どうもこんにちは、石崎力也です。
アラブのお金持ちはオイルマネーで高級車を乗り回し、ドナルド・トランプは不動産マネーで大統領にまでなりました。
そして、僕、石崎力也はウェビナーマネーでイタリアン料理を食べています。
ウェビナーに人を集めなきゃいけない!
さて。あなたはウェビナーで話すべきトピックを決めました。
あるいは特定の分野に詳しい専門家にスピーカーとして登壇いただくことを決定しました。
もちろんご自身が喋るパターンのウェビナーもOKです。で、次。
良いトピックと良いスピーカーさえ決まれば、それでウェビナーは大成功するか?
そんなことはありません。そのウェビナーに人を集めなきゃいけません。
ウェビナーコンテンツを多くの人に告知するためにどんなプロモーションができるか考えてみてください。
- メーリングリストにいる既存顧客や見込み客にウェビナー登録ページのURLを告知する?
- インスタグラム、フェイスブック、ツイッターなどのSNSを利用してウェビナーを拡散する?
- 信頼できるビジネスパートナーに頼んでウェビナーを多くの人に広めてもらう?
- ビジネスパートナーたちはどうやってあなたのウェビナーを告知している?
これらの問いは、あなたがウェビナーを作り始める前にやらなきゃいけないことです。
石崎力也はどうやってウェビナーに人を集めているか?
僕はもっぱらSEOを使ってウェビナーに人を集めています。オートウェビナーで運用しているので、いつオプトインがあったとしても対応できるようになっています。
- 1月1日にオプトインした人には三日後の1月4日に商品販売の締め切りが設定されます。
- 1月2日にオプトインした人には三日後の1月5日に商品販売の締め切りが設定されます。
- 締め切りを管理するツールにDeadline Funnelsを使用しています。
一方、リアルタイムでウェビナーをやっている人たちは、商品の販売期間あるいはウェビナーリプレイの視聴期間が決まっているので、検索エンジンで悠長に集客している場合ではありませんね。
英語圏でリアルタイムのウェビナーをやっている人たちは、信頼できるジョイントベンチャーパートナーと組んで、お互いのリストを持ち寄って集客しているようです。
自分一人の弱い集客力でライブのウェビナーをやってもほとんど意味がない、と少しでも思えばジョイントベンチャーをするのがいいと思います。
あるいは僕のようにエバーグリーンでオートウェビナーを運用し、ライブウェビナーのように一気に売りを立てるのではなく、定期的に売りが立つビジネスモデルを組み立てるのも一案です。
なぜ英語圏ではジョイントベンチャー・ウェビナーが盛んなのか?
少し話は逸れます。
ウェビナーで月々1000万円以上を稼ぐMariah Cozさんは、かつてもっぱらジョイントベンチャー・ウェビナーだけをやっていた時期があったと言っています。
その理由はいたってシンプル。ジョイントベンチャー・ウェビナーはリストが集まるからです。
ジョイントベンチャー・ウェビナーでリストが集まるからくりはこうです。
- まず、それぞれがウェビナーの登録ページを作ります。
- 次に、登録ページからオプトインがあるとリードが自分のメルマガリストに追加されるように設定します。
- そして登録ページのURLを交換します。
- 相手の登録ページのURLを自分のリストやSNSで告知します。
- こうすることで相手のリストにいる見込み客を自分のリストに取り込むことができます。
自分のリストも増えるし、相手の集客力を利用してウェビナーを開催することができるので、一石二鳥です。
ただ現実的なお話をすると、日本人でデジタルコンテンツを販売する人たちはお互い独立していて、海外ほどコミュニティが強くありません。他人と協力するなんて信じられない!と思うプレーヤーもたくさんいます。自分一人でやりたいと思う人があまりにも多すぎます。人を巻き込んで何かをやる、というのが苦手な人もいるだろうし、そもそもスケジュール管理やマネジメント、多大なコミュニケーションを面倒くさいと感じる人もいっぱいいるでしょうし。
そういう人たちとジョイントベンチャーを組むのは至難の技。日本でジョイントベンチャー・ウェビナーをほとんど見ないのは、日本がマーケティングの後進国ということもありますが、それ以上にメンタリティの問題、つまり国民性もあるんじゃないかと僕は思っています。(だからこそ僕は率先して、有力なプレーヤーたちと組んでジョイントベンチャーをしまくっているわけですが・・・)
僕も日本人ですから、彼らの気持ちがよくわかります。ジョイントベンチャーをしていても「ああ、一人でやっていた方が楽だよな」と思う瞬間は多々あります。
そんな一匹狼の日本人プレーヤーに最適な手法があります。それは・・・コンテンツマーケティングによる集客です。
コンテンツマーケティングとオートウェビナーの親和性は高い
さて、僕の集客方法に戻りましょう。僕が一人で集客するときはどうしているか?
僕はもっぱらオートウェビナーを使っています。ライブでウェビナーをやる機会はほとんどありません。
ライブでやるのは大変だし、自分の生活リズムにもあっていない・・・と色々と理由(言い訳)は列挙できるんですけど、一番大きいのはこれ。
コンテンツマーケティングを使いたいから。
例えば、ジョイントベンチャーパートナーと組んでウェビナーをやったとしましょう。相手は僕のことをよく知っているかもしれませんが、相手のリストにいる人たちは僕のことを知りません。
いきなり「どうもこんにちは、石崎です。今度、XXさんと一緒に商品を販売することになりました!」と言ったところで冷たい反応が待っているだけです。
だからジョイントベンチャーのウェビナーは、数が必要なんです。そう数の論理。
ジョイントベンチャーのウェビナーが数の論理であるなら、オートウェビナーは質の論理です。
オートウェビナーは、どれだけ属性マッチした濃い見込み客をウェビナーの登録ページに連れてこれるかが勝負です。
属性マッチするリードは、コンテンツマーケティングでしか集められないのが現代集客における通説です。
だから広告費を潤沢に持つ企業ですら、インターネット広告を諦め、社内でオウンドメディアを作ろうと躍起になっているわけです。
その典型がコカコーラですね。コンテンツマーケティングの走りと言われています。彼らが2014年にコーポレートサイトをオウンドメディアへとガラリと変化させたのがコンテンツマーケティングの始まりと言われているほどです。
考えてみてください。僕がウェビナーに興味のあるお客さんを集めたければ「ウェビナーに関する記事」を書いて検索エンジンにひっかければいいのです。あなたが今、ウェビナーに関するコンテンツを見ているということは、きっとウェビナーに興味があるということです。そんなあなたに魅力的なウェビナーの商品をオファーしたら、もしかしたら買ってくれるかもしれませんね?
とはいえ、どの企業、どの個人もブログをやっている時代ですから、新規ドメインで作られた歴史の浅いサイトが検索エンジンに引っかかることはありません。最低でも半年から2年ほどは下積み期間と考えて、粛々とブログを書き続ける必要があります。
書くブログも、しょぼかったらダメです。Googleはしっかりとリテンション(お客さんの滞在時間)を見ていますから、ランディングさせたお客さんをあなたのページに長居させなきゃいけない。もしすぐに離脱するようではダメだということです。そのページの評価どころか、サイト全体の評価が下がってしまいます。
最強のSEOライティングとは?
じゃあどうやったらリテンションを高められるか?簡単です、お客さんの悩みを解決すればいいのです。最強のSEOライティングはこう言い換えることができます。
これはどういう意味か?例えば「バナナダイエット」で検索するとしましょう。きっと多くの検索者は、検索順位の第1位から順番に見ていくでしょう。1位、2位、3位と少しずつ下に降りていきます。思うようなページが見つからなければ、別のワードで再検索し、検索結果に表示されたページタイトルのリストアップを見て、上から順番にクリックしていきます。
あるとき、検索者はそこで検索をやめます。そうですね?永遠と検索し続ける人なんていないですから。
Google、ちゃんと見ているんです。どこで検索が終わったかを。
なぜそこで検索が終わるかというと、検索者の悩みが解決されたからです。ここがポイント!
「バナナダイエット」が検索クエリの場合、検索者は「バナナダイエットで痩せたい」という悩みを持っています。彼・彼女は、とある特定のページを見つけて、なるほどこういう風にバナナダイエットをすれば痩せるんだな!とひどく満足して、ある時はページをブックマークしてから、ブラウザを閉じることでしょう。
当然ながらGoogleは、そのページを「検索者の意図を汲み取り、検索者の悩みを解決するページ」として高い評価を与え、検索結果の上位に表示させます。これが現代におけるSEOのカラクリなんです。
ちなみに僕やRank Trackerを使って、自分が狙ったキーワードでどれだけ上位表示できているかを追跡しています。思うようにランクが上がらない記事は、後日修正という形で、テコ入れします。もしかしたら検索者の意図を読み間違えていたり、あるいは競合よりも弱い記事を作っていたり、あるいは十分な解決策を提示できていなかったりと理由はそれぞれあります。
地道に修正していくしかありません。そうやってもう10年ほどブログを書き続けてきました。そのおかげであらゆるキーワードで上位表示することに成功しています。その結果、ライブでウェビナーを開催しなくてもいいくらい、十分な数のお客さんがブログ経由で集まってきています。
SLOW BLOGGING(スローブログ)のススメ
そこで検索が終わる記事。これをどう作るかが目下の課題ですね。
もしあなたが個人のプレーヤーならば、きっと大苦戦するでしょう。世の中に存在する「ブロガー」と呼ばれる人たちは、それぞれの固有名詞が目立つおかげでたった一人で活躍しているように見えますが、当然ながら彼らはビジネスとしてブログを書いていますから、パッと見ではわからないくらい、多くの人をバックヤードで動かしています。
この rikiyaishizaki.com というブログですら、4人のパートナーに手伝ってもらいようやく運営ができているという状態です。
ある人はブログ記事を作り、ある人はデザインを担当します。ある人は入稿された記事を編集し、ある人はYouTubeの動画を制作しそれをブログに貼り付けます。僕一人で書いているように見えるかもしれませんが、後ろで4名の方がしっかりと僕をサポートしてくれているのです。
ここまでやる理由。それは、質の高いブログ記事を作りたいからです。
個人的には週に2〜3回更新される「まあまあ」な記事よりも、1ヶ月に1回だけ更新される「わお!」な記事の方が好きです。そういうサイトをたくさんブックマークしています。面白いことに、彼らのほとんどは個人プレーヤーなんです。
中には「取材や調査に2週間かける」と言い切るアメリカ人の女性ブロガーもいました。そんな彼女が書いた記事はどれも唸ってしまうものばかり。
彼らは揃って slow blogging を実行しています。マンパワーが足りないからこそ、時間をかけて質の高い記事を作り込んでいるのです。
いざブログとなると毎日更新しなきゃいけないと思ってしまいますが、それは間違い。
繰り返しますが「まあまあ」な記事よりも「わお!」な記事の方が優れていますし、そこで検索が終わる可能性も高まります。よってSEO的に効果がある。それがスローブログです。
まとめ
ウェビナーをたくさんの人にみてもらう方法。それはスローブログです。ゆっくりと質の高い記事を作り込む。時間をかけて「そこで検索が終わるような記事」を作ります。そうすることでGoogleはあなたの記事に高い評価を与え、検索結果の上位にあなたのページをランクさせるでしょう。
そのページにランディングした人をウェビナーに呼び込んでください。
属性マッチした濃い見込み客が集まるはずです。
「コンテンツマーケティングはウェビナーと親和性が高い」の理由、わかりましたか?ウェビナーをたくさんの人に見てもらう方法、それはコンテンツマーケティングです。