ホストにトライシクル(三輪車)を運転してもらいモールへ。片道500円の契約だけど、今の所ガソリン以上(300円ほど)を請求された覚えはありません。言い値よりも安く請求するフィリピン人は彼が初めてです。ちなみにトライシクルは日本の法律ではダメでしょうね。一言で危ない。どのくらい危ないかというと、チャリンコの前後に子供を乗せて幼稚園まで送り迎いしているお母さんと同レベルなくらい危ない。
ちなみにトライシクルの前方にはホストの子供が乗っています。学校に行くそうです。ノーヘルかよ!笑
まだアンダーコンストラクションのモールに到着。カタンドアネス島にできたモールです。フィリピン人、モールが大好きです。二階部分は布で覆われています。そうそう、工事中ですから。工事中のストアを開店させる根性が東南アジアにはあるんです。
パンパース。若干日本よりも高い。パンパースだけではなく、日本では絶対に需要がないようなビニールの中国製オムツも陳列されていました。
飲み水を購入して、朝ごはんを購入して、(整腸剤として)ヤクルトを購入して。このカタンドアネス島でクレジットカードを使える場所は2つあります。1つは別のモールで、もう1つはこの新しいモールです。モールくらいの大きさじゃないとクレジットカードは扱っていませんね。ちなみに全部で1500円ほど。
「クレジットカードでお願いします」といえば、大会議になりました。カゴから商品をレジ打ちの台に乗せるマーセルさんと、レジ早打ちのクリスティーナさんと、商品をダンボールに詰める資格保有者のマークさんで「ああだ、こうだ」言いながら僕のクレジットカードの向きを変え変え、いろいろ試してます。おいおい、二重課金どころか三重課金しているだろ、と僕でなくとも日本人なら全員が疑う光景がここにはあります。今回使ったのは正確にはクレジットカードではなくデビットカードでした。ジャパンネット銀行が発行してくれたものです。カードが使われると毎回課金された金額がメールで届くので便利ですね。
購入した商品をダンボールに上手に詰める資格保有者のマークさんが手際よくダンボールを作り購入したばかりの品物をテトリスの要領で配置してゆきます。
その後、モールのフードコートにあるチキンショップ?でバーガーを頼みました。合計で1000円。結論、ゲロまず。お客さんは「美味しい、美味しい」と言わんばかりの表情で食べていたけど、日本の100円マックに完敗するレベルでした。どのくらいの差があるでしょうか。おそらく今回のオリンピックでも金メダルを取るであろうNBA軍団アメリカ、オリンピックにすら出場できない日本のプロバスケットチームくらいの差があります。日本にはバスケっ子がたくさんいるのにね。どうしてあんな弱いんだろ。
儲かっている外食産業は安い食材を使って原価率の低いタレで味をごまかすのが基本だと、かつてマネーの虎に出演していたAさんから聞いたことありますが、とにかくこのバーガーはタレの味が全体の味を完全にレイプしてて、もう食べられたもんじゃありません。日本の食文化、まじでリスペクトです。日高屋の方がマシだと思えるくらい。
この後、フィリピンナショナルバンク(PNB)に行き、日本円とペソを両替しました。紙に書かれた当日のレートで交換してくれるあたりは信頼に値するけど、レートが悪い。空港では100円=45ペソ。銀行では100円=43.85ペソ。後日両替についてのtipsをまとめますね。5万円を換金して、22000ペソででした。
identificationは?と聞かれ、やべパスポート忘れた・・・の展開になっても焦らないこと。運よく日本のドライバーズライセンス(免許証)でもOKな場合があります。シカゴの酒場でハイネケン買った時も、免許証でOKもらった覚えがあります。ま、外国人はパスポートを常に持ち歩くのは当然かもしれませんけどね。
ぶっとい札束持っているとみんなじろじろ見てきます。
BDOはダメでした。フィリピンで有名なバンクといえば、PNBかBDOなんですけどね。
ホストに三百円渡して、ガソリンを入れてもらいます。この日もガソリン以外をチャージされなかった。なんて良心的なドライバーなんだろ。
そして僕はこの日、ヤクルトを整腸剤としてお腹に流し込み、消化にいい(と勝手に思い込んでいる)フルーツ類(主にマンゴー)をばくばくと食べるのでした。
マニラでも不便なのに、田舎に来たら不便なのは当然です。しかし僕らは田舎オブ田舎にきました。そこに長期滞在する予定です。便利と引き換えにトレードオフしたものを取り戻すために日本人が誰も知らないような島にやってきたのかもしれません。便利さと引き換えに僕らが失ったものはなんでしょうか。実はうっすらと感じているんです。もう少ししたら明確に輪郭が見えてきそうなので、機会を見つけてお話しします。
マンゴーを無断で齧った蟻に切れました 愛を込めて。石崎力也