こんにちは、石崎力也です。
あなたはネットビジネスをやっているけど、思ったよりも見込み客の集まりが悪いと思っているのではないでしょうか?あるいはオンラインコースを持っているけれども、十分な販売数に達していないと思っているかもしれません。
早速ですが、僕の実績をみてください。現代人は時間がありませんから、何に時間を割くべきかをよくよく考える必要があります。無駄に時間を使うべきではありません。もし僕の実績を見て「この人からインターネット集客に関するノウハウを聞く価値はありそうだ」と思えば先に読み進めてくださいませ。
僕はここ2年間でUdemyを使い、178ヶ国、合計33464の受講生のオンラインコースを販売してきました。このうち日本人の割合は35.3%です。おおよそ1万人近くが日本人の顧客です。複数のオンラインコースを販売しているので、延べの受講生数は10万を超えます。Udemyからの月収入は完全手放しにも関わらず30万円〜70万円ほどを推移しています。クリスマスやブラックフライデーの大型キャンペーンが始まるとそれに連動して売上が伸びるようです。
さらにブログからの集客を使ってこれまでの2万6000のメールアドレスを集めることに成功しました。とはいえ毎年リストの30%は腐っていくので、厳密にはアクティブなリードは1万8000ほどになります。これくらいのリストがあると、1通のメールを送るだけで最低でも50万円ほどの売上になります。先日も、ClickFunnelの運用に関するサービスを販売したところ、24時間以内に60万円の売上になりました。
またエバーグリーンでオートウェビナーを運用しており、そこからの集客にも成功しています。2週間ほど前にデジタルコンテンツに販売するセールスファネルをローンチしました。このオートウェビナーは先にも挙げたClickFunnelsで運用されていますが、ここ2週間の売上は以下のようになります。
SEOもそこそこ得意で、自演自作の被リンクを一切作らずにコンテンツを作り込むホワイトハットな方法で、うちの商品に関連するキーワードで上位表示することに成功しています。
どうでしょう?僕の話は聞く価値がありそうですか?マーケットプレイスのようなマス向けの媒体で安い商品を販売することにそこそこ成功しているし、ブログやセールスファネルを使って高額商品を販売するニッチ向けの集客にもそれなりの結果を出しています。「よし、じゃあ石崎力也からインターネット集客のノウハウを盗んでやろう」と思った方は以下の文章を読み進めてみてください。
今回お届けするノウハウはこちら
ステップ1:無料でできるインターネット集客なんて存在しないことを知る
バズ部さんのコンテンツマーケティングに関するeBookを読んだことはありますか?そのeBookには、年々リスティング広告の単価が上がっているせいで利益が圧迫していると書かれていました。その結果、多くの企業が会社のホームページをオウンドメディア化し、コンテンツマーケティングをやるようになったとも書かれています。ようはシンプルに企業がブログを始めましたよってことです。
この流れを見て、ああなるほど企業は有料広告から、無料でできるブログの更新にシフトしたんだなと考えるのは早計です。例えばコカコーラも2014年にコカコーラジャーニーというサイトを作り、今ではコンテンツマーケティングのお手本として扱われています。当然ですが、コカコーラ社のCEOが自らブログを書くわけがありません。まずはコンテンツマーケティングのコンサルタントを雇い、ノウハウを内製化した後は、社内でブログを書くチームを作り彼らに給料を払いながらオウンドメディアを作ったはずです。僕の場合も同様に、このrikiyaishizaki.comの記事を自分で書くことはほとんどありません(この記事は自分で書いています)。ライターさんとエディターさんに対して一人当たり10万円〜30万円ほど料金を払っています。
これは個人でも同じことです。ドメインとサーバーのお金さえ払ってしまえば、ブログは基本的にほぼ無料ですけど、コンテンツを作るにはあなたの労働力という金銭換算可能で具体的なコストがかかっています。つまりブログを無料のインターネット集客と捉えるのは間違いだ、ということです。普通、それなりの売上を出しているコンサルタントやマーケターが自分でWordPressを書くなんてことはあり得ません。僕の周りでも、うまくいっている人たちは基本的に皆さん、ブログの記事作成を外注化するか、ノウハウを内製化したのち従業員に任せているパターンがほとんどです。
例えば今から紹介するマーケットプレイスを使った集客も同じです。一見すると全て無料でできるような感じがしますが、あなたの労働力という具体的なコストの他に、一眼レフカメラやAdobe Premiere Proの購入代金、Epidemic Soundで業務用音楽を購入する費用、動画を編集するエディターに対して支払う報酬、Udemyのプロモーションを手伝ってくれるコンサルタントとの顧問契約など、隠れたコストが発生します。もちろん自分1人で撮影から編集をしてもいいですが、その場合、クオリティは担保されませんし、きっと競争力のあるコースは作れません。
僕が言いたいのは、あなたの労働力という金銭換算可能で具体的なコストがかかっている以上、無料でできるインターネット集客なんて存在しないということです。それを理解した上でインターネット集客の方法を見渡すと、よりフェアな視点で意思決定ができるようになります。
フェアな視点で数あるインターネット集客の方法を見渡した結果、僕は2つの手法を採用し、それで成果を出すことができました。その2つの手法は、いずれもコンテンツマーケティングの一環です。やはりバズ部さんのeBookで語られていたことは正しかったということです。
1つは、ブログを使った集客。
もう1つは、Udemyを使った集客。
この2つが、僕の知る限り、最もパフォーマンスの良いインターネット集客になります。
ステップ2:ブログを使ってインターネット集客をする
キーワードは「ピラーページ」です。あなたはピラーコンテンツの作り方を知っていますか?僕がたくさんのブログ記事をGoogleにインデックスさせてかつ適切なキーワードで上位表示させているのも、ピラーページのおかげです。ピラーページについては次のいくつかのサイトが参考になります。
https://blog.hubspot.jp/how-to-create-a-pillar-page
“ピラーページはブログの記事であったり、ウェブサイトのページであったりしますが、人々が検索を行う何らかのトピックに関する、包括的なガイドの役割を果たします。たとえば、インスタグラムのマーケティング活用というトピックで20件のブログ記事を作成したとします。その際、ピラーページでは、そのトピックに関してあらゆる角度から概要を簡単に説明し、そこから20件の各記事へリンクを張ります。一方で、各記事からもそれぞれにピラーページへのリンクを張ることで、読者はこのトピックに関して知りたいことを何でも簡単に調べることができます。”
ピラーページはリンク集みたいな感じですよ、ということです。
で、実際にこのピラーページで上位表示することに成功しているいくつかのページを紹介します。
今は少し順位が下がっているけど、一昔前は「コピーライティング」で1位でした。ポイントは記事の長さです。ピラーページ = 長い記事と勘違いしないでください。あくまでもリンク集のような外観ですから、むしろ記事は短くなります。Googleは「どのくらいサイトに滞在しているか?」のリテンションを見ているため、ユーザーが長く滞在したり、何度も戻ってきたりするページを高評価する傾向にあるようです。このバズ部さんの記事も、コピーライティングを学ぶために何度も何度も繰り返し見たくなるような構成になっています。これがピラーページです。
もう1つはmanablogさんの記事です。この記事は「Web集客」のキーワードで上位表示されています。バズ部さんの記事に比べて文章は長いですけど、やはりリンク集のような外観を持っています。「Web集客」というピラーに対して、「SEO」「リスティング広告」「SNS」「外部サイト」「ブックマーク」などのクラスタが用意されています。コピーライティングを学びたい人がバズ部さんの記事に繰り返しランディングするのと同じく、Web集客を学びたいと思っている人はmanablogさんのこの記事に何度も訪れることでしょう。
ステップ3:Udemyを使ってインターネット集客をする
僕はよく英語圏の「ウェビナー」に関する高額商品を購入します。最近もKajabiで運用されているJという会社の$997の商品を購入しました。その商品の中ではこんなことが言われていました。
今よりも大きく稼ぎたければ、いつまでもブログの後ろに隠れ続けるのはやめなさい
僕を含めて多くの人はブログの後ろに隠れています。中には顔を出さなかったり、音声コンテンツ、ビデオコンテンツを一切出さない人もいます。それで儲かっていて、しかも気持ちよく仕事ができているなら何もいうことはありません。僕が見る限り、ブログの後ろの隠れ続けていてもうまくやっている人って結構、日本にはいるような気がします。
以前ブログでうまくいっている人が、ポンとYouTubeに動画をアップロードしているのを見かけました。コメント欄には「声ちっさ!」とか「声が震えている」とありました。確かにカメラに向かって喋るのは緊張するし、声が震えるのもよくわかります。そう考えると、ブログの方がよっぽど楽ですね。
でも、個人的にはやっぱり動画はできるようになっておいた方がいいと思うんです。今後のためにも競争力のあるコンテンツを作るためには、テキストだけではなくビデオも作れるようになっておいた方がいいと思います。それは、YouTubeでCasey Neistat や Peter Mckinnon の動画を見ているとより強く思います。
動画は訴求力が強いです。かつては「動画だけでは売れない」と言われていました。特にコピーライティングの教材を販売する人たちは、文字への信仰が強く、当初は動画でのセールスをボロクソにいっていました。もちろん今でも文字を使ったセールスは有効です。でも、動画の方がセールスの力は強いです。それは僕がセールスレターを書いて商品を売るよりも、ウェビナーを開催して商品を売る方が楽だと感じているからです。実際にウェビナーの方が高い成約率を出せます。
このUdemyを使ってインターネット集客する方法は全ての人にとってベストな手法かと問われると答えに窮してしまいます。あくまでも個人の経験をベースにして僕が勝手にそう言っているだけですし、僕がお手伝いしたクライアントさんたちがUdemyを使ってそれなりの成果を挙げている、くらいの根拠しかないからです。
でも僕は正直言って、Udemyのおかげでたくさんのお客さんを集めることに成功しました。Udemyはマーケットプレイスですから、顧客情報は直接的に得られないんだけど、例えばEducational Announcementを使ってブログ記事を紹介したり、ボーナスレクチャーからセルフホスティングしている商品を販売することによって、顧客層を拡大することができます。これまで述べ10万人の受講生の対してオンラインコースを届けてきました。きっと全ての人がコンテンツを見てくれているわけではないでしょう。無料コースの登録もこの10万人には含まれています。それでも、自分1人では決してリーチできなかった数多くの人にコンテンツを届けたことには変わりありません。
実際にUdemyからの講師収入が$300、$1000、$2000、$3000、そして$6000を超えようになってからは、それほど積極的にセールスしているわけではないのに、セルフホスティングしている高額商品や、コンサルティングの契約数が増えました。当時はブログもそれほど更新していませんでした。2人の子供の出産、育児に大変だったからです。働く時間は明らかに減っているのに、売上は伸びる一方でした。例えば、2018年の1月に70万円ほどをUdemyだけで稼いだのですが、僕は家族と一緒に3ヶ月の休暇をとっていました。宮古島、本部町、糸満のリゾートを転々としながら生活をしていました。パソコンを触った記憶はほとんどありません。文字通り仕事を放ったらかしにしてずっとアウトドア料理と写真撮影を楽しんでいました。それでも売上は伸びていったのですから、原因はUdemy以外に考えられません。
Udemyだけで成功するのはもったいないです。あなたがちゃんとしたセールスファネルを持っていれば、Udemyだけでなく自社商品の売上も連動して伸びていきます。インターネット集客のためにUdemyを使うというよりかは、Udemyで成功すれば自動的にインターネット集客になりますよ、というのが正しいです。だからマインドセットとしては「Udemyを利用してやろう」と考えるよりも「Udemyでまずは成功しよう」と考えた方が健全だし、何よりシンプルです。そもそもUdemyでこれほど多くのお客さんを集められるなんて思っていなかったし、月々$500くらいの収入になったら面白いなという軽い気持ちでスタートした、というのが本音です。
僕はシンプルに、Udemyにいくつかコースを供給し、何が売れるか何が売れないかを検証し、売れるテーマの選び方がわかったからそこに集中的にリソースを投じた・・・ということを粛々とやり続けただけです。まさかそれが自社商品の売上につながるなんてちっとも考えていませんでした。
でもどうやらUdemyはかなり強力なインターネット集客として機能しているようです。まあ結果論なんですけどね。
まとめ
少ない人数で、あるいは1人でビジネスを回している場合、何にどのくらいのリソースを割り当てるかは非常に重要な経営判断になります。僕はFacebookやTwitterをやる時間なんてありませんし、Instagramもやっていません。アカウントすら持っていません。インターネットでお客さんを集めるために「いいね」とか「リツイート」あるいはセルフィーを撮ることが重要だとは思えないからです。この記事で推奨しているブログでの集客ですら、完全にアウトソースしています。唯一自分がやり続けていることといえば、土曜日の午前中に家族から許可をもらって動画を撮影するくらいです。撮影した動画の編集や、それをUdemyにアップロードして審査に出す工程すらも信頼できるパートナーの方に任せています。
ようはそのくらい働ける時間は限られているということです。世の中のお父さんやお母さんは理解していただけるはずです。それでも成果を出し続けるためには、がむしゃらに働く時間を増やすよりも、ネットに出回っている儲け話に飛びつくよりも、自分の強みが活かせる1つか2つの手法を頼りにしてそこにリソースを投下するのがベストかと思われます。
あなたは週に4時間しか働けない、という制限を設けられたらその4時間を何に使いますか?
時間がたくさんあると思うから、バズ部の真似をしてeBookを使ってみたり、ブログを更新してみたり、Instagramにランチの写真をアップしてみたり、あるときはダイレクト出版の教材を買ったり、Amazonでジェイエイブラハムの本を買って読んでみたり、チャクラの開き方を教えてくれる先生のお家に通ったり、アメブロに女子会の様子を写真に撮ってアップロードすることを起業だと考えている奥様が1時間600円で借りれる市民センターで開催するセミナーに参加したりするんです。たぶん。
でも1週間に4時間しか働けないのであれば、きっと効果の低そうなことには手を出さなくなるはずです。
僕の場合、大学卒業、法人設立、結婚、出産、育児とライフステージが変わっていくにつれて、働く時間は減る一方でした。最近はミスチルの音楽を聴く機会も減りましたし、ここ2年ほどは三国競艇場にも行っていません。小さい子供を2人同時に育てているから、自分の時間なんてほとんどありません。それでもなんとか生計を立てられているのは、パフォーマンスの良い集客方法の1つか2つに全てのリソースを投下しているからだと思うんです。
時間は少ないという前提で何にリソースを投下するのがベストか、もう一度考えてみるといいかもしれませんね。