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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

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Udemy

オーディエンスの違いを徹底解説!Facebook広告のターゲティング設定を紹介します

Last updated on 2024年8月7日 By 石崎力也(編集者)

あなたは広告運用を仕事にしようとしているフリーランスで、Facebook広告のターゲティングの仕組みについて知りたいと考えていませんか?ここでは実際に広告を配信する際に使えるターゲティングの知識を解説します。このターゲティングを理解することで、より精度の高い広告が打てるようになります。

Facebook広告を最大限に活用するには、見込み客の興味関心やニーズの理解が重要です。さらに広告画面上であなたの商品に合った適切なターゲット層を設定することが鍵となります。適切なターゲティング設定は、見込み客に対してより関連性の高い広告を配信し、結果として高いROIを達成するための土台となります。ここではいくつかあるターゲティング設定の方法を解説していきましょう。

Facebookのターゲット設定には3つの種類がある

Facebookに限らず広告を運用する際には、見込み客を慎重に選ぶというのが重要になります。自分の商品やサービスに興味関心があるお客さんに向けてセールスをしないといけないからです。これは通常のビジネスでも同じです。あなたもペルソナを設定して、彼らに対してコピー文やセールスレターを書いたことがあるかもしれません。商品やサービスのターゲットを決めるのと同じように、広告を配信する先のターゲットも選ぶ必要があります。

特に広告の場合はそれがシビアです。なぜなら、何も考えずに広告を漠然と出してしまうと成約が上がらないからです。ただ成約が上がらないだけであれば良いのですが、広告の場合は広告費が掛かります。目に見える形でコストがどんどん掛かるのです。仮に売上が上がったとしても、広告費以上の売上を回収しなければ赤字になってしまいます。そのため、誰に広告を配信するのか?というターゲットの設定はとても重要な要素になります。

Facebook広告にはデフォルトで次の3つのターゲット設定が用意されています。

  • コアオーディエンス
  • カスタムオーディエンス
  • 類似オーディエンス(ルックアライク・オーディエンス)

これから、これらのターゲット設定がそれぞれどんなものなのかを解説していきます。3つのターゲット設定を理解することで、状況に応じて広告配信先を柔軟に変えることができるようになります。それぞれの概要を理解し、使い分けられるようになってください。それでは1つずつ見ていきましょう。

種類1:コアオーディエンス

まず1つ目はコアオーディエンスと呼ばれるターゲットの設定方法です。これはFacebookが提供するユーザーのデモグラフィックデータを使った設定方法です。デモグラフィックデータというのは、地域、年齢、性別、言語、興味関心、行動などのユーザーに関する基礎的なデータです。Facebookはプラットフォームを通してこういったユーザーのデータを集めています。

Core audience

例えばレストランの広告を出したい場合には、中国地方に住んでいる20代、30代の男性をターゲットにするといった設定ができます。または東京に住むランニングやフィットネス好きの女性にランニングシューズの広告を出すといったこともできます。このようにコアオーディエンスではユーザーの属性を組み合わせて使います。これにより様々な層の見込み客に広告配信で狙い撃ちすることができます。

コアオーディエンスの特徴として設定が比較的簡単ということが挙げられます。Facebookが与えてくれる選択肢を組み合わせて、どんな属性の見込み客にリーチしたいかを設定すれば良いからです。ただし適切な組み合わせを見つけ出すためには、ある程度試行錯誤が必要です。またターゲティング条件を広げすぎると、オーディエンスのサイズが大きくなりすぎて効率が落ちるという点に注意してください。

種類2:カスタムオーディエンス

次に紹介するのはカスタムオーディエンスです。これは広告主であるあなたが既に持っている顧客にダイレクトに広告を出すことができる機能です。例えばあなたの商品を既に購入した顧客に対して直接広告を配信することができます。またあなたのウェブサイトの訪問者やサービスを利用している人たちにもリーチすることができます。

Custom audience

広告主がアップロードした顧客データによって、Facebookが彼らだけをターゲットに広告を出してくれます。顧客データはメールアドレス、電話番号、住所といったものが対応しています。また自社のサイトやアプリに、ピクセルと呼ばれる追跡コードを仕込むことで顧客データを集めることもできます。ピクセルを通して誰がサイトに訪れたのかを記録し、個人情報なしでも訪問者に広告を出すことができます。またInstagramのフォロワーや、Facebookページのフォロワーをターゲットにすることもできます。

これはコアオーディエンスよりも非常に精度の高い配信方法といえます。既にあなたの既存顧客や見込み客といった、興味関心の高い人達に直接リーチできるからです。強力なターゲティングツールではありますが、その代わり難点や課題も抱えています。既存顧客や見込み客が少ない場合には、配信先のユーザーが少なくなり広告が配信されにくくなります。

種類3:類似オーディエンス(ルックアライク・オーディエンス)

カスタムオーディエンスだけでは、十分な数の見込み客にリーチできない。そんな問題を解決してくれるのが類似オーディエンスと呼ばれる機能です。これはルックアライク・オーディエンス(LLA)とも呼ばれています。類似オーディエンスでは、カスタムオーディエンスに入っているユーザーの特徴を分析し、似た属性の別のユーザーを集めてくれます。類似オーディエンスを利用することで、既存のカスタムオーディエンスと似た特徴を持つ新たな潜在顧客にアプローチすることが可能になります。

Lookalike audience

この機能はあなたがアップロードする顧客データから作ったカスタムオーディエンスがベースになっています。それをFacebookが持つ膨大なユーザーデータと照らし合わせて、似た行動パターンや興味関心を持つ人たちを自動で探し出してくれます。あなたの顧客のように、あなたの商品やサービスに興味のありそうな人たちを集めてくれるのです。カスタムオーディエンスをFacebookがいい感じにカサ増ししてくれる機能だと捉えてもよいでしょう。

類似オーディエンスの最大の利点は、広告キャンペーンの効率性とボリュームを両立させることができる点です。カスタムオーディエンスは、自社の直接の既存顧客や見込み客が相手なのでとても濃いリストだということができます。ですが顧客数に上限があるためにそれ以上の人数にリーチできず、新規顧客が開拓できないという難点があります。逆にコアオーディエンスでは、一般的な属性を組み合わせて絞り込みをかけるので、リストが薄くなりやすいという傾向があります。

そのいいとこ取りをしてくれるのが類似オーディエンスです。カスタムオーディエンスのように興味関心の高いユーザーを、新規で集めてきてくれるという特徴があります。これにより広告配信先となるユーザーの質と量を両立してくれる。それが類似オーディエンスです。

オーディエンス設定に関するヒントを紹介します

3つのオーディエンスの特徴が理解できたところで、オーディエンス設定に関するヒントをお伝えしておきます。まず1つは、オーディエンスサイズが10万人〜300万人ほどになるオーディエンスを探してください。ここまでお伝えしてきたようにオーディエンスの質を上げようとすると、その数は必然的に絞り込まれていきます。

コアオーディエンスでたくさんの条件で絞り込んだり、カスタムオーディエンスで数を限定するからです。逆にオーディエンスのサイズが大きすぎても、興味関心のない人に広告が配信されてしまい非効率です。このちょうどバランスの良いオーディエンスサイズが10万人〜300万人といわれています。

Audience scale

またどんなユーザーを集めるか?ということを考える場合には、オーディエンス選択スケールというものを使いましょう。これはあなたがターゲットにしたいユーザーの興味関心度によって、選ぶべきオーディエンスを図に表したものです。あくまでガイダンスですが、参考になるはずです。仮に興味の度合いを0から10で表すとしましょう。0が全く興味のないユーザー、10が興味が一番高いユーザーです。

例えば、興味関心が低くてもとにかく多くのユーザーに広告を配信したい場合はコアオーディエンスが良いでしょう。興味の度合いが5くらいで、そこそこの数のお客さんに配信したければ類似オーディエンスが良いかもしれません。もっと興味関心の高い10のユーザーに当てたい場合は、数が少なくなってもカスタムオーディエンスを選ぶと良いでしょう。このように自分がどの見込み客に広告を配信したいかによって、使うべきオーディエンスは異なってきます。

まとめ:ターゲティング設定を理解して目的に応じて使い分ける

ここまでFacebook広告のターゲティング設定について解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • コアオーディエンスとは、Facebook上のデモグラフィックデータを使って決定する広告配信先である。
  • カスタムオーディエンスとは、広告主の持つ既存顧客や見込み客などの顧客に直接広告を表示する配信先である。
  • 類似オーディエンスとは、広告主がアップロードした顧客データに似たユーザーに自動で広告を出してくれる配信先である。
  • オーディエンスサイズが10万人〜300万人となるように設定すると良い。
  • 広告を配信したいユーザーの興味関心度により、それぞれのオーディエンスを使い分ける。

ユーデミーマスタークラス#02補講

Last updated on 2019年4月16日 By 石崎 力也

1. ニッチスコアカードの使い方

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まずは出来る限りの情熱をリストアップし、それぞれに点数をつけていきます。そして、合計点の高いものを3つ選び最後に一つを選ぶという流れです。それがあなたの参入ジャンルになります。

01 2

ニッチスコアカードのアクションリストを開いてください。13個の枠がありますが、必要であれば枠を追加して、情熱をもっと書き出していただいて構いません。とりあえず、情熱書いていきましょう。ここでリストアップする数が出れば出るほど後から選びやすくなります。例えば、上記のような感じです。もしかしたらあなたの本物の情熱が出てないかもしれないので、もう少し時間かけてみると良いかもしれません。

0103

そして、それぞれに点数をつけていきます。質問1は何かというとそのトピックの市場規模ですね。ここで時間を掛けてもしょうがないので、推測で構いません。詳しくやろうと思ったら、例えば検索ボリュームを調べてみたり、あるいは雑誌が出ているかどうか調べてみたり、なんなら市場規模そのものも出てますから、そういったものをチェックしてみてください。「英語市場なら8000億円です。」とか。そういう数字で出る市場もあるので、それを調べても良いですけど、これは推測で構いません。どんどん次に進むことが目的なので。評価1というのは、例えばそれを好きな人に出会ったことがないような小さなトピック。「スノボーが好きな人に出会ったことありません。」みたいな。実際には、ゲレンデ行ったらスノーボーダーだらけなので、実際にはそんなことないですね。評価5は、例えば数百万人の人が熱狂しているような大きなトピックです。ということで、上の画像のように、質問1に市場規模の評価を記入してみてください。

01 4

次にそのトピックに興味のある人はどれほど真剣度合いです。うまい棒を好きな人はたくさんいるけど、それは情熱とは違い、真剣ではないですよね。一方ゴルフであればみんな真剣です。仮にドライバーの値段が高くても、それが飛距離を伸ばしてくれるなら、財布と相談しながら購入しようと考える人はいます。またゴルフのスコアを伸ばしたいと考えている人もたくさんいますし、彼らはゴルフに真剣です。実際にデジタルコンテンツとか情報商材では、ゴルフの商材がすごい多いですね。片足のゴルファーのヘッドラインを書いた世界の伝説的なコピーライターであるジョンカールトンもやっぱりゴルフの教材あの手伝っているので、ゴルフは高くても売れる教材です。一般的に言って、真剣度が高いトピックの場合、あなたの作るコンテンツはよく見られる傾向にあります。あなたがゴルフのノウハウ動画を作れば、多くの人が食い入るように見てくれるでしょう。ということで、どのくらい真剣かを質問2の欄に記入していきます。

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次の3番は、「あなたはそのトピックのコンテンツを作る時どのくらい楽しめそうですか。」という質問です。これは自分の主観で良いです。評価1は、歯医者の待合室で刃を削ろうと大きくようなイメージです。こんなのは、好きな人はいませんよね。評価5は、例えば、誕生日と宝くじの当選と誰かに恋に落ちるのが同じ日に起こるくらい楽しみなことです。

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いよいよ合計値を出していきます。ということで、Apple製品が1位になりました。その次に来るのが、糖質制限ダイエットで、これも僕のトピックになり得るということですね。

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合計値が出たら、「私のニッチは___です。」の欄にトピックを記入します。これやってみて、面白いのは本当にApple製品のコンテンツを作りたいなと思っているところなんですね。作ったらうまくいくだろうなというのもなんとなく分かります。これがニッチスコアカードの素晴らしいところです。

2. Udemyコースの市場規模を調査する方法

02 1

2番目は、市場規模の調査方法です。今回はUdemyのカテゴリー検索を使って、どのくらいライバルがいるか、どのくらいコースが供給されているかというの見ていきます。一つのポイントとして、ライバルの具体的な数を数え上げます。実際に検索すると、何コースあるか表示されます。それを見るのも良いんですけど、英語圏でどのくらいのコースが供給されているかを確認します。というのも、まだまだ日本でのUdemyの歴史というのは浅いので、英語圏で見たほうが割とちゃんとした数字が見れますので。英語圏では3万コースあるのに、日本のコースでは3コースしかないとかだったら、圧倒的に供給バランスが崩れてますよね。チャンスということですね。だから英語圏でどのくらいコースが供給されているかを見るのも一つです。

02 2

今回、僕はApple製品で参入するので、Udemyでどのカテゴリーに属するのかを確認します。すると、「仕事の生産性」という大カテゴリーの「Apple」という中カテゴリーにある「すべてのApple」がそれに該当します。

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だから、上の画像のように「アクションリスト:市場規模の調査」の質問1~3にそれぞれ、大カテゴリー名、中カテゴリー名、小カテゴリー名を記入します。

補講 02 Udemyコースの市場規模を調査する方法

次は、「あなたの参入ジャンルが属している大カテゴリーでは、世界で何コースが供給されていますか?」ですね。これを確認していきましょう。大カテゴリーは、「仕事の生産性」なので、これをクリックします。すると、コース数は、3294でした。

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コース数がわかったら、質問の4にその数を記入します。

補講 02 Udemyコースの市場規模を調査する方法 2

次は「日本語で何コースが提供されてますか?」を見ていきましょう。これは、日本語フィルター出します。フィルターで日本語88個しかありません。しかも、ほとんどがExcelです。即興でやってるんですけど、Apple製品は、多分チャンスです。

02 6 2

5つ目は、「日本のコースの供給率は?」という質問です。計算式は、日本語で供給されているコースの数/世界で供給されているコースの数X100です。つまり、Apple製品の場合は、88/3294X100で2.67でした。

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2.67なので、1~3%の間です。だから、チャンスありということらしいです。適当にアップル製品選んだ割にはすごい本当に良いですね。

02 6

実際にちょっとどんなコースあるか見ていくと、僕のコースが表示されていました。もっともっとAppleのコースを出していくと良いですね。Macでエクセルを使う方法とかじゃなくて、iPhoneの使い方とかAirpodの裏技とか、Macbook Proに入れたら良いオススメのツールとかの使い方を説明するということですね。実際にゴリミーさんとかもApple製品ばっかりですよね。それで何百万というブログのアクセスがあるわけですから、そこがUdemyで供給されていないとなると、これはすごいチャンスです。ということで、以上が市場規模の調査方法です。

3. Udemyインサイトの使い方

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次に、Udemyインサイトの使い方をお伝えしていきます。インサイトを使って何が良いかというと需要と供給のバランスが崩れている場所を探せます。供給数が少なければチャンスですし、実際に供給数少ない場所っていうのは圧倒的に需給のバランス崩れていることが多いので、ちょっと崩れてるというところよりも圧倒的に崩れてるとこを探しましょう。特に英語圏と比較して、日本語のところに全然コースが無い場合はチャンスです。

03 2ブルーオーシャンの調査というアクションリストがあります。まずは「あなたはUdemyのインサイト機能にどのようなトピックを入力して検索しますか?(あなたが思いつくものを5つ検索トピックに入力してみてください。)」という質問に5つのトピックを記入してみましょう。

補講 03 Udemyインサイトの使い方 1

その後に「受講生のニーズどうなってますか?「高」ですか?「低」ですか?」という質問があるので、確認します。講師のビューの「ツール」の中に「マーケットプレイスのインサイト」がありますので、これを選択します。日本語の例が出ていますが、英語で入力する必要があります。「apple」と入力すると、「appleはUdemyの既存トピックではありません。」と表示されますので、「以下の関係Udemyトピックを確認してください。」で、調べたいトピックをクリックします。

補講 03 Udemyインサイトの使い方 2

すると、このスクショのように、そのトピックの「受講生のニーズ」や「コース数」、「月次収益の中央値」、「月次収益の最高値」そのカテゴリーに属するコースなどが表示されます。

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まずは、上のスクショの項目をチェックしましょう。

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そして、アクションシートの質問の2~4に「受講生のニーズ」、「コースの数」、を記入します。「月次収益の中央値」と「月次収益の最高値」の金額が高いほうが受講生のニーズにコースがうまく対応できていて、コースが効果的に宣伝されているということになります。なるべく、高い金額の方が効果が大きいということです。

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次は、質問の5つ目です。「「トピックの検索ボリューム」の数値が何%ですか?」という質問なんですけど、ここには、「トピックの検索ボリュームパーセンタイル」という項目に表示されている数値を記入します。

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6つ目の質問は、「検索ボリューム傾向はどうなっていますか?伸びていますか?下がっていますか?」です。「検索ボリューム」という項目をチェックしてみてください。今回は、「iPhone Filmmaking」で検索したんですけど、11月になって増えているのは、おそらくプロモーションがあるからですね。トレンドではなく、サイバーマンデーとかブラックフライデーで増えているということです。その傾向を6つ目の質問に記入しておきましょう。

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7つ目は、「「チャンネル別の登録者数」と「コンバージョン率」はどのくらいありますか?」という質問です。コンバージョン率が高いと、それだけ売り上げが立ちやすいということになりますね。「iPhone Filmmaking」の場合は、コンバージョン率が16.2%なので高いですね。「Udemyで見つける」が56.4%になっています。つまり、講師のプロモーションで売れたんじゃなくても自然とUdemyの中で売れているということですね。

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8つ目の質問は、「英語圏の既存のコースは何コースありますか?」ですね。ここには、「主要トピックとして公開されているコース」の項目の数字を記入します。

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最後の9つ目の質問は穴埋め形式で記入する項目になっているので、上のスクショのように記入してみてください。

4. Udemyコース・アウトラインの作り方

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次に、Udemyコース・アウトラインの作り方をご紹介していきます。アウトラインを作る時は、売れてるコースを参考にしてください。必ず共通項がありますので。あとは、僕たちのフォーマットも使って頂ければと思います。

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まずはセクションを展開していきましょう。 「Ultimate Google Ads/AdWords Course 2018 – Profit With PPC」という10万人の受講生がいるコースのセクション1は「Introduction to Google Ads」になっていました。

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「Complete Python Bootcamp: Go from zero to hero in Python 3」は「Course Overview」です。

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最後は、「Digital Marketing Masterclass – 23 Courses in 1」というコースでは「Introduction」になっていました。ということで、セクション1は、イントロダクションにします。

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イントロダクションの後は、how toのレクチャーが入ってくるんですけど、次に、最後のセクションを決めていきます。今回参考にしたコースでは、「Bonus」という言葉が使われていたので、最後のセクションは「ボーナスセクション」にしておきます。

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それから、how toのレクチャーを埋めていきます。これは、具体的な内容で良いですね。「iPhone Filmmaking」なら「iPhoneについて」とか「専門用語」、「iPhoneで撮影する方法」、「iPhoneで編集する方法」みたいな感じです。

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イントロダクションに関して言えば、参考コースでは「What is Google Ads(Google Adsとは?)」とか「Python 2 versus Python 3(Python2とPython3はどちらが良いか)」、「Course Curriculum Overview(コースカリキュラムの概要)」がありました。だから、「このコースで学べること」や「iPhoneで映像製作する、とは?」、「なぜiPhoneで映像製作するのか?」などを入れます。それから、各セクションの頭では「このセクションで学べること」というレクチャーを入れておくと良いですね。あとは、細かいhow toのレクチャーを追加していきましょう。ということで、上のスクショのようなアウトラインを作成してみてください。

5. Udemyボーナスレクチャーの使い方

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最後に、Udemyのボーナスレクチャーを題材にしますが、Udemyのポリシーをよくよく読むのはすごく大事です。これはプロモーション的な意味でもそうです。どうやったらUdemyに好かれるのかということを知るためにもポリシーを紐解くのは一つでしょう。もう一つはUdemyのポリシーに反することをすると警告が来て、バンされます。そうなると、怖いですし、今まで蓄積されたものが全部無くなるから、ちゃんと確認しておきましょう。

僕は、ジョイントベンチャーでいろんな講師と一緒にコースを作ったりするんですけど、そのジョイントベンチャーの講師がEducational Announcementで自分の利益につながるようなことをやったりとか、あるいは「実際にどころかで会いましょう。」みたいなメールを送ってしまいました。それで、警告が僕にも飛んできたんですね。だから、どういう事例があるかというのは結構わかります。ジョイントベンチャーパートナーと一緒にコースを作ったは良いものの、その後はこっちがプロモーションだけを手伝ったパターンもあるし、僕もちょっとはレクチャーを出したというパターンもあるんですね。

基本的に作ったら後はほったらかしでノータッチなので、その講師が何をしているかというのがわからないんですよね。そういうこともあって、「ポリシーはよく読んでおいてください。」というのはジョイントバンチャーパートナーには言っていること何ですけど、ここで改めてお伝えさせていただきます。

今回作成したアウトラインの一番最後に「ボーナスレクチャー:別のコースが全て90%OFF」というレクチャーを作成しました。まずは、ここでやって良いことを事例を含めて確認していきましょう。

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Googleアドワーズのベストセラーコースを見てみたら、「Bonus Material!」となっていて、追加の販売をしていません。だからこれだけ売れているというのが分かるくらいなんですけど、もっと儲けようと思ったらこのボーナスレクチャーを使います。

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Python のコースであれば「Bonus Coupons」ということで別コースのクーポンを出しています。ここから売れたものは97%がUdemy講師に入ってきます。だから、このボーナスレクチャーにクーポンを置いています。

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デジタルマーケティングのコースはPhilさんとDiegoさんの2人でやっているので、Philさんのコースのクーポン、Diegoさんのコースクーポンが別々にあります。一つのレクチャーの中で、こういう使い方もできます。

僕の場合は、エバーグリーンで回している外部のウェビナーに飛ばしてます。そっちの方がボーナスレクチャーで他のコースを売るよりも儲かるからです。これは、Udemy側としてはおそらく嬉しくないんですけど、ボーナスレクチャーの規約を読んでいただければ分かりますし、Udemyの日本のスタッフと英語圏のスタッフの両方に確認を取ったので、外部に飛ばしています。

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じゃあ、実際に見ていきましょう。基本的には外部サイトに飛ばしてはいけません。これは、覚えていてください。実際に、外部サイトのリンク出すと「これは教育目的なんですか?」みたいな警告が出てきます。その上でさらにもう1回、Proceedボタンを押すとようやく保存されるんですけど、毎回警告が出ます。そのくらいUdemyは敏感になっているということですよね。

ボーナスレクチャーは、一般的に結論レクチャー後の最後のレクチャーです。このスペースを利用して、他のコースや商品を受講生に宣伝したり、コースをさらに越えた補足内容を受講生に提供することができます。マーケティングツールと考えてください。

講師 – 詳しいガイドライン

  • クーポンコードまたは他のUdemyコースへのリンク、あなたのウェブサイト/ブログまたは受講生の役に立つ補充製品(書籍など)などへの外部リンクは自由に追加できます。
  • ボーナスレクチャーの無料プレビューは提供しないでください。
  • コミュニケーションツールを使用する場合は、ボーナスレクチャーを参照しないようにしてください。これは、マーケティングツールとして捉えられるため、クーポンコード、宣伝目的のお知らせなどと同等に扱われます。
  • 講師がシステムの悪用を試み、Udemyのポリシーの精神に明らかに反している場合、あるいは受講生に高い登録解除率や返金率といった非常に否定的な影響がみられる場合、Udemyはポリシー違反があったと判断します。

ボーナスレクチャーを利用して他のコースや商品を受講生に宣伝したりできます。Philさんみたいに他のコースを売るパターンですね。これはこれで良いと思います。Udemy内に留まってくれるので。一方で、外部に飛ばすパターンはUdemyにとってはあまり嬉しくないですね。だけど、ボーナスレクチャーではそれをやっても良いと決めています。

でも、ボーナスレクチャーを無料プレビューすると、コースを受講しなくても見れるようになってしまうので、無料プレビューしてはいけません。その次にある、「コミュニケーションツールを使用する場合」とありますが、これはEducational AnnouncementやPromotional Announcementがそれに該当します。あとは、お客さんが受講した瞬間とすべてのレクチャーの受講が終わった瞬間に送られる自動メッセージというのもあります。これらを総称して、コミュニケーションツールと言っています。ここでは、ボーナスレクチャーを参照してはいけません。つまり、リンクを出して「ようこそ。いきなりなんですけど、ここがボーナスレクチャーです。」みたいに、いきなり誘導するということですね。そういうのをしないようにすると言うことです。

また、外部サイトに飛ばしていくとそのやり方があまりにもネガティブで、悪用だと判断された場合は仮にボーナスレクチャーでやっても良いと言われていることであったとしても、ポリシー違反となることがあります。

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実際に僕はあのメッセージもらったことあります。僕はeBookを配っていました。「eBookを配っても良いですか?」と日本のスタッフに聞いたら、「教育目的であれば良いですよ。」と言われて送ってたんですけれど、1年後くらいに急にアラートが来ました。

あなたのアカウントの最近のアクティビティに基づいて連絡を取りたいと思いました。直接のメッセージを通じてあなたの個人的な電子ブックを宣伝しているようです。あなたが知っているかどうかは私にはわかりませんが、これは私たちの学生ガイドラインに反しています。

この活が継続したり、これらのポリシーに違反した場合は、アカウントへのアクセスを停止することがあります。

「直接のメッセージ」というのはダイレクトメッセージ機能のことですね。僕がダイレクトメッセージを送ったのではなく、ウェルカムメッセージでeBookを渡していました。このeBookには売り込みの要素が無い、教育目的なものなんですけど、それもダメと言われました。この後、僕は連絡を取って、すべてのウェルカムメッセージを削除しました。

ボーナスレクチャーには、基本的にはUdemyの別コースが良いです。だけど、自分の外部サイトに飛ばす場合は、悪用しないようにということですね。先ほどもお伝えしましたが、僕の場合は、自分のウェビナーに飛ばしてます。そういう風にして、2016年からずっと運用しています。ここはどういう風にして使うかというのは、人それぞれと思います。例えば、まずはUdemyでベストセラー講師になりたいと思うのであれば、Udemyコースをボーナスレクチャーで売れば良いですね。実際に僕も最初の頃はそうしていました。そうすると、Udemyの中でどんどんコースが売れていくということになります。でも、ある時から自分の外部サイトに少しずつ飛ばすようになっていきました。

とはいっても、セールスファネルを持たずに、むやみに自分のブログに飛ばしたって意味ありません。それなら普通にUdemyでコースを売った方が良いです。ということで、ここはUdemyで売るよりも大きな利益を得られると判断した場合は、外部サイトに飛ばしてもOKです。ただし、悪用はしないでください。

1. オンラインコースを作るマインドセット

Last updated on 2019年4月8日 By 石崎 力也

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どうもこんにちは、石崎力也です。

今日は「オンラインコースを作るマインドセット」ということで、心構えのお話をお伝えしていきます。具体的なノウハウは、ないんじゃないかと思われるかもしれませんが、結構詰め込まれています。特に、一番最初のモジュールなだけあって、一番重要なことを入れてあります。ここから離れないでおけば、まあまあUdemyでは稼ぐことができるだろうというノウハウを1つ、2つご紹介していきます。

Udemyをやっていて、基本的に悪いことはなく、ワクワクすることが多いです。そのポジティブな面に焦点を当てて、ノウハウをお伝えしていくので、自分もコースを作ってみたいという気持ちになると思います。

このレクチャーであなたが学べることは次の4つです。

  1. Udemyで成功するための鍵
  2. オーガニック売上を伸ばす方法
  3. コースの知覚価値を上げる方法
  4. レビューをもらう方法

Udemyで成功するための鍵は1つしかありませんが、それがすごく重要なんです。

3つ目の知覚価値というのは、マーケティング用語で、購入者が感じる価値のことです。フォレスト出版は、よく本にDVDを付けて販売していますよね?ご存知でしょうか?あるいは、僕が大学生の時に、ジュンク堂とかに行くと、CDやDVD付きの本が売れ筋のコーナーに置かれていました。CDやDVDを1枚プレスするのに10円くらいしかかかりませんが、それらが付いているだけで価値があるっぽく見えるというのが、知覚価値と言います。Udemyにおいても知覚価値を上げる方法があるので、それをご紹介していきます。

このレクチャーを受講するために必要なものは、

  • あなたの参入するジャンル
  • ScreenFlow/一眼レフカメラ
  • Premiere Pro
  • すでに公開されているUdemyコース

です。世の中にはいろんなジャンル、いろんなマーケットがあります。このレクチャーを受講する前にあなたが参入するジャンルをしっかり決めておいてください。あとは、実際に映像コンテンツを作成する段階になって、ScreenFlowや一眼レフカメラ、Camtasiaなどが必要になってきます。編集するためには、Premiere Proがオススメです。それから、すでに公開されているUdemyコースがあるとベターです。聴きやすいというか、僕がお伝えしていく内容が頭に入ってきやすいと思います。もちろん、まだ公開していない人でも理解できる内容になっているので、安心してください。

このレクチャーは次のような人たちを対象としています。

  • デジタルコンテンツの販売者
  • Webマーケター
  • プロモーター
  • UdemyやSkillShareの先生

今からコースを出そうと思っている方でも良いし、すでにコースを持っているけど、さらにそのコースの売り上げを伸ばしたいと思っている方も対象になっています。では早速ノウハウをみていきましょう。

1. このコースは3人で作りました

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これは、3人で作成しました。具体的に言うと、僕、石崎力也と山田道存さん、あとは根本耕輔さん。いずれもUdemyで2000ドル以上稼いだ経験がある人です。実際に経験した失敗と、成功を盛り込んであります。

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この記事は、事実ベース、そして僕たちの経験ベースでお伝えしています。色々なブログを検索して探し、他人の記事を読んだり、eBookを読んでみたり、他のUdemy講師の話を聞いたりして作った内容ではないということです。そもそも日本にはそれほどUdemyに関するソースは無いので、調べようがないということも事実なんですけど、いずれにせよ、僕、根本さん、山田さんが実際に経験したことをベースにして構成しています。

どこにでもありそうな成功法則をお伝えするものではありません。僕たちの個別具体的な体験をベースにしてノウハウを構築しているので、あなたには使えないノウハウもたくさんあるはずです。とはいえ、ある程度は一般化してあるので、参考になる部分も少しはあるはずです。

2000ドルプラスと書いたんですけど、山田さんは最初の月の収入が2000ドル超えるまでに、半年しかかからなかったと言っていました。僕もUdemyに参入してからちょうど半年です。6ヶ月で2000ドル超えるようになり、そこから3000ドル、4000ドル、5000ドルを経験せずに一気に6700ドルいきました。だから、収入としては月70万くらいなので、悪い数字じゃないと思います。根本さんもこの前の、大きいプロモーションで、5000ドル稼いだと言っていたので、2000ドルプラスというのは割と控えめな数字を言っています。

Ss 145

僕は、2016年の2月にオンラインコースを20ほど作り込んで、全てをUdemyで公開しました。それから1年経っても、常に月間売上は$2000〜$6000をうろちょろしています。メンテナンス作業はほぼありません。受講生から質問が来たら答えるだけです。ログインやアカウント作成に関する技術的な問題は全てUdemyのスタッフが処理してくれます。決済から、JVパートナーとの収益配分、そして払込。これらもUdemyのシステムがやってくれます。僕がやることはほとんどありません。

Ss 146

これまでに延べ10万人にコースを提供ということなんですけど、10万という数字は僕一人です。石崎一人での数字なので、山田さんとか根本さんを足すと、数字は大きくなると思います。たった3人のノウハウだから、客観的とは言えないんですけど、僕一人がお伝えするものよりも、いささか主観的な要素は排除されると思います。3人分の共通項みたいなものをまとめてお伝えするので、多分、あなたも同じようなことができるのではないかなと思っています。

2. Udemyが叶えてくれたこと

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  1. 週4時間だけ働くライフスタイル
  2. $6700+の収入

Udemyが叶えてくれた大きなことは、この2つです。短い時間だけ働いて生きていける、というライフスタイルが確立されました。あとはお金です。短い時間で生きていけるだけのお金を稼げて、かつそのお金も割りと十分な数字なのではと思います。この$6700という数字は、Udemyだけの収入です。ここには、自社サイトで販売しているコンサルティングや顧問契約などの収益は含まれていません。

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Udemyが叶えてくれたこと#01. JVパートナーが増えた

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1つはJV、ジョイントベンチャーです。今回も山田さん、根本さんと3人で作ったので、これもJVコースと言っても良いと思います。たくさんの仕事仲間と繋がることができました。Udemyのおかげですね。Udemyがたくさん僕のコースをオーガニックで売ってくれて、そこから僕のお客さんになってくれた方もいたり、「一緒に仕事しませんか?」と、話が広がっていったりしました。

あとはアップセル、バックエンドを購入してくれたお得意様と一緒に仕事をしたり、ですね。Udemy自体は、アップセルとかバックエンドで商品を販売してはいけません。だから、Udemyで高額商品を販売するのではなく、どちらかというと、僕がUdemyでたくさんの人にコースをリーチさせて、それぞれの受講生の方が僕の名前とかを検索し、彼らが自発的にうちの高額の商品を買ってくれたりする。それで、買ってくれた人で成果を出した方が「今度は一緒にビジネスしませんか?」みたいな話に繋がっていくってことですね。

Udemyが叶えてくれたこと#02. 働き方が改善された

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2つ目働き方です。Udemyが叶えてくれた事で一番大きいのはコレだと思います。デジタルコンテンツの販売は、時間・場所的な制約が本当に無いです。今、僕がコースを作成しているのは、実は、山の中なんです。越後湯沢の山奥です。WiFiさえあれば、コースをアップロードすることができますし、公開することもできます。あとはUdemyが勝手に売ってくれます。僕が出先に持っていかなくてはいけないのは、Blue社のRaspberryのマイクとMacBook Proです。これでもうコースが作れます。

ということで、いつ撮影しても良いし、どこで撮影しても良いです。かつ、撮影しているのは土曜日だけです。本当に週に4時間くらい働くだけで、十分に生きていけるだけのお金を稼ぐことができるようになりました。これはもうUdemyのおかげです。自分で集客しなくてはいけないとなると、Facebookやインスタグラム、Googleの広告を打ったり、色々なことをやらなくてはいけません。無料でアクセス集めようと思ったら、ブログを書いたり、YouTubeにノウハウ動画を投稿したり、色々な面倒な事が出てくるかもしれませんが、Udemyは僕たちの代わりにコースを売ってくれます。だから僕は月火水木金、土曜日は抜いて、日曜日に、好きな事していて良くなりました。

Udemyが叶えてくれたこと#03. 収入が増えた

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最後は、収入です。6700ドルの不労所得ですね。上に挙げたスクリーンキャプチャ、実際に6720ドル稼いだ時のものです。本当にこの月は何もしていませんでした。恐らく、韓国の釜山とかに居たと思います。毎日1歳にならない子供をスリングで抱えてヘウンデビーチに行って、カスビールを飲みながら夕日を眺めていました。その月はコースを一個も作っていなかったんですけど、それでも月々70万円くらいの収入になるので、悪い数字じゃないなと思います。

こんな感じで、色々な側面からUdemyはサポートをしてくれて、僕のことを経済的によりハッピーにしてくれました。ということで、あなたもコース作って、それをベストセラー化して、お金を稼いで自由な働き方、自由な収入、そして色々な仲間を作っていってください。

3. このコースで学べること

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先ほどは、Udemyが叶えてくれた事ということで、僕にどういうポジティブな影響があったのかという内容をお伝えしました。でも、このコースは僕のためじゃなくて、あなたのために作ったものなので、あなたにどんなベネフィットあるか、どんなもの得られるか、ということに焦点を当ててお伝えしていきます。Udemyの攻略の鍵、レビューの重要性などを確認していきましょう。

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あなたが学べるのは次の6つです。

学べること#01. Udemyの鍵

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まずは、Udemy攻略の鍵。それはオーガニック売り上げですよ、と言いました。販売努力するのではなく、Udemyで勝手に売れるようなコースを作れば良いということです。ここを分かっていれば、ブログを一生懸命書いたり、YouTubeに無料の動画をたくさん上げたりしなくても良いということがわかります。ここに焦点を当てている限り、Udemyは攻略出来ます。自分で集客するな、自分で売ろうとするな、ということです。呪文のように何度も復唱しておいてください。

学べること#02. 上位表示させる

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次は、Udemyの検索エンジンです。これは、SkillShareでも良いんですけど、検索エンジンでどう上位表示させるかですね。オーガニック売り上げが重要だとはお伝えしましたが、なんでオーガニック売り上げが起こるかというと、それはUdemyのサイトであなたのコースが上位表示されているからです。例えば、僕だったらカテゴリーからマーケティング、デジタルマーケティングの順番で検索していけば、僕のコースが1ページ目に表示されますが、もしそれが2ページ目、3ページ目に表示されたら、恐らく、今ほどの売り上げになっていないと思います。1ページ目に出ているからこそ、売れている、と言えるわけです。正にそれがオーガニックで売れていくということなんですけど、こんな風に勝手に売れるコースを作るにはどうしたら良いかという話をこの後お伝えしていきます。

学べること#03. イニシャルレビュー

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イニシャルレビューはすごい大事です。イニシャルレビューは最初のレビューという意味です。上位表示させるためには、レビュー集めなくてはいけません。端的に言って、最初のレビューがつかないと上位表示されません。レビューがつかないとコースが売れないからです。上位表示されるから、また更にレビューが集まるという循環があるんですけど、この循環に持っていくために、どうすれば良いかということですね。実際にこの循環に乗っていないコースがほとんどで、死に筋コースがUdemyにはたくさんあります。つまり、もう1年前、2年前、3年前にコースをリリースしたけど、全然受講生が集まらない、みたいなコースもたくさんあるわけです。それはイニシャルレビューがついていないからなんですね。逆に言うと、最初のレビューが付くと、そこから良い循環に入っていきます。

学べること#04. 知覚価値の上げ方

4つ目は、知覚価値の上げ方です。マーケティング用語で知覚価値というのはお客さんがその商品をどう思うか、どのくらいの価値として感じるかというのが知覚価値であることは説明しました。例えば、eBookを渡したり、あるいは音声だけを渡したりとか、色々な工夫があります。Udemyにはそういうのが簡単にできる仕組みが整っているので、その使い方を紹介します。

学べること#05. 努力の分配方法

5つ目は、努力の配分方法。これは冒頭で答えをお伝えしましたが、販売する努力をするのか、それともコースを制作する努力をするのかということです。マンパワーは無限ではないので、どこにリソースを割り当てるかはすごい大事です。たくさん稼いでいる講師はたくさん働いているかというと、必ずしもそうではなく、たくさん稼いでいる講師は、リソースを上手く配分しています。逆に言うと、稼げていない講師は間違ったリソースの配分をしているから稼げていないと言えるわけです。

学べること#06. 売れるコースの特徴

最後は、売れるコースの特徴です。売れるコースは、どんなものかという時に、みんなが思うのは「優れたノウハウを持っているからこのコースは素晴らしい。」と言います。あるいは、「このコースは、他では知ることができないノウハウ教えてくれているから、優れている。」と言うんですけど、そうではありません。売れるコースには売れるコースの特徴があるんです。

これら6つがあなたの学べることです。さて1つずつ詳しくみていきましょう。

4. Udemyで成功するたった1つのポイント

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Udemyで成功するたった一つのポイントということで、一番大事な事をお伝えしていきます。先に言ってしまうと、そのポイントというのはオーガニック売り上げです。

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収益のほとんどは、僕たちの販売努力とは関係ないオーガニック売り上げから来ています。この写真を見てください。この写真の左側は、あなたの総収益6720.65ドルになっています。その下に、円グラフがあって、Udemyオーガニックが5023ドル、広告プログラムが919ドル、そして、あなたのプロモーション685ドルと続きます。

  • Udemyの総収益(内訳)= $6720.65
  • Udemyオーガニック = $5023.71
  • 広告プログラム = $919.97
  • あなたのプロモーション = $685.68
  • アフィリエイトプログラム = $130.60
  • 返金 = $39.31

6000ドル近くが僕の努力とは関係ないオーガニック売り上げなんですね。広告プログラムと言ったって、その広告プログラム組んでくれるのはUdemyなので、実際には、僕の努力と関係ないところで6000ドル近くがこの月は売れています。逆に言うと僕の努力から売れているのは、700ドルくらいです。ということで、売ろう、売ろうと思って販売努力しちゃいけないということです。実際にこの6700ドルを売り上げた時は、文字通り何もしていないです。このプロモーション活動の685ドルですら、もしかしたら僕が送ったプロモーションじゃない可能性もあります(ビジネスをサポートしてくれているアシスタントのNさんが送ってくれたものだと思います)。とりあえず、オーガニック売り上げが重要です。ここから外れなければ、Udemyは上手く行きます。たくさんブログを書いて、自分のUdemyコースに飛ばすとか、そういう無駄な事はやらない方が良いということです。あるいは、YouTubeにたくさん動画を上げて自分のUdemyコースを売るとか。そんな努力をするのであれば、そのリソースを良いコースを作ることに注いだ方が良いです。これを忘れないでおいてください。

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ということで、このコースのゴールは1つしかありません。それはUdemyの検索エンジンで上位表示させること。すなわち、オーガニック売上を最大化すること。あなたがSkillShareに参入するのであれば、SkillShareの検索エンジンで上位表示させること。これが一番重要な事であり、あなたが考えなければいけない唯一のことです。このために努力をします。

あなたがどれだけブログを書いたとしても、どれだけYouTubeで動画を上げたとしても、Udemyの検索エンジンには何の影響も与えません。だから、無駄な努力になります。逆に言うと、Udemyの検索エンジンで上位表示させるための努力は全てポジティブな影響を与えてくれます。少なくともあなたの売り上げには、良い影響を与えてくれます。

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例えば、参入しているカテゴリーでコースを上位表示させます。上の画像は、Udemyのトップページからマーケティング > デジタルマーケティングで辿っていくと、僕のコースがこういう風に1ページ目に出てくるんですね。ベストセラーと出ているんですけど、1ページ目にはベストセラーとかよく売れているコースが出ます。これがすごく重要です。ここに出なければ、たいした売り上げにはなりません。

ということで、まずは参入しているカテゴリーで上位表示させましょう。例えば、クッキングであれば、ライフスタイルの中にあると思うんですけど、ライフスタイルというカテゴリーあるいはその中にある小カテゴリーの中のクッキングで、上位表示させます。

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これはUdemyのトップページにあるんですけど、現在閲覧されているコース、あるいは人気コースにランクさせるということです。これもすごい重要ですね。現在閲覧されているコースとか、あるいは人気コースとしてランクされているコースのレビューの付き方をみてください。すごい突き抜けています。そのくらいアクセスが集まるし、Udemyが優先的に露出させてると言っても良いかもしれません。どんどん売れていきます。

右上に山田道存さんのオウンドメディア構築プログラムというのがあるんですけど、大抵現在閲覧されているコースには、テック系のものが多いです。AmazonウェブサービスマスターコースVPC編、Javaスクリプト、フルスタックエンジニア、Excelで学ぶビジネス、みたいな感じでテック系が来るんですけど、中には珍しく山田さんのこういうオウンドメディア構築プログラム、マーケティング系のものが入ったりします。ここに表示されると、どんどん、どんどんコースが売れていきます。山田さんに直接聞いたところ、具体的な数字は教えてもらえませんでしたが、この1つのコースだけでかなりのコース収入になっているそうです。

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結論は、制作努力の方が販売努力よりも重要だということです。ここから外れなければ、Udemyでは上手く行くでしょう。みんな販売努力しすぎなんですね。そうじゃなくて、そのリソースを制作努力に割り当ててください。ブログを書く暇があれば、eBookを作ってそれをコースマテリアルとして追加してコースの知覚価値を上げる方がよっぽど重要です。

5. Udemyでコースを上位表示させるためには?

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Udemyでコースを上位表示させるためには何をすれば良いかということを次にお伝えしていきます。上位表示って何か、あるいは上位表示させるために何をすれば良いか、良いコースって何かってことですね。

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良いコースというのは、自分が決めることじゃないですね。マーケットが決めることです。もっと言うと、お客さんが決めることです。お客さんの評価がどういう風にしてUdemyのアルゴリズムに伝わるかと言うと、レビューです。だから、Udemyのアルゴリズムは、良いレビューがたくさん集まっているコースを良いコースとして判断して上位表示させていきます。色々なところに表示されるようになるし、優先的に広告されるし、優先的にEメールで配信されたりします。だからレビューが重要です。上位表示させたければ、どうやったら良いレビューを貰えるかということを常に考えてみてください。

どうやったら良いレビューがつくと思いますか?それはシンプルに良いコースを作るということです。コンテンツが重要だということです。良いコースを作って、良いレビューがたくさん付いたら、Udemyのアルゴリズムは自動的にそのコースを良いコースだと判断して上位表示させてくれます。そして、上位表示に成功すると、僕たちのオーガニック売り上げは伸びていきます。

6. 良いコースの条件その1 – タイトルとコンテンツの一致

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じゃあ、良いコースって何かという内容をお伝えしていきます。まずは、その1。タイトルとコンテンツの一致です。これはどういうことかというと、受講生の期待を裏切らないということですね。例えば、「これはダイエットのコースです。」と言って、中を見てみると、投資信託の話だったら、タイトルとコンテンツ一致してないから、お客さんは怒りますよね。そこまで乖離したコースはあり得ないと思うかもしれませんが、多くの人がやっています。

例えば、よく批判的なレビューであるのが、「あまりにも簡単すぎた。」とか、「僕たちにはあまりにも難しすぎた。」というのがあります。それで1つ星ついているんですね。これはどういうことかと言うと、タイトルから、ある程度みんな期待とか予想をして購入してくるわけなんですけど、実際にコンテンツを見てみると、全然違ったということです。

初級向けコースと言っているのに、コンテンツでは全然初級向けじゃなかったりとか。あるいは仮に初級向けだったとしても、それは受講生が求めている初級とは違ったりすることがある訳ですね。ということで、タイトルとコンテンツの一致というのは、すごく奥の深いノウハウです。「純粋にダイエットプログラムと言って、ダイエットのコンテンツ渡せば良いんだろ。」くらいじゃダメってことですね。どうやったら受講生の期待に応えられるコースができるのかということを常々考えてください。

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約束を守るというのは、すごい大事です。ダイエットというタイトルで、コースの内容が金融だったらおかしいというのは言ったんですけど、例えば初級と言ったなら、ちゃんと初級のコースにする。中級と言ったなら中級のコースにする。基礎と言ったなら基礎のコースにする。例えばそういうことですね。必ず、タイトルとコースの内容は一致させてください。

2つ目に挙げた、セールスレターで書いたことを必ず履行する。これは僕の失敗から来ています。今でもたまにミスったりするんですけど、大きい約束をするわけですね。「あなたはこうなれます。」みたいなことセールスレターに書くわけです。でも、実際にコース受講してみたら、「ここに書いてあったこと全然履行されていないじゃないですか。」あるいは「やってみたけどできませんでした。」みたいなことも実際にありました。ビッグプロミスを作るのは、コピーライターの大事な仕事です。そのビッグプロミスを確実に履行するのは、コンテンツメーカーの仕事です。あなたは両方の仕事を同時に遂行せねばならないということです。

例えば「eBookを用意してあります。」と言って、eBookを用意していなかったりするのもアウトですよね。実際に「こういうテンプレートお渡しします。」というのを、コースのディスクリプション、サブタイトルとかにも書いていたことがあります。でも、そのコンテンツを作るの忘れていました。だから、タイトルとコンテンツ一致していないですよね。勿論そういうコースは低いレビューがついて、かつオーガニック売り上げは伸びません。ということで、まず、良いコースを作るためには、受講生の期待を裏切らないでください。約束を守ったり、タイトルとコンテンツを必ず一致させるようにしてください。

7. 良いコースの条件その2 – イニシャルレビューをつけてもらう

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良いコースの条件その2は、イニシャルレビューです。最初のレビューをどうもらうかということですね。上位表示させるためにはたくさんレビューが付かないといけませんし、しかもそのたくさん付いたレビューの平均値が良くないとダメなんですね。その最初のレビューをどうコントロールするかを次に、お伝えしていきます。

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これは、僕のお話をしても良いんですけど、基本的に僕のノウハウは、ベンチマークしているトップ講師を見ながら、あるいはそこから生まれたノウハウなので、僕のを聞くよりもダイレクトに海外のトップ講師はどうしているかというのを見れば、手っ取り早いです。彼らが何をしているかを説明させてください。

レビューをもらう施策#01. コースを一定期間無料にする

1つ目は、無料にする。いきなり有料で公開してしまうと、セールスレターには「平均評価0、受講生0」と表記されます。コース内容のところに「何人受講してます。」とか「何個のレビューがついています。」というのが出るんですよね。でも、自分が一番目の受講生になるのって結構しんどくないですか。つまり、自分が初めてのお客さんになりたくないということですね。逆に言うと、2000人とかが受講していて、かつレビューも100とか200ついていて、平均のレビューが4.4とかなら「買おうか。」となりますよね。Amazonとかでも、レビューやっぱり見ますよね。そこでレビューの数が1つ2つだったら、「うーん。」ってなるし、何もレビューついていなかったら「俺が一番最初のお客さんになるのか。」ってなるじゃないですか。ということで、一定期間無料にしています。そして、無料にしておくと、凄い勢いで受講生集まってくるんですね。

Udemyには、30日の返金保証があるのでリスクはないんですけど、でもやっぱり1200円クレジットカードから落とされるというのは嫌で、それが購入の障壁になっています。その障壁をなくせばいい。コースをタダで配る。無料にしておいた方がたくさん人が集まり、そのうちの一定数がレビュー付けてくれます。そして、レビューが溜まった段階で有料に変えたりします。そういう風にしてイニシャルレビューを集めている講師がいます。

レビューをもらう施策#02. 既存客にレビューをお願いする

2つ目はリスト持っている人じゃないとできません。既存客にレビューを付けてもらうというパターンですね。コースを公開した段階では受講生は0人なんですけど、いきなり24,0000円の値付けをします。そして、そのコースの100%オフクーポンを、既存客に渡しておきます。Udemyの教育目的、宣伝目的のお知らせ使って100%オフのクーポンをお客さんに渡している人もいるし、リスト持っている人は、自分のリストに対して投げてますね。

僕も最初はそうしていました。コピーライティングのコースが2つあるんですけど、両方とも最初に100%のクーポンを既存客に出しました。それで、「気に入ったらレビューしてくださいね。」と言いました。辛辣なコメント出してくる人もいるんですけど、基本的にはみんな良いレビューをくれますね。無料のクーポン渡しているので。ということで、既存客にレビューを付けてもらうというのが2つ目です。

こういうのあって良いかわかりませんが、コミュニティとかがあって、お互いにレビューを付け合うというのも聞いたことがあります。今もありますが、ハテナブックマークというのがあって、アルゴリズムが変わる前は、最初に互助会みたいなのがあって、ポストされたら、メンバーがすぐにブックマーク付けるというのをやっていました。それで24時間以内に5個とか10個のブックマークが付いたら、今度は新着のところにでてくるんですね。そこから、どんどん良い循環に入っていくということで、互助会、お互いに助け合うみたいな会があったそうです。それと同じようなことをUdemyでしている人もいるっていうのを聞いたことがあるんですけど、これをやって良いかどうかというのは、ご自身の倫理観に照らし合わせて考えてください。僕はやっていません。

レビューをもらう施策#03. 初期の顧客と深く交流する

3番目は、交流ですね。最初の購入者と濃いインタラクションを重ねます。購入してくれた方にダイレクトメッセージを送ったりとか、あるいは改善点を聞いたりとか、Q&Aで質問来たりしたらすぐにレスポンスするとかですね。これ大事ですね。僕は、コースをローンチしたら放ったらかしにしてしまう悪い癖があります。日本人は、無視されることを過度に嫌がり、過去に質問を2日間放置したら、1つ星レビューがきました。「日本人は」って言っちゃダメなのかもしれないんですけど、彼らは無視されると、尊厳が傷つき、悲しくなる。だから、「1つ星レビュー付けてやろう。」というモチベーションが生まれるそうです。彼らの尊厳を守るためにも、良いレビューをもらうためにも、すぐにレスポンスしてあげましょう。実際にQ&Aの質問が来なくても、自分からダイレクトメッセージ送るという人もいますね。最初のお客さんに対して、「購入してくれてありがとうございました。何かお困りのことありませんか?」みたいな感じで会話をスタートして、インタラクションすることで、お客さんに5つ星をつけてもらうということですね。

以上が海外トップ講師のイニシャルレビューの取り方です。

8. 良いコースの条件その3 – 質の高いコンテンツを作る

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良いコースの条件その3は、質の高いコンテンツです。この「質の高いコンテンツ」とは何かという話なんですけど、もちろん映像のクオリティが良いとか、音のクオリティが良いというのもあるだろうし、話の内容が素晴らしい、ノウハウ自体が素晴らしい、というのもあると思います。でも、それらよりもっと大事なのはベネフィットだと思っています。つまり、お客さんの未来がどうなるか、お客さんがどうなるか、ということに焦点を当てて話をしているかということですね。

例えば、仮に僕がこんな説明をしたとします。「質の高いコンテンツを作ればいいんですよ。」、「僕はこうなりました。」、「僕のコースはこうなって、僕はこうなった。」・・・と、こんな風に自分の話ばかりしていてもしょうがないということですね。お客さんは常に自分ならどうできるかという視点で聞いているから、喋る側もお客さんに焦点を当てて話さなきゃいけません。つまり、ベネフィットに焦点を当てて話しているコースは良いコース、質の高いコンテンツになると僕は信じています。

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これまで、イニシャルレビューを付けてもらうとか、色々な事お伝えしてきました。でも、「石崎みたいに最初からリスト持ってるわけじゃないし。」とか。「今、石崎みたいに何万人って受講生がいるわけじゃないし、それはあなただからできるんでしょ?」と言われるかもしれません。

でも、実際僕が初めてUdemyにコースをローンチしたときはまだ、教えた経験も無いですし、もりろん自社リストなんてものはありませんでした。ウェブサイトすら持っていなかったです。SNSのフォロワーは家族と友人だけのものすごい小さなコミュニティでしかありませんでした。何より、優れたノウハウ持っていませんでした。持っていたノウハウというのはありきたりな物ばかりでしたね。

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でも、わかりやすく説明するということに焦点を当てました。僕の持っていたノウハウは検索すればすぐに出てくるようなハウツーとか、あるいはセミナーとか本で見たありきたりなノウハウばっかりだったんですね。そのノウハウを他の人よりも、少しだけわかりやすく説明しようと心がけてコンテンツを作り続けました。

良いコンテンツは何かと考えた時に、他の人が持っていないようなノウハウを伝えるというのも1つなのかもしれないけど、これだけみんながブログを書いて、これだけ色々な人が無料でリードマグネットとか色々なコンテンツ配布するようになって、自分しか持っていないノウハウってほとんどないんじゃないかなと僕は気づいたわけですね。じゃあ、どうやったら他と差別化できるかと考えた時に、他の人よりももう少し体系的に、他の人よりももう少しわかりやすく説明しようと思いました。その結果、まあまあ上手く行きました。

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ということで、どういうものがお客さんのベネフィットに繋がるのかというと、それは優れたノウハウじゃなくて、わかりやすい説明です。ノウハウ自体はもう無料で世の中にすでに転がっています。だけど、真の意味でお客さんはそれを理解していないかもしれない。だからこそ、分かりやすい説明を心がけます。

ありふれたノウハウで良いんですけど、それが理解されやすいように、あるいはわかりやすいように、説明してもらうと、お客さんは価値を感じてくれます。だから、「僕は月並みなノウハウしか持っていないから、Udemyには参入できない。」と思っているかもしれないけど、月並みなノウハウでいいんです。他の講師も(おそらく)月並みなノウハウしか持っていません。だけど、売れてるコースというのは、わかりやすいです。実際に僕も最初のコースをベストセラーにしたときは、本当にわかりやすい説明を心がけました。ということで、わかりやすい説明であればあるほど、その受講生にとってのベネフィットは大きくなると考えてください。

9. Udemyで成功するのが以前よりも遥かに簡単になった4つの理由

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Udemyで成功するのが前よりもはるかに簡単になった4つの理由をお伝えしていきます。僕は、2016年の2月に、最初のコースを滋賀県の彦根市で作成したんですけど、その時はまだUdemyのインターフェースは英語でした。だから講師の画面とかも全部英語で、自分でそれを日本語に訳しながら、日本語で書いていました。本当にまだまだ日本に全然上陸していない段階から僕はUdemyに参入していたんですけど、それに比べたら今はだいぶ楽になりましたよね。でもそれだけではありません。インターフェースが英語かどうかということ以上に、もっと簡単に成功できるだろうな、あるいは自分が今から参入したらもっと早く上手く行くできるなと思える理由が4つあるので、それを紹介させてください。

Udemyで簡単に成功できる理由#01. ソースが前よりも多い

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1つ目は、ソースが増えたということです。英語でも、日本語でも良いので、Udemyと検索してみて下さい。以前よりもはるかに多くの結果が表示されるようになりました。色々な人がUdemyのインカムリポート、つまり、「Udemyでいくら稼ぎました。」、「稼ぐためにはこうしなきゃならないです。」、「僕はこうしました。」みたいなことを英語なり日本語なりちゃんと書いているということですね。それを見ると、Udemyで上手くやるノウハウって散らばっているのがわかります。前は本当にそういうノウハウがありませんでした。僕は他のうまくいってそうな英語圏の講師を見ながらノウハウを構築していきました。でも、今はもう情報ありまくりです。この記事を含めて、ノウハウだらけですよね。Udemyに関連するオンラインコースがたくさん出ています。Udemyコースクリエイションとか、Udemyマスタークラスとか。色々なコースが英語でも日本語でも出ています。だから、自分で1からやろうしなくても良いというのが1つ目の理由です。

Udemyで簡単に成功できる理由#02. 前よりも環境が整った

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2つ目は、環境が整い始めたということです。本当に色々な側面からの環境が整備されてきました。例えば初心者でも使いやすい軽いカメラの登場。ミラーレスカメラが登場しました。僕も使っているLumixのGHシリーズ。これはマイクロフォーサーズと言って、割とセンサーサイズが小さく、そのおかげで軽いんですけど、それでも画質は良いんですね。取り扱いしやすく、かつ画質も良いみたいな感じです。そういうカメラが割と安い値段で出てきました。

あとは、直感的に使える安価なマーケティングツールが日本にも上陸しました。わかりやすいところで言うと、HubSpotマーケティングフリーとか、あるいはInfusionsoft、MailChimp、ConvertKit、DeadlineFunnel、ClickFunnels、Zapier。「これが無かったら僕のビジネス成り立ちません。」みたいなのが、ここ数年で一気に日本に上陸しました。インターフェースはまだ英語のままかもしれませんが、日本語のソースがたくさんありますから、日本人でも使えるようになっています。そういうもののおかげでビジネスがすごくやりやすくなりましたね。

これは、冗談じゃなくて、以前の10分の1の労力で前と同じくらい稼げるっていう環境になったのも、このマーケティングツールのおかげなんですよね。あとは、Airbnbとか、booking.comでも良いんですけど、簡単にスタジオを借りれるようになりました。だから、良い背景で、カッコ良いところで撮影できるようになりました。自分の家のしょぼい背景で撮らなくても、例えば1泊2万とか3万出したら、軽井沢のロッジ借りたりできるわけですよね。飛行機も安いですし、移動が楽になったので、このスタジオが良いなと思ったらすぐそこに行けるようになりました。前だったら、高いお金を払って移動しないとダメでしたが、今ならピーチやジェットスターの安い航空券買って、宮古島行って、その宮古島で撮影するとかもできるじゃないですか。環境がどんどん整って来ましたね。

Udemyで簡単に成功できる理由#03. 収益配分が30%から50%に増えた

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3つ目の理由は、収益配分です。これは大きいです。2018年の1月にUdemyのオーガニック経由の売り上げが30%から50%に増えました。2018年以降に参入した人は50%なんて当たり前だと思うかもしれませんが、僕らは30%に甘んじていたんですね。オフィシャルを見ていただいたらわかりますが、Udemyオーガニックの売り上げはUdemyと講師で均等に分配されています。だから前と同じ労力でコース作っても、今の講師はより簡単に収益を上げられるようになったということですね。もちろん僕の月間売上が70万円を超えたのも、収益配分が50%に切り替わってからです。

Udemyで簡単に成功できる理由#04. 石崎がノウハウを全部公開している 

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理由の4つ目、横柄だと言って欲しくないんですけど、このコースがあるから、今から参入する講師、あるいは今からUdemyで自分の持っているコースを更に売っていきたいという講師は楽になるんじゃないかなと思います。このコースは、Udemyで稼げていない人たちがUdemyの稼ぎ方を教えて儲けようとしているコースじゃないってことですね。儲けようとしているのは嘘じゃないです。僕ら3人とも儲けようとしています。だけど、3人とも最低でも2000ドル以上稼いだことがある人なので、実際に上手くやっている人達のノウハウなんです。山田さんは半年で月間売上$2000を突破した。根本さんは1年ほどかけて$5000を突破した。石崎は参入してから2年弱で$6000を突破した。

このデジタルマーケティングの世界とかは、僕同業者知っているので、正直に言うと、全然マーケティング知らないのに、マーケティングコンサルタントとか言っている人がすごくいるんですね。

こんなこと言うからすぐ敵を作ってしまうんですけど、自分がコンサルタントだと言うのに、全然他の人のことコンサルティングできないとか。こういう人が結構いるんです。特にアメブロ界隈にはそういった「意味不明な肩書きをつけて情報弱者から搾取しようとしている人たち」が結構います。先日、引き寄せの法則を10倍加速させるというシンガポール在住の怪しい女性を発見しました。言うほど引き寄せてない感じの風貌でした。こう言うのには関わらない方がいいです。

Udemyに限ってはフェアな数字が出るので、そんなことはなかなかできません。「僕はUdemyコンサルタントです。」といって月の収入が100ドルとかだったら終わりですよね。YouTubeコンサルタントを名乗っているのに、YouTubeのサブスクライバーが100とか1000とか、みたいなもんです。自分が底辺YouTuberだったらしょうがないじゃないですか。その面で言うと、僕ら3人はUdemyである程度稼いでいるので、ノウハウを説明する最低レベルの資質はあるんじゃないかなと思っています。

ということで、遠回りに色々な事言ってしまって申し訳ないんですけど、このコースがあるから、今から参入する人は前よりも簡単に成功できるんじゃないかなと僕は思っています。月間$2000ほどのコース収益であれば、半年ほど集中してやれば誰でも達成できるんじゃないかなと考えています。少なくとも僕たち3人は達成できました。

10. コースの知覚価値を上げる4つの裏技

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最後に、コースの知覚価値を上げる4つの裏技をお伝えしていきます。知覚価値というのは価値があるっぽく見せることです。それは、どういうものを受講生が価値と判断するかということを分かっていれば簡単にできます。

知覚価値を上げる方法#01. 補足教材を出す

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1つ目は、補足教材です。ビデオレクチャーだけではなく、eBookとか、PDFでダウンロードできる形式のものを渡します。あとは、コースのmp3データですね。これは案外人気があって、通学通勤中に聞きたいという人、あるいは復習として聞きたい、車の中で聞きたいという人もいて、その方々のためにこのmp3データを用意します。例えば、AdobeのMedia Encoderとか使えば、1クリックで簡単にmp4データをmp3データに変換出来ます。それから、Udemyのデフォルトで用意されているクイズ機能で、Q&A作るとか。理解度を測るテストをします。あとはスケジュール表を渡したりですね。例えば、Udemyコースクリエイションみたいなコースを作ったのであれば、「10日間でUdemyのコースをローンチしましょう。1日目はアイディア出ししましょう。2日目、バリデーション、ニーズのチェックをしましょう。3日目、何をしましょう。9日目、最後にインスタグラムであなたのサムネイルを投稿してください。10日目ローンチです。」みたいな感じで、スケジュール表をPDF1枚とか、あるいはKeynoteでまとめてあげたりします。あとはワークシート。eBookはただ単に読むだけですが、そうではなく、お客さんが書き込み出来るようにしておきます。他には、宿題を出すとか、ボーナスコンテンツを渡す、みたいな感じで、補足教材のアイディアは沢山あります。単純にビデオレクチャーだけにしないでください。他に別の形式でmp3でもPDFでも別の拡張子の教材を追加してあげると知覚価値があがります。

知覚価値を上げる方法#02. Bロールを挿入する

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裏技2は、Bロールです。これはリテンションを上げる裏技です。例えばスクリーンキャストのコースだったら、ずっと僕が喋っているだけじゃつまらない。だから、たまに撮影風景いれてみたりとか、別アングルから撮ったものをいれてみるとか。あるいはKeynote、PowerPoint、Canvaで作ったビジュアルのデータを動画に差し込むとかですね。たまに自分の喋る、ミートーキング(me taking: カメラ目線の動画)を入れるとか。1カメだけでやらずに、Bロールを突っ込んでいくと、より知覚価値の出るコンテンツになります。

知覚価値を上げる方法#03. 一眼レフ or ミラーレスを使って撮影する

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裏技3は、一眼レフ、あるいはミラーレスです。良いカメラ使ってください。良いカメラを用意したら、良いレンズが必要になってきて、良いカメラと良いレンズを取り扱おうと思ったら、軽いペラペラな三脚じゃだめだから、割といい三脚も必要になってきて、となるんですけど、お金がかかるのは仕方ありません。シンプルに僕が言いたいのは、「動画のクオリティを上げましょう。」ということです。映像だけ良くてもだめで、やっぱり音声のクオリティも上げなきゃだめです。

例えば僕らはGH5SそしてGH4の2カメで撮っています。2つのカメラを別アングルで撮って、それを編集する時に混ぜているんですね。さらにBロールとかを突っ込んでいます。さらには、背景をカッコよくするためにスタジオ借りてやっていますし、照明も用意していますね。Apature Mark2という15万円クラスの照明があるんですけど、それを顔に照らしながらやっています。さらには、音声も良くするためにRodeのマイクを付けたりとか。ソニーのワイヤレスマイクを付けてやったり。どうやったら良い映像になるかということに意識を当てて作っています。これをやると、スクリーンキャストとか、あるいはKeynoteとかPowerPointだけで作った紙芝居形式のものよりも知覚価値が上がります。(と信じています)

知覚価値を上げる方法#04. 教育目的のお知らせを使う

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裏技4は、教育目的のお知らせです。UdemyにはEducational Announcementというものがあって、月に4回送れます。ここで追加コンテンツを渡していきます。オンラインコースというのは静的で、情報がアップデートされていかないんですね。でも、月4回はライブで何かを配信できます。もちろん教育目的なのでセールスしちゃダメです。あくまでも教育目的で、受講生の役に立つ、ウェビナー開催してみたりとか、あるいはQ&Aセッション作ってみたりとか、ポッドキャスト配信したりとか。こういう追加コンテンツを提供し、そのリンクを渡していきます。こうして、具体的な価値を与えてください。ただ単に何か渡せば良いってことじゃなくて、必ず価値、ベネフィットを与えてください。そうすると、ただ単に¥1200払ってコースを受講しただけなのに、更に追加で毎月4回も、何か良いノウハウ教えてもらえる!とポジティブな印象を与えることができます。当然、そう言うコースの知覚価値は上がります。

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上の画像の右に出ているのは山田さんのコースなんです。先日、教育目的のお知らせを使って「金持ちアピールしている人を信じてはいけない」と言うポッドキャストを配信していました。その理由を音声で話しています。ポッドキャストをしてお客さんとの繋がり、エンゲージメントを出しているということですね。「続きはこちら」ということでリンクが出ているんですけど、ここから飛んでいくと、山田さんのポッドキャストに飛んでいきます。そして山田さんが「金持ちアピールしている人を信じてはいけない。」ということについて話してくれている音声が聞けます。山田さんのポッドキャストに価値を感じた人は、オンラインコースそのものへの価値も同時に感じるようになります。

まとめ

僕がUdemyに参加した時、まさか自分が月間$6700も稼げると思っていませんでした。毎月10万円ほどの収入になればいいと気軽に考えていた程度でした。実際にやってみると、想定していた労力の半分ほどで、想定していたよりも遥かに大きなコース売上になりました。もちろん参入タイミングが良かったと言うもあるでしょう。今ほどデジタルマーケティングのコースがUdemyには供給されていなかったので、市場の需給のバランスが崩れていて、わりと簡単にコースが売れていきました。そう言う意味では運が良かったとも言えません。全部自分の実力だと言えれば嬉しいんですが、悲しいことに、これら売上は僕の実力を遥かに超えるものでした。Udemyのおかげです。そう言う意味では、Udemyを選んだからこそこれだけ経済的にハッピーになれたのかもしれません。

Udemyは僕たちの実力以上にコースが売れる場所です。今後、このマーケットがスケールするかどうかは、僕にはわかりません。もしかしたら供給過多になり、今ほど稼げなくなる可能性も大いにあり得ます。とは言え、オンラインコースを制作しそれを公開するプロセスでたくさんのスキルが身につきますから、仮にこのデジタルコンテンツ市場がなくなったとしても、なんとか食いつないでいけるのではないかと楽観視しています。別に誰かにお願いされて作っているわけでもないので、やりたければやればいいし、やりたくなければやらなくてもいい。家でNetflixを見ているだけでもいいと思います。僕もたまに「どうしてこんなこと説明しているんだろ?」とふと思ったりします。それでも、トータルで見れば、やっぱり良かったなと思っています。

このコースがあなたのオンラインコース作成、オンラインコース販売の一助になれたら幸いです。

4. Udemyでオンラインコースを公開し販売する方法

Last updated on 2019年4月15日 By 石崎 力也

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1. コースのプラットフォームを選択する

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まず、オンラインコースを販売する前にプラットフォームを選択しましょう。自分のスキルをコースにして販売できる有名なプラットフォームとしては、UdemyとかSkillShareなど、海外のものがほとんどです。でも、最近は、日本でもShareWisというサービスもできました。好きなプラットフォームでコースを展開していきましょう。僕としては、Udemyが良いと思います。日本語に対応していますし、利用者もたくさんいますので。それから、講師コミュニティーもあるため、そこに参加すれば講師の方々といろんな情報を交換することができます。

プラットフォームを利用するメリット

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プラットフォームを利用するということは、自分で一からスクールを作成して、自社販売するのでは無く、他人が作成した土地を借りて、そこに自分のコースをアップロードしていくということです。このやり方には、次のようなメリットがあります。

  • プロモーションする必要がない
  • 固定費がかからない
  • 検索エンジンに強い

簡単に自分のコースを販売することができたり、自分でプロモーションする必要がないというメリットがあります。もちろん、プラットフォーム側も営利を目的にしているので、売れているコースをプロモーションすることに力を入れていきます。なので、あなたのコースがあまり人気がないのであれば、ガンガンプロモーションしてくれません。しかし、プラットフォームでコースを公開することで、プラットフォーム内での検索、検索エンジン経由でお客さんが集まってくるので、あなたがプロモーションしなくても売れていきます。

また、独自でスクールを構築する場合は、月に最低でも1万円前後の利用料がかかりますが、プラットフォームを利用する場合は固定費もかかりません。なので、初めてビジネスを始めようと思っている方でも手軽に利用できるといったメリットもあるんですね。

プラットフォームを利用するデメリット

一方で、次のようなデメリットがあります。

  • 販売価格に上限がある
  • 手数料が高い(取り分が少ない)
  • プロモーションに制限がある

Udemyの場合、24,000円以上の値段をつけることができません。手数料に関しては、Udemyがプロモーションして売れた場合、5割かかります。自分でプロモーションした分については、97%受け取れる仕組みになっています。その他、プロモーションのお知らせは、1コースにつき、月に2回までという制限があり、Udemy以外で展開しているコースを販売することは禁止されています。コースの一番最後に設置することができるボーナスレクチャーでは、他のUdemyコースも自社商品も宣伝することができます。

このように、プラットフォームを利用することでデメリットもありますが、勝手にプロモーションしてくれる点は非常に大きなメリットなので、十分利用する価値はあると思います。

2. コースを自社販売する方法

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コースを販売する方法としては、独自のプラットフォームを構築するというやり方もあります。

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例えば、TeachableとかThinkificなどで契約をして、そこにスクールを構築します。費用を極限まで抑えたいならWordPressでも構築することはできます。しかし、プラグインを使用してDIYで構築する必要があり、ちょっと面倒なので、Teachableなどを借りることをお勧めします。

コースを自社販売するメリット

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  • ブランド力を高めることができる
  • 値付けが自由
  • 月額課金のサービスを販売できる
  • 分割決済を受けられる
  • 手数料が安い
  • プロモーションの制限がない
  • リストが取得できる
  • 他のツールと連携できる
  • (アフィリエイト機能がある)

コースを自社販売する場合は、このようなメリットがあります。独自のサイトを作成するので、ブランド力を高めることができます。Udemyのように値付けの制限もありません。10万や20万、100万といった値付けも可能ですし、定期支払いや分割払いといった支払い方法も利用できます。他には、手数料も安いですし、プロモーションの制限もありません。

あまり考えたくないことですが、Udemyが倒産した場合、Udemy講師は顧客情報を取ることはできません。顧客情報がないと、ビジネスを再起させるのは非常に難しくなります。一方、自社販売の場合は顧客情報を保存することができるので、仮に事業が失敗したとしても、顧客情報をもとに再起するのは簡単なので、リスクヘッジが可能です。

さらに、これは結構大きなメリットですが、他のツールと連携することができます。つまり、マーケティングオートメーションを組むことができるということです。Teachableに限っていうと、独自で他のツールと連携できる機能を備えています。もし、それ以外のツールと連携したい場合は、Zapierを使うと、海外のツールであれば大体連携できるようになります。

例えば、僕は、TeachableとConvertKitを連携させて、既存顧客にメールを送信し、約6万円のバックエンド商品を販売しています。Udemyでは個人情報を取ることができないので、このようなメールマーケティングを仕掛けることはできません。

最後にカッコして書いておきましたが、アフィリエイト機能もメリットですね。自分だけでプロモーションするのではなく、商品を購入してくれたお客さんにアフィリエイターになってもらって、宣伝してもらったり、ブログにアフィリエイター募集の固定ページを作成しアフィリエイターを雇っても良いですね。もちろん、コースの販売を手伝ってもらったら、相応の手数料をお支払いします。

ということで、コースを自社販売することのいろんなメリットを挙げましたが、総じて言うと色々と自由にカスタマイズしたり、プロモーションすることが可能になります。

コースを自社販売するデメリット

  • 時間がかかる
  • 費用がかかる

自分でプラットフォームを構築する場合は、スクールを一から構築する必要があるので、ちょっと面倒です。デジタルマーケティングに関するウェブサービスのほとんどは英語圏で使われているものなので、英語が読めないとわからないことあった時に行き詰ってしまいます。新しいことを勉強しなきゃいけないので、学習コストも発生します。いますぐ売上を作りたいのに、そのウェブサービスの操作方法を学習するために多大な時間を投下しなきゃいけないということです。

Udemyなどの場合は、プラットフォームが出来上がっているので、コンテンツをアップロードして、タイトルや説明文、料金などを設定するだけでコースを公開できます。売上もすぐに作れます。でも、自社販売となると、プラットフォームを借りて、サイトの言語を変更したり、ヘッダーを変更したり、とカスタマイズすることが多いので、それだけ時間がかかってきます。Teachableは英語で書かれたシステムなので、日本語に翻訳する必要があります。翻訳しないと、受講生は英語のインターフェースを見ることになります。決済画面が英語だったら、あなたの受講生は商品を購入してくれるでしょうか?

また、費用もかかりますね。Udemyなら、コースが売れたらその利益から手数料が引かれて講師に収益が入る仕組みなので、固定費がかかりません。しかし、独自のプラットフォームを作成するとなると、毎月運営費がかかります。TeachableのBasicプランだと毎月$39、Professionalプランだと毎月$99かかります。僕たちは、3つのBasicプランと1つのProfessionalプラン、さらにThinkificのProプランを申し込んでいるので、オンラインスクールの固定費だけで毎月5万円を払い続けています。

3. コースのタイトルとサブタイトル、説明文の書き方

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Udemyのようなプラットフォームにしろ、自分でスクールを構築するにしろ、コースのタイトルやサブタイトル、説明文は簡潔にします。また、そのコースでどんなことが学べるのかを理解しやすいように書きましょう。

タイトルのつけ方

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  • 上位表示させたいキーワードを含める
  • ベネフィットやターゲットを追加する
  • 短く簡潔にする

まずは、タイトルのつけ方をご紹介します。コースのタイトルには、必ず上位表示させたい適切なキーワードを入れます。例えば、WordPress関係のコースを作成し、「WordPress」というキーワードで上位表示を狙うなら「WordPress」というキーワードは必須です。SEOの観点から、あえて「ワードプレス」とカタカナ表記するのも一つの手です。

それから、ベネフィットやターゲットも記載しておくと良いです。例えば、「1時間でできる!」とか「初心者向け!」みたいな感じです。そうすると、説明文を見なくても、学べる内容や難易度などを簡単に理解してもらえるようになります。

タイトルには無駄な文言は含めずに短く、簡潔にしましょう。Udemyではコースタイトルは60文字まで設定できます。60文字ほどのタイトルに設定しても、Udemy内での検索には影響がありませんが、Googleなどの検索エンジンではタイトルが短縮されます。そうなると、どんなコースなのかわからなくなってしまうので、できるだけタイトルはコンパクトにすることをお勧めします。25文字くらいだと短縮されずに表示されますので、それくらいを意識してタイトルをつけてみましょう。僕たちがリリースした最近のオンラインコースのタイトルはこんな感じです。参考までに。

  • 心理トリガーをプロダクトローンチ に使う具体的な方法
  • コンサルティングの販売方法 – オンラインで完結する顧問契約の結び方
  • 一眼レフ&ミラーレスカメラで撮影したオンラインコースの編集方法
  • チェックリストの作り方 – 誰もが欲しいリードマグネット
  • 世界最強のセールスファネル!トリップワイヤーファネルの作り方

サブタイトルのつけ方

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  • 上位表示させたいキーワードを含める
  • タイトルを補足する情報を追加する

Udemyでもその他のプラットフォームでもサブタイトルは、タイトルよりも長くすることができます。ちなみに、Udemyでは、120文字と限定されていますが、Teachableには制限がありません。

このサブタイトルには、まずはタイトルにも含めた上位表示させたいキーワードを含めます。つまり、「WordPress」というキーワードで上位表示させたくて、タイトルに含めたのなら「WordPress」をサブタイトルにも追加します。そのほかにも、コースに関連する適切なキーワードを含めましょう。例えば、「1時間でWordPressをインストールする方法」というコースなら、「Xserver」とか「ドメイン」とかですね。ただ、いろんなキーワードで上位表示したいからといって、関係ないキーワードを追加したり、無駄にキーワードを詰め込みすぎないようにしてください。タイトルを補足するイメージで、コースの内容が簡潔に理解できるような内容にします。

説明文の書き方

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  • ベネフィット/メリットを記載する
  • コース内容とマッチさせる
  • ターゲットを記載する

説明文は、この3つを意識しましょう。よく、コースの特徴(内容や量など)をたくさん記載しがちですが、そうではなく、このコースを受講することでどんなことができるようになるか、どう変化できるのかといった受講生にとってのベネフィットやメリットを記載します。というのも、お客さんはあなたの商品の特徴よりも、あなたの商品を購入して悩みを解決したいと思っているからです。

なので、例えば「このコースではPDFを配布しています。」ではなく、「PDFを配布しているので、通勤・通学中でも手軽に学ぶことができます。」と記載したり、「デザイナー歴10年のベテランと作成したWordPress使い方コースです。」ではなく、「WordPressで作成したサイトのコンバージョンを2倍にする戦略をお伝えします。」みたいな説明にします。こんな感じで、ベネフィット、つまりお客さんの未来やお客さんの変化に焦点を当てて説明文を書いていきましょう。

また、当たり前ですが、コース内容と必ずマッチさせるようにします。つまり、コースに含まれない内容を記載しないということです。あとは、ターゲットが誰なのかも明確にしておきましょう。「初心者でも大丈夫!」という表現をタイトルに含めたのであれば、コース内容は初心者でもわかるような内容にしなければいけないということです。そうしないと、「内容が難しすぎて理解できなかった。」とか「簡単すぎて既に知っていることばかりだった。」みたいな悪いレビューがついてしまう原因になります。なので、ちゃんと対象となる受講生を記載しておいてください。

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Udemyなら「対象となる受講生を決める」というタブの一番下に「どのような受講生が対象ですか?」という項目があるので、そこに記載することができます。それ以外のプラットフォームでは、コースの説明文に対象となる受講生を書いておきます。そうすれば、間違って受講する受講生を減らすことができます。

これらタイトル、サブタイトル、説明文はSEOに影響してくるので、それを意識して書いていきましょう。

4. コースの値付け

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Udemyコースの値付け

Udemyコースは、最低2,400円から最高24,000円まで、600円刻みで値段をつけることができます。でも、最高値の24,000円に設定しても、その値段で売れるということはほとんどありません。頻繁にセールが行われ、1,200円とか1,400円などの割引価格で販売されるからです。だから、Udemyで公開しているコースの値付けは、それほど難しく考える必要はないと思います。ただ、10時間を超えるような巨大なコースなのに、2,400円の値付けをすると「この人は安い値段でコースを販売している。」と思われて、ブランド価値が低く見られる可能性があるので、そう思われないような適切な値付けは必要です。

その適切な値付けは、ライバルのコースをチェックします。例えば、ライバルが30分ちょっとのコースを2,400円で提供していて、あなたが1時間のコースを作成したなら4,800円にしたり。時間は大体同じだけど、お客さんの悩みをたくさん解決してあげられるような質の高いコースを提供できるのであれば、ライバルよりも値段を高く設定しても良いでしょう。

自社販売コースの値付け

Udemyでコースを展開していると、頻繁にセールスが行われるので、自社販売しているコースの値段も低めに設定してしまいがちです。実は、僕もその1人です。1,200円でコースが売れることに慣れてしまったので、自社販売するコースに3万円の値段をつけても良いのか、と。もちろん、値段を低く設定するとたくさんのお客さんが入ってくるというメリットはありますが、薄利多売になってしまうので、ブログをたくさん書いたり、広告費を支払ったりと、集客に力を入れなくてはいけなくなります。また、値段を低く設定すればするほど、客層が悪くなり、クレームが多くなるのでそのお客さんに対応する時間もかかってしまいます。

SALESPAGE 最初の見込み客1 000人を集める方法  morefree me

ということで、ちゃんと値段に見合うか、値段以上の価値を提供できるのであれば、5万円とか10万円の値段をつけてもOKです。むしろ、そうするべきです。実際に、石崎さんと一緒にやっているmorefreeでは、バックエンド商品(一番売りたい商品)は一括払いで57,900円、分割払いで6,900円×9で販売しています。この商品では、オンラインコースの他にもGoogleグループでメーリングリストを作成して、無期限で何度でも相談できるサービスも特典として追加しています。似たようなサービスを展開している方のコンテンツ量やサービス内容などを総合的に考慮して、この値段にしています。

具体的に、どのように値付けをすれば良いのか迷ってしまう場合は、お客さんの悩みの深さやUdemy同様にライバルのコースや商品を参考にしてみましょう。特に、「健康」や「恋愛」、「お金」のジャンルは3大メガニッチと言われ、稼げるジャンルです。これらのジャンルは、人生においてとても重要なものなので、お客さんの悩みが深い傾向にあります。それゆえに、その悩みを解決するためにはたくさんのお金を投資するのをいとわない人も多いんです。だから、そういったジャンルのコースを展開する場合は、比較的高めの値段で販売しても売れる可能性が高いです。とはいえ、Google検索とかで似たようなサービスを見つけて、そのサービスの値段もチェックするようにしましょう。

5. 顧客0で最初のコースをローンチする方法

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すでに顧客を抱えている場合は、その顧客にプロモーションをすれば比較的簡単にコースを販売できると思います。じゃあ、顧客0でコースを販売する場合はどうすれば良いのか、ということなんですけど、まずは良いレビューを集めましょう。初めて、コースを公開するとなると実績が全くない状態なので、やっぱりお客さんは購入しづらいです。そのため、良いレビューを集めるのです。

また、Udemyには、独自のアルゴリズムがあり、レビューや受講生などを加味してランキングが決定されます。具体的に、どのようにすればランキングの上位にコースが表示されるのかは明らかにされていませんが、良いレビューを集めるということとたくさんコースを売れば良いということは確実です。たくさん売れるコースを優先して販売するのは、営利企業として当然の経営判断です。売れるコースは優先的に顧客に露出されどんどん売れていくし、売れないコースは検索しても上位表示されず死に筋になります。Udemyにはほどほど売れるコースというものはなく、とんでもなくたくさん売れているコースと、全く売れていないコースだけがあります。二極化しているということです。

コースが売れるようになるには、良いレビューが必要なので。まずは、良いレビューを集められるような戦略をとりましょう。良いレビューを集める3つの方法を紹介します。

レビューを集める方法

やり方#01. 友人や他の講師にレビューしてもらう

1つ目はちょっとずるいかもしれませんが、友人や他の講師にレビューしてもらうというやり方です。おそらく5つ星をつけてくれると思います。しかし、ただ5つ星を集めるためではなく、良い点、悪い点を教えてもらってください。そうすれば、どんなことを継続していけば良いかわかりますし、コースを改善することもできます。コースをうまく改善できれば、良いレビューが集まってきます。

また、有料で公開したばかりのコースに良いレビューが着くと「新着人気コース」というタグが付きます。すると、ベストセラーのタグが付く可能性が高まり、コースが爆発的に売れるかもしれません。友人に頼める場合は友人にレビューをお願いしたり、もしくは、Udemy講師が集まるコミュニティーがあるので、そこに参加してレビューをもらいましょう。

やり方#02. 無料でコースを公開する

コースを公開する場合に、有料で販売するのではなく、無料で公開するというやり方もあります。無料なので、たくさんのお客さんがコースを受講してくれます。そして、レビューをもらって、改善し、有料化するという流れです。ただし、無料で公開する場合は、お客さんのエンゲージメントが低くなったり、低いレビューが付く傾向にあります。巷でも、有料商品よりも、無料商品のようがクレーマーが多いということがよく言われています。

以前、僕が通っていた塾の講師は「無料でお試し授業をすると、変な奴が集まってくるから、1000円でも良いから金をとれ。」と言っていました。もちろん、無料コースを受講した方、全員が悪いレビューをつけてくるということではありません。良いレビューをつけてくれる人だっています。このように、無料でコースを公開するとたくさんの受講生を集められるというメリットがある一方で、エンゲージメントが低く悪いレビューが付きやすいというデメリットがありますので、それらを考慮して無料で公開するか有料にするかを決めましょう。

やり方#03. リストに無料クーポンを配布する

3つ目は、リストに対して無料クーポンを配布するというやり方です。Udemyに顧客がいなくても、MailChimpやConvertKitなどのEメールプロバイダーにリストを抱えている場合は、そのリストに対して無料クーポンを配布しましょう。他には、YouTubeやTwitter、FacebookなどSNSのアカウントを所有しているのであれば、そこで配布しても良いですね。

何れにせよ、良いレビューを集めたり、コースを売れるようにしたい場合は、質の高いコースを作成することを意識してください。質の高いコースを作成できれば、自然と5つ星が増えますし、そうなるとコースの売れ行きも良くなっていきます。

6. 次のコースをローンチする方法

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最初のコースを公開して、2コース目以降を作成する場合は、関連コースを作成することをお勧めします。例えば、「初心者向け!WordPressの使い方」というコースを作成したなら、「WordPressでブログを運営する方法」「あなたのWordPressの表示スピードをアップさせる方法」「WordPressで会員サイトを作る方法」みたいな中上級のコースを作成します。そうすると、関連性が高いので、1コース目を購入してくれたお客さんは2コース目、3コース目、4コース目、、、と購入してくれる可能性が高まります。

アイデアの着想を得る

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次のコースのアイデアを得る方法は、いろいろありますが、海外のUdemy講師がよく使う3つの方法を紹介します。

  1. アンケートを取る
  2. レビューを確認する
  3. AmazonやYahoo知恵袋をチェックする

アンケートを取る

アンケートは海外の成功している講師が最も頻繁に使っている方法です。関連コースを作成したいけど、どんなトピックにしようか迷っている場合は、アンケートを取ってみると良いです。自分では、お客さんはこういうことが知りたがっているだろうと思っていても、実際にはそんなことは知りたくないということがあるかもしれないです。逆に、こんなこと別にお客さんは知りたくないだろうなと思っても、実際にはその内容が知りたがっているかもしれません。他にも、お客さんにアンケートを取ることでいろんな気づきを得られますので、オススメです。

Udemyでは、教育目的のお知らせというメールを月に4回まで送信することができます。そのメールで、SurveyMonkeyやTypeform、Googleフォームを使用して、アンケートをとります。もしくは、Q&Aに回答を記入してもらったり、直接メッセージしてもらうのも良いかもしれません。とにかく、お客さんにアンケートを取って、次のコースのアイデアの着想を得ましょう。

レビューを確認する

アイデアを得る2つ目のやり方としては、レビューを確認するというものです。「XXについて知りたい。」というコメントがあって、そのトピックで1コース作成できるなと思ったら、そのアイデアでコースを作成しても良いでしょう。また、自分のコースのレビューだけではなく、他の関連するコースのレビューを確認してみると良いです。他のコースに、「XXの内容があればもっと良かったです。」というレビューがあれば、そこからアイデアが生まれてきますよね。

AmazonやYahoo知恵袋などをチェックする

AmazonやYahoo知恵袋などで関連するトピックを検索してみるのも良いです。Amazonなら関連する書籍を調べ、レビューをチェックします。そこで満足していないお客さんのレビューがあれば、それをコースにしてみたり。Yahoo知恵袋で関連トピックを検索して、悩みを見つけたらそれをコースにしてみたり。いろんなプラットフォームで、コースアイデアの着想を得ることができます。

仮にあなたがコピーライターだとしましょう。Amazonでコピーライティングに関連する本を探してみます。1つ星や2つ星、あるいは3つ星4つ星のレビューを確認してみましょう。彼らはどんな不満や抱え、どのような改善点を求めているでしょうか?

次の2つのレビューはコピーライティングの名著に付けられたものです。

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今では当たり前となったコピー技術ではあるが、その土台となっているものを分かり易く参考をはさみながら解説している。
本書はある種コピーライティングの古典をなっているので少々古臭い部分もあるが、全体を通して読めば何が重要なのかといった答えは見つかるだろう。

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内容はわかりやすくいいのですが、
アメリカの記事の解説が少し読みづらい。

何度も同じようなことを書いているので、本が分厚くなってしまっている。

これら2つのレビューからどんな着想を得られるでしょうか?最初のレビューには「古典」「少々古臭い」とあります。ではあなたは「新しい事例」を題材にしてコピーライティングの教材を作ればうまくいくかもしれません。2つ目のレビューは「アメリカの記事の解説が少し読みづらい」とあります。ではあなたは「日本語で書かれた広告文」を参考にしてオンラインコースを作ってみては良いのではないでしょうか?僕だったらこんな風な思考プロセスで次のコースの着想を得ようとします。

次のコースをプロモーションする方法

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  1. 量を限定する
  2. 期間を限定する

2コース目以降のコースをローンチしたら、既存のお客さんにプロモーションしていきましょう。その際、「希少性」がポイントになってきます。どのように希少性を出すのかというと、量と期間を限定します。

量を限定するというのは、クーポンの数や販売数を限定するということです。Udemyの場合はクーポンを限定しかありませんが、独自のスクールにあるコースをプロモーションするなら、クーポンの数・販売数共に限定することが可能です。例えば、Udemyで2コース目をプロモーションする場合、¥1,200などのクーポンを売り切れそうな量発行します。この時、ちゃんと売り切れる量のクーポンを発行しておくことで、「次にプロモーションがあった時は早めに購入しよう!」というモチベーションが生まれるので、かなり効果的です。

さらに、期限を設けます。つまり、締め切りのことです。締め切りを設けないと、いつでもコースが購入できてしまう状態なので、こうすることで、希少性が増すのでローンチしたばかりのコースが売れやすくなります。

ローンチする際に用意するものリスト

ローンチに必要なもの

では、ローンチする際に用意しておくべきものをご紹介します。

リスト#01. Eメールリスト

まずは、Eメールリストです。リストに対して、直接クーポンを発行したりして、宣伝していきます。また、公開する前には、「今XXに関するコースを作成しています。」みたいな連絡を送って、リストを温めておくと、よりコースが売れていきます。

リスト#02. ブログ記事/動画コンテンツ

コースをプロモーションするためのブログ記事やYouTubeビデオを用意しておきましょう。どんな内容を書けば良いのかというと、宣伝するコースに関連する内容です。もしくは、コースのトピックについてよく受ける質問とその答えを書いても良いかもしれません。YouTubeでも、同じ内容を動画にしてアップしましょう。また、ブログ記事でもYouTube動画でも、SEOを意識して作成するようにしてください。今後も、それらの記事や動画がGoogle検索、YouTube検索に引っかかってくるので、そこから収益を得られますので。

リスト#03. SNS

あとは、SNSです。TwitterやFacebookなどでも宣伝したり、ブログ記事やYouTube動画をシェアしても良いでしょう。

ということで、これを2コース目以降も繰り返していくと、コースが増えるにつれ、受講生も増えていきます。そうなると、検索結果の上位に表示されるようになり、受講生が増え、、、のように雪だるま方式に、ビジネスが拡大していきます。もちろん、収益もどんどん上がっていきます。

7. コースが自動的に売れる仕組みを作る方法

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Udemyでは広告によって、自動的にコースが売れていきますが、そうではなく、独自のスクールを運営して自動的にコースが売れる仕組みを作ることができます。その作り方は、次のステップです。

ステップ#01. コンテンツを作成する

まずは、コンテンツを作成します。このコンテンツというのは、いろいろあります。ブログ記事やYouTube動画、note、Twitterの投稿やFacebookの投稿などです。

ステップ#02. オプトインフォームを用意する

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次は、オプトインフォームです。オプトフォームというのは、Eメールリストを取得するためのフォームを意味します。このフォームを用意するには、ConvertKitやMailChimpなどのEメールプロバイダーと契約しておく必要があります。

ステップ#01で用意したコンテンツは、すべてこのオプトインフォームに繋がるようにしておきましょう。例えば、ブログ記事を用意するなら、その記事の中にオプトインフォームのリンクを埋め込んだり、YouTube動画なら概要欄にオプトインフォームのリンクを載せておいたり。どんな形式でも、必ずオプトインフォームに視聴者を飛ばし、リストを獲得する準備をしておきます。

また、オプトインフォームはポップアップ形式で用意したり、WordPressブログのサイドバーや記事直下などに設置しておきます。もしくは、オプトインページとしてオプトインしてもらうための専用のページを用意しておいても良いです。

ステップ#03. リードマグネットを渡す

実は、オプトインフォームを用意しただけでは、なかなかEメールアドレスハ登録してくれません。なので、登録してもらいやすくするためにリードマグネットを渡します。リードマグネットというのは無料プレゼントで、例えばPDFとかビデオコンテンツ、音声コンテンツ、オンラインコース、Googleグループなどです。「XXのプレゼントをお渡しするので、その代わりにEメールアドレスをフォームで登録してください。」とオファーして、リストを集めていきます。

それで、リードマグネットの渡し方ですが、僕が使用しているConvertKitなら簡単にリストに対して送信することができます。

リードマグネット

ConvertKitでフォームを作成したら、ファイルをアップロードするだけです。すると、読者がEメールを登録した後に、確認のメールが送られ、確認が取れたらそのファイルが自動的にダウンロードできるようになります。

ステップ#04. ステップメールを用意する

ステップメールを作成する

そして、リストを取得したら、そのリストに対してステップメールを送ります。すぐにセールスのメールを送るのではなく、5通ほど教育メールを送ります。教育メールは、後にセールスしたいコースに関連する内容にしましょう。ブログ記事をそのままメールに使用したり、YouTubeビデオを書き起こしたり、もしくは記事などをステップメール用にアレンジした内容を送っても良いです。

ステップ#05. セールス

ステップメールの最後でセールスをします。だいたい、5通前後教育メールを送った後に、2通ほどでセールスをしていきましょう。1通目は、セールスが開始したという内容で、2通目はリマインダーです。つまり、「残りXX時間です。」というメールを送ります。

8. トリップワイヤーテクニック

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トリップワイヤーというのは、英語で仕掛けを意味します。何を仕掛けるのかというと、オファーです。そのオファーはいつ仕掛けるのか。それは、オプトイン直後です。ここでは、高額な商品ではなく、比較的安い商品をオファーします。価格帯としては、5000円未満が良いと言われています。また、ここでオファーする商品をたくさん販売して、稼ごうというのではなく、次に挙げる2つの役割があることを押さえておきましょう。

  1. クレジットカード情報を取得する
  2. 購入障壁を下げる

このようにトリップワイヤーを仕掛ける理由は、2つあります。「クレジットカード情報を取得する」ためと「購入障壁を下げる」ためです。1つ目に関しては、クレジットカード情報を取得すると、プラットフォームでクレジットカード情報を保存してくれるので、再度お客さんにクレジットカード番号を入力してもらわずに、簡単にバックエンド商品(高額商品)を購入してもらえるようになります。

2つ目は、「購入障壁を下げる」ということです。お客さんは、いくらオプトインしてくれたからといって、あなたから何か商品を購入することをためらいます。それはそうです。オプトインすることさえ躊躇う人がいますから。オプトインしてもらったら、高額な商品を販売をしていきますが、一旦、オプトイン直後に、お手頃な、購入しやすい商品をオファーすることで、あなたから商品を購入するという障壁を1つ超えてもらうわけです。そうすると、お客さんは1つの壁を超えたので、次にオファーする商品を購入してもらいやすくなります。

morefreeのケーススタディー

LIMITED 参入ジャンルを決定する方法  morefree me

僕がやっているmorefree.meでは、オプトイン直後に15分間限定のオファーをしています。「最初の見込み客1000人を集める方法」という商品のオプトインページでは、「あなたの参入ジャンルを決定する方法」という商品を1900円でオファーしています。このように、2万円とか10万円みたいな高額な商品ではなく、比較的安い商品をオプトイン直後のアップセルでオファーします。

どのようにオプトイン直後にオファーをしているのかというと、ConvertKitのリダイレクト機能を使用して、オプトインページからセールスページにお客さんを飛ばしています。

他のセールスの際にも言えますが、この時Deadline Funnelを使用して厳密な締め切りを設けることをお勧めします。Deadline Funnelsには、カウントダウンタイマーを表示する機能があるので、それをセールスページに表示しておくと、よりコンバージョン率が高まります。

3. 魅力的なUdemyのオンラインコースを作る11のコツ

Last updated on 2019年4月3日 By 石崎 力也

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コツ#1:適切なコーススタイルを選ぶ(スライド形式かライブ形式か)

コースを作成する方法は大きく分けて2つあります。1つはスライド形式で撮影する方法。もう一つは、ライブ形式で撮影する方法です。僕はコースの80%ほどをスライド形式で撮影し、20%ほどはお客さんとの繋がりを作るためにライブ形式で撮影するようにしています。

それぞれの特徴についてまとめました。あなたにあった撮影方法の選択に役立ててください。

スライド形式で撮影する方法

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スライド形式で撮影する方法は、とても簡単です。PowerPointやKeynote、Googleスライドを活用して、プレゼン形式の資料を作成し、資料をパソコン画面に表示させて、スクリーンキャスト形式でレクチャーを作ります。

スライド形式の撮影方法には、次のようなメリットがあります。

  • 顔出し不要なので身なりを気にする必要がなく気軽に撮影ができる(例えばこの写真のようにコタツに入って撮影することもできます)
  • スライドさえ作成すれば、あとは画面を撮影しながら話すだけなのでスピーディに動画コンテンツを作成することができる
  • スクリーンキャスト形式なので撮影から編集まで一気にできるので素早くコンテンツを作成できる
  • 動画コンテンツを初めて作成する人にはハードルが低いのでオススメである

このように多くのメリットがあります。しかし、逆にデメリットもあります。

  • 顔出ししていないのでパーソナリティを出しづらい
  • スライド画面で見ている受講生の集中力を維持し続けるにはそれなりの工夫が必要で軽快なトーク力が求められる場合がある

このように、デメリットもあります。それでもスライド形式はそれを補うだけのたくさんのメリットがあります。特に、これから初めてコースを作るという人はスライド形式がおすすめです。

ある程度動画コンテンツ作りになれるまでは、スライド形式でコースを作ると気軽にコースづくりができて何コースも作り続けることができるようになります。

ライブ形式で撮影する方法

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ライブ形式とは、自分の顔を出してカメラに向かって直接話しかけて動画コンテンツを作る撮影方法です。

ライブ形式のメリットは次の通りです。

  • 強いパーソナリティが出るのですばやく信頼関係を作ることができる
  • 受講生が直接話しかけられているような形になるので集中して見てもらいやすい
  • ボディーランゲージで言葉以外の非言語メッセージを届けることができる

このようにライブ形式にはたくさんのメリットがあります。しかし、デメリットもあります。

  • 顔出しが苦手な人にはハードルが高い
  • トークが苦手な人だと画面に話し続けるのは大変である
  • 撮影から編集までに時間がかかるので動画制作の負担が大きくなる

このように、ライブ形式の撮影は、スライド形式に比べてハードルが高くなります。

ライブ形式は、カメラ撮影のスキル、照明のスキル、トークのスキル、撮影後の編集のスキルなど、さまざまなスキルが必要になってきます。

特に、一番たいへんなのは、トークのスキルです。テレプロンプターがあれば、カメラを見ながら文字を読んで話すことができますが、テレプロンプターがないと、自分の話す内容をある程度暗記する必要があります。

僕は、暗記が苦手なので、暗記して話すのはとても苦手です。俳優さんがドラマや映画で暗記してセリフを話しているのを見るとつい尊敬してしまいます。

このような理由から、ライブ形式の撮影は、ある程度スライド形式で慣れてからトライするのがいいでしょう。

コツ#2:予算別の推奨機器から選択する(スライド形式)

スライド形式で撮影するために必要なのは3つです。プレゼンテーションツールとスクリーンキャストができるソフトウェアとパソコンに接続するコンデンサーマイクです。最後に僕が使用している、撮影を効率化する補助ツールも紹介します。

プレゼンテーションツール

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Googleスライド(¥0)

一番オススメなのは、無料で利用できるGoogleスライドです。

クラウド上で操作することができ、高機能でありながら無料で使うことができます。もちろんオフラインでの操作も可能です。費用をかけずに手軽にスライドを作ることができます。

Keynote(¥0)

Macの方であれば、Keynoteもおすすめです。操作が直感的にできるので、オシャレでデザイン性の高いスライドを手軽に作ることができます。

PowerPoint(¥16,000 / 月額¥1,000〜)

有料でも高機能なプレゼンツールを使いたい方は、MicrosoftのPowerPointがおすすめです。Windows、Macの両方で使うことができ、高機能で使いやすいので、費用をかけてもいいという方は、こちらでもいいでしょう。

スクリーンキャストツール

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スクリーンキャストツールを使ってパソコンの画面を録画・録音します。

一つだけ守ってほしいことは、スクリーンキャストツールは、必ず有料のものにしてください。そして、次の2つのツールのうち、必ずどちらかのツールを使うようにしてください。

なぜなら、スクリーンキャストツールを無料のものにしたり、他のツールを使ってしまうと、膨大な時間を無駄にするからです。

今回紹介する、この2つのツールのどちらかを使えば、大きな時間の節約になりますし、クオリティの高い撮影や編集が可能になります。

Camtasia(¥29,601 / アップグレードは¥11,828)

直感的に操作ができ、トリミングやカット編集、テキスト挿入など、よく利用する編集がとても簡単にできます。

有料のツールですが、無料トライアルが利用できるので、買う前に試してから購入したいという方は無料で試してみてください。

ちなみに、CamtasiaはMacでも利用はできますが、Macの方は次に紹介するScreenFlowのほうがオススメです。

ただし、Windows、Macの両方使いの人であれば、Camtasiaを購入して、WindowsとMacで利用するという選択肢もあります。

ただ、Mac版のCamtasiaは英語なので若干使いづらいかもしれません。

ScreenFlow(¥10,800)

ScreenFlowは海外のコンテンツマーケッターが一番利用しているスクリーンキャストツールで、動作が軽く、編集もやりやすく、とても人気があるツールです。

日本語で利用できますし、何より、ツールとしての安定性が非常に高いツールです。動画編集をしているときに、ツールが落ちて、最初からやり直し、なんていことがほとんどありませんので、安心して動画編集をすることができます。

MacのCamtasiaはたまにツールがクラッシュしてしまい、ツールを再度立ち上げなければならないことがあります。でも、ScreenFlowはそのようなことがありませんので安心です。

Macの方であれば、CamtasiaよりもScreenFlowのほうがおすすめです。

コンデンサーマイク

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Udemyでコースを作る上で一番重要なことは、高品質な音声で録音することです。そのために、大事なことは、高品質なマイクで録音すること。これを怠って、廉価なマイクを使ってしまうと、かなりの高確率でホワイトノイズが入ってしまい、Udemyから取り直すように言われてしまいます。

ホワイトノイズは、マイクの指向性とも関係があり、どのようなマイクを選ぶかによって、いい音で録音できるかできないかがほぼ決まってしまいます。

Blue Snowball(¥9,980)

僕がおすすめするマイクは、Blue Snowballというマイクです。

価格帯も1万円以下と安く、それでいて、ホワイトノイズが入りづらい高品質なマイクです。しかも、軽くて持ち運びに便利なので、場所を選ばず撮影をすることもできます。

補助ツール

Rode / PSA1 Studio Arm と Blue Radius 2(¥8,980 / ¥6,780)

Blue Snowballだけでももちろんいい音が録音できるのですが、更に高品質な音を録音するには、RODE ( ロード ) / PSA1 Studio ArmとBLUE ( ブルー ) / RADIUS 2の利用をおすすめします。

PSA1 Studio Armはこちら。

Blue Radius 2はこちら。

この2つを利用することで、口元にBlue Snowballのマイクを持ってくることができます。ラジオ番組でトークする人がマイクを口元に近づけて話しているようなイメージです。

口元にマイクを持ってくると、余計なノイズが入りづらく、聞き取りやすい高品質な音声で録音することができます。

TASCAM / TM-AG1(¥2,380)

僕は、これに合わせて、ポップガードを使っています。ポップガードは、唇を開くときになる、「パッ」というリップノイズを軽減してくれるツールです。TASCAM ( タスカム ) / TM-AG1を使うと、口の雑音がマイクに伝わらないので、よりクオリティの高い音声で録音が可能です。

サウンドハウスで購入すると、Amazonよりも安く買える場合があるので、Amazonとサウンドハウスを比較して安い方で購入するといいでしょう。

コツ#3:予算別の推奨機器から選択する(ライブ形式)

ライブ形式で撮影する場合には、カメラとマイクと三脚、そしてスタジオと照明が必要になります。

カメラ

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ライブ配信カメラを選択する場合、大きく3種類の選択肢があります。1つ目は、パソコンに取り付ける形式のカメラです。2つ目は、ハンディカムビデオカメラです。そして3つ目は、一眼レフカメラです。

それぞれに、メリット・デメリットがありますので、予算と合わせて検討してみてください。

Logicool ロジクール C922 プロ ストリーミング ウェブカム(¥13,500)

まずは、パソコン取り付け型のカメラです。おすすめなのは、Logicool ロジクール C922 プロ ストリーミング ウェブカム C922。

フルHDで、非常に綺麗な画質で撮影することができます。ここで、一つ注意してほしいのは、間違ってもパソコン内蔵カメラで撮影はしないことです。

非常に画質のクオリティが低くなり、映像としての質が悪くなります。

ライブ配信をする場合は、多少コストはかかりますが、最低でも、このような外付けのパソコン取り付け型カメラを利用するようにしてください。

ライブ配信をする場合の予算として一番安く撮影できるツールです。

ハンディカムビデオカメラ(¥24,000)

そして、次はハンディカムビデオカメラです。これは、どんなものでも構いません。安いものだと、2万円前後で購入することができます。

ハンディカムビデオカメラは、長時間撮影に向いていて、自動でピントを合わせてくれのるで、初心者でもとてもスムーズに動画撮影をスタートさせることができます。

GH4(¥150,000〜) / GH5(¥250,000〜)

そして、最後は一眼レフカメラです。一眼レフカメラは、プロっぽい非常に高品質な画質で動画を撮影することができます。

背景をぼかして、人にだけフォーカスを当てて撮影したり、明るさやコントラストを調整して、きれいな画像で撮影したりすることができます。

おすすめなのは、LUMIXのGH4かGH5です。

GH4はすでに生産終了しているのですが、中古で購入することができます。

GHシリーズは動画撮影によく使われている一眼レフカメラで、本格的な映像を撮ることができます。プロもよく利用しているカメラです。

ただ、値段が少し高めなのと、操作性が難しいのでカメラの使い方をしっかりと学ぶ必要があります。

いきなりチャレンジするには、少しハードルが高いですが、将来的に、慣れてきたらチャレンジしてみるのもいいと思います。

画像のクオリティは、他のコースと大きく差別化することができますので、いずれは、トライしてみてください。

最初から最高クオリティの撮影にトライしたい方はGH5がいいでしょう。

マイク

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ライブ形式で撮影する場合でも、座ってテーブルを用意して撮影するのであれば、Blue Snowballのようなスタンドマイクで問題ありません。ただ、立って話す場合、ピンマイクかガンマイクのどちらかが必要になります。

可能であれば、2つ利用することで、より高品質で精度の高い音声でレクチャーを作ることができます。

ピンマイクは活用方法が2種類あります。一つは、ワイヤレスで、カメラなどに設置して利用する方法です。ただ、このやり方だと無線機が必要になります。わりと高額なので、予算に余裕がある人はこちらを検討してみてください。

SONY ( ソニー ) / UWP-D11(¥53,800)

SONY ( ソニー ) / UWP-D11 ワイヤレスマイクセットが最もおすすめです。

音声の別撮りをしなくていいので、編集作業が少しだけ楽になります。

ピンマイク

もし、ワイヤレスが難しい場合は、iPhoneなどのスマホにピンマイクを指して録音するか、ボイスレコーダーにピンマイクを指して録音する方法があります。

ただ、この場合は、あとで映像と音声を編集で同期させる必要があります。Adobe Premiere ProやFinal Cut Proで映像と音声を簡単に同期できます。

ピンマイクを選ぶ際に、一つ注意してほしいのは、指向性です。指向性というのは、どの方向の音声を録音するかというもので、全指向性や単一指向性などがあります。

全指向性というのは、マイクから全方向の音声を録音するマイクで、単一指向性というのは、マイクが向いている一方向の音声だけを拾うマイクです。

ピンマイクを選ぶ際には、単一指向性のものをなるべく選ぶようにしましょう。そうすることで、口もとに向いている音だけを拾えるので、雑音が入りにくくなります。

サウンドハウスなどで「単一指向性 ピンマイク」で検索すると一覧で表示されますので、予算や用途に合わせて選んでください。

ガンマイク

そして次は、ガンマイクです。

ガンマイクは、狙った方向の音声を録音できる単一指向性のマイクです。カメラなどに取り付けて録音することができます。

ピンマイクの場合、洋服の擦れる音などノイズが入る場合があります。ガンマイクであれば、そのようなことがなく、狙った方向の音をきれいに録音することができます。

ドラマなどで利用されている録音機材は、多くがガンマイクです。ピンマイクとガンマイクの両方を使って、音声を録音し、あとで編集してより高品質な音声に仕上げています。

可能であれば、ピンマイクだけでなく、ガンマイクも利用して撮影することで、ノイズが入った場合、編集で調整することができます。

ピンマイクだけだと、もしも、ピンマイクの音にノイズが入ってしまうと、そのノイズ除去に時間がかかってしまいます。

なるべくなら、同時にガンマイクも利用して、複数の音声を録音してリスクヘッジしておくと安心です。

Rode NTG2(¥25,000)

RODE ロード NTG2 コンデンサーマイクはおすすめのガンマイクです。

このマイクは非常に高品質でプロも利用するガンマイクです。予算に余裕があるのであれば、こちらのガンマイクを利用するといいでしょう。

三脚

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そして、次は三脚です。

ライブ形式の撮影で、もしハンディカムのビデオカメラや一眼レフカメラを利用する場合、三脚が必要になります。

三脚は、値段もピンきりで高いものだと何万円もしますが、普通に撮影する分には、それほど高機能な三脚は必要ありません。

5,000円前後の安い三脚で大丈夫です。ただし、一つ気をつけたいのは、三脚の高さがどの程度出せるかです。高さを出せる三脚は、若干割高になります。

理想は、170cmぐらいの高さは出せるようにしたいところです。もし、立って撮影する場合、低い三脚を使うと、カメラが下からのアングルになってしまいます。

基本的にカメラは、目線と同じ高さで撮影するのがベストです。三脚もいろいろ種類がありますので、メーカーはお好みでいいですが、高さだけは、購入の際に確認して低すぎる三脚を選ばないようにしましょう。

Manfrotto Befree(¥30,000)

この撮影にはManfrottoの三脚を利用しています。軽く持ち運びに便利な三脚です。僕らはこの三脚に、プロンプターとカメラの両方をのせていますが、グラグラすることはありません。

Manfrotto 055シリーズ(¥40,000)

自宅やオフィスのスタジオで撮影する場合は、もう少し重さのある三脚を選んだ方が、安定感が増すので無難です。出先ではなく、スタジオで撮影するときはこの055シリーズを使っています。どっしりとした作りなので、フルサイズのカメラに大きなレンズをつけてもびくともしません。

スタジオ

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ライブ形式で撮影する場合、背景が重要になります。またノイズの小さい撮影環境を選ぶことで音声クオリティもアップします。ちなみにこの映像は、越後湯沢にあるホテルの最上階にあるラウンジお借りして撮影をしています。

Airbnb(¥10,000〜¥40,000)

もし自宅の背景がそれほど洗練されていない場合は、Airbnbなどでホストから許可を得て撮影するのもありだと思います。光がたくさん入る大きな窓があるとベターです。カメラのセンサーがたくさんの光を拾い、パリッとした綺麗な映像に仕上がります。

Ss

先日、軽井沢のログハウスを借りて撮影しました。Airbnbで見つけた一泊4万円の物件です。

月単位で借りるAirbnb(¥150,000〜)

コンテンツを作り込むときは、月単位で借りるのもおすすめです。パートナーの石崎さんは、1ヶ月単位でAirbnbを借りると言っていました。マレーシアやフィリピンのプール付きコンドミニアムを借りて、大きな部屋で撮影するのも面白いかもしれませんね。東南アジアの物件であれば15万円ほど、アメリカやカナダであれば25万円ほど出せば、十分に居心地のいい部屋を借りれるそうです。

照明

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もう一つ、ライブ形式の撮影で注意したいのは、照明です。撮影場所によりますが、部屋のあかりが暗い場所で撮影する場合は、別途照明を購入する必要があります。照明はプロでも頭を悩ませる問題です。光の量、光の色、影、アングル、リフレクターなど考えることはたくさんあります。僕たちも動画を撮るときは、いつも照明の配置にたくさんの時間をかけています。

Proxelle(¥8,000)

照明は、「キーライト」と「フィルライト」の2種類使うことで、奥行きのある映像を撮影することができますので、なるべく2つ照明を用意しましょう。

Amazonで、安く購入できます。僕が購入しているのは、Proxelle(プロクセル) 写真撮影用照明セットです。こちらは8,000円ほどで購入できて、2つ照明がついてくるのでおすすめです。

他にも一眼レフカメラに取り付ける照明などもあるので、もし一眼レフカメラで撮影する場合は、そのような機材を購入して、なるべく明るい映像を撮影するように心がけましょう。

Aputure Mark2(¥100,000)

この撮影にはAputureというプロ用のライトを使っています。光量が強いので、キーライト1つだけでも十分に綺麗な絵を撮ることができます。

コツ#4:カメラに関する専門用語を理解する

ライブ形式で撮影する場合は、スライド形式よりもはるかに大変で機材もたくさん必要です。しかもライブ形式は、自分の顔や洋服も映りますので、その辺を考えて撮影する必要があります。

そのため、スライド形式の撮影よりも意識しなくてはいけない部分がたくさんあります。

ライブ形式で撮影する際に重要なことをピックアップしてまとめていきますので、参考にしてください。

一眼レフカメラを使う場合

一眼レフカメラは、とてもクオリティの高い映像撮影ができるので、最近では一眼レフカメラで動画撮影をする人が増えてきています。

その代わり扱いに注意が必要な部分も多いので、事前に一眼レフカメラで気をつけておくべきポイントを押さえておきましょう。

カメラの連続動画再生時間を把握する

一眼レフカメラを使う場合は、まずカメラ自体が動画の連続再生がどのぐらい可能なのか事前に調べておいてください。

最近の一眼レフカメラは動画の長時間の連続撮影に対応したカメラも販売されるようになってきましたが、古い一眼レフカメラだと動画撮影を連続して30分以上できない場合があります。

事前にあなたが撮影する一眼レフカメラで30分以上連続撮影が可能かどうか確かめておいてください。30分以上撮影できないカメラで撮影していると、途中でカメラが強制的に撮影を止めてしまいます。

一つ一つのコースを30分以上撮影することはあまりないかもしれませんが、長く撮影して途中で編集する場合も出てくるかもしれません。

ですので、ちゃんとそのへんのことを把握した上で撮影したほうが安心です。

おすすめなのは、GH5です。動画撮影に向けた一眼レフカメラとして様々な配慮がされているカメラです。

30分以上の連続再生はもちろんですが、SDカードを2枚入れることができるため、動画の容量が大きなデータでも、安心して撮影することができます。

ただ、GH5は25万円前後の予算が必要になるので、そこまで投資できないという方は、GH4でも問題ありません。

GH4はGH5ほどではありませんが、30分以上の連続撮影も可能ですし、動画撮影に向いている一眼レフカメラとして有名です。

予算も15万円ほどに抑えることも可能なので、予算的に厳しいという方はGH4でいいと思います。

一眼レフカメラの撮影基礎知識

一眼レフカメラにはオート機能を使って自動で明るさやピントを合わせてくれる機能があります。ただ、それだと一眼レフカメラを使う意味があまりなく、ハンディカムで撮影しているのとさほど代わりがなくなってしまいます。

一眼レフカメラを使うメリットは、状況に合わせて、マニュアルで明るさやボケ具合を調整して、質の高い映像を撮影できるところにあります。

一眼レフカメラを使う際に知っておくべき最低限の知識を学んでおくことで一眼レフカメラをスムーズに効果的に活用することができます。

・F値(絞り)

F値というレンズの絞りを調整する機能があります。この値を小さくすることで背景をぼかして撮影することができます。F値を下げると絞りが解放されるので画面は明るくなります。F値の数値をあげるとレンズが絞られて光の取り込む量が少なくなるので画面が暗くなります。

F値を小さくすることで背景をぼかして撮影することができますので被写体以外をぼかしたい場合はF値を下げてください。

もし明るすぎて白飛びしている場合は、他の部分と調整して明るさを最適な状態にしていきます。

・シャッタースピード

シャッタースピードは、シャッターを切るスピードを調整できる機能です。¼ ⅛ などのように表示されていて、シャッタースピードを早くすることで光を取り込む量を調整することができます。

シャッタースピードは、あまり動きのある状態で遅くしてしまうと残像が残りすぎてしまいます。逆にあまりにも素早くしすぎても、違和感のある映像になってしまいます。

リアルに撮影する場合は1/50ぐらいがちょうどいいでしょう。1/1600など早いシャッタースピードにしすぎてしまうと、パラパラ漫画のような映像になってしまって違和感がでます。

シャッタースピードを早くして撮影するのは運動会の撮影や、スポーツの撮影など動きの早い被写体を撮影するときにきれいに取るために利用します。

シャッタースピードは遅くすると光を取り込む量が多くなってしまいます。撮影状況に合わせて、他の要素と調整する必要があります。

余談ですが、夜景や星空などの撮影の場合はシャッタースピードを遅くして少ない光を多く取り込んで綺麗な映像にします。

・ISO感度

ISO感度はデジタルカメラが光をとらえる能力のことを言います。ISO感度を上げることで光を捉える量を上げることができます。

ISO感度は暗いところで撮影する場合に向いている機能ですので、もし撮影場所に最適な光の量を取り込めない場合はISO感度を上げて調整します。

ただし、ISO感度はあまりに上げすぎるとザラつきが発生してしまいますので、あまり上げすぎないようにF値やシャッタースピードと合わせてきれいな映像で撮影できるように調整する必要があります。

ハンディカムカメラ撮影の基礎

ハンディカムカメラは安価に購入できて長時間撮影に向いているカメラです。特別な知識がなくてもすぐに撮影できるので初心者にはおすすめです。

ただ、ボケ感を出したり高画質で撮影するのには向いていないので、普通の映像になってしまいます。しかし、簡単に撮影できるという点では一番優れているので、素早く撮影したい人はこちらを選択する方がいいでしょう。

ホワイトバランスはオートに設定する

ハンディカムカメラによって付いているものと付いてないものがありますが、ホワイトバランスを調整できるカメラがあります。

その場合、ホワイトバランスはオートにしておきましょう。下手にいじると、画面全体の色が青みがかったり、赤みがかったりと違和感のある色味になってしまう可能性があります。

知識があってホワイトバランスをしっかりと調整できればいいのですが、知識がない状態でいじると、おかしくなってしまうのでホワイトバランスは初期設定のオートにしておきます。

ハンディカムカメラを利用してコースを撮影する場合は、初期設定の状態で録画するだけである程度クオリティの高い映像を撮影することができますので、カメラが苦手というかたであれば、ハンディカムカメラで撮影すると簡単にスタートできます。

三脚を利用する

ライブ配信をするときは、一眼レフカメラであれハンディカムカメラであれ、しっかりと三脚に設置して撮影しましょう。

三脚を選ぶ際の注意点がいくつかありますので、予算に合わせて選択しましょう。

三脚を選ぶ際は高さに注意する

撮影する際に座って撮影するのか、立って撮影するのかによって、三脚の高さがどこまで高くできるのかを知った上で購入する必要があります。

2000円〜3000円と安く購入できる三脚もありますが、安い三脚は、あまり高さを出すことができません。だいたい、150cmぐらいまでの高さしか出せないものが多いです。

5000円〜6000円ぐらいの三脚になると、170cmほどまで高さを出すことができる三脚が多くなります。

もし、座って撮影するのであれば、150cmほどまでの高さでも十分ですが、立って撮影するのであれば、高さを出せる三脚を用意した方がいいです。

基本的にカメラの位置は目線と同じにすることで一番安定感のあるアングルで撮影することができます。

でも、もし立って撮影するのにカメラが低い位置にあると、コースを見ている受講生を上から見下ろしている構図になってしまいます。

この構図で撮影してしまうと、受講生は講師から見下ろされて圧迫感を感じてしまいます。

なので、もし立って撮影する場合は、自分の身長と同じか、もしくは少し高くなる三脚を購入して撮影した方がいいのです。

このように、自分がどのような状況で撮影するかを考慮して三脚を選んでください。安いからという理由で、高さが出ない三脚を買ってしまうと、コース制作のクオリティを下げてしまうことになります。

三分割法でバランスの良い構図にする

山田さん 魅力的なUdemyのオンラインコースを作る11のコツ

カメラで撮影する場合に被写体をどこに配置するかの基本知識を覚えておくことでレベルの高い撮影をすることができます。

カメラの真ん中に自分の被写体を置いて映像を撮影するのもいいのですが、三分割法と言う構図の知識を覚えておくことでワンランク上の映像を撮影することができます。

画面のライン状の4箇所に被写体を置くことで、一味違った映像を撮影することができます。

左右のどちらかに空間を作り、空いた空間に絵や花などを置いて、バランスを取ると、「ちょっと違うな」という印象を受講生に与えることができます。

しかも、この構図でコースを作っていると、空いている空間に見せたい画像を差し込んだり、テロップを入れてより学習しやすいコースを作成しやすくなります。

質の高い音声で録音する

ライブ配信の撮影で一番気をつけたいのは、音声の録音です。間違ってもカメラの内蔵マイクで録音した音声をメインで使わないようにしてください。

オススメの録音方法は大きく2種類あります。一つはピンマイクを使って口元の音声を高品質に録音する方法。そしてもう一つはカメラにガンマイクを設置して録音する方法です。

それぞれ特徴がありますので、ご自身がやりやすい方を選択してください。

ピンマイクを使う

ピンマイクは、ライブ撮影をする上で自分の衣服につけて口元の音声を拾うことができる最も高音質で録音することができる方法です。

一番オススメしたいのはピンマイクです。ただし、デメリットとしては、映像と音声を後で同期させて、ピンマイクの音声を映像と合わせる作業が出てしまうことです。

AdobeのPremiere Proというプロが利用する高機能な編集ソフトを使えば簡単にピンマイクの音声と映像を同期させることができるのですが、安い編集ソフトを使っている場合、別撮りの映像と音声を綺麗に同期させることはできません。

Premiere ProやFinal Cut Proなど高機能な動画編集ソフトを持っていて使える方であれば、こちらの撮影方法が最もおすすめです。

ガンマイクを使う

ガンマイクは一眼レフカメラやハンディカムカメラに外部から取り付けて利用するマイクです。狙った方向の音声をピンポイントで録音することができますし、映像と音声が同時に保存されるので、後で映像と音声を同期させる必要がありませんので、高機能な編集ソフトがなくても簡単に編集作業を行うことができます。

ただ、ガンマイクは狙った方向の音をクオリティ高く録音するので、余計な雑音を拾ってしまう場合があります。

撮影前に、ガンマイクで雑音を拾いすぎていないかチェックをしてから音声の質を確かめてから撮影しないと、撮影した後に、大きな雑音が入ってしまって使えないということになる可能性があるので、その辺は気をつけてください。

コツ#5:超安上がり(合計24,800円)のツールでオンラインコースを作る

最も安い予算でUdemyコースを作成するために必要なツールをご紹介します。これから初めてUdemyコースを作るという方は参考にしてみてください。

スクリーンキャストツール

安価にUdemyコースを作成するために絶対に必要なのはパソコン画面を録画できるスクリーンキャストツールです。

WindowsとMacで使えるCamtasiaが一番有名です。価格は、29601円かかります。

Macを使っている方であればScreenFlowもおすすめです。価格は129ドルなので、日本円にして約14000円ほどです。

Camtasiaよりも割安なのでMacの方はScreenFlowがいいでしょう。

スクリーンキャストツールは有料ですが、このツールへの投資は絶対に避けて通れません。もっと安いツールや無料のツールもあることはあります。

しかし、編集がやりづらかったり、制限があったりと全く実用的ではありません。Udemy講師になって稼ぎたいのであれば、この2つのツールのどちらかへの投資は必須と言えますので、ここは頑張って投資してください。

マイクを選ぶ

スクリーンキャストツール同様マイクへの投資も絶対に欠かすことはできません。マイクはピンからキリまであるので安いマイクを買おうと思えば2,000円以内で買うこともできます。

しかし、そのような安いマイクを使ってしまうと、必ずと言っていいほどホワイトノイズが入ってしまって、高品質な音声で録音することができません。

マイクでおすすめなのはBlue Snowballというマイクです。

このマイクは1万円以内で購入することもできますし、それでいて非常に高クオリティな音声で録音することができます。

軽くて持ち運びも便利ですし、ホワイトノイズも入りづらいので、一番おすすめなマイクです。

僕は、ずっとこのマイクを使っていますが、とても高品質で音声を録音することができています。

余計な設定も必要ありませんから、初心者の人でも使いやすいです。

最低限スクリーンキャストツールと高品質なマイクがあれば最も安い予算でコースの作成をスタートさせることができます。

コツ#6:説得力のあるスライドのデザインを使う

スライドのデザインはコースを作る上でとても重要な要素です。デザインというのは、一瞬で価値をわかりやすく伝えることができるのでパッとみて、「おしゃれ」と思ってもらえるようなデザインでスライドをつくましょう。

ただ、デザインはゼロから全てを作っていると時間もかかりますし、デザインセンスがない人が作ってしまうと、ダサいスライドを作ってしまいかねません。

そこでおすすめなのはスライドのテンプレートをダウンロードして、それを編集してかっこいいデザインのスライドを作る方法です。

試しに「スライド テンプレート」と検索してみて下さい。無料でかっこいいデザインのテンプレートをダウンロードして使うことができます。

Googleスライドを使ってテンプレートをもとに、あなたのコース用にスライドを編集することで素早くおしゃれなスライドを作ることができます。

ただ、もっとおしゃれでかっこいいデザインのスライドを作りたい場合は、Envatoelementという有料サイトを利用した方がいいです。

月16.5ドル支払えば、クオリティの高いデザインのスライドをダウンロードし放題です。しかも、写真や音声、動画素材などもダウンロードし放題ですので、Udemy講師として質の高いコースを作っていきたいのであれば契約しておくといいでしょう。

月に2,000円ほどの投資で、あらゆるデジタルコンテンツのテンプレートをダウンロードできますから、大きな時間の節約になります。

コツ#7:環境をコントロールして素晴らしい音声で録音する

スライド形式で撮影する場合も、ライブ形式で撮影する場合も、環境音には特段の配慮が必要です。

どんなに良いマイクを使っていても、周りで雑音が出ているとノイズとして音を拾ってしまいます。

ほとんどの方が自宅の室内で撮影すると思います。そのときに、普段気にならない環境音がマイクを通して雑音として入ってしまう場合がありますので注意してください。

質の高いマイクは、高いクオリティで音声を拾いますので、環境音を意図せず拾ってしまう場合もあります。そのため、部屋の環境音で雑音となる機器を止める必要があります。

エアコンを消す

エアコンの音は一番雑音になりやすいので注意してください。ただ、冬の寒い日や夏の暑い日はエアコンを止めると寒すぎたりあつすぎたりするので、体調管理に注意が必要になります。

温度差が激しいときは、エアコンを止めてる間に録音する時間をコントロールして風邪を引いたり、脱水状態になったりしないように、適度に休憩をはさみながら撮影をしてください。

冷蔵庫の音は要注意

録音する場所と冷蔵庫が近い場合、冷蔵庫のノイズもマイクで拾ってしまう可能性が高くなります。

その場合は、撮影中に冷蔵庫を止めて撮影する必要があります。

ただ、冷蔵庫はあまり長時間止めていると、中に入っているものがくさったり、氷が溶けたりして、問題が起きる場合もあるので、そのへんは注意が必要です。

特に夏の暑い日は冷蔵庫を止めているとあっという間に中身が悪くなったり、溶けたりしますので、さらに注意が必要です。

なるべくなら、冷蔵庫から離れた場所で撮影を行うようにして雑音が入りづらいように気をつける必要があります。

パソコンの音

パソコンによっては、内蔵されているファンの音がうるさいパソコンもあります。ファンがうるさいパソコンの近くにマイクを置いておくと、その雑音が入りやすくなってしまいます。

マイクはなるべく口元に近づけることで雑音が入りづらくなりますので、ファンの音がうるさいパソコンを使っている場合は、なるべく口元にマイクを持ってきて、録音するように気をつけてください。

ただ、マイクをあまりに近づけすぎて大声を出してしまうと音割れがおきてしまう可能性があります。口元にマイクを近づける場合は事前に音割れしていないかテストしてから撮影をスタートさせるようにしましょう。

外の車の音やバイクの音

閑静な住宅街に住んでいる方であればさほど気にする必要はありませんが、自宅が大通りに面している場合、外の車の音やバイクの音がうるさい場合があります。

その場合、簡単で効果的な対策がありますので、実践してみてください。

まずは、カーテンを閉めます。音は窓ガラスから入ってきますので、カーテンを占めることで多少外の音が軽減されます。

それと、なるべく窓ガラスから離れて撮影するようにしてください。そうすることで、ノイズが入りづらくなります。

ただ、これらは、ちょっとしたノイズ軽減にはなりますが、本質的に音を遮断できるわけではありません。

もしあまりに外の音がうるさい場合の選択肢の一つとして、バスタオルや毛布などをかぶりながら、マイクに向かって話すことで、外の音をかなり遮断することができます。

ただし、これは、撮影にかなり負担がかかりますので、あまりにひどい場合だけにしてください。

どうしようもない場合は、車通りの少ない時間にコースを作成するという選択肢もあります。ご自身の環境に合わせて最適な時間に撮影するように工夫してみてください。

コツ#8:素晴らしい背景を選ぶ

ライブ形式で撮影する場合、可能であれば背景も意識してみてください。ただ、これは、自宅の環境にかなり左右されますので、できればで大丈夫です。

例えば書斎などがある方であれば、本を背景に撮影していると、「これだけ本を読んでいる人なんだな」ということを受講生に、暗に伝えることができます。

背景というのは、その人のライフスタイルや価値観を伝える方法としてとても強力な効果を発揮します。

例えばですが、自分がお金持ちだということをアピールしたい場合、言葉を使って「僕はお金持ちです」というよりも、何も語らずにタワーマンションの高層ビルで撮影した背景を用意するほうが圧倒的に効果的です。

人は、言葉で「お金持ちです」と言われた場合それを自分の脳で拒絶することができます。「いやいや、嘘でしょ」という感じで脳が否定できるんです。

でも、背景でお金持ちしか持てないようなものが何気なく置かれていると、潜在的にその情報をキャッチして「この人お金持ちなんだな」と自分で自分を納得させる効果があります。

これは、マーケティング手法としてもよく使われる手法です。

あなたがどのような人でどのような分野の権威なのかを一発で示したいのであれば、背景にあなたの関連する分野の情報を入れておくと効果が高くなります。

例えばですが、ダイエットの専門家なのであれば、ダイエット関連の書籍が大量にある本棚を背景に撮影したり、カメラの専門コースを作っているのであれば、背景に自分の持っているカメラを並べた棚を作って、その前で撮影したりするんです。

こうすることで、専門家としての権威性を言葉を使わずに受講生に伝えることができます。これらの非言語メッセージはブロックできないので、とても強力な威力を発揮します。

ぜひ、やってみてください。

コツ#9:照明に気を配る

ライブ形式で配信する場合は、照明にも気を配る必要があります。一眼レフカメラのレクチャーのところで、F値、シャッタースピード、ISO感度について話しましたが、これらの調整も照明によってかなり変わってきます。

照明の基礎知識を知っているだけでかなりクオリティに差が出ますので、基本的なことだけおぼえて実践してみてください。

しっかりした照明で撮影する場合、メインとなるキーライトとおさえとなるフィルライトを使うことで非常にクオリティの高い映像を作ることができます。

照明を使って明るくする目的は、ただ被写体を見やすくするだけではありません。照明の効果は、映像に立体感を持たせるためです。

カメラというのは3Dのリアル世界を2Dで撮影しています。なので、どうしても平面的な映像になりがちなのです。

そこで、照明を使って奥行きや影を出すことで2Dの世界を3Dの世界に見えるように調整する必要があります。

人はカメラで撮影した2Dの世界をそのままの2Dで見ていると映像として違和感を感じてしまいます。ちょっとおかしな話ですが、2Dのものを2Dとしてみると変だなと思ってしまうんです。

だから、2Dの世界をより3D世界に近づけるように立体感を出して映像として違和感がないようにする必要があります。

キーライト

キーライトは撮影する場所に一番影響している光源のことです。日中であれば、窓から差し込む太陽の光がキーライトになります。

夜であれば、室内の照明がキーライトになります。

まず把握するべきなのは、キーライトがどちらの方向から差し込まれているかを意識してください。

キーライトだけで、十分な光の量になっているのであれば、カメラの露出設定だけで綺麗な映像を撮影することができます。

でも、もしキーライトの光源の量が少なくカメラで撮影していても薄暗くて顔がはっきり見えないようであれば、照明器具を使ってキーライトの光量を増やす必要があります。

その場合、キーライトと同じ方向から照明機器を使って光を当ててください。キーライトを無視して、被写体に光を当ててしまうとおかしな影ができてしまう場合があります。

そうなると、映像が不自然になってしまい顔にも変な影ができてしまう可能性があります。照明一つで、カメラの撮影クオリティはかなり変わりますので、撮影前に、事前にカメラで光の状態をチェックするようにしましょう。

フィルライト

フィルライトは、撮影現場では「おさえ」と言われていて、キーライトの補助的な役割をします。

人の目は、とても優秀なので光が当たっていない部分でも周りのちょっとした光の反射を感じて暗い部分を認識することができます。

なので、部屋が多少薄暗くても、影になっている部分が暗くて見えないということはまずありません。

でも、カメラはそうはいきません。もし露出に対して一定の光量に達していない陰の部分は、真っ黒に潰れてしまいます。

そのような、カメラで起こる不自然な状態を人の目で見ている状態に近づけるのがおさえの役割です。

おさえは光源ではありません。なので、そこに光がなくても当てていい光で、キーライトの補助的な役割を担います。

おさえの最適な位置は、カメラと講師を結んだ線上のカメラの後ろ側でレンズよりも高い位置です。

ただし、おさえの光量は、キーライトよりも4分の1ほどおさえた光量にします。なるべくディフューザーという光を拡散させるものを使って、カメラの斜め上から講師に光を当てます。

そうすることで、顔をくっきりと映し出すことができます。

コツ#10:あなたのコースをもっと魅力的にするために最適な編集をする

編集は料理に例えると調理に当たる大事な部分です。最適な編集をすることで撮影した動画素材をより際立たせることができます。

編集で特に意識したいのは、最適な音量にすること、そして不要な部分を積極的にカットしてより受講生がコースを受講しやすいレクチャーにすることです。

スライド形式やライブ形式によっても編集のポイントがありますのでそれぞれについて解説していきます。

スライド形式の編集のポイント

スライド形式で撮影した場合、次の4つのポイントをおさえて編集することで質の高いレクチャーを作ることができます。

  1. 最適な音量
  2. 不要部分のカット
  3. 画面のズームアップ
  4. テロップ挿入

それぞれ、解説します。

最適な音量

スライド形式で撮影する場合、マイクが近づきすぎると音割れする可能性がありますし、マイクが遠すぎると声が小さくて聞き取りづらくなる場合があります。

実際に撮影して、「声が小さかったな」とか「声が大きすぎたな」などと後から気づく場合があります。

その場合は、編集の段階で最適な音量に調整してください。最適な音量は-6dbから-12dbの間で推移している状態です。

ただし、このような波形はPremiere Proなどのような高品質なツールを使えばタイムリーに確認できますが、CamtasiaやScreenFlowだと確認することができません。

なので、これらのツールで編集している場合は、イヤホンで確認しながら音量を確認することをおすすめします。

多くの受講生がiPhoneなどのスマートフォンでイヤホンから受講しています。イヤホンで綺麗な音量で聞き取れていれば、パソコンで聞いてもしっかりと聞き取れる音量です。

何度も編集を重ねていれば、どの程度の音量が最適なのかだんだんとわかってきますが、最初は最適な音量がどの程度かなかなかわからないものです。

手間を惜しまずにイヤホンを使って音を聴きながら最適な音量に調整して編集をしてください。

不要部分のカット

コースを作っているとどうしても噛んでしまったり、変な間をあけてしまう場合があります。

自分では意図してなくても、雑音が入る場合もあります。そのような場合は、積極的にその部分をカットして受講生が聴きやすいように編集してください。

僕もついついやってしまうのですが、「あ〜」とか「え〜」とか話す前入れてしまう場合があります。

もし、そのような余計な言葉を入れた場合、可能であれば、その部分を積極的にカットしましょう。

撮影時にも後から編集できるように撮影することが重要です。もし、噛んでしまってその部分をカットしたのであれば、少し間をあけてから改めて噛んでしまった部分を撮影するようにしましょう。

そうすることで、カット編集がやりやすくなります。

それに、話し手は気づきづらいのですが、「間」もなるべくなら入らないように積極的にカットしてください。

話し手はそれほど間をあけている感覚がなくても、受講生はちょっとした間でもとても長く感じてしまいます。

テンポよくコースを受講してもらうためにも、意図しない間はまめに削除してください。

たまにあまりに丁寧すぎて話すのが遅すぎてちょっとした内容が長時間になっているコースを見かけます。きっと、ゆっくり丁寧に聞きたい人に合わせて作っているのでしょうが、そのようなことは気にしなくて大丈夫です。

Udemyには再生速度を変えることができます。0.75倍速、0.5倍速とスピードを遅くすることができます。

なので、丁寧すぎて遅すぎるトークではなく、テンポよく軽快に話すことを心がけてください。そうする方が、受講生は集中力を高めてコースを受講してくれます。

実際、早口の人の話を聞いている方が、集中力が高まり記憶に定着しやすいという科学的データもあります。

なので、遅くより早くを意識してコースを作成しましょう。

画面のズームアップ

パソコン画面の操作方法を解説する場合は、解説している箇所をズームアップして見やすくしてあげる配慮をすることで、受講生の評価は高くなります。

スマホで見ている場合、ただでさえ、画面が小さいので、説明箇所がズームされていないと、どこを説明されているかわからない場合があります。

マウスの箇所をズームアップして解説してあげることで、見ている側はストレスなくコースを受講することができます。

編集の手間は増えてしまいますが、このようは配慮があるかないかで受講生の評価に大きな違いが出てしまいます。

手間を惜しまずやってみてください。

テロップ挿入

スライド形式でわかりずらい箇所や補足したい部分があったら、積極的にテロップを挿入してわかりやすくしてあげてください。

文字が挿入されることで、受講生の集中力を維持する効果もあります。

テロップの文字は大きめにしてわかりやすい色を使いましょう。白地に黒枠などはとても読みやすいですし、背景と重なりずらいので、配色で悩むようであればこちらをおすすめします。

ライブ形式の編集のポイント

ライブ形式の編集で注意したいポイントは次の5つです。

  1. 最適な音量
  2. 不要部分のカット
  3. カラーバランス
  4. テロップ挿入
  5. Bロール

それぞれ解説していきます。

最適な音量

ライブ形式の音量で気をつけるのは音量が低すぎないか気をつけてください。ピンマイクを胸元付近まで離してしまうと音量が小さめになる可能性があります。

マイクによっても違いますが、少しピンマイクを口元に近づけて撮影するようにすれば、音が小さくて聞こえづらいということはありません。

編集で音量を大きくすることはできますが、あまりに低すぎると、編集ソフトでも大きくするのに限界がありますので、少し音を大きめに録音して編集で少し下げるぐらいのほうがちょうどいいです。

それと、ライブ形式の場合はどうしても雑音が入りやすくなります。ピンマイクは単一指向性という一方向の音声を録音できるマイクを利用することでノイズは入りづらくなりますが、それでも多少は入ってしまう可能性があります。

そういうときは、ノイズリダクションという機能を使ってノイズを軽減する必要があります。

ただ、ノイズリダクションはあまり使いすぎると、自分の声もロボットのような声になってしまうので、なるべくなら使わないように録音の段階でノイズが入らないように最善をつくすことが大事になります。

音声はコース制作の成否を決めるほど重要な部分なので、より意識して撮影するようにしてみてください。

不要部分のカット

ライブ形式での撮影はなるべくボディーランゲージをつけて動きを出して撮影するようにしましょう。そうすることで、見ている人の集中力を保ちつづけることができます。

あまりにも動きがないと集中力が途切れて、途中で見るのをやめてしまう可能性があります。なので、なるべく大きなアクションで手を動かして画面に動きをつけてみてください。

そして、ライブ形式でのカットはスクリーンキャプチャ形式の撮影よりも少なめにするように意識するとクオリティの高い映像になります。

ライブ形式の撮影であまりにカットが多いと、カクカクして画面が切り替わるのでクオリティとしてあまり良いとはいえません。

このような編集をジャンプカットといいます。ジャンプカットは極力減らすように撮影の段階から意識するといいでしょう。

とはいえ、どうしても間が空いたり、噛んだりしてカットをする必要がある場合も多いはずです。

特に慣れていないうちは、間違ったりすることも増えるでしょう。なので、意識としてはなるべくジャンプカットが起きないようにしつつ、間違ったり失敗した場合は積極的にカットして編集してください。

カラーバランス

ライブ形式の配信の場合、カラーバランスにおかしなところがないかチェックしてください。撮影環境や、カメラの設定で画面の色が暗かったり明るすぎたりした場合、調整する必要があります。

Premiere Proにはルメトリカラーという機能があるので、この機能を使って、ちょうどいい明るさや色に調整することができます。

もし、色の調整がいまいちよくわからないけど、ちょっと暗いから明るくしたいなどという場合は、自動調整の機能があるので、そちらをワンクリックすれば、簡単に調整することができます。

テロップ挿入

Ss 139

ライブ形式の場合でも重要な箇所にテロップを入れることで受講生に重要な部分を強調して教えることができます。

テロップが入ると記憶に定着しやすいので、積極的に活用してみてください。

テロップを入れる際は、トランジションという機能を使って動きをつけることでプロっぽい演出にすることができます。

ひと手間かけることで、受講生に「他と違うな」と思ってもらいやすくなります。

Bロール

ライブ形式の最中にスクリーンキャスト形式の動画で解説した映像を差し込むことで、よりわかりやすい解説の動画を作ることができます。

ライブ形式だとどうしても文字や言葉だけの表現になりがちですが、Bロールを使って、話している内容と関連性の高い映像や画像を流すことで、受講生にイメージしてもらいやすくしたり、わかりづらいことをわかりやすく伝えることができます。

Bロールの一手間があるだけで、全く違ったレベルのコースを作ることができます。なぜなら、やっている人がほとんどいないからです。

だから、やるだけで他と大きく差別化ができるというわけです。

コツ#11:高画質な動画をエクスポートする設定を知る

レコーディングの最適な設定は、カメラの解像度とフレームレートの設定を正しく行うことと、エクスポートのときに最適な状態で書き出すことです。

ベストレコーディング

撮影時の最適な録画方法は1920×1080のフルHD形式で撮影することです。Udemyでもこのサイズでの撮影が推奨されています。

そして、フレームレートは29.97fpsがおすすめです。フレームレートというのは1秒間に何枚の画像を表示させるかという設定です。この場合だと1秒間に約30枚の画像を表示させるという設定になります。

フレームレートが高ければ高いほどよりなめらかな映像で撮影することができます。ただ、高いフレームレートはスポーツなど大きな動きのある映像をなめらかに撮影するときに利用されることが多いので、普通の撮影では、29.97fpsで十分です。

一般のカメラでもデフォルトの設定は、解像度が1920×1080でフレームレートは29.97fpsになっている場合がほとんどですので、この設定で撮影することをおすすめします。

拡張子は.mp4での撮影が一般的ですので、特に設定しなければ.mp4でデータが保存されています。

最適なエクスポートの設定

書き出す場合も、1920×1080の29.97fpsで書き出すようにしてください。CamtasiaやScreenFlowで書き出す場合は、.mp4の拡張子で書き出せばOKです。

Premiere Proで書き出す場合は、コーデックをH.264にして拡張子をmp4にして書き出ししてください。

コーデックというのは、どういうプログラムを使って圧縮・変換や復元をするかということです。

動画は音声と映像の2種類があってとても大容量になりますので、圧縮する必要があります。その種類がコーデックです。

圧縮・復元をすることをエンコードといいます。圧縮したままだと再生できないのでデータを復元することをデコードといいます。

そしてよく目にするmp4という拡張子があります。これは、コンテナと言って、イメージでいうとダンボールのようなものです。そこに、動画コーデックであるH.264や音声コーデックのMP3などが入っているイメージです。

ですので、mp4というコンテナでも入っている中身が違って再生できないという場合があります。そのため、映像制作をするのであれば、コーデックの基礎知識は最低限覚えておく必要があります。

動画コーデックでH.264にする理由は、圧縮率が非常に高く、画質も良いからです。 しかも、パソコン / モバイル機器 / HD 機器など、様々なデバイス上で扱うことができるという特徴があります。

最新のビデオ圧縮標準規格として、今後数年間で広く普及すると予測されています。ですので、H.264で書き出ししておけば、どんな状況にも対応できるということです。

このポイントさえおさえておけば、データの書き出しでミスすることはありません。

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