今回は、ファウンダーズ・ストーリー広告において、あなたの商品の具体的なベネフィットと、そのベネフィットがどのようにして視聴者の生活を変えるのかを説明する部分についてです。
ここでは、ただ単に商品の特徴を説明するだけでなく、その特徴が視聴者の問題をどのように解決して、どのように生活を変えるのかを示します。ベネフィットをより魅力的に感じてもらうためには、感情に訴えかけるようにしてください。そして、視聴者に最大限のインパクトを与えるためには、可能な限りベネフィットを具体的に説明することが大切です。
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ファウンダーズ・ストーリー広告ではベネフィット部分は2つある
ファウンダーズ・ストーリー広告では、まず創業者であるあなた自身のストーリーから始めます。視聴者をあなたのストーリーで魅了した後、視聴者側の視点に立って話をしていきます。広告の前半が創業者のストーリー、後半が視聴者への商品の紹介です。このタイプの広告の構成は次のようになっています。
- フック
- 創業者自身が抱えていた問題(問題提起)
- 創業者自身の解決策
- 創業者自身へのベネフィット
- 商品の紹介
- 顧客のベネフィット
- 反論処理
- Call To Action
そして前半と後半の両方に、ベネフィットを説明する部分があります。前半の創業者自身へのベネフィットでは、創業者自身が問題を解決したプロセスから得たベネフィットを紹介しました。今回は、視聴者側つまり商品自体のベネフィットを紹介していきます。
実演:商品のベネフィット部分の広告スクリプトを書いていきます
では、実際の広告スクリプトを書いていきましょう。今回は、CashLabという商品を題材にした広告を作ります。CashLabとは、オンラインコースビジネスの作り方を1から体系的に解説した商品です。
今回、CashLabの訴求点として使いたいのが、CashLabを買うことで時間が節約できるというものです。無料の情報だけで時間を浪費している人に向けて、有料の情報の価値を伝えていきます。
「僕らはこれまでUdemyに沢山のコースを出し、ブログ記事やYouTube動画を投稿して、ネット上のたくさんのトラフィックを収益につなげてきました。その過程で、ググっても出てこないようなノウハウをCashLabのレクチャー1つ1つに収録しました。」
これはもうその通りで、ググっても出てこない僕らだけの情報をレクチャーにしました。
「もう『オンラインコース 作り方』や『ウェビナー 作り方』と、1つ1つ検索していく必要はありません。それ、全部CashLabにあります。オンラインコースビジネスには、もっと時間を使わないといけない場所が沢山あります。
作るコースのテーマを決めて、実際にコースを市場に出して反応を見る。外注さんを教育して、オートメーションを実装し、自分がやらなくても回る仕組みを作る。」
そして、僕がこの商品を勧めているのは、視聴者であるあなたの役に立ちたいからだということを語りましょう。既に創業者であるあなたのストーリーを語っていますから、視聴者もあなたの話に共感できるようになっているはずです。
「あなたがやり方に迷っている、検索している時間はお金を生み出しません。もっともっと、お金を生むものに時間を使ってください。僕もあなたに時間を有効に使ってもらいたい。僕よりも遥かに早いスピードで、ビジネスを成長させて欲しいんです。」
これも、もう少し具体的に説明してみましょう。時間を有効に使えるようになった結果どうなるのかを描きましょう。
「あなたが石垣島でシュノーケルをしていても、クアラルンプールの路上でドリアンにかぶりついていても、オートメーションが収益を上げ続けてくれる。そんな仕組みをあなたにも持って欲しいんです。僕自身が20代のうちに、ずっと非効率な働き方をしていたので、これだけは切実な願いです。」
できるだけ具体的にした方が、ベネフィットがより魅力的に聞こえますね。言葉にリアリティを持たせるために画像やBロールを入れてください。このように、視聴者が得られるベネフィットをできる限り具体的に伝えることが大切です。
まとめ:具体的で感情に訴えるベネフィットを提示する
今回は、ファウンダーズ・ストーリー広告で商品のベネフィット部分を作りました。商品のベネフィットをできるだけ具体的に、そして感情を込めて伝えてください。
さて、ここまでで商品の紹介、特徴の説明、そしてが生活にもたらすベネフィットを示してきました。次は、視聴者が抱く可能性のある典型的な反論に対応してください。それでは、またお会いしましょう。