那覇空港で飛行機の離着陸を見ています・・・。
どうも石崎です。
先月の4月でいよいよ会社が5期目に入りました。
六本木と西麻布でしょぼい小さいな会社を作って、もう5年です。
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オフィスの家賃は20万円でした
港区の家賃は高い。当時は20万円近くのオフィス家賃を払うだけでいっぱいいっぱい。初月の社会保険料で30万円ほど請求されたっけ。あれもびっくりしました。お金は出て行くばっかり。仕事柄、在庫を持つことはないので、仕入れをしなくてもいいのが唯一の救いでした。小売のような仕入れが必要なビジネスをしている場合は、出るお金が大きい上に、諸経費(法定福利費含む)があるから、最初から潤沢な資金を持っているか、強力なファイナンスのスキルがあるかでないと、続きません。
5期目。決算。会社。法人・・・。どれも仰々しい言葉で、自分のやっているスモールな活動に馴染みません。適宜を手を抜きながら、寝坊と昼寝を繰り返し、学習意欲もそれほどなく、それでいて見栄えのいい結果を好むような人間に「社長」という言葉はしっくりきません。僕の中で「借り入れ」と「雇用」を経験していない人は社長を名乗るには早すぎると思います。うちの爺ちゃんでさえ(石崎写真製版)印刷の機器を購入するために、家を担保に入れて数千万円の借金をしていたくらいです。あの競馬と競艇に溺れていた人でさえ、です。自宅裏の工場にあった、あの大きな印刷機器の数々は、爺ちゃんの背負ったリスクが具現化されたものです。
中小企業の一括償却に係るなんちゃら
翻って、僕はどうか。一番高い電子機器は、この30万円弱のMacBook Proくらいです。中小企業の一括償却に係るナントカカントカっていう特例を受けて、本来であれば資産計上しなきゃいけないような代物も、30万円以下であればその期に一括で損金に算入できます。つまり、このMacBook Proは買った時に「消耗品費」として計上されている、いわば雑魚キャラなんです。そう僕は、何もリスクを背負っていないんです。
もしかしたら昔はリスクを背負わないと、仕事がなかったのかもしれません。そう考えると今の時代を生きる人はラッキーです。仕事にあふれています。かくいう僕も「やれば絶対に儲かるだろうな」というビジネスアイディアをいくつもGmailに書き留めてあるし、現時点で「こういうコースを作ってください」とか「うちのプラットフォームで講師をしませんか」とか「記事広告書いてくれませんか」とかいろんなビジネスチャンスをもらっています。残念ですが、仕事が溢れているので、断るしかありません。結局、儲かるであろうビジネスチャンスの99%は着手されぬまま、お蔵入りすることとなります。
ローコスト・ローリスクのビジネスは溢れている(ローリターンだけど)
そして溢れているその仕事のほとんどは、ほぼノーリスクで始められます。少なくとも金銭的リスクは、うちの爺ちゃんが背負った数千万円の借金に比べれば遥かに小さい。100万円以下の資本金で始められるビジネスが山のようにあります。まさに僕が取り組んでいるUdemyの講師なんてのは、その典型でしょう。頭の中にあるものをデジタル情報に変換しているだけで、原価がかからない。最初に10万円前後の初期費用して、マイクやら一眼レフカメラなどを揃えれば、誰だって始められます。(逆にいうと、マイクとかカメラ買わない人はいつまでたってもコースが完成しません)
講師にカリスマ性が必要なわけでもないし、別コースとの差別化も考える必要もない。なんなら集客すらする必要もない。ブログは書かなくていいし、YouTubeに動画をアップロードする必要もない。Udemyがせっせと売ってくれるのを傍目で見ているだけでいい。ある程度のコースのクオリティを保てれば、Udemyはどんどんと販売してくれます。毎朝、収益を確認すると、少し、しかし確実に報酬が増えています。一ヶ月経ってみると、お、今月も20万円を超えた・・・という感じになっています。
で、実際にこういった月々20万円レベルの小さなビジネスチャンスは、もうゴロゴロと転がっている。
お金の価値とあなたの生命の価値
あとは、お金よりも遥かに大事な「生命時間」との天秤です。確かに月々20万円の不労所得は容易に作れるけど、それを作るまでに投下する学習コストと労働コストが見合うかどうか・・・の天秤。まだ不労所得や権利収入を持っていない人は天秤にかけるまでもなく「今すぐやる」という選択肢の一択になるでしょうけど、すでにそういう収益源を持っている人は「うーん」と唸りながら悩みます。
- 今ここでギターを弾く人生と、それをやらずに月々20万円の不労所得を作る人生、どっちがハッピーだろう?
- 今ここでケアンズに旅行する人生と、それをやらずに月々20万円の不労所得を作る人生、どっちがハッピーだろう?
- 今ここで子供と一緒にNinja LegoをNetflixで見る人生と、それをやらずに月々20万円の不労所得を作る人生、どっちがハッピーだろう?
おそらく(あくまでも感覚的な数字ですが)、すでに生きていけるだけの権利収入を持っている人の半数以上は生命時間を優先し、新しい権利収入を作らないという選択肢を選ぶでしょう。幸福の経済学では、年収1400万円までは収入に比例して幸福度も上昇しますが、それ以上(1400万円以上)になると今度は下降に転じるそうです。つまりこれ以上働いても「割に合わない」のです。
時間的自由があれば1400万円もいらない
私見では、働かなくても生計を維持できるのであれば、この1400という数字はさらに小さくなると思います。「働かない」という前提があるので、ある地点から幸福度が下降に転じることはおそらくないでしょう。つまり不労所得1500万円の人の方が不労所得1400万円の人より不幸せであるということは起こり得ません。でも、例えば不労所得で年収500万円の人と不労所得で年収1000万円の人を比べてもそれほど幸福度に差があるとは思えないのです。なぜなら両者とも「時間的自由」を獲得しているから。時間的な自由が、その人の幸福に貢献する度合いはかなり大きいです。
まとまりに欠けてきたので、締めにかかりましょう。
- 月収20万円の程度のビジネスチャンスは溢れている
- そのほとんどはローリスク・ローコストで始められる
- 現時点で不労所得を持たない人は今すぐビジネスの構築を始める
- 現時点で不労所得を持っている人は追加で不労所得を作っても割に合わない
ちなみにオーストラリアは南半球にあるので、ケアンズの場合、7月〜9月が最も過ごしやすい時期になります。気温的には。
どうしよう。いこっかな。することないし。(仕事したくないし)
石崎力也