うちの息子は8ヶ月です。僕がUdemyコースを集中的に作った時は、4ヶ月、5ヶ月のベイビー中のベイビーでした。寝返り打てない赤ちゃんがうつぶせ寝にされて死にました・・・みたいな本を読んだので、怖くて幼稚園にも保育園にも預けられません。7つの習慣のファミリー版を読むと、こんなことが書かれていました。
「幼稚園や学校の先生の75%は人格的に未完成の人、少なくとも教える立場になるべきではない人ばかりである」
なるほど、我が身を振り返ってみても、小中高、本当にしょぼい先生ばかりでした。自分の気分次第で生徒を殴る。意味のわからない論理を通そうとする。社会生活を送る分には問題はないかもしれないけど、子供の人格を形成する大事な時期に、影響を与えるのにふさわしい人物ではない人たちでした。スティーブジョブズが2005年に行った Stay Hungry, Stay Foolishのスピーチ(15分)が与えた影響に比べれば、彼らの影響力の無さが露骨に表れます。たった15分のスピーチが人格形成に寄与するのに、毎日1時間も2時間もあっている先生からはちっとも影響を受けない。
・・・とにかく子供は可能な限り自分たちの手で育てようと考えていたので、子育てと仕事を両立しながらUdemyのコースを作りました。さて以下にコツを羅列します。僕ら夫婦はどのようにして2ヶ月で70のコースを作り、月々60万円の仕組みを形成したのか。(70のコースを作った部分を強調すると、量産が大事と思われそうで怖いですね・・・)
- ルーチンを作る
- レオパレスで部屋を借りる
- 音声環境に気を配る
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ルーチンを作る
僕らはシフトを組みました。1日ごとに働く日をチェンジする。働く日はルーチンに従って行動します。僕の場合であれば、朝はずっと撮影します。午前8時から午後2時くらいまでぶっ通しで撮影をします。適宜休憩を入れながらレクチャーに疲労が反映されないように気をつけました。後半になるとクタクタになるんですけど、レッドブルを1本胃袋に流し込めば若干ですがヒットポイントが回復します。どうして6時間も話せるんですかって聞かれるんですけど「得意だから」としか答えようがありません。もう、やるぜってマインドセットを決めてしまったので、喜怒哀楽を忘れてモチベーションとレッドブルをエネルギーに変換してどんどんと動画を作りました。運良く、これまで培ってきたマーケティングの知識が溜まっていたので、それを吐き出すだけでよかったんです。追加で調べることもなかったし、頭の中にあるものを声帯を震わせながら音に変換するだけでよかった。
ささっと夜ご飯を食べて午後5時からはフィットネスジムに行きます。意図的に距離のあるジムに通いました。ジムに向かう間にオーディオブックを聞きたかったからです。だいたい歩いて1時間くらいかな。1時間もあればビジネス書なら2倍速、3倍速で聞いて1冊聞き終えられます。ピーターティールのZero to Oneの名著などは往路も復路も繰り返し聞きました。海賊と呼ばれた男(上下)や指輪物語は12時間以上の大作です。でも倍速にはしません。小説を速読する変な人はいないと思います。同じく小説を速聴するのは何か違和感があります。いずれにせよ1日のうちこのジムに向かう行き帰りの2時間だけが僕の休憩時間でした。それが意外はぶっ通しで働きます。(その反動があって、今は週に4時間以上は働くだけで過労死しそうになります)
ジムに着いたらiPhone6S Plus(たまにMacBook)を開いて仕事を始めます。バイクを漕ぎながらKeynoteで資料を作るわけです。バームを飲んでバイクを漕ぐと、滝のように汗が出てきます。次の日に喋る量に合わせて資料を作ります。いや、作った分の資料を次の日に読み上げる・・・の方が正しいかな。とにかくバイクを漕いで資料を作ります。調べ物は一切しません。頭の中にある情報だけを書き出すので、時間がかかりません。だいたい1日に20レクチャーくらいの資料をバイクの上で作ります。つまり次の日に20レクチャー撮影して編集することになります。帰ってくるのは日付が変わる0時すぎ。睡眠時間だけは確保したいので6時間は確実に寝るようにしていました。
レオパレスで部屋を借りる
どこで撮影していたか?僕らはレオパレスを借りて撮影していました。レオパレスの壁はコンドームより薄いと誰かが言っていましたが、僕らの借りた部屋の壁はそんなに薄くありませんでした。出先の場合はAirbnbで部屋を借りることもあります。とにかく撮影のためだけに一部屋を借りました。レオパレスにおいていいのは、マイクとパソコンだけ。部屋には大きなウィンドウがあったので日光だけで十分に綺麗な絵が撮れました。両部屋とも学生が住んでいたのか、撮影時間はほぼ無音に近い状態でした。
仕事のためにレオパレスを借りたり、Airbnbで部屋を借りるのは昔からのパターンです。月々10万円も出せば、それなりの部屋を借りられます。集中して作業したい時はいつもオフィスから歩いて30分ほどの場所に部屋を借りるようにしています。月々10万円の出費は安くはありませんが、それ以上のリターンを確実に回収しているので、躊躇なくペイできます。
ちなみに上の写真は、隣の部屋からエッチな声が聞こえたので耳を澄ませていたところです。冗談です。こうやって耳を当てても何も聞こえませんでした。誰も住んでいなかったのかな。
音声環境に気を配る
レオパレスを借りると集中できる環境 + 静かな環境を手に入れられます。運が悪ければウルサイ部屋かもしれませんが、これまで宜野湾(沖縄)、鮎喰(徳島)、彦根(滋賀)、住吉(大阪)、足羽(福井)、佐知川(埼玉)、大宮(埼玉)でレオパレスを借りましたが、どれも静かでした。何よりクレジットカードで一括払いできるので手続きが超簡単です。面倒な書類もないし。完全に余談ですが、うちの奥さんはレオパレスの快適さに感心して「株を買いましょう」と言い出しました。決算期になるとグアムに泊まれる株主優待券がやってくるんですが、今のところ使う機会を見つけられていません。一仕事終わったら、グアムでも行こうかな。
当たり前ですが、エアコンの音は消しましょう。その他機械音のするものは消します。コンセントをぶっこぬけばOK。部屋の角にオトピタなどの吸音材をおいてもいいし、枕を置くのもアリです。布団は音を吸収するので、床に広げてみてください。アメリカで活躍しているUdemy講師も、床中に布団や枕をちりばめています。Amazonでも吸音材を発見しました。レビューを見るとまあ、それなりの効果を得られているようです。
やっぱり撮影中一番しんどいのは騒音による中断です。モチベーションを削ぎますし、編集作業も増えます。同じテンションで撮影し続けるためにも、外部からの邪魔が入らない環境を作りたいものです。D