この記事では、英語圏ではよく使われている、デジタル商品を販売するためのトリップワイヤーファネルについて説明していきます。基本的には、フロントエンド商品とバックエンド商品を販売するというものですが、合計で4つの商品を販売した方がLTVが上がるのでオススメです。その理由についても詳しく解説していきます。
今回お届けするノウハウはこちら
1. トリップワイヤーファネルとは?
ClickFunnelsのラッセルさんの2 step tripwire funnelでは、合計で4つのステップを説明しています。
- Two Step Order Page(決済ページ)
- OTO Page(ワンタイムアップセルページ)
- Downsale Page(ワンクリックダウンセルページ)
- Offer Wall(注文確認ページ)
2. 基本的なトリップワイヤーファネル
まずは、各ステップの説明をしていきます。
- Two Step Order Page(決済ページ)
- OTO Page(ワンタイムアップセルページ)
- Offer Wall(注文確認ページ)
3. トリップワイヤーファネル上級
- 低価格帯のフロントエンド商品
- テンプレート
- バックエンド商品1
- バックエンド商品2
4. トリップワイヤーファネルの事例
では、実際に僕の事例(料理をマネタイズする商品)をご紹介します。
- 低価格帯のフロントエンド商品:sell your recipe online masterclass($49)
- テンプレート:95% done for you($197)
- バックエンド商品1:digital chef academy($579)
- バックエンド商品2:automated income system($397)
そして、バックエンド商品と似たような価格帯の商品をバックエンド商品の2としてオファーします。
5. 低価格帯のフロントエンド商品とテンプレートを販売する方法
低価格帯のフロントエンド商品とテンプレートを販売する方法は、同じです。どちらもセールスページを作成するだけです。そして、いつでもこれらの商品を購入してもらえるように設定しておきます。ちなみに、僕が使っているツールは、Squarespaceとteachableです。Squarespaceでセールスページを作成し、teachableで決済を受けています。
6. フロントエンド商品の事例
Squarespaceを使うと、こんな感じで、モックアップや画像を埋め込むのが簡単にできますし、何と言っても綺麗です。
teachableの決済リンクは、購入ボタンに埋め込んでいます。
7. テンプレートの事例
テンプレートでは、リソースリストやカレンダー、インフォグラフィックを配布して、あなたのビジネスを加速させますよ、という商品をオファーしています。料金は、$197です。
8. バックエンド商品の販売方法
バックエンド商品は、まずお客さんにオプトインしてもらっています。なので、オプトインページを作成する必要があります。これも、Squarespaceを使って作成していきます。オプトインしてもらったあとは、メールシーケンス(ステップメール)を送ります。使うメールプロバイダーは、ConvertKitかMailChimです。
そのシーケンスの中でセールスしていきます。ここでのセールスは、常にカートを開けておくのではなく、期間限定のオファーにします。これは、Deadline Funnelで設定します。セールスページは、他の商品と同じく、Squarespaceとteachableになります。
9. オプトインページついて
オプトインページでは、商品は販売せず、メールアドレスを登録して、リストを集めます。でも、セールスページと同じくらいのクオリティーにしておかないと、最近はオプトインしてもらえなくなっています。なので、セールスページくらい気合い入れて、作成していきましょう。
10. バックエンド商品の事例
バックエンド商品は、ちょっと高めの商品なので、一括払いと分割払いの選択肢を用意しています。この時、一括払いの方がやすくなるように価格設定をするのが良いです。
11. ワンタイムオファーのやり方
- フロントエンド商品のセールスページ(Squarespace)
- チェックアウトページ(teachable)
- ワンタイムオファー(teachable)
ワンタイムオファーは、上記のような手順でオファーします。フロントエンド商品のセールスページを経由して、teachableで決済を受けたら、teachableでワンタイムオファーをします。ただ、通常販売の場合は、Squarespaceでセールスページを作成します。
12. オプトイン後のワンタイムオファー
- オプトインページ(Squarespace)
- ワンタイムオファー1(セールスページ:Squarespace、決済ページ:teachable)
- ワンタイムオファー2(セールスページ:teachable、決済ページ:teachable)
オプトインページ経由でもワンタイムオファーをします。その手順は、上記になります。オプトインページでオプトインしてもらったら、そのあと、フロントエンド商品をワンタイムで割引価格でオファーします。そして、フロントエンド商品を購入してもらったら、バックエンド商品を割り引き価格で販売します。
13. アップグレード式ワンタイムオファー
- オプトインページ
- ワンタイムオファー1(バックエンド商品の一部)
- ワンタイムオファー2(バックエンド商品の完全版)
バックエンド商品2に関しては、オファーの仕方が異なります。オプトインしてもらったら、ワンタイムでバックエンド商品の一部をオファーします。そして、アップグレードしませんか?という感じでバックエンド商品の完全版をオファーします。
バックエンド商品が$397であれば、1回目のワンタイムオファーで$97の割引価格$47でオファーします。そして、2回目のワンタイムオファーでは、$97引きの$350でオファーします。