテロップがどれほどの意味を持つのでしょうか?
そうです、僕たちが費やすコストに比べてリターンが圧倒的に低いのです。繰り返します。僕たちはYouTuberになるわけではないのです。商品を販売してお客さんに具体的な結果を手にしてもらうために映像を作ります。
アニメーションやテロップを挿入するくらいであれば、少し前に説明したゴールデンルールを使い、コンテンツの質を上げる方が受講生の結果に貢献できます。編集を手抜きして良いと言っているわけではなく、編集よりもはるかに大事なことがたくさんあるということを強調したいのです。
ステップ#4「ワークシートの作成」
さて最後。ビデオを完成しました。次はステップ4の「ワークシートの作成です」。ビデオを見るだけで目標が達成されるのであればハッピーなんですけど、現実はそんな甘くはありません。レクチャーの内容を咀嚼し、理解し、行動に移すことで結果がでます。
行動を促すマテリアルとしてワークシートを用意しましょう。ビデオの中でも宿題や課題を出しますが、それらアクションアイテムをさらに独立させてもう一度念押しの意味を込めて、ワークシートの中で行動を促します。
理論的なレクチャーであれば、ワークシートには穴埋め欄を用意しておき、ペンで文章を書いてもらう。あるいはアイディアをブレインストーミングしてもらう。とにかく手を動かすきっかけを用意してください。
あなたが操作方法などの実践的なレクチャーを用意したのであれば、ワークシートには受講生にやってもらいたいことをリストアップします。それがステップバイステップであれば、尚良いです。たとえば、ドメインの取得であれば、
- ステップ1:バリュードメインにアクセスする
- ステップ2:バリュードメインのアカウントを作成する
- ステップ3:ドメインを取得する
- ステップ4:エックスサーバーでネームサーバーの設定を行う…
と段階的にやるべきことを羅列してください。
これであなたは、効果的にノウハウをレクチャーし、受講生が結果を出せるオンラインコースを完成させられます。
以上がこのモジュールのまとめです。詳細を知りたければ、過去のビデオに戻って復習をしてください。
ここまで多くの情報をお伝えしてきましたが、すでにあなたは最高のコースを作るために必要なことをすべて理解できたはずです。次のモジュールでは、コースを実際にオンライン上で販売する方法をお話ししていきます。そこでお会いしましょう。