ウェビナーの準備段階です。全てのウェビナー運営者はここからスタートする必要があります。まずは簡単に必要な道具の紹介をさせてください。
今回お届けするノウハウはこちら
ステップ1. ウェビナーに必要な機材と道具
- 高品質なマイク
- ヘッドホン or イヤホン
- ウェブカメラ or 内蔵カメラ
- 素敵な背景
ウェビナーに必要なマイク
なぜ高品質なマイクが必要か?これは動画ノウハウに関するブログでも繰り返し伝えている通り、人は低クオリティの画質には耐えられるけど低クオリティの音質には耐えられないからです。おすすめは、BlueのYeti Proです。4万円くらいしますが、音質はUSBコンデンサーマイクとして最高レベルです。
ウェビナーに必要なウェブカメラ
僕はロジクールのC920rを使っています。内蔵カメラでもまあまあのクオリティなんだけど、外付けのものを買った方が画質は上がります。ウェビナー購入者やスクリーンキャストをベースとするUdemy講師は、みんなロジクール(海外ではLogitech C920)を使っています。
ウェビナーに必要なモニター(任意)
あると楽だけどなくても大丈夫です。iMac27インチで作業している人は、もともとモニターが大きいので追加のディスプレイは不要ですね。あるいはパソコンを2台持っている人も不要です。小さいラップトップPCしか持っていない場合は、外部ディスプレイを購入することで、複数のウィンドウを簡単にマネジメントできるようになります。こんな風に使い分けをすると便利です。
- メインディスプレイ:チャット + スクリーンキャスト + 講義内容のメモ
- サブディスプレイ:スライド
これらに加えて、マイクとWebカメラ、そしてヘッドホンがあればウェビナー自体は開催できます。なぜヘッドホンやイヤホンが必要かというと、音質をモニターするためです。たまにエコーしたり、ハウリングすることがあるので、いかなる音質のトラブルも最低限に止めるために、音質を常にモニターする必要があります。
ウェビナーに必要な照明(任意)
こちらも任意。画質を上げたければ、カメラ本体やレンズを購入するよりも、照明を整えた方がいいです。部屋が暗い場合は、照明ツールを購入したり、YouTuberが使うようなリングライトを導入してみるといいですね。ちなみに無料で、しかもどんな高級な照明よりも見栄えが良くなるツールがあります。それは自然光です。大きな窓の横で撮影すると程よく自然光が入り(直射日光はダメ!)いい感じに見えます。
ステップ2. カメラの前で心地よく喋る方法(ウェビナー中のリラックス方法)
どうやってカメラの前でニコッとできるか。実は僕、今だにその方法がわかりません。カメラの前に立つと、特にレンズと目を合わせると、ひどく緊張します。でも不思議なことにそっちの方が人間性が出ているのか、よく売れます。マネーの虎であるシェフがこっぴどく叱られていたのを思い出します。「そうやって誰にでも人当たりが良い所が嫌いなんだって」と。もちろんあまりにもぎこちなさすぎるのはダメですけど、とりあえずはあなたのリラックス度合いや緊張度合いとウェビナーの成否はほとんど関係ないことを先に認識しておきましょう。
別にカメラの前に立ち続ける職業じゃないんだから、まあリラックスを心掛けて、それでうまくいかなかったら仕方ない。繰り返しますが、今だに僕はカメラの前に立つと居心地が悪くなります。それでもウェビナーはうまくいくんです。なぜか?ここにさっき作ったばっかりの名言があります。
僕は自分に自信はないけど、コンテンツには自信がある
ちゃんと準備して作ったコンテンツだから、ウェビナーの参加者にちゃんとした価値を与えられていると確信しています。そういう意味での自信はたっぷりあります。一方で、自分の自信のなさも自覚しています。カメラの前に立てばおどおどしちゃう。それは自信のなさのあらわれです。でも僕が緊張していようがいまいが、ウェビナー参加者にちゃんと価値を渡せる。僕の自信とウェビナーの出来になんの関連もありません。そりゃ、自分にも自信がないし、コンテンツにも自信がないなら仕方ないですけど。カメラの前に立つ前にしっかりと準備をしておけってことです。
とはいえ、コツがないわけではありません。
コツ#1. 深呼吸する
高校生の時に、よくいくお店の美容師さんがこう言っていました(今は駅前の1000円カットで丸坊主にしていますが、かつては美容院に行っていたんです)。大会の前は深呼吸して、ゆっくりと細く息を吐き出すんだって。特に赤いものを見ると僕は落ち着くんだよ・・・と言っていました。大学生の時によくTOEICを受けていたんだけど、案外この方法が役に立っていたようです。いまでも僕は大きく息を吸い込んで、ゆっくりと吐き出してリラックスするように努めています。
コツ#2. 不安は消える
ウェビナーをやるのが怖い。そう思うのはウェビナーを始める5分前までです。一旦、始めてしまうとそれほど緊張しなくなります。僕の大好きな競艇。ボートレーサーは大きなレースの前になると、やはり緊張するそうです。でも「エンジンを聞くと安心する」そうです。ピットに入って、エンジンを始動してその振動が体を伝わり、その瞬間からプロフェッショナルを全うするわけです。僕らにとってのエンジン音は何か?ウェビナーを始めてしまうこと。あるいは参加者とやり取りすること。そう、時間の経過に伴い不安はどんどん消えていくんです。
コツ#3. ユーモアを挟む
これはリスキーです。滑るともっと緊張します。何度か滑った経験があるので、身を以て恐怖を味わいました。でもそれも良い経験。いまでは笑い話です。もう2度と経験したくはないけど。最初にユーモアを挟み、それに成功すると一気に場が和みます。わかっている、オフラインだけじゃなくオンラインでも!インターネット上でもフワッとした空気になるんです。カメラの前に立ってシャイになるのは仕方ありません。そのシャイを自ら公言して笑いをとってください。
コツ#4. ジョイントベンチャーをする
二人でやると緊張が弱まります。特にパートナーが気さくな人であれば、もうこっちは完全にリラックスモード。だってパートナーが勝手に盛り上げてくれるんだから。一人でやると失敗をカバーしてくれる人はいませんが、パートナーと一緒にやればどちらかがどちらかの失敗をカバーできます。特にQ&Aセッションは、二人の知識を総動員するわけだから、よほどのことがない限り「それはわかりません」と回答することはないでしょう。
コツ#5. 練習する
なんやかんや言って僕は人の前で喋る機会が多かった。緊張しながらも、多くの人の前でプレゼンしてきました。今はもっぱらオンラインコースの作成ばかりしているので、ライブで人前に立つことは少なくなりましたが、それでもやはり現役で喋り続けています。そうすると、慣れてくるんですね。練習、練習、練習!です。
最初は「まずイントロで」次はなんだっけ?「ああ、そうか価値の提供か」で、その次は?「うーんと・・・Q&Aだ!」みたいな感じで、やることなすこと全てがマニュアル通りなんだけど、慣れてくるとアドリブもきくし、順番通りにやるにしても完璧に頭にプロセスが入っているいるためスラスラと進めることができます。やっぱり慣れって重要です。
コツ#6. チートシートを作る
チートシート:カンペです。カンニングペーパーを作って、それを読み上げるだけでもウェビナーは完成します。棒読みな感じでもいいじゃないですか。予め参加者にいうんです。これが初めてのウェビナーだから緊張しています、失敗するのが嫌だから全て話す内容を書き出しました、では読み上げます・・・。ちゃんとコンテンツが価値を提供していれば、棒読みだろうがなんだろうが関係ありません。
コツ#7. 早めにチャットを開始する
ウェビナーの肝はインタラクションです。ステップメールとは違い、リアルタイムでの質疑応答があります。参加者は、ウェビナーの運営者に質問をしたいんです。不思議なことにチャットを開始すると、不安が消えていきます。インタラクションの魔術です。基本形ではQ&Aは最後の方にくるんですけど、順番を変更して早めにチャットを開始するのもいいかもしれませんね。
コツ#8. 自分らしくある
すごい人を振る舞おうとするから緊張するのかもしれません。ありのままの自分でウェビナーをすればいいんです。ありのままの自分でやって緊張するのであれば、それはそれで仕方ありません。あなたらしさが出ていて「いい感じ!」と思ってくれる人も一定数います。宇宙人から商品を買いたい人はいません。あなたらしい、人間から商品を買いたいのです。
コツ#9. ピッチフリーのウェビナーを開催する
要はいろんな種類のライブストリーミングを経験してみるということです。ウェビナーにするから、売りを立てために変なことはできないと思ってしまうんです。それが緊張につながる。でもピッチ(売り込み)をしないと予め決めておけば、変なことをしたっていいんです。どうせ無料でやっているんだから。FacebookでもYouTubeでもニコ生でも、ライブで話すってことをやってみるといいですね。
ステップ3:ウェビナーで話す内容を決める
あなたが新商品を作る時にやることと全く同じ作業をします。ニーズはあるのか?タイトルをどうするか?何をどのくらいの尺で喋るのか?こういったことをウェビナーをする際に決めてしまいます。当然だけど、売りたい商品に強く関連した内容をウェビナーで話す必要があります。当たり前だけど、ビーガンに興味のある見込み客に、ブログで儲ける方法のウェビナーを開催するのは間違っています。なぜかわかりますよね?
こういった「不一致のネガティブマーケティング」をやっている人をよく見かけます。結局、何屋さんか全くわからないのです。「YouTube集客の専門家」なんてダサい肩書きは今すぐにでもやめた方いいです。なぜならYouTubeに人を集める方法を理解しているのであれば、人に教える前に自分がYouTuberになって広告収入を稼いだ方が早いからです。結局、そういう変な肩書きが長続きしたいのは、市場から何屋さんかを認知してもらえないからなんです。
実際にいるんです(小さい声でしか言えませんが、うちのお客さんにもいるんです)、そういう変な人。外観やビジネスの仕組みを真似しようとして、eBookを作ってみたり、Genesis Frameworkでブログを作ってみたり、Udemyにコースをリリースしてみたりするんだけど、そもそも参入ジャンルと肩書きを間違っているから、全てが水泡に帰す。やったことがリターンを生まないってのは本当にはかないです。寂しけれ。
まず参入ジャンルを決める。商品を作る。そして商品に関連したコンテンツを作る。それがブログであり、メルマガであり、YouTubeにあげる動画であり、Udemyで公開するコースであり。関連したコンテンツ・・・つまりは有料商品のプレビューです。プレビューみたいなものです。ウェビナーで話す内容は、有料商品のプレビューみたいなものであるべきなのです。
iPhoneアプリを無料で試していて、これはいいと思ったら有料版を購入します。同様に「有料商品が欲しくなってしまうような内容」を先に出してしまうのです。この続きが見たい!あるいはもっと詳しく知りたい!全体像を見てみたい!という気持ちを喚起するのがコツです。
できれば、ウェビナー中になんらかの「お得」をお持ち帰りできるようにしてあげるといいですね。参加してよかったという満足感だけでは不十分。ウェビナー中になんらかの「結果」を与えるようにしてください。eBookやPDFのように本当にお持ち帰りできるものを渡してもいいです。「ウェビナーに必要な道具と、ウェビナーを開催」を掲載したチェックリストをPDFに渡す、とかね。
概要か、詳細か
「ウェビナーの全体像を教えます」よりも「ウェビナーに活用できるGoogle on Airの使い方を紹介します」の方が、成約に繋がります。概要を話しても「で、結局何をやればいいの?」という状態になるだけ。一方詳細を話せば少なくとも「Google on Airの使い方は完璧にわかった」となります。繰り返しますが、ウェビナー中になんらかの「結果」あるいは成果、そして達成を与えて欲しいのです。どれだけ小さくても結構ですので。
一部分の詳細を掘り下げて話した場合、仮にウェビナー中に購入してくれなくとも、その人は後で戻ってきます。人間は、何かを達成すると次のレベルにいきたいからです。じゃあ次のレベルに進むためには(次のステップに進むためには)「あの人の商品を購入するしかないよね」と結局商品を購入してくれるんです。いくつか例を出しましょう。
- 最初のコンテンツアップグレードの作り方
- コンテンツアップグレードでMailChimpに登録する方法
- 不労所得の基本 – どうやって完璧な不労所得のビジネスを見つけるか?
- 次の7日間であなたの見込み客を2倍に増やす方法
- インスタグラムに1投稿するだけで1000人のフォロワーを増やす方法
- ウェビナーに使えるGoogle on Airの使い方マスタークラス
- MailChimpでリストを設定し最初の1通をデザインする方法
- Eコマースサイトをブランディングしリピート客を作る方法
- WordPressで作ったブログだけで見込み客1000人を集める具体的な方法
ステップバイステップもウケがいい
ステップバイステップのウェビナーでは、概要を伝えるのではなくやはり詳細を伝えるようにしてください。ウェビナーの商品を販売したい場合「ウェビナーを開催するための7ステップ」よりも「ウェビナーに活用できるGoogle on Airの使い方を7ステップで教えます」の方が良いですね。他にはこんな例があります。
- Thinkificでオンラインコースを販売する7ステップ
- iPadでGIFアニメーションを作るための5ステップ
- Premiere Proでグリッチエフェクトを使いこなす3ステップ
繰り返しますが、概要を伝えてしまうとお客さんは戦意喪失します。「あー、なんだこんなにもたくさんやる必要があるんだ。私にはそんな時間はないわ」と諦めてしまうのです。あくまでも一部分を切り取り詳細を教えるようにしましょう。
もしすでに商品を持っているなら?
ウェビナーは商品に関連したトピックであるべきです。ウェビナーから商品へ。この流れを忘れないように。僕が「Webinar Winner(ウェビナー・ウィナー)」というウェビナーのオンラインコースを販売したとします。じゃあどんなトピックをウェビナーで伝えるか?
- 次の7日間で最初のウェビナーを開催する5つのステップ → Webinar Winner
- ウェビナーを開催しよう!YouTube Liveの使い方 → Webinar Winner
- ウェビナーの具体的なやり方とそれにかかる費用 → Webinar Winner
まだ商品を持っていなかったら?
持っていない方がいいです。だって、ウェビナーで売れるかどうか検証してから商品開発した方がいいですから。ウェビナーは、市場調査でもあります。自分がやりたいトピックをいくつか選んで、ピッチフリーのウェビナーを開催してみてください。反応がよかったものを商品にしましょう。商品開発を絶対にやり遂げられる自信があるなら、商品を作る前に商品を販売してみるといいでしょう。Without Pitch(売り込みなし)ではなく、With Pitch(売り込みあり)のウェビナーを開催するということです。クラウドファンディングのように、先にお金を集めてから商品制作にかかれるので、気持ち的にはむしろ楽かもしれませんね。
小さく小さく、具体的に
なんども言いますが、ウェビナーのトピックは小さければ小さい方がいい。具体的であれば具体的である方がいい。参加したその日から行動に移せるような、小さいけど成果につながるトピックを選んでください。たくさん価値を与えようとして、トピックを大きくしすぎないでください。ウェビナー参加者は、受け取れる量を超えて情報を浴びせかけられるのでオーバーフロー状態になり、全てちんぷんかんぷんで終わっちゃう・・・なんてことは避けねばなりません。しかもコンテンツ量が多すぎると、ピッチまでの距離が長くなるので、途中でお客さんは離脱してしまいます。
ウェビナーのアイディアに関して次のポストを参考にして下さい。
ステップ4:ウェビナーに名前をつける
話すトピックが決まったらウェビナーにタイトルをつけましょう。Double Your Datingで有名なエベンペーガンは、名前を作るのに1ヶ月やそこら平気で時間を費やすと言っていました。ちなみに彼はコカコーラはずば抜けて素晴らしい名称で記憶に残るそうです。確かに韻の踏み方が半端ないですね。
- コカコーラ(Coca-Cola)
- コカコーラで頭韻
- コカコーラで脚韻
ちなみに、Double Your DatingもD-Dの音で韻を踏んでいますね。僕のWebinar-WinnarもWWで韻を踏むようにしています。記憶に残るかどうかが勝負の世界ですし、何よりネーミングは面白い。さて、いくつかのテンプレートを紹介します。
XXのための7ステップ
- あなたの強みを発見する7ステップ
- あなたの完璧なニッチを見つける5ステップ
- 動画を駆使したマーケティングの3ステップ
- ウェビナーを開催するための3ステップ
XXなしでYYする方法
- WordPressを使わずにプロダクトローンチを実装する方法
- テクノロジーに詳しくなくてもできるSquarespaceをキャッシュマシーンに変える方法
- フォトショップを使わずにブログのバナーを作る方法
- ウェビナーシステムを使わずに収益性の高いウェビナーを開催する方法
XXをするためのたった1つのこと
- インスタグラムを職業にするためのたった1つの方法
- インスタグラムのフォロワーを増やすために僕がやったたった1つのこと
- ウェビナーを無料で開催するたった1つの工夫
XXをするために大切な4つの戦略
- あなたの人生を向上させる4つの重要な戦略
- 21世紀のサラリーマンに必要な3つのスキル
- 全てのブロガーに必要な3つのリードマグネット
- 1回のウェビナーで100万円を売り上げる4つの戦略
XXのためのYY設計図
- ブティックショップオーナーのためのユニークな設計図
- 突き抜けたSF作家になるためのストーリーテラー・ハンドブック
- 仕組みを全自動化したい人のためのウェビナー・ブループリント
ウェビナーのトピックを決めるときのコツ
まず理想的な顧客(ペルソナ)を描きます。既存客がいる場合は彼らを対象にしましょう。ペルソナあるいは理想的な既存顧客が、悩んでいることはなんでしょうか。彼らが何に心理的な(物理的な)痛みを感じているでしょうか?
例えばこんな人がいたとします。
職業フリーランスのライター。しかし仕事はない。あっても下請けの安い仕事だけ。本当はドイツに移住したいんだけど、お金がないし、そもそもビザも持っていない。労働許可を手に入れたいけど、海外マーケットで必要とされるほどの能力もスキルもない。日本で宅建の資格と、誰も知らないなんとかスタイリスト2級の資格はとったけど・・・そんなもの何の役にも立たないことにおばさんになってから気づいた。日本人に海外フリーランサーとして生活する方法という教材を販売して生計を立てたいと考えているけど、そもそも自分自身が海外にすら行けていない。航空券を買うために仕方ないから日本でアルバイトしている。
ペルソナはこのくらい具体的である必要があります。彼女の痛みや悩みに焦点を当ててプロフィールを作ります。そんな彼女の痛みや不安を解消するウェビナーを開催したら、少なくとも彼女みたいな人たちは参加してくれるはずです。実際には、XXみたいな人たちってのはたくさんいます。ウェビナートピックを具体的にして、たった一人に届くようなタイトルをつけると成約率の高いウェビナーになります。
さて、こんな彼女の痛みを解消するウェビナーのタイトルはどうなるでしょうか?
- 家族と海外を放浪しながら週に4時間だけ働く僕が土曜日の午前中にやっているたった1つの仕事
- 底辺フリーランサーから抜け出す4つの戦略
- WordPressのスキル&知識なしからスタートして専業ブロガーになる設計図
ペルソナが具体的だとウェビナーのタイトルも具体的になりますね。ここまできてお分かりかと思いますが、わざわざ「ウェビナー」と名付ける必要はありません。ウェビナーの参加者は「ウェビナーに参加している」という感覚はありません。「自分の知りたい情報を取りにきている」という感覚です。だからこそ彼らには彼らの知りたい情報やスキルを提供する必要があります。
ウェビナーをウェビナーとは読んではいけない理由
ウェビナーって響きは月並みだし販売者目線です。ウェビナーに慣れているお客さんは「じゃあピッチが来るんだね」とか「あとで売り込みが来そう」と勘ぐってしまいます。まあその通り、ピッチはするんですけどね。ウェビナーって名称の他に、次の名称を利用してみるのも一つです。
- ワークショップ
- クラス
- トレーニング
- チュートリアル
- マスタークラス
ほら、こうするだけで雰囲気が変わりましたね。
ステップ5:ウェビナーの質を上げる5つのベネフィット箇条書き
ウェビナーでの成約率を上げるために、まずはハイライト、アウトライン、呼び方はなんでもいいですけど、5つのベネフィットを箇条書しましょう。ベネフィットはお客さんの持って帰るものです。具体的な成果と言ってもいいでしょう。5つ書き出してください。あなたのウェビナーで得られる5つのことはなんでしょうか?この5つの箇条書き(ブレットといいます)はウェビナーの登録ページに書く内容になります。
UdemyのLPです。左下に「学習内容」がありますね。これがベネフィットです。ここで魅力的なブレットを書き出せるとウェビナーの登録率が高まります。例えばあなたがWordPressではなくSquarespaceを教える講師だとしましょう。ウェビナータイトルは「Squarespaceをオススメする5つの理由」です。このウェビナーの5つのベネフィットは、こんな感じになります。
- なぜSquarespaceがネットビジネスとローンチに最適なプラットフォームなのか?
- オプトイン率が劇的に改善する5つのフォーム設置場所
- Squarespace vs. WordPress – どっちがいい?それはなぜ?(切り替えるべきかどうかの基準)
- Squarespace でリストビルディングする3つの方法
- さらにライブQ&Aセッションがあります。Squarespaceに関するどんな質問にも答えます。例えばWordPressと統合する方法や、アクセス数を始める方法など。
どうでしょう、もう魅力的な感じが伝わって来ませんか?タイトルだけでは伝わらない魅力をベネフィットで伝えます。いずれかのベネフィットに反応した見込み客は「よし参加しよう」とウェビナーの参加を決めます。
先に5つのブレットを作ることで、ウェビナーを構築しやすくなります。何をどの順番で話せばいいかが決まります。決まれば落ち着いて話せます。僕の場合、最初にこの5つのブレットを考えてしまいます。タイトルが先かブレットが先かはその時々で異なりますが、何れにせよ先にブレットを作ってしまうことでアウトラインが作れますし、コンテンツの価値を高めることができます。もちろんプロモーションも簡単になります。
詳しく、具体的に
もう何度も繰り返し伝えていることですが、曖昧さは全力で排除です。とにかく具体的なブレットを作ってください。なぜSquarespaceが優れているか?ではなく、なぜSquarespaceがネットビジネスとローンチに最適なプラットフォームなのか?と詳細を伝えてください。
コピーライティングの世界では「フック」と呼ばれる概念です。数ある広告の中からあなたのウェビナー登録ページを見て、よし参加しようと決めてもらうにはそれなりの動機が必要です。フックで見込み客の心をぐらりと揺らし、これなら参加する価値はありそうだと思ってもらえるようにしましょう。
ステップ6:ウェビナーを開催するオススメの日程と時間
ウェビナーを開催する曜日、時間についてお話ししましょう。ウェビナーを運営するのは少なくないコストがかかります。特にあなたにとって大きな時間の投資になります。無駄にしたくはありませんよね。できるだけウェビナーから得られる効果を最大化したいものです。
いつがベストか?いつ開催すればいい?先に結論をいうと、見込み客ベースで決めてください。見込み客によって参加しやすい日程でそうでない日程があります。全ての人を参加させられる日程はありません。いろんな条件を勘案して最大公約数をとっていくしかありません。
ペルソナを上手に描けていれば、日程は容易に決まるものです。かつて高校生の時にテレアポのバイトをしていました。電話をかける時間はいつも午後5時から午後9時までの間でした。夕食を準備している時間から夕食を食べている時間でしょうか。家庭教師の無料体験をオファーする電話セールスで、主にお母さんをターゲットとして電話をかけます。お母さんが家計の中心であり、お母さんが子供の家庭教師を決める最終決定者ですから、お母さんを見込み客に設定しています。もし午前11時とかだったら、お母さんはおうちにいるのだろうか?僕にはわかりません。少なくとも僕がバイトをしていた会社では午後5時から午後9時の間にセールスの電話をかけていました。
例えば僕のお客さんは、本の著者であったり、セミナー講師であったり、同業者(マーケター)であったりするんですけど、基本的にみなさんフリーランスであり会社の社長です。かつての僕がそうであったように、皆さん土曜日でも平気で働いています。土曜日にウェビナーを開催しても、問題なく参加してもらえます。逆に平日の午後とかにすると、サラリーマンが参加してくるので(ペルソナではない)むしろ土日の方がいいという面もあったりします。
ちなみに僕は、土曜日の午前中しか働かないと決めているので基本的には土曜日の午前中しかウェビナーは開催しません。運よくフリーランサーの方々が参加しやすい時間らしく、僕にとってもお客さんにとってもハッピーな時間帯のようです。日付を変えるだけで参加率はガラリと変わるので、ぜひ試してみてください。
ウェビナーのスケジュール
まず1週間の期間は必要です。1週間かけてウェビナーを告知してください。1週間は告知をしたいので、最低でも7日後以降の未来のいつかにウェビナーの予定を入れてください。一方で、ウェビナーまでの日付が遠いと参加率は下がります。今すぐ知りたいので、なんでそんなにも待たなきゃいけないんだって風になりますから。
スケジュールを決めたら?
ウェビナーの日程が決まったら、ウェビナーの登録ページに日付とウェビナータイトルと5つのブレットポイントを書いて告知をしてください。登録後のサンキューページの作成も忘れずに。
ステップ7:ウェビナーに必要な3つのページとは?
ウェビナーを開催するには3つのページが必要です。
- 登録ページ
- サンキューページ
- ライブページ
ライブページでは、LeadPages + Hangouts on Airの組み合わせや、もっとDIYなSquarespace + Hangouts on Airの組み合わせを使う人もいますし、WebinarJamやWebinarNinja、さらにはEasyWebinarといったウェビナーのプラットフォームを使う人たちもいます。でも、なぜかわからないけど、ウェビナープラットフォームは高い割りにはバグが多いように感じますし、ネット上でも同様な意見を見かけます。実際に、月々1000万円以上の売上をウェビナーだけで計上しているとある海外の女性起業家は、SquarespaceのDIYウェビナーを使っています。
あなたにオススメするいくつかのテックオプションがあります。
テックオプション#1. LEADPAGES
リードページは優れた会社です。直感的な操作でLPを簡単に作れます。登録ページも、サンキューページも、ライブページも。これ1つあればウェビナーに必要なページを全てまかなえます。テンプレートも豊富ですぐにページが作れます。
テックオプション#2. Squarespace
僕たちはオプトインページもSquarespaceで作っています。なんならセールスページも作っています。さらにはウェビナーの登録ページ、サンキューページ、ライブページもSquarespaceで作っています。こちらのLeadaPagesと同じく直感的に操作することができます。もうすでにWordPressやSquarespaceを持っていて、使いやすいのであればそのまま利用してもいいかもしれませんね。
テックオプション#3. YouTube Live(Google Hangouts on air)
YouTubeは回線がしっかりしています。ある程度のネット速度があれば、YouTube Liveを使ってウェビナーを開催することができます。ウェビナー専用のプラットフォームを使わない場合は、YouTube Liveを使って配信することになるでしょう。
テックオプション#4. CHATANGO
CHATANGOはチャットツールです。適宜質問をもらったり、Q&Aで使います。
テックオプション#5. TLK.IO
こちらもチャットツールです。見た目はTLK.IOの方がモダンかなと。CHATANGOもTLK.IOも、ライブページに埋め込んで利用します。
ウェビナーの登録ページについて
テックオプションでLEADPAGESを選んでもSquarespaceを選んでも、どっちでもいいです。決めて、登録ページを作っちゃいましょう。ウェビナーへの参加を促すページです。主な要素は、ヘッドライン、フック、そして詳細です。「このオンライントレーニングでは、あなたはXXということを学べます」といったことを書きます。
登録のオプトイン率を上げるためには、魅力的なコールトゥアクションボタンが必要です。シンプルに「登録する」とか「サインアップする」といった文言では人々は動きません。例えば「はい、無料でワークショップに参加します」とか「私はこのオンライントレーニングに参加して見込み客を集めるノウハウを手に入れます」のように。
5つのベネフィットしっかりと箇条書きしておきましょう。5つ目の最後のベネフィットにはQ&Aセッションがあることを書いておくといいかもしれませんね。
ヘッドラインとフックは、ウェビナーのタイトルに基づきます。ウェビナーの名前を決めるときに魅力的なタイトルを心がけましたか?ついつい先を知りたくなっちゃうようなタイトルにしましたか?どんなLPも、第一文目、つまりヘッドラインが重要です。ヘッドラインの良し悪しで成約率が変わります。この場合、ウェビナーのタイトルがヘッドラインになりますので、頭に汗かいてよくよく考えたウェビナータイトルにしましょう。
サンキューページについて
サンキューページでは、もう1つのお願いをするのが基本です。ウェビナーの場合であれば、サンキューページでバイラルを狙いましょう。グロースハックの教科書には「行動の連鎖」なんて難しい言葉で説明されたりしていますけど、単にもう1個追加でお願いするってそれだけのことです。FacebookやTwitterなどのソーシャルボタンをつけて、友達などにシェアしてもらいましょう。ここでバイラルが上手に起こると、リストの数がぐんと増えます。
ここで何か具体的なリターンやリワードを渡すとさらにアクションしてもらえます。「見込み客を2倍にする方法」に関するウェビナーであれば、そのサンキューページで関連するeBookや講義で使うスライドショー、講義で配る資料などを先に渡すことができますね。「FacebookやTwitterでシェアしてくれたら、講義で使う資料を先にお渡しします!」とか「シェアしてくれたら、講義中に配布する予定のツールを先にあげちゃいます」のように。
登録ページでメールアドレスを記入したらサンキューページへと遷移します。自動的に。
本当は早くページを閉じたいところなんだけど読んでみるとさらにコンテンツがもらえるようです。ここで問題が!ソーシャルボタンが見当たらない。あるいはソーシャルボタンが見つけにくい。これは最悪です。目立つところに、しかもクリックしやすい場所に、わかりやすいボタンを設置しておきましょう。
サンキューページは、ウェビナーの参加者(見込み客)にあなたのメッセージを増幅してもらう役割を担っています。なぜウェビナーを開催すればするほどリストが大きくなっていくか理由はわかりましたね?FacebookもTwitterもブログもYouTubeもInstagramもやらなくていいです。ただシンプルにウェビナーを開催して、参加者に登録ページをシェアしてもらえばいいのです。友達が友達をよんできてくれます。ウェビナーはセールスをするための手法なんだけど、リストが増強されるもしっかりと組み込んでおきましょう。こういった一工夫で、リストの増えかたが大きく変わります。
今はウェビナーのサンキューページについて考えていますけど、サンキューページに何かもうひとアクションを入れるっていうこのアドバイスはフリーランサーとして人生をガラリと変えるほどインパクトがあります。Call To Actionではなく、Thank you Actionとでもいいましょうか。ありがとうって言っているのに、追加でもう一個お願いする。不思議なことにお願いをしたら一定数の人たちは本当に行動してくれるんですよね、善意で。ありがたいものです。
サンキューページでは、念押しをしましょう。例えば、ウェビナーで参加して得られることや、ウェビナーの開催日を念押しします。今はダブルオプトイン形式がほとんどなので「先ほどメールをお送りしました。確認ボタンを押してください」の文言を入れておくといいでしょう。そして、Thank you Actionです。
ライブページについて
ライブページは、順番的に最後。ウェビナーを開催するページ。オプトインした人たちだけが見れるページですね。とはいえ、まず先に登録ページをプロモーションする必要があるので、必ずしもライブページが完成している必要はありません。まず登録ページを作って、次にサンキューページを作る。この時点でウェビナーの告知を開始してもOKです。まあギリギリになってライブページを作るのはちょっとダメかな。
ライブページで一番大事なのはビデオです。YouTube Liveを埋め込みましょう。
ライブページにソーシャルボタンをつける人もいます。特にリストの数が少ないときは、ソーシャルボタンを設置しておいて、ウェビナーの中で適宜ソーシャルボタンのクリックをお願いします。ウェビナーに参加している人たちは比較的ホットな見込み客なので、お願いすると高い確率で行動に移してくれます。
忘れちゃいけないのが、購入ボタンです。ライブページのCTAは、商品を購入してもらうこと。わかりやすく、真ん中にボタンを置きましょう。安い商品であれば、そのまま決済ページに飛ばしてもいいけれど、高い商品であればセールスページに飛ばしたほうがいいです。より詳細な情報を与えられるからです。この高い、安いは相対的なものですけど、まあ5万円以上の商品であれば一旦はセールスページに移した方がいいかもしれませんね。
チャットボックス(Chatango)も追加しておきましょう。ここでは随時質問を受け付けます。ウェビナー参加者とやりとりを開始しすると、リラックスできます。ウェビナー参加者の満足度を高めるだけでなく、あなたをリラックスさせる役割もあるので、チャットボックスはマスト・プットです。僕がウェビナーを愛する理由ははこのQ&Aなんですよね。参加者の質問にリアルタイムで答えられることがどれだけハッピーなことか。(デジタルコンテンツの販売者ならわかりますよね?)
最後に、2つ目の決済ボタンを用意しておきましょう。やっぱりCTAは購入してもらうことですから。1つ目のボタンも2つ目のボタンも行き先は同じ(チェックアウトかセールスページか)です。
ウェビナーのライブページの順番
まとめましょう。上からこの順番でライブページを作ってください。
- フック + ヘッドライン
- 埋め込みビデオ
- CTAボタン#1
- チャットボックス
- CTAボタン#2
ウェビナー中の成約率を高める1つの要素
それはDeadline Funnelです。締め切りボタンをつけます。CTAボタンの近くにセットすることで、成約率が高まります。本当たまたまなんですけど、先ほどうちの顧問税理士さんが連絡してきて「前期に比べて売上が500万円ほど伸びていますがなぜかわかりますか?」と。働く時間をますます減らして、新規のビジネスを始めず、顧客の開拓もやっていない。それでも売上が伸びたのって、たぶんDeadline Funnelをビジネスモデル全体に導入したからだと思っています。
ステップ8:ウェビナーでやるべきことをまとめました
イッツタイム!Bring all the tech together!全部をまとめます。一つ一つのWebサービスがどのように連携して、どのような役割を持っているかを確認していきます。あなたがウェビナーを開催するために必要なもの。
- ページ:Squarespace or LeadPages or WordPressの固定ページ
- Eメール:ConvertKit or MailChimp
- ビデオ:YouTube Live
- チャット:Chatango
ほぼDIYですよね。しかも安い。何よりシステムが安定しています。スタートアップがはじめたばかりのウェビナーシステムってどうも問題が頻発するんですよね。それに比べてDIYは信頼できるシステムだけを使うので、テクニカルな問題はほぼ皆無です。毎月5万円を払ってウェビナーシステムをレンタルしなくても、カスタマイズ可能で使いやすいDIYシステムの方がよっぽどいいと個人的には思っていますし、海外のマーケターたちもウェビナーだけはDIYでやっている人が多いようです。
ウェビナーのページ
morefree.meはSquarespaceを使っています。ウェビナーに必要なページには3つの役割があります。登録、サンキューページ、そしてライブページです。ライブページでウェビナーを開催して見込み客に商品を販売します。
ページ#1. Squarespaceを使う
たまにLeadPagesは自分のサイトで使っているフォントがないとかブランドカラーがないとグチをこぼす人がいます。確かにブランドは統一されていた方がいいですね。そういう意味では、既存のサイト(SquarespaceでもWordPressでも)をウェビナーページにしてしまうのもありかと思います。
僕もSquarespaceをウェビナーのページに使っている理由はそこです。自分でブランドを統一する。完全にカスタマイズ可能ですから、自分の好きなようにレイアウトできる。テンプレートすらも作ることができます。Deadline Funnelのカウントダウンタイマーを導入したら成約率が上がった。だからこれを標準にしよう!そう考えて、カウントダウンタイマーをデフォルトで埋め込んだテンプレートを作ってしまいました。ウェビナーを開催するたびにタイマーのコードを書くのは面倒ですからね。
URLも使い勝手がいいです、Squarespaceを使った場合は。普段からwww.morefree.meを使っていて、急にURLがleadpges.comに変わったら見込み客は少し驚くかもしれません。Squarespaceならwww.morefree.me/webinaのようにドメインを変えずにウェビナーを開催できます。
Squarespaceでサンキューページも作れます。もちろんツイートボタンを設置して、ウェビナー参加者にあなたのイベントを告知&シェアしてもらうことも可能です。
ページ#2. LeadPagesを使う
とはいえ長いことLeadPagesを使ってきました。LeadPages1つで、登録ページ、サンキューページ、ライブページを作ることができます。しかも、テンプレートが豊富。カスタマイズも簡単。直感的な操作ですぐにランディングページが完成します。あなたは穴埋めするように言葉をはめていくだけでいい。
LeadPages を使えば簡単にオプトインページが作れます。Buy Now(今すぐ購入する)ボタンも簡単に作れて、しかも目立つ代物だから成約率も高い。
SquarespaceでもLeadPagesでも大事なことですが、ウェビナーのライブページ1つで全てを完結させるということです。チャットボックスを埋め込んでなかったら、お客さんに会場のURLを伝える必要があります。見込み客はそれを記憶してブラウザにURLを打ち込み、2つの画面を開いてウェビナーを受講することになります。それはなんか変、というか手間です。購入ボタンも同様です。必ずすぐに買えるようにライブページ内に”わかりやすい”ボタンを設置しておいてください。
ウェビナーのEメール
ConverKitを使いましょう。MailChimpも愛用していますけど、ウェビナーはConvertKitの方がなんとなく使いやすいです。ConvertKitでウェビナーごとにフォームを作ります。例えば List Building Webinar なんて名前をつけたり。今はダブルオプトインがほぼ強制です。ConvertKitは確認メールを自動で送信してくれます。
ConvertKitでシークエンス(ステップメール)を作ります。まずウェビナー開催前は「なぜ参加することが重要なのか?」を説得します。開催直前になるとライブページのURLを告知します。このメールはオートメーション化してもいいし、ライブで(マニュアルで)送ってもいいですね。
MailChimpではグループと呼ばれる機能があります。お客さんを分類する道具です。MailChimpの場合、Zapierと連携する必要があるんですけどConvertKitならConvertKitだけでそれができます。タグという機能ですね。お客さんの興味属性に応じて必要なタグをつけて行きます。「MailChimpの使い方」「ConvertKitの使い方」「Zapier」「リストビルディング」「フリーランス」「コピーライティング」という風に。
*少しアドバンスな話になりますが、うちの場合はWordPressのカテゴリーとConvertKitのタグを連動させています。リードマグネットを上手に機能させるためです。
ConvertKitはいろんなサイトとシームレスに繋がります。だからAPIをパパパと交換するだけで簡単に連携できるんです。仮にAPIを交換できなくても、ConvertKitにあるコードをコピペすればいいだけ。日本のメルマガ配信会社はそもそも世界のWebサービスから無視されているので、連動も何もできません。超面倒臭い。
ウェビナーのビデオ
YouTube Liveは無料です。しかも安定している。ライブページに埋め込めば、ウェビナー会場の完成です。LeadPagesにはウェビナー用というかYouTube Liveを埋め込む用のテンプレートがあります。もちろん embedd codeをコピペするだけでほぼ全てのWebサイトに埋め込みが可能です。
大抵の場合、新しいことを学ぼうとするとコストがかかります。費用や時間というコスト。でもYouTube Liveは本当に簡単に使えるので、いますぐ生放送できるくらい。追加の学習コストも不要です。もちろん無料!
ウェビナーのチャット
CHATANGOかTLK.IOを使いましょう。どっちでもいいです。どっちもいいです。僕はChatangoをよく使うけど特別な理由はありません。両方とも使いやすいです。両方とも無料です。簡単にチャットボックスが作れてコードをコピペするだけでOKです。Q&Aセッションにチャットを利用することで、見込み客とのインタラクションを促し、見込み客の疑問や不安を解消することができます。なぜかTLK.IOとLeadPagesの相性が悪い。それが少し残念。
ウェビナーはDIYの方がいい
僕はこれまで長らくDIYでオンラインスクールを運営していました。その管理の大変さは筆舌に尽くし難いもの。そこに登場したオールインワンツールのTeachableやThinkific。これらシステムにビジネスモデルをのせてから、あら簡単。働く時間が文字通り90%OFFになりました。今は土曜日の午前中に少しだけ働く。それだけで生きていけるだけのお金は稼げるようになりました。
しかしウェビナーの場合は逆です。いろんな優れたツールがあるけど、スタートアップゆえにいろんなバグがあります。日本のウェビナーツールを使うなんて、個人的にはありえないと考えています。そもそも日本にはウェビナー文化がないので、ウェビナーのシステムを提供している会社すらも「どんな機能が必要なのか」がわかっていない。
そうであればDIYでやってしまった方がいいですね。DIYで使うサービスは、YouTube Liveとか、Squarespaceとか、資本がしっかりとしているものが多い。ユーザーが多いからこそ、お金が入り、有能な開発者を雇える。そして機能が追加されどんどん使いやすくなる。こういう好循環が怒っているツールだけを選択して使っているので、非常に安定したサービスを使ってDIYのウェビナーを開催することができるんです。
僕もいろいろ試してみたけど、DIYウェビナーに落ち着いているな。売上もDIYウェビナーの方がいいしさ。