アクセス乞食って言葉知っていますか?アクセスを集めることだけを意識して生きている人のことです。具体的にはハテブ界隈にいる「シェア&検索される」ことを過度に期待したタイトル付けをするブロガーのことを指します。まあハテブ界隈だけじゃないんだけど。Googleアドセンスで稼ぐ人たちもこの類です。乞食って言葉が使われている時点で、かなりバカにされていますね。アクセス乞食は、一部の人を意図的に刺激するタイトルにしてあります。例えば
ノーバン始球式は「ノーパン」との誤認を期待しているわけです。妊婦のやつは子供できない人とか結婚できない人とかを意図的に刺激していますね。最後のやつは、なんか日本人ならもうみんなが反応しそうなタイトルです。何を隠そう、このわたくしもアクセス乞食でありまして、意図的に検索されやすいキーワードを突っ込み、クリックされやすいタイトル付けを心がけています。僕が多用するのは
- 〜する方法
- 〜する○個の手順
- 〜の重要性(このタイトルですね)
- 〜の率直な感想
- 〜の平凡な男が、半年で〇〇になった話
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SEOは古い、と俺を馬鹿にしたお前へ
・・・じゃあ乞食はダメなのか。SNSが流行りだした2008年ごろから「SEOは古い」と言われ始めました。Facebookで何万シェアされる方が総合的なアクセス数は大きくなるだろうと。2008年といえばスマフォが爆発的に売れ出した時期ですね。この頃から「まとめサイト」も流行りだしました。みんな通学通勤中の10分とか20分といったニッチな時間を使って、サクサクと読めるような記事を好むようになったからです。キュレーションサイトで活躍する人たちは、SEOを意識してキーワードを詰め込みタイトル付けする人を乞食と揶揄しました。
今はどうか。結局、みんなSEOに戻ってきました。そうブログに戻ってきたんですね。あれ、コカコーラが content 2020を掲げて自社サイトをメディア化し始めたぞ。あれ、P&Gがバイラルを狙ったサイトを統合してP&G Everydayで管理し始めたぞ。ブログコンテンツだけで100万ユーザーを集めた mint.com がIntuitに買収されたぞ。中小企業に限らず、大きな企業も自社サイトに面白い記事をアップロードしメディア化を図りました。やっぱり検索エンジン経由でアクセス集めるの大事だよね!ってみんなが再認識したんです。
乞食に完敗している人たち
Udemyのタイトルを見てて「こりゃ、アクセス乞食に完敗してるな」と思う機会が最近増えました。もちろん受講生は100人にも到達していない。明らかにサーバーの肥やしとして今後は発掘されないコースを散見するわけです。彼らはキーワードを完全に無視しているのか、キーワードマーケティングの重要性を理解していないのか、そもそもインターネットビジネスのど素人なのか、とにかく意味不明なタイトル付けをしています。
「ナチュラル・販売システム」
架空のタイトルです。このタイトル見てどう思いますか。まず何を売っているのかさっぱりわからない。営業のツールとか?そもそもナチュラルって何を意味しているの?販売システムって何を販売するシステムなの?システムってソフトウェアのこと?などなど疑問が盛りだくさん。ここまでひどいタイトル付けをする人がいるんです。
タイトルは具体的に
タイトルは具体的にしましょう。そのタイトルを見ただけで何を学べるのか一発でわかるようなものにしてください。僕がいつも例に出すのは「100円均一」です。このタイトル最高です。ようはすべての商品が100円だよってことですね。100円均一くらい自己説明的なタイトルにして欲しいのです。「Udemyコースの作り方」というコースよりも「Udemyで最初の受講生100人を集める方法」の方がタイトルとしては具体的です。最初の100人とあるので、初心者向けのコースであることがわかりますね。
キーワードは考えない、拾う
Google Keyword PlannerやUberSuggestを使って、実際に検索されているキーワードを使ってください。自分の頭の中にあるキーワードで、そもそも検索されていない可能性があります。キーワードは考えちゃダメです。キーワードは拾ってください。「考える」と当人の語彙に制限を受けます。「拾う」と語彙に制限を受けません。より検索ボリュームのある、的確なキーワードが選べるようになります。