稼いでいるUdemy講師って僕のことじゃないです。僕自身が生徒して参加したコースの中でも特に成功しているコースのプレゼン資料(KeynoteやPowerPoint)には共通の特徴がありました。彼らはきっと稼いでいます。だってたくさん生徒がいますもん。彼ら稼いでいるUdemy講師の資料は次の要点をおさえています。
- シンプル
- 喋りで勝負
- 適度な量の写真とグラフ
- 見やすい文字色と背景色
- デフォルトのテンプレートを使わない
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資料はシンプルに
何事もシンプルが一番です。Udemyのコースにおいても然り。入り組んだコースを作ると生徒が混乱します。資料も然り。シンプルなスライドにしましょう。ごちゃごちゃした資料は嫌われます。無意味なエフェクトや、ぐるぐる目の回るようなトランジションはうざいだけです。素人感が出るだけでなく、センスのなさも露呈してしまうので、デフォルトのトランジションを使うか、一つのシンプルなトランジションに統一しましょう。
喋りで勝負せよ
たくさんブレット(中黒点・箇条書き)を出して、文字を詰め込みすぎたスライドを見るとゾッとします。まるで文字だけの教科書を読んでいる感じに襲われます。これは動画のコースです。書籍ではありません。受講生の大半は、動画の閲覧を期待しています。文字の読み上げは期待していません。文字を読みたい時はKindleで本を開きます。Udemyを見る時は、動画でのレクチャーを期待しているわけです。資料には最低限の文字だけを詰め込み、詳しい解説はグラフやイメージ、喋りでやりましょう。
適度な量の写真とグラフを使う
「たくさん写真を使ったほうがいいですか?それとも文字だけで勝負したほうがいいですか?」という質問をたまにいただきます。答えは「必要であれば」です。生徒の理解が進むなら写真やグラフなどのビジュアルを使うべきだし、当たり前ですが理解の妨げになるならビジュアルは使わないほうがいいに決まっています。Ready For One という小説が2014年に出ました。VR(バーチャルリアリティ)の世界を描いたものです。面白いので一度読んでみてください。優れた小説は無駄がありません。伏線を張ったら必ずそのオチをつけます。いわば写真やグラフも説明をわかりやすくする伏線です。下手くそな小説は伏線をたくさん張りながらもオチをつけてないことがあります。「なんでそれをココで出したの?」「その登場人物別にいてもいなくても一緒だよね」という愚痴が出るような小説です。資料も同じ。意味のない写真や意味のないグラフを使う理由はありません。使うならちゃんと説明してください。写真やグラフを使うなら、ハイクオリティなものを使ってください。ピクセルが浮き出たような汚い絵は使わないようにしましょう。
見やすい文字色と背景色
黄色背景に白文字は読みにくいですよね。紺色背景に黒文字も読みにくいです。一番読みやすいのは、白背景に黒文字です。最近は見なくなりましたが、昔は見にくいブログがたくさんありました。どんな意図を持ってその色を選んだのか全く理解できない色使いをしているブログ。先に挙げたように、濃い原色の背景に、似たような色の文字色。それじゃあ読めないよ!と不平不満を垂れながら結局読んでいたんですが、最近はGoogleがそういうサイトを圏外に飛ばしているようです。なるほど、見なくなるわけだ。
デフォルトのテンプレートを使わない
デフォルトのテンプレートは他人とかぶります。説明しながら耳痛いのは、僕自身が手抜きでデフォルトのテンプレート使うときがあるからなんですけど。ブランディングを意識するのであればオリジナルのテンプレートを作った方がいいです。Keynoteであればマスタースライドをちょいちょいいじるだけでいいんですけどね。凝ったものじゃなくていいです。シンプルで、見やすくて、キモくないテンプレートがいいですね。
最後に
プレゼン資料に関して見ていただきたいページが2つあります。「Bad Presentatin」「Designing Presentation」で検索してください。どちらも英語で書かれたサイトですが、プレゼンの絵を見るだけで何が良いか何がダメかわかると思います。僕も資料制作の前はこれら2サイトを確認し復習します。