どうも石崎です。
デジタルコンテンツを販売するのがこんなに楽になったんだ。
それがUdemyをやってみての感想です。
今回お届けするノウハウはこちら
これまでのネットビジネスの手順
インターネットでビジネスをする時に、儲かっている人がたどる従来プロセスは次の3つです。
- 商品開発する
- コピーを書く
- 集客する
いきなり情報発信をしてOM(オウンドメディア)を育てようとする人がいますが、僕はお勧めしません。だって売る商品が決まっていないと、どんなお客さんを集めればいいかわかんないでしょ。僕らみたいなマーケターは、狙ったお客さんにピンポイントで必要な商品を届けるのを生き甲斐としているので、まるでその手法はスナイパーライフルでお客さんを撃ち抜くようだと表現されることもあります。一方、ただブログのPVだけを集めればいいと考えている、いわゆるブロガーと呼ばれる人たちはマシンガンでやたらめったら弾丸を無数に撃ち放ちます。どっちがいいか悪いかの話ではなく、ただビジネスモデルが違うだけの話です。
商品を作り、コピーを書き、集客する
まず商品を作りますね。次にその商品を売るためのセールスレターを作ります。このセールスレターにはいろんな型があり、売る商品の値段や提供内容によって、あるいは売られるタイミング(フロントエンドかバックエンドかアップセルか)によって使い分けられます。が、まあとりあえずQUESTかPASONAかAIDAを使っておけばなんとかなるだろう・・・ってのがこの界隈に住む人たちの所感です。どれを使ったってそれほど成約率は変わりませんしね。このレターを書く作業を「コピーを書く」なんて言ったりします。
レターが出来上がると、いよいよ集客を始めます。集客媒体は色々です。無料のものもあれば有料のものもある。ブログやYouTubeチャンネルを開設して、どんどん情報を配信しながらメディアを育てて集客する人もいる。これが無料で集客するパターンです。サラリーマンが「副業」って検索して怪しいビジネスモデルを勧められ、そのとっつきやすさからブログやFacebook、あるいはYouTubeを始め、シコシコとゴミ・コンテンツを量産アップロードする。無料だから何をやってもいいと思っているのか知らないけど、集客ってそんな簡単なものじゃありません。無料で集客するのは、有料のそれよりも数段難しい作業と言えるでしょう。だって、自分一人でメディアを育てられる能力があるなら、普通サラリーマンなんてやっていませんし。(実際にままはっくのまなしばさんや、イケダハヤトさんは、このメディアを育てて脱サラしたグループです)
まだ下火だけどいずれ大きくなるUdemy
ああ、長くなった。いつも前置きが長い。で、Udemyの登場です。Ed Tech(エドテック)とか言われるやつですね。2014年にベネッセと資本提携していよいよ教育プラットフォームが日本の情報業界を席巻する!!と勝手に思っていたんですが、まだ日本人は情報商材をinfotopで購入しているようです。僕自身も、Whole YouTubeという商品を毎年200本ほどアフィリエイターさんに売ってもらっているので、あんまり悪口は言えないんですけど。Udemy、日本ではかなり下火です。いずれ大きくなるんだろうけど、まだまだペースがスローです。だから参入するのは今、と小声で言っておきます。
なんでいずれ大きくなるかと問われればこう答えます。
「やるのは商品開発だけでいいから」と。
専業としてのコンテンツメーカー
つまり僕たちはコンテンツメーカーに徹することができるわけです。これまではコンテンツを作った後に、コピーライターとしてレターを書き、マーケターとして集客する必要がありましたが、Udemyが登場してくれたおかげで、最後の2つのプロセスが省けたわけです。これ、独立・起業の敷居がぐっと下がりますよね。今や3人に1人がフリーランサーとして働いている、ワーキング先進国のアメリカが作った企業です。さすが、の一言。これからのデジタルコンテンツ販売方法は、巨大なプラットフォーム(GoogleやApple、Amazon、Udemyなど)に集客をアウトソーシングして(もちろんコミッションを払う)、僕たちは専らコンテンツ制作に生命時間を投下する・・・ってのがメインストリームになりそうです。
どうやってUdemyで稼ぐか?
さて、こっからが本題。どうやってUdemyで稼ぐか、ですね。本当はnote.muなどで有料で販売してもいい内容なんですけど、無料で公開します。なんでって?
・・・気分です。無料で公開すれば見込み客が増えていずれマネタイズが可能だし、有料で公開し既存客に投げれば一定数が売り上がるので即金になります。つまり、無料で公開しようが有料で公開しようがマネタイズするためのスキームはしっかりと出来上がっているので、無料で販売するか、有料で販売するかなんてのは気分なんです。(あとは、今すぐ金が欲しいかどうか)
ということで今回は無料で教えます。手順はたったの5つしかありません。次の5つです。
- 企画する
- 資料を作る
- 撮影する
- 商品紹介を書く
- アップロードする
1. 企画する
まずは自分自身の棚卸から。他人に教えられる何かを持っていますか。そこからです。世界には多様なニーズがありますから、超絶ニッチ(インドで葉巻を吸いながら焦げたマシュマロを美味しく頰張る方法とか)なテーマじゃない限り、とりあえず売れます。そのくらいUdemyには人が集まっています。そして今後、もっと集まってきます。だから物を作れば売れます。一定数のクオリティさえ満たしていれば、それなりに売れるんです。何を教えられるか考えましょう。運良く僕にはマーケティングのスキルがあったので、それを教えることにしました。
2. 資料を作る
どんな資料を作るかは人それぞれです。写真・動画・グラフを多用した資料を作る人もいれば、僕のように喋り一本で勝負する人もいます。喋り一本で勝負する人は、資料に記載する内容はブレット(中黒点と文字少し)だけでOKです。そのブレットをトリガーにして、記憶を引っ張りながらダラダラと喋るわけですね。あまりにダラダラ喋るとUdemyのスタッフから「台本を用意して喋ってください」とお叱りを受けるんですが、それが僕のやり方なので、ね。WindowsユーザーはPowerPoint、MacユーザーはKeynoteで作ればOKです。この資料段階で人と差をつけたかったら、slides.comを使うと、クールなものが出来上がります。
3. 撮影する
資料を詳しく解説します。ここで喋ります。顔出し顔出し無しは自由です。僕の場合は、髪の毛をセットする時間があれば顔出ししますし、セットする時間が惜しければ顔出ししません。もう嫌っていうほどYouTubeに顔出しして、ブログで写真載せているので、わざわざ「ハロー」なんて言いながら今更キモい顔を見せる必要はないとは思うんですけど。まあUdemyには一見さんのお客さんもいるので、彼ら新規顧客には親近感を持ってもらうために顔出しするのはアリかもしれません。プログラミングの方法や、ソフトウェアの使い方などは、その操作方法を動画キャプチャーで収めましょう。操作方法に限らず、資料を見せるためにKeynoteを撮影するための動画キャプチャーは必須なんですけどね。MacユーザーもWindowsユーザーもCamtasiaを使いましょう。おそらくこの動画キャプチャーソフトのフラグシップだと思います。みんなここで、フリーソフト使ったり、安いソフトを使ったりして、後悔します。初期費用と言える初期費用なんて、ほとんど発生しないのがこのデジタルコンテンツ販売というビジネスモデルなんだから、このくらいの出費を惜しんでどうするの・・・と個人的には思うんですが。
Camtasia 2 – TechSmith Corporation
ちなみに動画は音声が命です。音のクオリティには気をつけてください。実際にノイズがあるとUdemyのスタッフから改善を求められます。AudacityやAdobe Auditionでノイズキャンセリングすればいいんでしょと思う方もおられるかもしれませんが、ノイズは綺麗には除去できません。ノイズなしで録音するためには、撮影環境とそれなりの値段がするUSBコンデンサーマイクが必要です。僕の場合、自宅が大通りに面しているため撮影すると車の騒音が必ず入ります。日本にいる場合はレオパレスを撮影のためだけに1ヶ月借りるし、海外にいる場合はAirbnbを1ヶ月借ります。結局こっちの方が作業効率は上がり、中長期のスパンで確実に売上に差が出てきます。またUSBコンデンサーマイクにはBlue社のマイクを使いましょう。僕はSnowball(1万円ほど)とYeti Pro(3万円ほど)の両方持っているんですけど、両者Udemyの音声基準を満たしています。そんな基準はあるのかと思われるかもしれませんが、あるんです。個人的にこれらマイクより安いもので録音してアップロードしたことあるんですけど、音質悪いとスタッフから何度も指摘されました。
書き出しのサイズは1920*1080p あるいは 1280*720p の16:9で。最高画質で書き出した方がいいです。念のためGoogle DriveかDropboxで講義動画のバックアップをとり、念には念をということで外付けのHDにも保存しておくと安心です。
4. 商品紹介を書く
ここ、コピーライティングっていうほどのものでもありません。Udemyインストラクター用の画面に従いながら、穴埋めをすればいいだけ。タイトル・サブタイトル(SEO的にはmeta title, meta discriptionの場所に入る)、コースのサマリー(このコースは何についてのもの?ターゲットは?マテリアルは?修了するまでどのくらいの期間が必要?コースのストラクチャーは?どうしてこのコースをとるべきか?)を埋める。そして最後にコースのゴールをこれまた穴埋め式で書いていく。このコースを修了するとこんなことが学べます、1云々、2云々、3云々。誰がこのコースをとるべきか、1学生云々、2主婦云々、3サラリーマン云々。コース受講の推奨条件、1Macユーザー限定云々、2プログラミングのスキルが必要云々、3情熱が必要です云々・・・。
5. アップロードする
最後にカリキュラムというメニューをクリックして、撮影した動画を一個一個アップロードしてゆきます。SEOを意識しながら、効果的なキーワードを配置していきます。もちろん講義動画の内容を反映したものでなければいけません。講義数が多くてセクション(本で言うところの章)を加えた方がわかりやすいと思うのであれば、ご自由に。
喋りが苦手じゃない人はやってみよう
本当、これだけ。僕がやったのはこれだけです。まだトライアル&エラーも経験しておらず、ただアップロードしてみた・・・という段階にしか過ぎません。それでも不労所得として毎月$600が入ってくるんですから、まあそれなりにいい収入口だと思います。喋るのが苦手じゃない人は、やってみてください。