なぜマーケティングファネルを描くとUdemyでの利益が最大化されるのか。簡単、簡単。お客さん一人あたりの収益が最大化されるからですね。これ専門用語で顧客単価とか言ったりします。顧客単価を上げる方法はいろいろあるんですけど、マーケティングファネルを描くのが手っ取り早い方法の一つです。
有名な例ですけど、マクドナルドは「ご一緒にポテトはいかがですか?」で何百億円の利益を生み、ガストは「ドリンクバーはどうされますか?」でやはり何十億円の利益を生みます。これアップセルとかクロスセルとかいろいろ言われるんですけど、ようはそれら企業がしっかりとマーケティングファネルを描けている!ということがわかればそれでOKです。
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アップルのマーケティングファネル
じゃあ今回は世界最強企業のアップルで考えてみましょう。アップルのエントリー商品はやっぱりiPhoneですね。iPhoneは持っているけど、Macは持っていないって人、多いですよね。逆にMacを持っている人は、iPhoneを持っている確率が非常に高い。実際にメディアがこぞって取り上げるのはやはりiPhoneですし、アップルが広告するのもやはりiPhoneです。まったくの余談ですが、石崎のアップル歴史はこうなります。
その前に石崎のアップル購入履歴
iPod classic
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iPod shuffle
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iPod touch
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MacBook Air(仕事モドキを始めた)
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iPad
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iMac(留学中に購入した)
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iPhone(3だったかな?)
で、この後、Apple製品を片っ端から集め始めます。iPhoneよりも先にMacを買ったパターンの人間ですね。もしかしたらアップルのマーケティングファネルからは「ズレた」人間なのかもしれません。もちろん世界企業のアップルは僕のような「ズレた」人間すらも想定内ということになるでしょうが。今回はファネルをシンプルにするため、iPhone→Macの流れで考えます。
iPhoneはエントリーモデル
「全く馬鹿げた話だ」とアップルの上層部から怒られそうな図ですけど、まあ説明の便宜上5分で作ったものなのでお許しください。仮にMacのマーケティング部門がこんな風にファネルを描いたとしたら?という前提に立ってお話をしてゆきます。
iPhone→Apple Musicの流れ
まずiPhone売りますね。日本だったら、みんなiPhone持ってるし、テレビ広告もよく見るし、通信会社3つも「実質0円」やってるので、簡単に手に入ります。DRMではフロントエンド商品なんて言ったりします。AppleはiPhone1台売ることによって10万円の売上になるとしましょう。iPhone買ったら、音楽聴きたくなりました。iTunesを開くと Apple Music への3ヶ月無料トライアルのオファーがあります。よし申し込みましょう・・・ということで、iPhoneを購入した一定数の人がApple Musicに申し込みます。Apple Musicを購読した人は平均で12ヶ月続けるというデータがあるとします。1か月980円なので、1契約で約12000円の商品を購入したのと同じことになります。もしAppleがApple Musicという後続商品を用意しなかったら、顧客単価はいつまでも10万円のままです。Apple Musicという商品を用意することによって、顧客単価を112000円まで引き上げることができました。
高額商品(MacBookとか)を販売
今度はMacが欲しくなります。ちょうど新生活を始める時期だし、パソコンも新調したい。iPhoneで撮った写真をMacで管理して、手軽なフリーソフトで加工とかもやってみたいかも。iPhoneアプリも開発してみたいし。友達の使ってたGarageBandとか超面白そうだったし。そろそろWindowから改宗する時期かな・・・。MacBook 12インチを購入することにしました。148,000円。これでAppleの顧客単価は260000円に跳ねます。ぴょんって。もしアップルがMacBookを用意してなかったら顧客単価は112000円でした。MacBookを用意することにより、顧客単価が倍以上に跳ね上がったわけです。
Udemyでマーケティングファネルを描く
これと同じことをUdemyでもやってみたいと思いませんか?というのがマーケティングファネルのススメでございます。まさか1商品だけでUdemy長者になろうと考えているわけではないですよね。ここまで聞いた方は、複数の商品を用意して、一人のお客さんに複数の商品を購入してもらうことで、Udemyの収益を最大化させようと思っているでしょう。マーケティングファネルなんてカッコつけた言葉を使っているけど、語弊を恐れずに言えば、複数の商品を用意しましょう、とただそれだけのことなんです。