今回は、セールス動画の一部であるVideo Sales Letter(VSL)についての話題を取り上げます。僕、石崎力也がVSLをどんな場面で使っているのか?実例をお見せしていきます。このレクチャーを見て、実際のVSLの使い方をイメージし、あなたがVSLを作る際の参考にしてください。
Video Sales Letter(VSL)とは、5分から15分ほどの短いビデオによってセールスをする仕組みのことです。通常は、セールスページなどを使って行うピッチを、短くテンポの良い動画で代替しようという発想です。今回は僕が実際にセールスのために使っているVSLを紹介していきます。どれも実践の中で磨いてきたものばかりですので、VSLのイメージを膨らませる参考にしてみてください。では行きましょう。
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実例#1:実践オートウェビナーカレッジのアップセル
まずは、実践オートウェビナーカレッジという商品です。これは、ClickFunnelsを使ったオートウェビナーファネルの作り方を1から解説する商品です。文字通り1から、ステップ・バイ・ステップで手取り足取りやっていくんです。ClickFunnelsでオプトインページを作るところから始まって、次々と商品を売っていくための仕組みを整えていきます。商品の中では、1ファネルで8000万円以上を売り上げた僕のファネルと同じものを作る過程を再現しています。
この実践オートウェビナーカレッジを売るためのVSLを、アップセルページに設置しています。VSLの冒頭はこんなフレーズで始まります。
ちょっと待って、もう1つ。商品を購入してくれたあなたに特別なご案内です。
今、あなたが見ているこの仕組みと同じものを、あなたが自分自身で作れるようになったら、あなたのビジネスにどれほどの経済的なインパクトをもたらすでしょうか?
ちょうど、このVSLの置いてあるアップセルページに来るまでの間に、見込客はオートウェビナーファネルの仕組みを体験してきています。だから、その仕組みと同じものを作らないか?という切り口でVSLを進めていきます。このVSLは、18分12秒。動画の尺はちょっと長めです。スライドの枚数は190枚です。画像のスライドが多いので、スライド枚数がかさんでいます。
このVSLでは、沢山の画像を使って、商品のテーマであるオートウェビナーファネルの実装イメージを伝えています。言葉で語るよりも、写真を使って説明する方が分かりやすい商品タイプだからです。
このアップセルページではVSLと合わせて、成約率を高めるための施策をいくつも配置しています。タイマーによる時間制限、このページだけの割引価格、そして分割払いのオファーを出しています。きちんとページ上に30分のタイマーを設置しているので、その時間を過ぎると割引価格で買うことは出来ません。
VSLのような視聴者が見やすい形のセールスマテリアルに加えて、このような成約率を押し上げるような工夫を組み合わせることで、お客さんの購買意欲を最大限高めることが可能です。
実例#2:CashLabライフタイムアクセスのアップセル
次に僕たちが使っているのは、CashLabという商品です。CashLabというのは、僕がやっている月額制の商品で、オンラインコースビジネスの作り方を体系的にまとめたものです。自分の参入ジャンルを決めて、ペルソナを作るところから始まり、コースやコンテンツの作り方、販売方法、見込客の集め方、そしてバックオフィスの整え方など、それこそオンラインコースビジネスの1から10までを全て網羅した商品です。
CashLabは普段月額でオファーしているのですが、アップセルページなどの特定のページではライフタイムアクセス権つまり永久視聴権を販売しています。このライフタイムアクセス権は、月額のサブスクではなく買い切りの価格にしています。つまり受講生からすれば、月額料金を2年も3年も払い続けるより、買い切りで買ってしまう方が得なんです。
このVSLは、こんな出だしで始まります。
ちょっと待って、もう1つ。CashLabのライフタイムアクセスを購入できる1度限りのオファーです。
5分だけお時間ください。CashLabを購入しなくても構いません。
僕が沖縄県で経験した悲劇を聞いてからお帰りください。あなたも同じ過ちを犯さぬよう心よりお祈りしております。
ビデオの長さは9分17秒。スライドの枚数は、71枚です。CashLabのウェビナービデオで使っている話を再利用して、パパっとVSLの形にまとめました。
僕は「ちょっと待って!もう1つ」という言い回しが好きなので、VSL以前のセールスページのときからこのフレーズを使っていたように思います。別のレクチャーでも解説しますが、VSLの最初には見込客のアテンションを集めるためのフックという部分を入れてください。まさにこの「ちょっと待って!もう1つ」というフレーズが、フックの一部です。
このアップセルページでも、タイマーによる時間制限、割引価格、そして分割払いを採用しています。大きな声では言えませんが、この組み合わせは僕たちの勝ちパターンになっています。
実例#3:広告マフィアの仕事術のアップセル
最後のVSLを紹介しましょう。広告マフィアの仕事術という商品を売るためのものです。もちろんこの商品もアップセルで販売しています。フロントエンドになっている商品も、この後続にアップセルされる商品もいずれも広告に関するものです。
これは、YouTube広告で運用しているファネルです。広告経由で回しているにも関わらず、アップセルの成約率が33.7%と異常に高いのが特徴です。1つには、この商品が29,700円と比較的安めだからでしょう。このVSLは、こんな風に始まります。
ちょっと待って!もう1つ。
あなたは、広告代理店が開業できるレベルにまで広告運用スキルを引き上げることに興味はありませんか?
もしあなたが広告代理店と同じレベルで広告運用が可能になると、次のようなベネフィットがあります。
VSLの長さもすごく良いんです。たった5分30秒。スライド枚数は39枚。商品の魅力をこのくらいの尺に凝縮できれば、すごく理想的です。5分くらいでパパっとセールスが出来ると、見込客が飽きることもなくなります。まさにVSLの良さを最大限に活かせているビデオだと思います。
まとめ:VSLの実例を知って使い方をイメージする
今回は、僕が実際に使っているVideo Sales Letter(VSL)を3つ紹介しました。どのページもテキストや画像などを使った長いセールスページではなく、ビデオ1本で売るシンプルな発想で作ったものです。僕らの場合は、よくアップセルページに使っています。VSLは内容を詰め込むとどうしても、尺が長くなってしまいます。僕もどうしても気合が入る、つい長くなりがちです。VSLに必要となる要素だけを盛り込み、スリムなVSLを作ってみてください。今回のレクチャーは以上です。また次回のレクチャーでお会いしましょう。