Let’s waste time…時間なんて無駄にしちゃうくらいでちょうどいいと考えています。不思議なことに時間にシビアになるのをやめてから、いろんなことがうまく行き始めました。少なくとも、経済的なハッピーは時間を無駄に使うことから始まると思っています。
さておき。昨日まで、ジョイントベンチャーの仕事でした。大阪からわざわざ金沢まできていただきました。橋本先生、ありがとうございます。撮影中の様子はこんな感じ。
お借りしたお部屋はAirbnbで発見した素敵なログハウス。実は前回、東京から(これまたJVコースの撮影で)根本さんが来られた時もこのリスティングに惚れ、再訪したという手続きになります。ホストも気さくな方。メキシコのコストコで購入し、日本まで空輸したスペシャルなBBQツールを貸してくださいました。こりゃいい背景になると思い、撮影中にBBQを始める僕たち。多分このくらいの「ゆるい感」が丁度いいんです。スケジュールをぎちぎちに詰め込んで、無理やりレクチャーをたくさん撮っても、いいコースは出来上がりません。いささか「遊びすぎじゃね?」と思っちゃう(思われちゃう)くらいの雰囲気がベストです。実際に僕たちも、たっぷり寝て、美味しいご飯を食べて、夜風に当たり、ドリップコーヒーを嗜み、広いお風呂のあるログハウスで最大限にリラックスし、”隙間時間を見つけては”撮影をしていました。
そう、メインは会話。撮影はサブ。このくらいのスタンスで仕事を進めたほうが、万事うまくいくとようやく気づいたわけです。もしかしたら社会人をやられて長い方はもう気づいておられているかもしれませんが、シンドイ労働って本当に割に合いませんよね。いや、シンドイ労働で1億円とか2億円がもらえるなら、多少のきつさも我慢できる。でもそんなにお金をもらえる仕事に限って、才能が問われて、むしろ労働時間とかは関係ないので、結論、きつい働き方ってなんの得にもなりませんよと。2013年に西麻布で仕事をはじめて、創業メンバーがバタリと倒れ、救急車を呼んだあの日。ああ、もうシンドイ働き方って割に合わないなって強く思いました。不思議なことに働く時間を1/2、1/5、1/10、1/100と減らすにつれて、収入が伸びていきましたから、つくづく労働時間と所得って関係がないものだと認識している次第です。
ここ最近の撮影では、カメラのホットシューにRodeのショットガンマイクをつけて、その銃口を自分たちに向けながら講義を撮っていました。いや、あれですね。Rodeは距離が3Mを越えると、もうダメだわ。あの世界一のYouTuber、CaseyもこのRodeマイクを使っているそうだけど、うまく音がとれるのはマイクとスピーカーの距離が近い場合だけですわ。ってことがわかったので、ZoomのH4n Proを講師の目の前に置いて、できる限り背景をぼかしながら撮影するようにしました。今回、調達したレンズはライカのf1.2 42.5mmのNOCTICRONです。ここ3年間、一切値下がりせず、ずっと12万円前後で推移していました。やっぱり良いものの値段は下がりませんね。
いろいろと新記録が樹立されました。まず受講生の数が2万人を超えました。ありがとうございます。さらにトータルでの収益が$40,000を超えました。本当にありがとうございます。さらにさらに、1ヶ月での収益がはじめて$4000を超えました。僕はUdemyではじめて収益を得た2016年の2月から、本日までずっとコース売上を公開し続けているわけですが、やっぱりUdemyってすごいですね、ずっと安定して収益があります。「テストマーケティングでやってみるだけだって・・・」とカッコつけていたのは、2016年のことでした。当時、長期の世界旅行に出ていてね。バンクーバーにあるウォルマートで妊娠検査薬を買い、道具はその場で陽性を示しました。こりゃたぶん、モントリオールにいる時の子だから「Mont」って名前にしようかと冗談を言いつつ、帰途、飛行機の中「で、日本に帰って何をするの?」と問いかける自分がいました。アメリカ留学中からお世話になっていたUdemyをもう一度開き、まだ日本語化されていないWebサイトを見つめながら、これやってみるわと決心。「やってみるわ」が成功しなかった例もたくさんありました。今回は運よく「やってみるわ」がうまくいった例です。いずれにせよ「やってみるわ」と思ったことは、全リソースと、全人格をかけて実行することが大事です。これを法則化すると・・・
- 「これ面白そう」と思う心を常に持っておく
- とりわけ面白いことは「やってみるわ」と思う
- やる時は全リソースと全人格をかけて実行する
- うまくいく時もあればうまくいかない時もある
ちなみに全リソースと全人格をかけてやると、とんでもなく消耗します。まるでカンナで命を削るかのように物事に取り組むわけですから、そりゃ疲れます。でも一つもシンドくはないんです。なぜなら熱量があるから。熱が冷めた後にダラダラと働くのは辛いけど、まだあったかいうちに行動すると、多少の過剰さも受け入れてくれるもんです、案外人間ってのは。あまり信じてもらえないことですが、今月の売上のほとんどは2016年の2月と3月の2ヶ月間だけで作ったコースからもたらされています。今月どころか、先月も先々月も、今年一年分の売上は、2ヶ月で作り込んだコースから発生しています。自分的に熱量が持つのはだいだい2ヶ月ほどなので、大方の予想通り、やはり2016年の4月には「もうオンラインコースなんて絶対に作りたくない」と思ってしまうほどでした。雪がしんしんと降る、金沢の2月。僕は公園にディスプレイされている雪だるまを横目に、ああしたい、こうしたい、こうしたら絶対にうまくいくだろうと、思いを巡らせながら駅前にあるフィットネスジムに徒歩で向かいます。雪だるまは溶けて水になり蒸発してしまいましたが、僕の作ったコンテンツは溶けることなく今だに収益を生み続けてくれています。
コンテンツビジネスは、時間的制約も受けず、場所的な制約も受けない。もちろん気温に左右されることもなく、当然ですが揮発性もありません。集中的に働くのは2ヶ月でいい。そのかわり、その2ヶ月は世界中の誰よりも熱く仕事をする。
糖質制限ダイエットをしているおかげで、砂糖を一切とらない生活が続いています。世の中がブラックフライデーで盛り上がっていても、サイバーマンデーで盛り上がっていても、僕は粛々と糖質制限をします。2ヶ月間だけ。笑