Udemyのコース収入だけで8桁の収入を超えるのは簡単ではありません。僕がこれまで記録した最高の売上が$6700ですから、70万円ほどです。
もちろんプログラミングなど、Udemyと相性のいいトピックを選べば70万円以上を稼ぐことは可能かもしれませんが、それでも年間1000万円以上を稼ぐことは容易ではありません。
しかしあなたが、自社商品を販売するという判断をすれば、それほど苦労することなく8桁の収入を突破することができます。
今手元に昨日の自社商品販売のデータがあるのでそれをシェアさせていただきます。1日で48万円の収入でした。
別に誰かに信頼してもらうために僕は働いているわけではないんですけど、もし信用できないのであれば、今一緒にカフェで作業をしている根本さん(左)と山田さん(右)に聞いてみてください。石崎力也は本当に1日に48万円を稼いでいるのかどうかを。
ちなみにこの48万円は、何かプロモーションを打ったわけではなく、完全にエバーグリーンで回しているビジネスモデルから得た収益です。僕がライブで何かをプロモーションをやれば、もっともっと大きな金額を稼ぐことができます(・・・っていう話をうちの母親に話したら「えー!じゃあそのお金でシステムキッチン買ってよ」と反応されました。)
さておき。
もしUdemyで8桁の収入を突破したければ、次のステップを踏んでください。僕、そして写真の中にいた根本さんや山田さんが、やっている方法&やってきた方法です。
- フロントエンド商品を作成する
- バックエンド商品を作成する
- オプトインページを作成する
- ステップメールを作成する
- 購入者メルマガを作成する
- オプトインページをボーナスレクチャーに設置する
今回お届けするノウハウはこちら
STEP 1: フロントエンド商品を作成する
Udemyで毎月$2000の収入が入るようになったら、次は自社商品を販売しましょう。自社商品はフロントエンド商品とバックエンド商品の2つを用意します。
いきなり自社商品を買ってくれる人は少ないので、ステップメールを用意してお客さんを教育します。教育したのち、フロントエンド商品を販売します。
まずは次のフローを覚えておいてください。
- Udemyで$2000を安定的に稼ぐ
- ボーナスレクチャーにオプトインページを用意する
- ステップメールを流す
- フロントエンド商品を販売する
さて早速フロントエンド商品を作りましょう。
イレジスティブルオファーを作る
フロントエンド商品は、イレジスティブル(断れない)である必要があります。オファーを強くするということです。次の2つのオファーを比べてください。どちらが魅力的でしょうか?
- りんご1個100円
- りんご1個200円
人は安い方のオファーを「強い」と判断する傾向にあります。では次は?
- りんご1個100円
- りんご2個100円
人は多い方のオファーを「強い」と判断する傾向にあります。では次は?
- りんご2個100円
- 今だけりんご2個で100円
人は限定性のあるオファーを「強い」と判断する傾向にあります。では次は?
- 今だけりんご2個で100円
- りんご2個で100円。今だけペティナイフ付き。
人は特定のあるオファーを「強い」と判断する傾向にあります。では次は?
- りんご2個で100円。今だけペティナイフ付き。
- りんご2個で100円。今だけペティナイフ付き。味に満足されなければ全額返金いたします。ペティナイフは返す必要はありません。
人は返金保証のあるオファーを「強い」と判断する傾向になります。
こんな風に同じ商品を売っているだけでも工夫次第でオファーを強くできることを覚えておいてください。オファーがある強度を超えるとイレジスティブルになります。
僕たちは「ステップ 0:あなたのスキルを動画コンテンツにして販売する方法」というフロントエンド商品を販売しています。この商品は「安い」と「特典」と「返金保証」の3つを使ってオファーを強くしています。
フロントエンド商品がどういうものかを理解したければ、実際にこの「ステップ 0:あなたのスキルを動画コンテンツにして販売する方法(4900円)」を購入して視聴してみてください。このフロントエンド商品はワークブックと動画コンテンツから構成されています。
ACTION
- あなたのフロントエンド商品はなんですか?
- フロントエンド商品をいくらで販売しますか?
- フロントエンド商品のコンテンツタイプはなんですか?(例:スクリーンキャスト動画とワークブック)
- あなたはどのようにしてフロントエンド商品のオファーを強くしますか?
ステップ 2:バックエンド商品を作成する
フロントエンド商品が集客商品であるのに対しバックエンド商品は利益商品です。バックエンド商品を高額にすることで、販売者は大きな利益を得ることができます。
高額商品を販売することはそれほど難しいことではありません。少なくとも1万円の商品を売るのと100万円の商品を売るのに、100倍の難易度の差はありません。高額な商品を販売した人にしかわからないことですが、高額商品って売れるんです。売ってみないとわからないことなんですけど。買ってくれる人が必ずいるんです。
videocreation.cloud の場合、バックエンド商品に「ステップ 2:Udemyで8桁の収入を稼ぐ方法(5万7900円)」を設定しました。フロントエンド商品が4900円であるのに対して、バックエンド商品はその10倍の値段です。
バックエンド商品はフロントエンド商品よりも高額ですから、商品のボリュームは大きい方がいいです。
さらにバックエンド商品は、ステップバイステップ形式にして、お客さんが何か具体的な成果物を得られるようなコンセプトにすると売れやすい傾向にあります。
例えば、videocreation.cloudのフロントエンド商品は「ステップ 1:あなたのスキルを動画コンテンツにして販売する方法(4900円)」ですが、この商品はあくまでも動画コンテンツを作ってそれを販売する方法を教えているだけです。一方、バックエンド商品の「ステップ 2:Udemyで8桁の収入を稼ぐ方法(5万7900円)」は、ステップバイステップ形式の講座になっており、かつUdemyや8桁の収入という具体的なプラットフォームや具体的な成果物がタイトルに含まれています。
もちろん商品のボリュームはバックエンド商品の方が大きいです。
商品の作り方は、基本的にはフロントエンド商品と同じです。ステップ 2:Udemyで8桁の収入を稼ぐ方法(5万7900円)のコンテンツタイプは多岐にわたっており、一眼レフで撮影した対談ビデオ、スクリーンキャスト動画、ワークフロー、チェックリストなどです。
商品を購入した人は「わお!こんなに濃いノウハウを、こんなにたくさんのコンテンツをもらえて嬉しい!」と思ってもらえるような量と質を意識して作りこみました。
ACTION
- あなたのバックエンド商品はなんですか?
- バックエンド商品をいくらで販売しますか?
- バックエンド商品のコンテンツタイプはなんですか?(例:スクリーンキャスト動画とワークブック)
- 合計で何ステップの商品ですか?
- それぞれのステップを書き出してください。
- バックエンド商品の具体的な成果物はなんですか?
ステップ 3:オプトインページを作成する
オプトイン(opt in)。お客さんが選択的にメルマガに参加するという意味です。僕たちがどこか名簿業者からメールアドレスを買ってきたりはせず、お客さんがお客さんの意志でメルマガを読むことを事前に承認する、という意味です。
リードジェネレーションとか、ランディングページとか、スクイズページとかいろんな呼ばれ方がありますけど、どれも同じ意味です。
お客さんが「お!」と思えるようなアイキャッチな画像やヘッドラインを用意して、お客さんにメールアドレスを入力してもらいます。
リードマグネットという無料プレゼントをオファーすることで、オプトイン率を高めることができます。
あなたがインターネットビジネスの上級者であれば、オプトインしてもらった後に、いきなり高額商品を販売することも可能です。videocreation.cloudのモデルでは、Udemyのボーナスレクチャーに「ステップ 2:Udemyで8桁の収入を稼ぐ方法(5万7900円)」の販売案内を設置しています。
これが僕たちのオプトインページです。一眼レフカメラと高価なレンズを使って、良い写真を撮りました。山奥のロッジを三日間借りて、セールスページやオプトインページに使う写真をパシャパシャと撮影しました。
オプトインページは、セールスファネルの入口なので、この部分がしょぼいと「あ、この人たちは実力がないんだな」と判断されて、メールアドレスすら落としてくれません。
いちげんさんのお客さんでも「おぉ」と唸ってしまうようなオプトインページを作るのがコツです。
ちなみに僕たちはSquarespaceというサイトを使ってオプトインページを管理しています。
ACTION
- オプトインページにどんな工夫をしてお客さんのアテンションを惹きつけますか?(例:カメラマンを雇って写真を撮影する)
- オプトインページはどのウェブサービスで作りますか?(例:Squarespace)
- ステップ 4:ステップメールを作成する
ステップ 4:ステップメールを作成する
大抵の場合、お客さんはクールです。このクールな冷たいお客さんをあっためるのがステップメールの役割です。信頼していない状態から信頼している状態に変える、と言い換えても良いかもしれません。いきなり商品を「はい、買ってください」とオファーしても購入してもらえませんが、ステップメールを通してなんらかの価値を提供し、信頼を獲得できたのであれば、その後に「はい、購入してください」とオファーしたとしても買ってくれる人はいるはずです。
何通のメールを用意すれば良いでしょうか?1万円程度の商品であれば、7通もあれば十分です。1万円以上の商品を販売するのであれば、9通、14通と数を増やしていった方がいいでしょう。ただし長すぎるのはダメです。なぜなら、お客さんの集中力が持たないからです。
あまりにも何通もメールを送り、お客さんが十分にあったまっていれば、きっとお客さん「早く売ってくれよ!」と思うでしょう。人には売って欲しいタイミングというものがあるのです。
またステップメールを書きすぎると、回収までの期間が長くなるため、あなたがシンドくなるという可能性もあります。1週間後に10万円をもらうのと、1ヶ月後に10万円をもらうのであれば、やっぱり1週間後にもらった方が嬉しいはずです。売上の回収は早くする、これはビジネスの基本です。
さて、ステップメールには何を書けばいいでしょうか?
これはもう、僕たちの具体的なステップメールを確認していただくしかありません。
僕たちが何を意識してメールを書いているかは伝えることができます。
僕たちは「価値の提供」を意識して文章を書いています。
何か具体的な効果をお客さんに与えるようにしています。
この記事だって、やはり「価値の提供」を意識して書いています。
あなたが「なるほど」と思ってくれることが1つでもあれば嬉しいなと考えています。
そうやって価値を提供し続けることで、お客さんは僕たちのことを信頼してくれるようになります。
僕たちはステップメールを、ConvertKitで運用しています。MailChimpに比べて値段が若干安いです。
「ステップ 2:Udemyで8桁の収入を稼ぐ方法(5万7900円)」の商品を販売するために、僕たちは5通のステップメールを用意しており、第1通目からセールスをして第5通目で販売終了の告知をしています。
ACTION
- 何通のメールを書きますか?
- 販売期間は何日にしますか?
- どのメルマガ配信会社を利用しますか?(例:ConvertKit)
ステップ 5:購入者メルマガを作成する
ステップメールと購入者メルマガの違いは、売る商品です。ステップメールはフロントエンド商品を販売するためのメルマガ。購入者メルマガはバックエンド商品を販売するためのメルマガです。読み手は大きく違います。何が違うかわかりますか?
- ステップメールの読者:まだお金を払っていない見込み客
- 購入者メルマガの読者:もうすでにお金を払った購入者
そう、違いはお金を払ったかお金を払っていないかの違い。ここがポイントです。
購入者メルマガの場合は、お客さんはすでにあなたのことを知っているから、わざわざ自己紹介は必要ありません。また、ステップメールで行ったような教育も不要です。なぜならすでに教育が済んだ人たちが購入者メルマガの中にいるからです。
じゃあ購入者メルマガでは何をすればいいか?
やはりここでも「価値の提供」です。
ただし「価値」の次元が異なります。
購入者メルマガでは、もっと具体的な価値を提供してください。切り口を絞り込んでください。絞り込めば絞り込むほどお客さんのニーズが顕在化してきます。絞り込めば絞り込むほど、お客さんが脱落していきます。ある人は「こんな情報は知りたくない」と思うでしょう。一方、最後まで読み続けてくれた人たちは、高い確率で商品を購入してくれます。
次の3つを比較してみてください。
- ダイエット
- 軍隊式ダイエット
- 2ヶ月で痩せられる!軍隊式ダイエット
当然ですが、一番最後の「2ヶ月で痩せられる!軍隊式ダイエット」という切り口が最も具体的です。こういったメルマガを最後まで読んでくれた人は、きっと2ヶ月で健康的に体重を絞りたい人だろうし、バナナダイエットのような怪しい手法ではなく、しっかりと努力を伴った方法で痩せたいと考えているはずです。
そんな彼らに「○リーズブートキャンプ」を販売することはそれほど難しいことではありませんね。
では、どうやって購入者メルマガを配信するのか?
ステップメールで使ったメルマガ配信会社をそのまま使ってください。ConvertKitにはタグをつける機能がありますから、商品を購入してくれた人に[購入者]というタグをつけましょう。MailChimpはタグもグループ機能も両方ありますのでどちらか片方を使って[購入者]と[見込み客]を分けてください。
で[購入者]というタグがついた人に、購入者メルマガを自動で配信するRuleを設定します。これもConvertKitやMailChimpで簡単に設定できます。
フロントエンド商品の購入直後に次の商品を販売すると嫌がられますから、ある程度の視聴が終わった後に購入者メルマガを配信するようにしましょう。それもやはりConvertKitやMailChimpで設定することができます。
フロントエンド商品の販売と同様にバックエンド商品も締め切りを設けると成約率が高まります。
僕たちは締め切りツールにDeadline Funnel を使っています。
ACTION
- 何通のメールを配信しますか?
- 購入者にどんな具体的な価値をしますか?
- どの締め切りツールを使いますか?
- 販売期間は何日にしますか?
ステップ 6:オプトインページをボーナスレクチャーに設置する
さて、セールスファネルが完成しました。あとはお客さんをファネルの中に取り入れるだけです。その入り口がオプトインページです。
じゃあどこにオプトインページを設置するか?はい、Udemyのボーナスレクチャーです。
Udemyはボーナスレクチャーの利用を認めています。ここでは自分が書いた本の紹介や、自社商品の販売、コンサルティングサービスの販売を認めています(僕は、アメリカのUdemyスタッフに直接連絡して確認しています)。
オプトインページにはだらだらと長い文章を書く必要はありません。
シンプルにオプトインページにジャンプしてもらってください。
クリックしてもらうことが重要です。
あなたのオプトインページに誘導するURLを設置したら、すべて完成。
あとはセールスファネルの細かい部分の修正を繰り返してください。
僕はそうやって8桁の収入を稼ぎましたし、僕のクライアントも同じようにしてその売上目標を達成しています。
ACTION
- オプトインページのURLをUdemyのボーナスレクチャーに設置する