どうもこんにちは、石崎力也です。
今日は「オンラインコースを作るマインドセット」ということで、心構えのお話をお伝えしていきます。具体的なノウハウは、ないんじゃないかと思われるかもしれませんが、結構詰め込まれています。特に、一番最初のモジュールなだけあって、一番重要なことを入れてあります。ここから離れないでおけば、まあまあUdemyでは稼ぐことができるだろうというノウハウを1つ、2つご紹介していきます。
Udemyをやっていて、基本的に悪いことはなく、ワクワクすることが多いです。そのポジティブな面に焦点を当てて、ノウハウをお伝えしていくので、自分もコースを作ってみたいという気持ちになると思います。
このレクチャーであなたが学べることは次の4つです。
- Udemyで成功するための鍵
- オーガニック売上を伸ばす方法
- コースの知覚価値を上げる方法
- レビューをもらう方法
Udemyで成功するための鍵は1つしかありませんが、それがすごく重要なんです。
3つ目の知覚価値というのは、マーケティング用語で、購入者が感じる価値のことです。フォレスト出版は、よく本にDVDを付けて販売していますよね?ご存知でしょうか?あるいは、僕が大学生の時に、ジュンク堂とかに行くと、CDやDVD付きの本が売れ筋のコーナーに置かれていました。CDやDVDを1枚プレスするのに10円くらいしかかかりませんが、それらが付いているだけで価値があるっぽく見えるというのが、知覚価値と言います。Udemyにおいても知覚価値を上げる方法があるので、それをご紹介していきます。
このレクチャーを受講するために必要なものは、
- あなたの参入するジャンル
- ScreenFlow/一眼レフカメラ
- Premiere Pro
- すでに公開されているUdemyコース
です。世の中にはいろんなジャンル、いろんなマーケットがあります。このレクチャーを受講する前にあなたが参入するジャンルをしっかり決めておいてください。あとは、実際に映像コンテンツを作成する段階になって、ScreenFlowや一眼レフカメラ、Camtasiaなどが必要になってきます。編集するためには、Premiere Proがオススメです。それから、すでに公開されているUdemyコースがあるとベターです。聴きやすいというか、僕がお伝えしていく内容が頭に入ってきやすいと思います。もちろん、まだ公開していない人でも理解できる内容になっているので、安心してください。
このレクチャーは次のような人たちを対象としています。
- デジタルコンテンツの販売者
- Webマーケター
- プロモーター
- UdemyやSkillShareの先生
今からコースを出そうと思っている方でも良いし、すでにコースを持っているけど、さらにそのコースの売り上げを伸ばしたいと思っている方も対象になっています。では早速ノウハウをみていきましょう。
今回お届けするノウハウはこちら
1. このコースは3人で作りました
これは、3人で作成しました。具体的に言うと、僕、石崎力也と山田道存さん、あとは根本耕輔さん。いずれもUdemyで2000ドル以上稼いだ経験がある人です。実際に経験した失敗と、成功を盛り込んであります。
この記事は、事実ベース、そして僕たちの経験ベースでお伝えしています。色々なブログを検索して探し、他人の記事を読んだり、eBookを読んでみたり、他のUdemy講師の話を聞いたりして作った内容ではないということです。そもそも日本にはそれほどUdemyに関するソースは無いので、調べようがないということも事実なんですけど、いずれにせよ、僕、根本さん、山田さんが実際に経験したことをベースにして構成しています。
どこにでもありそうな成功法則をお伝えするものではありません。僕たちの個別具体的な体験をベースにしてノウハウを構築しているので、あなたには使えないノウハウもたくさんあるはずです。とはいえ、ある程度は一般化してあるので、参考になる部分も少しはあるはずです。
2000ドルプラスと書いたんですけど、山田さんは最初の月の収入が2000ドル超えるまでに、半年しかかからなかったと言っていました。僕もUdemyに参入してからちょうど半年です。6ヶ月で2000ドル超えるようになり、そこから3000ドル、4000ドル、5000ドルを経験せずに一気に6700ドルいきました。だから、収入としては月70万くらいなので、悪い数字じゃないと思います。根本さんもこの前の、大きいプロモーションで、5000ドル稼いだと言っていたので、2000ドルプラスというのは割と控えめな数字を言っています。
僕は、2016年の2月にオンラインコースを20ほど作り込んで、全てをUdemyで公開しました。それから1年経っても、常に月間売上は$2000〜$6000をうろちょろしています。メンテナンス作業はほぼありません。受講生から質問が来たら答えるだけです。ログインやアカウント作成に関する技術的な問題は全てUdemyのスタッフが処理してくれます。決済から、JVパートナーとの収益配分、そして払込。これらもUdemyのシステムがやってくれます。僕がやることはほとんどありません。
これまでに延べ10万人にコースを提供ということなんですけど、10万という数字は僕一人です。石崎一人での数字なので、山田さんとか根本さんを足すと、数字は大きくなると思います。たった3人のノウハウだから、客観的とは言えないんですけど、僕一人がお伝えするものよりも、いささか主観的な要素は排除されると思います。3人分の共通項みたいなものをまとめてお伝えするので、多分、あなたも同じようなことができるのではないかなと思っています。
2. Udemyが叶えてくれたこと
- 週4時間だけ働くライフスタイル
- $6700+の収入
Udemyが叶えてくれた大きなことは、この2つです。短い時間だけ働いて生きていける、というライフスタイルが確立されました。あとはお金です。短い時間で生きていけるだけのお金を稼げて、かつそのお金も割りと十分な数字なのではと思います。この$6700という数字は、Udemyだけの収入です。ここには、自社サイトで販売しているコンサルティングや顧問契約などの収益は含まれていません。
Udemyが叶えてくれたこと#01. JVパートナーが増えた
1つはJV、ジョイントベンチャーです。今回も山田さん、根本さんと3人で作ったので、これもJVコースと言っても良いと思います。たくさんの仕事仲間と繋がることができました。Udemyのおかげですね。Udemyがたくさん僕のコースをオーガニックで売ってくれて、そこから僕のお客さんになってくれた方もいたり、「一緒に仕事しませんか?」と、話が広がっていったりしました。
あとはアップセル、バックエンドを購入してくれたお得意様と一緒に仕事をしたり、ですね。Udemy自体は、アップセルとかバックエンドで商品を販売してはいけません。だから、Udemyで高額商品を販売するのではなく、どちらかというと、僕がUdemyでたくさんの人にコースをリーチさせて、それぞれの受講生の方が僕の名前とかを検索し、彼らが自発的にうちの高額の商品を買ってくれたりする。それで、買ってくれた人で成果を出した方が「今度は一緒にビジネスしませんか?」みたいな話に繋がっていくってことですね。
Udemyが叶えてくれたこと#02. 働き方が改善された
2つ目働き方です。Udemyが叶えてくれた事で一番大きいのはコレだと思います。デジタルコンテンツの販売は、時間・場所的な制約が本当に無いです。今、僕がコースを作成しているのは、実は、山の中なんです。越後湯沢の山奥です。WiFiさえあれば、コースをアップロードすることができますし、公開することもできます。あとはUdemyが勝手に売ってくれます。僕が出先に持っていかなくてはいけないのは、Blue社のRaspberryのマイクとMacBook Proです。これでもうコースが作れます。
ということで、いつ撮影しても良いし、どこで撮影しても良いです。かつ、撮影しているのは土曜日だけです。本当に週に4時間くらい働くだけで、十分に生きていけるだけのお金を稼ぐことができるようになりました。これはもうUdemyのおかげです。自分で集客しなくてはいけないとなると、Facebookやインスタグラム、Googleの広告を打ったり、色々なことをやらなくてはいけません。無料でアクセス集めようと思ったら、ブログを書いたり、YouTubeにノウハウ動画を投稿したり、色々な面倒な事が出てくるかもしれませんが、Udemyは僕たちの代わりにコースを売ってくれます。だから僕は月火水木金、土曜日は抜いて、日曜日に、好きな事していて良くなりました。
Udemyが叶えてくれたこと#03. 収入が増えた
最後は、収入です。6700ドルの不労所得ですね。上に挙げたスクリーンキャプチャ、実際に6720ドル稼いだ時のものです。本当にこの月は何もしていませんでした。恐らく、韓国の釜山とかに居たと思います。毎日1歳にならない子供をスリングで抱えてヘウンデビーチに行って、カスビールを飲みながら夕日を眺めていました。その月はコースを一個も作っていなかったんですけど、それでも月々70万円くらいの収入になるので、悪い数字じゃないなと思います。
こんな感じで、色々な側面からUdemyはサポートをしてくれて、僕のことを経済的によりハッピーにしてくれました。ということで、あなたもコース作って、それをベストセラー化して、お金を稼いで自由な働き方、自由な収入、そして色々な仲間を作っていってください。
3. このコースで学べること
先ほどは、Udemyが叶えてくれた事ということで、僕にどういうポジティブな影響があったのかという内容をお伝えしました。でも、このコースは僕のためじゃなくて、あなたのために作ったものなので、あなたにどんなベネフィットあるか、どんなもの得られるか、ということに焦点を当ててお伝えしていきます。Udemyの攻略の鍵、レビューの重要性などを確認していきましょう。
あなたが学べるのは次の6つです。
学べること#01. Udemyの鍵
まずは、Udemy攻略の鍵。それはオーガニック売り上げですよ、と言いました。販売努力するのではなく、Udemyで勝手に売れるようなコースを作れば良いということです。ここを分かっていれば、ブログを一生懸命書いたり、YouTubeに無料の動画をたくさん上げたりしなくても良いということがわかります。ここに焦点を当てている限り、Udemyは攻略出来ます。自分で集客するな、自分で売ろうとするな、ということです。呪文のように何度も復唱しておいてください。
学べること#02. 上位表示させる
次は、Udemyの検索エンジンです。これは、SkillShareでも良いんですけど、検索エンジンでどう上位表示させるかですね。オーガニック売り上げが重要だとはお伝えしましたが、なんでオーガニック売り上げが起こるかというと、それはUdemyのサイトであなたのコースが上位表示されているからです。例えば、僕だったらカテゴリーからマーケティング、デジタルマーケティングの順番で検索していけば、僕のコースが1ページ目に表示されますが、もしそれが2ページ目、3ページ目に表示されたら、恐らく、今ほどの売り上げになっていないと思います。1ページ目に出ているからこそ、売れている、と言えるわけです。正にそれがオーガニックで売れていくということなんですけど、こんな風に勝手に売れるコースを作るにはどうしたら良いかという話をこの後お伝えしていきます。
学べること#03. イニシャルレビュー
イニシャルレビューはすごい大事です。イニシャルレビューは最初のレビューという意味です。上位表示させるためには、レビュー集めなくてはいけません。端的に言って、最初のレビューがつかないと上位表示されません。レビューがつかないとコースが売れないからです。上位表示されるから、また更にレビューが集まるという循環があるんですけど、この循環に持っていくために、どうすれば良いかということですね。実際にこの循環に乗っていないコースがほとんどで、死に筋コースがUdemyにはたくさんあります。つまり、もう1年前、2年前、3年前にコースをリリースしたけど、全然受講生が集まらない、みたいなコースもたくさんあるわけです。それはイニシャルレビューがついていないからなんですね。逆に言うと、最初のレビューが付くと、そこから良い循環に入っていきます。
学べること#04. 知覚価値の上げ方
4つ目は、知覚価値の上げ方です。マーケティング用語で知覚価値というのはお客さんがその商品をどう思うか、どのくらいの価値として感じるかというのが知覚価値であることは説明しました。例えば、eBookを渡したり、あるいは音声だけを渡したりとか、色々な工夫があります。Udemyにはそういうのが簡単にできる仕組みが整っているので、その使い方を紹介します。
学べること#05. 努力の分配方法
5つ目は、努力の配分方法。これは冒頭で答えをお伝えしましたが、販売する努力をするのか、それともコースを制作する努力をするのかということです。マンパワーは無限ではないので、どこにリソースを割り当てるかはすごい大事です。たくさん稼いでいる講師はたくさん働いているかというと、必ずしもそうではなく、たくさん稼いでいる講師は、リソースを上手く配分しています。逆に言うと、稼げていない講師は間違ったリソースの配分をしているから稼げていないと言えるわけです。
学べること#06. 売れるコースの特徴
最後は、売れるコースの特徴です。売れるコースは、どんなものかという時に、みんなが思うのは「優れたノウハウを持っているからこのコースは素晴らしい。」と言います。あるいは、「このコースは、他では知ることができないノウハウ教えてくれているから、優れている。」と言うんですけど、そうではありません。売れるコースには売れるコースの特徴があるんです。
これら6つがあなたの学べることです。さて1つずつ詳しくみていきましょう。
4. Udemyで成功するたった1つのポイント
Udemyで成功するたった一つのポイントということで、一番大事な事をお伝えしていきます。先に言ってしまうと、そのポイントというのはオーガニック売り上げです。
収益のほとんどは、僕たちの販売努力とは関係ないオーガニック売り上げから来ています。この写真を見てください。この写真の左側は、あなたの総収益6720.65ドルになっています。その下に、円グラフがあって、Udemyオーガニックが5023ドル、広告プログラムが919ドル、そして、あなたのプロモーション685ドルと続きます。
- Udemyの総収益(内訳)= $6720.65
- Udemyオーガニック = $5023.71
- 広告プログラム = $919.97
- あなたのプロモーション = $685.68
- アフィリエイトプログラム = $130.60
- 返金 = $39.31
6000ドル近くが僕の努力とは関係ないオーガニック売り上げなんですね。広告プログラムと言ったって、その広告プログラム組んでくれるのはUdemyなので、実際には、僕の努力と関係ないところで6000ドル近くがこの月は売れています。逆に言うと僕の努力から売れているのは、700ドルくらいです。ということで、売ろう、売ろうと思って販売努力しちゃいけないということです。実際にこの6700ドルを売り上げた時は、文字通り何もしていないです。このプロモーション活動の685ドルですら、もしかしたら僕が送ったプロモーションじゃない可能性もあります(ビジネスをサポートしてくれているアシスタントのNさんが送ってくれたものだと思います)。とりあえず、オーガニック売り上げが重要です。ここから外れなければ、Udemyは上手く行きます。たくさんブログを書いて、自分のUdemyコースに飛ばすとか、そういう無駄な事はやらない方が良いということです。あるいは、YouTubeにたくさん動画を上げて自分のUdemyコースを売るとか。そんな努力をするのであれば、そのリソースを良いコースを作ることに注いだ方が良いです。これを忘れないでおいてください。
ということで、このコースのゴールは1つしかありません。それはUdemyの検索エンジンで上位表示させること。すなわち、オーガニック売上を最大化すること。あなたがSkillShareに参入するのであれば、SkillShareの検索エンジンで上位表示させること。これが一番重要な事であり、あなたが考えなければいけない唯一のことです。このために努力をします。
あなたがどれだけブログを書いたとしても、どれだけYouTubeで動画を上げたとしても、Udemyの検索エンジンには何の影響も与えません。だから、無駄な努力になります。逆に言うと、Udemyの検索エンジンで上位表示させるための努力は全てポジティブな影響を与えてくれます。少なくともあなたの売り上げには、良い影響を与えてくれます。
例えば、参入しているカテゴリーでコースを上位表示させます。上の画像は、Udemyのトップページからマーケティング > デジタルマーケティングで辿っていくと、僕のコースがこういう風に1ページ目に出てくるんですね。ベストセラーと出ているんですけど、1ページ目にはベストセラーとかよく売れているコースが出ます。これがすごく重要です。ここに出なければ、たいした売り上げにはなりません。
ということで、まずは参入しているカテゴリーで上位表示させましょう。例えば、クッキングであれば、ライフスタイルの中にあると思うんですけど、ライフスタイルというカテゴリーあるいはその中にある小カテゴリーの中のクッキングで、上位表示させます。
これはUdemyのトップページにあるんですけど、現在閲覧されているコース、あるいは人気コースにランクさせるということです。これもすごい重要ですね。現在閲覧されているコースとか、あるいは人気コースとしてランクされているコースのレビューの付き方をみてください。すごい突き抜けています。そのくらいアクセスが集まるし、Udemyが優先的に露出させてると言っても良いかもしれません。どんどん売れていきます。
右上に山田道存さんのオウンドメディア構築プログラムというのがあるんですけど、大抵現在閲覧されているコースには、テック系のものが多いです。AmazonウェブサービスマスターコースVPC編、Javaスクリプト、フルスタックエンジニア、Excelで学ぶビジネス、みたいな感じでテック系が来るんですけど、中には珍しく山田さんのこういうオウンドメディア構築プログラム、マーケティング系のものが入ったりします。ここに表示されると、どんどん、どんどんコースが売れていきます。山田さんに直接聞いたところ、具体的な数字は教えてもらえませんでしたが、この1つのコースだけでかなりのコース収入になっているそうです。
結論は、制作努力の方が販売努力よりも重要だということです。ここから外れなければ、Udemyでは上手く行くでしょう。みんな販売努力しすぎなんですね。そうじゃなくて、そのリソースを制作努力に割り当ててください。ブログを書く暇があれば、eBookを作ってそれをコースマテリアルとして追加してコースの知覚価値を上げる方がよっぽど重要です。
5. Udemyでコースを上位表示させるためには?
Udemyでコースを上位表示させるためには何をすれば良いかということを次にお伝えしていきます。上位表示って何か、あるいは上位表示させるために何をすれば良いか、良いコースって何かってことですね。
良いコースというのは、自分が決めることじゃないですね。マーケットが決めることです。もっと言うと、お客さんが決めることです。お客さんの評価がどういう風にしてUdemyのアルゴリズムに伝わるかと言うと、レビューです。だから、Udemyのアルゴリズムは、良いレビューがたくさん集まっているコースを良いコースとして判断して上位表示させていきます。色々なところに表示されるようになるし、優先的に広告されるし、優先的にEメールで配信されたりします。だからレビューが重要です。上位表示させたければ、どうやったら良いレビューを貰えるかということを常に考えてみてください。
どうやったら良いレビューがつくと思いますか?それはシンプルに良いコースを作るということです。コンテンツが重要だということです。良いコースを作って、良いレビューがたくさん付いたら、Udemyのアルゴリズムは自動的にそのコースを良いコースだと判断して上位表示させてくれます。そして、上位表示に成功すると、僕たちのオーガニック売り上げは伸びていきます。
6. 良いコースの条件その1 – タイトルとコンテンツの一致
じゃあ、良いコースって何かという内容をお伝えしていきます。まずは、その1。タイトルとコンテンツの一致です。これはどういうことかというと、受講生の期待を裏切らないということですね。例えば、「これはダイエットのコースです。」と言って、中を見てみると、投資信託の話だったら、タイトルとコンテンツ一致してないから、お客さんは怒りますよね。そこまで乖離したコースはあり得ないと思うかもしれませんが、多くの人がやっています。
例えば、よく批判的なレビューであるのが、「あまりにも簡単すぎた。」とか、「僕たちにはあまりにも難しすぎた。」というのがあります。それで1つ星ついているんですね。これはどういうことかと言うと、タイトルから、ある程度みんな期待とか予想をして購入してくるわけなんですけど、実際にコンテンツを見てみると、全然違ったということです。
初級向けコースと言っているのに、コンテンツでは全然初級向けじゃなかったりとか。あるいは仮に初級向けだったとしても、それは受講生が求めている初級とは違ったりすることがある訳ですね。ということで、タイトルとコンテンツの一致というのは、すごく奥の深いノウハウです。「純粋にダイエットプログラムと言って、ダイエットのコンテンツ渡せば良いんだろ。」くらいじゃダメってことですね。どうやったら受講生の期待に応えられるコースができるのかということを常々考えてください。
約束を守るというのは、すごい大事です。ダイエットというタイトルで、コースの内容が金融だったらおかしいというのは言ったんですけど、例えば初級と言ったなら、ちゃんと初級のコースにする。中級と言ったなら中級のコースにする。基礎と言ったなら基礎のコースにする。例えばそういうことですね。必ず、タイトルとコースの内容は一致させてください。
2つ目に挙げた、セールスレターで書いたことを必ず履行する。これは僕の失敗から来ています。今でもたまにミスったりするんですけど、大きい約束をするわけですね。「あなたはこうなれます。」みたいなことセールスレターに書くわけです。でも、実際にコース受講してみたら、「ここに書いてあったこと全然履行されていないじゃないですか。」あるいは「やってみたけどできませんでした。」みたいなことも実際にありました。ビッグプロミスを作るのは、コピーライターの大事な仕事です。そのビッグプロミスを確実に履行するのは、コンテンツメーカーの仕事です。あなたは両方の仕事を同時に遂行せねばならないということです。
例えば「eBookを用意してあります。」と言って、eBookを用意していなかったりするのもアウトですよね。実際に「こういうテンプレートお渡しします。」というのを、コースのディスクリプション、サブタイトルとかにも書いていたことがあります。でも、そのコンテンツを作るの忘れていました。だから、タイトルとコンテンツ一致していないですよね。勿論そういうコースは低いレビューがついて、かつオーガニック売り上げは伸びません。ということで、まず、良いコースを作るためには、受講生の期待を裏切らないでください。約束を守ったり、タイトルとコンテンツを必ず一致させるようにしてください。
7. 良いコースの条件その2 – イニシャルレビューをつけてもらう
良いコースの条件その2は、イニシャルレビューです。最初のレビューをどうもらうかということですね。上位表示させるためにはたくさんレビューが付かないといけませんし、しかもそのたくさん付いたレビューの平均値が良くないとダメなんですね。その最初のレビューをどうコントロールするかを次に、お伝えしていきます。
これは、僕のお話をしても良いんですけど、基本的に僕のノウハウは、ベンチマークしているトップ講師を見ながら、あるいはそこから生まれたノウハウなので、僕のを聞くよりもダイレクトに海外のトップ講師はどうしているかというのを見れば、手っ取り早いです。彼らが何をしているかを説明させてください。
レビューをもらう施策#01. コースを一定期間無料にする
1つ目は、無料にする。いきなり有料で公開してしまうと、セールスレターには「平均評価0、受講生0」と表記されます。コース内容のところに「何人受講してます。」とか「何個のレビューがついています。」というのが出るんですよね。でも、自分が一番目の受講生になるのって結構しんどくないですか。つまり、自分が初めてのお客さんになりたくないということですね。逆に言うと、2000人とかが受講していて、かつレビューも100とか200ついていて、平均のレビューが4.4とかなら「買おうか。」となりますよね。Amazonとかでも、レビューやっぱり見ますよね。そこでレビューの数が1つ2つだったら、「うーん。」ってなるし、何もレビューついていなかったら「俺が一番最初のお客さんになるのか。」ってなるじゃないですか。ということで、一定期間無料にしています。そして、無料にしておくと、凄い勢いで受講生集まってくるんですね。
Udemyには、30日の返金保証があるのでリスクはないんですけど、でもやっぱり1200円クレジットカードから落とされるというのは嫌で、それが購入の障壁になっています。その障壁をなくせばいい。コースをタダで配る。無料にしておいた方がたくさん人が集まり、そのうちの一定数がレビュー付けてくれます。そして、レビューが溜まった段階で有料に変えたりします。そういう風にしてイニシャルレビューを集めている講師がいます。
レビューをもらう施策#02. 既存客にレビューをお願いする
2つ目はリスト持っている人じゃないとできません。既存客にレビューを付けてもらうというパターンですね。コースを公開した段階では受講生は0人なんですけど、いきなり24,0000円の値付けをします。そして、そのコースの100%オフクーポンを、既存客に渡しておきます。Udemyの教育目的、宣伝目的のお知らせ使って100%オフのクーポンをお客さんに渡している人もいるし、リスト持っている人は、自分のリストに対して投げてますね。
僕も最初はそうしていました。コピーライティングのコースが2つあるんですけど、両方とも最初に100%のクーポンを既存客に出しました。それで、「気に入ったらレビューしてくださいね。」と言いました。辛辣なコメント出してくる人もいるんですけど、基本的にはみんな良いレビューをくれますね。無料のクーポン渡しているので。ということで、既存客にレビューを付けてもらうというのが2つ目です。
こういうのあって良いかわかりませんが、コミュニティとかがあって、お互いにレビューを付け合うというのも聞いたことがあります。今もありますが、ハテナブックマークというのがあって、アルゴリズムが変わる前は、最初に互助会みたいなのがあって、ポストされたら、メンバーがすぐにブックマーク付けるというのをやっていました。それで24時間以内に5個とか10個のブックマークが付いたら、今度は新着のところにでてくるんですね。そこから、どんどん良い循環に入っていくということで、互助会、お互いに助け合うみたいな会があったそうです。それと同じようなことをUdemyでしている人もいるっていうのを聞いたことがあるんですけど、これをやって良いかどうかというのは、ご自身の倫理観に照らし合わせて考えてください。僕はやっていません。
レビューをもらう施策#03. 初期の顧客と深く交流する
3番目は、交流ですね。最初の購入者と濃いインタラクションを重ねます。購入してくれた方にダイレクトメッセージを送ったりとか、あるいは改善点を聞いたりとか、Q&Aで質問来たりしたらすぐにレスポンスするとかですね。これ大事ですね。僕は、コースをローンチしたら放ったらかしにしてしまう悪い癖があります。日本人は、無視されることを過度に嫌がり、過去に質問を2日間放置したら、1つ星レビューがきました。「日本人は」って言っちゃダメなのかもしれないんですけど、彼らは無視されると、尊厳が傷つき、悲しくなる。だから、「1つ星レビュー付けてやろう。」というモチベーションが生まれるそうです。彼らの尊厳を守るためにも、良いレビューをもらうためにも、すぐにレスポンスしてあげましょう。実際にQ&Aの質問が来なくても、自分からダイレクトメッセージ送るという人もいますね。最初のお客さんに対して、「購入してくれてありがとうございました。何かお困りのことありませんか?」みたいな感じで会話をスタートして、インタラクションすることで、お客さんに5つ星をつけてもらうということですね。
以上が海外トップ講師のイニシャルレビューの取り方です。
8. 良いコースの条件その3 – 質の高いコンテンツを作る
良いコースの条件その3は、質の高いコンテンツです。この「質の高いコンテンツ」とは何かという話なんですけど、もちろん映像のクオリティが良いとか、音のクオリティが良いというのもあるだろうし、話の内容が素晴らしい、ノウハウ自体が素晴らしい、というのもあると思います。でも、それらよりもっと大事なのはベネフィットだと思っています。つまり、お客さんの未来がどうなるか、お客さんがどうなるか、ということに焦点を当てて話をしているかということですね。
例えば、仮に僕がこんな説明をしたとします。「質の高いコンテンツを作ればいいんですよ。」、「僕はこうなりました。」、「僕のコースはこうなって、僕はこうなった。」・・・と、こんな風に自分の話ばかりしていてもしょうがないということですね。お客さんは常に自分ならどうできるかという視点で聞いているから、喋る側もお客さんに焦点を当てて話さなきゃいけません。つまり、ベネフィットに焦点を当てて話しているコースは良いコース、質の高いコンテンツになると僕は信じています。
これまで、イニシャルレビューを付けてもらうとか、色々な事お伝えしてきました。でも、「石崎みたいに最初からリスト持ってるわけじゃないし。」とか。「今、石崎みたいに何万人って受講生がいるわけじゃないし、それはあなただからできるんでしょ?」と言われるかもしれません。
でも、実際僕が初めてUdemyにコースをローンチしたときはまだ、教えた経験も無いですし、もりろん自社リストなんてものはありませんでした。ウェブサイトすら持っていなかったです。SNSのフォロワーは家族と友人だけのものすごい小さなコミュニティでしかありませんでした。何より、優れたノウハウ持っていませんでした。持っていたノウハウというのはありきたりな物ばかりでしたね。
でも、わかりやすく説明するということに焦点を当てました。僕の持っていたノウハウは検索すればすぐに出てくるようなハウツーとか、あるいはセミナーとか本で見たありきたりなノウハウばっかりだったんですね。そのノウハウを他の人よりも、少しだけわかりやすく説明しようと心がけてコンテンツを作り続けました。
良いコンテンツは何かと考えた時に、他の人が持っていないようなノウハウを伝えるというのも1つなのかもしれないけど、これだけみんながブログを書いて、これだけ色々な人が無料でリードマグネットとか色々なコンテンツ配布するようになって、自分しか持っていないノウハウってほとんどないんじゃないかなと僕は気づいたわけですね。じゃあ、どうやったら他と差別化できるかと考えた時に、他の人よりももう少し体系的に、他の人よりももう少しわかりやすく説明しようと思いました。その結果、まあまあ上手く行きました。
ということで、どういうものがお客さんのベネフィットに繋がるのかというと、それは優れたノウハウじゃなくて、わかりやすい説明です。ノウハウ自体はもう無料で世の中にすでに転がっています。だけど、真の意味でお客さんはそれを理解していないかもしれない。だからこそ、分かりやすい説明を心がけます。
ありふれたノウハウで良いんですけど、それが理解されやすいように、あるいはわかりやすいように、説明してもらうと、お客さんは価値を感じてくれます。だから、「僕は月並みなノウハウしか持っていないから、Udemyには参入できない。」と思っているかもしれないけど、月並みなノウハウでいいんです。他の講師も(おそらく)月並みなノウハウしか持っていません。だけど、売れてるコースというのは、わかりやすいです。実際に僕も最初のコースをベストセラーにしたときは、本当にわかりやすい説明を心がけました。ということで、わかりやすい説明であればあるほど、その受講生にとってのベネフィットは大きくなると考えてください。
9. Udemyで成功するのが以前よりも遥かに簡単になった4つの理由
Udemyで成功するのが前よりもはるかに簡単になった4つの理由をお伝えしていきます。僕は、2016年の2月に、最初のコースを滋賀県の彦根市で作成したんですけど、その時はまだUdemyのインターフェースは英語でした。だから講師の画面とかも全部英語で、自分でそれを日本語に訳しながら、日本語で書いていました。本当にまだまだ日本に全然上陸していない段階から僕はUdemyに参入していたんですけど、それに比べたら今はだいぶ楽になりましたよね。でもそれだけではありません。インターフェースが英語かどうかということ以上に、もっと簡単に成功できるだろうな、あるいは自分が今から参入したらもっと早く上手く行くできるなと思える理由が4つあるので、それを紹介させてください。
Udemyで簡単に成功できる理由#01. ソースが前よりも多い
1つ目は、ソースが増えたということです。英語でも、日本語でも良いので、Udemyと検索してみて下さい。以前よりもはるかに多くの結果が表示されるようになりました。色々な人がUdemyのインカムリポート、つまり、「Udemyでいくら稼ぎました。」、「稼ぐためにはこうしなきゃならないです。」、「僕はこうしました。」みたいなことを英語なり日本語なりちゃんと書いているということですね。それを見ると、Udemyで上手くやるノウハウって散らばっているのがわかります。前は本当にそういうノウハウがありませんでした。僕は他のうまくいってそうな英語圏の講師を見ながらノウハウを構築していきました。でも、今はもう情報ありまくりです。この記事を含めて、ノウハウだらけですよね。Udemyに関連するオンラインコースがたくさん出ています。Udemyコースクリエイションとか、Udemyマスタークラスとか。色々なコースが英語でも日本語でも出ています。だから、自分で1からやろうしなくても良いというのが1つ目の理由です。
Udemyで簡単に成功できる理由#02. 前よりも環境が整った
2つ目は、環境が整い始めたということです。本当に色々な側面からの環境が整備されてきました。例えば初心者でも使いやすい軽いカメラの登場。ミラーレスカメラが登場しました。僕も使っているLumixのGHシリーズ。これはマイクロフォーサーズと言って、割とセンサーサイズが小さく、そのおかげで軽いんですけど、それでも画質は良いんですね。取り扱いしやすく、かつ画質も良いみたいな感じです。そういうカメラが割と安い値段で出てきました。
あとは、直感的に使える安価なマーケティングツールが日本にも上陸しました。わかりやすいところで言うと、HubSpotマーケティングフリーとか、あるいはInfusionsoft、MailChimp、ConvertKit、DeadlineFunnel、ClickFunnels、Zapier。「これが無かったら僕のビジネス成り立ちません。」みたいなのが、ここ数年で一気に日本に上陸しました。インターフェースはまだ英語のままかもしれませんが、日本語のソースがたくさんありますから、日本人でも使えるようになっています。そういうもののおかげでビジネスがすごくやりやすくなりましたね。
これは、冗談じゃなくて、以前の10分の1の労力で前と同じくらい稼げるっていう環境になったのも、このマーケティングツールのおかげなんですよね。あとは、Airbnbとか、booking.comでも良いんですけど、簡単にスタジオを借りれるようになりました。だから、良い背景で、カッコ良いところで撮影できるようになりました。自分の家のしょぼい背景で撮らなくても、例えば1泊2万とか3万出したら、軽井沢のロッジ借りたりできるわけですよね。飛行機も安いですし、移動が楽になったので、このスタジオが良いなと思ったらすぐそこに行けるようになりました。前だったら、高いお金を払って移動しないとダメでしたが、今ならピーチやジェットスターの安い航空券買って、宮古島行って、その宮古島で撮影するとかもできるじゃないですか。環境がどんどん整って来ましたね。
Udemyで簡単に成功できる理由#03. 収益配分が30%から50%に増えた
3つ目の理由は、収益配分です。これは大きいです。2018年の1月にUdemyのオーガニック経由の売り上げが30%から50%に増えました。2018年以降に参入した人は50%なんて当たり前だと思うかもしれませんが、僕らは30%に甘んじていたんですね。オフィシャルを見ていただいたらわかりますが、Udemyオーガニックの売り上げはUdemyと講師で均等に分配されています。だから前と同じ労力でコース作っても、今の講師はより簡単に収益を上げられるようになったということですね。もちろん僕の月間売上が70万円を超えたのも、収益配分が50%に切り替わってからです。
Udemyで簡単に成功できる理由#04. 石崎がノウハウを全部公開している
理由の4つ目、横柄だと言って欲しくないんですけど、このコースがあるから、今から参入する講師、あるいは今からUdemyで自分の持っているコースを更に売っていきたいという講師は楽になるんじゃないかなと思います。このコースは、Udemyで稼げていない人たちがUdemyの稼ぎ方を教えて儲けようとしているコースじゃないってことですね。儲けようとしているのは嘘じゃないです。僕ら3人とも儲けようとしています。だけど、3人とも最低でも2000ドル以上稼いだことがある人なので、実際に上手くやっている人達のノウハウなんです。山田さんは半年で月間売上$2000を突破した。根本さんは1年ほどかけて$5000を突破した。石崎は参入してから2年弱で$6000を突破した。
このデジタルマーケティングの世界とかは、僕同業者知っているので、正直に言うと、全然マーケティング知らないのに、マーケティングコンサルタントとか言っている人がすごくいるんですね。
こんなこと言うからすぐ敵を作ってしまうんですけど、自分がコンサルタントだと言うのに、全然他の人のことコンサルティングできないとか。こういう人が結構いるんです。特にアメブロ界隈にはそういった「意味不明な肩書きをつけて情報弱者から搾取しようとしている人たち」が結構います。先日、引き寄せの法則を10倍加速させるというシンガポール在住の怪しい女性を発見しました。言うほど引き寄せてない感じの風貌でした。こう言うのには関わらない方がいいです。
Udemyに限ってはフェアな数字が出るので、そんなことはなかなかできません。「僕はUdemyコンサルタントです。」といって月の収入が100ドルとかだったら終わりですよね。YouTubeコンサルタントを名乗っているのに、YouTubeのサブスクライバーが100とか1000とか、みたいなもんです。自分が底辺YouTuberだったらしょうがないじゃないですか。その面で言うと、僕ら3人はUdemyである程度稼いでいるので、ノウハウを説明する最低レベルの資質はあるんじゃないかなと思っています。
ということで、遠回りに色々な事言ってしまって申し訳ないんですけど、このコースがあるから、今から参入する人は前よりも簡単に成功できるんじゃないかなと僕は思っています。月間$2000ほどのコース収益であれば、半年ほど集中してやれば誰でも達成できるんじゃないかなと考えています。少なくとも僕たち3人は達成できました。
10. コースの知覚価値を上げる4つの裏技
最後に、コースの知覚価値を上げる4つの裏技をお伝えしていきます。知覚価値というのは価値があるっぽく見せることです。それは、どういうものを受講生が価値と判断するかということを分かっていれば簡単にできます。
知覚価値を上げる方法#01. 補足教材を出す
1つ目は、補足教材です。ビデオレクチャーだけではなく、eBookとか、PDFでダウンロードできる形式のものを渡します。あとは、コースのmp3データですね。これは案外人気があって、通学通勤中に聞きたいという人、あるいは復習として聞きたい、車の中で聞きたいという人もいて、その方々のためにこのmp3データを用意します。例えば、AdobeのMedia Encoderとか使えば、1クリックで簡単にmp4データをmp3データに変換出来ます。それから、Udemyのデフォルトで用意されているクイズ機能で、Q&A作るとか。理解度を測るテストをします。あとはスケジュール表を渡したりですね。例えば、Udemyコースクリエイションみたいなコースを作ったのであれば、「10日間でUdemyのコースをローンチしましょう。1日目はアイディア出ししましょう。2日目、バリデーション、ニーズのチェックをしましょう。3日目、何をしましょう。9日目、最後にインスタグラムであなたのサムネイルを投稿してください。10日目ローンチです。」みたいな感じで、スケジュール表をPDF1枚とか、あるいはKeynoteでまとめてあげたりします。あとはワークシート。eBookはただ単に読むだけですが、そうではなく、お客さんが書き込み出来るようにしておきます。他には、宿題を出すとか、ボーナスコンテンツを渡す、みたいな感じで、補足教材のアイディアは沢山あります。単純にビデオレクチャーだけにしないでください。他に別の形式でmp3でもPDFでも別の拡張子の教材を追加してあげると知覚価値があがります。
知覚価値を上げる方法#02. Bロールを挿入する
裏技2は、Bロールです。これはリテンションを上げる裏技です。例えばスクリーンキャストのコースだったら、ずっと僕が喋っているだけじゃつまらない。だから、たまに撮影風景いれてみたりとか、別アングルから撮ったものをいれてみるとか。あるいはKeynote、PowerPoint、Canvaで作ったビジュアルのデータを動画に差し込むとかですね。たまに自分の喋る、ミートーキング(me taking: カメラ目線の動画)を入れるとか。1カメだけでやらずに、Bロールを突っ込んでいくと、より知覚価値の出るコンテンツになります。
知覚価値を上げる方法#03. 一眼レフ or ミラーレスを使って撮影する
裏技3は、一眼レフ、あるいはミラーレスです。良いカメラ使ってください。良いカメラを用意したら、良いレンズが必要になってきて、良いカメラと良いレンズを取り扱おうと思ったら、軽いペラペラな三脚じゃだめだから、割といい三脚も必要になってきて、となるんですけど、お金がかかるのは仕方ありません。シンプルに僕が言いたいのは、「動画のクオリティを上げましょう。」ということです。映像だけ良くてもだめで、やっぱり音声のクオリティも上げなきゃだめです。
例えば僕らはGH5SそしてGH4の2カメで撮っています。2つのカメラを別アングルで撮って、それを編集する時に混ぜているんですね。さらにBロールとかを突っ込んでいます。さらには、背景をカッコよくするためにスタジオ借りてやっていますし、照明も用意していますね。Apature Mark2という15万円クラスの照明があるんですけど、それを顔に照らしながらやっています。さらには、音声も良くするためにRodeのマイクを付けたりとか。ソニーのワイヤレスマイクを付けてやったり。どうやったら良い映像になるかということに意識を当てて作っています。これをやると、スクリーンキャストとか、あるいはKeynoteとかPowerPointだけで作った紙芝居形式のものよりも知覚価値が上がります。(と信じています)
知覚価値を上げる方法#04. 教育目的のお知らせを使う
裏技4は、教育目的のお知らせです。UdemyにはEducational Announcementというものがあって、月に4回送れます。ここで追加コンテンツを渡していきます。オンラインコースというのは静的で、情報がアップデートされていかないんですね。でも、月4回はライブで何かを配信できます。もちろん教育目的なのでセールスしちゃダメです。あくまでも教育目的で、受講生の役に立つ、ウェビナー開催してみたりとか、あるいはQ&Aセッション作ってみたりとか、ポッドキャスト配信したりとか。こういう追加コンテンツを提供し、そのリンクを渡していきます。こうして、具体的な価値を与えてください。ただ単に何か渡せば良いってことじゃなくて、必ず価値、ベネフィットを与えてください。そうすると、ただ単に¥1200払ってコースを受講しただけなのに、更に追加で毎月4回も、何か良いノウハウ教えてもらえる!とポジティブな印象を与えることができます。当然、そう言うコースの知覚価値は上がります。
上の画像の右に出ているのは山田さんのコースなんです。先日、教育目的のお知らせを使って「金持ちアピールしている人を信じてはいけない」と言うポッドキャストを配信していました。その理由を音声で話しています。ポッドキャストをしてお客さんとの繋がり、エンゲージメントを出しているということですね。「続きはこちら」ということでリンクが出ているんですけど、ここから飛んでいくと、山田さんのポッドキャストに飛んでいきます。そして山田さんが「金持ちアピールしている人を信じてはいけない。」ということについて話してくれている音声が聞けます。山田さんのポッドキャストに価値を感じた人は、オンラインコースそのものへの価値も同時に感じるようになります。
まとめ
僕がUdemyに参加した時、まさか自分が月間$6700も稼げると思っていませんでした。毎月10万円ほどの収入になればいいと気軽に考えていた程度でした。実際にやってみると、想定していた労力の半分ほどで、想定していたよりも遥かに大きなコース売上になりました。もちろん参入タイミングが良かったと言うもあるでしょう。今ほどデジタルマーケティングのコースがUdemyには供給されていなかったので、市場の需給のバランスが崩れていて、わりと簡単にコースが売れていきました。そう言う意味では運が良かったとも言えません。全部自分の実力だと言えれば嬉しいんですが、悲しいことに、これら売上は僕の実力を遥かに超えるものでした。Udemyのおかげです。そう言う意味では、Udemyを選んだからこそこれだけ経済的にハッピーになれたのかもしれません。
Udemyは僕たちの実力以上にコースが売れる場所です。今後、このマーケットがスケールするかどうかは、僕にはわかりません。もしかしたら供給過多になり、今ほど稼げなくなる可能性も大いにあり得ます。とは言え、オンラインコースを制作しそれを公開するプロセスでたくさんのスキルが身につきますから、仮にこのデジタルコンテンツ市場がなくなったとしても、なんとか食いつないでいけるのではないかと楽観視しています。別に誰かにお願いされて作っているわけでもないので、やりたければやればいいし、やりたくなければやらなくてもいい。家でNetflixを見ているだけでもいいと思います。僕もたまに「どうしてこんなこと説明しているんだろ?」とふと思ったりします。それでも、トータルで見れば、やっぱり良かったなと思っています。
このコースがあなたのオンラインコース作成、オンラインコース販売の一助になれたら幸いです。