あなたはネット経由で集客している個人起業家で、次のブログ記事やメルマガの内容に悩んでいるかもしれません。一体どんなコンテンツを作れば、見込み客の興味を引くのか? このような疑問に応えるため、ここではよくある質問を魅力的なコンテンツに変える方法を紹介します。
見込み客の興味あるコンテンツを作り、お客さんを集める。この方法はコンテンツマーケティングと呼ばれます。コンテンツマーケティングを続ける上で難しいのは、コンテンツのネタを考えることです。そこで発信ネタの型のようなものをいくつか持っておきましょう。いくつかのレパートリーを持っていると、ネタ出しに困りにくくなります。ここで紹介するテーマもぜひあなたのレパートリーに加えてください。
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人から聞かれる質問をコンテンツにする
コンテンツマーケティングでは、見込み客が興味を持つコンテンツを作ることが求められます。その興味の対象として、見込み客が持つ疑問は最適な内容です。つまり人々が疑問に思っていることをまとめて、Q&A動画としてYouTubeにアップロードするようなイメージです。有名なYouTuberがたまにQ&A動画をアップロードしているのを、あなたも気づいているかもしれません。
コンテンツ制作で頭を悩ませているあなたにとって、日常で人から受ける質問は優秀なネタ元になります。それはメルマガへの返信かもしれないし、YouTube動画へのコメントかもしれません。それらの質問に対してQ&Aという形で答えるコンテンツを作ってください。このようなコンテンツのテーマは動画だけでなく、ブログ、メルマガ、ライブ配信などでも広く使われています。最近ではPodcastのネタとしても用いられています。
これらの質問は視聴者や読者が実際に知りたいことを反映しており、彼らの関心を引く絶好のチャンスです。質問をコンテンツに変換することでターゲットとなる見込み客のニーズに直接応えていきます。あなたのコンテンツはただの情報提供という役割を超えるのです。その情報が単に知っていると少しお得かな?という程度ではなく、彼らの仕事や日常生活に直結するものだからです。
質問に答える形でコンテンツを作成することは、見込み客に新しい視点やアイデアを提供するということです。その答えが見込み客の求めるものであれば、見込み客にとってとても価値の高いコンテンツだと認識してもらえます。またこのテーマは見込み客とのエンゲージメントを高めることができます。
彼らが知りたかった答えを的確に提供することで「この人は私のことを理解してくれている」と思ってもらうことができます。その中であなた自身の過去の話や苦労した話を伝えることができます。多くの人があなたの成功した姿ではなく、裏で苦労していた姿に共感するのです。結果的にあなたへの信頼は厚くなっていくのです。Q&Aのコンテンツを通して、あなたというキャラクターに感情移入してもらうことが可能になります。
1人の質問者の裏にはたくさんの人がいる
もしかすると、あなたは「たった1人からもらった質問をそのままコンテンツにしても良いのか?」と考えているかもしれません。こんな質問に答えても需要ないんじゃないかと不安になります。でも大丈夫です。1人の質問者がいるということは、その背後には同じ疑問を持つ多くの人がいることを意味します。
一見たった1人だけが持っているもののように思えるこれらの質問は、実は広い層の関心事を反映しています。あなたもYouTube動画のコメントを見てすごく共感したことはありませんか?共感はしているけど、自分からはコメントするまでにはいかない。それと同じことです。多くの人はわざわざ疑問を持っていても、質問したりコメントをしたりしません。
一部の勇気を持った人たちだけが積極的にコメントをしてくれています。特に日本人はシャイな人が多いので思っていてもなかなか表に出しません。だから例えば「電子書籍を1人で作ることなんてできるの?」という1つの質問の裏には、無数の同じ質問を持った人が隠れている。だから1人の人に答えるだけでなく、その裏にいる大勢の人に向けて答えてあげる意識を持ってください。
商品プロモーションのコンテンツとして有効
このQ&A方式のコンテンツが使えるのは、集客コンテンツだけではありません。商品のローンチやプロモーションといった用途にも使えます。つまり、新しい見込み客を集めるだけではありません。既にあなたに興味を持ってくれて、リストに登録してくれた人。またはあなたの商品に興味を持ってくれている人にも有効です。
僕も商品を販売するメールシーケンスによくこのQ&Aを使っています。この場合は、商品に的を絞ったQ&Aということになります。価値を与えるというよりも、商品の購入に対する反論処理がメインになります。商品をセールスすると必ず見込み客の頭の中には、商品に対する疑問や不安が生じます。例えば「買っても使いこなせるのだろうか?」とか「嫌だったら返金できるのだろうか?」というものです。
あなたは一生懸命にセールスをするけれど、見込み客の懸念を解消しないことには商品は売れていきません。そこでこのQ&Aを使って、見込み客の頭の中に湧いているであろう懸念を払拭するのです。僕はこの方法をメールシーケンスだけでなく、ウェビナー、ライブストリーミングなどセールスに関する多くの場所で使っています。集客コンテンツとしてだけでなく、商品をセールスする場合にも有効であると覚えておいてください。
よくある質問のテンプレートを公開します
とはいえ、実際にどんなQ&Aを作ったら良いか迷いませんか?そこで見込み客の頭に浮かぶ質問のテンプレートを公開します。これは僕のこれまでのビジネスの中で、多く寄せられてきた質問をまとめたものです。多くの見込み客に共通する内容を盛り込んでいます。集客コンテンツ向けの質問と、商品プロモーション用の質問に分けてご紹介しておきます。
集客コンテンツ向けの質問
- 最初に何から始めれば良いですか?
- なぜXではなくYをすることにしたのですか?
- なぜ今やっているXを選んだのですか?
- なぜXを辞めたのですか?
- Xをすると決めたとき、家族の反応はどうでしたか?
- Xが起こったとき、どうモチベーションを維持しましたか?
商品プロモーション用の質問
- Q. 商品はどのようにして提供されますか?
- Q. 商品にはどのくらいの期間アクセス可能ですか?
- Q. 特典はいつ届きますか?
- Q. 商品を買うにあたって必要な条件や準備はありますか?
- Q. 支払い方法にはどのようなものがありますか?
- Q. 商品代金以外に何か追加でお金はかかりますか?
- Q. 返金ポリシーはどうなっていますか?
- Q. サポートやコミュニティはありますか?個別での相談はできますか?
- Q. 購入後、取り組むのにどのくらいの時間が必要ですか?
- Q. 他の商品との違いは何ですか?(自社、他社)
- Q. 結局、商品には何が付いてきますか?
- Q. この商品の作者はどんな人ですか?
- Q. 購入してから、実際にどのくらいの期間で結果が出ますか?
- Q. うまくいかなかった際の改善方法もカバーされていますか?
- Q. この商品は誰を対象としていますか?
- Q. この商品は税金控除の対象になりますか?
まとめ:Q&Aを通して見込み客を集めて商品を売る
ここまで見込み客の持つ疑問にQ&A形式で答えるコンテンツを解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。
- 見込み客の疑問にQ&A形式で答えるコンテンツは、優秀な集客コンテンツである。
- 見込み客が抱く疑問には彼らの興味がダイレクトに反映されており、彼らの関心を引く絶好のチャンスである。
- コンテンツの題材とする疑問は、あなたが日常に聞かれる質問からヒントを得られる。
- 1人がした質問の裏には、同じような疑問を抱えている多くの潜在的な見込み客が存在する。
- Q&A形式のコンテンツでは新規集客のみで限らず、商品の販促コンテンツとしても有効である。