ブレインストーミング。ブレイン(脳)をストーミング(ぐちゃぐちゃ)にせよ。なんかすごい言葉ですね。これまでのレクチャーであなたが何を教えれば良いか決まったはずです。決まってなくても着想は得られたはずです。着想すら得られてない場合は、とにかく手を動かして色々と頭の中にあるアイディアを紙に落としてみてください。ある人はスタバのナプキンの裏にアイディアを書き留めるだろうし、ある人はA4用紙にぎっしりとリストアップするでしょう。ブレストのやり方は問いません。制限なく自由にアイディアを文字に置き換えていってください。
今回お届けするノウハウはこちら
1つだけを選ぶ
出たアイディアから光るものを1つだけ選びましょう。光らなかったら別になんでもいいです。テキトウに「どれにしようかな、神様の言う通り♩」とかで決めても構いません。僕の場合は息子(生後8ヶ月)の指差しで次に行く場所を決めることがあります。アイディアを選んだら次にブレークダウン。塊をほぐすわけです。小さなまとまりにするわけです。ここで少しUdemyコースの2パターンを説明させてください。Udemyには次の2つのパターンがあります。
- アルティメットコース
- トピックコース
アルティメットコースとは?
アルティメットコースは、文字どおり「究極のコース」です。彼らがアルティメットとコースに名前をつけるとき、それが意味するのは、初心者からプロになるまで必要なことを全て教えるぜ、なんですね。だから容量も膨大です。試しにアルティメット(ultimate)と検索をしてみましょう。レクチャーの総時間と価格に注目してください。
12時間、9時間、36時間。ハンパない量ですね。レクチャー数も136講義、107講義、182講義と巨大です。プライスも比較的高めに設定されています。$195、$200、$200。これがアルティメットコース。要はこれひとつあれば大丈夫!みたいなコースですね。Udemyのロングセラー商品は、このアルティメットコースの形態をとることが多いです。やっぱりお得感がありますよね。これ1つのコースでゼロからプロになれるんだ!って。例えばリアル店舗のウェブディベロッパーコースを受講すると100万円はザラです。そう考えると、2万円前後で同じコンテンツを買えるのは驚愕ものです。しかも僕が検索した時は、セールス中で、$19(1900円)で販売されていました。やば!
あなたにはこのアルティメットコースを作る選択肢があります。ご想像の通り、作るのはシンドイです。ましてやこれが初めてのコースであればかなり苦労するはずです。やりたい人はやってみてください。僕の場合、免許皆伝コースがアルティメットコースです。
トピックコースとは何か
トピックコースとは、アルティメットコースの一部を販売するイメージです。あるいはマニアックな内容を扱うイメージ。アルティメットコースは初心者向けであるのに対し、トピックコースは中級・上級者向けであるとの見方もあります。幾つか具体例を見てみましょう。
一番上のコースはアルティメットコースです。The Platforms Biggest & Most Popular Photoshop Courseですね。121レクチャーあり、28.5時間のコンテンツ量。967人から評価を受けていることから、売れているコースであると判断できます。その下の2つ(Photoshop Tutorials : Turn Family Photos Into Art と Photoshop for Entrepreneurs – Design 11 Practical Projects)はトピックコースです。
1つ目は、ファミリーフォトをアートにしましょうというコンセプト。かなり限定的なトピックですよね。トピックコースの典型です。ファミリーを持たない人は対象外のコースです。仮に家族がいたとしても、家族写真をアートにすることに興味のない人は購入しません。逆に言うと、家族がいて、家族写真をアートにしたいと思っていた人にとってはど真ん中のコースです。そうそう、それが欲しかったんだよ!というコースになるわけです。
二つ目も同様にセグメントを区切っています。起業家のためのフォトショップとあります。起業家をターゲティングしています。起業家じゃない人は、受講しても意味のないコースです。逆に起業家にとっては、アルティメットコースを受講するよりも「起業家のために作られた」このコースを受講する方が有益です。
トピックコースは比較的レクチャー数が少なく、レクチャー総時間もそれほど大きくありません。教えたい内容が具体的である場合、このトピックコースから始めるといいかもしれません。
アルティメットコースとトピックコースの違いを図にまとめた
アルティメットコースは抽象的というか、扱う範囲が広い分、広く浅くを心がける必要があるので初歩的なことを教えることになります。1つのトピックを突き詰めてディーブに教えるトピックコースは、やはりレクチャーの内容が具体的になります。抽象的だからといって、哲学的な内容を話せとかそういう意味ではないので勘違いしないようお願います。