憂鬱が軽減された。
どうも石崎です。
バイクの上から書いています。
4分漕いだところです。
Amazon Prime Musicのテラスで聴きたいポップスを聴いています。家にはテラスありません。ここフィットネスジムです。しかし心はテラス。ホントかよ。
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「たぶん俺は金持ちになる必要がある!」
個人的にはテラスのある景色よりも、コーヒーが美味しい景色の方が好きです。具体的な描写しましょう。僕の記憶ではすぐに浮かぶものでも二つありす。サウスカロライナにあるポーリーズアイランドという場所。確かに地形的はアイランドなんですけど、おそらくアイランドを感じることはありません。Googleマップで確認してみて下さい。もう一個はインドネシアのギリ島。ここ、バリ島を北上してパタンバイで一泊してから翌朝高速ボートに乗るのがオススメです。パタンバイのレストランにある魚料理は何を食べても絶品です。食べる手止めて、フォークをかたん!と食卓に起き「たぶん、お金持ちになる必要がある」と僕はそのレストランで言ったそうです。覚えていませんが。そのくらいシーフードが美味しかった。
ちなみにポーリーズアイランドもギリ島もシックスペンスのDon’t dream it’s overが最高に合う場所です。朝起きてコーヒー飲むと、幸福が腹からこみ上げてくるような場所。
コーヒーの味はメンタルで決まる
コーヒーの味は豆じゃないです。メンタルです。想像してみて下さい、車が一台も走っていない空間を。ベネチアの水車小屋で水滴のしたたる音しか存在しないような場所。耳を澄ますと風音にも種類があることに気付くくらい外は静かです。そんな場所で飲むコーヒーはエスプレッソでもインスタントでもなんでも美味しいです。Boseのスピーカーで心地いい音量で落ち着いた楽曲を鳴らすと更に美味しいです。
車のある空間はストレスが溜まります。歩行者の命を安く見積もるドライバーがいて、信号が変わると対向車が来る前に左折をする人がいて、お爺ちゃんが小学生を轢き殺す雰囲気に慣れたらお終いです。
人類の誕生に比べれば車の発明なんてごくごく最近のイベントだと思いませんか。僕らの遺伝子は車のない世界に長く生きてきたんです。だから1トンの鉄の塊が隣を素通りすると、絶対に体はストレスを感じんでいるんです。少なくとも海外から帰国すると僕は無茶苦茶ストレスを感じています。
時間なんて腐るほどあるから、急ぐのをおやめなよ。黄色信号を発見してアクセルをベタ踏みする運転手に言ってあげてください。
世界には歩くスピードで時間が流れる場所もある
いつから僕たちは車のスピードがデフォルトになったんでしょうか。車より遅いペースで時間が流れる世界を知らないのは悲しいことです。
ちなみに先に手できたベネチアの水車が回る速度は時速5キロらしいです。これって歩くスピードとほぼ同じですね。水車を見て落ち着くのは、まるで歩くスピードで時間が流れるからでしょう。ベネチアに限らず水車のある街は時間がゆっくりと流れています。そんな空間で黄色信号アクセルベタ踏みすると興ざめもいいところです。
かくいう僕も車のスピードに慣れきっている現代人で、オーディオブックはいつも3倍速だし、エスカレーターで前の人を追い越し、階段を3段飛ばしで駆け上がるような人間です。たぶん車の免許を持っていたら黄色信号でアクセルを踏もうかどうか真剣に考えるタイプの人間です。きっと奥さんが毎度の如く僕を制止して我にかえることでしょう。
車よりも遅い世界を知っているのに、速さを求めるのが石崎のショボさです。知っているのにできない。嗚呼悲しけれ。
今日の文章は誰に向けて書かれたでもなく、ただただ自戒を込めて書かれたものです。
気分悪くしたドライバーの皆さん、ごめんなさい。
さ、ゆっくりとお風呂にでも入りますか。
石崎力也拝