今回のレクチャーでは、ファウンダーズ・ストーリー広告のフックについて紹介します。「ファウンダーへの質問」と呼ばれる質問への回答を、どのように使って原稿を作っていくかを見ていただきたいと思います。
このタイプの広告のフォーマットは、他の広告フォーマットと流れは同じです。具体的に言うと、ファウンダーズ・ストーリー広告の構成は、フック、問題提起、ソリューション、ベネフィット、商品の紹介、ベネフィット、反対意見、Call To Actionです。ファウンダーズ・ストーリー広告は、創業者である自分自身のストーリーを語るタイプの広告です。なので商品紹介の前の部分はすべて、あなた自身の経験に基づいたものでなければなりません。また別のレクチャーで、8つの構成について詳しく説明します。
理想的なフックの条件
それでは、さっそくフックの作り方について見ていきましょう。フックが良ければ良いほど、人々はあなたの広告に惹きつけられ、広告をスキップせずに見続けてくれます。
説得力のあるフックを作るには、スタンドアローン・ルールに従う必要があります。つまり、最初の5秒間のフックが簡潔で、面白いものである必要があります。
また、効果的なフックを作りたい場合は。次のいずれかのカテゴリーから選んでください。
- 議論を呼ぶ内容
- ポジティブな内容
- ネガティブな内容
- 笑える話
- 奇抜なもの
- ショッキングな事実
特にファウンダーズ・ストーリー広告では、視聴者の注意を引きながらも、個人的な人生に焦点を当てたものが良いでしょう。
フック制作の具体例:CashLab
ここからは、僕が動画広告のフックを作る際の具体的な考え方をお見せしましょう。オンラインコースCashLabの広告フックを作ろうと思います。CashLabとは、オンラインコースビジネスの作り方を体系的に学ぶことができる商品です。
このCashLabの広告のフックを作るにあたって、次のようなフレーズを考えました。
「24歳のとき、僕たちは闇雲に働いていました。」
いやもっとセンセーショナルに行きましょうか。これはどうでしょう?
「僕が24歳のとき、創業メンバーのF君が救急車で運ばれました。過労でした。」
これは本当の話です。こう続けましょう。
「当時は西麻布で起業したばかり。毎月の社会保険料を払うために、メンバー全員が文字通り身を粉にして長時間労働していました。でも、今は子連れでオランダに移住し、静かに暮らしています。」
どうでしょう。見込客の現状に共感を示しつつ、それを克服した後の姿も見せています。
複数のフックをテストしてベストなものを見つける
効果的なものを見つけるためには、フックは3つ用意してください。どれが本当にうまくいくかはわかりませんからね。
そこで2つ目のフックでは、違うパターンを試してみましょう。もっとキレのあるものにしたいと思います。
「どうも、石崎力也です。これからあなたにオンラインシフトのロードマップをプレゼントします。」
これはかなり短いですが、これでも十分です。視聴者が何かもらえるものがあると分かるだけで、広告視聴を続けるインセンティブになります。
3つ目のフックでは、視聴者に呼びかけながら、まず挨拶してみたいと思います。これは、僕の仮説に基づくものです。最初に「あなた」と言うことで、より個人的なメッセージと認識してもらいたいのです。
「その時間を切り売りする仕事、そろそろ限界じゃないですか?良いニュースです。あなたはもう、時間を切り売りする必要はなくなります。」
「この動画では、僕が長時間労働を克服し、数千万円を生み出すオンラインビジネスを立ち上げた方法を紹介します。」
このように、複数のフックを用意して、どれがもっとも効果的かをチェックします。
まとめ:印象的なフックで視聴者を惹きつける
これらのフックを見ると、僕が少し自分の経験を自慢しているように聞こえるかもしれません。しかし、ファウンダーズ・ストーリー広告のフックは、あなたの経験を使って視聴者の心を強くつかむチャンスです。
あなたがどのようにして成功を収めたのかを見せるために、視聴者の注目を集める必要があるのです。なので、恥ずかしがらずに自分の成功体験を視聴者に伝えましょう。自慢にならないように、広告の後半では自らの使命感やビジョンを語ってください。そうすれば、視聴者の尊敬を集めることだって可能になります。今回のレクチャーはここまで。ではまた、次でお会いしましょう。