今回は、ファウンダーズ・ストーリー広告を取り上げます。今回は、解決策部分のスクリプトの書き方を紹介します。ファウンダーズ・ストーリー広告では、創業者が直面した問題を起点として、最終的に視聴者に商品を勧めていきます。今回は、どのようにその問題に対する解決策を見つけたのかを説明する部分です。
今回作る解決策部分の手前の部分で、創業者である自分が抱えていた問題を語っている前提で話を進めます。次は、自分自身がどのようにして、その問題の解決策を見つけたのかを教えるセクションに移りましょう。大前提として、提示する解決策は、そのままあなたが売っている商品となります。ですが、ここでは商品の具体的な紹介をする前に、あなたが過去に解決策を見つけた時のエピソードを紹介していきます。つまり、解決策が何だったのかだけではなく、どのようにしてそれを見つけたかというストーリーを語るのです。
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解決策発見のストーリーの例
実際にこの部分の広告スクリプトを書いていきましょう。今回は、CashLabという商品の広告スクリプトを作成します。CashLabは、オンラインコースビジネスを体系的に学べる月額課金のコースです。
すでに前半部分の問題提起のスクリプトを作ってありますので、その部分を紹介しておきましょう。僕はかつて同じようなサブスク商品を持っていました。ですが、それはお客さんの成長のための道筋を完全に無視した商品でした。その商品がお客さんの成功にコミットできてない、という問題を抱えていました。
さて、ではこれに対する解決策を見つけたストーリーを紹介します。
「そんな僕が悩んでいるときちょうど、苗場に籠もっていた時によく見ていたサイトのことを思い出しました。それは東京すしアカデミーと言うスクールです。このスクールには、2ヶ月から6ヶ月で寿司職人の技術を習得しようと言うカリキュラムがあるんです。」
「ここのカリキュラムがすごく良いんです。初心者からエキスパートになるまでの道筋が、一本の線で示されていました。まず調理の基礎として包丁の持ち方、 魚の切り方、下準備、握り方、衛生管理という感じに、寿司職人になるための道筋が綺麗に整理されているんです。」
そして、また自分の話をして真実味を増して行きましょう。
「ちょうど海外移住を準備しているときに、寿司職人だと就労ビザが取りやすい話を聞きて調べていた頃です。直感的にひらめきました。
あぁこれ、寿司職人になる方法も、オンラインコースビジネスの運営者になる方法もやり方は同じだと。ビギナーからエキスパートになるためのステップを一直線上に配置する。そして、お客さんはそのステップを1つずつ登るだけ。
雨の多いオランダ、珍しく晴れた午後の日。僕の中で何かがつながった瞬間でした。」
ここでの目的は、あなたが解決策を見つけるまでのストーリーを、視聴者の共感を巻き込みながら少しゆっくりと伝えることです。視聴者に、あなたが経験した痛みを感じてもらい、あなたの人生に興味を持ってもらい、解決策に至った経緯を聞いてインスピレーションやモチベーションを感じてもらう必要があります。
ついつい先に進んで商品を売り込みたくなりますが、最初にあなたの個人的な経験に焦点を当てた方が、視聴者とのつながりがより強くなります。ビジュアル面でも工夫をしましょう。当時の映像をのBロールで挿入したり、成功していく過程を示す画像を追加するとよいでしょう。
さて、このセクションはひとまずこれで完成です。
まとめ:エピソードを鮮明に語り興味を持たせる
今回は、ファウンダーズ・ストーリー広告であなたが解決策を見つけるセクションの書き方を解説しました。当時のあなたが解決策を見つけた時の状況を、具体的に鮮明に語ってください。可能なら、感情や情景の描写も加えてください。
ここではまだ商品の話はしないでください。それはもう少し後の部分で書いていきます。この解決策を見つけたストーリーが書けたら、次はこの解決策のベネフィットを説明するセクションに移りましょう。今回はここまで。また、次のレクチャーでお会いしましょう。