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エバーグリーンって?
エバーグリーンでローンチを回すって?エバーグリーンでプロダクトローンチを回す、という話を聞いた時、え、そんなこと出来るの?と正直思いました。だって、プロダクトローンチと言えば、すごく大きな経費と時間をかけて準備をするものだ、という観念的とも言える思い込みがありましたし、エバーグリーンだと動画を見ていただいた方からのコメントにコメント返しが出来ないじゃん、なんていう、妙なところが気になったりしました。
それに、期限を定めないキャンペーンをするのだとしたら、ステップメールに動画を仕込んでいっても、何ら、変わりはないのでは、という素朴な疑問が抱いたりもしました。一方で、24時間365日、いつでも商品を紹介し、売ってくれるネット自動販売機が出来上がるとしたら、それはそれですごいことだよな、とも思いました。正直、その仕組みが欲しいと思ったのも事実。でも、そんなもの、本当に上手くできるの?あなたも、そう思ったことがあるのではないでしょうか?
実際に、エバーグリーンでプロダクトローンチを回してみて、本当に良かったなと感じることは、大きくは3点あります。
- 勝手に売れていく
- 改善を加えられる
- 余裕がある状態を確保できる
1. 勝手に売れていく
本当に勝手に売れていく、ということ。自分が活動したのとは全く別のタイミングで、何もしていない時に売上が上がります。つまり、短期集中でエバーグリーンで商品をローンチしてしまえば、本当に売上メールが着信するのを待っているだけという状態になるということです。
2. 改善を加えられる
いつでも、自分に都合の良いタイミングで、エバーグリーンの仕組みに改善を加えられるということ。コンテンツを追加して価値を高めることもできるし、めったにあることではないのですが、反応の悪いコンテンツを入れ替えるということさえも可能です。
3. 余裕がある状態を確保できる
一度、リリースしてしまえば、時間的にも負荷的にも余裕がある状態を確保できるということ。冷静に状況を観察できるし、お客さんの反応や要望にどう答えるかを、じっくり考えることも出来ます。次の商品を開発したり、次のエバーグリーンを仕組みを作ることに、ある意味、いつでも余裕を持って取り組むことができるようになったということです。
何のために仕事をしているのか?
プロダクトローンチを回すと儲かる
プロダクトローンチといえば、一晩で数億の売上を上げるための方法、というイメージを持たれている方が、たくさんいらっしゃいます。私も、実際にローンチをやるまでは、そう思っていました。だから、少なくとも数千万の売上をあげられないようなローンチは、失敗ローンチだと思っていたし、ローンチをやるからには数千万、1億を狙わないといけない、という半ば強迫観念のようなものさえ持っていました。
確かに、日本にプロダクトローンチが入ってきた時期には、一晩で億を稼ぐ、という『やり方』が持てはやされたし、労働集約型の収入源しか持っていない人にとっては、一攫千金のやり方を知りたい、やってみたいと夢を見た方も多かったと思います。
一方で、一晩で億を稼ぐためには、多額の経費や広告費を投入しなければなりません。感覚的に言えば、少なくとも1000万以上の投入が出来ない事業規模では、プロダクトローンチを実施することさえ難しいと考えられていました。
1000万を投じて、その何倍もの売上を狙うというやり方は、ある種、ギャンブルに近いものと言えるかもしれません。だからこそ、一発当てて、大金を握って、リタイヤしてしまおう、という『一発屋型人生』を思い描く人にとっては、一種の憧れだったとも言えます。私も、まだサラリーマンだった時代に、最初のプロダクトローンチフォーミュラーなるものを学んだのですが、確かに一攫千金を狙うんだ、という気持ちが正直ありましたから。。
何のために仕事をするのか?
何のために仕事をするのか?と聞かれれば、売上をあげるために仕事をしています。ビジネスをしているのですから当然ですよね。そして、より大きな売上を上げるために、プロダクトローンチという手法を学ぼうとしました。
サラリーマン時代に、何のために仕事をするのか?と聞かれたら、下手をしたら、『会社の発展のためです』と答えていたかもしれません。今考えると恐ろしいですね。でも、例えば、1億円稼いだとして、そのお金を何に使うのか、と言われると、明確には答えられませんでした。つまり、プロダクトローンチを学んでも、実行する明確な動機無かったのかもしれません。
売上至上主義のワナ
一方で、あまりにも『収入』や『売上』を追いかけすぎると、つい、売上至上主義的な妄想にハマってしまうことがあります。プロダクトローンチは、確かに、大きな売上をあげることのできる手法なので、一年中、次から次へとローンチを仕掛けていけば、年商1億円に達することは十分に実現可能な話になります。
ただ、ずっと仕事です。しかも、多分、サラリーマンの時よりも相当に負荷は高いでしょうね。働けば働くほど収入が増える。でも、際限のない売上追求は、どこか虚しい感じがします。僕たちがプロダクトローンチをエバーグリーンで回して得ているものは、単に大きな売上ではありません。僕たちが手にしたものは、「やりたいこと」をするための自由な『時間』と、「やりたいこと」をするために必要にして十分な『収入』を、両立させた生活。欲しいものは、売上だけではない、ということなんです。
やりたいことをやるための時間
例えば、3ヶ月間、世界でも有数のパウダースノーと評判のスキー場に一軒家を借り切って、リフトのシーズン券をとことん使い倒して、毎日、スノボに明け暮れるという生活をしたい、としたら、あなたはどうしますか?
会社に勤めていたら・・・さすがに3ヶ月の休暇を取ることは難しいかもしれませんね。では、自分でビジネスを経営していたら出来るか、と言われると、店舗を少人数で運営しているようなビジネスモデルの場合、3ヶ月間、お店を留守にするのは、かなり厳しいかもしれません。
従業員がきっちり働いてくれる会社の社長だったら大丈夫だろう、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、丸3ヶ月間、会社を任せきりに出来る社長は、そう多くはないのが実態でしょう。つまり、やりたいことを思いっきりやる、という時間を持っている人は、実は、ごくごく少数しかいない、というのが現実なのかもしれません。
やりたいことをやるための収入
逆に、一人でビジネスをしている場合は、3ヶ月間、仕事をせずに休暇にするんだ、と決めれば、スノボ三昧をすることは可能です。ただ、自分が働かない期間は、当然ながら収入もありません。それに、何よりも心配になるのが、その間、集客活動が全く出来ないということ。休暇から復帰しても、休暇前の状態に戻れるか、収入が得られるかというと、その保証は全くないということになります。
つまり、やりたいことに安心して没頭できる『時間』も『収入』も手にしているという状態にある方は、本当に一握りしかいないのかもしれない、ということなのです。
やりたいことを優先するためには
私は、約30年間、サラリーマンとして一つの会社に勤務してきました。会社員としては多趣味で、それなりのポジションにも就き、ワガママいっぱいやらせていただいた会社人生ではありましたが、3ヶ月間という長期休暇を取ることは、とても無理でしたし、何より、海外のスキー場に3ヶ月間住んでしまう、という選択肢は、思いつきもしませんでした。そもそも、発想になかったというのが本音です。
では、なぜ、発想もできなかったのか?それは、大学を出るまでに受けた教育や学歴を元手に、会社で定年まで約40年近い年月を働き、老後になって初めて自分のやりたいことをやるための時間と、ささやかな資金を得る、というサラリーマンとしての『ライフデザイン』を、当然のものとして受け容れていたからに他なりません。
将来の楽しみや安定のために、日常は『仕事』をするのが当たり前。定年後の安定したささやかな自由を得るために、約40年間、我慢を積み重ねていく。それが、日本のサラリーマンの典型的な人生なのかもしれませんし、常識的な働き方という概念が、『毎日、仕事をすること』になっているのだと思います。
ライフスタイル優先の生き方
- 石崎さんの場合
- 竹岡の場合
石崎さんの場合・・年間300日以上、世界を旅する
石崎さんは、年間300日以上、海外に出てご家族で世界を旅する生活をしています。そんな生活をしながらも、十分な収入を得られる仕組みを所有している、ということなのです。そして、最も『やりたいこと』は、かけがえのない大切な家族と一緒の時間を、何よりも大切にすること。スノボも料理もキックボクシングも、奥様の望みを叶えてあげたい、という願望を満たすためのことです。
そのためには、生活のための日常的に働く、という時間はありません。プロモーションのために、数ヶ月間、何かに拘束されるという時間もありません。もちろん、収入源を確立するために、過去に数ヶ月間、集中して仕組みを作り上げるという期間はありましたが、ここ数年は、『週4時間だけ働く』と決めて、仕事を超効率化し、ローメンテナンスで高効率な仕組みを作ることに成功されています。
竹岡の場合・・月5日間だけ働く
竹岡は、卒サラしたあと、家族で八ヶ岳に移住をしました。それは、どうしても娘たちを森の中にある幼稚園に通わせたかったからです。でも、そんなに貯えがあったわけではありません。はじめての起業で試行錯誤をしながら、とにかく収入を確保することに奔走した時期もありました。でも、最終的に得たかったゴールは、家族と一緒の時間を何よりも大切にするという生活。
つまり、石崎さんと同じでした。そのために、月に1回だけ、東京でセミナーを開催し、週に1日だけオンラインでコンサルティングを行う、というワークスタイルを考え、実際に仕組みを作り上げていきました。石崎さんは、オンラインで完結するタイプのビジネスモデルでしたが、竹岡の場合は、人とリアルに会ったり、会話をしたりするビジネスモデルでありながら、拘束される時間を極力短くして、家族との時間を長く取れるように工夫しました。
必要な収入は?
では、これらの生活を支えるために必要な収入とは、どれぐらいの金額なのでしょうか?年収1億円でしょうか?純金融資産で1億円以上の『小金持ち』と言われるぐらいの資産が必要なのでしょうか?実は、そんなことはありません。
もちろん、収入が多いのに越したことはないのかもしれませんが、海外での定住生活は、一般的にイメージされているよりも、ずっと低コストで実現可能です。八ヶ岳での移住生活にしても、東京で普通に生活するよりも、ずっと安く済みますし、東京では入手困難でプレミアがつくようなオーガニックで美味しい食材も、地産地消の地元価格で手に入れることが出来ます。
ちなみに、月5日間だけ働いて、八ヶ岳で移住生活を送るには、収入は1000万も必要ありません。つまり、一攫千金を狙う必要など、微塵もない。それよりも、一時的な大きな売上ではなく、着実に売れていく、予測の立つ収入源の方が、生活を組み立てやすいと言えるのかもしれません。
定常的な収入を手にする
必要なキャッシュフローを着実に手にする
私が経験したプロダクトローンチは、最初に投入した経費が400万近くありました。つまり、売上が400万以上なければ、純粋に損失が出ることになります。そのストレスは、ローンチの期間中、ずっと頭のどこかにありました。エバーグリーンは、ギャンブルではありません。とても論理的なビジネスです。
なぜなら、ビジネスのプロセスの中に、状況を計測するポイントを設定し、数値を監視しながら必要な改善策を講じていくことができるから。例えるなら、製造工程と同じです。いくつかの製造工程があるとしたら、そのうちの、どこか目標の生産効率が得られていない工程を修正して、全体のスループットを上げていく。結果は重要ですが、結果だけを見るのではなく、結果を得るためのプロセスを常に見ていくことで、持続可能な収入を継続的に得られる仕組みを手に入れることができます。
ちなみに、初めてエバーグリーンで売上が上がった時は、なんだかとても不思議な気持ちになりました。だって、売るという行為をしていないのに、売上が上がるという結果だけが目の前に差し出されたのです。そして、それが何度も繰り返され、続いている。
確かに、プロダクトローンチの仕組みを作るのに、10日間近くは集中して働いた。でも、その成果は、その場で得られたわけではない。その代わりに、後から継続的な売上が長期にわたって得られるようになる。労働時間と収入が直結しない働き方、それがエバーグリーンを回すということでした。
時代が変化しても収入を得られるスキル=生きる力
僕たちは、労働と収入を切り離すことで、自分の大切なことに時間とお金を使う生活を実現しています。そして、余裕のある時間で、生産効率を維持するために、仕組みをメンテナンスしながら、次に何を提供すればお客さんの役に立つのかを、じっくりと考え、整理し、コンテンツを生み出すための時間を持つことが出来るようになりました。
もちろん、全ての仕組みが成功しているわけではありません。作ったけれど、期待したほどのアウトプットが得られなかった仕組みも、もちろん、あります。でも、誰かと一緒にコンテンツを作ること自体が、僕たちにとっては、とても楽しい時間を過ごすことだし、どうすればお客さんの役に立つのか、を考えて試してみることが比較的簡単に出来る、プロダクトローンチのやり方を確立できていることが、何モノにも代え難い『財産』だと考えています。
だって、時代が変わったとしても、お客さんが欲しいモノを創り出せる限り、収入が無くなるということはないから。誤解を恐れずに言わせてもらうなら、エバーグリーンでプロダクトローンチを回すスキルを身につけることは、「生きる力」を向上させることになるのかもしれません。
ファネルの追加と成長
顧客の成長に合わせて次の商品を提案する
エバーグリーンの仕組みは、一度、完成させれば、ある意味、ほったらかしでも売上が見込める自動販売機のようなモノです。売上を上げるために、直接的な作業をする必要は無くなります。でも、この時間にも、お客さんは僕たちのコンテンツを見て、エバーグリーンで回すプロダクトローンチの仕組みを作っています。
その質問や要望に答えていくことは、僕たちが気づかなかった視点や粒度で、コンテンツを成長させることにつながっていきます。言い換えれば、お客さんと共に、コンテンツを育てていくという、とても素敵な体験をさせてもらえるということです。
そして、僕たちは、この時間に、お客さんが次に欲しくなるコンテンツのことを考え、実際に自分たちで試したこと、体験したことをベースに、ノウハウにまとめていきます。つまり、お客さんが次の段階で欲しくなる商品を開発しています。それは、ほぼ間違いなく、お客さんのニーズに合致している商品だし、お客さんの役に立つコンテンツです。それは、継続的な売上を見込めるということでもあります。
プロダクトローンチをエバーグリーンで回すということ
プロダクトローンチは、動画を使ったプロモーション、という理解をされていることが多いのですが、単に、それだけではありません。特に、エバーグリーンを選択する場合は、お客さんからの反応やフィードバックをプロセスに活かすことで、より成功する仕組みを作り上げることが出来るようになります。それは、提供側から見れば、売上が上がる、ということですが、お客さん側から見れば、本当に役に立つコンテンツが手に入る、ということです。
単に収入と時間を得るための仕組みを作るのではなく、いつもお客さんからのフィードバックを活かしながら、お客さんも僕たちも、一緒に豊かな時間を過ごせるようになるために、プロダクトローンチを構築していってもらえたらな、と考えています。