どこかに行くことに興味があるのではなくて、どこまで行けるかに興味があるタイプですね。
楠木 建, 「好き嫌い」と経営 (Japanese Edition), loc. 2309
Notes: 1) 基本的な構造として、9割の人が「クール」だと思っていることを、それよりクールなものがあるよ
と提示するパータンが1番惹きつけられる。これまでの経験上で。
楠木さんも私のことを運がいいと思うでしょう。 楠木 まあ、そうですね。 重松 でも、楠木さんが思っているより、実際は何倍も運がいいんですよ……。
楠木 建, 「好き嫌い」と経営 (Japanese Edition), loc. 3109
Notes: 1) 僕の場合はクリスチャンから「あなたはblessを超えてる」って言われたんですね。つまり神のご加護を超えている・・・て。それと同じ感じで使えますね。
だから僕は40代、50代が一番ベンチャー起業に向いていると思うんですよ。だってその年になれば、社会の宝である一番大事な子どもも見極めがつくでしょう。
楠木 建, 「好き嫌い」と経営 (Japanese Edition), loc. 3327
Notes: 1) 20代、30代をたかだか全のために費やすなんてもったいな過ぎますからね。まずニューヨーク行け、もっと楽しいことやれ、日本を出る!ですよ。
から。「果報は寝て待て」ではないですが、体調が悪いときとか、良い考えが浮かばないときは、おいしいものを食べて、仲のいい友達と会って、お酒を飲んでぐっすり眠るのが一番です。そうしたら翌朝には元気になりますよ。人間は動物なので。
楠木 建, 「好き嫌い」と経営 (Japanese Edition), loc. 3438
Notes: 1) New note
コンセプチュアルなレベルで物事を体系化されるのが好きですよね。こういうお店ができたとか、レストランが好きとか、具体的な情報量が多い人にはわりと抽象化するのが嫌いなタイプが多いですよね。逆に、物事を抽象化していくのが好きな人は情報の具体的詳細には無頓着なことが多い。
楠木 建, 「好き嫌い」と経営 (Japanese Edition), loc. 3956
Notes: 1) New note
情報と注意ってトレードオフじゃないですか。情報が増えすぎると、人間の脳の能力が増大しない限り、情報1つ当たりに注がれる注意の量は減っていきます。人間は注意を注ぐから考えるわけで、情報過多になったら受信するだけで考える余裕はなくなってしまう。だから僕は、自分の頭でものを考えるときに一番手っ取り早い方法というのは、外から入ってくる情報を減らすことだと思うのです。「
楠木 建, 「好き嫌い」と経営 (Japanese Edition), loc. 4355
Notes: 1) New note
反射神経でパッと出てくる。実質重視で、形式はどうでもいい。まさに好き嫌いの集大成です。スケジュールも先々まで立てている大前さんが、まだやり残していることはありますか。 大前 死ぬことだけだろうね。でもまあ、いつ死んでもいいように生きていますから。幸之助さんが94歳で亡くなったとき葬式に行きましたけれど、あの偉大な人にも寿命があるとつくづく思い、「同じだけ生きてもあと1万8000食しか食事はできない」と考えました。それからは、スキーであればあと何回、スノーモービルは何回、食事は何回と意識しているので、やり残すことはないのです。30代後半くらいから「あと何回」と意識しています。
楠木 建, 「好き嫌い」と経営 (Japanese Edition), loc. 5097
Notes: 1) New note 2) New note
話が「好き嫌い」の領域まで踏み込んだインタビューほど僕にとって収穫が大きいということにあるとき気づきました。その人の「好き嫌い」が話の前面に出てきたときは話も弾むし、僕としても面白い。「経営者の好き嫌いを聞くことで、その会社の経営や戦略の全体像がよく
楠木 建, 「好き嫌い」と経営 (Japanese Edition), loc. 5138
Notes: 1) New note
話を競争戦略に戻すと、申し上げたように、戦略というのは違いをつくること。だとすれば、組織能力に限らず、好き嫌いこそ独自性や差別化の源泉という言い方もできる。みんなが普遍的・客観的な基準で「正しいこと」をやろうとすれば、それは戦略破壊的です。ユニバーサルな価値観からは、定義からしてユニークな違いは生まれない。経営に限らず、昔と比べて社会全体が良し悪しを言いすぎじゃないかと思うのです。たとえば、「法化社会」というような考え方ですね。
楠木 建, 「好き嫌い」と経営 (Japanese Edition), loc. 5369
Notes: 1) New note
好き嫌いの復権を主張したいですね。「
楠木 建, 「好き嫌い」と経営 (Japanese Edition), loc. 5384
Notes: 1) New note
ま、即死は大げさにしても、仕事がきついかどうかなどということは、そもそも良し悪しというよりその人の好き嫌いで決まることですね。「プレッシャーは大歓迎。そういうところでガンガンやるのが大好き!」
楠木 建, 「好き嫌い」と経営 (Japanese Edition), loc. 5404
Notes: 1) New note
世にいう「ブラック企業、ホワイト企業」は良し悪しを基準とした話ですが、「ピンク企業、ブルー企業」という好き嫌いの色分けのほうが大切だと思います。
楠木 建, 「好き嫌い」と経営 (Japanese Edition), loc. 5423
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どころか、それまで吹きつけていた強烈な逆風が止んだだけ。一般論として、日本の企業にとって大切なのは、外部環境の収益機会を捉えることより、企業内部で独自の価値をつくること。価値創造のクオリティを稼ぐ力にすることです。
楠木 建, 「好き嫌い」と経営 (Japanese Edition), loc. 5512
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