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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

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現在の場所:ホーム / Udemy / 2. Udemyのコースが売れるかどうか事前に調べる方法

2. Udemyのコースが売れるかどうか事前に調べる方法

Last updated on 2019年2月11日 By 石崎 力也

今回お届けするノウハウはこちら

  • レクチャー1 マーケットインとプロダクトアウト
    • あなたは何の専門家になりますか?
    • マーケットインとプロダクトアウトの考え方
    • なぜプロダクトアウトが大事なのか?
    • とはいえマーケットインも大事
    • プロダクトアウトとマーケットインを融合させる
    • ニッチスコアカード
    • あなたの専門分野を決めましょう
  • レクチャー2 あなたの専門分野のマーケット需要をリサーチする
    • Udemyは細かくカテゴリ分けされている
    • 大カテゴリから市場規模をリサーチする
  • レクチャー3 インサイト機能を使ってさらにコースのジャンルをリサーチする
    • インサイトツールで需要と供給のバランスを調べる
    • 英語圏で成功しているコースをチェックしてコースを出す
  • レクチャー4:受講生が学習しやすいコースアウトラインの作り方
    • 年代に左右されないコースアウトラインを作成する
    • 受講生のゴールを明確にする
    • アウトラインの基本構成
    • アウトラインを作るためのブレストの方法
    • セクション1(=イントロダクション)のアウトラインの作り方
    • 残りのアウトラインはHow toを一つずつ丁寧に入れPDF資料も作ってあげる
  • レクチャー5:コースアウトラインのケーススタディ
    • 実際のコースの事例
    • 「はじめに」で「WhatとWhy」を伝える
    • How toをステップバイステップで
    • セクション内の構成
    • ボーナスレクチャーの使い方
  • レクチャー6:スクリプトを作成するかしないか
    • スクリプトを用意するメリット・デメリット
    • 最終的にはどっちが続くかで判断する

レクチャー1 マーケットインとプロダクトアウト

あなたはUdemyで大きな売上をつくることができるコースはどんなコースだと思いますか?このレクチャーでは、あなたがUdemyで売れるコースを作るための土台となる考え方と、Udemyコースのジャンル選定の方法について解説しています。

あなたは何の専門家になりますか?

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Udemyのコースを作成する前にまず一番はじめにしなくてはならないのは、あなたがどのような専門分野のコースを作っていくかを決めることです。何屋さんなるかを決める、ということですね。

いろんなジャンルのコースを供給する講師になってはいけません。何でも屋さんになってはいけないということです。釣りに関するコースや、カメラに関するコースなど一貫性のないコースを作り続けていてもあなたが何の専門家なのか受講生に伝わりづらくなるので、大きな結果を出すのが難しくなります。

だから、釣りなら釣りの専門家、カメラならカメラの専門家として、同じようなコースを作っていったほうが、早く結果が出やすくなります。だから、まず一番最初にあんたが何の専門家になるのかをしっかりと決めてください。

マーケットインとプロダクトアウトの考え方

あなたが、自分の専門分野を決める前に知っていおてほしいのは、マーケットインとプロダクトアウトという考え方です。

簡単に説明すると、マーケットインというのは、市場の状況を見て商品をリリースするという考え方。プロダクトアウトというのは、市場に出したい商品を売れるだろうと考えて市場に出す考え方です。

もっと砕けていうと、マーケットインはお客さんの欲しいものを調べてから、その欲しいものを商品化して販売する手法。プロダクトアウトは自分が作りたいものを作って商品化して販売する手法です。お客さんありきか、自分主体かというと、わかりやすいと思います。

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ちなみにアップルの創業者であるスティーブ・ジョブズはプロダクトアウトで商品を作っていたと言われています。あの当時「理想的な携帯電話は何か?」と市場に問うたとしても、誰もiPhoneが欲しいとは答えなかったはずです。スティーブ・ジョブズはこうも言っています。

多くの場合、人は形にして見せてもらうまで、自分は何が欲しいのかわからないものだ

さて話を戻しましょう。ちょっと質問です。あなたは、マーケットインとプロダクトアウト、どちらの商品が売れやすいと思いますか?…

おそらくほとんどの人が「そりゃあマーケットインでしょ…」と思ったはずです。それはそうですよね、お客さんが欲しいものを作って売るわけですからマーケットインのほうが売れやすいと思うのが普通です。となると、Udemyもマーケットインで作ったほうがいい良い、となるのが普通だと思います。

でも、実はUdemyの場合は、プロダクトアウト的な考え方のほうが大事になります。

なぜプロダクトアウトが大事なのか?

「えっ?プロダクトアウト?…」と思ったはずです。「自分が作りたいコースを作っていいの?お客さん主体じゃなくいいの?」。きっとこんなふうに思ったのではないでしょうか?

Start It Up  2

実は、Udemyでどのようなコースを作っていくかを決めるときに、まずは、自分主体で考えることがいちばん大事なんです。どんなコースを作りたいか?どんな専門知識をみんなに教えたいか?これが一番大事です。

なぜなら、あなたがやりたいことが一番パッションを持って取り組めるからです。ビジネスを選択する上で自分が一番やりたいことを選択するというのが最も成功しやすい方法になります。理由は簡単で、たとえ結果が出なくても楽しんでやり続けることができるからです。Udemyでコースを作っていく上で、この「やり続ける」ということ以上に大事なことはありません。

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多くの人が結果を出せないのは、早い段階で諦めてしまうからです。諦めたらその時点で終わりです。スラムダンクの安西先生は本当にいい名言を残しました。「諦めたらそこで試合終了ですよ…」ですよね。

でも、逆に言えば、諦めなければ、いつか成功できる可能性は大きくなります。バスケットと違って、ビジネスに制限時間はありませんから、成功するまで続けることができれば、あなたは必ずいつか成功できるんです。当たり前のようですが多くの人ができていない、結果を出すための重要な考え方なのでUdemyの専門分野を選ぶ前にまず、このことを強烈に頭にインプットしておいてください。

とはいえマーケットインも大事

じゃあ、どんなジャンルでも自分がやりたいことだったらなんでもいいのか?という話になるんですけど、それはそれで違います。やっぱりお客さんのこともちゃんと考えないと全く売れないコースを量産することになります。

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ちょっと極端な話ですけれども、例えばあなたが、爪切りを集めるのが好きだからといって、爪切りのコースを作ったとして、果たしてそれは売れるでしょうか?おそらく売れないでしょう。なぜなら、それはあなたの特殊な趣味であって、他の人が爪切りに興味がなければ売れないからです。

よくあるプロダクトアウトだけを考えて失敗するケースは、こういう例です。「自分が好きだから他の人も興味があるはず」という考え方です。これでは、ビジネスは成り立ちません、自分に興味があることはとても大事なことですが、それだけでは売れるコースは作れないのです。

プロダクトアウトとマーケットインを融合させる

ではどうすればいいのか?それは、あなたが興味のあることと、お客さんが興味のあることを融合させられないか考えるということです。もう一回大事なんで言いますね。考えるんです。

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例えばさっきの爪切りの例でいうと、こんな感じです。「爪切りを転売して毎月10万円副業で稼ぐ方法」。どうでしょうか?あなたは爪切りの専門分野を活かしつつ、お客さんが望んでいる、副業で稼ぐ方法を融合させました。お客さんは、単純に副業で10万円稼げればいいと思っています。でも、あなたは自分の得意な爪切りを転売して稼ぐ方法を教えられます。

まあ、この例はとても極端な例ですが、なんとなく僕が言いたいことはわかってもらえたと思います。こうやって、自分がやりたいことをうまくお客さんが望んでいる結果に融合させることができれば、あなた独自のコースを作っていくことができるし、あなたも楽しんでビジネスを進めていくことができるんです。この2つは車の両輪のようなもので、どちらがかけてもダメなんです。

ニッチスコアカード

とはいえ、初心者がそう簡単にジャンルを決められるものではありません。そこで僕たちは正しいジャンルを選択する驚くほどシンプルな方法を考案しました。ニッチスコアカードについて石崎さんにレクチャーしてもらいます。

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こんにちは、石崎です。

正直にいうと、いまでもこのノウハウを出し惜しみしようとしている自分に気づいています。果たして無料で紹介してもいいのだろうかと。

僕たちはこのノウハウを「ニッチスコアカード」と読んでいます。

まず最初にやらなきゃいけないのは、情熱をリストアップすることです。

情熱とはあなたが楽しんでやれることです。あなたが趣味のように感じられるもの。誰も見ていないところでこっそりと楽しみたいこと。あなたがこんなことでお金を得られたら嬉しいなと思うことです。

はい、ゲームみたいな完全に娯楽のジャンルでもいいです。

実際、ビデオゲームはYouTubeではとんでもないほどの大金が動いているジャンルです。

世界一のYouTuberもゲーム実況をやっているPewDiePie(ピューティーパイ)です。年収14億円と言われています。

まずは、10分から15分かけて、あなたが没頭できることを全てリストアップしてください。数は多ければ多いほうがいいです。理想は、20ほど。

仮にあなたが「好きなことなんて何もない」と思っていても、僕は信じません。なぜなら、必ず1つや2つはあなたをエキサイトさせる何かが存在するからです。だから書き出してみてください。

いま、あなたの手元にはリストがあります。成功するオンラインビジネスを作るためのベストなジャンルを探すために、そのリストは必要になります。この3ステップフォーミュラで使うのでいつでも見れるようにしておいてください。

さて、質問です。リラックスしてください。

あなた自身に聞いてほしい3つの質問があります。

質問その1:5段階評価で答えてください。そのトピックの市場規模はどれほどでしょうか?推測で構いません。

評価1は、例えば、それを好きな人に出会ったことがないような小さなトピックです。

評価5は、例えば、数百万人の人が熱狂しているような大きなトピックです。

例えば、ゲーム、テニス、フィットネス。これらは文句のつけようなしに5段階評価の5でしょう。あまりにも典型的な人々の興味関心だからです。つまりそれだけ市場規模が大きいと言えます。

質問その2:5段階評価で答えてください。そのトピックに興味のある人はどれほど真剣でしょうか?

例えば、うまい棒を好きな人はたくさんいるけど、それは情熱とは違いますね。それほど真剣ではないということ。

一方、ゴルフであればみんな真剣です。仮にドライバーの値段が高くても、それが飛距離を伸ばしてくれるなら、財布と相談しながら購入しようと考える人はたくさんいます。またゴルフのスコアを伸ばしたいと考えている人もたくさんいますし、彼らはゴルフに真剣です。

一般的に言って、真剣の度合いが高いトピックの場合、あなたの作るコンテンツはよく見られる傾向にあります。あなたがゴルフのノウハウ動画を作れば、多くの人が食い入るように見てくれるでしょう。

質問その3:5段階評価で答えてください。あなたはそのトピックのコンテンツを作る時どのくらい楽しめそうですか?

評価1は、例えば、歯医者の待合室で歯を削る音を聞くようなイメージです。わかってます。歯医者との予約を楽しみにしている人なんてほとんどいませんよね。

評価5は、例えば、誕生日と宝くじの当選と誰かに恋に落ちるのが同じ日に起こるくらいの楽しみなことです。

この3つの質問をリストアップした1つ1つに当てはめてみてください。そして合計した数字を横に並べてみてください。それぞれの合計値は3から15の間に収まるはずです。

忘れないでください。このフレームワークを使う前に、最低でも10以上のリストアップされた情熱のアイディアが必要です。

次に合計値の高い3つのトピックを確認してください。それ以外のアイディアにはXをつけてください。その3つがファイナリストです。

それら3つのファイナリストは合計値がそれぞれ10以上でなければいけません。

もし10を下回るのであれば、もう一度最初からやり直してください。

それらファイナリストのうち1つが、あなたの参入するジャンル、つまりニッチになります。

ここで一旦、冷静になって慎重に考える必要があります。ニッチを選ぶということは、あなたがこれから長い間付き合うビジネスの分野を選択するということです。

深呼吸して、目を瞑って、直感を働かせて、ファイナリストの中から1つを選択しましょう。

一つを選べましたか?じゃあお祝いをしましょう。

アクションリスト:ニッチスコアカード

いかがでしたか?このニッチスコアカードを使えば、簡単に売れるジャンルが見つかりますね。

あなたの専門分野を決めましょう

ここまでの内容をまとめると、まずは自分にパッションがあることを明確にする。そして、それをお客さんが望んでいる結果に融合させる工夫をする。この2つを意識して、自分の専門分野を決めてください。

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ちなみに僕(山田)はコンテンツマーケティングを専門にしており、コンテンツマーケティングに関するオンラインコースだけをUdemyに供給しています。ビジネスパートナーの石崎さんはマーケティングオートメーションの専門家で、根本さんはデジタルマーケティングの専門家です。それぞれマーケティングオートメーションに関するコース、デジタルマーケティングに関するコースだけを供給しています。Udemyでその道のエキスパートであると受講生に認知してもらうために、あえて専門分野を固定しているわけです。

そして、その専門分野を決めたら、あなたはすでにプロフェッショナルです。たとえ、まだUdemyのコースを作っていなくても決めた時点でプロフェッショナルなんです。誰も素人や初心者から何かを学びたいとは思いません。だから、まだUdemyのコースを作っていなくてもマインドはプロフェッショナルでいてください。それが一番最初に専門分野を決めたらやるべきことです。

レクチャー2 あなたの専門分野のマーケット需要をリサーチする

ある程度あなたの専門分野のジャンル選定ができたら、市場規模と、需要と供給のバランスをUdemy内で調べてみましょう。あなたが選択した専門分野のライバルコースを調べて、成功しやすいかどうかを事前にリサーチしておくことで自信を持ってコース作成をしていくことができます。

Udemyは細かくカテゴリ分けされている

Udemyは大きなカテゴリーと小さなカテゴリーにわけてコースをリサーチすることができます。

現在の大きなカテゴリーは、

  • 開発
  • ビジネススキル
  • ITとソフトウェア
  • 仕事の生産性
  • パーソナルライフ&ファミリー
  • デザイン
  • マーケティング
  • 趣味・実用・ホビー
  • 写真
  • ヘルス&フェットネス
  • 音楽
  • 教育・教養

です。

更に、ここから小さなカテゴリに分かれていて、例えばデザインの中カテゴリは、こんな感じです。

  • 全てのデザイン
  • ウェブデザイン
  • グラフィックデザイン
  • デザインツール
  • UX(ユーザーエクスペリエンス)
  • ゲームデザイン
  • 3D&アニメーション
  • ファッション
  • 建築デザイン
  • インテリアデザイン
  • その他

このように、更にデザインの中でも小さなカテゴリに分けてコースを検索することができます。

そして、さらにもう一段掘り下げてリサーチすることができて、大、中、小と3種類の大きさでカテゴリがわかれているので目的のコースを探しやすくなっています。

大カテゴリから市場規模をリサーチする

まず、市場規模をリサーチするときに一番シンプルな調べ方は、どのカテゴリーにどのぐらいのコースが配信されているかどうか調べることです。人気のあるカテゴリーには当然多くの人がコースを出そうとします。これは、どんなビジネスでもそうで、大きな市場になればなるほど、ライバルも増えるという必然的な流れになります。

Udemyは2015年に日本にオープンしていますから、それなりの時間が経っています。人気のカテゴリーは売上が立ちやすいので多くのライバルが参入してきます。まずは、あなたがどのジャンルの市場に参入するかどうか決める前にどのカテゴリーに人気があり、どのカテゴリの規模が大きいのかを調べてみてください。

調べ方は簡単です。「デザイン」カテゴリを例に解説します。まず、カテゴリーから大カテゴリーの「デザイン」を選択します。すると、「デザイン」だけのコースが世界中のUdemyコース全部を検索結果に出してくれます。合計6621コースあることがわかります。ここでのポイントは、世界中でデザインに関するコースがどのぐらい出されているのかをチェックしておくことです。

その後に、「フィルター」という機能を利用して、「日本語」にチェックを入れてください。すると、日本語の「デザイン」に関するコースが表示されます。「デザイン」は、現在168コースあることがわかります。ここで、一つおさえておきたいポイントは、世界中で出されているコースと、日本語で出されているコースの差がどのぐらいあるかチェックしておくことです。これを調べておくと、世界中では大きなカテゴリーの市場なのに、日本語のコースが足りないからチャンスがあるという判断ができるからです。

これと、同様に「趣味・実用・ホビー」の大カテゴリーも同じように検索してみましょう。世界中では、2839コース出されています。そして、「フィルター」から「日本語」にチェックを入れます。すると、78コースが出てきました。

では、最後に「音楽」の大カテゴリーを見てみましょう。世界中では2609件コースが出されています。でも、日本語で出されているコースはたった22コースしかありません。

こうやって見ると、「趣味・実用・ホビー」と「音楽」は世界中のコース数はそれほど違わないのに、日本で作られているコースには大きな差があることがわかります。

まずは、こうやって、どのぐらい世界中で市場があるのか?日本での市場があるのか?をざっくりと調べてみてください。これを、中カテゴリー、小カテゴリーと狭めてリサーチすることで、自分が参入しようとしている市場の規模をリサーチすることができます。

もし、世界中でたくさんのコースが出されているのに日本語のコースがほとんどないようなカテゴリーを見つけることができれば、それは大きなチャンスだということです。世界中でたくさんコースが出されているわけですから需要があるのはわかっているんです。それなのに、日本語として供給がないのであれば、あきらかにあなたのコースは売れやすいコースになるということなんです。

Udemyで市場規模を調べる方法

日本のコースの供給率が3%以上であれば、十分な量のコースが供給されていると考えられます。供給率が1〜3%ならチャンスあり。ライバルよりもいいコースを供給することでUdemyで売れるコースを作れるかもしれません。供給率が1%なら大チャンスです。今コースを供給すると先行者利益が得られます。

アクションリスト:市場規模の調査

レクチャー3 インサイト機能を使ってさらにコースのジャンルをリサーチする

Udemyには、講師向けの需要と供給リサーチに使えるインサイト機能というものがあります。この機能を使うことで、さらに人気のあるジャンルのコースを調べたり、そのジャンルのコースがどのぐらい供給されているかを調べることができます。カテゴリーでコースの供給量をリサーチした後に、さらにインサイト機能を使ってその制度を高めることができます。

インサイトツールで需要と供給のバランスを調べる

Udemyには講師に提供しているインサイトツールというものがあります。このツールを使えばさらにコースの需要を調べることができます。もし、あなたがこれからコースを作ったとして、なかなかコースが売れないのであれば、その原因の90%はジャンル選定のミスによるものです。どんなに良いコースを作っても、そこに市場がなければ売れようがありません。

インターネットのビジネスやUdemyビジネスの基本は大きな市場の一部をニッチ化して取っていくことです。あまりに誰も興味が無いようなニッチを攻めすぎると全くと言っていいほど売れません。

ですので、ジャンル選定を間違えないように、インサイトツールを使ってさらに需要を調べて、日本での供給が少ないところを見つけて、そのカテゴリーを取りにいく戦略を立てられるようにしたいですね。

インサイトツールの使い方は、「講師ダッシュボード」に移動して「マーケットプレイスのインサイト」をクリックしてください。

すると、「興味のあるトピック」を検索する検索ボックスと「有望なトピック」という今人気があるコーストピックがいくつか表示されています。ただ、この機能は英語入力しないとうまく活用できないので、例えばあなたが写真関連のコースを作成したいのであれば、「写真」ではなく「photo」で検索してみてください。

そうすれば、photo関連のコースのニーズとコースの数が一覧で表示されます。その一覧の中から、photo関連のトピックを選択して受講生のニーズを調べることができます。

例えば、Photographyを選択してみました。すると、受講生のニーズとコースの数がどちらも「高」になっているのがわかると思います。ちなみに中央値は、平均値と異なります。100のコースがあれば50番目のコースの値が中央値になります。このスクショで考えると、半分のコースは$37しか稼げておらず、残りの半分のコースは$37以上稼げているということになります。あなたが写真関連のコースを作り、そのクオリティが普通程度であれば$37くらいは毎月稼げるという、おおよその目安になります。

Udemyで売れているコースは200万円の売上

月次収益の最高値は文字通り、最も売れているコースの月次売上です。フォトグラフィの分野で、最も売れているコースは月々200万円以上も売上があるんですね。夢がある話です。

さて、ここでもし、受講生のニーズが「高」なのにコースの数が「低」なのであれば、チャンスが大きいコースということになります。需要と供給のバランスが崩れている好機のマーケットと言えそうです。

英語圏で成功しているコースをチェックしてコースを出す

実は、日本語でこれからコースを開設しようと思っている人はラッキーなんです。すでに、英語圏で成功しているコースをチェックしてコースを出せばうまく行く確率がかなり高いからです。アメリカ人でも日本人でもイギリス人でも文化の違いは合っても、グローバル化されている今の時代はそれほど大きく欲しいものに違いはありません。

みんなiPhoneはほしいですし、トヨタの車はほしいんです。それと同じように、英語圏で成功しているコースは日本人も受講したいと思っているんです。だから、もし英語圏でうまくいっているコースがあって日本語コースがないのであればそのジャンルのコースを作れば、かなりの高確率でベストセラーになるということなんです。

Start It Up  1

大事なのは、大きな市場の一部を取りに行くこと。そして、需要と供給のバランスが崩れているところを取りに行くこと。大きくこの2つを意識してジャンル選定をしてください。

アクションリスト:ブルーオーシャンの調査

レクチャー4:受講生が学習しやすいコースアウトラインの作り方

このレクチャーでは、受講生が最後まであなたのコースを受講してもらうためのコースアウトラインの作り方を解説しています。購入してもらった後に、アクティブにあなたのコースを受講してもらいレビューをもらうことで、より売れやすいコースに育てることができます。受講生の快適なコース受講体験は、売れるコースを作る上でとても重要な部分です。

年代に左右されないコースアウトラインを作成する

市場選定をしてあなたのやりたいことを軸にコーストピックの決め方がわかりましたね。では、ここから実際にコースを作っていくための最初のステップである、コースアウトラインの作り方を解説していきます。コースアウトラインは、コースの構成のことです。書籍の目次のようなものだとお考えください。

ここでまず、最初にお伝えしておきたいのが、コースアウトラインを作る際にその時期の旬なトピックを織り交ぜたコースにするのか、年代に関係なく息の長いコースにするのかという選択です。トレンドにのるかどうか、と言い換えてもいいでしょう。

Udemyで売れ続けるコースを作る方法

僕は、Udemyのコースは年代に関係ない息の長いコースを作ることをおすすめします。なぜなら、Udemyで本当に大きな売上を出すコースは1年ほどたったあとだからです。Udemyには、レビュー機能というものがあります。本当に価値ある良いコースは、時間が立てば立つほどレビューがどんどん集まってきます。そうなるとそのコースの平均レビューが★4.5という高い評価を受けているだけで、どんどん購入されていくんです。

例えばこちら2018年の11月の売上データです。赤枠で囲ったコース「オウンドメディア構築プログラム」が一番売れているのがわかると思います。このコースは、レビュー平均が4.5のベストセラーコースです。

最初は、それほど売れていませんでしたが、日に日にレビューが増えていき、1年ほどたって売上の軸になるコースに成長しました。

現在受講生が639人でレビューが85件もあります。★5つレビューが50%もあります。

このように高いレビューがつくコースになるとUdemy側が積極的にコースを販売してくれるようになり、さらに高レビューがつくというプラスのスパイラルに突入していきます。

こちらは無料のWordPressに関するコースですが、これも約1年前に作成したコースです。時間が経っても廃れることのないようにコースづくりをしたことで、未だに安定して毎月コースを受講してもらい、高いレビューをもらうことができています。

このように、1年先を見越してコースを作っていれば、レビューのレバレッジがどんどんとかかって、急激にコースが売れるようになっていきます。

でも、もし、これが、「Photoshopの使い方2018」とかのコースになっていたらどうでしょうか?2019年には全く売れないコースになってしまいます。だから、コースのアウトラインを作る上で大事なのは、なるべく年代に左右されないようにコースアウトラインを作って、時間が経っても廃れないようなノウハウを中心にコースを作っていくことです。

受講生のゴールを明確にする

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まず、アウトラインを考える上で受講生のゴールは何なのか?について考えてください。例えば、「Photoshopの使い方講座」を作るのであれば、Photoshopの基本的な操作を覚えてもらうことがゴールなのか、Photoshopを使ってデザイナーとして就職活動できるようになるまでがゴールなのかによってコースアウトラインは変わってきますよね。

まず、そのコースを受講することで、受講生はどのようなスキルを身につけられるのか、を考えておきましょう。このような受講生が得られる価値をベネフィットと言います。ベネフィットを明確にして受講生がスムーズにゴールにたどり着けるように丁寧に動線を引いてあげてください。

最短で、適切にゴールに到達してもらうためには、伝える順番というのがとても大事になります。どんなにいい内容でも、伝える順番がアベコベだと、理解できるものも理解できなくなります。

だから、まずは受講生のゴールを明確にしておいてください。そして適切な順番でノウハウをレクチャーしましょう。

アウトラインの基本構成

アウトラインは一つひとつセクションに分けて構成します。セクションごとにゴールを設定しそのセクションが終わるごとに自分のスキルが向上しているように感じてもらいましょう。書籍のたとえで考えると、セクションは章立てだと思ってください。1つの章は大きすぎても小さすぎてもダメです。全体のバランスを考えながらセクションを出してください。

例えば、「Photoshopの使い方講座」だったら、最初のセクションで基本操作を学んでもらい、次のセクションで、選択範囲の作り方を学んでもらう。このように一つひとつをしっかりと身につけてもらうようにセクションごとにゴールを区切っていきます。

なぜ、このようにセクションを区切っていくかと言うと、一番の目的は、受講生に小さな成功を達成してもらいたいからです。講師の目的は、最後まで自分が作ったコースを受講してもらって、受講生がそのコースを受けて何かしらの行動につなげてもらうことです。

その過程の中で、小さな成功、小さな階段を複数用意しておくことで、受講生は、達成感を味わい、モチベーションも上がっていくのです。

受講生は、毎日忙しい中の空き時間を作って受講しているわけです。少ない塊のセクションを作って、毎回達成感を味わってもらうことは、とても重要なことです。

そして、次のようにセクションを構成することで、さらに受講生の理解は深まります。

Udemy Deadline Funnel

  • セクション1、Photoshopの基本操作
    • レクチャー1:このセクションで学ぶこと
    • レクチャー2:コース内容
    • レクチャー3:コース内容
    • レクチャー4:コース内容

このように、セクションの最初に学ぶことと身に付けることができるスキルを伝えるレクチャーを作っておくとより理解が深まります。

Udemyが推奨しているセクションの中に入れるレクチャー数は、最大8レクチャーとされています。これは、あくまでも推奨なので、必ず8個以内にしなくてはならないということではありません。

ただ、1セクションがあまりに長すぎると、学ぶ方も疲れてしまうし、達成感を味わいにくくなるので、1セクションの中に大量のレクチャーを入れないように工夫しましょう。

もし、1セクションが大きくなりすぎて、2つのセクションに分けられるようであれば、分けて作ったほうが、受講生としては、学習しやすくなります。

アウトラインを作るためのブレストの方法

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僕がアウトラインを作る時にいつも工夫しているブレストのやり方があります。それは、僕自身が受講生になって、実際にそのコースを受けてみることを想像しながら考えるということです。

そして、実際に自分がそのスキルを実践する時のことを想像して、アウトラインを構成します。まず先に、セクションを洗い出します。大雑把に全体像だけ作ってみます。その後に、そのセクションごとに、レクチャーを埋めていきます。

その時のポイントは、まずはあまり深く考えず完璧を目指さず洗い出すということです。ざっくりでいいんです。なぜなら、実際に撮影し始めると足りないところやもう少しこうしたほうがいいな、というところがどんどん出てきて、最終的にちゃんとしたアウトラインになるからです。

まず、最初に大事なのは、ざっくりとした全体像です。これが、地図のようになり、細かいところは、自ずと調整されていきます。

セクション1(=イントロダクション)のアウトラインの作り方

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セクション1は、イントロダクションに使いましょう。イントロは、初めて受講生があなたのコースを受けて、これからどういうコースだろうか?と期待に胸を膨らませて見る重要な部分です。ここで、受講生が見ているのは、その講師が信頼に足るかどうかということです。

話し方、声のトーン、動画の撮影方法、どのような経歴、どのようなスキルを学べるか、などなど多くのことを感じながらイントロを見ます。もし、イントロで、「なんか微妙かも」と思われてしまったら、そのコースは最後まで受講してもらえません。イントロは、とても重要な部分なので、特に注意が必要な部分です。

イントロで僕がこれだけは入れているという最低限の項目をお伝えします。

  • このコースで何を学ぶことができるのか?(What)
  • なぜこのコースを学ぶ必要があるのか?(Why)

この2点は、必ず入れるようにしています。人は、「What」と「Why」を知ると、「How to」を学びたくなります。受講生がコースを最後まで受ける理由を最初に伝えてあげることで、コースを学ぶ動機が明確になります。

そして、更に追加で、可能であれば以下の項目も入れましょう。

  • このコースを学ぶベネフィット(得られる価値)
  • 自分の簡単な経歴と権威性

ベネフィットというのは、受講生がコースを受講してどのように変化するかという部分です。これを最初に伝えておくことで、さらに最後まで受講する動機が強くなります。

そして、もし自分がその分野で何か実績があるのであれば、そこに関してさらっとでいいので、公開しましょう。あまり自慢みたいになってもよくありませんが、講師が信頼に足る人かどうかを伝えておくことは重要です。

例えば、本を出している、何かしらの資格を持っている、なんでもいいので、自分がその分野でやってきた実績を載せてください。

もし、自分にはあまり誇れるような実績がないと思っている方でも大丈夫です。例えば、5年間その分野に携わってきた、というのも立派な実績です。いま現時点で自分の中でその分野に対してやってきたことを簡単に紹介してみてください。

日本人は、特に権威性に弱いです。どんなことでもいいので、自分に少しでも権威性を出せるようなものを考えてイントロ部分で紹介してみてください。

残りのアウトラインはHow toを一つずつ丁寧に入れPDF資料も作ってあげる

イントロ部分で、「What」と「Why」を伝えたら、残りの部分は、全部「How to」を伝えましょう。

Udemyの売れるコースのアウトライン

基本的には、動画コンテンツで構成していきますが、時には、PDFなどの資料を渡して、ワークブックやチェックリストを間に挿入することで受講生の満足度は高くなります。ちなみに受講生の感じる価値をマーケティング用語で知覚価値と言います。Udemyでは、ワークブックやチェックリストなどのダウンロード可能なテキストコンテンツを用意することで、コース全体の知覚価値が上がると言われています。

ワークブックは、そのとおりに行動することで、受講生が一つの結果を得られるように、ステップを細かく設定して、ゴールまで誘導してあげるためのPDFです。ビデオ講義で伝えきれなかったことや、テキストの方が伝えやすいノウハウなどをワークブックに含めてあげるといいですね。

チェックリストは、やるべきことをこちらからチェックリストとして渡してあげて、それにチェックを入れていくと、最終的なゴールに到達させやすくするPDFです。

他には、リソースリストのように、あなたが使っている機材やソフトウェアなどを一覧にしてあげると喜ばれることもあります。

PDF資料を渡すメリットは、あとから気軽に復習しやすいということです。動画コンテンツは、どうしてもある程度まとまった時間を確保して学習する必要がありますが、PDFファイルなら、ちょっとした空き時間で気軽に復習することができます。

こういう構成要素もアウトラインの中に入れてあげることで、受講生に喜ばれる質の高いコースを作ることができるようになります。

レクチャー5:コースアウトラインのケーススタディ

このレクチャーでは、実際に僕が作っているコースの一つをケーススタディとして見ながら確認していきたいと思います。この事例を見ながら、あなたがコースを作る時にどのような構成で作ったらいいのかイメージしてください。

実際のコースの事例

それでは、実際に僕が作っているコースの一つをケーススタディとして見ながら確認していきたいと思います。

このコースは、「TwitterとLinkedInで誰でもフォロワーを2000人以上に増やす方法」というコンセプトのコースを作った時のアウトラインの構成です。

  • セッション1,はじめに(WhatとWhy)
    • レクチャー1:Twitterとは?
    • レクチャー2:LinkedInとは?
    • レクチャー3:なぜ複数のSNSを活用するのが効果的なのか?
    • レクチャー4:レビューをいただけると嬉しいです
  • セッション2,Twitterでフォロワーを2000人以上にする方法(How to)
    • レクチャー5:このセクションで学べること(学ぶことと身に付けることができるスキルを伝えるレクチャー)
    • レクチャー6:Twitterのフォローリミットについて理解する
    • レクチャー7:フォロワーを2000にする方法
    • レクチャー8:フォロワーを2000にする具体的な手順
    • レクチャー9:プロフィール画像の設定(顔出し可能、不可能)
    • レクチャー10スマホで僕がフォロワーを2000人に増やしたケーススタディ
  • セクション3,おすすめTwitter関連ツール(How to)
    • レクチャー11:このセクションで学べること(学ぶことと身に付けることができるスキルを伝えるレクチャー)
    • レクチャー12:アンフォローツール
    • レクチャー13:自動Botツール
    • レクチャー14:黒歴史クリーナー
    • レクチャー15:Twitterアナリティクス
    • レクチャー16:一番オススメSocialdog
  • セッション4,LinkedInでフォロワーを2000人以上にする方法(How to)
    • レクチャー17:このセクションで学べること(学ぶことと身に付けることができるスキルを伝えるレクチャー)
    • レクチャー18:LinkedInの画面構成
    • レクチャー19:LinkedInのプロフィール設定
    • レクチャー20:こうやってLinkedInでフォロワーを2000人に増やしてください
  • ボーナスレクチャー

この構成を見ながらポイントに絞って解説していきたいと思います。

「はじめに」で「WhatとWhy」を伝える

まずいちばん最初のセクションでこのコースは何なのか?(What)そして、このコースをなぜ受講する必要があるのか?(Why)を伝えます。

このケーススタディの場合は、自己紹介を入れていませんが、なるべく簡単でいいので、自己紹介を入れて、自分がこのコースを教えるのにふさわしい人だということを受講生に伝えてください。

そして、もう一つ、レビューをもらうように促してください。ただ、「レビューをください」というだけでは、あまり効果的ではないので、次のように伝えてください。そうすることで、高いレビューが付きやすくなります。

「今後のコース改善に役立てたいのでできればレビューをいただけないでしょうか?できれば、★5ついただけると嬉しいのですが、★5ついただけないようであれば、その理由を教えていただけると、よりコース改善に役立てることができますので、よろしくおねがいします。」

このように、「はじめに」の部分でレビューのお願いをしておくことで、レビューが付きやすくなります。コースを受講してもらって、一番ダメなのは、無反応です。いいレビューも、悪いレビューもつかないコースは、そもそも見てもらえていない可能性があります。

ですので、このようにコース改善のためにレビューをもらうように促す動画を作ってみてください。

How toをステップバイステップで

「はじめに」で、WhatとWhyを伝えたら、後は具体的なHow toをコースの中で教えていきます。

このとき、なるべく細かくセクションを区切ってください。そして、最初のレクチャーで「このセクションで学べること」というセクションごとの要約を作ってあげるとより効果的です。

受講生は、忙しい合間で時間を作り、あなたのコースを受講してくれています。だから、セクションごとに小さな学びのステップを作ってあげることで、達成感を味わってもらうことができます。

セクションごとに、小さな目標設定をしてあげて、セクションが終わるごとに自分のスキルアップが実感できるように構成してください。

セクションの最適なレクチャー数は、3〜8レクチャーです。もちろん、多少の前後は構わないのですが、あまりに多くなりすぎると、受講生のモチベーションが維持できなくなってしまいます。

最適なレクチャー数を心がけてセクションを構成してみてください。

セクション内の構成

3〜8レクチャーが最適という話をしましたが、どのような、構成にするのがいいのか、もう少し掘り下げて解説します。

もし、あなたが、PC画面などでツールの操作方法を教えるコースを作っているのであれば、そのまま、PC画面で操作方法を具体的に操作して使い方を教えてあげるコースを作るだけでOKです。

でも、例えばあなたが、「フォロワーを2000人にする方法」というような、概念的な話を教えていくコースを作っているのであれば、次の構成でレクチャーを作ってください。

Udemyで受講生の満足度と理解度を高めるレクチャーの構成方法

概念的な話+事例や例え話

必ず、このセットで教えるように心がけてください。

人は、事例や例え話をされることで、概念的な話や抽象的な話を具体的にイメージすることができます。あるいは理論と実践と言い換えてもいいかもしれません。理論的な内容を話した後は、必ず実践的な内容を話すようにしましょう。

僕のレクチャー7とレクチャー8を見てください。

  • レクチャー7:フォロワーを2000にする方法
  • レクチャー8:フォロワーを2000にする具体的な手順

「フォロワーを2000にする方法」(概念的な話 / 理論)「フォロワーを2000にする具体的な手順」(事例 / 実践)とセットで話しているのがわかると思います。

最初に、概念的な話をして、その後に、具体的な手順を話しています。このコースは事例としてやり方を解説しているんです。

もし、事例がない場合は、例え話でも大丈夫です。このようにして、より具体的にすることで、あなたが教えたいことが受講生にわかりやすく伝わるようになります。

この部分を意識して、コースのアウトラインを構成してください。

ボーナスレクチャーの使い方

Udemyは、コース内で自分のブログサイトやホームページを紹介することを禁止しています。リンクを張って誘導したり、コースの中で自分の外部のサービスを紹介することを禁止しているんです。

でも、例外的にボーナスレクチャー内でだけ、Udemyの別コースにリンクを出したり、外部サービスに誘導することを許可しています。UdemyのトップクリエイターのフィルさんはボーナスレクチャーでUdemyの別コースを宣伝していますし、ジョイントベンチャーパートナーの石崎さんはTeachableやThinkificにリンクを飛ばしています。

ボーナスレクチャーで自分のサービスを紹介したり、ブログへ誘導したり、アフィリエイトサイトに飛ばすことも可能です。

もし、あなたがUdemyの受講生をブログなどに誘導したい場合は、ボーナスレクチャーで行うようにしてください。

もし、この規約を守らないとアカウント削除される可能性もあります。最初は注意だけだと思いますが、悪質な場合は本当にアカウント削除もありえます。

Udemyのルールをしっかりと守った上で、コースの作成をするようにしていきましょう。

アクションリスト:コースアウトラインの作り方

レクチャー6:スクリプトを作成するかしないか

アウトラインの構成が終わったら、今度はスクリプト(台本)を用意するかどうか決めていきます。

スクリプトを用意するメリットと用意しないメリットがそれぞれあります。人によって良し悪しがあるので、自分にあったやり方を選択してください。

スクリプトを用意するメリット・デメリット

スクリプトを用意するメリットは大きく次の4つがあります。

  1. スクリプトを作ることで論理的でわかりやすい動画コンテンツを作ることができる。
  2. スクリプトを読みながらコース作成できるので噛んだりつっかえたりせずにスムーズに動画コンテンツを作ることができる。
  3. そのため、受講生が最短で最適なコンテンツを学習できる。
  4. 話すのが苦手な人でもスクリプトを読むだけでコースができるのでトーク力を気にしなくても済む

このように、スクリプトを作るとたくさんのメリットがあります。ただ、メリットが大きいぶんデメリットもあります。

デメリットは大きく次の3つがあります。

  1. スクリプトを作成するのでものすごく時間がかかる。
  2. よほど慣れていないとどうしても機械的な口調になってしまいいかにも文章を読んでいる雰囲気になってしまう。
  3. そのため、ニュースなどを聞いている感じになりパーソナリティは出づらくファン化しづらい。

このように、デメリットも結構あります。

ただ、スクリプトを作るか作らないかの一番のポイントは、フリートークができるかどうかです。

台本を見なくても、ある程度テーマに沿って即興で話すことができるのであれば、スクリプトを作らなくても、受講生に満足してもらえるようなコースを作ることができます。

僕の場合は、スクリプトを作ったパターンとスクリプトを作らないパターンの両方を試しました。僕は、スクリプトがないほうが、スムーズにフリートークで話しやすかったので、今はスクリプトを作らずに動画コンテンツを作成しています。

そのため、僕のパーソナリティが思いっきり出て、「話し方が好き」「声がいい」とか言っていただくこともあります。でも、逆に「要は、の連発で聞きづらい」とか、「同じことを何度も言っていて冗長」のようなネガティブなレビューもつきます。

なので、これは、あなたの状況によって完全に違ってくると思います。あなたがもし、フリートークが苦手で、スクリプトを作らないと話せないのであれば、スクリプトを作って動画コンテンツを作ってください。

プロの俳優さんたちは、ドラマ撮影で必ずスクリプトを覚えて、それをもとに演技をしています。クオリティの高い動画コンテンツを作るのであれば、やはりスクリプトを作るほうがいいかもしれません。

最終的にはどっちが続くかで判断する

スクリプトを作る、作らないの判断をする時に、どちらがコース作成を作り続けられるかという視点で考えてみてください。

Udemyで成果を出すために一番重要な事は、「良いコースを作ること」以上に、「コースを作り続けること」だと思っています。良いコースというのは、何度も何度もコースを作っていく上で、ブラッシュアップされていき、結果的に到達するものです。

一番最初から、良いコースを作ろうと思っても、なかなかいいコースを作ることはできません。なので、スクリプトを作ったほうが続きやすいのか?作らないほうが続きやすいのか?という視点で、判断してもらうのがいいと思います。

「継続は力なり」「成功するまでやり続ける」。これが、結果を出す上で一番重要なことだと思っているので、あなたがモチベーションを維持しやすい方を選択してください。

カテゴリUdemy

About 石崎 力也

石川県金沢市出身。モントリオール在住。専門スキル:競艇、コピーライティング、DRM、アニメーション。このサイトの運営責任者です。2013年3月に六本木と西麻布で会社を設立し、同年11月までに全てのメディア・広告事業を軌道に乗せる。現在は、家族と一緒に、3か月に1度、住む国を変えながら生活をしています。

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