どうもこんにちは、石崎力也です。
あなたはネットビジネスをやってみたいと思っているけど何から始めたらいいかわかっていないのかもしれません。あるいは自分でデジタルコンテンツを販売してみたいと思っているけど、自分に何が売れるかわかっていないと思っているかもしれません。心配いりません、僕が推奨する「石崎式!参入ジャンルの決定方法」を使ってステップバイステップで作業を進めれば、簡単にあなたのニッチが見つかります。
今回お届けするノウハウはこちら
ステップ0:参入ジャンル(ニッチ)とは?
参入ジャンルとは、あなたのビジネスのトピックです。僕の場合であれば、デジタルコンテンツの販売とマーケティングオートメーションの2つです。「デジタルコンテンツの販売に関する商品」と「マーケティングオートメーションに関する商品」を売っています。その専門家といってもいいかもしれません。
糖質制限ダイエットに詳しい人は、ダイエット、あるいは糖質制限ダイエットというニッチを選ぶでしょうし、ファイナンシャルプランナーの資格を持っている人は、資産運用や、ライフプランニングなどがニッチになるはずです。
ステップ1:あなたのスキルを選ぶ
僕の場合であれば、デジタルコンテンツの販売というスキル。あるいはマーケティングオートメーションというスキル。サッカーが上手な人はサッカーというスキル。プログラミングが上手であればプログラミング。文章を書くのが上手であればコピーライティングがスキルになるかもしれません。スキルはいくつリストアップしても構いません。
もっとシンプルに、あなたは何を教えられますか?と言い換えてもいいかもしれません。あなたが人に教えられることはなんでしょう?それがあなたのスキルになります。
この段階で金になるかどうかは考える必要はありません。僕が小学生の頃、他の子供と同様、ゲームが好きでした。ゲームを仕事にしたいとぼんやり思っていました。ゲームをやるだけでお金なんてもらえるはずがない・・・だからおぼろげに、ゲームを作る人になってお金をもらいたいと思っていたんです。でも、今はゲーマーというプロの職業があります。ゲーム実況をするYouTuberもたくさんいます。最近では、eスポーツをオリンピックの競技として採用しようとする動きもあるくらいです。どんなスキルがお金になるかは、あなたではなく時代が決めます。
ステップ2:あなたの情熱を確かめる
やりたくないことを続けるのはしんどいです。だからワクワクすることを選びましょう。僕は空手の有段者ですから、スキルとして型や組手を教えることができます。でも情熱がないんです。年に数回、大会に出て組手をするくらいなら楽しいかもしれないけど、情熱を持ってそれを続けることはできません。
複数リストアップしたスキルの中から、情熱のあるものに絞り込みましょう。
ステップ3:業界内の競合をチェックする
競合が強いか弱いかは調べなくていいです。たまに「ライバルが強かったら諦めましょう」みたいなことを書いている教材を見かけますけど、諦めるなんてもったいなすぎます。そもそも競合がいるってことは、市場が存在しているってこと。お金が流通しているってこと。誰かがそこにお金を落としているってことです。
考えてみてください。例えば、アメリカの自己啓発市場は3兆円です。アンソニーロビンズ、ジムローン、ブライアントレーシー、ロバートキヨサキ・・・。聞いたことありますよね?彼らがこの自己啓発市場で儲けている人たちです。僕と同じようにデジタルコンテンツを売ったり、あるいはKindleで出版したり、あるいはセミナーを開催したり。人生をよりハッピーにする方法を教える人たちがたくさんいて、それを知ろうとしてお金を払う人たちもたくさんいるということです。
仮にこの市場の1%のシェアを取ったとしたら、それだけで300億円の売上です。0.01%でも3億円です。その市場にいる0.01%の人に興味を持ってもらえれば、3億円稼げるということです。
怖いのは、ニッチを狙いすぎて、そもそも市場が存在しないジャンルを選んでしまうことです。あなたの競合は誰ですか?と聞かれて「誰々さんです」あるいは「どこどこの企業です」とすぐに答えられないようなら、そのジャンルこそ諦めた方がいいと思います。
ちなみに一番簡単な競合のチェック方法は、デジタルコンテンツに的を絞って、あなたと同じような商品をネットで売っている人がいるかどうかだけを調べればいいです。たくさんいればラッキーですね。
ステップ4:あなたの実績をチェックする
例えば僕の場合であれば、Udemyに3万人の受講生がいて、おそらく日本で1番か2番に受講生の数が多いです・・・というのが実績になりそうです。
あるいはSEOのサービスを提供している会社が「SEO」というキーワードで検索エンジンの1位に表示されていたら、それも強烈な実績になりそうです。
副業を教えている人は、収入証明や銀行の残高が実績になるかもしれません。
ウェブ集客のコンサルタントであれば、クライアントの売上アップが実績になるかもしれません。
よくこういう質問を受けます。「実績はないんだけど、このジャンルに参入してもいいのか?」っていう。
先月、僕はタイにいました。バンコクの中心に住んでいたので、徒歩圏に文字通り何百というタイマッサージのお店がありました。やっぱりマッサージのレベルはピンキリです。同じ500バーツでも、手抜きで下手くそなやつもあれば、超上手なやつもあります。超上手なマッサージをしてくれた人に名前を聞きます。僕の場合は紙に書いてもらいます。タイの人は「Naan」とか「Taan」とか「Aaan」とか似たような名前が多くて、僕は覚えられないからです。で、その紙を持ってもう1度同じお店に行って、今度は指名してマッサージをしてもらいます。
その上手なマッサージをしてくれる人の実績なんてどうでもいいです。実績があっても下手だったら、僕はリピーターにはなりません。
まずいお店には2度と通わないし、面白くないブログは2度と訪れません。くだらないYouTubeの動画は2回見ることはないです。
良かったら、また行く。
これは僕に限らず、多くの人に当てはまる行動原理だと思うんです。
じゃあ実績を作ることに忙しくなるよりも、良いものを提供できるように努力した方が経済合理的な判断なんじゃないかと僕は思うんです。
もちろん実績があれば、なお良いですね。
ステップ5:検証その1「ニーズがあるか」
僕の場合であれば、ニッチはデジタルコンテンツの販売とマーケティングオートメーションです。また顧客の対象を年収1000万円以上に絞っていますから、客層はぐっと絞り込まれます。それでもニーズはあります。横柄な言い方をすれば、あなたがこの文章を読んでいるというその事実が、すでにニーズがあることを示しています。あるいは、僕のところには本当に断らなきゃいけないほどたくさんの仕事のオファーが来ています。きっとこれもニーズがあることの証拠です。
ある時、リアルビジネスでうまくいっているけど、体力的な理由などでそれが継続できない人がたくさんいる、ということに気づきました。彼らは自分でデジタルコンテンツを販売したいと考える人が多いようです。職業でいうと、ベストセラー作家だったり、東京などで活躍している有名なコンサルタントやセミナー講師などがそうです。
例えば一緒にプロダクトローンチのやり方を教えている僕のビジネスパートナーの竹岡さんもかつてはうちのお客さんでした。竹岡さんは本業で大成功されている方です。僕なんかは足元にも及びません。でもそんな偉大な人が「石崎さん、僕のコンテンツをネットに載せるの、手伝ってくれませんか?」とお願いしてきたんです。まさに「スキルやノウハウをデジタルコンテンツに変えたい」というニーズと、僕が提供するサービスが合致した瞬間でした。
さて、スキルと情熱を掛け合わせて、自分のビジネスの対象を絞り込んでいくわけですけど、どこまで絞り込んでもいいのでしょうか?
実はこの答えはシンプルです。
絞り込みの下限は、ニーズです。
ニーズがある限りどんどん絞り込んでいってください。絞り込めば絞り込むほど、メッセージが明確になり、お客さんのペルソナが生き生きとしてきます。絞り込むほど高額な商品を売ることもできます(これは竹岡さんに教えてもらいました)。だけど、絞り込んだ結果、ニーズがなくなったらダメです、ということです。
ダイエット…これはニーズがあります。
軍隊式ダイエット…これもニーズがあるでしょう。
80代限定!軍隊式ダイエット…うーん、どうでしょう。ニーズはなさそうです。
石川県に住む80代の女性限定!軍隊式ダイエット…たぶん、もうニーズはないです。おそらく。
絞り込みの下限は、ニーズであることを忘れずに。
ステップ6:検証その2「問題を解決しているか?」
ネット上で販売するすべての商品やサービスは、誰かの問題や悩みを解決あるいは解消するものでなければいけません。例えば、オーストラリアのユニコーン企業といえば…Canvaですけど、Canvaのおかげでフォトショップを開く必要は無くなりました。Canvaはネットで完結するデザインツールですね。YouTubeのサムネイルを作ったり、ブログのバナーを作ったり、セールスレターの写真を作ったりするのが本当に簡単になりました。CanvaはたくさんのWebデザイナーや、フリーランスの悩みを解決してくれています。
他にも例えば…
- PHPでコードを組めるようになる
- After Effectsでアニメーションを作れるようになる
- ブログにもっと多くの見込み客を集められるようになる
- マーケティングオートメーションで仕事量を96%減らすことができる
- 1ヶ月で体重5kg痩せる
あなたの選んだニッチは誰かの問題を解決していますでしょうか?
あなたの商品がお客さんの問題を解決するのであれば、追加の努力なしに商品はどんどんと売れていくことでしょう。逆にいうと、売れていない商品ってのは、誰の問題も解決していないんです。
まとめ
ジャンルを一旦決めてしまうと、それで一生食っていかなきゃいけないのかと心配するかもしれません。だから最初の一つを決めるのが少し怖いと。でもビビる必要はないです。
僕は最初、TOEICというジャンルに参入しました。そのあとにこのマーケティングというジャンルに来ました。でも最近はマーケティングに飽きてきたので、デジタルコンテンツの販売を教えるようになりました。
最初の1つの決めて、それに人生を賭けるなんて気持ちはさらさらなかったし、今でも「こんなビジネスなんていつでも辞めてもいい」と思っています。冗談半分で、クライアントさんには「早く、この仕事を辞めたい」と言っているくらいです。
情熱がないのも問題ですけど、固執するのはもっと問題です。気楽に決めてください。で、そのセールスファネルがうまくいったら、次のジャンルに移ればいいんです。まるで水平展開するかのように。