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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

年収1000万円以上のネットビジネス経営者を対象にデジタルコンテンツの販売方法とマーケティングオートメーションの導入方法に関する情報を発信するブログ。

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YouTube Ads

YouTube広告で325万円を使いオンラインコースを425万円販売した全ての手順【ROAS130%】

Last updated on 2021年3月30日 By 石崎力也

今回のレクチャーでは、オンラインコースの販売におけるトラフィックの集め方について解説します。先に結論を言いましよう。YouTube広告を使ってオンラインコースを販売しましょう。一番ダメなのは、誰も読んでいないブログを毎日書いて「人が集まるといいなあ」と願うことです。そういった中途半端な人生を2年も3年も送ることです。2年も3年もブログを書き続けて何も起こらなかったら、それはすなわちその情報は誰にも必要とされていないということです。

トラフィックを集める方法にはSEOやSNS、他にも様々な無料の方法があります。今回は有料集客、それもYouTube 広告に限定してトラフィックを集める方法を取り上げます。具体的に、僕たちが30万円のオンラインコースを販売する際の例を用いて解説していきます。それでは見ていきましょう。

目標数値(売上と広告費)の計画を立てる

まずは数値の計画を行います。数値とは、いくらの広告費を支払って、そこからいくらの売り上げを出すかというものです。例えば、売り上げの目標を2,000万円、そこからの利益目標を1,000万円と設定したとしましょう。残りの1,000万円を、広告費として使います。

1,000万円の広告費を月予算、日予算と落とし込んで計算していきましょう。大体1年間で広告費を1,000万円消化すると仮定すると、12で割ると1ヶ月あたり月83万円ですね。1日あたりで考えると、27,777円となります。このように計算して、どれくらいの広告費をかけてどのくらいの利益を得るかという計画を立てます。

もちろん、毎日27,777円の広告費を均等に使う必要はありません。

これは僕たちの事例です。例えば、今回30万円のオンラインコースを売る際には、なるべく早めに広告の結果を確認したいと思いました。なので、初期に10倍の広告費をかけることもあります。つまり、シンプルに27,777円×30日という運用ではなく、元から月83万円で使う予定なので、1日10万円×7日で70万円を使って費用対効果を見るんです。

ゆっくり広告予算の83万円を使ってその商品が売れるかどうか確かめるよりも、最初の1週間で83万円を使い切り、その商品が売れるかどうか素早く見極めるのも一つの手段です。

広告の日予算が違うだけで、同じ予算内にはどちらも収まっているので一緒という考えです。新しい商品を売る時や新しく作った広告の効果を見たい時には、このように1日10万円にして重点的に予算を使うこともあります。

ROAS

ちなみに、僕たちは上記の予算で30万円のオンラインコースを売っていますが、現時点で425万円の売り上げが出ています。広告費が325万円なので、ROAS(=広告費の回収率)は大体130%程度に落ち着きそうです。

まだ広告のチューニングをしていない段階でプラスになっているので、この商品は売れ筋であることがわかります。よって来月以降はもっともっと広告費をかけることができそうです。

YouTube広告の設定について

続いてYouTubeの広告の各種設定につい見ていきましょう。

ターゲティング設定

まずは、ターゲティング設定についてです。YouTube広告配信の管理画面では、どんな視聴者を対象に広告を配信するかを決められます。

ターゲティング

今回は「ノンターゲティング」「起業関連ターゲティング」「投資関連ターゲティング」の3つの設定にしました。それぞれのターゲットに対して、同じ3つの広告を配信していきます。配信地域は、日本全国にしました。

キャンペーンの目標

YouTube広告では、広告の目標を8種類から選択できます。

キャンペーンの目標

これを「キャンペーンの目標」と呼びます。もちろん、キャンペーンの目標を指定せずに広告を作成することも可能です。ただし、目標を設定することで、適切なフォーマットを選択できるようになります。今回、僕たちは目標を「販売促進」と設定しました。「見込み顧客の獲得」と設定することも可能です。それから、目標に合ったタイプの動画を作っていきます。

入札戦略

次は入札戦略についてです。YouTube広告では、配信される広告が基本的にオークション形式で決まります。例えば同じ広告枠に対して同じターゲティングで広告を出したいと考えているAとBがいるとします。この時、どちらの広告が配信されるかは、それぞれの上限配信単価によって決定されるのです。

入札戦略

広告の上限配信単価の決め方には様々あり、それを「入札戦略」と呼びます。僕たちは今回、「目標コンバージョン単価」という入札戦略を使いました。これは「1件のコンバージョンあたりの広告費」によって入札が行われるもので、例えば5,000円に設定していれば、5,000円で1件コンバージョンが発生するように、YouTubeが自動的に最適化して配信してくれるのです。

今回は最初は5,000円の設定でとても上手く行って、商品もよく売れたのですが、徐々に配信数が減ってしまいました。なので、途中で目標単価を10,000円に変えてみました。目標単価の変更には色々な考え方があって、例えば今回のようにコンバージョン単価をダイナミックに調整するほか、10%ずつ調整したり、あるいは目標コンバージョン単価は一切触らずに広告を複製して配信数を増やす対応をしたりすることもあります。ひとえにこれが絶対の正解というものがないので、色々試してみることが大切です。

入札戦略の変更

しばらく広告を流してみてから、その結果を見て戦略を変えることも大切です。具体例として、今回の30万円のオンラインコースへの広告の途中経過を見てみましょう。ターゲティングは「ノンターゲティング」「起業関連ターゲティング」「投資関連ターゲティング」の3つがありましたね。

若い人たちが購入している

ひとつずつ見ていきましょう。1つはほぼ何もターゲティングをかけず性別も全ての性別に配信している「ノンターゲティング」。その結果を見ると、年齢25歳から34歳の若い人が商品を買っていることがわかりました。商品によってどの世代に売れるかは大きく異なります。例えば別の商品を売っていた時には、 25歳から34歳には全く売れなかったので、配信対象から外したこともあります。これは、ノンターゲティングで配信した結果わかることです。商品の属性によって売れる年齢は変わるため、最初は闇雲にターゲットを絞り過ぎずに運用することもおすすめです。

起業関連ターゲティング

続いては「起業関連ターゲティング」です。これは、起業関連の動画の視聴者に対する配信です。この結果を見ると、他の「ノンターゲティング」や「投資関連ターゲティング」に比べてコンバージョン率が高いことがわかりました。そのため、今後新たに配信する予定のいくつかの広告は、このオーディエンスだけに配信していくことにしました。その際には自動入札機能の「コンバージョン数の最大化」つまり、成約数を最も大きくするように入札を自動で行ってくれる機能を使うことにします。1日あたりの予算は30,000円に設定しました。30,000円にした理由は、最初に確認した時点での「起業関連ターゲティング」のコンバージョン単価が約10,000円だったからです。その獲得実績がある3倍の価格で設定してみて、コンバージョンが3件出るかチェックしたいのです。

このように、入札戦略を変更することはよくやっています。戦略の変更と言っても、設定ボタンを変えるだけです。しかし、初期設定でずっと通すのではなく、頻繁にチェックしながら入札戦略を変えていくことは大切です。ただし、やたらと設定を変えると Googleが学習できなくなってしまいます。かと言って、いつまでも配信数が減ったまま入札戦戦略を変えないのも良くないです。バランスを見ながら、程よくGoogleを刺激して、学習してもらいます。

YouTube広告の撮影方法

限定公開でアップロードする

今回の広告は、YouTubeでの限定公開設定にしました。6分14秒の長さの動画です。部屋にカメラを設置して、原稿が書かれたプロンプターを見ながら話します。プロンプターの文字はカメラ側からは見えません。後は良い音で撮るために、良いマイクとオーディオインターフェイスを使っています。これは僕らの動画のポイントの1つで、ノイズが入っていたり音が悪かったりして、生理的に受け付けられないということを回避しています。それから、機材やスタジオを用意して、セットしたまま触らず置いておくことも大事です。そうすることで、準備に時間をかけずに、1日の午前中で動画を作れます。

ある広告では、売りたいコースのカリキュラムについて語っています。実はそれは、別の動画の3分とか4分を切り取っているだけです。それでも5万回ぐらい再生されて、200万円の売り上げを出してくれています。

リンク先の販売ページに動画を置く

ランディングページ

広告の最終ページに、ランディングページへの URLを記載しました。リンク先には、また動画が埋め込まれていて、ビデオでセールスをしています。オプトインページではテキストでセールスする人が多いですが、僕らは全部動画を使っています。オプトインページも、アップセル、つまり商品を購入した人に「こちらもいかがですか」と、より上位の商品を広告するときも、どこでも動画を使っています。やはり一定数は、商品説明やカリキュラムを文字で読むよりも動画で見たいと思っているんです。また、作る側としても、テキストだとキーボードを打つ時間が掛かりますが、喋るだけだとパッと完成するというメリットがあります。

コンバージョンの計測の設定方法

次はコンバージョンの計測、つまり動画広告からどれだけの人が商品を購入してくれたかについてです。コンバージョンの計測の設定は、YouTube管理画面の「測定」タブの「コンバージョン」という所から行います。

コンバージョン

それぞれの広告に対して、名前や、何をコンバージョンと見なすのか、それをどうやってカウントしていくかなどの設定項目を埋めていきます。そして、その画面を動画のリンク先のページにタグ設定します。

例えば「オプトインをコンバージョンと見なす」と設定すると、オプトインページの次の「ご登録ありがとうございました」というページが表示された回数がカウントされます。僕らの場合は「商品の購入をコンバージョンと見なす」と設定しています。なので、YouTube広告からリンク先へアクセスして、商品を購入した回数がカウントされます。

ClickFunnels にタグを埋め込む

僕らが使っているClickFunnelsというプラットフォームでは、ページにコードのタグを埋め込むだけでその数をカウントしてくれます。

タグの設置をしてから、最後にタグの発火を確認します。タグ発火とは、コンバージョン完了ページにタグを置いて、完了ページに到達した人数をカウントすることを指します。タグの発火の確認は、YouTube管理画面の「コンバージョンアクション」を見ます。

タグの発火を確認する

それぞれの広告ごとに、タグが設置されているものは「コンバージョンを記録中」と表示され、設置されていないものは「未確認」と表示されます。きちんと設置できているかは、Googleの管理画面上でトラッキングのステータスを見て、実際にタグを埋めたページにアクセスすることでチェックできます。ただし、発火された場合にも即反映されるわけではないため、数時間は様子を見てみてください。

広告の運用改善

運用改善についてです。先述の通り、僕たちはコンバージョンを見ながら入札戦略を変えました。これが運用改善のひとつです。その他に、広告の追加も行うことがあります。例えば僕らは同じ商品に対して、僕が喋る広告の他にアニメーションバージョンの広告も作っています。具体的には、クラウドワークスを使ってワーカーさんにスクリプトを投げて、読み上げてもらう人と、アニメーションを作ってもらう人とを分けて作成してもらいます。

予算は、大体1分1万円ぐらいです。アニメーションと実写版でのコンバージョン率を見比べて、広告を追加してみたり、同じパターンではなく色々なパターンで撮ったりします。同じスクリプトでもいくつか見せ方を変えて、実写、アニメーション、後は漫画も取り入れるかもしれません。このように、結果を見ながら効果的な広告を作っていきます。

まとめ:戦略的な運用で大量のトラフィックを集める

YouTube 広告を活用することで、即日、大量のトラフィックを集められます。YouTube 広告を活用することで、ビジネスの検証が圧倒的に早くなって、最短最速で売り上げを上げられます。特に今回は、初日からダイナミックに予算設定したことが良く働きました。

何も戦略を持たなければ、こんなにすぐ結果は出ません。例えば何かコンテンツを作るのが苦手な人は、すごく時間をかけることがあります。半年ぐらい掛けてオンラインコースを作って、ブログを書こうとか、YouTube の動画を1個1個投稿してこうというのでは全然売上が上がりません。この悪いことのひとつは、アクセスがないことです。そして、トラフィックが無いと売上が上がってない理由が、その商品が悪いのか、アクセスが足りてないのかが永遠に分からないのです。

しかし僕たちは、YouTube広告の特性を活かしながら即日大量にトラフィックを集めました。Googleは最強の広告プラットフォームだと僕は思っています。Google広告マスターになれば、実質アクセスを自分たちで自由にコントロール出来るようになり、売り上げもコントロール出来るようになります。

もちろん予算もかかりますが、予算を使い続けられるのはお金が入ってきているからです。例えばこれを書いている今日だけで68,000円使っていますが、月の売り上げは多分400〜500万円になると思います。予算以上のリターンがあるから続けられるんです。さらに、お客さんのリストも集まってきますから、やはりYouTube広告は非常に重要です。

セールスファネルとは何か?ページの連なりのことです

Last updated on 2021年3月19日 By 石崎力也

今回のレクチャーでは、オンラインコースをセールスファネルで販売する方法について解説します。セールスファネルというキーワードを検索で叩いたらダメです。高名(こうめい)なコンサルタントの方々が、さっき紀伊国屋書店で立ち読みしたばかりの本に書いてあった「セールスファネル」の定義をそれらしくブログ記事で書いているからです。そんなの見たところで何ひとつ行動に移せません。

セールスファネルとはそもそも何なのか、僕たちが、どのようにセールスファネルを活用して、どんな結果を出しているのか。具体例を挙げながら、解説していきます。先に結論を言いましょう。セールスファネルはページの連なりです。それ以上でもないし、それ以下でもない。あまり難しく考えないでください。それでは、見ていきましょう。

セールスファネルとは何か

あなたのオンラインコースを上手く売るためには、セールスファネルについて深く理解する必要があります。セールスファネルとは何なのかを、具体的に説明できるしょうか。

一度「セールスファネル」と検索してみてください。「見込み客を商品購入まで導くステップのこと」と説明されていますね。もう少し見てみると「トラフィック(=初めてサイトへアクセスした人)」「プロスペクト・リード(=あなたの商品に興味を持っている人)」「カスタマー・リピーター(=一度あなたの商品を買ったことがある人)」そんな風に見込み客を分類しています。そして、それぞれの段階に適したセールスをしましょう、と言っていますね。

さて、この説明を読んで、セールスファネルを本当に理解できるでしょうか。とても概念的で、わかりにくいと感じませんか。そもそも、〇〇さんはトラフィック段階で、××さんはリード段階と分けることは無理ですよね。

あなたはWordPressでブログを書いています。検索エンジンを意識したSEOライティングを施しています。特定のキーワードでブログの記事が上位表示されています。そのブログ記事に匿名の名無しさんがランディングしました。彼は、トラフィックでしょうか?それとプロスペクトでしょうか?仮にプロスペクト(見込み客)としましょう。彼を、見込み客から顧客にするために具体的にどんな施策ができるでしょうか?オプトインさせること?ウェビナーを見せること?それともセールスレターに誘導すること?

ここで彼の正体を明かしましょう。あなたのブログ記事にランディングした匿名の名無しさんは、ソファでくつろぎながらポテチを食べている中学生です。たまたま父親の使っているiPadで検索サジェストに出てきたキーワードを誤ってクリックしただけのトラフィックです。

僕たちはそろそろ認めなければいけません。僕たちが想像している以上にトラフィックは細分化されているし、それぞれが全く別の意図を持って検索し、仮にあなたの商品に興味がある人でも、その興味の度合いは人それぞれです。

さて、そういった古典的なセールスファネルの説明では、これら細分化されたトラフィックや、程度の異なる興味度合いの人たちに、名前をつけて(例えばリードとか、リピーターとか)彼らに異なるアプローチをせよと迫ってくるのです。リソースが限られているネット経営者の僕たちに、そんな見たことも会ったこともない人たちを想像し、しかも効果的かどうかもわからない別々の施策を用意するなんて、ただの夢物語でしかないのです。

それら古典的、あるいは教科書的な説明のセールスファネルを理解しようとするのは、はっきり言って時間の無駄です。書いている本人たちが自分で何を言っているのかわかっていない場合がほとんどです。

少なくとも「セールスファネル」のブログ記事を書いている人たちのセールスファネルの中に僕は入ったことがありません。

彼らはセールスファネルについて説明することはできても、肝心の「セールスファネルの中に人を入れること」に失敗しているのです。それではなんのためのセールスファネルか意味がわかりませんね。

セールスファネルとは「ページの連なり」

僕たちが使っているClickFunnelsというオンラインコースのプラットフォームでは、セールスファネルとは何かという部分を、もっとわかりやすく定義しています。ClickFunnelsが言うセールスファネルは「ただ単にページの連なり」です。トラフィックとリードとカスタマーがあって….という考えではなく、単純に各ページの連なりなんです。

例えば「トラフィック専用のファネルを作って下さい」「リード専用のファネルを作って下さい」と言われても、概念的すぎて何をすべきかよくわからないですよね。一方で「新たに各ページを作って下さい」と言われたらどうでしょうか。非常にわかりやすいですね。だから、ClickFunnelsで言うセールスページというのは、ランディングページのようなページの連なりであると思えば良いんです。こう考えると、具体的に行動しやすくなります。

行動に移すことのできない知識は無駄です。

行動をベースにした知識にこそ意味があります。

セールスファネルを作る、と聞いてあなたはどんな行動を起こしますか?僕は早速、各ページの作り込みを始めます。

セールスページ

まずはYouTube広告のトラフィックをランディングさせるセールスページを作ります。

ワンタイムオファーページ

ローチケット商品(フロントエンド)の購入者に見せるアップセルページを作ります。ワンクリックで購入できるように設定します。ここで長々セールスレターは書いたりしません。VSLでサクッと販売します。

ダウンセルページ

アップセル商品を買わなかった人にはダウンセルページをあてます。ここら辺の分岐もClickFunnels が自動でやってくれるので便利です。ちなみにダウンセルは毎回「特典を抜く代わりに大幅値下げします」が決まり文句です。それ以外のオファーを試してもダウンセルでは成果が出ないので気をつけてください。結果が出るセールスファネルには、フォーマットが存在するのです。

注文完了ページ

次に表示するのが注文完了ページです。商品名のところに購入した商品が自動的に記載されます。もちろん合計金額も自動で計算されます。例えば、YouTube広告マスタークラスと広告マフィアの仕事術の2つの商品を買った人には、4700円と29700円の合計34400円が代金のところに表示されます。

ウェイトリスト

セールスファネルの各ページにはDeadline Funnel が埋め込まれています。締め切りを過ぎると全てこのウェイトリストのページに飛ばされます。ダイレクト出版はただ単にキャンペーンは終了しましたの文字列を記載するだけですが、僕はここでウェイトリストのオプトインを用意しています。ウェイトリストに再度告知した時に成約率が跳ねることを理解しているからです。

これがセールスファネルです。セールスファネルは概念ではなく、ページの連なりであることを理解していただけましたか?

セールスファネルは様々な販売アプローチを包括した概念

オンラインで商品を売るためには、様々なプロモーション方法があります。

例えば「エバーグリーンウェビナー」と呼ばれる、製品を発表する段階で使う販売方法があります。エバーグリーンウェビナーでは、最初に登録ページを見せて、その後にカウントダウンのタイマーページを見せます。次に商品に関するウェビナーページを見てもらい、最後にリプレイページを表示させます。

「プロダクトローンチフォーミュラ」と呼ばれる手法では、初めに最新のオプトインページが表示され、その後にビデオ1、ビデオ2、ビデオ3、ビデオ4を続けて見てもらい、最後にオーダーフォームを提示します。

どれも良い方法ですが、「トンカチ持つと全てのものが釘に見える」という問題があります。例えばプロダクトローンチを学んだ人は、全ての物をプロダクトローンチで売ろうとするんです。100円の電子書籍を売るのに、プロダクトローンチを使うためにビデオを4本撮るというのは非効率すぎますね。だから、商品の値段などに応じて、セールスファネルを分けた方が良いんです。

ClickFunnelsでは、セールスファネルというひとつの概念だけで全てを行えるんです。先程のエバーグリーンウェビナーも「ウェビナーファネル」で処理すればいい。プロダクトローンチも「プロダクトローンチファネル」で処理すればいい。インターネット上のあらゆるプロモーションを包括し、それをセールスファネルというページの連なりで説明したのがラッセルブランソンの功績だと僕は考えています。

セールスファネルはあらゆるプロモーション方法をひとつに包括した概念です。だから、ClickFunnelsのセールスファネルを理解できるようになると、エバーグリーンローンチもプロダクトローンチも、結局はセールスファネルのひとつだということがわかります。これから詳しく説明しますが、みんなが大好きなフロントエンド商品やバックエンド商品のプロモーションも全部「トリップワイヤーファネル」で説明できることなんだと気付きます。つまり、ひとつひとつの手法を総括して、一段上の所から見られるようになるんです。

ClickFunnelsのセールスファネルの実践例

ここでは、僕たちが実際に使っているセールスファネルを紹介します。具体的には、ClickFunnelsを使って、30万円のオンラインコースを売っていく方法です。

今回僕たちは「トリップワイヤーファネル」というアプローチで販売しました。トリップワイヤーというのは、最初に安い商品、つまりフロントエンド商品を売ってから、本当に売りたい商品、つまりバックエンド商品のオファーをすることです。いきなり本命の30万円の商品の宣伝をするのではなく、最初はもっと手頃な商品、例えば29,700円とか4,700円とかの安価な商品を売ります。そして最後に、30万円のオンラインコースの購入ページを置くんです。これが「連なり」です。この説明を見てわかる通り、セールスファネルとは、実はもの凄く具体的なものなんです。ただ単純な、ページの連なりです。

#1:4,700円の商品紹介ページへのランディング

今回のセールスファネルでは、広告で集めたトラフィックをセールスページに着地させます。最初に4,700円の商品の宣伝ページにランディングしてもらいました。

決済フォーム

まずは、4,700円の商品のページにアクセスしてもらい、名前とEメールアドレスと決済情報を入力してもらうのです。これが、ステップ1です。ここでオプトインの取得は、不要です。

#2:オーバーダンプ/4,700円と2,700円の商品販売

名前とアドレスを入力してもらってから、ステップ2に進みます。ちなみにこれを2ステップペイメントフォームと言います。面白いことに、実はステップ2に辿り着くまで、商品の値段を知らせていないんです。商品の値段を言わずに、ステップ2に進んでもらい、そこで初めて4,700円と出します。既にステップ1で見込み客は名前とEメールアドレスを入れていて、その時点でほぼ買うって決めているんです。人は、1回イエスと言ったことに対して2回目でもイエスと言いやすくなるんですね。

オーダーバンプ

ちなみにここでは、オーダーバンプと呼ばれる手法も使っています。商品の購入画面で「こちらも一緒にいかがですか?」と案内された経験はありませんか。それが、オーダーバンプです。僕たちは、オーダーバンプを使って、4,700円の商品に関連した2,700円の商品を提案しました。

商品購入のクレジットカード情報を入れて、このチェックをしないで次に行く方が難しいです。チェックを入れてもらうと、オーダーバンプで2,700円の商品も追加されます。

オーダーバンプ

これは非常に効果的で、今回はなんと83%の人が買ってくれるという結果が出ました。131人いたら109人がオーダーバンプの商品を購入します。これは凄い数字です。

#3:アップセルとOTO/29,700円の商品販売

ステップ3では、29,700円の商品を宣伝します。4,700円の商品を購入した人に、より上位の商品の購入を提案するんです。この方法を「アップセル」と呼びます。そして僕たちは、ここでOTO(=One Time Offer)という手法も使っています。OTOとは「この商品は今回しか購入できません。ページを閉じたら、二度と購入できなくなります」と限定して商品を提案することです。

OTO

4,700円の商品を購入した人限定で、29,700円の商品を購入できるページに案内します。これも非常に効果的で、決済率は50%と言うとんでもなく高い数字が出ています。

ここまで見るだけで、トリップワイヤーが、いかにポテンシャルのあるファネルかということがわかるのではないでしょうか。トリップワイヤーを使うと、真面目にトラフィックさえ集めさえすれば、本当に沢山の人が決済してくれるのです。

#4:アップセルとOTO/300,000円のオンラインコース販売

いよいよ最後に、30万円のオンラインコースを販売します。これは29,700円の商品に対するアップセルですね。そして、ここでもOTOを行います。

Mega Funnel Engines

このページでは、「次は違うページに来た」という感覚を持ってもらうために、わざとヘッダーを出さないなどの工夫をしています。今までとは違う商品で、一段上のものということを強調するんです。このページでは、テキストは余り入れていません。 代わりに、1本の動画を置いています。ビデオセールスレターを使って宣伝をします。

そして、「この購入ページは、4日間限定でアクセスできます。4日を過ぎると、二度と購入することはできません」と伝えます。画面の上部にはデジタル時計のようなものを置き、購入期限までの時間がカウントダウンされるように設定しました。普通、このようなOTOはオプトインページを起算点にしますが、今回は商品の購入を起算点にしてタイマーを回しているんです。

ちなみにこのページは、本当に4日間でアクセスできなくなります。CookieだけではなくIP アドレスとEメール情報でトラッキングしているので。携帯の端末を変えても、インドに行っても、パソコンを変えてもアクセス出来なくなります。

さて結果ですが、販売開始からたったの2日で5%という良い数字が出ています。実はこのセールスファネルでは、全ての商品を一斉に販売開始したのではなく、最初は4,700円の商品、次に29,700円の商品というように、徐々に追加していきました。30万円のオンラインコースは最後に追加したので、購入率はまだまだ上がるでしょう。

#5:ダウンセル

ダウンセルとは、アップセルの反対、つまり購入した商品よりも下位で安価な商品を提案することです。具体的には、最初のOTO、29,700円の商品のオファーにノーと言った人たちへ向け、いくつかの特典を抜いたものを19,700円で販売します。ここでは特にVSLなどは使わずに、値段だけを表示させました。29,700円の商品に対して、ライト版を1クリックで安い方を買えますよと示すのです。

ただ、ダウンセルをするかどうかは、よく考えるべきです。果たしてダウンセル買うような人まで、クライアントにしたいかどうかという所ですね。気持ちよく29,700円の商品を買ってくれる人を対象にしたいというならば、ダウンセルを入れるかどうかは要検討です。

Stripeを使った決済とZapierによる自動化

コースの管理はTeachableで行っています。しかし、決済はClickFunnelsで受けています。もう少し厳密に言うと、ClickFunnelsの後ろにStripeというオンライン決済システムを組んでいます。ClickFunnelsで受け付けた決済は、Stripeで処理されるということです。

なぜTeachableで決済をしないかというと、僕らの過去のデータを見ると、ClickFunnelsで決済を受ける方が、Teachableで決済を受けるよりも調子が良く、高い売り上げが出ることがわかったからです。

ClickFunnelsはセールスファネルの会社でもあるんですけど、それ以上に決済の会社という面が強いと思います。それほど、決済周りに凄く強いんです。わかりやすいのはオーダーバンプやOTOで、このような機能はTeachableでは実装できません。だから僕らは、ClickFunnelsで決済を受け付けるんです。

zapier

ClickFunnelsで決済を受けたクライアント情報をTeachableに繋ぐためには、Zapierという自動化ツールを使っています。例えばオンラインコースを売るなら、ClickFunnelsで決済があった場合に、Teachableでの対象のコースの受講の許可するという設定にします。

さらに「購入者の情報をMailChimpにタグ付けをする」という設定もします。MailChimpはメールの自動配信ツールで、こう設定することで、購入者に最適な内容のメールを送ることができるようになります。加えて、商品が売れ際には売上通知をするという設定もしています。

Zapierを使えば、一連のこれらの作業を全て自動化できるんです。

まとめ:優れたセールスファネルはビジネスを自動で拡大させる

優れたセールスファネルは、ビジネスの自動化と規模拡大のどちらにも作用します。

今回は、2ステップトリップワイヤーファネルを活用して、オプトインを取得しないランディングページを使って、決済をしたクライアントにアップセルを売る方法を紹介しました。これは凄く画期的です。

2ステップトリップワイヤーファネルの2ステップ目にオーダーバンプを仕込むことで、平均顧客単価をアップさせることができました。その成約率は、なんと83%です。

最後に、具体的な数字を紹介しましょう。このファネルでは、広告開始6日間で売上1,074,100円、利益も548,726円出ています。費用対効果は195%でした。最後の30万円のオンラインコースを追加してから2日しか経っていないので、引き続き広告の運用をして、トラフィックを集めさえできれば、まだまだ上がるでしょう。

それでは、また次のレクチャーでお会いしましょう。

売れるオンラインコースを作る5つのポイント【コース制作からGoogle広告出稿まで】

Last updated on 2021年3月17日 By 石崎力也

今回のレクチャーでは、オンラインコースでのコンテンツ制作について解説します。コンテンツの選び方から、テーマの切り口、広告スクリプトの制作方法や使うべきプラットフォームまで紹介します。

オンラインコースを作るだけではダメです。そのオンラインコースを売るためにトラフィックを集めなければいけません。毎日ブログを書いたり、誰もみていないYouTubeのチャンネルに動画をアップロードしてオーガニックのトラフィックを集めていては1年たっても2年たってもオンラインコースは売れません。Google広告を使い、オンラインコースをローンチした初日から売りを立てていきましょう。それでは、見ていきましょう。

ポイント#1. 売れるコンテンツの制作方法は2つある

オンラインコースでは、それぞれのテーマに合ったコンテンツの作り方があります。フォーマットと呼ばれるものです。例えば、サッカーを教えるならば文章よりもやっぱり目でビデオで見た方がわかりやすいですよね。何なら、サッカーフィールドに出てマンツーマンで教えてもらうのが一番です。

僕が住むオランダにもたくさんのサッカーフィールドがありますが、肌の色が異なる4歳から6歳の子供たちが、感心するほどのボールタッチでサッカーをしています。彼らは本を読んでサッカーが上手くなったわけではありません。実際にボールをタッチして、指導者から直接教えてもらい上手くなっています。何かを上達するために、それが一番早く上達するフォーマットでコンテンツを提供しましょう。少なくともサッカーはテキスト・フォーマットで学ぶ科目ではありません。

コンテンツの配信方法にはいろんな形態がありますが、お客さんが一番知りたいフォーマットで渡すことがベストです。とは言え、ベストな方法を常にできるとは限りません。例えば、世界中のすべての人にマンツーマンでサッカーを教えることなんて不可能です。だから、ビデオコンテンツを使うんです。

ビデオコンテンツと一言で言っても、様々な方法があります。対談形式にする、原稿を読み上げ一眼レフを回す、その中でもスクリーンキャストを使う、画面共有するなど、いろんなパターンがあります。今回は、僕が実際にやっている対談形式と原稿を読み上げる方法について詳しく紹介します。

#1. ZOOMで対談して録画する

ZOOMで誰かと対談して、それを録画する方法です。この方法のメリットの1つは、完成までが早いこと。

zoomで対談

その理由は、編集がいらないからです。それから、スライドショーなどの資料も不要です。もう1つのメリットは、対談だと言葉が途切れないこと。1人で話していると「次は何喋ろう」とか言葉に詰まることがありますよね。でも2人だと、交互に会話のキャッチボールができるので話しやすいのです。話していてわからないことがあったら、すぐにお互い質問し合えます。だから、コンテンツの内容自体も深まります。

ZOOMを活用した対談形式では、スクリーンキャスト、つまりスクリーンを録画するツールを使ってもいいですね。何かを説明する時、操作方法を教える時に、ユーザーと画面を共有できるので便利です。スクリーンキャストツールは、ScreenFlowがおすすめです。スクリーン内で撮影する範囲決めて、使うマイクを決めて、録画開始と停止のボタンをそれぞれ押すだけ。それだけで、画面も含めて丸ごとZOOMでレコーディングできるんです。

#2. スクリプトを読み上げ一眼レフカメラで撮影する

もうひとつは、スクリプトを作って読み上げて、それを一眼レフカメラで読み上げる方法です。

僕の場合は、撮影した動画は、日本に送って編集してもらいます。完成尺10分あたりで、だいたい相場は2万円から3万円。60分のレクチャーで12万円~15万はかかります。それが30レクチャー、40レクチャー、50レクチャーと続くと、まあまあのお金がかかります。編集者はクラウドサービスから探してもいいと思いますし、知り合いの中から探してもいいです。お金をかけたくない人は、もちろん自分で編集してもいいですよ。

一眼レフ

スクリプトを読み上げるときは、機材にもこだわると良いですね。やっぱりiPhoneだとクオリティが落ちるので、僕らはフルサイズの一眼レフカメラを回してます。例えばYouTube広告の撮影では、レンズ込みでだいたい100万ぐらいかかっています。だから、高クオリティのものが仕上がるんですね。

良い機材を使うのには理由があります。僕らは、YouTubeとか表面に見せるところは、良い機材を使うんです。そして、後ろの商品は動画クオリティではなく、情報クオリティに価値を見出そうとしています。情報の質が良ければ、「なんだこの動画クオリティ」とはならないんです。例えばGoogle広告の出稿手順を教える動画を撮るとして、それをわざわざ一眼レフで撮るのは逆に難しいかもしれません。

動画コンテンツ作る時は音も重要です。いいマイク使っていると、例え外でうるさい工事が行われていても、声だけをキャッチしてくれます。動画において聞きやすさは非常に重要です。良いマイクで撮るとコンテンツの価値、クオリティが上がります。

ポイント#2. 動画広告のスクリプトは3ステップで作る

オンラインコースを販売するときは、VSL(=Video Sales Letter)、簡単に言うと動画広告を使います。え?広告を使う?難しそう。やったことない。と反射的に思われた方は、たぶんこれからのフリーランス人生は辛いものになると思います。もしかしたらすでに辛い思いをしているかもしれません。オーガニックのトラフィックに頼りきりだと、あなたがビジネス・インフルエンサーでない限り、売上にリミットが生じます。あなたの売上を言い当てていいですか?月商100万円に届いていないのですよね?

理由は簡単です。アメブロ、インスタグラム、YouTubeだけを使っているからです。もし商品に自信があるのであれば、売上の一部を広告に割り当ててみてください。そこからあなたの第二のフリーランス人生は始まります。約束します。いいことあるはずです。

さて、ここでは、動画広告のスクリプトの作成方法を見ていきましょう。

#1. フック

広告の出だしはフック、つまりあなたのサービスに興味をもつ「きっかけ」を与えることです。僕がYouTubeで生計を立てるノウハウについてのコースを販売する場合だと「あなたの知ってることを収益性の高いYouTubeチャンネルに変えませんか」とかですね。これがフックにあたります。

コピーライティングを熱心に勉強している人のなかには、売れてる文章を自分なりに分析する人もいるかもしれません。間違ってはいませんが、そのやり方で作られる文章は、画一化してしまうことが多いです。いわゆる、情報商材ぽくなってしまうのです。もうちょっと自由に話しても問題ありません。実際に、僕は自由に自分の話をして結果を出しています。

Banner Blideness(=バナー盲目)という言葉があります。バナーは目に入らないって意味ですよね。最近、Yahoo!やGoogleのディスプレイ広告で「このバナーを見たことがありますか」「この広告見たことありますか」というものがありますよね。その実験の結果で、多くの人がバナーがあることすら気づいてないということがわかっているんです。脳がバナー=無視するものと覚えていて、バナーが表示されても、認識すらしない。一度見たものは、もうすでに知ってると脳が処理してしまい、目に入らないんです。

つまり、広告に既視感があってはダメです。一度見た広告は二度と見られないのです。あるいはどこかで見たことのある広告と似たようなものを作ってもいけません。

他とは違うなと思ってもらう必要があります。ユニークさが大切です。例えば、僕は僕が喋ってるだけの広告を出しています。あまり型に当てはめずに考えてください。

#2. 教育

フックの次は、教育です。見込み客に、なぜあなたの商品を使うべきか説得していきましょう。説得の仕方にはいろいろあります。実績を見せるとか、他の成果を出したクライアントに喋ってもらうとか。あるいは自分が話しても良いですね。例えば「Facebook広告 iOSの14に更新されたら止まりますよ」とか「Facebook広告頼りないですよね。では、Google広告をやりませんか」とか。あまり縛られずに、自由に教育コンテンツを作って構いません。

ここでも、均一化しないこと、つまりユニークさは大事です。自分にしか語れないオリジナルなストーリーや、メッセージを伝えましょう。「クリックするだけで」とか「動画を見るだけで」とか、いかにも広告というフレーズは、これはもう誇大だとか、これは多分間違ってること言っているなって、ユーザーもおそらく気づきます。だからこそ、独自のストーリーとか、独自のバックボーンを折り混んで話すと、多くの人に刺さりやすいんです。

オンラインコースのスクリプトから切り出してしまっても良いと思います。オンラインコースのイントロダクションで、受講生に何かメッセージを投げているのであれば、それをそのまま広告スクリプトとして利用するということです。

カリキュラムをそのまま切り取って、広告として載せるのも手段のひとつです。作り込まれたカリキュラムは人を教育するパワーがあります。

#3. Call To Action

最後はCall To Action、つまり、行動への呼びかけです。

例えばYouTube広告についてのオンラインコースの広告だったら、 「このコースでネット集客に関する悩みを今日やめませんか」というフックを用意します。その後に、「あなたは何時までブログを書き続けるんですか」とか「誰も見てないInstagramのLIVEは意味ないですよ」とか「トラフィックをFacebook広告だけに頼ってるのはダメです」という教育をします。そして「僕らは次の一手を作りました。このオンラインコースのカリキュラムを紹介します」と言い、カリキュラムを紹介します。

そして最後にくるのが、Call To Actionです。行動を呼びかけてください。例えば、僕は「このマスタークラスはまだ80%しか完成してませんので、早期割引価格でご提供します。コースの受講費は4700円です。残り20%完成した時点でコースの値段上げるので、だから購入できる今のうちに商品を購入なさってください」と言うことがあります。限定性を出して、早急な行動を呼びかけるんですね。

ポイント#3:プラットフォームはTeachableを使う

さて次は、オンラインコースを提供するプラットフォームについてです。結論を言うと、Teachableの利用がおすすめです。月1万円ほどで使えて、安いプランだと3900円程度のものもあります。コンテンツのマネジメント方法には、WordPressのプラグインやマイスピー、VimeoやYouTubeの限定リンクなど様々な方法がありますが、圧倒的にTeachableが使いやすい。

Teachableの大きなポイントは、使いやすいところとUI(ユーザーインターフェース)がすごく綺麗なことです。Stripeで決済を受ければ、即時アカウントに入金されます。必要であればその日のうちに銀行へ着金させることも可能です。日本のクレジットカード代行会社のように高い手数料も取ることはないし、1ヶ月間売上がプールされることもありません。

具体的に見ていきましょう。例えばTeachable内の「インフォメーション」という部分では、コースのタイトル・サブタイトル・講師の情報を加えられます。クライアントの管理もコースの管理も、アップロードも簡単に行えます。

さらに、今月の売り上げや、カリキュラムもひと目でわかります。動画ファイルだけじゃなくてテキストも追加できるし、クイズ、コード、アップセルも追加できますね。アップセルとは、コースを検討している人やコースを受けている人に、より高額なコースをおすすめすること。ユーザーに他のコースを簡単に見せることができて、ワンクリックで次のコース購入をしてもらえます。Teachableにクレジットカード情報が紐づいてる人はそのまま購入できるし、他の決済プラットフォームと連携させることもできます。例えば僕らはClickFunnelsというプラットフォームを使っていますが、ClickFunnelsで受けた決済で、ユーザーの情報をTeachableに連携しています。

UIに関してもTeachableを使えば問題ありませんが、オンラインスクールのデザインに関して言うと、海外のものをチェックすることもおすすめです。日本のものよりデザイン性が高いため、海外のデザインを基準点にして、オンラインスクールのデザインを作るとちょっと抜けた感じになりますよ。

Teachableは、ユーザー側から見た画面もすごく綺麗です。いわゆる会員制サイトという画面で、自分がどこまでレクチャーを見たかもパッとわかります。本当に、CMSとしては優秀です。オンラインコースのプラットフォームには、Teachableを迷わずにおすすめします。

ポイント#4:オンラインコースの効率的な見出し作りの方法

初めてオンラインコースのコンテンツの見出しを作る時には、迷うことも多いかもしれません。大学でいうシラバス、学校のカリキュラムを想像してください。何セクション、何レクチャーのオンラインコースを作れば良いでしょうか?1講義の長さは?合計で何時間のオンラインコースにするかなど決めることはたくさんあります。

簡単なやり方としては、テーマについて、自分がやってきたことを、ステップバイステップで書き起こす方法があります。とは言え、自分にとって当たり前になってるものを、言語化するのは難しいかもしれません。

見出し作りをスムーズに行いたい人のために、ハードルベースアウトラインというやり方を紹介します。見込み客の今の姿と、彼らが望んでいる将来の姿、2点プロットするやり方です。プロット、つまり点を打つんです。

例えばあなたがYouTube広告についてのオンラインコースを販売しているとしましょう。あなたの商品を買う人は「良い商品を持ってるけども、まだトラフィックが集まってない」という状況です。ウェブスキルもそれなりにあって、できればYouTube広告回してみたいと思っています。この状況を、Aとします。

ハードルベースアウトライン

一方で、Bはなりたい姿です。例えば自由自在にGoogle広告の管理画面を触れるようになって、自分が好きなようにトラフィックを集めれるようになって、1,000万円の広告費を出せば2,000万返ってくる状況。2,000万稼ぐためにやったことは、広告設定することだけ。このAとBを明確にして、Bを達成するために、その人たちが一番最初に乗り越えなきゃいけないハードルを考えてください。例えばそれが「予算を決めるところ」だったら、最初のセクションは予算についてにしましょう。予算を決めた人が次に超えなきゃいけないハードルは何か?それが終わると次は何をすればいいか?こんな風に、カリキュラムを考えていきます。

もうひとつ例を出します。YouTubeチャンネルを成功させるためのオンラインコースを作るとしましょう。A地点にいるのは、9時-5時の仕事に疲れ、サービス残業が嫌で、上司も尊敬できない人です。一方、B地点にいるのはYouTubeをフルタイムの仕事にしていて、土曜日の午前中使って、自分の好きなトピックで映像を撮影、午後に編集した後、YouTubeにアップロードして終了です。1人で生きていくには十分な広告収入が得られる状況で、登録者は10万人ほど。このA地点とB地点を考えると、Aにいる人が最初に克服しなきゃいけないハードルは何でしょう?YouTubeが初めての人は、「自分がYouTuberになるなんてありえない」とか「人前で話すなんて自分には無理」と考えている可能性がありますね。だから、この不安を克服させてあげることが最優先です。これがハードルの1になります。だから、セクション1とかモジュール1のタイトルはマインドセットになります。レクチャーの中で、例えば「人前で話すのは僕も無理でした」とか、そういう話をしても良いですね。レクチャー2では「顔って600種類の筋肉があるから、こうやって筋肉をつけるように顔を動かすと、筋肉付きますよ」という話も良いかもしれません。

人前で話すっていうハードル克服した、その次にぶつかるハードルは何かって考えると、YouTubeのチャンネルの方向性を決めることです。YouTubeでどんな情報発信していくか、見極めていく必要があります。だからハードル2に呼応するセクションはテーマの決定とか、ジャンルの選定、トピックを決めることです。彼らがどういう風にして、ゴール達成していくかってところ、何につまずくかってとこを順番に取り上げていってください。

これが、ハードルベースアウトラインという方法です。

ポイント#5:なぜオンラインコースが売れるのかを理解する

オンラインコースのテーマの切り口は、あなたが情熱を向けられること、かつマーケットにニーズがあることです。

ハードルベースアウトライン 1

例えば、いくらあなたが爪切りが好きでも、爪切りのオンラインコース作っても誰も買いませんよね。どれだけ爪切りに対する情熱があっても、マーケットはそれを欲していません。理想は、マーケットが求めているものと、自分の作りたいものを折衷すること。しかし、自分の情熱が暴走してしまって、マーケットを無視したコンテンツ作る人が本当に多いです。でも自分でビジネスをしてるときって、儲からなかったら本当に意味がありません。マーケットの需要に寄る必要があります。

Googleの検索数を見てテーマを決めようとする人は多いかもしれません。でも実は、Googleの検索ボリュームに、お客さんの悩みが全て現れているわけではありません。日本ではまだですが、海外のオンラインコース界隈においては、Overwhelmed(=圧倒される)という言葉がよく使われています。

どうしてオンラインコースが売れてるのか、考えてみてください。困ったことがあれば、Googleで検索すれば良いはずです。しかし、Googleで悩みを検索しても、表示されるのはアフィリエイターが書いた記事ばかりで、プロや実際に経験した人の記事を見つけるのことがすごく難しいんです。しかも、やっと見つけたプロの情報は、かなり昔に書かれたものだったということもよくあります。「探せば無料で存在する」というのはのは事実ですが、情報量が多すぎて圧倒されてしまうんです。だからこそ、体系的に、受講生の悩みに合った切り口で説明してくれるオンラインコースが売れるんです。

オンラインコースでは、情報をパッケージ化してあげるんです。悩んでいる人が圧倒されないように、必要なのはこの情報と、この情報と、この情報だけですよって言って提供する。

これが、いまオンラインコースが世界中で売れている理由です。

例えばヨガのレッスンを受けたい人がいるとします。YouTubeでは、無数のヨガのレッスンビデオが無料で閲覧できます。しかし、やっぱりどこから始めればいいかわからないという人が多いんです。だからこそ、オンラインコースで体系立ててやることに、意味がある。「ヨガ」の検索ボリュームは絶対大きいはずです。その中には圧倒されてる人のキーワードの悩みも含まれてるんですけど、出てきてないんです。わかりやすいのは、例えばAmazonでヨガの本についてのレビューを見ると、2つ星や3つ星とかで多くの人が不満を並べてるんです。解説が難し過ぎるとか、あるいは情報量が多すぎるとか。そういう声を見ると、もう少し簡単な説明を求めてるんだな、とか、検索キーワードに表れてこない本当悩みがわかります。Amazonの1つ星と5つ星を除いた中間のレビューを見て、そこから不満とか悩みを抽出してみることはおすすめです。

まとめ:ニーズにあったオンラインコースを作る

オンラインコースのコンテンツについてのエッセンスを紹介しました。コンテンツの制作方法、テーマ、プラットフォームなど、項目に応じて様々なポイントがあります。しかし、共通するのは「ユーザーにとって見やすいか/わかりやすいか」「ユーザーが必要としている情報か」という視点です。ここに着目しながら、効率的に、売れるオンラインコースを作って見てください。

それでは、また次のレクチャーでお会いしましょう。

iOS 14のプライバシーアップデートでYouTube広告はどうなるのか?【Facebook広告への悪影響】

Last updated on 2021年3月15日 By 石崎力也

新しいiOS 14のプライバシーの変更は、YouTube広告とFacebook広告にどのように影響するのか?これは今、僕が人によく聞かれる質問です。多くの人は、iOS 14によってFacebook広告で起こる問題を知っています。しかし、YouTube広告においてどんな問題があるのかを知っている人は少ないです。今日の動画では、iOS 14によって、各プラットフォームの広告にどんな影響が出るのか、この先どうなっていくのかについて解説します。

まずは、iOS 14のプライバシーの変更がどんな内容なのかについてお話しします。一言で変更点を説明すると、トラッキング防止機能が追加されたことです。iPhoheユーザーが各アプリを利用する際に、アプリの運営会社がユーザーを追跡したり、端末の広告識別子にアクセスしたりするには、許可が必要となったのです。ここで言う「追跡」には、端末内の他のアプリのデータに基づいて、自社アプリ内で広告を表示することも含まれます。要するに、今までは許可なしにトラッキングできていたものが、iOS 14以降ではできなくなったのです。

iOS 14アップデートによるFacebook 広告への悪影響

この変更は、Facebook広告やYouTube広告に影響を与えます。しかし、その影響はYouTube広告よりもFacebook広告に対しての方がはるかに大きいと言われます。その理由は、FacebookとYouTubeでは広告のターゲティング方法に違いがあるからです。

それでは、iOS 14がFacebook広告とYouTube広告、それぞれに与える影響を見ていきましょう。

#1. Facebook広告が厳しくなるのは、他のアプリからデータを収集していたから

ご存知のように、Facebook広告による見込み客獲得のコストはどんどん上昇しています。そして今回のiOS 14のアップデートは、Facebookの広告にさらにマイナスの影響を与えるでしょう。しかし、その問題の根本はAppleではなく、Facebook自身にあります。

facebook apple ios14

今までFacebookは、あなたの端末にあるすべてのアプリのデータを取得して、広告を配信していました。 あなたが使用しているすべてのサービスのアカウントを使って、あなたが誰で、何に興味があるかを把握し、それに基づいてFacebookのタイムラインに広告を出していました。つまり、Facebook広告はサードパーティのデータに依存していたのです。

もうかなり前の話なので覚えていないかもしれませんが、はじめてあなたがFacebook のアカウントを開設したときのことを思い出してください。最初にやる作業は友達の追加ですね。「もしかして知り合いですか?」という部分に何故か自分の知り合いが何人も表示されていることに驚きませんでしたか?Facebook を使うのがはじめてであるにも関わらず、です。

今ならその理由はわかります。Facebook はあなたのメールアドレスやブラウザの情報に基づいて、つまり自社で集めたものではない情報を使い、あなたと関連性の高い家族や友人をデータから引っ張り出してきたからです。

でも、iOS 14からは、Facebookが他のアプリを通じてトラッキング情報を収集することに制限をかけます。これにより、Facebookは今までの方法で精度の高い広告を提供することができなくなります。あなたの許可なしに、あなたがどんなアプリでどんなページを閲覧しているのかを知る術がなくなるからです。

もし、あなたがFacebook広告を出しているならば、Facebook広告から得られるリターンは減っていくでしょう。すでにFacebookは非常にレッドオーシャン市場である上に、iOS 14によって適切な人に適切な広告を出せなくなるためです。

#2. YouTube広告は自社のデータを使っているから影響が少ない

iOS 14によるトラフィック追跡の制限は、当然FacebookだけでなくGoogleやYouTubeにも影響を与えます。例えばGoogle 広告のプラットフォームでは、他のサイトのトラッキングを許可なしに行えなくなります。

しかし、YouTubeとFacebookのでトラッキングには、違いがあります。それは、YouTubeの広告は、サードパーティのトラッキング情報によるアルゴリズムに依存していないことです。

youtube ads

YouTubeの広告は、あなたがYouTube上で今見ている動画によって決定されます。例えばあなたがダイエット方法についての動画を見ている場合は、フィットネスや減量するためのサプリの広告が表示されます。あなたが見込み客や契約を増やす方法についての動画を見ている場合は、その前にコーチングの広告を表示させます。これらはすべてYouTubeのシステムによって動いているので、もちろんあなたも今すぐに行えます。

一方で、Facebookはあなたが視聴している動画を知ることができません。あなたが何を検索しているかも知りません。彼らはYouTubeやGoogleのように自身のプラットフォームからの情報を得られないのです。

このような違いから、iOS 14によってGoogleやYouTubeとFacebookにおける広告の影響は異なると言われるのです。繰り返しになりますが、僕はGoogleとYouTubeがiOS 14の影響を受けないと言っているわけではありません。YouTube上に広告を出す方がはるかに安全だと言いたいのです。Appleは、サードパーティのトラッキングを阻止するアップデートをしますが、YouTubeはトラッキングに依存していないからです。

iOS 14が発表され、YouTube広告はさらに成長を続けるでしょう。今、僕たちは実際に多くのクライアントの流入をYouTubeから得ています。このアップデートについてAppleを批判をするよりも、YouTube広告を始めて、そのブルーオーシャンに飛び込むことの方がずっと簡単で、大きなリターンを得ることができるでしょう。

成果を出すにはYouTube広告が重要

これから各プラットフォーム上の広告がどのように展開されていくのか、正確なことはわかりません。しかし、アルゴリズムだけに頼ったプラットフォームと、そうでないプラットフォームに違いがあるのは明白です。だからこそ、FacebookはAppleがサードパーティのデータを切り捨てることに怖がっているのです。

Facebook の新聞広告

そしてそれが、Facebookが新聞でAppleを批判する巨大な広告を出した理由です。GoogleやYouTubeは、アルゴリズムによるデータを失ったとしても、特定の動画の前に広告を出すことができます。そして、その動画はあなたが今見ている動画に基づくものであり、サードパーティのデータに依存していません。

自身のプラットフォームのみでターゲティングと広告が完結するため、YouTubeはこれからも繁栄していきます。あなたのビジネスでもYouTubeの広告を設定したいと考えた場合は「YouTube広告マスタークラス」を購入してください。まるで今、僕たちがYouTube広告を使ってあなたに商品を告知しているように、あなたもあなたの商品をど真ん中のターゲットに宣伝することができます。「YouTube広告マスタークラス」のカリキュラムについては、ボタンをクリックした後に表示されるLPの中で詳しく説明をしています。

まだYouTube広告がブルーオーシャンである黄金時代に、僕たちのチームと一緒に効果的なプラットフォームで広告を出しましょう。Facebookがあなたのビジネスに害を及ぼす前に、先手を打ってYouTubeに乗り換えるべきです。ボタンをクリックして僕たちのセールスページにアクセスしてください。僕が、あなたが可能な限り最高の方法でYouTubeの広告を出すことをサポートします。僕たちのクライアントと同じように、あなたのビジネスを拡大し、成長させます。それでは、またお会いしましょう。

【事例2つ】YouTube動画広告スクリプトの作り方・書き方【参考にして広告コピー書いてください】

Last updated on 2021年3月15日 By 石崎力也

今日は、実際に運用されている2つの動画広告スクリプトを参考にして、YouTube広告であなたが話す内容 = 台本の書き方についてレクチャーします。登場する人物は二人。ボストンで広告代理店をしているアレリック・ヘック。僕たちも彼からよく勉強させてもらっています。もう一人は、この僕。石崎力也です。

僕たちもYouTube広告を運用しています。

日予算50万円

広告代理店の吉野さんに手伝ってもらいながら、今でも日予算40万円から50万円で複数のキャンペーンを運用しています。もちろん日予算50万円を設定しても目標コンバージョン単価を低く抑えているため、Googleが全ての予算を消化するとは限りません。それでも一月に400万円前後を運用しているので、僕たちもまあまあの成績を出していることは想像していただけると思います。

YouTube動画広告・スクリプトの3要素

YouTube動画広告のスクリプトを作るのは思ったよりも簡単です。アレリック・ヘックが使っているスクリプトや、僕たちが使っているスクリプト、あるいは英語圏で使われているYouTube動画広告のスクリプトはどれも3つの要素に分けられます。

フック・教育・CTAです。

広告の要素#1. フック

魅力的なフックでお客さんを立ち止まらせます。インストリーム広告を出すので、視聴者が本来見ている動画に割り込む形で広告が表示されます。もしここで興味を引けなければ、続きを見てもらえません。アレリック・ヘックの台本から彼のフックを引用します。アレリック・ヘックは、僕たちと同じくYouTube広告の運用に関する商品やサービスを販売しています。

競争相手の見込み客を引き込んで、あなたのサイトに移動してもらうにはどうすれば良いでしょうか?この動画では、YouTubeのビデオ広告を使ってそれを実現する方法を紹介します。そう、それはちょうどあなたが今見ているものです。

競合相手の見込み客をあなたのサイトに移動させる方法は、あなたの広告を、YouTube上の競合他社の動画の前に置くことです。そうすることで、あなたは競合他社へのアクセスのすべてを、自分のものにすることができます。僕はこのやり方で、クライアントがYouTubeの動画広告を出して8桁以上のお金を生み出すのを助けてきました。

・・・端的にまとまっていて素晴らしいですね。出だしでこれがどんな商品を販売するための広告かすぐにわかります。ターゲットはウェブ集客をしたい人ですね。フックですでにベネフィットについても言及しています。YouTubeの動画広告を出して8桁以上のお金を生み出す、がベネフィットです。8桁ドルですから、10億円以上をYouTube広告で生み出した計算になります。日本よりもはるかに大きな英語圏の市場で広告を使うのだから、10億円という数字が特別大きいとは思えません。きっとハマった動画を1つや2つでも作れば個人プレーヤーでもこのくらいの数字は計上できるのだと思います。

広告の要素#2. 教育

教育は文字通り教育です。説得と言い換えてもいいでしょう。動画広告を見ている人たちが納得するようなことを話してください。アレリック・ヘックは教育部分で事例を引っ張ってきています。またターゲットをコーチ・コンサル、オンラインコースを販売している人に絞っているのもポイントです。教育部分では対象を広く取ろうとするとメッセージがぼやけてしまうので、対象を絞り込んでバチっとど真ん中に当てるのが理想です。アレリック・ヘックの教育部分のスクリプトを見てみましょう。

今、僕はあなたに、それが実際にどのように動作するかをお見せします。そして、あなたのビジネスに一貫した見込み客と契約をもたらすために、どのようにYouTube広告を出すべきかを教えます。ちなみに、これはまさに僕たちがウェビナーでカバーしているものです。ウェビナーでは、YouTube広告を使って、クライアントが8桁以上の売上を上げた方法を紹介しています。もちろんそれは、あなたのビジネスでも適用できます。

さて、僕たちの例を挙げてお見せしましょう。例えば、あなたが広告の出し方を調べているとしましょう。「Facebook広告への動画の出し方」を、YouTube上で検索しているとします。僕は、あなたの前に僕らのサービスの広告動画を出したいと考えます。僕たちの「3Dターゲティング」と呼ばれる戦略を使えば、それは実に簡単に行えます。

あなたがコーチやコンサルタントだとしましょう。あなたは、自分のプログラムやコースを販売しています。トニー・ロビンスやグラント・カードンの動画の前にあなたの広告を置いてみてください。彼らの動画を視聴している何百万人もの人が、あなたの広告を見ることになります。

これはほんの一例です。例えあなたがニッチな分野で何かを販売していても、それを応用することができます。あなたがビジネスの拡大を支援しているコンサルタントだとしましょう。僕らの戦略を使えば、誰かがビジネスの拡大方法についてYouTube検索したときに、その検索結果にあなたの動画広告を表示できます。これは、あなたのビジネスに非常に多くの可能性をもたらすことです。

YouTube広告は非常に強力です。僕は、あなたのビジネスにたくさんの見込み客と契約数をもたらすYouTube広告を教えることができます。まずは、僕たちのウェビナーに、あなたを招待したいと思います。このウェビナーでは、僕は成功するYouTube広告の原稿の作成方法と、3D YouTubeのターゲティング戦略をお見せします。そこには、僕のクライアントが8桁以上の売上を出す秘密が含まれています。

・・・2つポイントがあります。1つは手法に名前をつける、です。「3Dターゲティング」は広告の視聴者に違和感を与えます。ん?なんだろう?と。それが彼の狙いなんです。3Dターゲティングってなんだろう?と考えている時点で僕たちは彼の広告の続きを見てしまいます。もう1つのポイントは、具体的にイメージさせることです。トニー・ロビンズの動画の前にインストリーム広告を表示するとあなたのビジネスはどうなると思いますか?と想像を促しています。

短い文章だな、と思いましたか。それとも長い文章だと思われましたか?

YouTubeの動画広告に関しては、あなたの伝えたいことを伝えられるのであれば長さは関係ありません。コンパクトにまとめてもあなたの言いたいことが伝わるのであればスクリプトは短くてもいいでしょう。逆に長くても構いません。僕はインストリーム広告で1時間のセミナーを過去に見たことがあります。ヒカキンやカジサックの動画を見ようと思っていたら、いきなり1時間の動画が挿入されるのですから驚きます。でも、そういった1時間のセミナー広告でも、再生回数は回っていたので、それなりに収益が出ているのだと推測できます。収益出ていなかったら広告を止めるので。

伝えたいことを伝えられるのであれば、長さは関係ない、これ覚えておいてください。

広告の要素#3. 行動(CTA)

CTAはシンプルにやりましょう。ScreenFlowやCamtasiaのようなソフトウェアを使い、見込み客が体験する流れをスクリーンキャストすることをお勧めします。例えば、ウェビナーに登録してもらいたいのであれば、ウェビナーのオプトインページをスクリーンキャストしながら、フォームにメールアドレスを記入するところまでを撮影することをお勧めします。メールアドレスを登録するのは誰だって恐怖です。知らない人に個人情報を教えたくない気持ちは誰にだってあります。そこでメールアドレスを記入する方法と、そのLPと、フォームを送信した先のサンキューページまで見せることで、親近感がわきます。メールアドレスを記入するときの恐怖感が和らぎます。一度見たことのあるページを再訪問するかのように、安心してオプトインすることができます。

さてアレリック・ヘックのスクリプトを確認してみましょう。

画面上のリンクをクリックしてください。このようなページが表示されます。ご都合の良い日時に、ウェビナー参加の登録をしてみてください。このウェビナーで、私はあなたのビジネスの見込み客と販売数を爆発的に伸ばすための方法をお見せします。それでは、お会いできることを楽しみにしています。

・・・シンプルですね。アレリックは「このようなページが表示されます」と発話している時に、オプトインページを見せることでページに親しみを持たせています。

まとめ:石崎力也のYouTube動画広告スクリプト

最後に、僕が運用している動画広告のスクリプトをそのままペーストします。どこがフックで、どこが教育で、どこが行動(CTA)になっているか確認してください。このスクリプトは4700円の「YouTube広告マスタークラス」を販売するために書かれたものです。少し長くなりますが、そのまま読み上げます。

広告スクリプト

YouTube広告マスタークラスでネット集客に関する悩みを今日やめませんか?

あなたはいつまで誰も読んでいないブログを毎日書き続けるおつもりですか?あなたはいつまでiPhoneに向かって一人で喋り続けた動画をInstagramにアップロードし続けるおつもりですか?あなたはいつまで説明会集客をして面談で高額な講座を売り続けるビジネスモデルを継続しますか?

説明会を開催してもお客さんは集まってきません。そんなことあなたもわかっているはずです。もう集まっていないはずです。だってコロナですから。うつりたくないし、うつしたくないです。近年、Facebookの広告ポリシーが暴走しています。審査に通らないのがほとんど。運よく審査に通って広告配信できていたとしても、いつ彼らの禁止令に触れるかわからず怯える毎日。

あなたがFacebook広告を使えていようが使えていまいが関係ありません。そもそもビジネスのトラフィックを1つのチャンネルに頼り切っているのが間違いなのです。Facebook広告からもトラフィックがあり、YouTube広告からもトラフィックがあり、オーガニックからもトラフィックがあるのが英語圏では普通です。

さて、Facebookがあなたのアカウントを永久に禁止する前に、次の一手を打ってください。僕(石崎力也)と株式会社インフルエンスムーブメントの吉野さんが次の一手を作りました。

このオンラインコースの名前は「YouTube広告マスタークラス」です。

これはYouTube広告の出稿方法に関する3時間のマスタークラスです。ビデオで解説しています。

カリキュラムを紹介します。

「YouTube広告マスタークラス」のカリキュラム

1つのセールスファネルで8桁の売上を達成する方法

このレクチャーでは、石崎が販売しているOnline School Building 2.0 を題材に、株式会社インフルエンスムーブメントがいかに半年で1926万7000円を売り上げたかを解説しています。僕たちの広告管理シートを画面共有しながら、実際に日予算とCPAがどのように変化していったかを確認できますので、似たような商材を持っている方は、僕たちと同じ入札戦略を組めばほぼ同等の結果が得られるはずです。

効果が証明されている動画広告スクリプトの作り方

このレクチャーでは、YouTube広告に出稿するための「スキップ可能なインストリーム広告」の作り方を紹介します。これは動画の中でも説明していますが、CPAが高騰するか目標値に収まるかは全てスクリプト・台本にかかっています。あなたの思いを上手に動画に載せることができれば、動画広告が視聴された時点で多くの人があなたのファンになり、行動してくれるようになります。

​広告マフィアの仕事術1「撤退ライン・ロジックツリー」

広告の怖いところは、売り上げがなくても毎日経費がでていくことです。逆にいうと、撤退ラインを決めておけばどのくらいの赤字になった時にキャンペーンを停止すればいいか予め把握できます。あなたの許容できる赤字額をこのロジックツリーに従って決定してください。ちなみに僕たちは300万円の赤字が出た時点で撤退することを決めていましたが、2020年の8月1日に出稿を開始して初月から黒字になりました。今日に至るまでマイナスになった月はありません。

​広告マフィアの仕事術2「入札戦略の具体的な考え方」

基本的には設定した目標コンバージョン単価でできるだけ多くコンバージョンを獲得するか、予算内でできるだけ多くコンバージョンを獲得するかの2つしかありません。大事なのは、どちらか一方だけを使うのではなく、2つの戦略を切り替えて、Googleに”よく”学習してもらうことです。僕たちが考えるペルソナの性別・収入・住所などのデモグラフィック情報は大抵の場合間違っていますし、少なくともGoogleが出した最適解にはかないません。

​広告マフィアの仕事術3「1人で100人分の仕事を実行する外注との付き合い方」

例えば、僕たちであればクラウドワークスやFiverrまたはUpWorkを使い、日本だけではなくグローバルに競合調査をおこないます。自分で一から動画広告を作るのは大変ですが、海外でうまくいっている動画広告を模倣するのは簡単だと思いませんか?この仕事術3のノウハウを使うことで、あなたは世界中のワーカーさんを活用し、誰よりも早く優れた動画広告を作れるようになります。

指数関数的成長を達成する@ハイパーグロース戦略

このレクチャーであなたが学べることは1つしかありません。再投資せよ、です。僕たちが半年で2000万円の売上を計上できたのは、利益を確定せずに再投資したからです。2020年8月の利益は10万円ちょっとでした。それを再投資して9月は100万円以上を広告に出稿しました。10月は350万円分、つまり1日の広告予算を10万円以上に設定してYouTube動画広告を出稿しました。この月に取れたオプトインの数は3000です。CPAは1000円ほど。全て再投資の結果です。

​[5秒の壁、30秒の壁、1分の壁]を乗り越える具体的な施策

株式会社インフルエンスムーブメントが、1年で6000万円の広告費を投入してわかったことは、成果の出ている動画広告には共通項があることでした。その共通項は、5秒で強烈なフック・効果音・テロップ・トランジションをつけて、30秒の壁でBGMの切り替えとナレーションのテンポ感を維持し、1分の壁でCTAの明示を行うことでした。詳しくはYouTube広告マスタークラスの中で確認お願いします。

​業界別・広告予算の事例集(僕たちは月に300万円突っ込んでいます)

このレクチャーではケーススタディを紹介します。具体的な企業名や、扱っている商品名も紹介します。ビジネスモデルやLTVによって異なりますが、単品リピート販売の場合、美容コスメや健康食品なら単月1億円でCPAが1万円ほどです。僕たちのようにデジタルコンテンツを販売する場合は月予算300万円でメールアドレスの取得にかかる費用は2000円前後に収まります。ちなみに僕たちのキャンペーンでは、8059のオプトをCPA1,263円で獲得しました。

このマスタークラスは、まだ80%しか完成していませんので、早期割引価格でご提供しています。コースの受講費は4700円です。

残り20%が完成した時点で、コースの値段をあげるつもりです。早期割引価格で購入できる今のうちの商品をご購入なさってください。

あなたとYouTube広告マスタークラスの中でお会いできるのを楽しみにしています。

・・・ぜひ、そのままパクってご利用ください。たぶん、成果出るはずです。

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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

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