Udemyの講師として成功するためには、それなりに時間がかかります。しかし成功した人の事例を手元資料として参照しながらモデルを構築すれば、先人よりも早く成功できるはず。Udemyはまだまだ新しいプラットフォームなので、特に日本では先人となる人はいません。どうでしょう、個人で僕より稼いでいるUdemy講師はどのくらいいるのでしょうか。あんまり稼ぎの額を紹介している講師を見かけないので、自分の稼ぎが彼らと比較してどのくらいのポジションなのか検討もつきません。アメリカで成功している講師に比べれば明らかに受講生の数も収益の額も違うのもわかるんですけど。マーケットサイズが違うので比較できないのが悲しい点であります。
この記事のタイトルはSEOを意識しているので、いわゆるアクセス乞食的なものになります。お許しを。今回のタイトルであれば「Udemy」「講師」「成功」「事例」のキーワードでアクセスを見込むことになります。どれだけGoogleのアルゴリズムが進化しても文章の中身をタイトルで判断するんですね。ただ従来重要だと思われてきたメタ・キーワード(meta keyword)は現時点では「お守りにしか過ぎない」というのがSEO業界の常識になっています。実際に僕もメタキーワードを入れていますがタイトルから自動で抽出するプラグインを使っているので(Automatic Japanese Tag:現在は使用不可)かつてほどメタキーワードを意識することは無くなりました。同じくタイトルに含まれるキーワードの重要性も、いずれ低下していくだろうと考えています。そうなれば、ロボットを意識したSEO対策ではなく、人間を意識したSEO対策ができるようになります。こんな陳腐で情緒のない文字列を見ることは無くなるかもしれませんね。
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僕はこうやって月額20万円を稼ぎました
いつものごとく前置きが長くなりました。さて、今回はUdemyの講師として最速最短で成功するための個別具体的な方法を教えます。そうそう、事例がそもそも入手困難なので、自分の例を出すしかありません。僕はこうやって月額$2000以上を生み出す仕組みを作りました、という例ですね。
大事なことを先に言います。いますぐ手を動かしてください。いますぐ商品を作ってUdemy上でリリースしてください。いますぐ受講生と対話を重ねてください。いますぐ!です。手っ取り早く稼ぐためには、Udemyの生態系を理解するのが一番です。そもそもUdemyとはなんぞや?と不安があるから動けないわけであって「ああ、なるほどUdemyってこうなっているのね」と理解できれば、やることは自ずと見えてきます。自分に何が足りないのかも自然と浮き彫りになります。Udemyとはなんぞや?という不安を、知識や情報でカバーしようとしてもダメです。体感で理解して欲しいんです。運良く僕は、大学生の頃からUdemyを受講生として使っていて、どんな先生がうまくいっているか、先生デビューするために何が必要かよくよく理解できていたので、秒速でコースをリリースし秒速で受講生を5000人集めました。なんか与沢君みたいですね。
まずは手を動かす
知識や情報は、後で嫌というほど、僕が浴びせます。今は実際に手を動かしてUdemyのエコシステムを理解するように努めてください。どこぞのアフィリエイター提供会社と違って、Udemyスタッフはちゃんと商品内容を見ています。サムネイル写真にタバコを使ったイラストを使ったら「それ変えてください」と怒られました。そんな小さなタバコもダメなんですか!と驚愕したものです。コース中ほどで無意識に自分の会社の名前を繰り返し出したら、やはりUdemyスタッフから指摘されました。「ちょっと広告っぽくない?広告はボーナスレクチャーでやってちょうだい」と。すげぇ、1個1個レクチャーを見ているんだ・・・と感心しました。Udemyの頻繁な規約変更や、スタッフの拡充、ビジネスのスケーリングを見ていると、この会社と一緒にビジネスをしていて良かったと安心することがあります。きっとこういう会社が大きくなっていくんだろうなと、直感する機会が多々あるんです。
Udemyは Not Static(静的ではない)
良い意味でUdemyは動的です。成長産業のど真ん中にいる成長企業なので、コロコロと規約を変えます。躍動感のある市場のニーズに応えるため、ダイナミックにルールを変えなきゃいけないんですね。先生側からすると「ちょっと待ってよ」となるわけですが、僕らの乗っている船です、船長の舵取りを信用する方が健全だと思うのです。ついこの前まで価格は$900とかでもOKでした。アメリカでもアルティメットコースみたいなものが開設され、1コースに何百レクチャーも詰め込まれたものがバンバンと売れていました。それが急に「価格の上限は$60だからね」とルール変更があり、そのアルティメットコース(これ一個でHTML、Java、PHP、JS、MySQL大丈夫!みたいなコース)を$60で販売せざるをえなくなったのです。先生も半泣きでしょう。で、またこの前、上限は$200でもOKよ!との啓示が。さすがUdemy。笑っちゃいましたけど、これがスケーリングしている企業なんですね。むしろ静的だったら、おいおい成長してんのかよ?とこっちが心配になっちゃいますよね。
でね。これほどダイナミックに動いているUdemyです。法則や方程式が作れるわきゃないんです。Udemyでこうやったらうまくいきます!という成功本があったら、まず怪しんであげてください。その情報はほぼ使えません。頻繁に規約変更があり、ゲームのルールが動的に変わっている場所で、静的な成功法則を見つけるのは至難の技です。「人を喜ばせなさい」とか「感謝が大事です」とか当たり前のことしか言えない自己啓発本のように具体性の欠いた法則でいいなら話は別ですが。
いますぐ商品をリリースする
じゃあUdemyで成功するにはどうすればいいの?と質問が再び浮上します。だから言っているじゃないですが。Udemyのエコシステムを理解するために、いますぐ商品をリリースして、全体像をつかんでください。Udemyで先生デビューする前の人が描いているロードマップと、実際にデビューして現実を知った人の描くロードマップは異なります。なぜかわかりませんがOSBに参加する先生方は大風呂敷を広げて「こんなことをしたいんです」と漠然としたプランを予め見せたがるんですけど、僕がいつも言うのは、まずコースを公開してからね・・・と。Udemyあるいは市場が要求しているスキルと、先生方が持っているスキルには、かなり隔たりがあり、それを埋める作業をしないことには稼ぐことはできません。
Udemyで成功する過程は、まさにその市場のニーズとその人が頭に描いている夢物語の差分を埋める作業であります。偉そうなこと言っている割にはレクチャー動画がしょぼかったり、マーケターを名乗っているくせにUdemyでの集客に失敗していたり、イラストを教えるコースなのにサムネイルのイラストが超下手だったりと、ちっとも差分が埋められないまま提供されているコースも散見されます。彼らが市場のニーズをくみ取り、純粋にお客さんの欲しいものを提供できるようになれば、そんな差分なんて生じなかったはずなのに。
お勉強の一環としてUdemyコースを開設する
ということで早速#02の宿題です。Udemyでコースを公開してみてください。YouTubeに動画をアップロードするほど簡単な作業ではありません。Udemyスタッフの目視が入りますから、しょぼい動画は率直にしょぼいと伝えてもらえます。声が小さいとか、書き出しサイズが小さいとか、16:9でエクスポートしてくださいとか、引用法に則って参考文献を書いてくださいとか。#02の宿題でコースを公開した後は、お客さんとやり取りをしてもらいます。お客さんとのやりとりをしながら、彼らのニーズを汲み取るわけです。まず#02ではコースの公開をしてみてください。ここではフロントエンド商品がどうたらこうたら・・・みたいな話はしません。目的はUdemyのエコシステムを知ることであり、コースを公開するためのハードルの高さを知ってもらうことです。このコースでがっつり稼いでやろう思わなくて結構です。お勉強の一環としてUdemyコースを開設してほしいのです。中途半端なテンションで開設しようとすると、痛い目にあいます。繰り返しますが、YouTubeに幼稚な動画をただアップロードするだけの作業とは全く異なります。
無料コースではなく、有料コースを開設する
どんなコースでもOKです。レクチャー数もミニマムでも構いません。ただし有料コースを作ってほしいのです。無料コースだと駄作が連発するのは容易に見えています。お客さんの財布を開かせるほどの価値をどうやって提供すれば良いだろうか?と考えながらコースを作るのが重要です。#03以降で、あなたが本当に売りたいコースを2個、3個作っていただきますが、今回の宿題では、それとは別のコースを作っていただきたいのです。まずは公開までこぎつけてください。おそらくこのステップでたくさんの脱落者が出るのは容易に想像できます。これまでカメラを前に一人で喋る機会を持ったことのない人は、かなり苦労するでしょう。
この#02の宿題を通して得られるものは、動画編集のスキルであり、プレゼン能力であり、情報収集・情報発信の能力であり、資料作成のスキルであり・・・と挙げればきりがありません。そうそう、差分を知ってほしいのです。まさか現時点で、成功しているUdemy講師と全く同じ素養とスキルを持っているなんてことは期待していません。差分を知り、その差分を埋める作業をこれからOSBでやっていきます。
Dよし、#02の宿題をやってみよう。次のステップに進むためには、公開したコースを持っているのが前提です。わからないことがあればメーリスで質問をしてください。答えはきっとコースを作る過程で見つかるものばかりだろうけど。