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1. ニッチスコアカードの使い方
まずは出来る限りの情熱をリストアップし、それぞれに点数をつけていきます。そして、合計点の高いものを3つ選び最後に一つを選ぶという流れです。それがあなたの参入ジャンルになります。
ニッチスコアカードのアクションリストを開いてください。13個の枠がありますが、必要であれば枠を追加して、情熱をもっと書き出していただいて構いません。とりあえず、情熱書いていきましょう。ここでリストアップする数が出れば出るほど後から選びやすくなります。例えば、上記のような感じです。もしかしたらあなたの本物の情熱が出てないかもしれないので、もう少し時間かけてみると良いかもしれません。
そして、それぞれに点数をつけていきます。質問1は何かというとそのトピックの市場規模ですね。ここで時間を掛けてもしょうがないので、推測で構いません。詳しくやろうと思ったら、例えば検索ボリュームを調べてみたり、あるいは雑誌が出ているかどうか調べてみたり、なんなら市場規模そのものも出てますから、そういったものをチェックしてみてください。「英語市場なら8000億円です。」とか。そういう数字で出る市場もあるので、それを調べても良いですけど、これは推測で構いません。どんどん次に進むことが目的なので。評価1というのは、例えばそれを好きな人に出会ったことがないような小さなトピック。「スノボーが好きな人に出会ったことありません。」みたいな。実際には、ゲレンデ行ったらスノーボーダーだらけなので、実際にはそんなことないですね。評価5は、例えば数百万人の人が熱狂しているような大きなトピックです。ということで、上の画像のように、質問1に市場規模の評価を記入してみてください。
次にそのトピックに興味のある人はどれほど真剣度合いです。うまい棒を好きな人はたくさんいるけど、それは情熱とは違い、真剣ではないですよね。一方ゴルフであればみんな真剣です。仮にドライバーの値段が高くても、それが飛距離を伸ばしてくれるなら、財布と相談しながら購入しようと考える人はいます。またゴルフのスコアを伸ばしたいと考えている人もたくさんいますし、彼らはゴルフに真剣です。実際にデジタルコンテンツとか情報商材では、ゴルフの商材がすごい多いですね。片足のゴルファーのヘッドラインを書いた世界の伝説的なコピーライターであるジョンカールトンもやっぱりゴルフの教材あの手伝っているので、ゴルフは高くても売れる教材です。一般的に言って、真剣度が高いトピックの場合、あなたの作るコンテンツはよく見られる傾向にあります。あなたがゴルフのノウハウ動画を作れば、多くの人が食い入るように見てくれるでしょう。ということで、どのくらい真剣かを質問2の欄に記入していきます。
次の3番は、「あなたはそのトピックのコンテンツを作る時どのくらい楽しめそうですか。」という質問です。これは自分の主観で良いです。評価1は、歯医者の待合室で刃を削ろうと大きくようなイメージです。こんなのは、好きな人はいませんよね。評価5は、例えば、誕生日と宝くじの当選と誰かに恋に落ちるのが同じ日に起こるくらい楽しみなことです。
いよいよ合計値を出していきます。ということで、Apple製品が1位になりました。その次に来るのが、糖質制限ダイエットで、これも僕のトピックになり得るということですね。
合計値が出たら、「私のニッチは___です。」の欄にトピックを記入します。これやってみて、面白いのは本当にApple製品のコンテンツを作りたいなと思っているところなんですね。作ったらうまくいくだろうなというのもなんとなく分かります。これがニッチスコアカードの素晴らしいところです。
2. Udemyコースの市場規模を調査する方法
2番目は、市場規模の調査方法です。今回はUdemyのカテゴリー検索を使って、どのくらいライバルがいるか、どのくらいコースが供給されているかというの見ていきます。一つのポイントとして、ライバルの具体的な数を数え上げます。実際に検索すると、何コースあるか表示されます。それを見るのも良いんですけど、英語圏でどのくらいのコースが供給されているかを確認します。というのも、まだまだ日本でのUdemyの歴史というのは浅いので、英語圏で見たほうが割とちゃんとした数字が見れますので。英語圏では3万コースあるのに、日本のコースでは3コースしかないとかだったら、圧倒的に供給バランスが崩れてますよね。チャンスということですね。だから英語圏でどのくらいコースが供給されているかを見るのも一つです。
今回、僕はApple製品で参入するので、Udemyでどのカテゴリーに属するのかを確認します。すると、「仕事の生産性」という大カテゴリーの「Apple」という中カテゴリーにある「すべてのApple」がそれに該当します。
だから、上の画像のように「アクションリスト:市場規模の調査」の質問1~3にそれぞれ、大カテゴリー名、中カテゴリー名、小カテゴリー名を記入します。
次は、「あなたの参入ジャンルが属している大カテゴリーでは、世界で何コースが供給されていますか?」ですね。これを確認していきましょう。大カテゴリーは、「仕事の生産性」なので、これをクリックします。すると、コース数は、3294でした。
コース数がわかったら、質問の4にその数を記入します。
次は「日本語で何コースが提供されてますか?」を見ていきましょう。これは、日本語フィルター出します。フィルターで日本語88個しかありません。しかも、ほとんどがExcelです。即興でやってるんですけど、Apple製品は、多分チャンスです。
5つ目は、「日本のコースの供給率は?」という質問です。計算式は、日本語で供給されているコースの数/世界で供給されているコースの数X100です。つまり、Apple製品の場合は、88/3294X100で2.67でした。
2.67なので、1~3%の間です。だから、チャンスありということらしいです。適当にアップル製品選んだ割にはすごい本当に良いですね。
実際にちょっとどんなコースあるか見ていくと、僕のコースが表示されていました。もっともっとAppleのコースを出していくと良いですね。Macでエクセルを使う方法とかじゃなくて、iPhoneの使い方とかAirpodの裏技とか、Macbook Proに入れたら良いオススメのツールとかの使い方を説明するということですね。実際にゴリミーさんとかもApple製品ばっかりですよね。それで何百万というブログのアクセスがあるわけですから、そこがUdemyで供給されていないとなると、これはすごいチャンスです。ということで、以上が市場規模の調査方法です。
3. Udemyインサイトの使い方
次に、Udemyインサイトの使い方をお伝えしていきます。インサイトを使って何が良いかというと需要と供給のバランスが崩れている場所を探せます。供給数が少なければチャンスですし、実際に供給数少ない場所っていうのは圧倒的に需給のバランス崩れていることが多いので、ちょっと崩れてるというところよりも圧倒的に崩れてるとこを探しましょう。特に英語圏と比較して、日本語のところに全然コースが無い場合はチャンスです。
ブルーオーシャンの調査というアクションリストがあります。まずは「あなたはUdemyのインサイト機能にどのようなトピックを入力して検索しますか?(あなたが思いつくものを5つ検索トピックに入力してみてください。)」という質問に5つのトピックを記入してみましょう。
その後に「受講生のニーズどうなってますか?「高」ですか?「低」ですか?」という質問があるので、確認します。講師のビューの「ツール」の中に「マーケットプレイスのインサイト」がありますので、これを選択します。日本語の例が出ていますが、英語で入力する必要があります。「apple」と入力すると、「appleはUdemyの既存トピックではありません。」と表示されますので、「以下の関係Udemyトピックを確認してください。」で、調べたいトピックをクリックします。
すると、このスクショのように、そのトピックの「受講生のニーズ」や「コース数」、「月次収益の中央値」、「月次収益の最高値」そのカテゴリーに属するコースなどが表示されます。
まずは、上のスクショの項目をチェックしましょう。
そして、アクションシートの質問の2~4に「受講生のニーズ」、「コースの数」、を記入します。「月次収益の中央値」と「月次収益の最高値」の金額が高いほうが受講生のニーズにコースがうまく対応できていて、コースが効果的に宣伝されているということになります。なるべく、高い金額の方が効果が大きいということです。
次は、質問の5つ目です。「「トピックの検索ボリューム」の数値が何%ですか?」という質問なんですけど、ここには、「トピックの検索ボリュームパーセンタイル」という項目に表示されている数値を記入します。
6つ目の質問は、「検索ボリューム傾向はどうなっていますか?伸びていますか?下がっていますか?」です。「検索ボリューム」という項目をチェックしてみてください。今回は、「iPhone Filmmaking」で検索したんですけど、11月になって増えているのは、おそらくプロモーションがあるからですね。トレンドではなく、サイバーマンデーとかブラックフライデーで増えているということです。その傾向を6つ目の質問に記入しておきましょう。
7つ目は、「「チャンネル別の登録者数」と「コンバージョン率」はどのくらいありますか?」という質問です。コンバージョン率が高いと、それだけ売り上げが立ちやすいということになりますね。「iPhone Filmmaking」の場合は、コンバージョン率が16.2%なので高いですね。「Udemyで見つける」が56.4%になっています。つまり、講師のプロモーションで売れたんじゃなくても自然とUdemyの中で売れているということですね。
8つ目の質問は、「英語圏の既存のコースは何コースありますか?」ですね。ここには、「主要トピックとして公開されているコース」の項目の数字を記入します。
最後の9つ目の質問は穴埋め形式で記入する項目になっているので、上のスクショのように記入してみてください。
4. Udemyコース・アウトラインの作り方
次に、Udemyコース・アウトラインの作り方をご紹介していきます。アウトラインを作る時は、売れてるコースを参考にしてください。必ず共通項がありますので。あとは、僕たちのフォーマットも使って頂ければと思います。
まずはセクションを展開していきましょう。 「Ultimate Google Ads/AdWords Course 2018 – Profit With PPC」という10万人の受講生がいるコースのセクション1は「Introduction to Google Ads」になっていました。
「Complete Python Bootcamp: Go from zero to hero in Python 3」は「Course Overview」です。
最後は、「Digital Marketing Masterclass – 23 Courses in 1」というコースでは「Introduction」になっていました。ということで、セクション1は、イントロダクションにします。
イントロダクションの後は、how toのレクチャーが入ってくるんですけど、次に、最後のセクションを決めていきます。今回参考にしたコースでは、「Bonus」という言葉が使われていたので、最後のセクションは「ボーナスセクション」にしておきます。
それから、how toのレクチャーを埋めていきます。これは、具体的な内容で良いですね。「iPhone Filmmaking」なら「iPhoneについて」とか「専門用語」、「iPhoneで撮影する方法」、「iPhoneで編集する方法」みたいな感じです。
イントロダクションに関して言えば、参考コースでは「What is Google Ads(Google Adsとは?)」とか「Python 2 versus Python 3(Python2とPython3はどちらが良いか)」、「Course Curriculum Overview(コースカリキュラムの概要)」がありました。だから、「このコースで学べること」や「iPhoneで映像製作する、とは?」、「なぜiPhoneで映像製作するのか?」などを入れます。それから、各セクションの頭では「このセクションで学べること」というレクチャーを入れておくと良いですね。あとは、細かいhow toのレクチャーを追加していきましょう。ということで、上のスクショのようなアウトラインを作成してみてください。
5. Udemyボーナスレクチャーの使い方
最後に、Udemyのボーナスレクチャーを題材にしますが、Udemyのポリシーをよくよく読むのはすごく大事です。これはプロモーション的な意味でもそうです。どうやったらUdemyに好かれるのかということを知るためにもポリシーを紐解くのは一つでしょう。もう一つはUdemyのポリシーに反することをすると警告が来て、バンされます。そうなると、怖いですし、今まで蓄積されたものが全部無くなるから、ちゃんと確認しておきましょう。
僕は、ジョイントベンチャーでいろんな講師と一緒にコースを作ったりするんですけど、そのジョイントベンチャーの講師がEducational Announcementで自分の利益につながるようなことをやったりとか、あるいは「実際にどころかで会いましょう。」みたいなメールを送ってしまいました。それで、警告が僕にも飛んできたんですね。だから、どういう事例があるかというのは結構わかります。ジョイントベンチャーパートナーと一緒にコースを作ったは良いものの、その後はこっちがプロモーションだけを手伝ったパターンもあるし、僕もちょっとはレクチャーを出したというパターンもあるんですね。
基本的に作ったら後はほったらかしでノータッチなので、その講師が何をしているかというのがわからないんですよね。そういうこともあって、「ポリシーはよく読んでおいてください。」というのはジョイントバンチャーパートナーには言っていること何ですけど、ここで改めてお伝えさせていただきます。
今回作成したアウトラインの一番最後に「ボーナスレクチャー:別のコースが全て90%OFF」というレクチャーを作成しました。まずは、ここでやって良いことを事例を含めて確認していきましょう。
Googleアドワーズのベストセラーコースを見てみたら、「Bonus Material!」となっていて、追加の販売をしていません。だからこれだけ売れているというのが分かるくらいなんですけど、もっと儲けようと思ったらこのボーナスレクチャーを使います。
Python のコースであれば「Bonus Coupons」ということで別コースのクーポンを出しています。ここから売れたものは97%がUdemy講師に入ってきます。だから、このボーナスレクチャーにクーポンを置いています。
デジタルマーケティングのコースはPhilさんとDiegoさんの2人でやっているので、Philさんのコースのクーポン、Diegoさんのコースクーポンが別々にあります。一つのレクチャーの中で、こういう使い方もできます。
僕の場合は、エバーグリーンで回している外部のウェビナーに飛ばしてます。そっちの方がボーナスレクチャーで他のコースを売るよりも儲かるからです。これは、Udemy側としてはおそらく嬉しくないんですけど、ボーナスレクチャーの規約を読んでいただければ分かりますし、Udemyの日本のスタッフと英語圏のスタッフの両方に確認を取ったので、外部に飛ばしています。
じゃあ、実際に見ていきましょう。基本的には外部サイトに飛ばしてはいけません。これは、覚えていてください。実際に、外部サイトのリンク出すと「これは教育目的なんですか?」みたいな警告が出てきます。その上でさらにもう1回、Proceedボタンを押すとようやく保存されるんですけど、毎回警告が出ます。そのくらいUdemyは敏感になっているということですよね。
ボーナスレクチャーは、一般的に結論レクチャー後の最後のレクチャーです。このスペースを利用して、他のコースや商品を受講生に宣伝したり、コースをさらに越えた補足内容を受講生に提供することができます。マーケティングツールと考えてください。
講師 – 詳しいガイドライン
- クーポンコードまたは他のUdemyコースへのリンク、あなたのウェブサイト/ブログまたは受講生の役に立つ補充製品(書籍など)などへの外部リンクは自由に追加できます。
- ボーナスレクチャーの無料プレビューは提供しないでください。
- コミュニケーションツールを使用する場合は、ボーナスレクチャーを参照しないようにしてください。これは、マーケティングツールとして捉えられるため、クーポンコード、宣伝目的のお知らせなどと同等に扱われます。
- 講師がシステムの悪用を試み、Udemyのポリシーの精神に明らかに反している場合、あるいは受講生に高い登録解除率や返金率といった非常に否定的な影響がみられる場合、Udemyはポリシー違反があったと判断します。
ボーナスレクチャーを利用して他のコースや商品を受講生に宣伝したりできます。Philさんみたいに他のコースを売るパターンですね。これはこれで良いと思います。Udemy内に留まってくれるので。一方で、外部に飛ばすパターンはUdemyにとってはあまり嬉しくないですね。だけど、ボーナスレクチャーではそれをやっても良いと決めています。
でも、ボーナスレクチャーを無料プレビューすると、コースを受講しなくても見れるようになってしまうので、無料プレビューしてはいけません。その次にある、「コミュニケーションツールを使用する場合」とありますが、これはEducational AnnouncementやPromotional Announcementがそれに該当します。あとは、お客さんが受講した瞬間とすべてのレクチャーの受講が終わった瞬間に送られる自動メッセージというのもあります。これらを総称して、コミュニケーションツールと言っています。ここでは、ボーナスレクチャーを参照してはいけません。つまり、リンクを出して「ようこそ。いきなりなんですけど、ここがボーナスレクチャーです。」みたいに、いきなり誘導するということですね。そういうのをしないようにすると言うことです。
また、外部サイトに飛ばしていくとそのやり方があまりにもネガティブで、悪用だと判断された場合は仮にボーナスレクチャーでやっても良いと言われていることであったとしても、ポリシー違反となることがあります。
実際に僕はあのメッセージもらったことあります。僕はeBookを配っていました。「eBookを配っても良いですか?」と日本のスタッフに聞いたら、「教育目的であれば良いですよ。」と言われて送ってたんですけれど、1年後くらいに急にアラートが来ました。
あなたのアカウントの最近のアクティビティに基づいて連絡を取りたいと思いました。直接のメッセージを通じてあなたの個人的な電子ブックを宣伝しているようです。あなたが知っているかどうかは私にはわかりませんが、これは私たちの学生ガイドラインに反しています。
この活が継続したり、これらのポリシーに違反した場合は、アカウントへのアクセスを停止することがあります。
「直接のメッセージ」というのはダイレクトメッセージ機能のことですね。僕がダイレクトメッセージを送ったのではなく、ウェルカムメッセージでeBookを渡していました。このeBookには売り込みの要素が無い、教育目的なものなんですけど、それもダメと言われました。この後、僕は連絡を取って、すべてのウェルカムメッセージを削除しました。
ボーナスレクチャーには、基本的にはUdemyの別コースが良いです。だけど、自分の外部サイトに飛ばす場合は、悪用しないようにということですね。先ほどもお伝えしましたが、僕の場合は、自分のウェビナーに飛ばしてます。そういう風にして、2016年からずっと運用しています。ここはどういう風にして使うかというのは、人それぞれと思います。例えば、まずはUdemyでベストセラー講師になりたいと思うのであれば、Udemyコースをボーナスレクチャーで売れば良いですね。実際に僕も最初の頃はそうしていました。そうすると、Udemyの中でどんどんコースが売れていくということになります。でも、ある時から自分の外部サイトに少しずつ飛ばすようになっていきました。
とはいっても、セールスファネルを持たずに、むやみに自分のブログに飛ばしたって意味ありません。それなら普通にUdemyでコースを売った方が良いです。ということで、ここはUdemyで売るよりも大きな利益を得られると判断した場合は、外部サイトに飛ばしてもOKです。ただし、悪用はしないでください。