今回はTeachable Paymentsの使い方についてやっていきます。Teachableのペイメントゲートウェイには、Teachable Payments・Monthly Payment Gateway・Custom Payment Gatewaysの3つがありますが、今回は一番上のTeachable Paymentsの使い方ですね。
今回お届けするノウハウはこちら
Step1. 日本ではTeachable Paymentsが使えない
Teachable Paymentsは、Teachableが一番オススメしている方法になります。 特徴としてはBackOfficeを使えて、Teachableが細々としたことを肩代わりしてくれたり、お金をStripeで受け取れたり、入金サイクルも細かく指定するといったことができます。ただし、Teachable Paymentsを使うにあたって一番障壁となるところが該当国のみというものですね。該当国というのは英語圏または香港など一部のアジア圏です。日本は入っていないので、今のところは使えません。
Teachable Paymentsの場合は受講者に対して30日間の返金保証が必須になってきます。これは僕たち販売者が受講者に対して30日間の返金保証ありですよと言わないといけません。受講者から「30日間の返金保証を適応したいのですが返金してもらえませんか?」と連絡を受けたら、返金に応じなければいけないという制限があります。
入金サイクルは毎日・毎週・毎月と変えることができ、受取方法はStripeを使うことができます。Teachableのどのプランで使えるかというと、Basic・Professional・Businessのどれでも使えます。あとはBackOfficeを使うことによって共同講師やアフィリエイターへの自動の収益配分などそのほかにもいろいろな機能を使うことができます。BackOfficeについての詳しい説明はほかのレクチャーで行なっているので、そちらを見てください。
Step2. Teachable Paymentsの注意事項
注意事項としては、10%のデポジットがあるということです。返金保証ありという話をしましたが、入金サイクルが細かく分かれていて、例えば毎月お金を払い出すとします。1月分に決済したものを2月頭に出金してStripeのほうにお金が入ってくると、Teachableには売上金がなくなりますよね。Teachableの中に売上金がゼロになっている状態だと、もし受講者が30日間の返金保証を適用してくれと言ってきた場合に返金分のお金が残っていない状態になってしまうんですよね。
それを防止するために、10%のデポジットをTeachableが取っていきます。例えば100万円の決済があったとする場合は20%の10万円ですね。10万円は払い出されずに、90万円だけ先にあなたのStripe口座に入ってきます。そして残りの10%、10万円は45日間かけて返金保証はないですね、ではこのデポジット分をお返ししますねとゆっくりゆっくりあなたのStripeに入金されていくような感じになりますね。
Step3. Teachable Paymentsの決済手数料
決済手数料について見てみましょう。決済手数料がどうなっているかというと、ここもいろいろとややこしいのですが、すっきりとまとめてみました。
Teachable PaymentsとMonthly Payment Gatewayは同じです。まずBackOfficeなしの場合で見ていきます。Freeプランの場合は決済金額の10%+$1です。Basicの場合は決済金額の5%、Professionalの場合は0、Businessの場合も0です。ただしProfessionalの場合は、2018年以前の古いアカウントに関しては2%となっていて、ここだけ違いますね。
BackOfficeありの場合はこれに+2%と考えてください。ただし、Professionalは2018年以前の古いアカウントの場合はBackOfficeを使っても使わなくても+2%なので、BackOfficeがあるプランを使ったほうがいいのではないかなと思います。これがTeachableの内部でかかってくる手数料ですね。
次はStripeの手数料です。Stripeに売上の払い出しをしますよね。そのときにStripe Expressというものを使うのですが、0.25%の手数料がかかります。それからトランザクションごとに3.6%かかってきます。もしFreeでやったら結構かかりますよね。10%、14%近くかかります。Professionalプラン以上であれば0なので、Stripe Expressの金額だけがかかってきます。
ちなみにCustom Payment Gatewaysを使うと、Teachable内の手数料は0で、Stripeで3.6%かかります。Stripe Expressは使わないので、この場合は3.6%だけですね。Teachable Paymentsから払い出しをする場合は、Stripe Expressを使うので、更に0.25%徴収されます。Teachable Paymentsの場合はPayPalも使えます。ただしBackOfficeに加入していて諸条件が整っていなければなりません。Apple Payなどに関しても同様です。
ということで、Teachable Paymentsを使うことができれば一番シンプルでいいのかもしれませんが、日本のスクールでは使えません。初めはMonthly Payments Gatewayでやってみてください。徐々に売上が大きくなり、プランをProfessionalプラン以上にすると手数料が気になってくると思うので、そうなったら手数料の低いCustom Payment Gatewaysにするのがオススメですね。今回は以上です。