おめでとうございます。あなたはオンラインコースの下書きを作成するという最も大変な作業を終えました。あなたの手元にはビデオ撮影に必要なスクリプトがあります。まるで僕がこのビデオを作るにあたってただスクリプトを読み上げているように、あなたもやるべきことはスクロールされる文章を発話してコンテンツにするだけ。コース全体の下書きが作成できたら確実なコース作成への4ステップの2段階目であるビデオ撮影に取り掛かりましょう。
コース作成の4ステップをおぼえていますか?ステップ1は「下書きの作成」です。次のステップ2では「ビデオ撮影」を行います。そして、ステップ3は「ビデオ編集」で、ステップ4は「ワークシートやそのほかボーナスコンテンツの作成」となります。今日はステップ2のビデオ撮影について説明します。
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ビデオの撮影がオンラインコース作成で最も簡単な理由
ビデオの目的は単純に「情報を受講者に伝える」ということです。凝った照明やカメラワーク、映像のグラフィックにこだわるべきではありません。ここで必要なのは、あなたが作ったオンラインコースの下書きをただビデオで配信するということだけです。
撮影プロセスに関しては後ほどお話をしますが、その前に強調しておきたいことがあります。それは「オンラインコースを作る上でステップ2のビデオ撮影が最も簡単なパートである」ということです。しかし、ほとんどの人はビデオ撮影を億劫に感じたり、ビデオに映ることが嫌になったりして、撮影を後回しにしてしまいます。
どうやったら撮影がいかに簡単なプロセスかを説明できるでしょうか?冒頭でも述べた通り、僕は今、頭を空っぽにして目の前に流れてくる文章を読み上げているだけです。超簡単。プロンプターに映し出された、スクリプトを発話しているだけなんです。これをいうと驚かれるかもしれませんが、僕はスクリプトライターに少なくない金額をお支払いして、この読み上げる台本すらも書いてもらっています。実際にこの仕事を発注するのは、うちの司令塔の小川さんです。
ビジネスパートナーの小川さんが、スクリプトライターに草案をお願いする。その草案をブラッシュアップする人がいる。Googleドキュメントにそれら文章が反映される。プロンプターアプリにドキュメントを読み込んで、石崎がそれを読み上げる。何度も言うようですが、僕は読み上げているだけなんです。読み上げるだけでビデオコンテンツが出来上がる。こんな簡単な仕事はありません。
あなたはカメラ撮影を前にしてこう思うでしょう。「カメラの前でうまく喋るなんてできっこない」「きっとたくさんのミスを犯してしまう」「人前で喋るなんてやったことない」と。でも安心して。僕を信じてください。スタート段階でうまくやれる人なんて誰一人いませんから。
4年前に撮った僕の姿を見てください。3ヶ月でTOEIC900点を取るためのノウハウをシェアした動画です。
自分の4年前の姿を見ると思わず寒気がするくらいです。でも見込み客たちは僕の話し方なんてまったく気にしませんでした。カメラの前のパフォーマンスになんて一切コメントが来なかったくらいです。もしあなたのオンラインコースで見込み客たちの深い問題を解消することができるのなら、たとえあなたの喋り方が下手であったとしても何も問題はありません。むしろ見込み客はあなたの下手な喋り方に気づかないでしょう。
だからあなたは、自分自身のプレゼンテーションと伝え方に最もフォーカスを当てるべきです。だって見込み客はただ、有益な情報が欲しいだけなのですから。
クオリティの高い映像を撮影する具体的な方法
実際にビデオの撮影をするときには、次のガイドラインに従ってください。
ステップ#1. 撮影する場所を決める
まず撮影する場所を決めましょう。僕のように立って喋ってもいいですね。もしくは壁を背景にしたり、デスクを前にして座ったり、あなたが快適だと感じる環境で撮影するのが一番です。
例えば竹岡さんと撮影したFast Launch Advanced は、千葉県のいすみ市でプライベートキッチンを営んでいるジョンの素敵なお家を借りました。
もちろん撮影許可を、事前に取りました。いまではオーナーのジョンさんと仲良くなり、いつでもおいでよとVIP待遇をいただけるほどの関係になりました。毎度、ジョンの家に行くたびに綺麗な映像を撮影させていただけるので彼には感謝しております。Airbnbを使い素晴らしいお家をプライベートで宿泊しオーナーと仲良くなったのちに撮影に使わせてもらうというのは、お勧めのやり方です。
グリーンスクリーンを使って撮影するのはおすすめできません。たまにクロマキーで背景を消して、安っぽいレンガの壁紙などを挿入している人がいますけど、光量が一定していないので画面全体が揺れているように感じてしまうのです。クロマキーを使っている本人はその不自然さに気付いていないかもしれませんが、視聴者は無意識の部分で嫌悪感を感じています。僕ならこう思ってしまいます。この演者は初心者のためのウェブマーケティングをキャッチコピーにしているけど、そもそもあなたがネットビジネスの初心者じゃないですか、と。映像クオリティを中途半端にすると、素人感が出過ぎて、ネガティブマーケティングにすらなり得ます。
ステップ#2. 照明をチェックする
次に照明をチェックしましょう。まともな照明があれば、映像の見栄えを100倍程よく見せてくれます。どれだけいいカメラを使っても暗い場所で撮影したら、あまりいい映像は撮れません。ノイズがのります。逆に明るい部屋で撮影するだけで普通のカメラでもかなり写りがよく見えます。だから撮影場所を決める際には窓がたくさんある部屋や、位置を調節できるような部屋を選んでくださいね。
YouTuberのためのビデオコンテンツには照明に関するさまざまなチュートリアルがあることは知っています。でもはっきり言って、あんまり照明にこだわりすぎる必要はありません。窓の近くで撮影するだけでの十分です。結局は自然光が一番綺麗に撮れるからです。例えば、Peaceful Cuisine も横から入る自然光を使って撮影しているのがわかります。
どれだけ雨の日で外が暗くても、自然光の方がLED照明より遥かに明るいし、均一な光量を提供してくれます。
ステップ#3. スクリプトの置く場所を決める
照明がチェックできたら、次はビデオコンテンツの下書きをどこに置くか考えましょう。下書きの扱いについては主に2つの方法があります。1つ目は紙に印刷しておいた下書きを用意し、ビデオに映らない場所に置いておくことです。その下書きを台本にし、1段落読んだらそれをカメラに向かって喋ります。その段落を読み終えたらまた次の段落を読んで喋るという流れです。この方法ならその場で簡単に即興でできてしまうので便利ですね。下書きを見ている部分はカット編集で削ってしまいます。
もう1つの方法は、テレプロンプターを使うというものです。テレプロンプターは、画面に原稿を映してくれる道具です。
これをカメラの上か前に置くことによって、映像を止めず、一気に読み流すことが可能です。ビデオ撮影において必要な道具ではないですが、持っておいて損はない道具ですね。ちなみに僕は今、テレプロンプターに映されている自分のスクリプトを読み上げてこの動画を撮影しています。
ステップ#4. 30秒だけテストする
下書きの置き場所を決めたら次にビデオ撮影の30秒テストをおこないましょう。30秒テストをやっておけば、僕みたいに全部映像を取り直すなんていうミスはしませんから。
まあでも映像をやっている限り一定の確率で起こり得るミスではあります。2時間分のコンテンツを撮影して、マイクの電源を入れ忘れていたとかよくあることです。刹那、絶望的な気分に陥りますが、オンラインコースビジネスの収益性の高さを勘案すると、まあ許容できる範囲のミスですし、お酒を飲んでぐっすり寝れば忘れられます。もちろんミスをしないのが一番です。
必要なのは30秒間の映像撮影テストと音声収録テストです。テスト映像をコンピュータに読み込んでみて、問題なく撮れているかどうか、音声が入っているかどうかをチェックしてみましょう。こうすれば撮影のし直しなんていう悲しいミスはなくなります。
ステップ#5. 撮影する
テストを問題なくクリアしたら、いよいよビデオ撮影本番です。ここまでのステップを全て完了して撮影準備を整えたら、数日間の撮影期間を確保してください。経験者であったとしてもほとんどの人は、1日に数時間しか撮影することができません。それ以上無理に撮影しようとしても、多分疲れてしまってできないと思います。僕もYouTubeの動画の撮影は1週間に2時間だけで決めています。それでも1日の中で3本撮り、4本撮りできるのですから、十分に公開スケジュールに間に合わせられます。
喋ったあとはもうクタクタになります。布団があればすぐに横になりたくなります。僕の場合は子守をしながら、子供の昼寝時間を使って撮影をしているので、布団に横になることはできませんが。ユンケルを飲んでスタミナを回復するくらいです。
これらのプロセスをシンプルに実行してください。凝って映像を撮影したり、何度も撮り直しをしたりする必要はありません。どんどん数をこなしていくことで自分にあったやり方がわかってくるはずです。
今日の課題
さて本レッスンでの課題は、使用する機器を決定して、実際に購入するところまでです。機器を早く入手すればするほど、あなたの商品を早く販売して、フィードバックを受けることができるようになります。でもどんな機器を買えばいいのかなんてわかりませんよね?そこで、できるだけ今回の課題を簡単にするため、予算ごとにおすすめの撮影機器を列挙した資料をお付けしました。石崎式!撮影機器一覧、と検索してください。
もし迷ったらこのリストから好きなものを買うといいでしょう。30分以上リサーチに時間をかけてはいけませんよ。それでは資料を見て、機器をチェックしてみてください。
石崎式!撮影機器一覧
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