どうもこんにちは、石崎力也です。
今日は「動画ビジネスの初歩!ストーリーボード(絵コンテ)の作り方」をお伝えしていきます。
このレクチャーであなたが学べることは次の3つです。
- Googleドキュメントで絵コンテを作る方法
- Epidemic Soundで音楽をダウンロードする方法
- 外注化するための編集指定方法
このレクチャーを受講するために必要な条件は、
- Googleドキュメント
- Epidemic Sound
です。このレクチャーは次のような人たちを対象としています。
- UdemyやSkillShareの講師
- オンラインコースを販売している人
- ネットで活躍するビデオグラファーやマーケター
ストーリーボードというのは、絵コンテのことです。”絵”なので、通常は、何らかの絵を描きます。しかし、そこまでプロフェッショナルではない方がほとんどだと思います。この記事では、絵を抜いたストーリーボードの作り方をご紹介します。ちゃんとストーリーボードを作ることで、撮影プロセス・編集プロセスがだいぶ楽になります。使用するのは、Google Documentsだけです。
今回お届けするノウハウはこちら
1. 絵コンテを作る理由
今はもうやっていないんですけど、5年前くらいに絵コンテを作っていました。これがあるおかげでいろんな作業が楽になりました。最初は、作るのが大変ですが、全体の効率がアップします。また、編集作業を自分ではなく外注しているのであれば、絵コンテを渡すだけで、相手はどのように編集すれば良いかイメージをつかむことができますので、わざわざ何度もコミュニケーションを取る必要がなくなります。このようなメリットがあるので、絵コンテを作成することをお勧めします。
2. 絵コンテには3つのパターンがある
絵コンテは、次の3種類あります。難しい(時間がかかる)順番に並べておきます。
絵とスクリプト
まず1つ目は、ショット番号と絵・ナレーションを含んだパターンです。
ショット番号とスクリプト・シーン
2つ目は、ショット番号とナレーション・シーンを文章で記載するパターンです。パターンの1と違って、絵の代わりにどんなシーンを撮影するかを文章でメモしてあります。
スクリプトのみ
3つ目は、スクリプトのみのパターンです。このスクリプトのみのパターンは、凝った編集をしない場合(最初にロゴを入れるだけとか)や決まり切った撮影方法だったり、編集方法の時に使うと良いです。
今回は、2番目のショット番号とスクリプト・シーンのストーリーボードの作り方をご紹介していきます。
3. Googleドキュメントで絵コンテを作る
まずは、Googleドキュメントで新しく書類を作成しましょう。ホーム画面から赤いプラスボタンをクリックします。
そしたら、書類に適当な名前をつけます。左上に「無題のドキュメント」という欄がありますので、ここを変更します。
4. 絵コンテのテンプレートを作る
次に表を作成します。「挿入」タブから「表」に行くと、右側に表が表示されます。ここで3×20を選択し、表を追加します。
そして、図のようにshot #(ショット番号)、VO/Script(ボイスオーバー/スクリプト)、Scene(シーン)を記入しておきます。英語で書いていますが、わかりやすいように記載しておいてください。
5. ショットナンバーを埋める
図の追加が完了したら、まずはショットナンバーを手作業で埋めていきましょう。また、ショット番号の欄には番号しか記入しませんので、幅を狭くしたり、好みで表の外観を変更してみてください。
6. 絵コンテの下にスクリプトを貼り付ける
絵コンテの中にスクリプトを入れていきますが、表の下にもスクリプトのみを貼り付けておくことをお勧めします。そうすることで、参照しやすくなりますので。
7. 完成したスクリプトを絵コンテに当てはめる
次に、スクリプトを絵コンテの中に埋め込んでいきます。今の段階ではどんなシーンになるか想像つかなくて、どのスクリプトを当てはめていけば良いかわからないと思いますが、あなたの思う量で良いので、絵コンテに当てはめていきましょう。
8. シーンの書き方
プロンプターを使用すると、スクリプトとシーンの文章が一律に扱われてしまい、読みにくくなってしまいます。なので、シーンの方はカッコを入れて記入することをお勧めします。もちろん、スクリプトだけをプロンプターに読み込ませることもできます。お好きな形式で記入してみてください。
10. me talkingとは?
me talkingというのは、パソコンの操作画面を見せるのとは違って、人がカメラに向かって話すことを指します。
11. シーンを詳しく記述する
あとで自分で編集したり、外注したりした時にわかりやすいように、シーンは詳しく書いていきましょう。例えば、「音楽・写真を入れる」ではなく、「音楽スタート cinemagraph.gif 100%から120%に5秒かけてスケールする」のように。
また、音楽の音量は自分で調節できると思いますが、念のため「0db」とか「コンスタントゲインを使う 音楽(-20dbくらい、ボイスオーバーが聞こえる程度)」のように記入もしておきましょう。
12. アセットを1つのフォルダにまとめる
画像などを動画で使用する場合は、すべての素材を1つのフォルダにまとめておきましょう。実際に、編集を手伝ってもらっている方からは、そのようにした方が編集しやすいと言われたので。なので、編集を外注する場合は、このフォルダと絵コンテを一緒に渡すということになりますね。
15. Epidemic Soundで音楽をダウンロードする
YouTubeにアップロードする動画にバックグラウンドミュージックを追加したい場合は、Epidemic Soundがお勧めです。世界的に有名なPeter McKinnonとかも使っている有名なサイトです。ダウンロードの仕方は簡単で、ダウンロードアイコンをクリックするだけです。
17. YouTubeの動画を参考にしてエフェクトを指示する
YouTubeにアップされている動画を参考にエフェクトを追加してもらいたい場合は、以下の手順で行います。
- 「SHARE」ボタンをクリックする
- 「Start at _____ 」にチェックを入れる
- アンダーラインに時間を記入する
- リンクをコピーして絵コンテに追加する
18. 写真アセットの使い方を指示する
文章を挿入するのではなく、代わりに画像を使いたい場合は、別のショットにしてシーンに画像のファイル名を記入します。