宿泊先に洗濯機がないので、7kg前後(タオルが濡れてて重くなっている)の袋を抱えサンタクロースの様相でコインランドリーへと歩みを進めます。お、重い。地球の重力かなんかやな。引力ちょい強いな、最近。そう思って後ろを向いたら10kgオーバー(同級生と比べるとウェルター級)の息子がエルゴの中でスヤスヤ寝ています。そうか、今月と来月は奉仕マンスリーだった。どうりで昼間から、半袖半ズボン(恩納村は那覇に比べてぐっと気温が低いのでパーカーが必要な時もあり)で外をぶらついているわけだ、私は。
コインランドリーで34分間の回転を待つ間、百田尚樹さんの「夢を売る男」という本を読みました。スキルもないし、才能もないし、キャリアでも成功していない人が一縷の望みを「小説」や「本の出版」に託す。彼らから200万円を取ってボロいビジネスを続ける牛河原編集長の放言(百田直樹さんの大放言)。一字一句を追うと、放言なんて言葉は不適切で、むしろ強烈なメッセージが並んでいることに気付きます。もともとそういう趣旨で書かれた本だろうから、あれを小説と思って読み始めた僕は、ちょっと目を覚まして読まんなダメやと思ったんです。コーヒー飲んで、真剣に読みたくなった。ウェルター級はまだ寝ている。チャンスだ。集中して読みました。
岩本さんと橋本さんと作った新しいコースをアップロードしなきゃいけないから、Wifiを探しに那覇に行ってくるね、嫁殿・子殿。恩納村から那覇まで片道1000円強の市バスに揺られ、スタバに向かいます。そう、この文章をスタバから書いています。店内に流れるアメリカンなジャズを打ち消すために、Apple Musicで沖縄民謡ベスト〜ハイサイおじさん〜を聞いています。
バスに揺られながら牛河原編集長の言葉をどこかで使いたいと思った。そうだUdemyのコース紹介で使うのはどうだろうか。そういえばWordPressのインストール方法を説明した無料コースをまだ提出していなかった。あのコースのサマリーで使いたい。ということで「WordPressをインストールする方法(Value-Domainとエックスサーバーで運用)」のコース紹介は以下に決まりました。コピーライティングの原則に従い文章を書けばどんな文章でも読まれる文章になってしまいます。かといってテクニックだけで文章を読ませても、提供する内容と乖離があれば読み手にバレます。「あ、こいつは俺と弄んでいる」と。その折衷したポイントをうまく攻めるのがネットで商売するコツなんですけど、まさにこの文章もテキトーでどうでもいいことを「さもありなん」な風に見せるようにテクニックを駆使して書かれたものなんですね。
あれ、何が言いたいんだろう。とりあえず読んでおくれ、次のコース紹介を。たぶん審査に通らないだろうから。
コース紹介
スタバで抹茶フラペチーノのVenti(別名デブサイズ)を飲みながら「どんなコース紹介を書こうか」と考えあぐねていたんですけど、コースタイトルがあまりにもコースの内容をそのままに表現しているのでこれ以上書くことないぞという状態になりました。ということで、レクチャーの一部から文章を転載しました。(以下レクチャー1より)
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唐突ですが、日本人は自己表現が好きなようです。インターネット上の80%の情報は英語で書かれているにもかかわらず、ブログを通して生産される記事の数や分量は英語を抜いて日本語が1位らしいです。そう言えば百田尚樹さんの「夢を売る男」の背表紙にはこんなことが書かれています。
敏腕編集者・牛河原勘治の働く丸栄社には、本の出版を夢見る人間が集まってくる。自らの輝かしい人生の記録を残したい団塊世代の男、スティーブ・ジョブズのような大物になりたいフリーター、ベストセラー作家になってママ友たちを見返してやりたい主婦…。牛河原が彼らに持ちかけるジョイント・プレス方式とは―。現代人のふくれあがった自意識といびつな欲望を鋭く切り取った問題作。-Amazonの内容より-
ということで、自分の親父が「本でも出そうかと思っている」とか言い出したらこの本を読ませてください。事実ベースの物語なので、たぶんお父さんの心は粉砕されます。いきなりプロのミュージシャンになりたいとか、オリンピックに出場したいとか言いださないのに、いきなり小説家になりたいとか言い出す人はいます。日本語は誰でも書けますからね。スキルもタレントもない人が、もしかしたら自分にも才能があるかもしれないと感じさせてくれるのが、本の出版なのかもしれません。僕がそう思ったというより、この本(夢を売る男)の中にそう書かれています。
悲しいかな今のブログブームに便乗して「自分メディア」を持ってみたいと考えている人たちは、もしかすると”夢を売られている人”なのかもしれません。ごめんなさい、暗い話ばかりして。先日コインランドリーに置いてあった百田さんの本を読んでしまったせいで、こんな文章がスムーズに体から出てしまいまして。
じゃあ夢を売られている人=WordPressでブログを運営している人と、ジョイントプレス方式で自費出版したい人たちの違いは何か。まず低コストで始められます。Value-Domainで .com ドメインを取るのに1000円/年。エックスサーバーでX10プランを申し込んで15000円/年。CMS(ワードプレス)は無料。年間2万円弱で始められます。牛河原のボロいビジネスに騙されると200万円取られることを考えれば、安いもんです。
またWordPressは自分一人でインストールできます。出版のようにコンテナ(印刷、書店、編集)を借りる必要はありません。やろうと思えば、今すぐ自己表現を始められる。今すぐWordPressをインストールし、今すぐブログを書き始められる。
大事なのはここからです。ブログは次のポイントさえ押さえていれば、かなり高い確率でアクセスを集められるようになります。
iPhoneやガジェットなどのトレンドをネタにする
最低でも1日に1回更新する
コンテンツマーケティングの書き方に沿った文章を作る
長々とつまらない話をして申し訳ないです。このコースではここまで深いことは踏み込みません。レクチャーの中で踏み込めなかったからこそ、わざわざこんな文章を今ここで書いていると言えるかもしれません。本コースで解説するのは、たかだかWordPressのインストール方法です。Value-Domain(運営元のデジロックはGMOに買収されてしまいましたね)でドメイン取って、エックスサーバーとNS設定で紐付けするだけ。あとは自動インストールボタンをクリックすれば完了。
さて、あなたは今、夢を売られています。冗談です。楽しんで文章を書いてください。ブログで生計を立てようなんてシンドイこと考えずに5年から10年かけてゆっくりと自分の好きなことを書いてみてください。続けられれば、それなりにモノになるはずです。運が良ければ巨大な集客媒体になっているかもしれません。