このモジュールではウェビナーのリプレイを再利用してマネタイズする方法について話していきます。
今回お届けするノウハウはこちら
ステップ1:ウェビナーのリプレイを再利用する方法
まずおめでとうと言いたい。ウェビナーお疲れ様でした。ここからはウェビナーリプレイに働いてもらう番です。レバレッジを効かせるためにも、コンテンツとして再利用しましょう。今あなたはウェビナーの録画動画を持っています。どんな再利用方法が考えられるか?
- 販売する
- コンテンツとして再利用する
- 別のオファーの一部にする
- リードマグネットにする
ウェビナーには4つのマネタイズ方法がある
- ライブウェビナーでの売上
- リプレイとフォローアップでの売上
- 録画したウェビナーの販売
- エバーグリーンウェビナーファネルから売上
再利用#1. ブログとYouTubeのコンテンツ
ブログを作ってウェビナーをやってYouTubeのために動画をコンテンツを作っていたら、それこそ忙しくて仕方ありません。ネットビジネスをやればやるほど「どうにか再利用できないか?」と考え始めるものです。ウェビナーをセールスと捉えてもいいですが、実は同時にウェビナーはコンテンツでもあります。ブログにアクセスを集めたい?あるいはYouTubeのチャンネルを育てたい?そうであればウェビナーをコンテンツとして再利用しましょう。
最後のピッチの部分をカットして再利用するといいですね!だってもうそのオファーは生きていないんだから・・・。
関連トピックのブログ記事でリードマグネットとして再利用するのもいいですね。ブログ経由でのリストビルディングとして機能します。
再利用#2. ビデオトレーニング・リードマグネット
はい、リードマグネットです。リードを磁石のように惹きつけるためのプレゼントとして機能してもらいます。僕が「マーケティングオートメーション」に関するウェビナーを開催したとします。録画動画は例えば「セールスファネル」や「リードナーチャリング」に関して書いたブログ記事のリードマグネットとして再利用できますね。
ビデオトレーニングはeBookに比べて高い価値があると認識されます。ウェビナーの録画動画はリードマグネットとしては最適のコンテンツになります。
リードマグネットで再利用する場合ピッチ(売り込み)の部分は切らずにそのまま使いまわしてもいいかもしれません。なぜならセールスファネルとしてそのまま利用できるからです。普通、リードマグネットでリストを獲得したらそのあとにセールスをかけなきゃいけないんだけど、ウェビナーにはそのセールスすらも含まれているから、コンテンツでありセールスでもあるんです。どうでしょう、僕が「ウェビナーだけをやっていればいい」と言った理由がお分かりになりましたか?
まずトレーニングビデオをオプトインページを作りましょう。オプトインした人にだけリプレイページのURLをシェアします。リプレイページの中に強いCTAを含めておきましょう。もちろん商品を販売するためのCTAです。
再利用#3. Eメールファネル
すでにステップメールを持っている場合は、LPの文言を少しだけ変えます。「このEメールセミナーにはトレーニングビデオも含まれています」と。もし5通のメールを送っているのなら、6通目にピッチ込みのウェビナーリプレイを掲載したメールを送ります。
再利用#4. 別のオファーの一部にする
ウェビナーでは価値を提供するのが普通です。ということはウェビナーそのものには価値があるということです。しかもウェビナー自体は限定期間だけ(24時間から48時間)公開されるので、基本的にはクローズドなコンテンツになります。覚えていますか?人は失うことに恐怖を覚えると。つまり基本的にはウェビナーリプレイは、アクセスできないものなんです。だからこそボーナスとしてオファーすると人は「欲しい!」と思ってしまう。ウェビナーのリプレイは、ウェビナーボーナスや、ファストアクションボーナスとして再利用することもできます。
ボーナスとして再利用する場合は、いくらなら売れるかをしっかりと見極めましょう。どのくらいの値付けをすれば売れると思いますか?仮にそれが¥10,000であれば「このボーナスは¥10,000の価値があります」と言えますね。
別のオファーの一部ではなく、今やっているウェビナーのオファーとしても使えます。どういうことか?ファストアクションボーナスやウェビナーボーナスに、いまやっているウェビナーの録画ビデオの提供をつけるということです。「15分以内に購入してくれたらファストアクションボーナスとしてこのウェビナーのリプレイをmp4ファイルでお渡しします」と。
再利用#5. ウェビナーを販売する
ウェビナーは有料コンテンツにもなり得ます。特にトレンドを反映させたノウハウであれば、ウェビナーに参加できなかった人たちも「ああ欲しい」という気持ちになるものです。すでに有料コンテンツとして話している内容であれば、販売されても「要らないや」となりますが、ウェビナーでしか話さないコンテンツがあれば話は別です。
セールスとして使ったコンテンツが、今度は有料商品になるんだから最強の再利用方法と言えるでしょう。やはりウェビナーだけをやっていればいいということになります。海外では$19から$199のレンジで過去のウェビナーを販売しているようです。
あとで再販売することを思えば、次回からはちゃんとしたウェビナーを作ろうという気持ちにもなりますね。使い古された言葉かもしれませんが、やはり今だにコンテンツ is キングなんですね。
再利用#6. コンプリートバンドルに追加する
言い回しはなんでもいいです。あなたの過去のウェビナーはトレーニングビデオをバンドルにしたものです。コンプリートバンドルでもいいし、ライブラリでもいいし。この「たっぷり詰まった倉庫」には今あるコンテンツだけでなく今後の(未来の)コンテンツも追加されます。
僕は継続課金で運用していますが、継続課金型のビジネスは一括決済に比べて成約率が低くなります。もし今すぐ収入が必要な場合は、継続課金を選ばない方がいいかもしれません。
あなたが売るのは、バンドルへのアクセス権でありパスポートです。
再利用#7. エバーグリーンローンチ
チャット部分だけはマニュアルでやる必要があります。毎週土曜日の午前中にウェビナーをやると決めているのであれば、エバーグリーンローンチ形式にできます。土曜日の午前中にだけ眠たい目をこすりながらパソコンの前に座り、チャットに参加するだけでいいです。完全自動化とは言えないけど、毎回スライドショーを作る必要はないし、毎回登録ページやライブページを作る必要もないから、普通のウェビナーに比べて労力は小さいですね。
僕なんかは「定期的に何かをやる」ということが大嫌いなので、できるのであれば全ての仕組みをオートメーションで回したいと考えるタイプだし、それを実現するためのスキルにフォーカスして自らをカスタマイズしてきました。実際に僕の業務のほとんどは「人にオートメーションを教えること」です。僕みたいなタイプの人間にはエバーグリーンローンチは最高のオプションになります。
ただし!やることが幾分込み入ってきますので、それなりの技術が必要になります。Web周りに弱いという方は、もしかするとハマってしまうかもしれません。ただただ時間だけ浪費してしまうという結果に終わることもあります。
エバーグリーンとしてウェビナーを運用する場合は、ライブで数をこなしてください。1回目のウェビナーをいきなりエバーグリーンに組み込まない方がいいです。だって比較対象がありませんから。もし5つや6つのウェビナーを経験したら、それぞれの成約率をログに残せますから、1番成約率の高かったウェビナーをエバーグリーンにするという判断ができます。まずはライブウェビナーで練習することをお勧めします。
ステップ2:アフィリエイトを利用してウェビナーを多くの人に届ける方法
だいたいアフィリエイト報酬は30%〜50%が相場です。どんな契約を結ぶかによっても分配率は変わります。アフィリエイターにアプローチする際は実績を作ってからの方がいいでしょう。ソロでウェビナーを何度か開催して、その実績を数字とともに提示します。「前回のウェビナーではブログに関するコースを販売し70人の参加者のうち30人が$100の商品を購入してくれました。おおよそ1回のウェビナーで30万円近くを売り上げております」と。
あるいはあなたがアフィリエイターになってもいいですね。あなたが他の人の商品を販売します。2つのアフィリエイトウェビナーがあることを理解してください。
- あなたがゲストとして商品を持ち込む、相手がホストとして商品を販売する
- あなたがホストとして商品を販売する、相手がゲストとして商品を持ち込む
アフィリエイトとジョイントベンチャーウェビナーの違い
アフィリエイトはジョイントベンチャーパートナーとの共同ウェビナーとは違います。まず役割が異なります。あなたがアフィリエイターになる場合は、あなたの役割は2つです。
- ウェビナーのホスト
- アフィリエイト報酬をもらう
あなたは自分の商品を販売しません。相手方の役割は次のようになります。
- トレーナー(ゲストの専門家)
あくまでもゲストです。ゲストの商品をプロモーションするのがあなたの役割です。
毎週同じ商品を販売すると見込み客は飽きてしまう
あなたがアフィリエイターになる利点は、労力が減る点です。毎週のようにウェビナーを準備して、毎週のように販売するのはしんどいですね。何よりも同じ商品を似たようなウェビナーで毎週販売される見込み客はたまったものではありません。「またこの商品かよ」と思ってしまいます。
じゃああなたがウェビナーのホストになって、優れた専門家をゲストに呼んで彼ら商品を週替わり、あるいは月替わりで販売してはどうでしょうか?まあ毎週セールスされると見込み客も嫌がりますけど、少なくとも新しい商品を目にするという意味では新鮮さが保たれます。
#1. あなたがホストとして相手の商品をアフィリエイトする場合
あなたがアフィリエイターになります。あなたの見込み客をトレーニングするためにゲストを呼びます。あなたは売り上げに応じてコミッションを受け取ります。残念なことに素晴らしい商品を持っている人ってのはなかなかいなくて、あなたは努力して優れたコンテンツを持つゲストを探す必要があります。
あなたの考えることは1つ。どうやって売上を最大化するか。あなたは自分自身の商品を販売しませんが、売上を伸ばすために小さな特典を付けてあげるといいかもしれませんね。共同ウェビナーに比べて、まずカスタマーサービス(サポート)をしなくていいので楽です。購入者をコースに招待する作業も不要です。それでいてコミッションをもらえます。数年前に「アフィリエイター最強説」なるブログを読んだんですけど、僕はその通りだなと思いました。
#2. あなたがゲストとして相手に商品をプロモーションしてもらう場合
#1の逆パターンです。あなたがアフィリエイターに商品を売ってもらう利点。それは見込み客リストがなくても商品が売れることです。さらに購入者リストを手に入れられます。ゼロからスタートして、しかもゼロからリストジェネレーションをしていてはいつまで経ってもネットビジネスで成功できません。
まずあなたよりもリストを持っているアフィリエイターを探しましょう。すでにアフィリエイトで実績を出している人ならなおよし。あなたの商品が優れて入れば「YES」を言わない理由はありません。きっと快くアフィリエイトしてくれるでしょう。
ステップ3:特A級のウェビナーを抱えてアフィリエイター巡業する(ウェビナーオンツアー)
ウェビナーを何回か重ねると成約率の高いものと低いものが出てきます。また時間がたてばたつほど、ソーシャルプルーフと呼ばれる顧客の声が集まります。成約率が高くてしかもソーシャルプルーフがたくさん集まったウェビナーを、オートメーションに組み込んではどうでしょうか?
あるいは特A級のウェビナーを抱えて、全国公演をしてみるのも一つです。と言ってもオンラインでやります。見込み客をたくさん抱えているアフィリエイターを巡業します。「前回Aさんの媒体でウェビナーをやらせていただいた時、成約率は40%で合計40本が売れました。1回の売り上げが400万円だったので、50%シェアで200万円ずつ分けました。もしあなたの媒体で私のウェビナーをやらせていただければ、50%のシェアをお渡しいたします。」とオファーします。これを全国のアフィリエイターに順番にオファーします。
ウェビナーツアーと名付けましょう。このウェビナーツアーの良い所は、相手の見込み客を使うので自分のリストを疲弊させなくてすみます。しかも新規客と新規の見込み客が同時に手に入ります。これってすごくないですか?
ステップ4:ソロ・アフィリエイト・ウェビナー(共同講師なし)
あなたの使っているソフトウェアをアフィリエイトするのもいいですね。あるいは気に入っている商品をアフィリエイトする。自分のリストが大きくなってからやるといいです。
例えば僕の場合、Deadline Funnel、Teachable、Thinkific、SamCart、SumoMe・・・など数え切れないほどの海外サービスを利用しています。どれもうちの売上に貢献している、欠かすことのできないビジネスツールです。でも英語だからやり方わかっていない人が多い。ブログでもメルマガでも、とりあえず海外サービスの使い方に関する質問を受けます。だから、使い方を日本語で解説して、抱き合わせ販売のようにしてパッケージ化して売っています。アフィリエイト報酬が手に入りますね。
これは共同講師とのやりとりが不要なので、自分一人で勝手にできます。労力もそれほど大きくはありません。なぜなら他人の商品を売るからです。もし自分で商品を作るのが面倒であれば、こんな風にソロで、自分の使っているツールをアフィリエイトするといいですね!
テックトレーニングを開催しますよね。ウェビナーのライブページにCTAボタンを用意します。あなたの売りたい商品のアフィリエイトリンクです。そのリンクからお客さんが購入をすると、あなたにアフィリエイト報酬(コミッション)が入ります。あなたは商品を提供しなくてもいいし、サービスの提供もありません。カスタマーサポートもありません。でもアフィリエイト報酬が入る。こんな楽な仕事はありません。
緊急性を出すために、テックトレーニングのウェビナーリプレイをそのまま特典としてつけてもいいでしょう。もし僕のリンクから購入してくれたら、このウェビナーリプレイのダウンロードリンクをお渡しします!とやります。ブログ記事にアフィリエイトリンクをつけても「また後でいいや」と行動してもらえないことが多いけど、ウェビナーだと緊急性があるので仮に少ない参加者でも多くの成約を勝ち取ることができます。
ステップ5:有料のウェビナー(ワークショップやマスタークラス)を開催する方法
海外ではブートキャンプなんて呼ばれたりします。有料ウェビナーやブートキャンプにはピッチはありません。そもそも有料の商品なので。もちろん中でバックエンドを売りたければ売っても構いません。例えばウェビナーの参加料が$50で、その中で有益な情報を伝えて、さらにピッチでマスターマインドコースを$5000で販売したりします。アメリカではこの価格帯の商品でもバンバン売れたりするから、さすが消費大国だなと(僕もアメリカ人の有料ウェビナーに好んで参加するので)。
有料のウェビナーだから、リプレイも当然有料です。無料のウェビナーのリプレイを有料で売るのははばかれますが、有料のウェビナーのリプレイを有料で売るのは全く問題がありません。
ブートキャンプと呼ばれるには理由があって、有料のウェビナーや有料のワークショップは、1回きりではなく何度か開催されます。あるプログラムは週に1回×4週間であったり、あるプログラムは土日の2日連続であったり。確かに複数回の開催があった方が価値は高そうに見えますから、比較的、強気な価格設定でも売れます。
あなたにやってほしいことがあります。それはブレストです。どうやってウェビナーをマネタイズするか、色々考えてみてください。モジュール7で紹介した方法は僕が知っているノウハウ、やっているノウハウです。もしかしたら、というか確実に世の中にはウェビナーでお金を稼ぐ方法がもっとたくさんあるはずです。もし「こういうのはどう?」というアイディアがあったら教えてくださいね!