勝間和代さんの言葉です、再び。
「私は本については、書く努力の5倍、売る努力をするということを決めています」
スゲェ・・・。何がスゲェのかわからないけど、とりあえず記憶に残るフレーズです。我が身を振り返ってみて、Udemyコースを作る努力の5倍、売る努力をしているかなと自問します。いや、してないな。ほらこれまで情報商材とか売っていた人ならわかると思うけど、あの世界ってアフィリエイターありきじゃないですか。インフォプレナーの収益はどれだけ強力なアフィリエイターに手伝ってもらえるかに左右されますよね。これ、Udemyに置き換えてみると、史上最強のアフィリエイター1人がいきなり登場した感じ。彼の力さえ借りれば、それなりに物が売れるようになりました。しかも彼は皆に平等に手を差しのべます・・・みたいな感じなのがUdemyです。
だから作る努力さえしていれば、勝手にUdemyが売ってくれるんです。少なくとも2015年、2016年、このマーケットがガンガンと伸びていきましたから、参加した人はそれほど努力せずとも物が売れたはずです。実際、僕のコースもほとんど売る努力をせずに勝手に物が売れていきました。今後この状態が続くかどうか僕にはわかりません。ただ確実に言えることは「まだ大丈夫」ということです。まだ彼(=Udemy)は皆に手を差し伸べてくれます。このマーケットがこれから急速に萎んだとしても、たぶん数年は大丈夫です。売上がガンと急激に下がるのは想像しにくいです。ゆっくりと逓減してくイメージ。もちろんその逆のパターンもありえます。僕はその逆のパターンにかけているからこそ、こんな風にUdemyの旗振り役を勝手にやっているわけです。非任命型エバンジェリストです。
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「売る」マインドセット
しょぼいコースを作ると売るのが嫌になります。詐欺商品を多くの人に広める勇気がありません。それなりにお客さんから評価され、お客さんの一定数がちょっとだけハッピーになるコースだからこそ自信を持って売ることができます。売る努力をする前に、忘れちゃいけないマインドセットがあります。
売りたくなるようなハイクオリティな商品を作る
繰り返しますが、自分でも売りたくような商品は作らないことです。売るマインドセットの根底には「いい商品を作る」があります。1年かけて1つのコースを作るのはさすがに「うーん」って感じだけど、1日1コースの量産型しょぼコースを作るのはやめてください。そんなん誰も必要としていないし、欲しいとも思ってないです。何より、自分自身がそんな商品を売りたくないでしょう。
僕のプロモーション物語
誰も僕のことをマーケターと思ってくれませんが、他人なんて関係ありません。僕は自称マーケターです。以前YouTubeのコメントに「マーケターとかカッコつけているけど、ただのアフィリエイターでしょ」と冷たい言葉をいただきました。カッコつけているのは正しいんですけど、誰かの商品を紹介しているわけではないのでアフィリエイターではありません。
まずマーケティングが好きです。マーケティングって時間のかかる作業だと思っている人がいるんですけど、こんなにリターンの回収が早いスキルはありません。例えば2013年の某日、ジェイエイブラハムの「アドオン」を自らのビジネスモデルに適用してみました。アドオンわからない人は、彼のハイパワーマーケティングとクラッシュマーケティングの名著をいますぐ読んでください。購入日が2013年7月になっていますが、僕アホなんで同じ本を何度も購入します。いま見ると値段が4000円超えていました。え、家に7冊あるんだけど・・・。
別訳の「お金をかけずにお金を稼ぐ方法」の時代から何度も何度も繰り返し読んだ本です。金森さんの「はじめに」「おわりに」-監訳者の言葉も素晴らしいです。もちろん原書も読んだし、オーディオブックも持っています。でね、その中の一つの打ち手「アドオン」を試したわけです。知っている人は知っていると思うけど、これアップセルのことですね。アップセルをやってどうなったか。
2ヶ月後、僕は六本木と西麻布の事務所をたたんで世界一周に出ていました。これネガティブなたたみ方じゃないです。ポジティブなたたみ方です。事業収益が1.5倍とか2倍のレベルではなく、5倍以上に跳ねたんです。事業収益といっても、20代のガキが4人揃って生み出せる程度の利益です。でもそれが一瞬で5倍以上になるんだから、マーケティングのパワーは凄まじいです。ちなみに会社を作ってからこういう「跳ねる」経験を何度かしているんですけど、どれもマーケティングの施策を行った結果です。
働く時間を5倍にするわけでもなし、人員を5倍に増やすわけでもなし、商品ラインナップを5倍にするわけでもなし。ただ、マーケティング施策を1個適用するだけで、利益がポンと跳ねるんです。そりゃ虜になるでしょう。そりゃマーケターと自称したくなるでしょう。ものを作る以上に、ものを売るのが好きなんです。
まずは最初の1人をゲットせよ
まず一人目のお客さんをゲットしてください。OSBに参加している方にはお客さんがついたら報告するようお願いしているんですけど、金額の多寡に関係なく、売れたらやっぱりみんな嬉しいようです。その報告を聞いて、売った本人以上に喜んでいる人間がここにいます。未だに「売れました!嬉しいです」とメールをいただくと、目がウルウルするんです。歳かな・・・とかいうと、年配の人に怒られますね。さっきGmailで「売れました」って検索すると幾つかのメールがヒットしました。ちょっと並べてみます。
ま、そういうことです。すごい嬉しいです。僕も感動するんです。メールを見返すだけで涙腺が崩壊しそうです。ぜひあなたも石崎を泣かしてください。(ちなみに2016年9月時点でOSBに参加した方は全員、商品を販売することに成功しています。石崎の指導力すごいでしょ、はっはっは・・・)
最初の成功者を出せ
購入してもらって喜んでいるうちは、まだダメです。喜んでいいのは、1日だけ。日付が変わったら感情を殺して日々の仕事に戻ってください。石崎も歓喜の涙を拭いて、仕事に戻ります。本当の喜びはその向こう側にあるからです。あなたの商品を購入してくれた方の中から、最初の成功者を出してください。TOEICのコースを販売しているのであれば、あなたのコースのおかげでTOEIC800点・900点取った人を輩出してください。物が売れた瞬間の10倍嬉しい感情がそこにはあります。なぜ石崎の涙腺が緩み目頭が熱くなるか、その理由を肌感覚で理解してください。本当は本人の努力のおかげでなんだけど、お世辞でも「石崎さんのおかげで」なんて言ってもらえた暁には、大げさでなく、嗚呼こんな俺でも生きている価値あるわ・・・と思えるんです。