どうもこんにちは石崎力也です。毎朝3時間だけ仕事する時間をくれと奥さんに頼んだところ、快諾。仕事がないことに気づいたのは承諾を頂いた後のことでした。仕方ないので仕事作ります。ブログ書きます。
さて一眼レフやミラーレスを購入して色々いじっていると「僕がかつて持っていた安価コンデジと一眼レフの違いってなんなん?」と思うことはありませんか。あるいは今からカメラを始めようと思っているんだけど、そもそもどれ(ミラーレス、一眼レフ、コンパクトデジタルカメラ)を買えばいいか全くわからん!という人もおられることでしょう。そこで次の観点で一眼レフカメラとコンパクトデジタルカメラの違いを比較してみてました。
レンズ交換
- コンデジ:交換できない
- 一眼レフ:交換できる
コンパクトデジタルカメラは別名、レンズ固定式カメラだそうです。固定されているからレンズは交換できません。一眼レフは交換できます。札幌駅にあるビックカメラの1階には大量のレンズが並んでいます。ラッシュアワーの時間帯にサラリーマン風の、というかほぼ確実にサラリーマンの二人組がレンズの並ぶ棚を見ながらこう言っていました。「望遠レンズ、120万円・・・って車買えるじゃん」
確かに。高いものは高いけど、単焦点レンズとか撒き餌レンズと呼ばれるものはその性能に見合わないほど安い値段で販売されているので、一眼レフは高いと断じて敬遠するほどではないかもしれませんね。被写体に合わせてレンズを交換できるからこそ、いい絵が撮れるというものです。
大きさ
- コンデジ:小さい
- 一眼レフ:大きい
重さ
- コンデジ:軽い
- 一眼レフ:重い
“コンパクト”デジタルカメラなので、軽くなかったらやはり泣けてきます。一眼レフは本当に重い。スープカレーを食べるために円山公園を突き抜けて suage に行ったんですけど、首からかけてた一眼レフが慢性的肩こりをさらに促進してくれました。
画質
- コンデジ:悪くない
- 一眼レフ:良い
画質はセンサーサイズによるんだよ、画素数(解像度)じゃないって話を別のブログ記事で取り上げました。イメージセンサー(撮像素子)が大きいほど多くの光を取り込めるので写真の見栄えは良くなるんですね。コンパクトデジタルカメラはセンサーサイズもコンパクトだからそんなに綺麗じゃない・・・ってのが共通の理解です。
ボケ味
- コンデジ:ボケない
- 一眼レフ:ボケる
センサーサイズが大きいほどボケるので、同じ一眼レフでもその大きさによってボケ味は変わってきます。写真は引き算なので、背景に写りこむ不要な絵をボカして消すわけですね。
表現力
- コンデジ:乏しい
- 一眼レフ:豊か
一眼レフはレンズを交換できるので、ケースバイケースでレンズを変えながら撮影を楽しめます。望遠レンズ・広角レンズ、単焦点レンズ、魚眼レンズ、マクロレンズなどそのバラエティは様々色とりどり。
価格
- コンデジ:安い
- 一眼レフ:高い
まあ安い高いは形容詞で、相対的なものです。ドナルドトランプにとってはカメラ屋さんにあるレンズ1本を僕たちがうまい棒を買うその要領で購入できるはずですから、一眼レフであろうがコンデジであろうが「安い」ということになります。コンデジは一眼レフに比較して安い傾向にあるようです。
夜間撮影
- コンデジ:きつい
- 一眼レフ:できる
一眼レフのセンサーサイズはコンデジに比べて大きいので光をたくさん集めることができます。光をたくさん集められれば、暗い場所での撮影も可能になります。iPhoneがどれだけアップデートされて日中の写真が綺麗に見えたとしても、やはり未だに(執筆時iPhone7が最新)暗い場所で撮った写真にはノイズが入ります。
初心者便利機能
- コンデジ:多い
- 一眼レフ:少ない
コンデジには水洗いできる水に強いモデルもあるので、アクティブな撮影シーンにも耐えられます。また水中撮影可能なモデル、SDカードの抜き差し不要でPCと自動同期できるモデル、寒い場所・暑い場所に強いモデルなど、便利機能に関してはコンデジに軍配が上がりそうです。
オートフォーカス速度
- コンデジ:遅い
- 一眼レフ:速い
一眼レフにはピントが被写体の前後にどれだけずれているかをすぐに認識する機能(AFセンサー搭載)があるので、素早くピントを合わせることができます。ズレている距離を認識できるモデルもあるので、どの速さでどの方向に進んでいるかを予想してピント合わせをする動体予測オートフォーカスがあるのも特徴です。
高感度撮影のノイズの多さ
- コンデジ:多い
- 一眼レフ:少ない
これもセンサーサイズの違いに起因するネタなんですけど、やっぱり光をたくさん集められるセンサーサイズの大きい一眼レフの方が高感度撮影時のノイズ量は小さいです。
ファインダー
- コンデジ:液晶モニター
- 一眼レフ:光学ファインダー
光学ファインダーにはレンズが捉えた光が何度が反射した後そのまま伝わります。一眼レフは「1つの眼(レンズ)がレフレックス(反射)と撮影やりますよ」って意味ですね。ファインダーを通して光学的に見ることによって(そのままの光を見ることによって)遅延なく被写体を捉えることができます。ミラーレスは原理上わずかな遅延があると言われていますが、最近では「その差も大してき気にならないよね」と考えられる傾向にあるようです。コンデジの場合は、光を電気信号に変更しなきゃいけいので、その分だけタイムラグが発生します。一眼レフがシャッターチャンスに強いと言われる所以は光学的に被写体を見ることができるからですね。
撮影時の音
- コンデジ:無音 or 電子音
- 一眼レフ:音がする
シャッターを開くという機械的な作業がある以上、一眼レフは必ず音がします。盗撮防止ゆえにシャッター音がある iPhoneの場合、その音はネガティブに捉えられることが多いようです。一眼レフの場合はむしろその音や手に伝わる振動こそが、醍醐味という人までいるようです。なんか不思議ですね。
アクセサリー
- コンデジ:少ない
- 一眼レフ:多い
一眼レフの場合、交換レンズに始まり、フィルター、ストロボ、ストラップなどのオプション商品が純正・サードパーティ問わずたくさん販売されています。コンデジの場合は顧客層を考えた時に、そもそもそんなにお金を落とす層ではないと判断されているのか、アクセサリーが非常に少ないように思えます。
バッテリーの持ち
- コンデジ:短い
- 一眼レフ:長い
一眼レフはただ大きいだけではありません。バッテリーも大きく積んであります。ん?大きなバッテリーを積むことができます。光学的にファインダーを通して見る場合、それは電気を使っているわけではないので、やはりバッテリーを消費しにくい構造であることがわかります。
まとめ
僕ら家族は、これまでずっとGoPro 2台とiPhoneだけを持って旅をしていました。バックパッカーにとっては軽いことが常に善なので、MacBook ProよりもMacBook Airが選ばれ(今ならMacBook)、一眼レフよりもGoProが選ばれるのが当然だと思っていました。今は、旅仲間に息子が加わったおかげで、荷物は嫌でも増えました。軽い旅から重い旅に変わり、ライフスタイルや仕事のスタイルも割とどっしりとしたものになりました。じゃあ・・・と開き直って持ち始めたのが一眼レフだったんですけど、なるほど、カメラにハマる人がいるのはなんとなくわかってきたぞ。今はGoPro2台に加え、ネイマールや綾瀬はるかさんが広告塔になっているパナソニックのウェアラブル1台、そしてGH4、さらにムッチャ重いマンフロットの三脚。重い旅は肩がこるけど、まあ悪くはないなと自己肯定しているところです。