今回お届けするノウハウはこちら
#01_ジャンプカットとは?
ジャンプカットは、撮影した動画のコマを抜いていく編集方法です。何も編集しない動画より短くなるのはもちろん、切迫した状況を演出することができます。上にあるGIFは、ジャンプカットで作ったものです。急いで、準備をしているのが伝わってきますよね。
#02_編集するのに必要なファイル
今回のジャンプカット編集のために、調整レイヤーとフッテージ(フレームレート29)を13個、音源を4つ用意しました。音源は、YouTubeから持ってきたものと、Epidemicsoundから持ってきたものがあります。Epidemicsoundは有料なんですけど、非常にオススメです。
#03_シーケンスを作成する
編集したいファールの上で右クリックをして「クリップに最適な新規シーケンス」を選択します。すると、タイムライン上にそのフッテージが追加されます。
#04_フッテージをシーケンス(タイムライン)に載せる
まずは、シーケンスに追加したいフッテージをプロジェクトパネル上で選択します。そうすると、プログラムモニターにその動画が反映されますので、そこで必要な部分をインポイント(i)・アウトポイント(o)で選択し、タイムライン上にドラッグ&ドロップして載せます。
#05_リップル削除でカット編集をする
必要ない部分は、レーザーツール(c)でカットします。そしたら、リップル削除で取り除きます。ただの削除だと隙間が空いてしまいますが、リップル削除することで、 その間を詰めてくれます。
#06_全てのフッテージにジャンプカット編集をかける
同じ要領で、全てのフッテージにジャンプカットを編集をかけていきます。
#07_余白を消すために動画をスケールする
今回は、2種類のスケールを使っています。余白を削除するためのスケールとトランジションのためのスケールです。まずは、余白を消すためのスケールです。Shift+5を叩いて、エフェクトコントロールを出します。そこで、「スケール」の部分を変更します。適切な数値に変えてみてください。
でも、1つのフッテージにだけスケールを変えてしまうと、その次のフッテージに移行した時に大きさが元に戻ってしまうので、それを防ぐために状態を同じにします。スケールの数値を一つ一つ入力して言っても良いんですけど、面倒なので、状態をコピーしたいフッテージの上で右クリックして「コピー」を選択します。それで、コピーしたフッテージと同じにしたいフッテージを選択して、その上で右クリックして、「属性をコピー」を選択します。どの属性をペースとするか聞かれる画面が出て来るので、適切なものにチェックを入れて「OK」します。今回は「モーション」と「不透明度」の2つにチェックを入れました。
#08_スケールトランジションを加える
スケールトランジションは、接している2つのフッテージの1つ目の方には、お尻にスケールをかけて、2つ目の方には頭にスケールをかけてトランジションをスムーズにさせます。まずは、1つ目のフッテージを選択して、スケールのキーフレームを打ちます。そして、スケールをかけるフレーム数とスケールの数値を決めます。1つ目は、終わりから5フレームにスケールをかけました。2つ目のフッテージは、逆に最初の5フレームにスケールをかけました。
#09_動画の始まりと終わりにクロスディゾルブをかける
コマンド+Dでクロスディゾルブをかけることができます。
#10_音楽を挿入する
Epidemicsoundから持ってきた音楽の範囲を決めて、ドラッグ&ドロップでタイムライン上に持ってきます。
もし、動画のある部分と音楽のある部分を一致させたい場合(画面が切り替わるタイミングで音楽の効果音を合わせたい場合)、どちらが先でも良いんですけど、動画と音楽の適切な箇所にマーカーを打ち、2つが一致するように合わせます。少しずれている場合は、コマンド+←/→で1フレームずつずらすことができます。
音楽をフェードアウトさせたい場合は、指数フェードを使いましょう。Shift+7でエフェクトライブラリーを開いて、指数と検索してみてください。「指数フェード」が見つかったら、それをドラッグ&ドロップで音楽にかけます。
# 11_サウンドエフェクトを加える(ドアを閉める音)
今回は、撮影時のドアを閉める音が小さかったので、ドアを閉める音を追加しました。音を大きくしたい場合は、フッテージではなく、変更したいトラックの上でダブルクリックをして、フッテージ上でデシベル数を変更します。
#12_Lumetriカラーでラットを当てる
動画のカラーを変更したい場合は、タイムライン上に調整レイヤーを追加します。追加の仕方は、プロジェクトパネルの新規項目またはメニューバーのファイルから新規、調整レイヤーで追加することができます。調整レイヤーを追加することで、その下にある全てのファイル全てに適用することができるというものです。1つ1つのファイルにラットを当てていくのは面倒なので、たくさんファイルがある場合は、調整レイヤーを使うと良いです。
調整レイヤーを変更する場合、まずカラーでLumetriカラーのワークスペースを出します。そこで、好みの色に変更していきましょう。