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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

年収1000万円以上のネットビジネス経営者を対象にデジタルコンテンツの販売方法とマーケティングオートメーションの導入方法に関する情報を発信するブログ。

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プロダクトローンチ の手順(合宿1日目) – 撮影(Aロール)

Last updated on 2019年9月10日 By 石崎 力也

はじめての北陸新幹線

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東京駅の23番線ホームから北陸新幹線「かがやき」は発車する。このホームは東北新幹線が東京始発になった時に、はじめて営業使用されたホーム。実は、その日、その時に仙台へ出張があって東北新幹線を利用したのだが、混雑を予想して八重洲と丸の内を結ぶ近くコンコースに整列させられた後、順番にホームへと誘導された記憶がある。懐かしい感覚がよみがえるホーム。

でも、そんなことは言ってはいられない。今回は、プロダクトローンチの商品とプリローンチコンテンツを作ってしまうという3泊4日の合宿。しかも、4日目は早朝から仙台への移動があるため、実質、3日間しかないというタイトなスケジュールだった。

北陸新幹線を使うと、東京から金沢まで2時間30分程度で到着する。しかも、車内は結構、空いているし、キーボードを打つ音で隣や前後の人に迷惑をかけないかと心配することもない。大まかに作ってあったプロローンチコンテンツを見直して、スクリプトを修正したりしていたら、あっという間に金沢に到着してしまった。

北陸名物の寿司ランチ

金沢駅では迎えに来てくれた石崎さんと、打合せを兼ねたランチ。金沢は、実は日本海でとれるお魚がとても美味しい街。なので、迷わず、石崎さんオススメの駅ビルにあるお寿司屋さんに入った。と言っても、カウンターで食べる高級店ではなく、ごく普通の回転するお寿司屋さん。ボックス席に陣取って、これからの段取りを打合せ・・・はあまりせずに、美味しいお寿司をいただいて合宿成功の予祝を完了した。

ちなみに、ここで話した内容を暴露すると、主に、3日間をどういう順番で何をするか、という段取りの話。撮影を主体にする合宿なので、天候や光の具合にスケジュールが半強制的に左右される部分がある。なので、天気の良さそうな前半に、撮影、収録の作業を詰めてやってしまって、後半に編集をやるという基本方針を確認した。

撮影会場は

IMG 1118

撮影会場は、金沢から車で約40分程度。手取川の河岸段丘の上にあるログハウスだった。実はここ、数々のエバーグリーンプロモーションのコンテンツを生み出している動画収録の聖地とも言える場所。元々は、ログハウスメーカーのモデルハウスを体験宿泊も含めて宿泊施設として貸し出してくれているところで、内装も結構、オシャレだし、何よりも川沿いに広いウッドデッキがあるのが素敵。

腹ごしらえもしたし、近くのコンビニで飲み物と少しの甘いものを準備して、いよいよコンテンツ制作に入ることとなった。ちなみに、撮影会場を選ぶコツは、背景として使えるパターンが多いところを選ぶことが重要だ。

巷で行われているプロダクトローンチプのリローンチコンテンツの多くが、ホワイトボードを背景に講義をする形式だったり、最近多く見かけるのがクロマキーを使って背景を合成する手法。背景がビルだったり、本棚だったりするのを見て何となく違和感を感じてしまった方も多いのではないかと思う。それは、作られた背景だからこそ、感じるもの。もちろん、プリローンチコンテンツの内容によっては、その方がシックリくるものもある。でも、合成の画像を背景に、数人が対談するという構図は、若干、見飽きた感があるのではないだろうか。

僕たちが伝えたかったのは、本物のシチュエーションや、映像をコンテンツに入れることによる臨場感や、イメージを具体的に持ってもらえるプリローンチコンテンツ。理想を言ってしまえば、映画のように、見ているだけで引き込まれていくようなプリローンチコンテンツを目指している。そのためにも、動画の背景に映り込むアイテムには、どんなに細かい小さなものにも気を配っていきたい。そう考えて、会場を選んでいる。

背景を見て構図を決める

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会場に到着して、まず最初にやったことは、メインの撮影場所を決めることだった。部屋は一戸建てで広いリビングとダイニングキッチンがあり、小ぢんまりとした寝室が付いているという構成。とりあえず荷物を寝室に放り込むと、構図を探すモードに切り替えて部屋全体を見渡して見た。

一つ目の候補はキッチン。それなりに素敵な食器や調理器具がログハウスの木の壁に並んでいる。これらを背景にしても、非日常的な空間は演出できるだろう。でも、最も良いと思ったのは、3方向に窓のあるリビングだった。実は、3方向からの採光は、どの方向から撮るにしても、窓の外の光量が多すぎて白飛びすること覚悟する必要がある。つまり、窓から見える風景を背景に使うことは難しいということ。

でも、この会場の場合は、窓の周りに、結構素敵なアイテムがたくさん並んでいた。例えば、クラシカルなカメラ。もちろん動作してはいなかったが、撮影機材が大好きな人間から見ると40年近く昔のカメラが、とんでもなく可愛く見えたりする。そして、窓を背景にしても、適切な露出を設定できるであろうと思わせる、光の周り具合というか、被写体にも背景全体にも光が当たる場所が存在したこと。

ここしかないな、という直感のようなもので、石崎さんの意見をあまり聞くこともせず「ここにしましょう!」と口が勝手に動いていた。

昼の光と夕方の光

撮影場所で、もう一つ、気をつけなければならないのは、太陽の位置の変化による光の変化だ。昼間の撮影の主な光源は、当然ながら、太陽になる。直射日光では影が鮮明に出すぎるので、収録当日のような、快晴ではないけれど、薄く平均的に層雲がかかっているという状態は、光の変化が少なくて、収録にはとても良い。

それでも、地球の自転に合わせて、光源は移動していくし、夕方になればなるほど光は傾いていく。つまり、影が出てくる、ということと、色温度が若干変わってくることを意識する必要がある。とりあえず、竹岡が喋る予定の2番目のプリローンチコンテンツを収録し、その収録風景を撮影しながら教材の収録をする、という、ちょっと複雑な収録をこなしてしまうことにした。

自然光での撮影にこだわる

今回の収録の主体は、GH5とGH4と考えていたのだが、何と、石崎さんが秘密兵器を用意していた。それはカメラグランプリ大賞を受賞したフルサイズのミラーレス一眼、S1だった。マイクロフォーサーズと違って、ずっしりと思い機材は、昔、スチールで作画をしていた頃を思い出させるものだったが、室内での収録ということで重量がネックになることはない。

マンフロットの三脚を2本たてて、プロンプターを準備し、新幹線の中で修正したスクリプトをネット経由でiPadに落としてもらって準備完了。いよいよ収録が始まる。

プロンプターの使い方にこだわる

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プロンプターを使う際に、気をつけるべきことがいくつかある。それは、喋る本人が画面の全体を見られるように、位置を微調整すること。これは、人によるのかもしれないが、文字が出てくるところを読む場合と、画面の中心付近を読む場合があるので、一番、見やすい位置を決めるのは、細かい点ではあるが最初に注意しておくべきポイントだ。

もう一つ、気をつけておきたいことは、スクリプトを改行する位置。実は、人は文章を喋るときに、ある一定量の文字を、先読みして、一つのセンテンスとして発声してる。ということは、一文が長い時や、文末の言葉で文章全体の意味が変わったりする文章をスクリプトに入れると、読むニュアンスが異なったりすることがある。

このニュアンスが、コンテンツの伝える力を大きく左右する。一つ一つの文章を、一文ずつ、本気で伝えていく。それには、本気で信じていること、本気で考えていることしか伝わらないし、より確実に伝えるために、ただスクリプトを読むのではなく、一文に『本気』を載せて『自分の言葉』として発する必要がある。

だからこそ、次の一文を、丸ごと読めるようにプロンプターの画面を調整する必要があるし、プロンプターの一文に入らないような一文の長さにしてはいけないということでもある。このこだわりが、伝わる、引き込まれるプリローンチコンテンツを作るために必要な重要ポイントだったりするのだ。

このニュアンスは、文章で伝えるのはとても難しいので、是非、僕たちのプリローンチコンテンをじっくりと最初から最後まで見て欲しい。きっと、言っている意味がわかってもらえると思う。

PLCを撮影する風景を教材として撮影する

今回の新しい試みは、プロダクトローンチのプリローンチコンテンツ制作風景を収録して、教材を作るということ。つまり、二重の作業を二人でこなすということだった。そして、その成功のポイントは収録を始めるまでのセッティングにある。

コンテンツを話す人、今回の場合は竹岡の位置を決める。あとでわからなくならないように、床にマーカーを置く。その位置で、プロローンチコンテンツを撮影する機材をセッティングする。今回は2カメで撮影するので、それぞれの背景と構図を確立する必要がある。2カメで撮る時、コンテンツを話す人があまり前後左右に動くと構図が崩れる可能性があるので、ボディアクションは控え目にする必要があるかもしれない。まぁ、本気で喋るので、ついつい、力が入ってしまったり動いてしまったりするのだが、フレームアウトするような極端なものでなければ、それはそれで良いかもしれない。

プリローンチコンテンツの収録体制が整ったら、その全体を収録する別カメラを準備する。こちらは、ある程度、教材の内容によって動いてもいいし、動きがあった方が、見ていて飽きない教材となるので、今回はRonin-sというスタビライザーが準備されていた。実際、竹岡もはじめて実物に触れたのだが、実に優れものだった。映像を創るということは、こういうことなのかも、というイメージが自分の中に出来てきたことが、とても有難いことだった。

さて、実は、もう一つ用意して行ったものがある。それは、OsmoPocktという小さな3軸ジンバルのカメラ。外出してBロールを撮影する一助になればというので持って行ったのだが、これにハイパーラプスの機能が付いていた。OsmoPocketの広い画角を利用して、撮影現場全体を画角に入れながら、少しずつ画角を変えながらタイムラプスの撮影を自動的にしてくれる。これってすごくない?と思わず言ってしまいそうな機能だった。

ということで、初日のプリローンチコンテンツの撮影は、一つ目がプリローンチコンテンツを収録する機材。2つ目がプロローンチコンテンツを撮影する教材を収録する機材。そして3つ目が全体の様子を収録する機材という3重構造の撮影となった。なかなかこんな収録をしている人はいないのではないだろうか。なんか、クールでしょ!(笑)

撮影したらすぐに編集する

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プリローンチコンテンツは、事前にスクリプトを準備していたので、一発撮りで完成度の高いものが出来上がる。撮り直しがない、ということは、作業がとてもスムースに進むということ。2番目のプリローンチコンテンツを収録し、プリローンチコンテンツ収録の教材用のコンテンツを収録したあと、石崎さんはすぐに編集作業に取り掛かった。

実は、編集作業は編集が一つの目的ではあったのだが、編集している画面を収録することによって、どのように編集するのかという教材作りも兼ねたクリエイティブな作業になっている。なので、編集するだけではなく、なぜ、ここで、その操作をするのか、という解説を加えながらの編集作業になる。普通の編集作業に比べると時間はかかるが、別に教材を作るよりも、全体としてははるかに効率の良い作業手順と言えるだろう。

ちなみに、この時に編集したものは、2番目のプリローンチコンテンツだ。音楽のチョイスも秀逸だし、音楽のテンポに合わせた画面の切り替えも、普通のプロダクトローンチでは絶対にお目にかかれない切れ味鋭いものになっている。興味のある人は、是非、一度、映像を実際に確認して欲しい。きっと、こんな映像を作りたい、と思うようになるかもしれない。

夕食は焼肉の予定だったのだが、、

夕食は近くにある焼肉屋さんに行こう、という話になっていた。昼はお寿司で夜は焼肉。何とも贅沢な合宿、となるはずだったのだが、なんと期待していたお店がお休み。。もう一つの候補のレストランも、残念ながらお休みで結局、スーパーでステーキ肉と食材を買って自炊になった。なんか、バーベキューっぽくていいね。

これも、一軒家を借りたからこそ可能になったオプション。会場選びも、ここまで考えておくべきなのかもしれない。ちなみに、お風呂やシャワーも何度も浴びることができるし、洗濯機も使えるので空き時間に洗濯も出来る。旅慣れた石崎さんは必要最小限の荷物で、ログハウスにある設備をフルに活用している。これも、短期間にコンテンツを完成させて行くための創意工夫の一つと言えるかもしれない。

ちなみに、アルコールは控え目にして、夕食後も石崎さんはスクリーンキャストの教材作り。竹岡は次の日のスクリプトの修正や、コンテンツの作りこみに勤しみ、時間がたつのを忘れてしまうほどの高い集中をキープしていた。
合宿の楽しみは、その場でコンテンツがどんどん出来上がって行くという実感が持てること。さて、合宿第2日はどんな成果物が出来上がるのか。次の記事を楽しみにしていてくださいね。

僕たちがプロダクトローンチをエバーグリーンで回している理由

Last updated on 2019年8月28日 By 石崎 力也

エバーグリーンって?

エバーグリーンでローンチを回すって?エバーグリーンでプロダクトローンチを回す、という話を聞いた時、え、そんなこと出来るの?と正直思いました。だって、プロダクトローンチと言えば、すごく大きな経費と時間をかけて準備をするものだ、という観念的とも言える思い込みがありましたし、エバーグリーンだと動画を見ていただいた方からのコメントにコメント返しが出来ないじゃん、なんていう、妙なところが気になったりしました。

それに、期限を定めないキャンペーンをするのだとしたら、ステップメールに動画を仕込んでいっても、何ら、変わりはないのでは、という素朴な疑問が抱いたりもしました。一方で、24時間365日、いつでも商品を紹介し、売ってくれるネット自動販売機が出来上がるとしたら、それはそれですごいことだよな、とも思いました。正直、その仕組みが欲しいと思ったのも事実。でも、そんなもの、本当に上手くできるの?あなたも、そう思ったことがあるのではないでしょうか?

実際に、エバーグリーンでプロダクトローンチを回してみて、本当に良かったなと感じることは、大きくは3点あります。

  1. 勝手に売れていく
  2. 改善を加えられる
  3. 余裕がある状態を確保できる

1. 勝手に売れていく

本当に勝手に売れていく、ということ。自分が活動したのとは全く別のタイミングで、何もしていない時に売上が上がります。つまり、短期集中でエバーグリーンで商品をローンチしてしまえば、本当に売上メールが着信するのを待っているだけという状態になるということです。

2. 改善を加えられる

いつでも、自分に都合の良いタイミングで、エバーグリーンの仕組みに改善を加えられるということ。コンテンツを追加して価値を高めることもできるし、めったにあることではないのですが、反応の悪いコンテンツを入れ替えるということさえも可能です。

3. 余裕がある状態を確保できる

一度、リリースしてしまえば、時間的にも負荷的にも余裕がある状態を確保できるということ。冷静に状況を観察できるし、お客さんの反応や要望にどう答えるかを、じっくり考えることも出来ます。次の商品を開発したり、次のエバーグリーンを仕組みを作ることに、ある意味、いつでも余裕を持って取り組むことができるようになったということです。

何のために仕事をしているのか?

プロダクトローンチを回すと儲かる

プロダクトローンチといえば、一晩で数億の売上を上げるための方法、というイメージを持たれている方が、たくさんいらっしゃいます。私も、実際にローンチをやるまでは、そう思っていました。だから、少なくとも数千万の売上をあげられないようなローンチは、失敗ローンチだと思っていたし、ローンチをやるからには数千万、1億を狙わないといけない、という半ば強迫観念のようなものさえ持っていました。

確かに、日本にプロダクトローンチが入ってきた時期には、一晩で億を稼ぐ、という『やり方』が持てはやされたし、労働集約型の収入源しか持っていない人にとっては、一攫千金のやり方を知りたい、やってみたいと夢を見た方も多かったと思います。

一方で、一晩で億を稼ぐためには、多額の経費や広告費を投入しなければなりません。感覚的に言えば、少なくとも1000万以上の投入が出来ない事業規模では、プロダクトローンチを実施することさえ難しいと考えられていました。

1000万を投じて、その何倍もの売上を狙うというやり方は、ある種、ギャンブルに近いものと言えるかもしれません。だからこそ、一発当てて、大金を握って、リタイヤしてしまおう、という『一発屋型人生』を思い描く人にとっては、一種の憧れだったとも言えます。私も、まだサラリーマンだった時代に、最初のプロダクトローンチフォーミュラーなるものを学んだのですが、確かに一攫千金を狙うんだ、という気持ちが正直ありましたから。。

何のために仕事をするのか?

何のために仕事をするのか?と聞かれれば、売上をあげるために仕事をしています。ビジネスをしているのですから当然ですよね。そして、より大きな売上を上げるために、プロダクトローンチという手法を学ぼうとしました。

サラリーマン時代に、何のために仕事をするのか?と聞かれたら、下手をしたら、『会社の発展のためです』と答えていたかもしれません。今考えると恐ろしいですね。でも、例えば、1億円稼いだとして、そのお金を何に使うのか、と言われると、明確には答えられませんでした。つまり、プロダクトローンチを学んでも、実行する明確な動機無かったのかもしれません。

売上至上主義のワナ

一方で、あまりにも『収入』や『売上』を追いかけすぎると、つい、売上至上主義的な妄想にハマってしまうことがあります。プロダクトローンチは、確かに、大きな売上をあげることのできる手法なので、一年中、次から次へとローンチを仕掛けていけば、年商1億円に達することは十分に実現可能な話になります。

ただ、ずっと仕事です。しかも、多分、サラリーマンの時よりも相当に負荷は高いでしょうね。働けば働くほど収入が増える。でも、際限のない売上追求は、どこか虚しい感じがします。僕たちがプロダクトローンチをエバーグリーンで回して得ているものは、単に大きな売上ではありません。僕たちが手にしたものは、「やりたいこと」をするための自由な『時間』と、「やりたいこと」をするために必要にして十分な『収入』を、両立させた生活。欲しいものは、売上だけではない、ということなんです。

やりたいことをやるための時間

例えば、3ヶ月間、世界でも有数のパウダースノーと評判のスキー場に一軒家を借り切って、リフトのシーズン券をとことん使い倒して、毎日、スノボに明け暮れるという生活をしたい、としたら、あなたはどうしますか?

会社に勤めていたら・・・さすがに3ヶ月の休暇を取ることは難しいかもしれませんね。では、自分でビジネスを経営していたら出来るか、と言われると、店舗を少人数で運営しているようなビジネスモデルの場合、3ヶ月間、お店を留守にするのは、かなり厳しいかもしれません。

従業員がきっちり働いてくれる会社の社長だったら大丈夫だろう、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、丸3ヶ月間、会社を任せきりに出来る社長は、そう多くはないのが実態でしょう。つまり、やりたいことを思いっきりやる、という時間を持っている人は、実は、ごくごく少数しかいない、というのが現実なのかもしれません。

やりたいことをやるための収入

逆に、一人でビジネスをしている場合は、3ヶ月間、仕事をせずに休暇にするんだ、と決めれば、スノボ三昧をすることは可能です。ただ、自分が働かない期間は、当然ながら収入もありません。それに、何よりも心配になるのが、その間、集客活動が全く出来ないということ。休暇から復帰しても、休暇前の状態に戻れるか、収入が得られるかというと、その保証は全くないということになります。

つまり、やりたいことに安心して没頭できる『時間』も『収入』も手にしているという状態にある方は、本当に一握りしかいないのかもしれない、ということなのです。

やりたいことを優先するためには

私は、約30年間、サラリーマンとして一つの会社に勤務してきました。会社員としては多趣味で、それなりのポジションにも就き、ワガママいっぱいやらせていただいた会社人生ではありましたが、3ヶ月間という長期休暇を取ることは、とても無理でしたし、何より、海外のスキー場に3ヶ月間住んでしまう、という選択肢は、思いつきもしませんでした。そもそも、発想になかったというのが本音です。

では、なぜ、発想もできなかったのか?それは、大学を出るまでに受けた教育や学歴を元手に、会社で定年まで約40年近い年月を働き、老後になって初めて自分のやりたいことをやるための時間と、ささやかな資金を得る、というサラリーマンとしての『ライフデザイン』を、当然のものとして受け容れていたからに他なりません。

将来の楽しみや安定のために、日常は『仕事』をするのが当たり前。定年後の安定したささやかな自由を得るために、約40年間、我慢を積み重ねていく。それが、日本のサラリーマンの典型的な人生なのかもしれませんし、常識的な働き方という概念が、『毎日、仕事をすること』になっているのだと思います。

ライフスタイル優先の生き方

  • 石崎さんの場合
  • 竹岡の場合

石崎さんの場合・・年間300日以上、世界を旅する

石崎さんは、年間300日以上、海外に出てご家族で世界を旅する生活をしています。そんな生活をしながらも、十分な収入を得られる仕組みを所有している、ということなのです。そして、最も『やりたいこと』は、かけがえのない大切な家族と一緒の時間を、何よりも大切にすること。スノボも料理もキックボクシングも、奥様の望みを叶えてあげたい、という願望を満たすためのことです。

そのためには、生活のための日常的に働く、という時間はありません。プロモーションのために、数ヶ月間、何かに拘束されるという時間もありません。もちろん、収入源を確立するために、過去に数ヶ月間、集中して仕組みを作り上げるという期間はありましたが、ここ数年は、『週4時間だけ働く』と決めて、仕事を超効率化し、ローメンテナンスで高効率な仕組みを作ることに成功されています。

竹岡の場合・・月5日間だけ働く

竹岡は、卒サラしたあと、家族で八ヶ岳に移住をしました。それは、どうしても娘たちを森の中にある幼稚園に通わせたかったからです。でも、そんなに貯えがあったわけではありません。はじめての起業で試行錯誤をしながら、とにかく収入を確保することに奔走した時期もありました。でも、最終的に得たかったゴールは、家族と一緒の時間を何よりも大切にするという生活。

つまり、石崎さんと同じでした。そのために、月に1回だけ、東京でセミナーを開催し、週に1日だけオンラインでコンサルティングを行う、というワークスタイルを考え、実際に仕組みを作り上げていきました。石崎さんは、オンラインで完結するタイプのビジネスモデルでしたが、竹岡の場合は、人とリアルに会ったり、会話をしたりするビジネスモデルでありながら、拘束される時間を極力短くして、家族との時間を長く取れるように工夫しました。

必要な収入は?

では、これらの生活を支えるために必要な収入とは、どれぐらいの金額なのでしょうか?年収1億円でしょうか?純金融資産で1億円以上の『小金持ち』と言われるぐらいの資産が必要なのでしょうか?実は、そんなことはありません。

もちろん、収入が多いのに越したことはないのかもしれませんが、海外での定住生活は、一般的にイメージされているよりも、ずっと低コストで実現可能です。八ヶ岳での移住生活にしても、東京で普通に生活するよりも、ずっと安く済みますし、東京では入手困難でプレミアがつくようなオーガニックで美味しい食材も、地産地消の地元価格で手に入れることが出来ます。

ちなみに、月5日間だけ働いて、八ヶ岳で移住生活を送るには、収入は1000万も必要ありません。つまり、一攫千金を狙う必要など、微塵もない。それよりも、一時的な大きな売上ではなく、着実に売れていく、予測の立つ収入源の方が、生活を組み立てやすいと言えるのかもしれません。

定常的な収入を手にする

必要なキャッシュフローを着実に手にする

私が経験したプロダクトローンチは、最初に投入した経費が400万近くありました。つまり、売上が400万以上なければ、純粋に損失が出ることになります。そのストレスは、ローンチの期間中、ずっと頭のどこかにありました。エバーグリーンは、ギャンブルではありません。とても論理的なビジネスです。

なぜなら、ビジネスのプロセスの中に、状況を計測するポイントを設定し、数値を監視しながら必要な改善策を講じていくことができるから。例えるなら、製造工程と同じです。いくつかの製造工程があるとしたら、そのうちの、どこか目標の生産効率が得られていない工程を修正して、全体のスループットを上げていく。結果は重要ですが、結果だけを見るのではなく、結果を得るためのプロセスを常に見ていくことで、持続可能な収入を継続的に得られる仕組みを手に入れることができます。

ちなみに、初めてエバーグリーンで売上が上がった時は、なんだかとても不思議な気持ちになりました。だって、売るという行為をしていないのに、売上が上がるという結果だけが目の前に差し出されたのです。そして、それが何度も繰り返され、続いている。

確かに、プロダクトローンチの仕組みを作るのに、10日間近くは集中して働いた。でも、その成果は、その場で得られたわけではない。その代わりに、後から継続的な売上が長期にわたって得られるようになる。労働時間と収入が直結しない働き方、それがエバーグリーンを回すということでした。

時代が変化しても収入を得られるスキル=生きる力

僕たちは、労働と収入を切り離すことで、自分の大切なことに時間とお金を使う生活を実現しています。そして、余裕のある時間で、生産効率を維持するために、仕組みをメンテナンスしながら、次に何を提供すればお客さんの役に立つのかを、じっくりと考え、整理し、コンテンツを生み出すための時間を持つことが出来るようになりました。

もちろん、全ての仕組みが成功しているわけではありません。作ったけれど、期待したほどのアウトプットが得られなかった仕組みも、もちろん、あります。でも、誰かと一緒にコンテンツを作ること自体が、僕たちにとっては、とても楽しい時間を過ごすことだし、どうすればお客さんの役に立つのか、を考えて試してみることが比較的簡単に出来る、プロダクトローンチのやり方を確立できていることが、何モノにも代え難い『財産』だと考えています。

だって、時代が変わったとしても、お客さんが欲しいモノを創り出せる限り、収入が無くなるということはないから。誤解を恐れずに言わせてもらうなら、エバーグリーンでプロダクトローンチを回すスキルを身につけることは、「生きる力」を向上させることになるのかもしれません。

ファネルの追加と成長

顧客の成長に合わせて次の商品を提案する

エバーグリーンの仕組みは、一度、完成させれば、ある意味、ほったらかしでも売上が見込める自動販売機のようなモノです。売上を上げるために、直接的な作業をする必要は無くなります。でも、この時間にも、お客さんは僕たちのコンテンツを見て、エバーグリーンで回すプロダクトローンチの仕組みを作っています。

その質問や要望に答えていくことは、僕たちが気づかなかった視点や粒度で、コンテンツを成長させることにつながっていきます。言い換えれば、お客さんと共に、コンテンツを育てていくという、とても素敵な体験をさせてもらえるということです。

そして、僕たちは、この時間に、お客さんが次に欲しくなるコンテンツのことを考え、実際に自分たちで試したこと、体験したことをベースに、ノウハウにまとめていきます。つまり、お客さんが次の段階で欲しくなる商品を開発しています。それは、ほぼ間違いなく、お客さんのニーズに合致している商品だし、お客さんの役に立つコンテンツです。それは、継続的な売上を見込めるということでもあります。

プロダクトローンチをエバーグリーンで回すということ

プロダクトローンチは、動画を使ったプロモーション、という理解をされていることが多いのですが、単に、それだけではありません。特に、エバーグリーンを選択する場合は、お客さんからの反応やフィードバックをプロセスに活かすことで、より成功する仕組みを作り上げることが出来るようになります。それは、提供側から見れば、売上が上がる、ということですが、お客さん側から見れば、本当に役に立つコンテンツが手に入る、ということです。

単に収入と時間を得るための仕組みを作るのではなく、いつもお客さんからのフィードバックを活かしながら、お客さんも僕たちも、一緒に豊かな時間を過ごせるようになるために、プロダクトローンチを構築していってもらえたらな、と考えています。

【事例付き】竹岡のプロダクトローンチ経験談(費用:370万円)

Last updated on 2019年7月31日 By 石崎 力也

起業して初年度で年収1000万円を超えました、けど…

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こんにちは。

竹岡佳信です。

セミナー事業で起業して初年度から年収1,000万を越えることが出来ていました。

森の中にある幼稚園に子供たちを通わせたい一心で会社を辞め、八ヶ岳に移住しました。ですので、基本は八ヶ岳の自宅にいて月に1回だけ東京でセミナーをする、というライフスタイルを確立していました。

今思えば、随分と余裕のある生活?だったのかもしれません。そして、毎日、朝7時から夜9時まで会社に拘束される生活から脱出し、いつも家族と一緒に穏やかに暮らすという起業時の目標は、実現出来ていたと言える状態でした。

でも、これでいいのか?という思いも、実はありました。

  • 起業したのだから、もっと売上を伸ばすべきなのではないか?
  • もっと大きなビジネスをするべきではないのか?

そんな疑問が、自分の中を渦巻いていました。

次に目指すものは?

そんな時、ビジネスを指導してもらったメンターが、初めてのオンラインプロモーションを仕掛けました。もちろんメンターには心から感謝していたので、受講生としての成果を動画で語ったりして、自分自身もプロモーションに参画している感覚でした。

1つのプロモーションで1万以上のメールアドレスが集まるというすごいプロモーションの進行を、すぐ側で見せてもらって、規模は違うかもしれないけど、自分もやりたい、と強く思うようになったのです。

プロダクトローンチは魔法のツール

当時は、プロダクトローンチやウェビナーなどは、セミナー業界のごく一部でしか行われていませんでした。当然、教材なども一般的ではなく、実際にプロモーションを成功させている人に、直接、学ばせてもらうしかない、という状況でした。

でも、そんなプロモーションを実際に回しているのは、当然、業界でも有名人です。売上規模も自分とは桁が違う。

やってみたいけど、どうすれば出来るのかわからない。そして、ごく限られた人だけがやっている。
プロダクトローンチは、そんな「魔法のツール」のように見えていました。

面接審査のある超高額セミナー

そんな時、メンターのプロモーションをプロデュースした方が、1年間の超高額セミナーを募集するという情報が入ってきました。金額を聞いて、本当にビックリ。自分がやってきた講座の10倍、それこそ桁違いの金額でした。それだけ超高額でも、応募者がいる。その金額を何倍ものリターンに変えていく人がいる。そんな人たちに会ってみたい。そして、どんな指導をするのか、どうしてもセミナーを受けてみたいと思うに至りました。

メンターに紹介を依頼しました

ところが、超高額セミナーだけあって、事前に面談がありました。もちろんそれは、単なるノウハウを教えるセミナーではなく、セミナーを受講して成果を出せるかどうかを確認するという意味合いもあったはず。そこで、メンターに紹介してもらえるように頼み込みました。

実際に超高額セミナーに出席してみると、これまで商品を購入してきたコンテンツホルダーや、そのプロモーションをやっている人ばかり。年商1億だと、まだまだ規模が小さいという感じのメンバーばかりでした。

成功するプロモーションを研究

自分よりすごいと感じる人ばかりの中にいると、当然に自己評価がどんどんと下がっていきます。自己評価が下がると、なかなか行動できない。それはそれで仕方がないと割り切り、年商1億円の人たちがどんな風にプロモーションをしているのか、その企画段階から、じっくりと研究させてもらうことにしました。

大切なことは考え方と取り組み姿勢

その中で、学んだ最も大切なこと、それは、実行すること。

本当に当たり前のことなのですが、考えているだけ、企画しているだけでは何も起こらないし、何のフィードバックもない。考えたことは即実行してみて、初めて、有効なのか、改善が必要なのかがわかります。

プロダクトローンチのノウハウ以前に、プロダクトローンチに必要なことは、プロダクトローンチを実行する、という当たり前のことでした。

実行フェーズだけで3ヶ月間

FL20190730

プロダクトローンチのタスクを確認させて欲しいと申し入れたところ、Excelで作られた工程表が送られてきました。実際のプロダクトローンチ期間は数週間ですが、工程表は3ヶ月の長さがありました。しかも、実行フェーズに入ってからなので、実際に、企画段階を含めると4ヶ月はかかるものでした。

なるほど、ここまで手間をかけるからこそ、結果が出るのであり、誰でも出来るというものではないんだな、というのが最初の印象でした。まぁ、これを自分一人でやるのは、とても無理だな、というのが正直なところでした。だって、Excelの縦の項目だけでも70項目ありました。これまでの経験で、こういうプロジェクトは、途中でいろんな予期しない出来事が起きて、工程が遅れるのが普通です。初めての経験だと、何が起きるかわからない。

だとすれば、時間的にも資金的にも、余裕をもって取り組むしかない。何より、相当の覚悟が必要でした。

プロダクトローンチ の一通りを体験する

マーケティングステップ図

一方で、これを一通り、自分自身で体験できれば、どんなプロモーションも回せるようになるだろう、という予感もありました。誰かにプロデュースしてもらうのは楽なのですが、それでは、プロダクトローンチの実態が理解できない。

だから、自分自身で指揮を取る。出来ることは自分でやる。わからないところは教えてもらう。これが、取り組む上での方針でした。

売上・利益よりも、一通り回すことを優先したということになります。

ディレクターがいなくなった・・

商品企画を相談し、プロモーションのコンセプトを確認した後は、実行フェーズに移ります。これからプロモーション支援をしていくというセミナー仲間に、動画とセールスレターなどのデザインやコピーライティングをお願いしました。

そうは言っても、初めてのローンチです。面識があって、プロダクトローンチを回した経験のある方に、サポートについてもらうことにしました。

ところが、初期段階で役割分担に齟齬が生じ、他の仕事の負荷もあるということで、サポートを受けられなくなってしまいました。

プロダクトローンチでは、リストホルダーの方々に紹介をしてもらうことで見込み客リストを集めます。それには、アフィリエイター通信という表には出てこないメルマガを、毎日、書く必要があります。しかも、そこには紹介件数の集計や、キャンペーンを盛り上げるための仕掛けなど、臨機応変に対応する必要がありました。その部分を担当する人材が、急にいなくなった。。。
仕方がない。自分でやるしかない、と覚悟を決めました。

コピーライターがいなくなった

プロダクトローンチでは、動画に登録してもらうためのランディングページ、サンクスページ、そして商品サービスを販売するためのセールスレターが必要です。ある程度、コピーライティングのスキルは身につけていたのですが、多額の経費をかける初めてのプロダクトローンチだったので、プロにお願いするつもりでした。

ところが、頼りにしていたコピーライターが、所属する会社と条件面でもめたのか、打合せの途中で急にいなくなってしまったのです。

メンターに相談したところ「自分で十分に書けるでしょう」と言われてしまった。。。仕方がない。自分でやるしかない、と覚悟を決めました。

次に何をやればいいのか?

工程表を頼りに、スケジュールを遅らせないようにすることを最優先に、とにかくタスクをこなしていく。でも、実施に、工程表に書いてある項目名からだけれは読み取れない内容も、本当にたくさんありました。

やってみないとわからない・・・。

本当に身をもって体験しました。

それでも、途中でやめるわけにはいきません。自分が主宰してきたセミナーの受講生に、説明会への同行を頼んだり、福岡や大阪、名古屋へも出張してもらいました。会場のセッティングだけでも手伝ってもらえると本当に涙が出るほど助かりました。

プロダクトローンチ に多額な経費がかかりました

プロダクトローンチは先行投資型のプロモーションです。

最初に広告費をかけてリストを集め、事前に制作した動画やセールスレターなどを使って、最終的には説明会に人を集めて高額商品を販売していきます。

先に結論を言うと合計で370万円かかりました。費用の内訳はこうです。

  • 広告費:165万円
  • 動画制作費:70万円
  • セールスレター制作:50万円
  • 説明会:85万円

もちろん、プリローンチコンテンツを見てもらううちに、自分には合わないと思った方は離脱していくし、これは買うしかない、という方が説明会に来てくれるので、高額商品であっても成約率はそれなりに期待することが出来ます。

でも、一方で、形だけを真似たプロダクトローンチも、世の中には多数あって、多額の経費をかけてプロモーションを実行したけれども、売上はゼロだった、という事例も、実はいくつもあります。

プロダクトローンチの失敗例が、それほど話題にならないのは、プリローンチコンテンツの最初の方で、ほとんどの方が離脱してしまうので、プロモーションがあったことさえ忘れ去られるからかもしれません。

さて、それでは、多額と言われる経費の内訳を、解説していきますね。

広告費:165万

まず、広告費です。この金額は、アフィリエイターさんに実際に支払った紹介料です。実際に広告を出してLPへ誘導するということも行いますが、近年、紹介料、広告費共にどんどん高値になって来ていて、初期リストを集めることそのものが、参入障壁になってしまっている感があります。

動画制作:70万

動画制作は、丸々外注しました。とは言っても、ディレクションをお願いした友人から紹介してもらったので、費用的にはかなり安くなっています。対談を1本、プリローンチコンテンツ4本を1日で収録し、プロモーションの信仰に合わせて、さらにコンテンツ1本を追加収録しました。1分程度のPVも作ってもらって、とても効果的に活用することが出来たと思います。

セールスレター制作: 50万

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本格的にデザイナーを入れて作った、はじめてのLP、セールスレターです。最終的にはメンターの感覚でデザインを修正、変更したりしたのですが、その場で修正対応してもらったので、納品待ちといったリスクは考えなくて済んだのが、とても有難かったです。

一般には、余裕をもった納期が必要ですし、ローンチの進み具体に合わせてセールスレターは変更することになりがちなのですが、臨機応変に対応してくれる相手でないと、成果を逃すことにもなりかねない部分です。

説明会:85万

福岡、名古屋、大阪、東京と、全国を回って説明会を行いました。会場費、移動、宿泊、同行者の費用等、積み上げると結構なコストになります。実は、福岡、名古屋、大阪と、連続して説明会の日程を組んでしまったので、スクリプトを修正する余裕が全くなく、正直なところ、期待した成果を得る事は出来ませんでした。事務方をやってくれるスタッフが必要という認識がなかったので、説明会の申し込み受付、日程変更、入金確認、会場手配、説明会後のフォローメールなど、寝る時間もないほどたくさん「やらなければならない事」がありました。

説明会キャンセルのメール

すごく積極的なコメントをつけてくれていた方から、突然、説明会への申し込みをキャンセルしたいというメールが来ました。不思議に思って、どうしたんですか?と問いかけてみたところ、なんだか怪しい、という回答。???という感じでした。

ところが、キャンペーンの名称や、自分の名前を検索してみてビックリ。数多くの「詐欺商品レビューサイト」に、怪しいキャンペーンだというレビューが掲載されていました。実に、寝耳に水、という感じでした。

キャンペーン開始直後から詐欺商材レビュー

詐欺商品レビューサイトは、多くのアクセスを集めるキャンペーンに便乗し、商品名や主宰者の名前の検索ワードで、自社サイトにアクセスを集めます。詐欺かも?と書いてあるので、詐欺かも?と思っている人が見るんですね。

それで、ちょっとした些細なことから「怪しい」と結論づけたのち、そんな商品サービスよりも、自分の商品を買ったほうがいいよ、という感じで誘導をしているのです。

なんと、こんな商売の仕方を指導している教材も、世の中にはあるんですね。

精一杯、お客さんに役に立つものを提供したい、プリローンチコンテンツも、本気のノウハウを提供しているのに、なぜ、こんなことを書かれなければならないんだろう、、本当に、悲しい気分になりました。

でも、対処の方法も分からなければ、何かをする時間的余裕もありません。むしろ、詐欺かも?と疑う人には離脱してもらって、自分の本気に応えてくれる人だけが来てくれればいい。そう割り切って、プロモーションに集中することにしました。

友人が助けてくれた説明会

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福岡、名古屋、大阪まで回って、ほとんど受注がないまま本命の東京で3回の説明会を予定していました。ここで、セールスが得意という友人が助け舟を出してくれました。プリローンチコンテンツも、説明会でのセミナー内容も、出し過ぎというぐらいノウハウを出している。でも、それをセールスにつなげる『流れ』が悪い。お客さんが本気の価値をわかってくれる説明が不足している。という指摘をしてくれました。

簡単に言えば、商品の内容説明が、よく分からん、ということ。

そして、有難いことに彼が、セールススクリプトを修正し、実際にセールスパートで商品説明をしてくれて、やっと商品が売れ始めたのです。

プリローンチコンテンツのスクリプトを修正する

プリローンチコンテンツが良くても、最後のセールスパートの流れが悪ければ、商品は決して売れません。つまり、プロダクトローンチは、最初から最後まで、きちんと流れを設計し、お客さんが買いたいという気持ちを自分自身で確認してもらうようにすることが必要です。

形だけを整えても、売上ゼロのプロダクトローンチがある。それは、この全体を通じた「流れ」が出来ていないからなのかもしれません。

ローンチダイエットとは

企画から初めて約3ヶ月半のプロダクトローンチがやっと終了しました。目標とした売上には到達できませんでしたが、赤字にはならない成果を出すことができました。高額商品を作って販売する、という長期講座をローンチしたのですが、高額講座に実際に参加してくれた方全員が、講座参加費以上の売上を手にするところまで指導することが出来て、とても良いプロモーションだったと思います。

ただ、、、腰痛になりました。プロモーションを終了して八ヶ岳に戻った直後から、腰が痛くて立てなくなりました。

ローンチすると体重が減ってスリムになるよ。とは聞いていたのですが、実際にローンチダイエットなるものが存在するとは思いもしませんでした。ちなみに体重は4kg減でした。

プロモーションという経験

プロダクトローンチには、ネットで何かを販売するために必要な要素が、全て詰まっています。どれかが欠けても、期待した成果は出ません。まして、多額の先行投資が必要な形態では、ちょっと試してみる、という感覚で実行するには荷が重いというのが本音のところです。

ネットに自分をさらけ出すということ

そして、ネットに自分をさらけ出すということは、それなりに様々な評価にさらされるということでもあります。この記事を読んでいる方で、詐欺商品を販売しようという方はいらっしゃらないとは思いますが、せっかくの本気の思いが、そのまま伝らないこともあることは覚悟しておく必要があります。でも、逆に、批判を受けることを怖がっているようでは、ネットでセールスをしてはいけない、ということなのかもしれません。

顧客と対話することの大切さ

私が経験したプロダクトローンチは、説明会で実際にプロモーションを見ていただいた方から、直接、フィードバックをいただくことが出来ました。一方で、ネットで完結させようとする方の中には、お客さんと対話することが苦手という方もいらっしゃるかもしれません。

でもね、お客さんのことは、お客さんに直接聞くのが、最もお客さんのことを知るチャンスです。例え、ネットで完結する売り方であっても、お客さんの反応を見ながら、お客さんと対話していく意識を持ち続けることが、とても大切になります。

オンラインシフトのキッカケ

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腰痛が出たから、、というわけではないのですが、この後、オンラインにシフトしていくことになり、石崎さんと出会う機会をいただきました。このプロダクトローンチの体験がなければ、石崎さんとJVするという機会も無かったかもしれません。

全ての経験は役にたつ。とはよく言われる言葉ですが、どう役に立てていくかは、常にアンテナを立てていく必要があります。そして、チャンスかも、と思ったら、とりあえず飛び込んでみる決断力も必要です。

この記事が、あなたのプロダクトローンチの成功に少しでも役に立てれば、とても嬉しいです。

STEP1 動画のスクリプトを作る

Last updated on 2019年6月27日 By 石崎 力也

実践編1. プリローンチコンテンツで撮影する動画のスクリプトを作る

プロダクトローンチで売る商品を作ったら、いきなり動画を撮影するのではなく、その前に、プリローンチ動画で何を伝えるのか、を考える必要があります。当然ですが、ただ、動画を4本並べれば、それで商品を売れる、ということはありません。お客さんの気持ちに寄り添い、お客さんの気持ちを変化させ、最後に、お客さんの背中をそっと押してあげるようなプリローンチコンテンツの『流れ』を作る必要があります。

1. 動画スクリプトとは

動画スクリプトというのは台本のことです。台本にはセリフ(台詞)を書いてある、ということです。『成功するプロダクトローンチには成功するスクリプトがあります。』プリローンチコンテンツを見ていただく方の気持ちに寄り添って、知ってもらって、信頼をしてもらって、ローンチをする商品を買いたいという気持ちを育てていく『流れ』をつくることが大切です。

Step1 1

スクリプトの作り方を身につけるのに一番大切なことは、スクリプトを作ってみる、ということです。そして、それを何度もやってみることです。動画のスクリプトで重要なこと、それはお客さんの気持ちを動かすことです。お客さんをよく知り、お客さんの気持ちになりきれるように、事前によくお客さんのことを調べ上げておくことが必要です。

2. 言葉と順番

どんな映画にも、どんなテレビにも、台本があります。バラエティー番組でアドリブで進んでいるように見える番組であっても必ず台本があります。
それはなぜでしょうか。それは、定められた時間の中で視聴者を飽きさせもせず、つまり他のチャンネルに変えられるということもなく、CMを挟んでも、続きが見てもらえるようにする。
そのために台本があるんです。


Step1 2

TVの番組を、ただ、楽しむために見るのではなく、どんな構成になっているのか、その構成にした意図は何なのか、そういったことを考えながら見ることで、細やかな配慮で構成されていることが理解できるかもしれません。プリローンチ動画も同じで、最後まで動画を見続けてもらうこと、重要なポイントです。

セールスは最後の最後に行うわけですから、せっかくオプトをしてもらっても動画を最後まで見てもらえなければセールスには至りません。伝わる動画を作るために重要なことは、「伝わる言葉で伝えること」。そして、「伝わる順番」で伝えることです。基本的に、視聴者が知らない単語を使うことは絶対に避けなければなりません。


一方で、専門性の高い顧客層をターゲットとする場合、平易すぎてもおかしくなります。
プリローンチ動画のシナリオを作る前に、コンセプトメイクをして、視聴していただく方の知識レベルや専門性を定義しておく必要があります。『言葉を選ぶこと』は『お客さんを選ぶこと』です。言葉とともに重要なのは『伝わる順番』です。


物事を理解してもらうためには一つ一つ理解を積み重ねていく必要があります。最初に結論をどんと伝えて、その理由を述べていけばいいんだよ。よく聞く話す順番ですよが、こういった順番も有効な場面と有効でない場面があります。人は言葉でコミュニケーションをしていますけれども、実は非言語・・つまり、言語以外の印象などで、判断をしていることが9割に達するといわれています。


初めて会った人が「信用できる」かどうかという判断は、第一印象がとっても重要です。見た目、身だしなみ、表情、視線などが、判断材料の5割以上を占めるといわれています。また、声の質、大きさ、話すテンポなどが、4割近くです。つまり、話す言葉そのものの意味というのは、1割以下なんです。ですので、動画を撮る環境とか、動画そのものの第一印象を決める最初の1分間、そして、話している人の見た目、話し方などが、とても重要です。

3. スクリプト=セリフ

Step1 3

スクリプトを作成するメリットとデメリットについてお伝えしておきたいと思います。
ここで言っているスクリプトとは、単なる話す内容と順番を書き留めたメモのようなものではなく、『話す内容』、つまり『話す言葉そのもの』です。ですので、スクリプトとは、台詞(セリフ)そのもです。
そして、その台詞(セリフ)をプロンプターに映して、それを読んでいくことで、動画を収録していきます。

4. スクリプトのメリット

スクリプトを用意するメリットは、事前にきちんと考え抜かれた台詞(セリフ)を使って収録することで、短い動画でも伝えるべきことがスムーズに、明快に伝えることができる動画を作ることができます。
国内でよく見るプリローンチ動画の収録現場では、伝えることを、メモとか単語、キーワードにした”マインドマップ”を見ながらアドリブでしゃべるという形式が多いようです。

しかし、アドリブでは上手くしゃべれない、という状況に陥りがちだったり、何度も言い直すので、切り貼りだらけの動画ができ上がったりしてしまいます。ですので、特にエバーグリーンで長く使うつもりの動画は、スクリプトを事前に十分に吟味してから、動画収録を行うようにしてください。

Step1 4

スクリプトを作って、プロンプターを使って収録をしても、”噛む”ことはあります。
しかしながら、その頻度は非常に低いし、画角の切り替えによって、むしろ、台詞(セリフ)を強調したりすることもできます。また、スクリプトを使った動画収録は、一発撮りの収録に比べて時間を読むことができます。5時間なら5時間と読むことができるので、ちょっと良いスタジオを借りたり、背景の良い所にロケに出掛けたりということも可能です。


5. スクリプトのデメリット

スクリプトを用意するデメリットは、プロンプターに映っている台詞(セリフ)を読むので、いかにも文章を読んでいる、という感じになってしまうことがあることです。これを防ぐためには、実際に、自分の感情とか本心からの言葉をスクリプトに書くことで自然な興奮状態になっていたり、本気で伝えたいと思っていることを選んでおくことで、読んでいる感じが無くなっていきます。

『自分と一致した状態で動画を収録すること』

Step1 5

これが収録にはとても重要なことです。伝わることの9割が、言葉以外の印象から伝わってきます。ですので、素の自分をそのまま、カメラレンズの向こう側にいる視聴者にお客さんに出していく、というイメージで収録をしてください。スクリプトを読んでいくことになるので、臨機応変な対応というのは出来にくくなります。

事前に、自分のパーソナリティーを含めて、スクリプトでどう表現していくのか、を考えた上でスクリプトを準備するようにしてください。自分の”本音の言葉”なら、自然にボディーアクションも出ますし、言葉にエネルギーが乗るようになります。是非、事前準備で、入念にスクリプトを磨いてください。


スクリプトを準備したり、入念に磨くこと自体には、確かに時間がかかってしまいます。でも、響くスクリプトだからこそ、最後まで見てもらえるプリローンチコンテンツになります。スクリプトの作成が、即、売上につながっていると考えて、たっぷり時間をかけてください。

6. スクリプト作成の重要ポイント

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スクリプトの作成において、気を付けておかなければならない『3つのポイント』についてお伝えしていきます。

  • 一つ目のポイントは、必要なことを網羅する
  • 二つ目のポイントは、伝わる順番に並べる
  • 三つ目のポイントは、動画同士の流れを作る

7. 必要なことを網羅する

一つ目のポイントは、『必要なことを網羅する』ということです。アドリブではないからこそ、伝えるべきことを全部伝えたかどうかを確認してから収録をするようにしてください。

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スクリプトを作る際には、最初に伝えることの項目を全部洗い出すことが重要です。スクリプトに入れるかどうかは、後で判断するとして、伝えたほうがいいと思ったことは、全部紙に書き出してしまいます。全部書き出せたことを確認してから、グルーピングしたり、優先順位を付け、スクリプトに入ることを整理し、選び出していきます。


動画を集中して見てもらえる時間というのはそんなに長くはありません。リアルのセミナー会場と違って、ディスプレィの前や、スマホの画面だと、同じだけの時間、動画を見続けることは、とても苦痛です。ですので、冗長にならないように、かつ、伝えるべきことが網羅できているか、を考えてスクリプトを作る必要があります。

8. 伝わる順番に並べる

二つ目のポイントは、『伝わる順番に並べる』ということです。視聴者が『理解をしていること』を、まず、確認します。そして、その上に『新しいこと』を小さく細分化して積み重ねていきます。

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動画を見ている人が、どこまで理解をしているか、を確認するために、言葉を定義します。既にある認識、例えば、スクリプトは台詞(セリフ)だ、という定義を明確にした上で、その上に、台詞(セリフ)の作り方を解説していきます。スクリプトでは『伝える順番が大切だ』といった内容を伝えるのに、単に、大切な理由を一生懸命述べても、「へぇ、そうなんだ」ぐらいの認識しか得られません。

しかし、台詞(セリフ)を作らないと、最後まで動画を見てもらえない、売上が上がらない、ということを印象深く伝えることで、『伝える順番』を学美、自分でも出来るようにならなければいけないなという意欲が湧いてきます。
プリローンチ動画の最初の目的は、動画を最後まで見てもらうことです。

そして、最終的な目的は、『商品が欲しい』という状態をつくることです。スクリプトは、視聴者が理解を深めていく『流れ』を整理をするものんです。それは、論理の積み上げではなくて、新たな認知、認識をつくっていく、積み重ねていくということです。

認知を作っていく、積み重ねていく、ということが分かれば、それを組み合わせることによって、見ている人の感情を誘導していけるということが分かってきます。動画を見ている人の感情を大きく動かすためには、伝えていることを”自分事”と捉えていただく必要があります。”自分事”として捉えてもらうためには『ストーリー』を使うことが非常に有効です。


9. 動画同士の流れを作る

一つの動画の中で「定義」を定め、「新しい認知」をつくって、「自分事」として捉えてもらうというステップを作っていきます。プリローンチでは通常、4つの動画を作ります。ですので、動画同士の役割も、視聴してくれる人が順番に上れる「階段」になっていなくてはなりません。

また、一つの動画を見ただけですごく納得感があったり、問題が解決してしまった、なんていう認識になってしまったとしたら、次の動画を見ていただける可能性は極端に下がってしまいます。一方で、何の問題解決もしない動画を、延々と見せられたとしても、動画提供者に対する信頼が低下するばかりですし、その状態でセールスをすると、いきなり売り込まれた、という印象を持たれ、商品を購入する意欲は下がっていきます。
ですので、それぞれの動画の役割を定め、動画同士の「流れ」をつくることが重要です。

Step1 9

第4話は通常セールスに使われますので、第3話までの3つの動画で、商品に対する『欲しい』という気持ちをつくっていくシナリオが完了している必要があります。また、第1話では第2話がどうしても見たくなる、第2話では第3話がどうしても見たくなる、第3話では第4話が待ち遠しい、という状況をつくる必要があります。

第4話では、第1話から第3話までの内容の確認、すなわち『認知』の確認をした上で、抱えている問題を解決する手段として商品、サービスの詳細説明と価格の提示をしていきます。
そして、迷っている気持ちを一つずつ解決していく『反論処理』をしたうえで、『断る理由がないオファー』をすることによって、お客さんの背中をそっと押してあげる、という「流れ」をつくります。


第1話から第4話までが、一つの物語(ストーリー)になっている、という感覚が重要です。その『流れ』が途切れていたら、最後のセールスを見てもらえる可能性は激減します。つまり、売り上げが上がらないっていうことになるわけです。
動画一つ一つの役割と、4つの動画の『流れ』を俯瞰しながら、事前に洗い出した『伝えるべきこと』をプロットしていく、といった作業がとても重要です。


スクリプトはいきなり書き始めるものではありません。伝えるべきことを書き出す、整理する。4話までの大まかな流れ、構成ということもありますけれども、この流れをつくる。そして伝えるべきことを選択して、その流れの中に置いていくっていう感じになりますね。この全体の『流れ』をつくる作業をやってみて、確かな『流れ』をつくってから、それぞれの動画の内容、つまり台詞(セリフ)=スクリプトを作っていくわけです。

重要なことは、視聴していただく方が理解できない、分からないステップを作らないことです。階段一歩踏み外したり、飛ばしたりしたらうまくいかないということです。階段を一歩一歩上っていただく、着実に次のステップを上っていただけるようにする。そして、その間、常に階段を上り続ける「意欲」がなくならないようにする。これが成功するスクリプトを作るポイントになります。

STEP0 商品を作る

Last updated on 2019年6月27日 By 石崎 力也

実践編0. プロダクトローンチで販売する商品を作る方法

プロダクトローンチで売れば、いきなり「売れる商品」が作れるか、というと、そんなことはありません。いくらプロダクトローンチで売ったとしても、お客さんが本当に『欲しい』と思ってくれる商品でなければ、どんどん売れていく、ということにはなりません。

お客さんの、現時点での悩みや、抱えている問題は何か、を踏まえ、その裏側にある「本当の問題」をあぶり出して、解決していくといったプロセスを作り、プリローンチコンテンツから商品へと実装していく。他社に真似できない『オンリーワン』になれる商品を作るからこそ、長く続くビジネスが構築できます。

1. なぜ『FastLaunch』が必要なのか?

「プロダクトローンチ」とは「プロダクト」=「商品」を「ローンチ」=「発売」すると言うことです。新しい商品やサービスを世の中に送り出すこと、だと言うことになります。これまで、様々な「プロダクトローンチ」の教材が売り出されていますが、なぜ、ここで『FastLaunch』を出そうとしたのか、その理由を明確にしたいと思います。

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一つ目のポイントは『映像』です。これまでの、よくある「プロダクトローンチ」では、多くの場合、ホワイトボードの前でしゃべるだけで、1アングルからだけの映像で、画角の切り替えも少なく、見ていて面白味に欠けるところがあるため、最後まで見ていられない、と言うところがありました。

海外のプリローンチ動画は、まず小さいBGMから始まって、盛り上げてって、Bロール(別撮りした映像)を映し出し、声だけで本編に入って、、、というエンターテインメント性があるので、ついつい、最後まで見てしまう。思わず続きが見たくなる『映像』が必要だ、これが一つ目のポイントです。

二つ目のポイントは、他のコンテンツとの『シームレスなつながり』です。海外のWebサイトの作り方は、4本の動画や決済への導線が、すごくスムースに流れていくように作られています。国内の「プロダクトローンチ」の多くが、Wordpressの固定ページを使った作りになっていたり、コメントや決済が別システムになっていたりするため、「購入」までの流れが上手くつながっていない感覚になることがあります。どこに何があるかが、直感的に分かるオールインワンのツールを使用していることが大きいと言えます。

三つ目のポイントは『デザイン』です。国内のローンチのWebサイトデザインは、どれも同じようなテンプレートを使用しているため、モダンな成長がほとんどありません。海外の場合は、例えば、MacやAmazonがフラットデザインを採用した際など、すぐにフラットアイコンにデザインが切り替えられていました。メジャーなWebサイトを見た後、すぐに「プロダクトローンチ」のコンテンツを見たとしても、自然にスムースに入っていけます。

つまり、本当に必要なものを、必要としている人に届けるために、本当の価値をわかっていただくためにプリローンチ動画を見てもら。そのために、余計な障害になりそうなことを極力、排除しています。『FastLaunch』は「素早くローンチしよう!」と言う意味を込めました。

実は、「プロダクトローンチ」を学んでから、実際にローンチするまでの期間が、とても長いのが実態です。まず、市場調査をして、それから商品を作る。4本の動画を作るのにも時間かかる。商品作るのにも時間がかかる。Webページに載せるのにも時間がかかる。動画の埋め込みについても、YouTubeやVimeoなど、これさえあれば、と言うものがなかったりするので、とにかく時間がかってしまう。インターネット上には、トラフィックってとんでもないぐらい溢れています。

例えば、Udemyのようなマーケットプレイスの登場のおかげで、僕たちがインターネット上にとんでもなく存在してるトラフィックにリーチするのは、とても簡単になりました。市場調査をしてから商品を作るよりも、取りあえずローンチをして、マーケットに直接、成否を聞いた方が良い、という時代が来ていると言うことです。

一つの「プロダクトローンチ」に何ヶ月もかける、と言うのは、もはや時代遅れと言わざるを得ません。思いついたら、100点満点の20点でいいから、一通りを実装して、マーケットに直接問いかける。その速さこそが価値という考え方から『FastLaunch』が商品化されました。

2. 商品開発で大切なこと

「プロダクトローンチ」を実装するには、ローンチする『商品』が必要です。『FastLaunch』を購入いただける顧客層で「商品が全くない」という方はいらっしゃらないかもしれませんが、商品作るときに抑えておいたほうがいいポイントをまとめてみました。

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まず一つ目は、出来るだけ『高額な商品』を「プロダクトローンチ」すること。10日で実装するというコンセプトですが、プロローンチ動画を4本とか撮る必要はあるし、収録して編集して、システムに実装するという手間がかかります。

そうした手間をかけて、例えば1,000円で売りましたとか、5,000円で売りました、ということになると、労力と売上のバランスが見合わなくなってしまいます。労力と売上をバランスさせるためには、少なくとも、『6桁』10万円以上の単価の商品を売る必要があるのではないでしょうか?もし、すぐに『6桁』の商品が作れない、ということであれば、いくつかの商品を組み合わせてセットにすることで『6桁』の商品を作り出すことが可能です。値付けには、個々人によってコンフォートゾーンが存在します。低価格帯を中心としてきた方には、桁を上げるということに、相当の抵抗があるかもしれません。

「プロダクトローンチ」は、たくさんの人に商品を見てもらうために行うというイメージの方もいらっしゃるかもしれませんが、より高額のものを大切に売った方が、売上が上がっていく上に、投資マインドを持った顧客層へアプローチできるので、商品の内容も実行されやすく成果も出やすい、という効果が期待できます。

「プロダクトローンチ」の一番のポイントは、お客さんにどうやってコミットしていただくか、というところを伝えていくことです。そして、商品を提供する側も、本気でコミットをしていることを伝えていく。そうすることで、お互いがコミットして、お互いに良い循環を作り出すことが出来るようになります。高額商品の作り方については、『FastLaunch』のシリーズの中で、別の教材を用意していく予定ですので、どうぞ、楽しみにしておいてくださいね。

3. 商品開発の2つ目のポイント

商品開発の2つ目のポイントは、伝える「メソッド」や「ノウハウ」「方法論」を最初に考えるのではなく、どんなレベルの人に何を伝えることによって、どう変化してもらうか、を考えることです。

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「どんな人」に、「何」を伝えて、「どう変化」してもらうか、という3つのポイントを明確にすること。特に大切なのは、「どんな人」を対象にした商品を企画するかということです。例えば、『FastLaunch』は、ある程度、ネットプロモーションをご存知というレベルの方を想定していますが、ITはまるで分かりません、パソコンの使い方が分からない、想定外の動きをしたときは、すぐ、パソコンをリセットする、という方には、役に立たないかもしれません。

つまり、商品によるお客さんの変化のスタートポイントを明確に定義しないと、プリローンチ動画で何を伝えれば響くのか、ということがわからなくなりますし、商品についても、ベースとなる知識レベルで、教える内容も、教え方も、全く異なってきます。誰の、どんな悩みや望みを、どうしたいのか。お客さんの欲求の原点を、「決める」ことが大切なポイントです。次に大切なことは、ゴールの設定です。お客さんが誰かが決まったら、その人がどうなりたいのか、スタートから、どのように変化したいのか、ということです。『悩み』には、裏側があります。

例えば、竹岡の場合、現在の体重が90kgぐらいあって、成人病とか生活習慣病を避けるためにも減量が必須の状態です。でも、標準体重(70kg以下)まで落としたくはない。概ね、80kgぐらいまで落ちればハッピーです。なぜ、80kgなのか?

それは、食事制限も運動も面倒だし、無理にやるとストレスがたまるし、ビール大好きだし、甘い物も大好きなので、そういうものを全部やめて標準体重に戻しても、人生が楽しくなくなってしまう、と考えているから。ただ、90kgは、さすがにマズイので、10キロぐらい楽しながら痩せたい、というふうに考えているわけです。こいう人が対象だとしたら、標準体重に戻って身軽な身体を手に入れよう、という商品は、全く買う気がありません。

4. 潜在的な欲求にアクセスする

『痩せたい』は表層的な悩みであって、自分自身でもよくわかっていない言語化されていない「深い悩み」や「本当の望み」があります。

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ですので、表層的な悩みに対して、単に「効果が出る」ということだけを訴求しても、なかなか売れるところまではいかない、ということです。例えば、女性の方で、すごくダイエットしたいという方の裏側は、モテたい、だったりすることが多いのですが、それなら、「太ったままモテる方法」をオファーした方が良いのかもしれません。「痩せないとモテない」という考え方は、どこかでそういう固定概念のようなものが刷り込まれたり、思い込んでいるだけだったりします。

プリローンチや商品で、この『思い込み』を外してあげることが大切です。
モテたいのなら、痩せなければいけない、という思い込みには、『モテる』と『痩せる』という別物がくっついていることが、そもそもの問題なのかもしれません。表層的な問題は「痩せたい」だけれど、本当の望みは「モテたい」それならば、「痩せる」よりも『そのままでモテる方法』を考えた方が目的にかなっているのではないでしょうか。

そして、この『思い込み』が外してくれた”あなた”に、お客さんは一気に引き込まれていきます。プリローンチコンテンツや商品開発において、お客さんの『表層の悩み』を解決しようとしていたら、それは「間違いだ」と思うことです。それこそが「思い込み」にはまっている状態です。

その先にある、「本当は何がしたいのか」「そう思うのはなぜなのか?」をずっと掘り下げていくことによって、本人も気付いていない『思い込み』や『望み』を見つけることが出来ます。それこそが、『潜在的な欲求』であり、提供する商品が、本当に解決しなければならない問題です。

5. オンリーワンの商品を作る

その人が「本当はどうなりたいのか」というところに焦点を当てていく。そうすることによって、お客さんが深層から変わる、根本的に変わっていくことが可能になります。
例えば、「会社を辞めたい」という人の潜在的な欲求は、単に「会社を辞める」のではなく、「家族との時間が欲しい」だったりします。でも、表層的な問題に囚われているので、「会社を辞める」ために手っ取り早く「給料と同じだけの収入をつくる」ための商品を探します。

それで、朝から晩まで働くノウハウにはまって、逆に、「家族との時間」をもっと無くしていく、という悪循環にはまったりします。「家族との時間」と「お金を稼ぐ」ということは、直接リンクはしていません。商品をどう作っていくのか、それには、お客さんの潜在的欲求を知るためには、お客さんに直接ヒヤリングすることが一番の早道です。お客さんを、より深く知って、探求して商品を企画することが大切です。

「プロダクトローンチ」の商品を作るのに、「プロダクトローンチ」のやり方を一生懸命調べて、それを整理して、まとめて、提供すればいい、という考え方だと、表層的な商品にしかなりません。どこにでもあるような商品になってしまう、ということです。

どこにでもあるので、競合が同じような商品をたくさん出してきます。商品をローンチした瞬間に、コピーされたり、少しだけ切り口を変えた色々な商品が出てきます。「これがオリジナルなんだ」と主張しても、何の競争力もない、ということになります。

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でも、本質的なことをあぶり出し、本質的なことを解決する商品を作れれば、息の長い商品になる可能性があります。それを、エバーグリーンのローンチに仕掛けて置くことで、息の長いビジネスができる可能性があるっていうことなんですよね。どう思われますか。

『FastLaunch』を実装し、短期間で、一つ目の商品を売れるようにします。最初の商品は表層的なものでも構いません。そして、最初のお客さんが現れたら、すぐにコンタクトをとって、直接、ヒヤリングをしてみてください。そして、プリローンチコンテンツや商品を改善して、また、次の商品を売ってみて、そのお客さんにヒヤリングする。このルーチンを繰り返すうちに、お客さんに本当に必要な商品ができ上がっていきます。


お客さんが「欲しい」と思うもの以外は、売れません。『FastLaunch』という「速くサイクルを回す」ことで、その『欲しい』のポイントを押さえていくことこそが、これからの商品開発のポイントと言えるかもしれません。

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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

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