今回はTeachableでAuthorユーザーの作り方を解説します。ユーザー権限のうちAuthorという講師のユーザー権限があります。それの割り当て方や削除の方法をお伝えします。
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Step1. TeachableにおけるAuthorとは
なぜそもそもユーザーをAuthorにする必要があるのかに関しては大きな理由が2つあります。1つはAuthorにすることで講師とスクールの管理者の間でコースの売り上げの収益配分が可能になります。例えばスクールの管理者とAuthor講師で50%ずつで収益配分するなどができますし、もう1つはコースコンテンツをAuthorの人に管理してもらうときにコースコンテンツを編集したり、受講生に対して新しいコンテンツが出たことを一斉メールを送信して知らせるなどの管理機能をAuthorの人に付与することができるようになるためです。
Authorは自分が担当するコースを管理することができます。管理というのはレクチャーの編集やアップロードなども含まれます。そして自分が担当するコースの受講生に対して一斉メールを送れるようになります。そして講師とスクールの間で収益配分をできるようになるので、講師は売り上げの何%を自分がもらうということができるようになります。
Step2. ユーザーをAuthorにする方法
ユーザーをAuthorにするには方法が2つあります。Authorとなるようなユーザーを新規に作って登録する方法。そして既存の受講生が、例えば僕手伝いたいですっていうふうに手を挙げてくれて講師になってくれる場合を想定して既存の受講生をAuthorにする方法です。この2つを紹介していきます。
2-1. 新しくAuthorとなるユーザーを登録する方法
まずは新規にAuthorのユーザーを登録する方法です。管理画面に入ってUsersというところからAuthorsに行きます。Add Authorsで新しくAuthorを追加します。CSVでインポートするか、そのままマニュアルの手入力で入力するかというふうに聞かれるので、マニュアルの方を選びます。そしてFull Nameを入力します。ここでは適当にTest Authorとかいうふうに入れます。EmailアドレスはAuthorになる人のEメールアドレスを入れてください。パスワードは管理者が指定してもいいですし、空欄にしておくとAuthorの人にメールが届いて、その人に自分でパスワードを決めるてもらうことができます。
Revenue Shareというのは収益配分の比率のことです。これは細かく分類ができるので、後で行います。
Imageですが、講師の自己紹介を掲載するときに、この講師のイメージ画像が必要です。画像をアップロードしてください。そして自己紹介欄に入力します。自己紹介文を書いたら、Importボタン、そうするとAuthorの人に確認のメールが届きます。あと10分ぐらいするとこの講師画面に出てくるそうですね、それが出てくるのをちょっと待っててください。今登録したAuthorが出てきました。10分もかからなかったですね。このAuthorに入っていろんな設定をしていきます。
2-2. 既存の受講生をAuthorにする方法
既存の受講生をAuthorにする方法を解説します。Studentsのところにある特定のアカウントをクリックして中に入ります。そしてAuthorというところに入ります。そうすると「この人をAuthorにします」というAuthorのアクティベートというボタンがあるのでクリックしましょう。本当にいいのかと確認されるので、はいとアクティベートボタンを押してください。そうするとImageやDisplay Nameが求められます。Authorの名前ですが、AuthorはAuthorで、元の受講生と別の名前でAuthorの名前を表示できるので、ここにいろいろ書いてSaveします。Authorのところに行ってみると、このように、既存のユーザーにAuthor権限をつけた方のアカウントがアクティベートされたことになっています。
2-2. 注意点:管理者ユーザーには上限数がある
このような手順でAuthor権限を付与していくのですが、注意点が1つあります。これは管理者ユーザーの上限数で、Teachableの契約プランと密接に関係してきます。Teachableのユーザーの種類は、Primary Owner、Owner、Author、Affiliates、Studentsと複数あります。Primary Owner、Owner、Author、この3種類のアカウントのタイプは管理者側の権限だとTeachableでは位置づけられています。つまりあなたの契約プランごとにAdmin Users数の上限が決められています。例えばProプランであればPrimary Ownerは絶対1人必要なので1人消費されてしまうので、それを含んで合計で5人ですね。だからPrimary Ownerが1人、そして例えばAuthorが次4人まで登録可能ということになります。もしPrimary OwnerとOwnerを1人ずつ作っている場合は残りの枠が3なので3人だけAuthorを追加できるということです。
Step3. ユーザーをAuthorにした後の設定
既存のユーザーをAuthorにした後の設定をやっていきましょう。
3-1. Authorにコースやコーチングを割り当てる方法
Authorにしただけだと、どのコースやコーチングをこの人が担当しているという割り当てがまだできていません。なので、Authorにはなったけれども、その人の担当のコースがまだ存在しない状態です。担当を割り当てていきましょう。コースの画面に入って該当のコースの中をクリックします。中に入っていくとAuthorというところがあります。Authorをクリックすると選択できるようになっていますので、先ほど作成したTest Accountを選択してSaveします。これで完了です。確認するには、カリキュラムやページをプレビューしてインストラクターのところを見てください。インストラクターの表示が変わっているのがわかると思います。ここは指定したAuthorのものが表示されるようになっています。
コーチングにも簡単にAuthorを割り当てることができます。コーチングからAuthorを割り当てたい該当のコーチングの中に入ってください。そしてAuthorをまた先ほどと同様に変更するだけです。ちなみにここで選ぶときにAuthorsと、Bios without Authorsというものがあります。これは何かというと、Authorというのは先ほど登録した講師権限を持つアカウントですね。ただし講師として表示したいけれど講師の権限を渡したくない場合があります。その場合はBios without Authorsを使うといいです。
3-2. Authorに収益配分を割り当てる方法
次は、Authorに収益配分を割り当てる方法です。コースの売り上げがあったときにAuthorに何%収益を割り当てるかを指定する方法が2つあります。1つはスクール全体の売り上げを収益配分する、何%と配分する方法と、コースごとに収益配分を設定する方法があります。収益配分設定していきましょう。まずは講師、Authorのプロファイルの中に入ってください。そして、Authorのタブがありますのでそこに入ります。そして一番下に行くとRevenue Shareというのがあります。これは前述した、スクール全体に対するRevenueですね。スクール全体の売り上げをそのままもう丸々分けるということなので、例えば10%20%丸々渡してしまうというパターンもあれば、コースごとに設定するというパターンもあると思います。ここにあるデフォルトパーセンテージはスクール全体のことを指しています。例えば、スクール全体については0%にしておいて、個々のプロジェクトだけ収益配分を設定することもできます。それがこのAdd a product overideですね。overideは上書きするという意味です。
例えばこのCourses、コースとPricing Planごとにも分けることができます。例えばDEMOのPricing Planに関しては10%。そしてDEMOの2に関しては20%というふうに保存していきます。保存すると、どのコースのどのPricing Planが20%だと出てきます。さっきのDEMOの価格の10%のものは、デモ価格10%で保存すると、こんなふうに出てきます。
さらに例えば、スクール全体の例えば収益の30%を渡しましょう。ただし、ここにOverideと書いてあるので、
- 基本的にはスクール全体の30%。
- ただし、指定したコースとPricing Planに関しては10%20%だけしか渡しません。それ以外のコースやPricing Planに対しては30%渡します。
というふうに細かく設定することができます。ただしちょっと面倒なのは、このコースとPricing PlanごとにそれぞれRevenue Shareを設定する場合には、それぞれのPricing Planについて選択してSaveする必要があることです。例えばこれが10個20個ってやったら10個20個全部こういうふうに設定をしていかなきゃいけないというふうになりますので、そこの部分はちょっと手間なんですけど、1回設定してしまえばよほどのことがない限りは比率を変えることはないと思います。
3-2. Author Bios(自己紹介)の作り方
次はAuthor Bios、自己紹介の部分の作り方を紹介します。自己紹介の部分には画像を入れましょう。自己紹介の部分に関してはこのAuthorタブのところのdefault bioというところで設定することができます。例えばこのアカウントに対してBio、自己紹介を設定することができるのですが、画面下のようにChoose a different bioといって、別の人の紹介も入れることができます。だから収益配分のために例えばこのTest AuthorというAuthorを設定しておくとします。でも実際は別の人の紹介文を載せておくみたいなことができます。それをする場合にはこのSiteからBiosというところで、自己紹介だけのこのセットっていうのを作っておかなきゃいけないので、その部分はややこしくなるかなというのがあるので、できればそれは避けた方がいいとTeachableも案内をしているところです。
Step4. Author権限を削除する方法
最後ですね。Author権限を削除する方法です。もうRevenue Shareが要らなくなったとか、コースの管理権限をスクールの管理者に戻したいというときのやり方です。これも同じくAuthorのプロファイル、ユーザーごとのページに入ってください。そしてAuthorタブを開いて、一番上のAuthor Status、Deactivate Authorを選択してください。そうすると「本当にやっていいのか?この人は1コースはコーチングサービスのAuthorですよ。この人、Authorのコースを持っていますよ。でもそれで本当にRevenue Shareとかもなくなっちゃうけどいいのか?」と確認されます。OKであればDeactivateボタンを押します。そうすると、この人のAuthor権限というAuthorタブのところで、Author Statusというところで、Activateのボタンが出ます。Activateのボタンが出てるということは、Deactivateされた状態だということで、これで無事にAuthor権限を解除できたということですね。
ちなみに、元々このコースのAuthorの権限をDeactivateした、要はAuthorを消しちゃいましたとなったときに、このコースのAuthorは誰になるのかを見てみたら、元々のAuthorが残っていました。だからこれを他の人に付け直しましょうということで、他の人に付け直すことできるんですけど、ちょっと見てください、このTest AccountというところがBios Without Author、つまりAuthor権限を持たずに自己紹介文だけ載せるパターンになっているので、このTest Accountが残っていたということですね。だからここを別のAuthorのプロファイルに書き換えたい場合は選び直す必要があります。そうでないと前のAuthorの名前とか残ってしまっています。もちろん間違って収益配分されることは絶対ありませんが、コースのAuthorの紹介の部分は変えないといけないですね。こんな感じでAuthor権限を管理する方法をやってみてください。