(僕らはこの風景を見るために、仕組みを必死で作りました)
ネットビジネスとかオンラインビジネスは一種のバズワードでそこらじゅうで使われる言葉になりました。それゆえ、届く必要のない人にまでメッセージが届き過剰に人々を刺激しているように思えます。すでに堅固な職業を持つ人がネットビジネスに参入してくるのを見ると「なんで?」と思わずにはいられません。そのまま仕事を続けていたらもっと幸せになれたかもしれないのに。彼らが何を思ってネットビジネスに参入したかはわかりませんが、必要以上に盛った文章が彼らを反応させたのは間違いありません。
今回お届けするノウハウはこちら
イージーマネーではない
販売者はより多くの顧客を集めるために意識的にあるいは無意識的に誇張した文章を使ってしまう傾向にあります。成約率を上げるというとカッコよく聞こえますが、換言すれば必要のない人にまで商品を売るということです。盛った文章に反応した人は、実際にやってみると広告文との違いに驚愕し、激怒します。「コピペで月収1000万円突破したと言ったじゃないか!」と。なんと情報弱者。やば。
はっきり言います。Udemyを含めネットビジネスはイージーマネーではありません。確かに寝ててもPayPalに入金があるのは事実です。この文章を書いている間にも人々はセールスレターを読み、そのうちの一定数は商品を購入しようかどうか真剣に悩んでいるでしょう。いや、もうすでに購入してしまったかもしれません。しかし、Easy Moeny ではない。寝てても稼げる状態を作り上げるために、寝れない日が続いたことを白状せねばなりません。わかりますか?大事な生命時間の2ヶ月も3ヶ月も投下して、普通のサラリーマンが1年かけて働く労働時間を一気呵成に積み上げるわけです。土日返上は当たり前。
動機は何か?
中途半端なモチベーションで続けられるものではありません。それなりに強力な動機を持たないことにはネットで稼ぐことは不可能でしょう。もちろん公益性のある建前のような動機は不要です。あなたを駆動するピュアな動機を知りたいのです。僕の場合は「家族で旅行を続けたい」という強力なモチベーションがありました。トラベルがどれだけ僕らの結婚生活をハッピーにしてくれたことでしょう。インドネシアのギリ島で夕日を見ながら水上ヴィラで800円の窯焼きピザを食べた時、そのうまさに涙が出そうになりました。稼いでてよかった心底から過去の自分に感謝したし、これからも稼ぎ続けろよと未来の自分を激励した瞬間でした。もっとももっと旅行を続けたい。旅の中に生活を埋め込みたい。書店で地球の歩き方を開きエメラルドグリーンに輝く海を見るだけで、僕の場合土日を返上して働くことができます。
目標は何か?
ドラッカーは言いました。What do you want to be remember for?(何によって憶えられたいか?)と。動機はいわば小目標を達成するためのエネルギーです。率直に「金のため」で事足ることもあるでしょう。目標はもう少し遠くの出来事であり、継続的に仕事を続けるためのモチベーション、大げさに言えば「生きる意味」みたいなものです。なくてもいいけど、あると便利なツールが目標です。仕事のクオリティをガラリと変えます。
「私が十三歳のとき、宗教の先生が、何によって憶えられたいかねと聞いた。誰も答えられなかった。すると、今答えられると思って聞いたわけではない。でも五〇になっても答えられなければ、人生を無駄に過ごしたことになるよといった」(ドラッカー名著集『非営利組織の経営』)
僕の好きなドラッカーの名言です。この問いは自己刷新を促す問いです。声に出して読むだけで背筋がピンと伸びるような高潔なアイディアです。この問いかけを繰り返すだけで3年後、5年後の仕事の質はガラリと変わります。今よりもクールで、誇らしくて、あらゆる面でベターな自分を描くはずです。今の自分よりも少しだけ素晴らしい人間になるにはどうすれば良いか。問えば問うほど、毎日の一挙手一投足がそちらに向かいます。
なぜ教えることを選ぶのか?
そもそもなぜ教えることを選ぶのか。教えずともお金を稼ぐことはできます。物を売るリテイラー、物を作るメーカー、物を売るのを手伝うマーケター。いずれも教えることとは無縁の職業だけど、お金を稼ぐことはできます。なぜ教えなきゃいけないのか。教えることでどんなメリットがあなたにあるのか。暫定的でもいいから答えがあると、自分自身を鼓舞する理由になります。