「ちからを、わけてもらえるのさ」ここは西アフリカ、ブードゥーの国。すべてが濃厚。ガイドブックなど存在しない。頼りになるのは『ゾマホンのほん』だけだった。
まるで画家ジョン・マーティンによる19世紀初頭の傑作、『聖書』の挿絵のようだ。その、メゾチントという銅板画で刷られた人類の宝は、ベルベットのように深い「黒」と、光のように神々しい「白」とで構成されている。
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