あなたはEnvato Elementsは英語だから難しいと思っているかもしれません。大丈夫、僕が今から”日本語”でEnvato Elementsの使い方を紹介しますので。検索エンジンでは「Envato Elements 読み方」なんかでググる人が多いようですけど、たぶん(調べてませんが)エンバトエレメントだと思います。Envato Elementsは、彼らのモットーのごとく、あらゆるデザイン作業を素早く終わらせるWebサービスです。
今回お届けするノウハウはこちら
#01. モックアップとは何か?
今回は、商品の模型と言える、モックアップ画像の作り方を紹介しようと思います。モックアップって、例えばこんな感じです。今回はお客さんに配るeBookのモックアップを作ってみました。
どう?かっこよくないですか?商品の知覚価値が上がりません?これを無料でもらった人は「やった、嬉しい」と思うはずです。少なくとも、WordやPagesで作った、白背景黒字のシンプルな無料レポートよりかは見栄えがいいです。
#02. Envato Elementsからテンプレートをダウンロードする
使うのはEnvato Elements。Design without limits(制限なしのデザイン)・・・。ようはデザイン関係ならお任せ、ということでしょう。実際に彼らの月額プランを申し込むようになってから、全部とは言わないまでも、デザイン作業のほとんどはEnvato Elementsを経由して仕事をするようになりました。
プランは2つあります。月額で払うか、年額で払うか。年額で払うとWordPressのテーマを無制限にダウンロードできるようになるんですけど、僕は熱心なGenesis Frameworkのユーザーなので、テーマは不要です。だから月額で支払っています。しかもEnvatoは不定期で(直近はクリスマスとかブラックフライデーとか)$19/mのキャンペーンをやっています。僕は運よくキャンペーン中に申し込めたので、今でも$19/mを払うだけでEnvato Elementsが使い放題なんです。
本当にデザイン関係は全部、Envatoで完結できるのかよ?と思いましたか。例えば、Keynoteのかっこいいテンプレートもあります。Udemyで講義を作るときはEnvatoからダウンロードしてきたテンプレートで資料を作り、ScreenFlowで撮影しています。よくお客さんからも「どこでダウンロードしてきたんですか?ご自身で一からお作りになったのでしょうか?」なんて質問をいただきますが、回答はいつも同じく「Envato Elementsからダウンロードしてきました」です。
他にもフラットアイコンもあります。今まではiconfinderでアイコンをダウンロードしていたんだけど、Envatoを知ってからは専らEnvatoだけを使うようにしています。
さて早速始めましょう。Envato Elements にログインして、Mock Upと検索します。次に検索結果からGraphic Templatesを選びます。1869もの作品が検索結果に表示されました。
お気に入りの作品(テンプレート)を見つけたので、ダウンロードします。プロジェクトの名前は「TOEIC塾」としておきます。
#03. Photoshopでテンプレートを編集する
まずダウンロードします。ダウンロードが終わったら、Macの場合であればzipファイルの上でダブルクリック。自動的に解凍が始まります。
お、1つのフォルダに6つのファイルが入っていた。どれもかっこいいから、迷うんですよね。でもこんなん、デザインセンスのない僕が選んでても仕方がないので、恣意的に目をつぶって「えい!」と選択します。今回は002.psdを使うことにしました。
やることといえば、大抵の場合はスマートオブジェクトを編集するだけ。英語でPlace your design here(ここにデザインを挿入する)と書かれているので、このレイヤーを展開して、中に入っているファイルをダブルクリックします。Photoshopで新しいタブが表示されました。この新しく表示されたファイルを自由に編集していくと、それがモックアップに反映されるという仕組みです。
ちなみに背景(Background)の目のマークを Invisibleにすれば、つまりアンチェックすれば、背景が消えます。背景が消えた状態でファイルを書き出したほうが、挿入先のデザインに一致して使い勝手がいいですね。僕は一応、書き出す際に背景のあるバージョンと背景のないバージョンを書き出すようにしています。
じゃあ試しにやってみましょう。元のモックアップにはInspiringの文字がありました。それを長方形ツールで隠します。Command + Sで保存して、タブを切り替えモックアップを見ると、おお!こちらも呼応するように消えている・・・という仕組みなんです。もしあなたが会社ロゴやブランドを持っていれば、それを挿入するといいですね。
じゃあデザインしていきます。僕が挿入したいのは「TOEIC塾スーターターガイド」という文字列。この商品のブランディングカラーが金と黒なので、色は金と黒を選ぶようにします。全てを編集し終えた後に、モックアップのファイルに戻ると、ちゃんと適用されています。びっくりです。
#04. Photoshopでファイルを書き出す
次の2つのバージョンを書き出しましょう。
- 背景あるバージョン
- 背景ないバージョン
書き出しは、ファイル > 書き出し > PNGとしてクイック書き出し、を選ぶか
コマンド+Eでも書き出せます。はい、まずは背景あるバージョンを書き出しました。
次に背景ないバージョンを書き出します。レイヤーパネルからBackgroundの目のアイコンをアンチェックします。この状態で書き出します。
#05. eBookやPDFファイルにモックアップを差し込む
まず背景ありバージョンを差し込んでみました。うーん、なんか違うんだよな。
次に背景ないバージョン。個人的にはこっちの方がしっくりきます。よし、これで完成。
最後に、表紙全体の体裁を整えます。これで表紙が完成しました。モックアップ、便利じゃないですか?
#06. Envato Elementsの使い方(YouTubeの再生リスト)