どうも石崎です。僕らリストマーケターはYouTubeでの広告収入なんて興味ないわけです。もちろん広告収入をもらえるんなら嬉しいけど、それがメインではありません。あくまでもリスト(見込み客のメールアドレス)をとってなんぼです。とはいえ画面いっぱいにアノテーションを広げて、半ば無理やりお客さんをリストに取り込むようなダーティな手法は使いたくない。お客さんの機嫌を損ねず、かつ寝ててもドンドンとリストが集まってくる仕組みを作りたいと思いませんか?あるんです、その方法が。
今回お届けするノウハウはこちら
- #01. 見込み客のリストは量が重要?それとも質?
- #02. YouTubeのCall To Actionその1 – ブログに飛ばす
- #03. YouTubeのCall To Actionその2 – LP(オプトインページ)に飛ばす
- #04. YouTubeにアップロードする無料の動画コンテンツについて
- #05. YouTubeの再生回数を伸ばすために公開予約でアップロードする
- #06. YouTubeのSEOその1 – 適切にタグを記入する
- #07. YouTubeのSEOその2 – 動画の書き起こしを説明欄に書く
- #08. YouTubeのSEOその3 – 定期的にスケジュール配信する
- #09. YouTubeで再生リストを作る方法
- #10. ブログのアクセスアップのためにYouTubeを使う
- #11. YouTubeから飛ばす先のブログ記事をMarsEditで作る
- #12. YouTubeで集客した見込み客にどんなブログ記事をオファーする?
- #13. WordPressのプラグイン Conditional Widgets でカテゴリ別にウィジェットを表示/非表示させる
- #14. YouTubeの説明欄に表示する訴求文章(オファー)を作る
- #15. YouTubeの説明欄にブログのURLを貼り付ける
- #16. YouTubeの複数の動画の説明欄に一括でURLを挿入する方法
- #17. 無料プレゼントで配布するeBookや動画講義のクオリティ
- #18. Thinkificに25MBを超えるPDFをアップロードする方法
- #19. クリックストリームを改善してユーザビリティを上げる
- #20. Thinkificで定期購読のクーポンを発行する
- #21. YouTubeで集客したリードに商品を販売し顧客に変える
- #22. YouTubeの説明欄にオプトインページのURLを貼り付ける
- #23. YouTubeセレブリティのチャンネル登録を促すCTA(Byron Talbotさん)
- #24. YouTubeの終了画面のテンプレートを使いチャンネル登録と再生リストのCTAを表示する
- #25. YouTubeの終了画面(チャンネル登録のCTA)を複数の動画に一括で適用する方法は無いです
- まとめ
#01. 見込み客のリストは量が重要?それとも質?
インターネットで人々が行う活動の1/3は動画を視聴することです。世界第1位の検索エンジンは言わずもがなGoogleですけど、世界第2位の検索エンジンはなんとYouTubeなんですね。僕らリストマーケターは、ホットな見込み客のリストを集めるのが仕事ですから、人の集まる場所であればどこでも行きます。当然、YouTubeには大量の見込み客が集まっているわけですから、行かないわけにはいきません。とはいえ、何をすればいいのか?いざYouTubeでリストを取れと言われても、どこにどんなCall To Action(お客さんにしてもらいたいこと)を仕掛ければいいのか全くわらかないという方もおられるはずです。
リストは量か質か?
リストの取り方に関する具体的なアクションはこの後、詳細に説明するとして、まずは前提条件からお話しします。その前提とは・・・リストは量か質か?です。先に答えから言うと質です。質を追求してください。ただし有望なリストが1つや2つあるだけではビジネスは成り立たないので、そこらへんの塩梅というかさじ加減はご自身で理解してください。このリストマーケティングの世界では2000リストあれば家族を養う程度の生計は立てられる、と言われています。ちなみに僕は英語系リストで12000、ビジネス系リストで16000のメールアドレスを持っています。なんやかんやで10年くらいこの仕事をやっていますからね。当然といえば当然の量です。もし今頃このくらいの数を持っていなかったら廃業を意味します。
ベンチマークするのはHubSpot
話は逸れました。リストは質が大事だけど、量が少なすぎるのはダメだよと。これ僕が言っているんじゃないんです。ニューヨーク証券取引所に上場している企業のHubSpotがそう言っているんです。彼らのブログを読んでいてもリストは質が重要だと何度も繰り返されているし、何より彼らがリストの質を重要視する様々な施策をビジネスモデル全体に適用しています。HubSpotがリストの質を重要視しているってどうしてわかるの。例えば彼らのYouTubeをみてください。彼らのCTA(=Call To Action)を確認しましょう。よくあるダーティなYouTubeチャンネルではアノテーションでリストをとります。手法自体はダーティじゃないんですけど、アノテーションでリストを取るチャンネルは大抵が汚れています。HubSpotはそれをしません。じゃあ動画の中でeBookのオファーをするのか。それもしない。やるとしたら、動画下の説明欄でコンテンツマッチしたブログに飛ばすか、あるいはLPへのリンクをちょこっと貼る程度か、です。彼らが数ではなく、質を重視しているのがわかりますね。
#02. YouTubeのCall To Actionその1 – ブログに飛ばす
彼らのCTAを調べてみます。HubSpotの動画を見るとわかりますが、動画内で何かをオファーすることはありません。最後にちょこっとロゴが出る程度です。ちなみに動画はDSLR(一眼レフ)で撮影されていますね。これをCamtasiaやScreenFlowで撮影しようと思うと少し難しいというか、たぶん無理です。じゃあなんのためにYouTubeに動画を投稿しているのか。まさかマーケティングオートメーションのシステムを販売して上場している企業が、認知度を出すためだけに重要なリソースを割り当てるとは思えません。もちろん具体的なCTAはあります。それは、ブログに飛ばす、です。動画のレクチャーに対応したブログ記事を説明欄に用意してあります。URLをペタっと貼ってあるんです。動画をしっかりと視聴して、さらに詳しく勉強したい「熱心な」見込み客はブログへと飛びます。
説明欄にあるURLをクリックするとブログ記事に飛びます。ただブログを読んでもらうだけでなく、お客さんには具体的な行動を要求します。もちろんガリガリと押しの強いオファーをするのではなく「興味がある人だけ、オファーに答えてね」とあくまでも無関心を装います。HubSpotをみていて思うのは、とにかく無関心なんです。いや正確には無関心ではないですよ。むしろ見込み客に興味がありまくりでしょう。でも無関心を装っている。なぜか。理由はシンプルです。お願い営業はウザいからです。フィリピンにはSMモールという巨大なショッピングセンターがあります。各ブティックにはお客さんよりも数の多い従業員がいます。何がウザいかって、彼らは僕たちの後をずーっとつけてくるのです。お願い営業どころか、ストーカー営業です。そう、押しの強いオファーや営業はウザいのです。その点、HubSpotは安心してお買い物ができます。押しが強くないから、僕らお客さん自身がしっかりと考える時間を保てる。考えた結果、本当に彼らのオファーに応えたかったらようやくそこでEメールアドレスを渡すわけです。HubSpot側からしても利点があります。ここまで考え抜いてオファーに応えるわけだから、”ホット”な見込み客に決まっています。HubSpotのリストには、自分の頭でしっかりと考えることのできる、より成約に近い”ホット”な見込み客がたくさんいます。
ブログの記事は見込み客にどんな行動を期待しているのでしょうか。もちろんリストを落とすことです。HubSpotにはいくつかの入り口があります。一つは画面右上の”GET STARTED”ボタン。ここをクリックすると彼らの商品の無料お試しが表示されます。一定数は無料期間終了後もシステムやソフトウェアを継続して使い続けます。それがHubSpotの収益になるわけです。
“GET STARTED”をクリックすると、こういう無料お試しの一覧が表示されますね。いずれもオファーを強力にするために”FREE”を強調してあります。何を始めるにしても、無料で始めることができる。オファーの敷居を限りなく低くするのがポイントです。0円だから躊躇なく登録することが可能です。
もう一つのオファーは記事内や記事直下にあるバナー広告です。このバナー広告をクリックすると、LPに飛ぶんですけど、フォームの数が多い。ここポイントです。確かにフォームの数を少なくすると、成約率は上がります。より多くの人がリストを落とすことでしょう。でも、リストの質は低い。冷やかしの見込み客がたくさん入ってきます。一方、HubSpot式のフォームは、全てを入力するのに一苦労。だけどその面倒くささを乗り越えてでも彼らのeBookやソフトウェアが欲しいということです。そうやって集まった見込み客のリストは、言わずもがな、ものすごく質が高いです。さて復習しましょう。リストの質を高めたかったら意図的に成約率を落とします。まずはブログ記事に飛ばす。そのブログの中に無料お試しに繋がるバナーやボタンを設置する。こんな風にお客さんを何度かスクリーニングすることで、”ホット”なお客さんが集まってきます。
#03. YouTubeのCall To Actionその2 – LP(オプトインページ)に飛ばす
2つのパターンです。YouTubeの説明欄から直接LPに飛ばすパターン。説明欄にあるURLをクリックすると、LPに飛びます。LPをダウンロードしようと思ったら、やはりたくさんのフォームを記入する必要があります。フォームの数を意図的に増やしてお客さんの選別をするのは既に説明しました。例えば「幹部の孤立 – 企業のコミュニケーションが崩壊するとき」というタイトルの動画をYouTubeにアップロードします。この動画を見て「ふんふん」と思う人は、タイトルの通り、部下とのコミュニケーションがうまくいっていない企業の幹部でしょう。その悩みが深ければ、きっと説明欄にあるオファーをクリックするはずです。オファーの内容はこう。
HubSpotは企業コミュニケーションについて調査しました。2017年 State of Inboudというレポートによると、幹部と従業員の間には大きな隔たりがあります。この大きなキャズムが企業の成長にどれほどの悪影響を及ぼすかを知りたいですか?詳しくはこちら http://hubspot**
このLPに直接飛ばすパターンは、ブログを経由させません。お客さんのニーズが顕在化しているから、わざわざブログ記事を読まなくてよいということでしょう。企業におけるコミュニケーションに「うーん」と頭を悩ましている幹部は、既に痛い悩みを抱えているわけです。幹部と従業員の溝を解消する方法があるなら、すぐにでも教えて欲しいと思っているわけです。ブログ記事を経由せずとも、すぐにLPに飛んでリストを落とてしまうようなトピックです。悩みの度合いが深い(強い/痛い)場合は、直接LPに飛ばしても大丈夫ということでしょう。逆にお客さんにじっくりと考える時間を与えたい場合は、一旦ブログに飛ばした方がいいかもしれませんね。2つのパターンを復習しましょう。
- YouTube→ブログ→オプトインページ
- YouTube→オプトインページ
ブログを経由させるかさせないか、それだけです。違いは。
#04. YouTubeにアップロードする無料の動画コンテンツについて
今から実演していきます。実演は例題が必要です。例題はこれ。
1つの動画ではなく、一連の動画です。あとで再生リストを作るんですけど、再生リストの名前は「Teachableの機能でプロダクトローンチを実装する方法」です。キーワードは2つで、取り込みたいお客さんのタイプは2つですね。「Teachableに興味ある見込み客」と「プロダクトローンチに興味のある見込み客」ですね。彼らを引きつけるコンテンツを作りました。レクチャー数は合計で12個です。
#05. YouTubeの再生回数を伸ばすために公開予約でアップロードする
まずは動画をアップロードします。公開予約でアップロードした方が総再生数もチャンネル登録者数も伸びる傾向があります。YouTubeのオフィシャルガイドにも「定期的にアップロードしましょう」という項目があります。本家のYouTubeがそういうんだから、僕らはそれに従うしかありません。今回は、1日に1本のペースで動画を公開する設定にしました。
#06. YouTubeのSEOその1 – 適切にタグを記入する
動画をアップロードしている途中でも基本情報を埋めることはできます。今回はタグ付けをしてゆきましょう。Google検索の場合、既にタグは意味をなしていないと言われています。原始時代のSEOでは meta tag にキーワードをつっこみましょう、というアドバイスがありましたね。懐かしいです。当時、僕は大学生でした。さておき。YouTube検索の場合、まだまだタグが意味をなしています。アルゴリズムが「動画の内容」を理解できるようになるまでは、タイトル・説明欄・タグから判断するしかありません。きっとYouTubeのアルゴリズムが動画の内容を理解できるようになるほど進化する頃には、音声認識の精度はグッと向上しているだろうから、僕らの生活はますます便利になるでしょう。超勉強法のベストセラーで有名な野口悠紀雄さんは、既に執筆活動を口頭筆記(音声認識)で行なっているそうです。音声認識だけで本が1冊できるなんて、なんだか不思議ですね。タグは何個も埋める必要はありません。3〜5個ほど、適切なものを入れてください。動画のタイトルが「#01 プロダクトローンチで使う動画を用意する」であれば、タグは「プロダクトローンチ」「Teachable」「WordPress」「動画」くらいでいいんじゃないですか。たかだかタグです。こんな些細なSEO(?)に躍起になるくらいなら、良い動画を作ることに注力した方がいいですね。裏技的なことを期待せず、ただただシンプルに適切なタグを設置しましょう。
#07. YouTubeのSEOその2 – 動画の書き起こしを説明欄に書く
タイトル、タグが埋まりました。次は説明欄です。ここに何を書きましょうか。HubSpotは動画の書き起こしを説明欄に書いています。いいアイディアですね。僕も真似して、動画で話している内容を書き起こし、それを説明欄に記入してゆきます。
Quick Timeで動画を開いて、停止ボタンと再生ボタンを交互に押しながら、説明欄に書き起こしを書いていきます。ダダダダダダダダダッって。こういう作業って外注さんに頼んだ方がいいのかもしれませんね。そういえばこの前、横浜に住む先輩経営者に「優秀な人は働いちゃダメなんだって」と叱責されました。つまり、何でもかんでも自分でやろうとするなってことでしょう。先輩は外注を10人以上も雇っているそう。すごっ・・・僕には無理だわ。どうやって10人もの外注さんを教育するんだろうか。教育する過程で僕なら発狂しそうです。教育係りの外注さんを作るってノウハウを教えてもらったけど、やっぱり難しそうだな。僕は器用貧乏のままでいいや・・・と横浜駅近くにあるトラットリアで落胆したのを今日の出来事のように思い出します。
#08. YouTubeのSEOその3 – 定期的にスケジュール配信する
SEOノウハウだなんていうと大げさだな。再生回数を伸ばす一つのアイディアです。やはり定期的にスケジュール配信した方が総再生数は伸びるし、チャンネル登録者数も伸びていきます。毎日動画をアップロードできる人なら、日刊がいいですね。それが無理なら、週刊。それが無理なら月間。僕の場合、スクリーンキャスト形式の動画ならいくらでもアップロードできるので日刊にします。2017/08/09の18:00に設定したら、次の動画は2017/08/10の18:00に設定します。時間は通学通勤中がベストです。午前6時〜午前8時と午後6時〜午後8時のいずれかがいいです。あくまでも一般論ですが。
#09. YouTubeで再生リストを作る方法
- 画面右上のアイコン > クリエイターツール
- 再生リスト > 新しい再生リスト
- 再生リストのタイトルを記入する > 公開 > 作成
- 画面右側にある動画を追加をクリック
- あなたの YouTube 動画 > 追加する動画を選択する
- 必要であれば動画の順番を並び替える
再生リストがあると、動画だけでなく再生リストも検索エンジンに引っかかります。何よりユーザビリティが良いですね。一連のコースだからひと塊りにグループ化しておいた方が、お客さんからしても便利ですね。
#10. ブログのアクセスアップのためにYouTubeを使う
今からHubSpot式のYouTube CTAを実装するんですけど、ここでもう一度復習しますね。
- YouTube→ブログ→オプトインページ
- YouTube→オプトインページ
この2パターンがあるんでした。次、ブログに書く内容について。ブログで扱うトピックは漠然としたものがいいです。例えば「YouTubeマーケティングについて」というタイトルで記事を書く。「冬季にアクセスが集まるYouTubeのキーワード」なんて具体的な記事タイトルにしてしまうと、お客さんを絞り込み過ぎてしまいますね。漠然としたタイトルで記事を作り、巨大なコンテンツを1ページに詰め込んでいきます。HubSpotのこの記事を読んでみてください。
参考:YouTube Marketing Ultimate Guide
これ、実際にHubSpotのYouTubeの説明欄に掲載されている記事です。YouTubeマーケティングに関する動画を公開し、その動画の説明欄で参考URLを掲載しているんです。巨大なコンテンツで、扱う分野は多岐に渡ります。YouTubeマーケティングについて、という漠然としたテーマで書いているけど、内容は具体的です。例えば「YouTubeチャンネルの作り方」から「カードと終了画面の使い方」まで。スクリーンショットで画像を撮りながら、そんな簡単なことまで説明するの?ということまで丁寧に解説してあります。所々に、バナー広告が貼ってあって、それを踏むとオプトインページに飛ぶ仕組みになっています。さすがだぜ、HubSpot。
#11. YouTubeから飛ばす先のブログ記事をMarsEditで作る
例題は「TeachableのDrip機能でプロダクトローンチを実装する方法」でしたね。今後もTeachableに関する動画をアップロードしていきますから具体的な記事を書きすぎると接続がうまくいかなくなります。やはり記事のトピックを絞り過ぎず、漠然としたテーマで記事を書きます。そうですね・・・「Teachableの使い方」というタイトルでブログを書いていきましょう。あなたがMacユーザーであれば、ブログエディターのMarsEditを使うといいです。便利ですよ。
- MarsEditを開く
- New Postをクリック
- Titleを記入(例:Teachableの使い方)
- Slugを記入(例:how-to-use-teachable)
- カテゴリにチェックを入れる(例:teachable)
- ブログを書く
適切にマークアップ(h2、h3、強調タグ、引用タグをつける)するのを忘れずに。
#12. YouTubeで集客した見込み客にどんなブログ記事をオファーする?
さて、ブログ記事を書きました。今回は2つ作りました。
- http://rikiyaishizaki.com/udemy/how-to-earn-as-udemy-instructor (石崎式!Udemy講師になってオンラインコースを販売する方法)
- http://rikiyaishizaki.com/teachable/how-to-use-teachable(Teachableの使い方)
記事の外観はこんな感じ。Udemyに関するノウハウをまとめたページです。52のノウハウが1つのページにまとまっていますね。じゃあこの記事を読んでもらって、それで終わりか。もちろんそんなわけはないです。ちゃんとオファーしてあります。
52の 記事を無料eBookにまとめました…これらのコンテンツが必要ですか:URL
この部分ですね。ここをクリックすると、eBookを請求するためのページ(販売者側からするとオプトインページ)に飛びます。
これはThinkificで作った無料バンドルです。ここにオファーした内容のeBookと動画レクチャーが格納されています。
もう一つの記事は「Teachableの使い方」です。Teachableに興味のある人にTeachableの記事を見せるので、Udemyの記事よりかはつながりがスムーズです。とはいえ、さっきも説明したようにTeachableに関する有料商品を持っていないので、別の有料商品につながるように見込み客をコンバート(変換)する必要があります。このコンバートの概念はすごい重要なんですけど、説明すると長くなるので割愛。どういう風にコンバートするのか。簡単です。この「Teachableの使い方」の記事に「石崎式!Udemy講師になってオンラインコースを販売する方法」の記事のリンクを貼ります。
Teachableで作ったオンラインコースをUdemyで販売する方法・・・という見出しで文章を書きます。文章の末尾をみてください。
もしあなたがUdemyでオンラインコースを販売したい場合はこの記事(石崎式!Udemy講師になってオンラインコースを販売する方法)が役にたつかもしれません。
こんな風にお客さんをソフトに誘導します。誘導された見込み客の一定数は、Udemyに関する記事を読み、Udemyの無料eBookを請求すると推測できますね。一連の流れは下のGIFアニメで確認してください。
#13. WordPressのプラグイン Conditional Widgets でカテゴリ別にウィジェットを表示/非表示させる
リストを取る方法はたくさんあります。embed で埋め込みフォームを用意する。HubSpot Marketing Freeのポップアップを使う。そして今から実装するブログの記事直下でバナー広告を表示する。バナー広告を記事直下に表示するには次の部品及びツールが必要になります。
- バナーを作るためのフォトショップ
- カテゴリー毎に異なるバナーを出すWordPress Plugin:Conditional Widgets
- WordPressのカテゴリー
例えばUdemyというカテゴリーに属している記事の直下ではUdemyに関するバナー広告を出した方が成約率は上がりますね。そんなことができるの?そう、できるんです。
WordPress plug-inでConditional Widgetsと検索してそれをインストールしてください。有効化もしてください。
このConditional Widgetsをどこで設定するかというと・・・
- 左サイドメニューのウィジェット
- After Entry
このAfter Entry(記事の直下)にバナーを表示していくんだけど、そもそもAfter Entryが見当たらないって方も多いかもしれません。僕はGenesis FrameworkのNews Proというテーマを使っています。そうウィジェットに何が表示されるかは、テーマに依存するんですよね。もし僕と全く同じ挙動を実現したい場合は、Genesis Frameworkを検討してみてください。表示速度が速いし、オススメです。
利用できるウィジェットからテキストを選び、After Entryにドラッグ&ドロップします。すでにフォトショップでバナーを作ってあるので、それを貼り付けます(メディアにアップロードし、バナーのURLをコピペする)。さあいよいよここからです、Conditional Widgetsの出番は。ちなみにConditional Widgetsを設定していない現状では、すべてのページのAfter Entryにバナー広告が表示されます。
これはTeachableに関する記事です。でも記事直下(After Entry)でUdemy Free Guideのオファーがなされている。これはブロガーとしてハッピーなことではありません。どうやったら、UdemyのカテゴリーにだけUdemy Free Guideのオファーを設定できるか?簡単です。
ウィジェットの下部にWidget Display Controlが見えるはずです。クリックすると展開されます。
- カテゴリー Enable 投稿 Logic and “Show” on 投稿 in selected カテゴリー(Showに変えて、チェックを入れる)
- 指定のカテゴリーにチェックを入れる(例:Udemy)
- 保存する
これでUdemyのカテゴリーに分類されている記事の直下にだけ、Udemyのオファーが表示されるようになります。Marketing Automationの概念自体は新しいけど、古いツールを使うだけでもMAの実装はできるんですね。その他大勢のリストマーケターが、がむしゃらにリストを集めているのに対し、僕らMAを実装するマーケターはより少ない労力で多くのリストを集めることに成功しています。こういったコンテンツマッチしたオファーを投げることで、より濃いリストを集めることができます。
みてください、これ。Teachableのカテゴリーに属する記事なんですけど、ブラウザを更新したらUdemyのオファーが消えました。Condition(条件)が一致しないからですね。
じゃあUdemyのカテゴリーに属する記事ではどうなっているか?記事タイトル「#11Udemyで売れるコース・ジャンルを見つける方法」で、もちろんUdemyのカテゴリにぶら下がっている記事です。下にスクロールしていくとUdemy Free Guideが見つかりました。やった、うまくいった!
#14. YouTubeの説明欄に表示する訴求文章(オファー)を作る
ブログに設置するオファーは完成したけど、動線となるYouTubeの説明欄は未完です。ここにブログに飛ばすURLを設置する必要がありますね。無味乾燥にURLをポンと置くよりかは、訴求文章を添えた方がいいでしょう。Macユーザーはスティッキーズを使って文章を書くのが楽です。例題では2つのブログ記事を用意しました。Teachableの使い方の記事と、Udemyで稼ぐための記事。
#15. YouTubeの説明欄にブログのURLを貼り付ける
YouTubeの管理画面に来ました。オファーを出したい動画を選んで、基本情報に訴求文章をコピペします。説明欄には書き起こしを挿入したの覚えていますか?その書き起こしの文章の上、つまり一番頭にオファーを出します。URLは自動的にリンクが入ります。
こんな風に見えるわけです。興味のある人や、ホットな見込み客はここをクリックしてブログ記事に飛んでいくだろうと推測できます。さらにそのうちの一定数はリストを落とし、さらにそのうちの一定数は商品を購入してくれるでしょう。こんな風に、僕たちリストマーケターは生計を立てているんですね。
#16. YouTubeの複数の動画の説明欄に一括でURLを挿入する方法
一個一個の動画の説明欄にオファーを挿入するのは面倒ですから、一括操作をしましょう。
- クリエイターツール
- 動画の管理 > 動画
- 複数の動画にチェックを入れる
- 操作 > その他の操作 > 説明
- 最後に追加
- 文章を挿入する
- 送信 > 更新を開始すると…にチェック > はい、送信しますをクリック
#17. 無料プレゼントで配布するeBookや動画講義のクオリティ
一つ目のパターン:YouTube→ブログ→オプトインページ、のパターンが終わりました。次です。二つ目のパターン:YouTube→オプトインページ、ですね。ちょっとここで小休止しましょうか。そもそもオプトインしてもらうために、何をオファーしているのか?僕たちは何を配布することで、お客さんのリストを取っているか?ということです。今回は、eBookと無料コースをプレゼントするんでしたね。そのクオリティーやいかに。ちなみにこのeBookを作るために2週間ほど時間をかけているし、無料コースを作るのにも2週間ほど時間をかけています。つまり石崎の1ヶ月分の労働をタダで提供しているに等しいです。逆にいうと、そのくらいのものを渡さない限りマーケティング的な意味をなしません。お客さんの心を揺さぶることは当然できないし、お客さんの役に立つこともありません。Google検索して出てくる程度のコンテンツであれば、わざわざeBookにする必要すらありません。
eBookの提供も、無料コースの提供も、Thinkificというシステムを使っています。まず無料コースから。Udemy企画#01〜#13の合計13コースをお渡ししています。僕がUdemyで月々30万円の不労所得を獲得できるようになったノウハウをすべて無料公開しています。ジャンルの選定方法から、Camtasiaを使って動画を撮影する方法、Adobe Premiere Proで動画を編集する方法まで。網羅的なノウハウを一挙に公開するからこそインパクトが出るわけです。
こちらは無料eBookです。どこかの無料レポートスタンドにあるeBookとはコンテンツの量も質もデザインも違うことがわかるはずです。自分で言うのもなんだけど・・・。「無料レポートスタンドにあるレベルじゃだめだ」と自分に言い聞かせながら作っているので、その点は評価してあげてください。もうこの1冊さえあれば、Udemyで月々30万円稼ぐことは簡単だわ!と思ってもらえるクオリティのものを、時間をかけて作りました。200ページ強の膨大なコンテンツになっています。このくらいのものを渡さないと意味がないと言うことを理解してください。
#18. Thinkificに25MBを超えるPDFをアップロードする方法
Thinkificユーザーにしかわからないマニアックな話です。先ほどPDFを追加しようと思ったら、こんなエラーが返って来ました。25MBを超えるPDFはダメだぜ、と。どのみち、ダウンロード可能なPDFを渡すつもりだったので、ダウンロードコンテンツとして渡せばいいだけの話です。
- Add Content
- Downloads
- レクチャータイトルをつける
- PDFをアップロードする
PDFが25MBを超える場合の手順です。PDFが25MB以下なら、コンテンツの中からPDFを選べばいいです。
#19. クリックストリームを改善してユーザビリティを上げる
クリックストリームは、クリックのストリーム(流れ)です。ダムで堰き止められた水のように、行き場を失ったユーザーを作ってはいけません。常にクリックは流れ続ける必要があります。例題では・・・見込み客は無料コースを視聴しています。無料eBookをダウンロードし、動画レクチャーを「ふむふむ」と見ている。それでおしまい!ではダメってことです。ちゃんと、このレクチャーの視聴画面にも「クリックの流れ」を作る必要があります。現時点では、見込み客はダムの中で行き場を失っています。例えば左サイドメニュー「無料eBook」「動画レクチャー」の下に商品紹介のURLを入れる。有料商品を販売するためのランディングページに飛ばすってことですね。
#20. Thinkificで定期購読のクーポンを発行する
クリックが淀みなく流れ続けるために、Thinkificの受講画面に有料商品のオファーを挿入してゆきます。まずはクーポンを発行します。例題では、フロントエンド商品でコンプリートバンドルというコースセット(複数のコース)をオファーしています。このコンプリートバンドルは通常価格、月々1980円なんだけど、無料プレゼントを受け取った人には最初の3ヶ月は月々100円でオファーします。Thinkificで最初の3回を1880円引き購読できるクーポンを発行します。
- ¥を選択する
- 割引額を記入する(例:1880)
- 商品を選択する(例:コンプリートバンドル Complete Bundle)
- 最初の何ヶ月分に割引を適用するか数字を記入する(例:3)
for first X payments は、サブスクリプション(継続課金)の商品にのみ表示されます。Single Payment の場合は表示されません。Single Paymentは、何%OFFにするか、何¥OFFにするかだけを選べます。
Thinkific – URLに割引クーポンを埋め込む
コースURLの最後に
?coupon=
をつけて、イコールの後に先ほど発行したクーポンコードを入れると、割引コードが埋め込まれたURLを作れます。さっき発行したクーポンが udemykikaku なので・・・
https://www.haamalu.co.jp/bundles/complete?coupon=udemykikaku
となります。これをお客さんに渡したり、HPに記載したりします。Chromeユーザーであれば、Shift + Command + N でプライベートブラウザ(シークレットウィンドウ)を開いて、URLをちゃんと機能しているかどうか必ず確認しましょう。ずーっと放置するURLになるから、間違ったままだとずーっと機能しません。つまり本来得られるはずの売上を失うことになります。
ちゃんとクーポンが機能していることを確認して、ThinkificのテキストコンテンツにURLをコピペします。例題のようにオファーが強力な場合は、訴求文章は短くてもOKです。月々1980円の商品を、たったの100円で、しかも3ヶ月も試せる・・・このくらいオファーを魅力的にすると、そもそもお客さんを説得する必要はありません。例えば石垣島の海辺にオーシャンビューのあるお家が10万円で売りに出されていたら、迷いますか。迷いませんよね。オファーが強力すぎるので、きっと僕を含めて多くのお客さんがその物件を奪い合うことになるでしょう。
#21. YouTubeで集客したリードに商品を販売し顧客に変える
Udemyのボーナスレクチャーのように、各コースの一番最後で別コースのオファーをしましょう。例題では無料プレゼントとしてバンドルをオファーしているので、コースが複数あります。全てのコースのボーナスレクチャーで同じオファーをしたいので、コピペ作業を繰り返します。ツールバーの </> をクリックしてコードビューに切り替えます。このHTMLでマークアップされたコードをコピーします。あとはThinkificでコースを切り替えながら、Add Contentでボーナスレクチャーを追加しペースト作業をリピートするだけ。
サイト上部の”Editing”で別コースへと切り替えます。チャンプターを追加して(石崎は、終わりに、と追加しました)、Add Content > Textをクリックします。タイトルを記入して、コードビューに切り替えて先ほどのコードをペースとする。これを繰り返します。これでYouTubeで集めた見込み客を顧客に変える仕組みができあがりました。
#22. YouTubeの説明欄にオプトインページのURLを貼り付ける
二つ目のCTAのパターンを仕上げていきます。二つ目のパターンはYouTubeから直接オプトインページに飛ばします。覚えていますか。もう一個一個を手動で追加するのはしんどいから、一括で作業をさせてください。これは先ほども説明したので、復習になります。URLを突っ込みたい動画にチェックを入れます。その他の操作で、訴求文章を全ての動画に追加します。はい、これで完了。
一応、確認します。シークレットウィンドウで見ます。お、ちゃんと訴求文章がYouTubeの説明欄に挿入されている。うまくいったぜ。
#23. YouTubeセレブリティのチャンネル登録を促すCTA(Byron Talbotさん)
うちの奥さんが溺愛している(そして僕も大ファンなんだけど)YouTuberがいます。タルボットさん。料理動画をアップロードして有名になり、今は超巨大コングロマリット企業のブランドと協働しています。
これ、彼らのCTAです。YouTuberはリストを取ったりしませんね。チャンネル登録者数を増やすのが、彼らの至上命題です。あと、再生回数を伸ばす。この2つさえしっかりと機能していれば、YouTuberとして大成功できるはずです・・・。いや、あとはキャラクターとかコンテンツのエッジとか、プレゼンテーションのスキルも必要ですね。まあいいや。YouTubeセレブと同じCTAを取り入れたい人のために、説明をします。チャンネル登録を促し、同時にオススメの動画を表示するCTAです。
カーソルを合わせると、こんな風にチャンネル登録のCTAが表示されます。いいなあ、僕も120万の登録者ほしいなあ。
#24. YouTubeの終了画面のテンプレートを使いチャンネル登録と再生リストのCTAを表示する
タルボットさんが使っているCTAは、実は、YouTubeのデフォルトの機能なんです。動画の編集画面に入って、終了画面とアノテーションというタブを選択します。
要素を追加してもいいんだけど、テンプレートを使うのが楽です。「テンプレートを使用」を選択します。いくつかテンプレートが用意されているので、選んでください。
テンプレートを選択し、プレビューして見ます。だいたい終了20〜30秒前になると、ポップアップします。これでセレブと同じCTAができました。詳細を詰めていきます。
チャンネル登録を促すアイコンは触りません。表示する動画を選択していきましょう。3つのタイプがあります。画面右側の編集ボタン(鉛筆ボタン)をクリックしてください。
- 最新のアップロード
- 視聴者に適したコンテンツ
- 動画または再生リスト
それぞれの説明は不要かと思います。あなたがベストだと思う選択肢を選んでください。僕の場合は、動画または再生リストを選びます。一連の動画を見せているので、#01から#20まで全部を見せたいのです。だから再生リストを作り、その再生リストへのリンクを出します。やった、これで、我が家のアイドル(?)Byron Talbotさんに近づいた。ちなみにタルボットさんの奥さんも成功しているYouTuberなんです。投資銀行の頭取クラスの給料を稼いでいるんだろうな・・・。
#25. YouTubeの終了画面(チャンネル登録のCTA)を複数の動画に一括で適用する方法は無いです
この終了画面を設定する作業。ぶっちゃけ面倒ですよね。なんかいい方法ないの、と思いません?僕は思いました。残念ながらありません。手動で作業を繰り返す必要があります。でもここに朗報があります。テンプレートを作ることが可能ですので、若干の作業効率化が見込めます。
使うのはこれ。「動画からインポート…」です。
コマンドを押しながら「編集ボタン」をクリックすると、新しいタブを開きながらページを開くことが可能です。
- Commandをホールドしながら編集をクリック
- 終了画面とアノテーション
- 動画をインポート…
- テンプレートを呼び出す
簡単でしょ!これで作業が若干だけど効率化されました。同じ作業を繰り返して全ての動画に同じCTAを追加します。完成なり。これで終了。
まとめ
マーケティングの限界は、コンテンツがしょぼかったらどうしようもないことです。今回、動画の作り方を一切説明しませんでした。正直、良い動画コンテンツを持っていれば、紹介したような瑣末な施策は不要です。もちろん良い動画コンテンツを作った上で今回の策を施せば、効果は2倍にも3倍にもなるでしょう。そう、あくまでもスタートは突き抜けたコンテンツなんです。ブログもしょぼくて、動画コンテンツもしょぼければ、救いようがありません。マーケティングを勉強する以前の段階です。ちょっと、マーケティングという言葉が先行しすぎている人がいるので警鐘を鳴らしておきます。