僕はこれまでUdemyだけで5人の先生とジョイントベンチャーをしてきました。ダイレクト出版の小川さんがインターネットマーケティングに関する本を出しているんですけど、その中に「JV」という項目があります。ネット集客の一つとしてJVをしなさい、と書いてあるんです。あなたにはリストもない、広告するお金もない、集客のスキルもない・・・じゃあ、リストをたくさん持つ人と利益シェアしてJVしなさいと。これ、ぶっちゃけ勇気いるんですよね。
JVお願いします、は恥ずかしい
今はJVを受ける側になった僕ですが、かつてはJVをお願いする側でした。小川さんが言うように、確かにリストもないし、金もないし、スキルもない。どうやって商品を売るんだ!?と無限ループに入るわけです。じゃあJVという選択肢が僕にあったか。正直言うと、恥ずかしくて躊躇しました。僕より実力のある人に「あの、その、すいません、僕の商品を利益シェアで、その折半、いや、僕の取り分は40%でもいいので、一緒にJVしていただけると・・・」というのは非常に勇気がいる。今思うと、あそこでいろんな人に声をかけてJVを仕掛けているともう少し成功が早まったのかなと。ま、たらればですけどね。
まぐまぐで拾ってもらった
最初に発行したのはTOEIC勉強法のメルマガでした。英語関連のメルマガ発行者にお願いして、JVを仕掛けました。6万人の読者を持つ発行者さんに拾っていただいたんです。「JVはできないけど、君みたいな若い子を応援したい、無料で告知するよ」と驚きのオファー。なんと平日に2回も告知していただき、一気にメルマガ読者は5000人を超えました。その後はこの「まぐまぐ読者5000人」という当時では比較的大きかった数字を政治利用しながら、ビジネスを拡大していったわけです。ちなみにDRMの業界では、リスト(メルマガ読者)が2000もあれば家族を養えるくらいのお金は稼げると言われています。僕の感覚でいうと、もっとリストが少なくとも生計は立ちます。
JVの歴史は騙される歴史でもあった
ある程度、名前が通るようになってからはJVのオファーをもらうようになりました。で、先に白状しておくと、中途半端にJVをやると将来必ずもめます。とくに利益シェアの部分でもめます。僕自身かなり腹黒い人間ですが、自分が騙される側になって、いかに僕のストマックが白いかを自覚するわけです。うちの婆ちゃんはよく「盗人にも三分の理」と言っていました。悪事を働く人にもそれ相応の理由があるということですね。ということで、僕が勝手に騙されたと騒いでいるだけで、あっちも「石崎に騙された」と思っているかもしれません。ということで終わったことには介入しません。あいこ、です。
JVの歴史がクリーンになった
UdemyができてからJVが非常に楽になり、クリーンになりました。僕の千里眼スキルも向上し、良い人を見極められるようになってきました。最近は、JVが本当に楽しい。ハッピーなことが増えました。いい先生たちに出会えて幸せです。まずUdemyでは利益シェアが超簡単です。Udemyが全部やってくれます。例えば、A先生の取り分が40%で、B先生の取り分が60%という設定が簡単にできます。仮にA先生が腹黒だったとしても、売上を操作することはできないし、利益を着服することもできません。Udemyが売上管理をし、UdemyがPayPal経由で売上を振り込んでくれます。これ、超楽です。
Udemy企画はまさにJVのコミュニティ
僕がこのUdemy企画を立ち上げたのもJVをしたいからです。自分一人でコースを作っていては、撮影もプロモーションも全部自分でやらなきゃいけませんが、JVすると労力が1/2になります。正確には、お互いがお互いを儲けさせようと努力をするから作業量はそれほど減らないんですけどね。作業量が減らないということは、トータルでの作業量は2倍になるということです。単純計算、物が2倍売れるようになります。コースの分量も2倍になります。これ、いいことですよね。今の所、この企画は試行錯誤の段階でありながらも、個人的に非常にハッピーな時間が続いております。