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1. Udemyの売り上げを伸ばすポイント
- 生徒を増やす
- コースを増やす
- 顧客単価を上げる
売り上げを伸ばすポイントは、この3つです。「生徒を増やす」と「コースを増やす」は、シンプルなので、省きます。「顧客単価を上げる」は、お客さん一人あたりが払ってくれる金額を増やすという意味です。顧客単価を上げるには、次の4つの戦略があります。
- 関連コースを作成する
- 上級コースを作成する
- プライベートコースを作成する
- 独自のプラットフォームでコースを作成する
1-1. 関連コースを作成する
80:20の法則という言葉は聞いたことがあるでしょう。これは、売り上げの80%は20%の社員から生まれているということが知られています。しかし、この法則はUdemyの売り上げにも言えることです。実際に、これまでの売り上げの80%は20%のコースから上がっています。
全部のコースから同じくらいの売り上げが上がっているわけではありません。売れ行きが良いコースと微妙なコースが出てきます。また、80%の売り上げは、20%のお客さんから生まれているというのもあります。なので、それを意識した戦略を4つ挙げておきました。
まず、1つ目は、「関連コースを作成する」という戦略です。これは、すでに売れ行きが良いコースに関連するコースを作成するということです。そうすれば、売れ行きの良いコースを買ってくれたお客さんは、一定の割合で関連コースを購入してくれるようになります。例えば、 WordPressの使い方に関するコースを販売しているなら、ブログのやり方を解説したコースを販売するみたいな感じです。
1-2. 上級コースを作成する
2つ目は、売れ行きの良いコースの上級版を作成するという戦略です。これは関連コースを作成するのと似ていますが、こっちは縦展開です。売れているコースよりも難しかったり、よりテクニカルな内容を扱います。例えば、WordPressの使い方に関するコースが売れているのであれば、WordPressのプラグイン、MarsEditでWordPressを更新する方法、WordPressのテーマをカスタマイズする方法などを上級コースにする、といった具合です。
1-3. プライベートコースを作成する
3つ目は、プライベートコースを作成するという戦略です。Udemyのほとんどのコースは一般公開されていて、Udemyは割引をして宣伝してくれます。なので、一般公開したコースの料金を上げても売り上げはほとんど変わりません。つまり2万4000円の値付けをしようが、3000円の値付けをしようが、プロモーションがかかればどちらのコースも1200円や1800円で販売されるということです。
それでは値段を上げる意味があまりありませんので、プライベートコースを作成します。
プライベートコースは、一般公開されないコースになります。Udemyの検索バーで検索をかけてもヒットしません。なので、24,000円に設定したコースでも1,200円とかで安く売られることはなくなり、常に自分で決めた値段で、コースを販売することができるようになります。また、割引は通常コースと同じようにできます。
プライベートコースにする方法は以下の手順です。
- コースの管理画面から歯車マークをクリック
- プライベート設定を「プライベート(招待のみ)」か「プライベート(パスワード保護)」に変更
- 「プライベート(パスワード保護)」の場合は、パスワードを設定
「プライベート(招待のみ)」の場合は、受講生にリンクを配布し、申請をしてもらって、それを承認するという作業が必要になってきます。一方、「プライベート(パスワード保護)」の方は、受講生にコースのURLとパスワードをお伝えすれば、受講できるようになります。なので、個人的には「プライベート(パスワード保護)」の方がラクで良いと思います。
例えば、すでに一般公開しているコースのボーナスレクチャーにプライベートコースのリンクを埋め込んだり、宣伝目的のお知らせでプライベートコースを販売したりします。
現在僕は、Udemyに関してこれら3つの戦略を導入しています。「関連コースを作る」「上級コースを作る」「プライベートコースを作る」の3つです。小手先のテクニックでもなく、アルゴリズムのバグを狙った裏技でもなく、ただシンプルに3つの戦略を地道にやり続けました。この資料を作っている時点で、まだ今月は十日しか経っていませんが、それでもすでに収益は$3000を超えています。今月は残り二十日あるので、おおよそ$3000の2倍から3倍ほどの収入になるのではないかと見込んでいます。毎月のおおよその収益が見込めるのも、Udemyのいいところですね。
ちなみに、プライベートコースの場合でも、値付けの上限は24,000円になります。なので、それ以上の値段で販売したい場合は、次の戦略を導入しましょう。
1-4. 独自のプラットフォームでコースを作成する
Udemyでプライベートコースを作成する以外にも、高額商品を販売する方法があります。それは、Udemy以外で独自の商品を販売するという戦略です。この場合は、プラットフォームの構築やプロモーションも全部自分でやる必要がありますが、値付けが自由なので、24,000円以上の商品を販売することができるようになります。
いろんなやり方がありますが、Teachableなどのプラットフォームを契約することをお勧めします。Udemyのようにコースを作成することができますし、管理も非常に簡単です。コースを作成したら、URLをお客さんに配布するだけです。Teachable側で、決済も自動で行ってくれますし、売り上げも月一で自動的にPayPalに振り込んでくれます。
これは僕と石崎さんがジョイントベンチャーで作ったmorefree.meというサイトです。ホームページはSquarespaceで作り、オンラインスクールはTeachableで運用しています。Udemyのボーナスレクチャーとブログを使って集客をしています。これはエバーグリーンローンチで回している仕組みなので、いったんセールスファネルを作ってしまえば、それ以降、ほぼやることはありません。このmorefree.meでは、5万円の商品と3万円の商品を販売しています。2万4000円以上の商品を販売して顧客単価をアップしたかったので、自分たちでスクールの管理をすることに決めました。
ローンチしてから今日に至るまで、この1サイトだけで月々の不労所得がおおよそ20万円から30万円ほどあるので、悪くない数字だと考えています。もちろんこの20万円から30万円という数字には、僕たちがUdemyで得ているコース売上は含まれていません。
2. 収益性の高いウェブサイトを作成する
ブランド力を高めるためには、ウェブサイトを作成するのもお勧めです。Udemyにはいろんな規約があり、制限があります。例えば、コースの宣伝はボーナスレクチャーでしかやってはいけないとか、宣伝目的のお知らせは月に2回しか送信できないとか。
しかし、自分のサイトを作成することで自由にコースを宣伝することができます。月に何度でもセールスができるようにもなります。自由にビジネスすることができるようになるんですね。
2-1. 使用するCMS
CMSはコンテンツ・マネジメント・システムのことで、ウェブサイトの構築や運用を簡易化するソフトウェアのことです。
サイトを作成するにあたって、どんなCMSを使えば良いか迷うかもしれませんが、一番のオススメはWordPressです。無料ブログもたくさんありますが、規約の変更によって利用できなくなってしまう可能性があったり、商用利用できないサイトが多いです。しかも、自動的にサイトに広告が貼られてしまったりするのでオススメできません。一方、WordPressはそういった規約は一切ないので、自分の好きなようにサイトを作成することができます。
HTMLやCSSといったコードを知らなくても、プラグインを追加すれば対応できる場合も結構ありますので、初心者の方でも十分使っていけます。テンプレートも無料のものが用意されていますし、もっとデザインがカッコ良いテーマを使いたいのであれば、有料で販売しているサイトもありますので、探してみてください。
もし綺麗なデザインのサイトを作りたいのであれば、Squarespaceを使うのも一つのアイディアです。ただしSquarespaceは、WordPressほど有名ではないので、日本語のソースがほとんどありません。英語のドキュメントをどんどん読める方は、Squarespaceを使ってみるといいと思います。
2-2. 参考にするサイトを見つける
また、サイトを運営する上で、参考にするサイトを2つ3つ、ブックマークしておくことをオススメします。このサイトのデザインを真似したいなとか、このサイトの記事の書き方を真似したいなとかって思うサイトを見つけ、研究し、あなたのサイトに反映させていきましょう。海外で活躍している別のUdemy講師のサイトを見つけてみたり、Googleなどであなたのジャンルで有名な方のサイトを見つけてみましょう。
2-3. 記事を書く
サイトを立ち上げたら、まず初めに、次の3つの記事を書いていきましょう。
Aboutページ
Aboutページというのは、自己紹介ページのことです。あなたの専門分野に関することやこれまでの経歴などを書いていきましょう。Udemyで教えているトピックに強く関連する自己紹介だと、より良いです。
リソースページ
リソースページというのは、あなたが使っているツールやサービスを一覧にしたページのことです。例えば、動画撮影で使用しているカメラの種類や動画編集ツールなどを一覧にします。特に受講生の数が増えてくると「どのウェブサービスを使っていますか?」とか「どんなカメラレンズを使っていますか?」といった質問をよく受けるようになります。なので、リソースページを用意しておくとURLを渡すだけで質問に答えられるようになります。
コース紹介ページ
このページでは、Udemyで公開しているコースや独自で展開しているコースなどを一覧にしたページです。リソースページのコース版だと思ってください。
これら3つの記事は、WordPressで書いていく場合は、固定ページで作成していくことをお勧めします。そしてこれらのページが作成し終わったら、ブログを書いていきます。
最初は、ブログ記事のアイデアが湧きにくいと思います。そんな場合は、よく受ける質問を記事にしていきましょう。例えば「Udemyでコースを作成するのにどんなツールを使っていますか?」という質問がよく来るのであれば、ツールの紹介(使い方も含む)をしたりですね。あとは、「どんな手順でコースを作成していますか?」という質問を受けるのであれば、あなたが普段コースを作成している手順を、ステップバイステップで書いたりしてみてください。
2-4. ブログは量よりも質
ただ、記事を作成する際に1つ注意していただきたいことがあります。それは、記事を大量に書けば良いというものではないということです。300字程度しか書いていなくて、しかも内容が薄い記事を100記事とか書いても全く意味がありません。むしろ逆効果です。この人はこんな情報しかくれないんだ、と思われてブランド価値が下がってしまいます。なので、お客さんの悩みを解決してあげられるような、質の高い記事を継続的に書き続けていきましょう。
ブログとウェビナーだけで月々1000万円以上を稼ぐMariah Cozさんはこのように言っています。
I know I would rather read one AMAZING blog post once a week, than three mediocre blog posts every week. – Mariah Coz
訳:週に3回公開される普通の記事よりも、週に1回公開される素晴らしい記事を読みたい 僕は石崎さんの仕事も手伝っているので、内部の情報を知っているんですけど、石崎さんは毎週水曜日に1回ブログを更新するだけで、毎日40から50の見込み客リストを獲得しています。石崎さんの仕事ぶりを見ていると、毎日ブログを更新する必要はない、ということがわかります。
以前クライアントからこんな質問を受けたことがあります。「書くのが好きで、すでにアメブロに500記事を投稿しているのですが、WordPressに移行したほうがいいですか?」と。
彼女のアメブロを確認したところ、参加したセミナーや旅行先で食べたランチなど、日常を書き綴った600字程度の記事が大量に投稿されていました。趣味でやるなら別にいいんですけど、ビジネスでブログの更新をするのであれば、こういった質の低い記事を投稿するのはただの時間の無駄なので、今すぐやめたほうが良いということをお伝えしました。
厳しいアドバイスと思われるかもしれませんが、ビジネスは成果が出なきゃ意味がないので、正直にお伝えしました。ぶっちゃけた話、世の中にある99%のブログは、仮に彼らが「ビジネスのために真剣に取り組んでいた」としても、全くビジネスになっていないものばかりです。
覚えておいてください。ブログは量よりも質です。
3. Eメールマーケティング
オンラインビジネスをする上で、Eメールマーケティングも欠かせません。リストを獲得して、そのリストに対してセールスをしていきます。近年、TwitterやFacebook、instagramなどのSNSが増えてきているのに、メールを使うの?と思ったかもしれません。確かに、SNSだけでもセールスをして、商品が売れるかもしれません。でも、SNSはいわば、他人の土地を借りているようなものです。いつ運営会社が潰れるかわかりません。もし潰れてしまったら、ビジネスが成り立たなくなります。
一方で、リストを集めておくことで、もしEメールプロバイダーが潰れても、リストは残ります。なので、別のEメールプロバイダーに乗り換えて、ビジネスを再開することができるようになります。こういった理由から、Eメールマーケティングは重要なんですね。
また、メールはブログよりも読まれる傾向にあります。ブログは初見の方もたくさんいますが、メールの場合はそうではありません。大抵の場合、あなたのブログを読んで、気に入ってくれた方、興味を持ってくれた方がEメールアドレスを登録してくれるわけなので、多かれ少なかれあなたに興味がある方が集まっています。なので、ブログよりも読まれやすいんですね。つまり、ブログでセールスするよりも、メールでセールスする方がより商品を購入してくれやすくなる、ということになります。
3-1. Eメールマーケティングのやり方
Eメールマーケティングを始める前に、一つ頭に入れていただきたいことがあります。それは、お客さんは簡単にはEメールアドレスを登録してくれないということです。やっぱり、Eメールアドレスは個人情報なので、単純に「Eメールアドレスを登録してください!」という文言だけならお客さんは、あなたがよっぽど有名なブロガーでない限り、Eメールアドレスを登録してくれません。なので、Eメールアドレスを登録しても良いかな、と思わせるようなプレゼントを用意する必要があります。
そのプレゼントというのは、eBookやワークブック、チェックシート、ビデオコンテンツ、音声コンテンツなどです。魅力的なプレゼントを用意すれば、お客さんは、そのプレゼントと引き換えにEメールアドレスを登録してくれるようになります。ちなみに、この無料プレゼントは、海外では「リードマグネット」と呼ばれています。
morefreeのウェビナーマスタークラスでは、ウェビナーのチェックリストというリードマグネットを配布しています。このスクリーンショットを見ていただくとわかりますが、コンバージョン率が25%あります。これは、結構良い数字ではないでしょうか?
3-2. Eメールプロバイダーを契約する
Eメールプロバイダーを契約する際も注意点があります。それは日本のサービスは利用しない、ということです。メールの到達率が悪いということが言われていますし、マーケティングオートメーション(自動化)といって、いろんなツールを連携させることができません。なので、海外のものを使うことをお勧めします。海外の中でも、僕がお勧めするEメールプロバイダーは、ConvertKitです。以前は、MailChimpも使っていました。でも、ConvertKitの方が使い方が簡単で、初心者でも1週間くらいあれば、基本的な操作はできるようになると思います。
3-3. ステップメールを作成する
Eメールプロバイダーを契約したら、ステップメールを作成していきます。ステップメールは、リストに対して送っていきます。僕が実際に作成したステップメールは以下の10通から構成されています。
1通目:ウェルカムメール
最初のメールはウェルカムメールです。ここでは、簡単な自己紹介はもちろん、これから送っていくメールコンテンツがユニークであることを伝えます。このユニークさを伝える方法は、いろいろあると思います。中でも、「よくある一般的なやり方は間違いである理由」や「これから扱う内容が正しい理由」を伝えると、比較的簡単にユニークであることが伝わります。
例えば、morefreeのビジネスでは「収益性の高いブログを作る方法」というメールコースがあります。ここでは、自分で商品を作り販売する方法を伝えています。ブログで稼ぐ方法としては、Googleアドセンスやアフィリエイトが有名です。でも、これらの一般的な稼ぎ方は正しくないことを、理由を含めて伝えています。同時に、自分で商品を作り販売する、ということがいかに正しい稼ぎ方なのかを伝えます。こうすることで、ユニークさを出すことができます。
また、ウェルカムメールの最後では、これから送っていく教育コンテンツの目次をリストアップしておきましょう。
2~9通目:教育コンテンツ
2通目から9通目は、教育コンテンツを送信しています。ここでは、商品の売り込みはせずに、純粋に価値ある情報を伝えます。「収益性の高いブログを作る方法」では、以下の内容をお伝えしています。
- レッスン1:収益性の高いブログの要素
- レッスン2:あなたの参入ジャンルを決定する方法
- レッスン3:リストに始まりリストに終わる
- レッスン4:脱ゴミ記事!ピラーページの作り方
- レッスン5:見込み客が欲しくなる商品を作る方法
- レッスン6:働く時間を半分にして2倍お金を稼ごう
- レッスン7:小さなリストで収益を生む秘訣
- レッスン8:彫刻家になり情け容赦なくタスクをこなす
これらのコンテンツは、一から作成する必要はありません。すでにあるブログ記事や動画コンテンツ、音声コンテンツなどを再利用してもOKです。
10通目:まとめ&プロモーション
ステップメールの最後は、まとめとプロモーションです。今まで送ってきた教育コンテンツを簡単にまとめます。そのあとに、販売したいコースや商品を宣伝していきます。プロモーションの文章では、販売するコースで学べることはもちろん、お客さんが得られるベネフィットを伝えます。
ベネフィットというのは、お客さんがプロモーションする商品を購入することで、どんなことができるようになるか、どう変化することができるかということです。このベネフィットは、複数記載していきましょう。
また、このプロモーションでは、必ず締め切りを設けます。締め切りを設けないと、「1ヶ月後でも、半年後でもまた買えるからいいか」と思われて、購入が後回しにされます。そして、結局購入してくれない、というのもあるでしょう。なので、必ず締め切りを設けます。
あとは、クーポンを発行するのも効果的です。この場合、必ず、売り切れるような数に設定しておきましょう。10人のリストしかいないのに、10枚も発行してしまっては売り切れない可能性が高いです。そうではなく、10人しかリストがいないのであれば、2枚とかに数を限定します。このように、締め切りとクーポンの発行数を限定することによって、コースの希少性が高まるので、よりお客さんは購入したい、と思ってくれます。仮に発行したクーポンが売り切れ、一定数の人たちがクーポンを使えなかったとしても、彼らは次回のセールスで「急いで買わなきゃ」と思ってくれるはずです。
4. YouTubeでコースを販売する
売上を伸ばす4つ目の戦略としては、YouTubeがあります。人によっては、Udemyでいろんなジャンルのコースを作成しているかもしれません。例えば、英語関連のコースとかマーケティング関連のコースとか。その場合はチャンネルを分け、必ず1つのチャンネルから、同じような悩みを抱えたお客さんを集められるようにしましょう。
また、定期的に動画を投稿するというのも大切です。ブログやUdemyでも言えますが、更新しないとあなたの存在が忘れ去られてしまいます。なので、定期的にコンテンツを配信し続けましょう。
4-1. YouTubeにアップする動画のアイデア
それで、YouTubeで動画を投稿してプロモーションしていくということなんですけど、最初はどんな動画を投稿すれば良いかわからないかもしれません。でも、ご安心ください。次の3つのアイデアから好きなものを選んで投稿していきましょう。もちろん全部でもOKです。
アイディア#01:Udemyの無料コースのコンテンツを全てアップロードする
まず1つ目は、Udemyの無料コースのコンテンツを全てアップロードするというものです。無料コースは、YouTubeにも同時に投稿してOKなので、Udemyで無料で公開しているコースがあれば全部のレクチャーを投稿しましょう。
アイディア#02:Udemyの有料コースのコンテンツを20%ほどアップロードする
無料コースなら、全部の動画をYouTubeにアップしてもOKです。ただし、有料コースに関しては、全部投稿してはいけません。当たり前といえば、当たり前ですが。Udemy側は正確な量は提示していませんが、20%ほどアップロードしてもOKだと僕たちは考えています。有料コースの一部をYouTubeにアップロードしてもいいということは、Udemyのスタッフにも確認をとりました。
アイディア#03:よく聞かれる質問を動画にして投稿する
3つ目のアイデアは、ブログと同じように、お客さんから頻繁に質問されることを動画にして、それをYouTubeに投稿するというものです。この場合、ブログにも同じ内容の記事を投稿しましょう。
4-2. YouTubeの概要欄の使い方
また、YouTubeの概要欄には、自由に動画の詳細などを記入することができます。なので、概要欄も有効活用しましょう。いろんな使い方ができます。例えば、コースのリンクを埋め込んでコースを販売したり。もしくは、概要欄でコースを販売するのではなく、リストを獲得するためのランディングページにお客さんを飛ばしてもOKです。
5. ウェビナーを運営しコースを販売する
オンラインで商品を販売する方法は、セールスレターやステップメールが有名ですが、現在はウェビナーが最も効果的な手法です。エバーグリーンウェビナーを含め、僕たちはこれまでにいくつものウェビナー開催してきました。その中でも、ウェビナーの成約率は驚異的です。ウェビナー参加者の半分以上が商品を購入してくれることもあります。
石崎さんも「ウェビナーの成約率は50%を超える」と言い切っています。これまで、セールスレターで成約率が1%出れば上出来!というような世界で生きてきた人には驚きの数字だと思います。
他にも、以下のようなメリットがあります。
- リストを短時間で爆発的に増やすことができる
- ライブチャットやQ&A形式を導入した場合、お客さんと直接やりとりできる
- YouTubeにアップしたり、商品として販売することもできる
セールスレターやステップメールで商品を販売する場合、比較的、教育に時間がかかります。ステップメールの場合、1週間にわたって教育をして、それからセールスをするというようなプロセスを経ます。以前、販売していた商品なんかは、30通ほどのステップメールを組んでいました。しかし、ウェビナーの場合は、1,2時間程度でお客さんを教育することができます。
そもそも、ウェビナーは動画配信なので、テキストベースのセールス手法には不足している、視覚情報が豊富です。しかも、顔出ししてウェビナーを行えば、よりお客さんと信頼関係を築くことができます。さらに、チャットを導入することで、お客さんと直接やり取りができるので、ウェビナーが終わるころには、「この人からもっと学びたい!」と思わせることができるようになります。なので、ウェビナーは、コンバージョンが高い優れたセールス手法なんです。
5-1. プラットフォームを選択する
ウェビナーを運営できるツールやサービスとしては、ClickFunnelsやEverWebinar、WebinarJamなどの有料のものもありますが、YouTubeなら無料で運営できます。ただ、YouTubeの場合は、WordPressやSquarespaceにウェビナーのためのページをDIYで作成する必要があります。
5-2. ライブ形式か録画形式か選択する
次に、ライブでウェビナーを運営するのか録画した動画をウェビナーとして利用するか決めましょう。もちろん、ライブでやったほうがよりコンバージョンは高くなります。YouTubeを使ってライブウェビナーを運営する場合は、YouTube Live機能を使えばOKです。
録画形式のウェビナーにする場合は、一旦、YouTubeなどに動画をアップロードしておきます。アップロードする場合は、一般公開にしてしまうと、ネットが閲覧できる人全員が視聴できるようになってしまいます。なので、限定公開にしておきましょう。そして、リンクを取得し、WordPressなどのサイトにリンクを埋め込みます。あとは、記事のリンクをお客さんにシェアする、という流れです。
ちなみにビジネスパートナーの石崎さんは、ClickFunnelsを使ってオートウェビナーを運用しています。月々3万円近くのランニングコストがかかっていますが、それ以上のリターンを得ているそうです。ウェビナーはライブが良いという人もいれば、石崎さんのようにもっぱら録画形式だけを使う人もいるようです。あなたのライフスタイルやワークスタイルに合わせた手法を選択してください。
5-3. ウェビナーのトピックを決める
ウェビナーの形式を決めたら、次はウェビナーのトピックを決めましょう。トピックは、かなり絞り込みます。ウェビナーは、約1,2時間なので、その中で何かしらの目標が達成できるような内容にします。例えば、「WordPressの使い方」という漫然としたトピックではなく、「WordPressでリソースページを作成する方法」のように、ウェビナーで何が学べるのかが一瞬でわかるようなトピックを選びます。
5-4. ウェビナーで話す内容
ウェビナーで話す内容は以下の通りです。
話す順番#01:ウェビナーのイントロダクションと自己紹介
まずはウェビナーで扱う内容の説明や簡単なあなたの自己紹介をします。ブログの運営に関するウェビナーをするのであれば、これまでのブログ運営の経歴を話します。例えば、「ブログを始めて1年くらいは全くといって良いほどトラフィックが集まらなかったけど、ある戦略を導入したら、100万PVを達成しました。」みたいな感じです。
話す順番#02:チャットでお客さんと会話する
ここでは、お客さんのエンゲージメントを高めるために、チャットでやり取りします。そうすることによって、ウェビナーを最後まで見てもらいやすくなります。
話す順番#03:コンテンツ
そしたら、本題に入ります。ここでは、セールスのことは考えずに、純粋に価値を提供しましょう。
話す順番#04:まとめ
ここでは、本題のところで話した内容をまとめます。さらに、本題で伝えた内容は、理論ではなく、あなたが実際にやってきて培ったノウハウだということを伝えます。
話す順番#05:売り込み
次に、売り込みです。ウェビナーで伝えたノウハウは、売り込みたい商品の一部であることや商品は網羅的であることなどを伝えます。
話す順番#06:Q&A
最後に、Q&Aです。ライブウェビナーの場合は、お客さんから質問を募集して、その質問に答えていきます。録画形式の場合は、あらかじめ、よく聞かれる質問を何個か用意しておいて、それに答えていきます。
6. EAの効果的な使い方
Udemyでは、Educational AnnouncemenとPromotional Announcementという2種類のお知らせを送ることができます。前者は、教育目的のお知らせで月に4回まで送ることができます。後者は、宣伝目的のお知らせで、月に2回まで送ることができます。
EAは、お客さんとの関係性を構築するために使います。月に4回送信することで、お客さんに自分のことを知ってもらい、信頼関係を構築します。そうすることで、他のコースを購入してもらいやすくなります。
6-1. EAの事例
僕の場合は、EAでは、ブログ記事を紹介しています。他にも、コースにレクチャーを追加したり、変更を加えた場合は、その連絡しても良いですね。とにかく、お客さんとの関係性を深めるために、頻繁に連絡をすることがEAを使う上でポイントになってきます。僕が受講している講師の方の事例を、次にご紹介します。
Chrisさんの事例
Chrisさんは、Udemyで最も有名な講師の1人です。彼は、MBA関連のコースを中心に展開しています。つい先日届いたEAでは、YouTubeの動画をいくつか紹介されていました。受講生の悩みやよく受ける質問を動画にしてYouTubeにアップして、それをEAでシェアしても良いですね。
Philさんの事例
PhilさんもUdemyで最も有名な講師の1人です。彼は、ビデオ編集やコース作成のコースなどを展開しています。この前届いたEAでは、コースを作成するのに必要なガジェットやツールの紹介をしているブログ記事をシェアしていました。つまり、リソースページです。ただ、ガジェットやツールを並べただけのリソースページではなくて、どういった方にどんなツールがオススメなのか、詳しく書いたページを紹介するようにしましょう。
Robさんの事例
Robさんは、ウェブ開発が専門の有名な講師です。彼のEAでは、SurveyMonkeyというサービスを利用して、アンケートを取っていました。アンケートは、次のコースのアイディアを得るのに最適です。SurveyMonkeyの他にも、Googleフォームを使ったり、コースのQ&Aにアイディアや悩みを投稿してもらうというのも良いかもしれません。
Educational Announcement(教育目的のお知らせ)の事例集
7. PAの効果的な使い方(PAでコースを宣伝する)
EAでは、Udemyの他のコースを宣伝することはできませんが、PAでは所有しているUdemyのコースを宣伝することができます。
7-1. PAのプロモーション方法
PAでコースを宣伝する場合は、クーポンを発行します。講師によっては、1300円とか、1400円のクーポンを配布している場合もあります。でも、シンプルに最安値の1200円でOKです。
他には、3種類のクーポンを発行するというプロモーションの方法もあります。例えば、¥1200×3枚、¥1500×5枚、¥1800×10枚みたいな感じです。いろんなやり方がありますので、それらを試してみてください。
Promotional Announcement(宣伝目的のお知らせ)の事例集
7-2. PAのポイント
PAを送るポイントは、次の2つあります。
ポイント#01:締め切りを設ける
1つ目は、締め切りを設けるということです。締め切りを設けないと、「1ヶ月後でも、半年後でもまた買えるからいいか」と思われ、購入が後回しにされます。そして、割引になっていることさえも忘れ去られて、結局購入してくれなかったというのもあります。なので、必ず期間を限定する必要があります。
ポイント#02:数量を限定する
2つ目は、数量を限定するということです。期間を設け、さらに数量も限定することで、お客さんに今すぐ購入する必要があるということが伝わります。こうすることで、今すぐ購入するインセンティブを与えることができるので、購入が後回しにされることは少なくなります。
また、数量を限定するということは、PAを送った時だけではなくて、次のPAの時も有効になってきます。なぜかというと、数量を限定することで、コースを購入したかったのに購入できなかった、というお客さんが出てくるからです。そうなると、次は早めに購入しようというインセンティブが働いて、購入してくれるようになります。
上のスクショは、2018年の12月のものです。Udemyの力ではなく、自分でプロモーションした売り上げです。「DEC1200」がこの月に送ったPAのクーポンコードになります。$240なので、日本円で¥26,000円ほどの収益が上がりました。